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9.2 おふくろの一番の思い出はハクサイの種蒔き [おふくろ]

 今年(2015年)8月8日に亡くなったおふくろ。百姓をやるなかで、おふくろの一番の思い出はハクサイの種蒔きである。毎年今頃に記事にしたものを要約して再掲することにする。
(2014年8月30日)
 各種冬野菜の種蒔きをせねばならない時期になった。従姉妹の話では、亡き父(小生の伯父)から「ハクサイは9月2日に蒔くとよい」と教えられたとのこと。
 小生は、おふくろに任せっきりであり、過去はその辺りの日にポット苗作りをしていたのであろうが、おふくろが93歳であった2011年秋は、第1弾を9月10日すぎに種蒔きしたようで、ために11月末にやっと玉が巻き始めた状態であって、初冬に間に合わなかった。なお、第2弾は9月20日頃に種蒔きしたようで、やっと春になってから玉を巻き始めたものと記憶している。その年は、おふくろは93歳でまだまだ元気そのものであって、もの忘れが激しくなったであろうが、苗作りから須賀前の畑(自宅から300m)への定植・施肥まで全部やってくれていて、小生は畑の畝立てと土寄せといった重労働をするだけであった。
 その年の10月におふくろが体調を崩して1か月間寝たり起きたりし、それが回復しても、以前の元気さがなくなり、それ以降は須賀前の畑へは出かけなくなって、諸準備も小生に任せることが多くなり、農作業の指示もほとんどしなくなった。
 そこで、2012年は、小生が段取りし、従姉妹の話から、第1弾を9月1、2日頃に種蒔きすることにし、これはおふくろが喜んでやってくれた。そして、第2弾を小生の独断で9月15、6日頃とし、同様に実施できた。
 2013年も同様に計画したが、どんどんズボラになってきたおふくろは、種蒔きをしようとせず、全部を小生が行うはめになった。そこで前年どおりの日程で種蒔きをした。
 さて、今年も、その時期が来て、今日(8月30日)、おふくろの脳活のためにもハクサイの種蒔き時期を、耳が遠いおふくろであるからして、筆談で聞いてみた。
 すると、いろいろ考えた末、“もう少し後でええ”との返事が返ってきたので、小生が示した幾つかの候補日の中から、第1弾は9月2日、第2弾は9月10日が良かろうとなった。
 おふくろの脳活は済んだので、小生の空き時間の都合上、第1弾を8月31日に変更し、第2弾は予定どおり9月10日に小生が種蒔きをしたところである。

(2013年9月1日)
 昨年はポット苗作りをおふくろがやってくれたので、今年も同様に頼んだのだが、やろうとしない。「お前さんは上手にポット苗を作るから。」と小生に押し付けてくる。面倒なことはやりたくない、という有様だ。どんどんズボラになってくるおふくろだが、年(95歳)を考えればあきらめるしかない。
 そこで、小生が全部やることに。第1弾を9月1日に、第2弾を9月日に種蒔きした。

(2012年8月下旬)
 種は、例年、おふくろがお隣さんの専業農家に頼んで買ってきてもらっていたが、今年は小生が適当にホームセンターで種を買った。
 ポット苗作り程度のことは、おふくろでもできるであろうし、何もやらないとボケてしまうから、おふくろに次のとおり依頼した。
  早蒔き 9月1or2日に 30ポット 
  遅蒔き 9月15or16日に 30ポット 
(9月16日)
 おふくろが第1弾を予定どおり種蒔きし、育てたポット苗で4、5本も芽吹いたものは、3本に選ってくれていた。数日前から、“はよ、畑へ持って行け”と、うるさい。そこで、本日、定植することに。畝の長さは約10mだから、30ポットを30cm強の間隔で植え付け。1本にすぐるのは、根付いて十分な大きさになってから。
 そして、今日、おふくろが第2弾のポット苗作りをしてくれた。けっこう喜んでやっていたみたいだ。

(2011年9月)
 ハクサイの種蒔きは、おふくろに任せっきりで、9月11日に、おふくろが第1弾の栽培として種をポットに蒔いた。ちょっと遅めだったかもしれず、11月末にやっと玉が巻き始めた状態であった。なお、第2弾は9月20日頃に種蒔きしたようだった。
 おふくろ(93歳)は元気そのもので、苗作りから須賀前の畑への定植・施肥まで全部やってくれていて、小生は、畑の畝立てと土寄せをするだけであった。
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2014.8.15 樹木畑の面倒な手入れをせねばならぬ [おふくろ]

 自宅前の畑全体を、例年、おふくろが鎌を使うなり、手で草取りを順次行い、きれいにしていた。しかし、93歳を過ぎてからは体力の衰えで十分にはできなくなり、樹木畑まで手が回らなくなった。
 そこで、昨年も確か行ったが、樹木畑には除草剤を1回散布した。でも、1回ではどれほどの効果もないので、今年は庭木周りにまで広げて、4月8日と6月8日の2回、除草剤を散布した。
 それでも、草は生えるものである。
 よって、年に1度は樹木畑を中心に草刈機で高く伸びた雑草を刈ることにしている。昨年も今頃だと思うが、今年は、今日行った。
 草刈機は、チップソウでは使いにくいので、ヒモで行うことにし、ヒモを2回取替えた。樹木畑の他に草花やウドの畝間、柿の木の下なども刈っておいた。
 今年は、ますますおふくろの体がゆうことをきかなくなり、というよりは気まぐれでしか草引きをしなくなったから、これからは小生が計画的に除草せねばならない。
 本来なら、樹木畑にはらしい樹木が植わっていないのだから放置しておいてよいだろう。枯れた雑草でもって新たな草がどれだけか抑えられるだろうし、堆肥化してかえって都合がいい。でも、綺麗にしておかないと気が済まないおふくろゆえ、今年も無理して一部草引きをした。だから、どうしても除草剤なり草刈機で雑草を始末せねばならないのである。
 今日、かなりの部分を綺麗にできたから、次なる草が生えないように、ここで除草剤を散布するといいのだが、雨模様の毎日であり、3、4日待たねばならない。
 果樹周りの手入れは苦にならないのだが、なんでもない樹木しか植わっていない樹木畑の手入れはいやになる。いっそ果樹畑に変えたほうがいいのだが、その手入れを考えると、とてもそこまでの余裕はなく、現状のままで対処するしかなさそうだ。
 何にしても、これからは、樹木畑や庭木周りを計画的に除草をせねばならず、ここに記事を起こして記録に留めることにした次第。
(2015年9月)
 おふくろが8月に他界したので、もう樹木は必要がなくなり、樹木畑の全樹木を伐採。ただし、ブルーベリーは残す。
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ババウリハに泣かされる [おふくろ]

(2013年8月1日)
 ウリの類の葉っぱを好物とするウリハムシ。毎年キュウリにどれだけかの被害が出る。そして、今年新たに栽培を始めたメロンも同様だ。
 さて、遅蒔きのキュウリ第3弾の栽培は、まだ3年目ぐらいであるが、7月上旬にポットに種蒔きすると、芽吹いて直ぐにウリハムシが来て葉を齧られてしまうのが常で、しっかり網(壊れた網戸から切り取ったステンレス製の細かな網)を被せることにしている。
DSCN0296.JPG

 そして、小さな苗を7月下旬に定植するのだが、一昨年は大丈夫だったが、昨年は直ぐにウリハムシが来て、植えた苗が無残な姿になってしまい、多くが生育できそうもない状態になってしまった。そこで、種を撒き直したり苗を買ったりもし、虫除け網をトンネル掛けし、被害を防止することにした。
 なお、虫除け網はポット苗の葉が網につかえるほどになってからめくったのだが、直ぐにウリハムシの襲来に遭い、葉が随分食われたものの、特段には生長に影響がなかったようだった。

 ウリハムシを退治する農薬があるだろうが、基本的に無農薬で行きたい。なお、調べていないが、あるとすれば、かない強い農薬と思われる。よって、ウリハムシ対策は、基本的にウリハムシが取り付けないよう、網で防御することにしている。

 ところで、今年はウリハムシの発生が少ないと感じたので、キュウリ第3弾を、キュウリ第1弾の跡に支柱を残したままで、試験的に6株を7月27日に定植したのだが、朝植えたら夕刻には既にウリハムシの襲来に遭っており、残っていたスミチオン乳剤を試しに噴霧したのだが全く効果はなかった。4日後には見るも無残な姿になってしまっていた。いかんともしがたい状態だ。

 そこで、これは全滅だと感じ、定植した翌28日に不足する分の種をポットに蒔き直し、ポット苗を追加して作ったところである。やはり昨年と同様に、定植したら虫除け網をトンネル掛けし、被害を防止するしかなかろう。よって、別の空いている畝で作付けするしかないと考えていた。
 ところが、である。8月1日の朝、畑を見てビックリ! ポット苗に被せてあった網がめくれてしまっている。一瞬、犬か猫かと思ったが、育苗中のポット苗がないのが分かったから、おふくろが移植したに違いない。
 第3弾キュウリの畝を見てみると、やはり定植されている。先に定植した苗は、ウリハムシに葉を齧られて無残な姿になっているのは見れば分かろうというのに。これでは、新たに定植した苗も同じ運命になるのは必至である。
 ああ、ナンタルチア。何も考えず勝手に移植する年老いたおふくろ(95歳)にはほとほと参る。おふくろが“ババウリハ”に見えてきた。
 耳の遠いおふくろであるからして、どれだけ通じたか分からないが、そのことを話すと“消毒すりゃええ”と言う。ウリハムシに効く農薬がないことを知っていながら、そう言うのだから始末が悪い。元気だった2、3年前までは、消毒が効かんからと言って、ウリハムシを見つけ次第、1匹1匹潰していたおふくろである。
 最近少々まだらボケになってきたおふくろであり、暇に任せて余分なことをしてくれるから小生の仕事が二度手間になることが多い。
 またまた種の蒔き直しをせねばならないが、どうせ別畝で作付けするしかなく、今の畝はそのまま放置し、ひょっとしてキュウリが育つか観察することにしよう。

