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5.3 コロナで暇だから、うちの畑からウイルスであるスギナを撲滅しよう [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 スギナは畑の土手に生えている。まず間違いなくどこでもそうだ。このスギナ、地下茎が横に這って伸びていき、畑に侵入してくる。畑起こししたとき、スギナを除去しないと、スギナの地下茎が切れて、より広がりを見せる。ブツブツに切れた短い地下茎であっても決して死ぬことはなく、春以降、その地下茎から新たに芽吹いてくる、実にじょうぶい植物だ。
 もっとも、スギナは伸びてもたいした大きさにならず、びっしり生えているようなことがなければ、野菜の生育に支障が生ずるようなことはない。みっともないだけ。
 薬屋稼業をしながら、片手間に百姓をやっているもんだから、うちの畑は2枚とも、あちこちにけっこうスギナが生えてきている。今頃はスギナの伸びが著しい。
 ここ2、3年、スギナが気になり出し、暇ができたら鍬やテボを使ってスギナ除去をしてきたのだが、1回ではとても無理で、集中して少なくとも3回まわり徹底して除去作業せねばならない。見つけたスギナを根気よく1本1本、なるべく地下茎を長く一緒に引き抜くのである。これで大方はスギナは消えるが、それでも地下茎が残ってしまうから、再び所々で生えてくる。
 よくよく考えてみるに、完全除去できたエリアは皆無といっていいであろう。
 厄介なのは、南隣の方の畑はここ数年耕作放棄されているから、そこからの侵入が著しい。また、永年作付けのグラジオラスの畝にもスギナは繁茂しており、そこから周りに広がっても行く。それらの境は、時折除草剤を噴霧してスギナを弱らせ、侵入速度を落としてはいるが、阻止はできない。
 さて、ここ1年、コロナ騒動で地元も業界も各種会合や行事がほとんど中止となり、かなり百姓仕事に時間を割くことができるようになり、こまめにスギナ除去することができるようになった。
 今日も、時間的余裕がたっぷりあり、1か月前にも取り組んだが、今までほとんどやっていなかったヤーコン畑のあちこちに生えているスギナ除去に1時間以上時間を割くことができた。これで、かなりスギナの勢いを削ぐことができたであろう。
 来月は、タマネギを収穫した後、スギナが群生したエリアの徹底除去だ。
 まだまだ続くコロナのおかげで、コロナウイルスは撲滅できなくても、うちの畑のウイルスであるスギナは撲滅できるかもしれない。 

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