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2013.5.13 ボケちゃったかおふくろ、夏野菜苗のとんでもない定植 [おふくろ]

 自宅前の畑に夏野菜を植え付けるに当たっては、連作障害を避けるために、毎年の作付けを図面に落とし、それを元にして決定していくのですが、一昨年、作付け位置の決定をおふくろに相談したときには、考えるのが面倒になったからでしょうか、小生に“任せるわ”となりました。
 そして、小生が立てた案を元にして作付け作物を立て札に書き、それに従って、おふくろが植え付けをしました。
 しかし、一部の畝は無視され、何でもないものを植えたりしました。また、予定どおりであっても株間を半分にしたり、“**は自宅前の畑では毎年どれだけも採れんから、須賀前の畑だけでええ。”と言っておいたものを植えたりとか、作付け計画はだいぶ変更を余儀なくされました。

 昨年も似たり寄ったりで、小生が植え直しをしたり、間引きしたものもありましたし、また、寄せ用に準備した小さな畝に仏花などを植えられたりしました。百姓暦80年を超えるおふくろ(今年、先日95歳に)ですから、風通しや日当たり具合で何をどう植え付けたら良いか熟知しているはずなのですが、それにもかかわらず密植したがるのですから理解に苦しみます。
 これは、ボケがきたというのではなく、どうやら、単に欲が深いからいっぱい作付けしたがるだけのことと思われます。

 さて、今年も作付け計画に従って、立て札を立て、それも寄せ用の畝まで表示し、昨年のようなことがないように準備万端整えました。
 ところが、今年は、立て札を完全に無視するおふくろです。あわやというところで、キュウリをトマトの位置に植えようとします。キュウリとトマトと紫ナスの札の位置を指差し、この3つは何とか予定どおり定植させることができました。
 しかし、コスモスの種蒔き(1畝)は無視され、仏花用の畝2畝に種蒔きしてしまいました。
 そして、“白ナスは今年は自宅前の畑には作付けしない”とメモを渡しておいたにもかかわらず、キュウリ第2弾の畝に5株を定植してしまいます。これは引き抜いて処分。再度白ナスを定植したから、再び引き抜いて処分。

 ところが、今日、納屋の前に紫ナスの苗(畑の土が株周りにべっとり付いている)が5株置いてあるのを発見。“これは何だ?”とおふくろに聞くと、お隣さんに持ってきてもらったと言います。お隣のおふくろの従兄弟が畑に定植済みの苗を持ってきてくれたのだ!
 キュウリ第2弾の畝に目をやると、苗を植えるべく10株分程度の穴が掘られていますから、紫ナスと白ナスを植え付けようとの魂胆であることははっきりしています。
 “ここの立て札を見よ!ここはキュウリ第2弾の畝だ!ここにナスを植えたらキュウリ第2弾を植える場所がなくなる!”と耳のほとんど聞こえないおふくろに大声で叫び、わからせようとしたのですが、帰ってきた返事がまた凄いです。“わしの好きなようにさせてくれてええやないか。”
 いつもどおりの単なる、おふくろのわがままから来ている言葉であればまだいいのですが、今年は例年の倍の8株も紫ナスをおふくろが自分で定植している上に、まだ足りないとばかり、いとこに5株も持ってこさせたのですから、これはボケ症状が出たと思わざるを得ません。
 従兄弟が持ってきてくれた紫ナスは不在でしたからメモを添えて返しておき、植え付け準備した畝は元通りに整形し直したのですが、これで収まるかどうか、ほとほと心配です。
 たくさん残っている白ナスの苗、これは製薬メーカーに差し上げることにしているのですが、早く取りに来てくれんかなあ。 
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2013.4.28 夏野菜の定植でハプニング [おふくろ]

 今日4月28日の日曜日、お隣さんの専業農家、苗作り名人の老夫婦からわけてもらった夏野菜の苗を定植することにした。併せて、お隣さんの苗場の一部を借りて、苗作りした白ナスも定植。

 先ずは自宅前の畑。キュウリ10本、紫ナス8本、ピーマン3本。
 おふくろにさせようと思い、札を立てて定植する畝を明示しておいたのだが、キュウリの苗を場違いの所に自分勝手に植えようとする。“ちょっと待て!そこは違う!”と大声を出すも、耳が遠いおふくろには十分伝わらない。肩をたたき、指差しで誤りを正させる。
 少々ボケが来たのか、自分の思い通りにやりたいのか、どちらか分からないが、恐れ入る。きっと後者であろう。そう願いたい。
 なお、紫ナスの畝におふくろはたぶん白ナスも植えるだろうから、理由を書いて紫ナスだけでなきゃダメだと明記しておいたのだが、この分では指示通りに事が運ぶかどうか怪しい。
 よって、紫ナスは自分で植え付け。ついでに、ピーマンは一番遠いところだから、おふくろには場所が分からない恐れがあり、これも自分で植えた。

 次に須賀前の畑。トマト20本、白ナス26本、ピーマン12本。
 畑はしっとり湿っており、定植穴への水やりなど不要で助かったが、これから先も朝の低温が続きそうで、定植苗が枯れたり弱ったりしないか心配だが、苗のままでの管理は大変だから、早々に定植したところである。
 意外と簡単に終了。ただし、春キャベツを昨日やっと収穫し終えただけなので、これの跡を起こし、施肥・畝立てを急きょ行って、早速に定植した次第。

 なお、例年、十六豆、オクラ、ゴーヤの苗を白ナス同様にお隣さんに管理してもらっていたが、毎日の水やりなど手間をかけることになるから、今年からこれは直播きなり、自宅でポットに種蒔きし、露天で養生させることにした。これらは、早期育成を特に必要としないからである。

(後日追記)
 お隣さんに管理してもらっていた白ナスの苗を全部搬出したら、うちの名札が着いたオクラ10、ゴーヤ10が入った入れ物がポツンと残っているではないか。字を良く見るとおふくろの手によるものだ。いつの間にか準備していたのである。それにしてもオクラが10個では何とも中途半端だし、ゴーヤは倍もあっては半分捨てるしかない。おふくろの自分勝手な気まぐれ苗作りである。

(後日追記No.2)
 南端に定植したピーマンが1本消えて2本になっている。なんで?
 ヤトウ虫は根元を食い千切ることがあるが、そうであれば萎れた残骸が残っていよう。ヤトウ虫の被害は他の野菜ではまれにあるがピーマンは経験がない。よって、ネキリムシとは考えにくい。植えた場所を掘ってみればはっきりするが、そうしたところで生き返るわけでもないから、眺めただけ。
 それより原因は別にありそうだ。数年前、ほぼ同じ場所に植えた里芋が全部なくなっていたことがある。これは明らかに泥棒による被害である。すると、今回も泥棒か? でも、1本だけとは、これまたいかに。
 おふくろに聞いてみれば原因が分かる可能性がどれだけかあるが、耳が遠いから筆談せねばならないし、もし泥棒となると、前回がそうであったが、犯人を調べにゃあかんとか、塀を作れとか、うるさいし煩わしい。
 おふくろが本件に気付いたら、ネキリムシだ、と返答することにしよう。
 
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2013.1.24 おふくろへのはらいせに畑全面草叩き [おふくろ]

 昨日、剪定ゴミなどを野焼きし、まだ完全に燃えきっていなかったので、一晩放置することにし、おふくろにも水を掛けるなといっておいたのだが、水を掛けられてしまった。予報では昨日今日ともずっと微風であり、飛び火する恐れは全くないから、そうしたのだが、おふくろには参る。

 たっぷり湿った草木灰を運ばされる羽目になってしまった。苦労してかき集め、箱に入れ、軽トラで運搬し、須賀前の畑に撒いて、良き肥料として利用したところである。
 その重いこと。そして、作業服も汚れやすいから、少しずつ小箱に移し替え、慎重に撒かざるを得なかった。

 ところで、大寒過ぎの寒さにもかかわらず、雑草がけっこう生えている。
 最も気になったのはネギ苗の半畝。ネギ苗も小さいが小さな雑草がかなり生えかかっている。昨年は草引きを全くしなかったのだが、この分ではネギが雑草に負けるかもしれない。よって、小まめに草引きを行なった。
 思ったより時間がかからず草引きが終わったので、次に、畝間や収穫済みの畝に生えている雑草をテンワ(手鍬)で草叩きを行なった。今年は雨が多いから畑は湿りがちで、枯らすところまではいかないが、成長の精力を殺ぐことはできたであろう。

 須賀前の畑の草叩きを終えて自宅に帰ったのだが、まだまだ十分に時間があった。そして、おふくろの仕業に憤懣やるかたない気分がまだ消えていなかったから、自宅前の畑も“草叩き”を決行することに。
 その“草叩き”とは、雑草はあまり生えていないのであるが、余分な作付けがあまりにも多いから、それを小さいうちに処分することにしたのである。
 ネギ種は須賀前の畑に小生が十分過ぎるほど種蒔きしたのに、おふくろが自宅前の畑にも1畝種まきしたし、菊菜は何と半畝に移植するというばかげたことをした。菊菜は毎年多量に余るのであるのに。極めつけは正月菜(小松菜)である。これは毎年1畝作付けするのだが、めったに食べないからほとんどが残ってしまう。それが、おふくろが畝が空いているからと更に3畝種蒔きした。これをそのままにしておいたら、どんどん成長し、処分するのも大変だし、地力も落ち、夏野菜にも影響する。幸い、最初の1畝からかなり遅れておふくろが種蒔きしたので、3畝ともまだ小さく、処分するなら今のうちだとばかり、これらの全部が全部を、おふくろへのはらいせに“草叩き”をしてやった。

 何もかも自分の思い通りにしたがるという、実に困ったおふくろであり、小生が決行した“草叩き”に懲りて今後は余分なことをしなくなると有り難いのだが、これでもってしても、そんなことは“有り難し”であろうなあ。

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2012.10.7 ネギを再移植せよと言うおふくろ [おふくろ]

 当地特産の「徳田ねぎ」は須賀前の畑で4畝も栽培している。そして、自宅前の畑に例年2畝、今年は1畝とした。
 ところが、自宅前の畑は、捨てた屑苗でもって、おふくろが隣に1畝作付けしてしまった。そもそも自宅前は予備であって例年余ってしまい大半を処分しているのにである。
 よって、9月17日に行った土寄せは、当初に小生が定植した1畝だけしかやらなかった。そしたら、その1週間後ぐらいに、おふくろが追加で植えつけた1畝をおふくろが土寄せした。
そして、本日(10月7日)、自宅前の畑で菊菜と小松菜の畝作りをした。その隣の十六豆が終了した畝は、例年ホウレンソウを作ったりしていたが、今年は何も作付けせず、休ませることにした。
 それを見たおふくろが、ネギが2畝とも日陰になって育ちが悪くなるから、日当たりが良く、空いている十六豆の跡に再移植せよと言う。
“ 須賀前に余るほど植えてあるから、自宅前は予備だ。いつも余って処分しとる。ここでもけっこう日が当たるから、ここで十分だ。”
と、耳が遠いおふくろの耳元で大声で言うも、納得しない。
 そこで、“ ええかげんにせえ!” と言い放って、おふくろが後からクズ苗を定植した1畝と、小生が定植した1畝のうち柿の木の影になる部分(3分の1畝)のネギを引き抜き、このネギをおふくろが再定植できないように根元で千切り、堆肥場へ処分した。これで、残りのネギは十分育つし、十二分に足りるというもの。
 空いているスペースを見つけると何かしら植え付けしたがる、おふくろには、ほとほとまいる。こうでもしてやらにゃ、あきらめない御仁である。


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2012.7.29 おふくろがしたがるネギの本伏せ [おふくろ]

 今年94歳になったおふくろだが、昨年10月までは元気そのもので、須賀前の畑にもしょっちゅう出かけ、小生にあれこれ指示し、力仕事以外は何でもおふくろがやっていた。草引きや草叩きは全部おふくろがやってくれて大いに助かっていたのだが、所狭しとあれこれ作付けしたがるのには参っている。
 4月に植えつけるネギ苗についての昨年の例だと、2畝で十二分に足りるところを須賀前に3畝と自宅に2畝も作り、それも畝幅を小さく取っていたので、根腐れするものが多く、8割方は使い物にならなかった。
 そのことを小生が指摘すると、おふくろが“長梅雨で大量に腐りが出て、苗が足りなくなることがあるから、十分に苗を作っておく必要があるんや。”と言う。だったら、畝幅を広く取って高畝にし、少々上目に植え付けりゃいい。また、毎年のように翌春には大量に余ったネギを堆肥場へ処分しているので、作付けを減らすべきだと言うと、“真夏に夕立が全然ないと枯れてしまうから、ようけ作っとかなあかん。”と言う。ん?猛暑の年であっても、そのようなことはなかったじゃねえか。屁理屈ばっかりで何ともならん。
 そのおふくろも、昨秋に少々体調を悪くして以来、須賀前の畑に行かなくなったから、作付け計画は小生の思いのまま出来るようになり、助かっている。ネギ苗も小生が4月に須賀前に畝幅を十分に取って2畝植え付け、根腐れしないように浅植えにした。もっとも、自宅前には、おふくろがお隣さんからいただいた苗を2畝も作付けし、例年どおりモジャモジャにしてしまい、根腐れもしているようで使い物になりそうにない。例年どおり全部処分することになろう。

 さて、今年の猛暑の中で行うネギの本伏せ。
 例年、畝立ては小生の仕事だが、それ以外に小生が手伝うのは、せいぜいネギ苗の引き抜きだけで、後は全部おふくろに任せていた。
 でも、昨年は、おふくろが93歳になり、だいぶ体が弱ってきていたから、本伏せは小生がやるつもりにしていた。幸い、北隣の畑の方が既に本伏せしてみえたから、その真似をすれば良い。
 しかし、植え付ける位置と深さが分からない。おふくろに見本を示してもらう必要がある。そこで、おふくろを同行させ、見学することにした。
 よし、分かった。後は自分でやろう。しかし、まだまだ張り切り者のおふくろ。5畝準備した畝の3畝をおふくろが自分で植付けし、時刻は10時半。“暑くて疲れたから、もう帰るわ。”とおふくろが言う。“残りは夕方にまた来てやるわ。”とも。小生が“残りは俺がやっとくからええわ、帰れ。”と言うと、“手押し車がない、どこ行った。”と言う。ボケが来た!“軽トラに一緒に乗ってきたから、手押し車があるわけないわ。”と、小生が耳が遠いおふくろに大声で言ったら、しばし考えて、やっと分かったようで、うなずくおふくろ。しゃあないからと、おふくろが4畝目の植付けに取り掛かる。小生が“木陰で休んでろ。”と言うも、もくもくと作業を続ける、おふくろ。
 その間、小生は、本伏せ用の苗を選び出して畝に並べ、余分な苗をヤーコンの畝の法面にばら撒いたりしていた。その作業が終わって、おふくろに交替しようとしたところ、ちょうどそのとき、“もう動けん。”と、おふくろが腰を下ろす。“木陰で休んでろ。”と言って、残りを小生がやることに。全部終わって自宅に帰ったら、11時半。午前中は時折日が差す程度で多少風もあり、小生にはどってことない暑さであったが、おふくろには少々堪えたようだ。何にしても張り切りすぎのおふくろ。木陰で休んでりゃいいものを、けっこうきつい労働である、しゃがみながらのネギの植付け作業を続行すれば、疲れるのは当然のこと。

 さて、今年のネギの本伏せ。
 7月29日に須賀前の畑を終わらせ、その翌日の早朝に自宅前の畑に1畝、ネギを本伏せすることにした。予定していた場所の隣でおふくろが育てていたネギ苗を全部処分し、草叩きをしてから、起こして畝立てし、須賀前の畑から持ってきた苗を植え付けて終了。
 作業が終わった頃に、おふくろが来て、“苗を何で放かった。もう1畝植えれる。”と、堆肥場からネギ苗を選び出しにかかる。“須賀前に4畝あるし、ここ1畝で十分過ぎる。植えるな!”と、耳の遠いおふくろに大声で叫んだが、はたしておふくろは承服するだろうか。
(8月12日追記)
 少々心配であったが、おふくろは追加のネギ伏せをすることはなかった。ただし、小生が1本植えした株に追加で1本、2本と植えつけていた。これは、しゃあない。そのままにしておこう。
(8月23日追記)
 おふくろが、一昨日、自宅前の畑のネギ畝の隣にもう一畝を作付けしてしまった。堆肥場に放かっておいたクズ苗で。これでは株間が十分に取れず、土寄せが不十分となってしまう。そこで、昨日、全部引き抜いて処分。そしたら、今朝、“なぜ抜いた。1畝では足らん。隣も最近ネギ伏せされたばかりだから、十分に育つ。”と、おふくろが言う。“毎年、余ってしゃあない。1畝で十分だ。”と、でかい声で応答するも、“また、植える。抜くな。”と言う。
 ところで、おふくろが今頃になってネギの本伏せをしようとしたのはなぜか。これは、お隣さんの真似をしたがるという習性からだろう。お隣さんも梅雨明けに本伏せされたものの、例年とは違って今年は予定外の所に今になって第2弾を本伏せされたのだ。それを聞いて、おふくろも本伏せしたに決まっている。数年前には、お隣さんが、何かの都合で梅雨明け前に本伏せされ、それを聞いて、おふくろは、“ネギの本伏せは梅雨明け後の一番暑いときにするものだ。”と、常々言っておきながら、小生に直ぐ本伏せを手伝えとやかましかった。小生が“今植えたら根腐れしてしまうから、梅雨明け後にしろ。”と言っても聞かなかった。それで、やむなく手伝ったが、“根腐れしないように浅植えにせにゃ。”と言うと、おふくろが“そうするか。”と浅植えにしたため、白根が短いネギになってしまった。
 農作業を十分に勉強し、十分な準備をし、作付けの適期を知っていながら、自分で判断することなく、回りの動きに合わせてしまう、という行動を取るおふくろであるが、これは、何もおふくろだけではなさそうである。そうした行動を取るのが日本人の本質であると言えるのだろう。このことについては、同期のN君が小論文を書いているので、機会を捉えて、小生の見解も述べながら紹介することにしよう。
さあ、どうでるか。
(8月25日追記)
 おふくろが再度植えつけた。しゃあない、そのままにしておこう。
 
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2012.4.8 邪魔なラッキョウ [おふくろ]

 本日の農作業は自宅前の畑の全部の畝立て。短い畝ばかりだが全部で9畝。少々急ぎすぎの里芋や夏野菜用の畝立てだが、こうしておかないと、おふくろが粗起こしした畑に適当に畝立てし、何やかや作付けしてしまう。毎年これで苦労させられ、已む無く畝幅を狭くして夏野菜を作付けせねばならない。すると、風が通りにくい自宅前の畑だから夏野菜がうまく育たない。
 よって、おふくろが何かを作付けする前に畝立てを完了させねばならない。そして、定植する作物名を書いた札を立てておくのだ。
 今年は、これを早々にキッチリやったので、おふくろの勝手な作付けは阻止できることだろう。

 ところで、邪魔くさいのはラッキョウ。これが柿の木の周りや夏野菜用の畝立て場所の近くなど空いたスペースにビッシリ植えてある。昨年も同様。
 畝立てせずに植えているから、小さなラッキョウしか採れない。
 おふくろが酢漬にするのだが、小生は、“そんな小さな不味いもんはいらん!”と、食べるのを拒否している。
 ラッキョウが好きな小生だが、そうでもしないとラッキョウの作付けを減らせない。
 そこで、小生は、“ラッキョウに施肥して土寄せしとく”と、お袋に告げて、あまりに邪魔になるものは削りとったり、引き抜いて処分した。
 でも、土寄せしにくかったし、そもそも固い土に植え込んであるから、今年も小さなラッキョウしか採れないことだろうね。

(2012年8月追記)
 94歳となったおふくろである。今年は、面倒と思ったのであろう、ラッキョウの酢漬は作らなかった。よって、ラッキョウはそのままになっている。
 来春には、邪魔なラッキョウを処分することにしよう。

(2013年6月追記)
 邪魔なラッキョウは夏野菜の畝立てのときに処分したが、多くは残してある。植えっ放しだから、小さな膨らみしかなかろう。当分、このまま放置しておこう。
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2012.3.15 里芋の種づくりをおふくろに依頼 [おふくろ]

 例年、冬越しさせていた里芋を春分の日の頃に収穫するのだが、昨年も今年も約1週間前倒し、今年は3月15日に収穫。
 なお、里芋は凍みやすいから、畑に植わったまま保存するには、少々手間がかかる。
 地上部を切り取った後、どれだけか土寄せし、籾殻を2センチほど乗せ、さらに藁を乗せてから、ビニールシートを2重にかけて保存している。これで凍みることはない。これが過去のおふくろのやり方。

 そのおふくろが、昨秋に体調を崩し、1ヵ月後にはほぼ元通りに回復したのだが、以来、畑に行かなくなり、小生がやることに。
 で、手抜きし、籾殻なし、シートは一重とした。その結果はというと、親芋は例年のように凍みたものが多かったが、小芋は全く大丈夫。
 保存しておいたのは、早生芋3株と晩生芋5株。
 なぜ、里芋を冬越しさせたかと言うと、これを種芋用にするからだ。
 もっとも、今シーズンは11月に収穫したものから良さそうな小芋40個を籾殻に入れて種芋用として保存している。これの大半が芽吹けば、冬越し保存の必要はなく、効率が上がる。

 さて、収穫した芋。早生芋から種芋を20個、晩生芋から種芋を60個(11月収穫とあわせると100個)取り出してくれるよう、メモしておふくろに頼んで置いた。うちで使うのは80個、残りは従兄弟にやる分。
 苗床を明日にでも作らねばならない。おふくろにせかされる前に。

 形の良いものを種芋とし、それ以外は食用にするのだが、ちょうど在庫がなくなったので、好都合。

(3月25日追記)
 おふくろに頼んでおいた種芋作り。おふくろは、やっておいたと言うのだが、箱を覗いてみると、概ね必要数量はあるものの、千切り分けてない。
 よって、本日、千切り分け、大きくて形の良いものを必要数量選び出した。
 こんなことぐらい、おふくろだったら簡単に出来ようものを、やろうとしないし、嘘をつくという横着さ。昨年10月に体調を崩したものの、12月には前と同じ状態にまで回復し、例年どおり、この作業はできるはず。ええかげんにせえ!
 苗床の方は、時間がなくて、まだ作っておらず、今日、粗起こしした。途中で雨が降り出し、苗床作りは後日に。
 おふくろは、今日まで不思議と小生をせかすことなく、助かるのだが、やる気を亡くしてしまっているのであれば、心配になる。
 ボケ老人になっちゃいますからね。

 そのボケの予防効果が大きいのが「銀杏葉エキス」。おふくろは、めまいに効くからと、10数年来1日2、3粒飲んでいたのだが、最近は、いくら飲め飲めと口うるさく小生が言っても、ちゃんと飲んどると答えるものの、これは嘘であり、実際には飲んでいない。1月以降、小生はおふくろに届けていないのだから。
 どうやら、毎日飲んでいても、10月に酷いめまいに襲われて、「銀杏葉エキス」は、めまいに効かないと考えたのだろう。かと言って、それ以来、医者にも行ってない。
 めまいの防止をせんでええのか?
 この辺りが何とも不可解なおふくろ。
 もっとも、「銀杏葉エキス」だけでは、めまいもボケも予防効果が不十分だから、血流改善などに効果がある漢方薬ほかを5種類配合し、10月以降、毎日飲ませているから、何とかなると小生は思うも、おふくろには、これは滋養効果があって元気にしてくれるものだと説明してあるので、解せないのです。
 実に困ったおふくろ。何を考えているのやら。
 でも、口うるささは今までどおりだし、自分の事は自分でちゃんとやっていて、当分、イキイキ元気に暮らしてくれるだろうから、感謝せねばならんですね。
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2012.2.22 菊畑の再生 [おふくろ]

 自宅前の畑に、ずうっと、多分10年以上、植えっ放しの菊が離れて3畝あります。おふくろが仏花・墓花として使う物です。
 正月に、“菊が痩せてきたし、所々でゴミゴミ、バラバラとなっちゃっているから、今年、植え直ししようと思うが、時期はいつがいいか。”と問うたところ、おふくろが、“2月だ。”と答えましたので、本日、夏野菜用の植え付け場所を遅ればせに粗起こしした後で、おふくろに“今日植え直しするぞ。ええな。”と申しました。
 おふくろは、“菊は、たんといらんから2畝でええ”。と言いましたので、そのつもりで段取りし、作業に着手。

 まずは、ビッチュウで掘り起こし、土を払って、隣の畝に置きます。黄色の花が多過ぎ、他の色が少ないですから、こうして置いておけば、おおよその見当で、おふくろが取捨選択できます。
 次に、掘り起こした場所に有機肥料ペレットをバラマキ、ビッチュウで深起こし。そして、隣の畝直しをしながら、ほぼ元の場所に菊を植えつける畝を立てます。
 離れた場所にある2畝目も、同様に作業し、別の場所にある3畝目は掘り起こして、トレーに入れ、畝立てした場所に運搬。
 これで、あとは、おふくろに任せればよし。

 作業終了後、時間があったので、グラジオラス1畝も同様な状態になっていますので、これも掘り起こし、球根を取り出しました。そして、球根は別の場所に運び、小生が植えつけることにしました。
 そしたら、何と、おふくろが菊を予定外の場所にも植付けているではありませんか。先ほど粗起こしした場所を整形して畝を作って。
 “2畝でええ”と言っておきながら、3畝も作付けする。
 “2畝でええと言ったじゃねえか。そこは夏野菜の場所だ。植えたかったら1畝にダブルで植えろ。”と、耳の遠いおふくろに大声でわめいたのですが、おふくろが“ここ、空いとる。ええやないか。”と言います。
 多少、気にはなっていたのですが、菊が余れば勿体無いからと、どこか別の場所に3畝目を作付けするのではないかと。
 いつものことですが、その通りとなりました。
 よって、予定外の場所におふくろが植えた菊を全部引き抜いて、おふくろに植え直させたところです。

 自宅前の畑は、あまり広くなく、建物が隣接して建っていたり、樹木が畑にあったりして、風通しが悪いです。
 よって、夏野菜の作付け場所が限られますし、畝幅を広く取って、風通しを良くしてやらねばなりません。
 おふくろは、これを百も承知のはずなのですが、風通しのために空きスペースを作っておくと、そこに畝立てし、なんやかや草花を作付けしてしまいます。
 仏花・墓花にするのですが、毎年、それが大量に余ります。
 そして、夏野菜がうまく育たないです。
 今年は、そういうことがないように、しっかりと計画しているのですが、果たして、うまく事が運ぶかどうか、心配です。

(2013年6月追記)
 昨年は、芽が病害虫にやられて成長も悪く、花もあまり咲かなかったが、今現在、2畝ともこんもり茂っており、再生したようだ。なお、5月中旬に再び芽が病害虫にやられたが、早めの消毒で被害は食い止められた。
 今、夏花が一部咲いており、何日か経ったが、おふくろは仏花に使いそうにない。どうしたんだろう?

(2014年4月追記)
 昨年の晩秋に随分と花が咲いたが、おふくろは仏花にたいして使わず。
 今冬に、おふくろが枯れ木の上半分ぐらいを切った。なぜ上半分?
 4月3日に小生が株元近くから枯れ木を切り、ざっと草引きもしておいた。
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2012.1.13 ボケが来た女王様 [おふくろ]

 昨日の午後6時ごろ、店の電話が鳴る。女王様(おふくろ)からだ。
 “おかしなことを聞くが、小夜子は店に行ってないか。うちにおらんのや。どこへ行ったかわからん。”
 これには少々まいりました。盆正月に里帰りする埼玉在住の妹は8日前に帰ってしまっていますからね。
 小生は、昼間は店におり、夜は店の2階で寝起きしています。女王様は、200メートル離れた自宅で一人住まいの生活をなさっておられます。
 自宅に倉庫があり、また、女房が作ったおかずを届けるため、毎朝、ご尊顔を拝すことにしており、そして、週に2回は自宅で泊まるようにしています。
 こうして、93歳の女王様の様子を“主治医”の小生が毎日チェックさせていただいているのですが、女王様は、昨秋に農作業を張り切り過ぎられて、めまいを起こされ、これが元で1ヶ月ほど寝たり起きたりの状態となり、それが回復するも、前のようなハツラツとした元気さはなさそうで、かつ、冷え込んできてもいますから、少々心配はしていました。
 そんな状態のところへ、こんな電話がかかってきたものですから、とうとうボケが来たか、弱ったものだ、となった次第です。

 今朝、自宅へ行って、耳の遠い女王様ですから、大きな字で書いたメモをお見せしようとしたところ、こうおっしゃいます。
 “昼寝しすぎて、寝ぼけて電話したが、もうおらんことは、後から分かったわ。”
 これを聞いて、多少は安心できたものの、これに近いボケ症状は、昨年にも2、3度あり、放置しておいては、症状がどんどん進むことでしょう。
 親父が死んで、今年は13回忌を迎えます。女王様は、しもべとしていた連れ添いが死んでから、当初はそうではなかったですが、その後直ぐに一人住まいに完全に慣れられ、“自分のことは自分一人でしなきゃ”、と心地好いストレスがかかり続けていて、今までボケずに来られましたが、どうやらとうとう限界がきたかのように思われます。

 その女王様には、当店(薬屋)が自信を持ってお勧めしている“銀杏葉エキス”(銀杏葉アルファ)を15年以上前から、お飲みいただいております。
 これは、女王様の持病である“めまい”に良く効きます。脳の血流を改善してくれるからです。
 よって、ボケ防止にもなります。1日3粒、これが目安量になっています。
 でも、ドイツでは、2倍量が標準となっており、昨秋も、“めまい”再発防止のために、2倍量をお飲みになるように進言申し上げたのですが、せいぜい1日4粒しかお飲みになりません。
 何とかして、2倍量をお飲みにならないものかと、今日持参したメモに、次のようにしたためておきました。
 “とうとうボケが来た。銀杏葉を朝2粒、昼2粒、晩2粒。1日6粒飲め。”
 しかしながら、案の定、“ちゃんと飲んどる。2粒ずつ、他のと一緒に袋に入れてある。”とおっしゃいます。
 他のものとは、これも当店お勧めの消化薬と整腸剤です。
 でも、朝晩の1日2回しかお飲みになっていません。
 “1日3回飲め!”と何度進言申し上げても、昼は飲もうとされないのです。
 “そうも、ようけ飲めんわ”とおっしゃるばかり。
 これは、お医者さんからいただいた高血圧の薬などでもそうです。1日3回のものも、朝晩の2回に減らしておられます。
 そして、毎日2回飲むものを、まとめて1週間分、小袋に詰め合わせて作り置きしておく癖が付いてしまっておられますから、これを変えさせるのは至難の技。

 ところで、お医者さんの薬はとっくに切れてなくなっているのですが、女王様は一向に“医者に連れて行け”とはおっしゃいません。
 助かります。高血圧の薬は飲んじゃあかんです。
 血圧を無理やり下げて血流を悪くするだけで、害になるだけですからね。
 その辺りの詳細は、別立てブログ「薬屋のおやじのボヤキ」(左サイドバーの読んでいるブログをクリックし、カテゴリー「高血圧」を再クリック)をご覧ください。
 もし、高血圧が元で“一巻の終わり”となっても、“ピンピンコロリ”と逝けるのですから、これほど幸せなことはありませんしね。
 “ピンピンコロリ”の発祥の地、長野県では“95歳で脳血管障害でコロリと死のう!”が合言葉となっていますし、93歳にもなっている女王様ですから、いたずらに延命させ、寝たきりにさせてしまう降圧剤など絶対に飲んではならぬのです。
 (長野県のこのことは、別立てブログ「薬屋のおやじのボヤキ」をクリックし、「ピンピンコロリ」でブログ内検索して、ご覧ください。)
 降圧剤を飲むようになったら、それこそボケになってしまいます。
 お医者さんの薬を女王様が飲まなくなったのは、どうやら、“医者の薬を飲んでいると体の調子が悪くなる”ことを自覚されたのか、あるいは友人に教えられたからでしょうね。
 最近のお年寄りはずる賢くなり、お医者さんからもらった薬を“ハイ、飲んでます。”と言いながら、捨てている方がけっこういらっしゃいますから。

 さて、ボケ防止、ボケ改善に効果的な銀杏葉エキスですが、これだけでは今後、女王様のボケを防ぐことはできそうにありません。
 何か別の処方を加えねばならない。
 女王様がめまいで床にお臥しになったときから、その後今日に至るまで処方している漢方薬にも血流改善効果が期待できます。
 丹参製剤(冠心調血飲) 動脈硬化の改善、血管の大掃除
                  処方量 標準の6分の1 (2分の1包)
 人参製剤(双参) 細動脈血流増強、冷え症改善
             処方量 標準の2分の1 (1包)
 鹿茸製剤(霊鹿参) 生命力増強、頻尿改善にも
              処方量 標準の3分の1 (2カプセル)
 でも、これらでもってしても、ボケは防げなかったのですから、これを1日2回あるいは3回にするのが早道でしょうが、女王様には“これは1日1回で良い”とお話ししてありますし、“銀杏葉をシッカリ飲め”とも強く進言いたしましたので、何か別のものを足し加えるしかありません。
 なお、上記3種をお飲みいただくに当たっては、小生が調合するしかなく、冠心調血飲2分の1包、双参1包、霊鹿参2カプセル(カプセルを外し、粉末を取り出す)を湯飲みに入れ、熱湯を注いで差し上げています。
 なお、味を良くするために、関節の栄養剤(グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン、MSM配合)(コラーゲン・ハイグレード)を1包加えています。
 昨秋、女王様が“ヒザが痛とうなった”とおっしゃったときにお持ちしたものの、大半が茶箪笥にしまってありましたから、それを混ぜ込むことにした次第です。これで、ヒザ痛の予防になります。(追記:2月からMSMが入っていないコラーゲンGスーパー2包に切り替え)

 女王様には、“特製の滋養強壮剤だ”とご説明させていただき、処方はお知らせしていませんが、女王様は“まだ飲まなあかんのか”とおっしゃいながらも、毎日何とかお飲みになっておられます。
 
 そこへ新たに加えたのが、ボケ防止に良い漢方薬(能活精)です。
 これは鬱病改善に使っていたのですが、最近、そうした患者さんが来ないものですから、使用期限が迫り、在庫処分もかねて、女王様に内緒で処方することにした次第です。
 頭のモヤモヤをスコーンと取ってくれる、優れものです。これを標準処方量の2分の1とし、2カプセル。
 ところが、このカプセル剤、霊鹿参はスポッと外せるものの、能活精は外しにくい上に、粉末が少々残ってしまいます。捨てるのは、もったいないから、空カプセルごと小生が飲むことにしました。カプセルはコラーゲンですし、少々の粉末は、還暦を過ぎた小生のボケ防止にどれだけか役立つことでしょう。(追記:在庫がなくなり、3月に仕入れたものは、カプセルがスポッと外せます。助かります。)
 これでもって、女王様にボケ症状が出なくなればありがたいのですが、はたしてどうなるか。その結果は、折を見て報告することにしましょう。

(追記1)
 ところで、女王様は、翌14日、“あちこち痛い。神経痛に良い薬はないか。”と、おっしゃいます。これは、毎冬のこと。
 “年だ!この寒さでは俺もそうなる!”と言いたかったのですが、耳が遠いお方ですから、大声で申さねばならず、言っても無駄な話ですから、これは無視!
 幸い、“入浴剤がなくなったから持って来てんか”と女王様から要求がありましたので、いつもの保湿入浴剤を届けることにしますが、毎日ゆったり風呂に浸かれば良いものを、面倒だからと2日に1回しか入浴なさっていません。
 “体中がかゆーてかなわん。何かいいものないか”ともおっしゃいます。
 “入浴剤をたっぷり入れて毎日風呂に入れ”と進言するも、聞く耳持たず。
 無駄かもしれませんが、これらをメモして女王様に保湿入浴剤を今日中にお届けすることにいたしましょう。
 ”おふくろ、頑張れ!お祖母さん(おふくろの実母)は97歳10ヶ月でピンピンコロリと逝ったんじゃから、おふくろも絶対それまでピンピンしとれ!そして、100歳のお祝いをさせろ!”
(追記2)
 2月3日は異常な冷え込み。おふくろのことが少々心配になりましたが、あまりに寒いときは、布団に潜り込んでいるようで、例年のように“おお、さぶ、さぶ”と寒さを訴えることはなく、助かります。
 ボケ症状もその後は全く出ておらず、一安心といったところです。
 暖かい昼間は、玄関先で日向ぼっこをしています。それでよし!
(追記3)
 2月以降、“今日は何日や、何曜日や”と聞くことが多くなりました。“朝起きたら、カレンダーの前日の日付に×を付けろ”と言うも、笑っているだけ。面倒でやりたくないのでしょう。
 “物忘れしないよう、銀杏葉をちゃんと飲め”と言うも、どうも1月以降は飲んでいないようだ。たぶん、銀杏葉を飲んでいても、めまいに効かなかったから、めまいに効かない銀杏葉なんぞ飲みたくないと思っているのでしょう。よって、“ボケに聞くから飲め”と、いくら言っても、“自分はボケていない”と思っているでしょうから、飲もうとしないのでしょうね。困ったおふくろです。
(追記4)
 4月3日朝、店から自宅へ行って“特製の滋養強壮剤”をいつもどおり湯呑に作り込み、銀杏葉もちゃんと飲めと、銀杏葉が入っているビンを湯呑の脇に置いたのですが、“朝晩、消化薬と一緒に飲んどるし、銀杏葉もこの湯呑に入っとるんやないのか?(だから、余分には呑まんと言いたそうな顔)”と、とぼけた嘘をしゃあしゃあと言います。
 “こんなもん、粉じゃねえことぐらえ分かっとるやろ。”と、銀杏葉エキスのコーティングされた錠剤を湯呑に2粒放り込んでやりました。
 さて、明日からはどうするか。溶けもしないコーティング剤をまたまた湯呑に放り込むわけにはいきませんし…。ここは、メモを書いて渡さねばあかんでしょうね。
 でも、今年になって銀杏葉メモはこれで3回目になりますが、いくらメモを書いても無視され、何とも困ったものです。
(追記5)
 5月13日、おふくろから銀杏葉がなくなったから持ってこいと店に電話あり。先日のメモが効いたのか、銀杏葉を飲みはじめたようだ。1日何粒飲むか定かでないが、これで一先ず安心できます。
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2011.12.11 庭木の剪定を従兄弟に依頼 [おふくろ]

 庭木の主だったものは、毎年お年寄りの庭師さんに依頼し、その方が1人で2日掛けて行ってくださっていた。でも、高齢となり、仕事を止められたので、昨年は庭園業者に依頼した。いくら掛かったか忘れてしまったが、倍ほどし、かつ、剪定ゴミ処理量として別途1万円取られた。
 これでは高すぎて困ったものだ、と話していたら、従兄弟が無資格無免許だが、あちこち頼まれてやっている、安くやってあげるよ、と言うものだから、今年から従兄弟に頼むことにした。
 下打ち合わせをし、昨年の業者にやってもらった所をざっと指し示し、小生の希望としては、バッサバサと剪定して欲しいと伝えた。併せて、おふくろが、あれは切るな、これはこの程度にしておけと、口うるさく注文を付けるだろうから、ハイハイと返事し、実際にはバッサバサやって欲しいと付言しておいた。
 4、5日かけて、従兄弟が剪定してくれたが、案の定、おふくろが側に付きっ切りで、あまりにも指示が多く、困り果てたと従兄弟が言う。そして、庭にしては樹木が多過ぎ、間引きも必要だが、それは一切できなかったとのこと。
 昨年は、おふくろが業者に遠慮してか、あるいは4人も来たから指図できなかったのか、けっこうスッキリしたのだが、今年は例年どおりの感じ。よって、夏にはジャングルと化すことだろう。
 それはそれとして、来年も従兄弟がやってくれるか、ちと心配。と言うのは、“17時までやろうとしても、おふくろさんが、16時を過ぎると、「今日はご苦労さん、まあ暗くなるから、ここらで切り上げたら。」と、何遍も言うから、途中で切り上げざるを得ない。弱ったものだ。”と、頭を抱えていたからだ。
 これは、おふくろが、自分の監視の下で作業せい!と、考えているからで、お願いしたことなど一切忘れているからだ。この種の仕事は、庭師の美学に頼るべきもので、素人判断で指図するものではないのですがね。

 さて、小生も、庭木の剪定をせねばならない。昨年は業者がやってくれたが、例年、梅の木の剪定は、おふくろの指図のもとに小生がやっていた。これをそのうちにやらねばならない。
 昨年は、業者が見栄え良く剪定してくれ、スッキリしたのだが、それがために実がどれだけも生らなかった。よって、おふくろは、それが面白くなく、従兄弟はアンタッチャブルにされてしまったからだ。
 でも、従兄弟が、横に伸びた枝は隣の木とゴッツンコしているから切らんといかん、と言って、おふくろを納得させ、随分と切ってくれた。
 毎年、おふくろは梅干を漬けるのだが、当の本人は便秘するからと食べない。塩っ気の多い、干乾びた梅干だから、小生の好みにも合わない。だから、作るなと言うのだが、毎年、漬けたがる。93歳と歳も食っているから、もう止めろと言っても、小生の言うことなど全く聞かない。今年も、梅の実を買ってきてでも漬けたいなどど言う。でも、これは何とか阻止できたが、庭の梅の実が生れば、もったいないから漬けると言うに決まっている。
 だから、梅の木の剪定をバッサバサとせねばならない。おふくろは、10月に、めまいが元で1か月ほど寝たり起きたりし、今は元に戻ったものの、どこへも出歩かなくなったから指図が待っている。実に弱ったことだ。
 夜討ち、朝駆け出来るような仕事でもないし。

 それ以外にも切りたい樹木がある。自宅前の畑が、これまた夏にはジャングルになってしまい、肝腎な樹木の成長に支障をきたしているし、野菜の出来も悪い。これらを数本切りたいのだが、これまた至難の技。
 柿の木の剪定を毎年2月に小生が行なっているが、これはおふくろが指図することは少なく、その合間合間に、こっそり行うしかなさそう。
 はたしてうまくいくか。

 ところで、剪定ゴミの処理だが、自宅のすぐ近くにある休耕田に積み上げ、折を見て、無風のときに燃やすことにしている。野焼きが厳しく“監視”されるようになったこの頃だから、みっともないが、十分乾くまで放置しておくしかない。
 なお、出来た灰は貴重な肥料になるから、自宅前や須賀前のの畑に入れ込んでいる。
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2011.10.17 お姫様そして女王様 [おふくろ]

 93歳のおふくろ、一人っ子ですから、まるでお姫様育ち。新家(分家)が直ぐ隣にあり、そこの従兄弟7人が皆、年下なものですから、お姫様は、女番長におなりになり、従兄弟たちを兄弟同然の扱いにしておられたようです。そうしたことから、新家の老主人は、彼女のことを「姉御」とお呼びになっておられます。
 専業農家で女の一人っ子となると、いずれは養子を迎えねばなりません。そこで、お姫様は戦後間もなくして養子をお取りになり、最初に生まれた子供が小生です。そのときには、彼女の父親は若くして病死していましたから、彼女は一家の女王様として君臨し、ときに、実の母親と衝突し、また、夫婦喧嘩をするも、その地位が揺らぐことはありませんでした。いかなるバトルが展開されようとも、彼女が負けたことは1度もなかったですからね。
 その後、彼女の母親が他界し、連れ添いも9年前に病死し、よって、女王様は、独居老人になられました。
 もっとも、週に2回は、店の2階を生活拠点としている小生が泊まりに行くし、毎日顔を合わせるようにしていますから、“半”独居老人ではありますが。
 目障りな2人が逝ってしまったので、彼女は、ついに女王様の地位を不動のものとされました。毎日のように自分に付き従うべき輩は、新家の老主人夫婦と自分の息子夫婦と考えておられるようでして、新家の老主人は「姉御の言うことには逆らえんわ。」とこぼしておられますし、また、息子の言うことなど“聞く耳持たん”となります。
 女王様が、自分一人では出来ず、手伝ってほしいことがあると、「あれ、やらなあかんで」と、ご本人は“お願い”しているつもりなのでしょうが、付き従うべき輩が直ぐに取り掛からないと、また、「あれ、やらなあかんで」と、何度も申されます。実質は“命令”以外の何物でもありません。

 さて、10月12日、女王様が頭痛のため、床にお臥しになられました。その原因は、畑仕事のやり過ぎによる疲れであろうと、小生は早とちりしたのですが、14日に偵察に行った女房の話によると、12日に風邪を引いて熱が出てふらつき、転んでどこかに頭をぶつけたとのことです。
 彼女が風邪を引くなど、ここ10年なかった珍現象です。その風邪の原因は、多分、11日の夕刻前に須賀前の畑(自宅から300メートル)へ冬野菜の育ち具合を見に行って、何がしかの畑仕事をし、少々汗をかいて、それが元でスコッと来て体が冷えたからでしょう。
 小生が13日、14日と顔を合わせた時には、「頭が痛いから寝てるわ」と言い、自分で畑に行けないから、小生に対して「大根を間引きせにゃ、あかんで」と申します。「分かっとる、3日間東京に行ってくるから、帰ったらやるわ。」と返答するも、耳の遠い彼女のことですから、どれだけ聞き取れたか不明ですが、多分、直ぐには小生はやってくれないと思ったに違いありません。
 当てにならない息子となれば、次のターゲットは従兄弟ということになり、小生が東京に出かけた14日に、彼女は新家の老主人に電話して、大根の間引きを“命じた”のです。店を営業中の小生の女房の元に、大量の大根の抜き菜が届けられました。とても一度に食べられるものではなく、よって、女房は、来店客に差し上げたり、隣近所に配ったり、新家の老主人にドリンクを持って謝りに行ったりと、たいそう振り回されたのです。
 小生が東京から帰り、本日、お昼におかずを持って覗いてみると、女王様は、まだ床に伏しておられました。何か欲しい物はないかと聞くと、体が痒くてかなわんから痒み止めを持ってきてくれとのこと。早速、塗り薬と内服薬(ともにソフトなもので、副作用が全くないもの)を届け、4時間後に再び覗いてみると、持っていったおかずを食べたようで、体調は依然すぐれないものの、大して心配することもなさそうな状態でした。
 隣の老主人が女王様の按配を気遣っておられましたので、今、おふくろが起きたから来てくれと呼びに行き、合ってもらいました。隣の老主人も、あの状態なら心配いらんわと、安心しておられました。
 しかし、今日で風邪が6日目となり、たいして食べていませんから、体力も随分と落ちてきているようでもあり、アミノ酸入りドリンクと整腸剤ドリンクを渡しておきました。少々心配です。明日には、普通に食べられるように回復してくれると助かるのですがね。
 93歳ともなると、風邪の回復も相当遅れるかもしれません。女王様のご母堂、小生のお祖母さんは、97歳のときに風邪を引き、それが元で寝込んで40日後に老衰で亡くなりましたから、そうならないとも限りません。
 それでは困ります。もう4年は生きなあかんぞ女王様。

(10月25日追記)
 その後の女王様のお加減ですが、18日にはかなり悪化。それが3日経っても良くなりません。
 どうも、風邪ではなくて、メニエルの疑いがあります。
 小生には、頭が痛い、何度も転んでより痛くなったと言うのですが、女房が行ったときには、めまいがするから立てないし、転んでしまうと言いますから、明らかに相手によって言い方を変えておられます。
 女房に言わせると、“鶏冠に来た、あの1件”の過労が寝込んだ原因となると、過去にも過労でメニエルになったことが何度かありますから、そのことを小生には知られたくなく、訴える症状に違いがあるのではと申します。そのような、簡単にばれてしまう嘘をおつきになられる女王様です。
 なるほど、そうか、と思った小生ですが、女房の話は聞かなかったことにして、頭痛の加減だけを毎日聞くことにしました。
 ほとんど寝たきりで、トイレに連れて行ってやろうかと聞くと、這って行くからええと、おっしゃいます。

 よって、日に2、3度、雑炊を食べさせ、滋養強壮薬を配合した特効ドリンクを作り、これは日に3度飲ませることにしました。
 その処方は、次のとおり。“これが効かなくてどうする”という自信作です。
 鹿茸製剤、牛黄製剤、刺五加製剤、丹参製剤をアミノ酸ドリンクに入れ、熱湯を注したもので、処方量は効能書きどおりではなく、老人であることを考慮して、2分の1~5割増とする。なお、カプセル剤は中身を取り出して溶かし込む。1回分約2000円相当。これでもって、銀杏葉エキス製剤2粒(140円)を飲む。

 21日には少々改善し、声も元気になってきているものの、今日25日になっても、まだ、寝ていることがほとんど。でも、23日から、朝、新聞を取りに行き、今日は新聞を読むまでに回復しましたから、そろそろ自分で雑炊をお作りになられることでしょう。“はよ、そうなれ!”

(10月29日追記)
 27日には、自分で洗濯もするようになり、自宅前の畑からキュウリを収穫するまでになり、冷蔵庫にしまってあるから持っていけと申します。しかし、あまりにも小さなキュウリまで採ってしまい、ええかげんにせえ、です。
 今日は、小生の種蒔きを見に来たり、仏花を切ったりと、外へも出るようになってきましたが、まだやっと動いているような状態で、元に戻るまで、まだ時間がかかりそうです。
 でも、ここのところ、雑炊を昼夜2回食べるだけでしたが、昨日、朝パンを食べたいと言うようになり、今朝、食パンを届けたところです。
(11月4日追記)
 11月に入ってからは、おふくろが自分で炊飯するようになり、外にも出て日に当たるようになりましたが、まだまだもとの元気さはないです。朝晩2回、特製ドリンク(牛黄製剤は抜き)を作って飲ませています。
(11月13日追記)
 その後、食欲が旺盛となり、3日前から特性ドリンクは朝だけとし、夜は、昨年と同じものを飲むように言っておきました。小便を遠くできる健康食品(カボチャの種を配合したもの)と漢方薬(鹿茸製剤1カプセル)です。
 今日は、毛布を洗濯して、それを物干し竿に掛けるほどに力も出てきていますが、まだよろよろしていて、少々危なっかしいです。
 でも、気だけはしっかりしていて、畑の大豆が色んでいるだろうから、抜いて来いと言います。干した後、叩いて豆を取り出し、ムシロに広げて干さねばなりません。けっこうな労働になります。今年は止めとけと小生が言うも、ちゃんと出来ると申します。
 ついでの作業を行って、畑から戻ったら、おふくろが庭先で寝ているではありませんか。日向ぼっこでもしているのかと思いきや、コンクリートの上に直接寝ていましたから、ああ倒れたのだ。例によって、めまい・立ちくらみの類です。随分元気になって、もう大丈夫かと思っていましたが、まだ抜けきっていない。抱き起こして椅子に座らせたところ、しばらくしたら家の中へ入って行きましたが、スリッパが片方残っています。まだ、めまいがしているのでしょう。
 口を酸っぱくして、めまいに効く銀杏葉を1日3回2錠ずつ飲めと言っているのですが、勿体無いからと言って、少ししか飲んでいないようです。何ともなりませんわ。
 ところで、お医者さんからもらっている薬、高血圧と心臓の薬それ以外に何か、とっくに切れているはずですが、どうなっているんでしょうね。そんなものは飲めば体によくないから飲むなと小生がいくら言っても、絶対に飲まねばならぬと信じ込んでいたのですが、薬がなくなっても医者に連れて行けとは決して言わない。なぜ?
(11月28日追記)
 11月13日の1件があったものの、その後は平穏無事に過ぎ、数日前には、自宅から店まで手押し車を引いて歩いてくるまでになりました。そして、大豆もムシロにきれいに敷いて、庭で干したり、倉庫へ片付けたりもしています。
 27日には、今年もカブラを千枚漬けにするから、引いて来いと申します。そして、今日28日には、塩付け作業をしています。
 ここまで回復すれば、もう安心できますが、歩き方を見ていると、寝込んだ以前の状態とは少々異なり、足腰の弱りはまだ完全には元に戻っていないようです。 
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2011.10.8 畝の建て直し、鶏冠に来る!! [おふくろ]

 朝8時に、おふくろから店に電話あり。「ネギの種蒔き用の畝を立てろ」と言う。「もう立ててある」と言うと、「立ててない」との返事。耳が遠いおふくろのこと、直接あって大声で話しなきゃ通じないと思い、やらなきゃならない畑仕事もあって、作業着に着替えて11時頃に自宅へ行く。
(小生、週に5日は店の2回で寝起きしており、その日は自宅へ1日1回、93歳のおふくろへ飯のおかずを届け、安否を確認するという生活)
 話をすると、畑起こししてあるだけで、畝は立ててないと思ったから、畝を崩してしまい、立て直してくれという、おふくろの要求。
 「そんなもん、見りゃ分かるだろうが、何で余分なことをする!」と、大声で叱り飛ばす。
 畑へ行って見ると、4畝のうち2畝を崩し、その隣の半端の細い余剰地を含めて、つまり2畝半を均し、ロープを引いて筋を付け、3畝できるように段取りしてあるではありませんか。
 これを見て、怒り心頭、鶏冠(とさか)に来る!!となった次第です。
 畑が広過ぎ、専業農家のように利益を上げるためには畝幅を適度に狭く取った方が収益率が上がるのですが、単に畑を守りしているだけですから、畝幅を広く取った方が野菜にストレスがかからず、いい物ができるというものです。
 ところが、おふくろは、今でも、その昔の専業農家時代と同じ感覚で作付けしようとしますから、こうした行動に出るのです。
 “畝立てしてあるとは思わんかった”というのは、言い訳にすぎません。
 “見りゃ分かるだろ!!”
 よって、筋付けを無視して、前と同じように畝を建て直すことに。
 ところで、おふくろが電話で言った、ネギの種蒔き用の畝は半畝で足りますから、ゴーヤ(半畝)の後を起こし、苦土石灰を振り、畝立てしておきました。ついでに、遅植え用のハクサイの畝立ても。
 そして、どこに何を植えつけるか、これはダイアグラムに基づいて決定し、立て札をしておきました。素直におふくろが従うかどうか、疑問な面もありますが、エンドウをとんでもない所に作付けされては、夏野菜の場所決めに支障をきたしますから、これだけは後でしっかり申し渡しておかねばなりません。
(同日追記)
 ネギの土寄せのために、午後、畑へ出かけたら、おふくろも来ていました。
 ネギとホウレンソウの種まきです。立て札どおりの位置での作業。一先ずホッとしました。
 ただし、ネギが半畝では、と申します。昨年と同様なのですから(もっとも例年は1畝でした)、何言うか、です。自宅前の畑にも少し蒔こうか、とも申します。そんなこと今までしたことないのに。
 どんだけ作る気だ、と声を荒げますと、苗が大事だ、との返事。これ以上、会話を続けても、こちらが疲れるだけですから、あとは無言。
 気丈なおふくろですが、足の衰えはかなり進んでいます。畑へ来る途中、農業用手押し車が転んで起き上がれず、近所の人に助け起こされたとのこと。
 また、畑で種蒔きしているとき、ずっこけて、なかなか起き上がれず、もがいていました。手を貸そうかと思うも、知らん振りし、様子見。そのうち自力で何とかなりました。
 自宅に帰った後、手押し車を見てみると車輪間隔がうんと狭くなっています。おまけにタイヤの空気もほとんどない状態。重いものは運ばないので、タイヤの空気はなくても支障ないでしょうが、車輪間隔だけは問題。早速これを広げ、シッカリ固定。手押し車の点検整備はときどきしてやらねば。これは小生の仕事。
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2011.6.26 ラッキョウの収穫と酢漬 [おふくろ]

 例年、柿の木の周りや畑の隅に、おふくろがラッキョウの苗を植えています。今年は、グツグツに植え込んで細長いミジミジのラッキョウになっていました。
 案の定、小さなラッキョウにしか育っていません。
 それをひとつひとつコツコツ皮むきし、水洗いしている、おふくろ。
 大変だ、疲れる、を連発。
 そんな小さなラッキョウではまずくって食えれんわ、小さいのは放かれ、と小生が言っても、聞く耳を持たんおふくろですから、何ともなりません。
 白砂糖2袋と酢3本を一昨日買ってきてくれと頼まれ、女房に買いに行かせたのですが、昨日も同量を頼まれて今日届けました。随分とたくさん収穫したもの。
 まだまだ元気なおふくろですが、そろそろ自分の体力を考えて、いっぱいいっぱいやるのを控えろと言うのですが、目いっぱいやってしまうおふくろです。
 幸い、今年は梅の木の剪定を業者にやってもらい、ばっさり切ってくれましたので、梅がほとんど生らず、梅干づくりをあきらめざるを得ず、おふくろは文句タラタラでしたが、小生はホッとしています。おふくろが畑に作付けしたシソが無駄になりましたが、これはお隣の専業農家老夫婦に収穫してもらうことになりそうです。

(2012年4月8日追記)
 今年も例年どおりラッキョウをおふくろがそこら中に植え込んでいます。施肥し、削り上げしておくわ、と小生が作業に取り掛かり、どれだけかは引き抜いたり削り落としたのですが、今年、新たに何か夏野菜を植えて見ようかと思った所にも植え付けてあります。
 これだけのラッキョウ、おふくろはどうやって食べるのでしょうかね。
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2011.5.3 夏野菜苗の定植でバトル展開! [おふくろ]

 昨日は良く晴れ、風もあって、これで今日は畑に入れる。定植するのにちょうど良い湿り気だ。早朝、といっても7時に作業開始。
 お隣さんからいただいた苗とおふくろが育てた白ナスの苗(まだ小さいが止むを得ない)を軽トラに乗せ、300m先の須賀前の畑へ。それを終えて自宅前の畑の作業開始。
 ところが、あらかた前日におふくろが済ませている。
 “これは、やばい!” 案の定、混みこみに植え付けている。
 この畑は、周りの建物や自宅の庭の樹木で風通しが悪く、日当たりも不十分であるがために、例年、育ちが悪く、収穫もあまり期待できない。よって、今年から畝幅を広くとるとともに、株間も広くしようと目論んでいた。
 耳が遠いおふくろですから、会話にならない。事前に、図面に植付け品種と本数を書いて渡してあるものの、見事に無視されてしまった。これは、想定されたことで、“俺が植えるから、さわるな!”と言っておいたのだが、“わしの好きなようにやる”と、やんちゃなおふくろだから、何ともならん。
 そこで、小生が当初目論んだように植え直しを決行!
 おふくろが、それを目ざとく見付けて、“**は去年作れんかったが今年は植えるから、そのまま空けておけ。”とか、“何で**を引っこ抜いてほかる。毎年作っとるに。”とか言う。
 そこで、小生、耳が遠いおふくろに大声で、“かくかくしかじかで、株間を空けなあかん。**は誰も食べんから作るな。**はこの畑では毎年どれだけも採れんから、須賀前の畑だけでええ。”と言うものの、おふくろが譲るわけがない。
 1か月ほど前に、おふくろに作付け位置の決定を相談したときには、“任せるわ”と、不思議なほど大人しかったのは、何だったのか。どうやら、これは、連作障害を避けるための位置決めを、自分で考えるのは面倒で、そのことだけは、百姓仕事がまあまあ分かってきた息子に任せても安心できると思ったからだろう。
 毎年のように、このような“バトル”を小生とおふくろの間で展開するのだが、一歩も引かないおふくろだから、平行線をたどるだけ。
 そこで、小生が、一方的に妥協の産物を作りあげるしかない。
 他の作業に取り掛かり、おふくろが離れた隙を狙って、手早く植え直しを続行!
 株間を空け、余分に植え付けてある苗は全て引っこ抜いて捨て、**は5株を1株だけにしたり、**は3株だけのスペースを残したり、あっという間に、妥協した形に仕上げ!
 “やられた!”と思ったおふくろ。“なにする!なんでそんなことする!”
 小生は無言。
 まあ、これで落ち着くことが多いのだが、おふくろが再植え直しをする可能性もある。そうしたときには、苗がかなり生長した後に、小生が間引きし、知らん顔を決め込むことになる。昨年も、そうしたことがあった。
 百姓暦80年を超える93歳になろうとするおふくろだから、風通しや日当たり具合で何をどう植え付けたら良いか熟知しているはずなのだが、それにもかかわらず、密植したがるのですから、理解に苦しむ。
 どうやら、これは、第1に、生産農家のやり方が身体に染み付いていて、つい密植してしまうこと、第2に、数多くの品種を自宅前の畑で栽培し、来客があったら、あれこれ渡したいこと、第3に、畑を遊ばせておくとは何事ぞ、そんな勿体無いことはない、といった思いがあるからだろう。
 考えてみるに、10年前と比べると、畝幅も株間もだいぶ広く取るようになっているから、これ以上、アラアラに植える必要はどこにもないというのが、おふくろの見解かもしれない。でも、小生の見解からすれば、まだまだ密植しすぎで、これでは野菜君たちもストレスが溜まり、決していい実を付けてくれないと、確信しているところである。
 生産農家ではないのだから、量多く収穫する必要はなく、美味しいものが採れれば良いのだが。このことは、おふくろも分かってくれているはずなのだが、心からは分かってはいないようだ。
 これから先、何年も、かかるバトルが展開されることだろう。疲れますわ。

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2011.4.12 元気すぎるおふくろ、水路に転落 [おふくろ]

 このところの暖春により、冬野菜の生長には凄まじいものがあります。
 残り少なくなったホウレンソウがぐんぐん伸びて30センチを超えています。全部刈り取って自家消費用に。
 ハクサイから枝が伸びて、菜の花が咲き出しました。上部を切り取って、おひたし用に。小松菜も4、50センチに伸びて、菜の花に。これも同様に処置。
 シュンギクも、もっこり生い茂り、つぼみを持ったものもあり。上部を切り取って、味噌和え用に。
 この2、3日で、いろいろ収穫しました。
 たぶん、冷蔵庫の野菜入れが一杯になったことでしょう。

 ところで、元気すぎるおふくろが、もう無いと思っていたツクシを、2、3日前に、かなりたくさん、どこかで取ってきました。そして、小生に、こう言います。
 「水路の際のツクシを取ろうとしたら、つんのめって落ちた。起きようとしても、起きれない。近くにいた男の人2人に助け揚げられた。」
 「歳を考えぇ! ど欲を出すから落ちるんや。」
 そう叱り付けたのですが、「どっこも痛くねえし、大丈夫や。」と。
 ああ、また、強がりを言っているなと思ったら、案の定、昨日、あちこち痛いと言い出します。でも、その痛さは、小生がここのところ味わっている膝の痛みと、どっこいどっこいか、それ以下でしょうね、きっと。
 ついでながら、おふくろが、約10年前・・・80歳過ぎ・・・に、自宅前の畑の先にある水路を飛び越えて、向こう側へ近道しようとしたら、足が届かず、見事に水路に転落。こうした事故は、ちょくちょく聞くのですが、たいてい大怪我するようです。顔面を強打したり、肋骨を折ったり、足の骨を折ったりと。でも、運良く、おふくろは、手を少し擦り剥いただけで、大事に至りませんでした。
 しかしながら、そうそう運が続くわけはなく、一昨年の12月には、強風の中、少々めまいがするにもかかわらず、自転車に乗ってスーパーへ向かったら、降りるときに風にあおられて、スッテンころり。すねを擦り剥き、そこが膿んで、完治するのに約2ヶ月もかかり、これに懲りて、それ以来、自転車に乗るのを放棄。
 それはそれで良いのですが、それ以降、スーパーへ出かけなくなり、時々我が女房に買い物を頼むものの、たいていは隣に住む従兄弟に“命令”しています。
 若かりし頃、姉弟と同様な付き合いをしていたとはいえ、遠慮という言葉を知らないおふくろですから、従兄弟も“姉御には逆らえんからなあ”と、あきらめておられるものの、いつも恥ずかしい思いをさせられている小生と女房です。
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2011.4.5 ネギ苗の植え付け [おふくろ]

 今年は、昨秋に1畝に蒔いた種がビッシリ芽吹き、苗がたくさん採れ、4月4日、おふくろが、そのネギ苗を全部収穫し、翌5日、おふくろが須賀前の畑に3畝植え付け。残った苗は、お隣の老夫婦専業農家にもらっていただいた。何とかするとのこと。
 2、3年前までは、ネギ苗を今の倍も作り、おふくろが友人に苗をやったり、車で1時間かかる遠方の知り合いに大量に差し上げたりしていたのだが、寄る年波には勝てず、今シーズンは苗作りを縮小。
 それでも、今年は大量に余りが出た。
 そして、総延長30メートルにわたる苗の植え付けは、92歳の老体にとっては多少こたえたようで、“疲れた、疲れた”を連発。「1日で済ませようとするから、あかんのや。2日に分けてやりゃええ。」と、小生が言うと、「畑が遠いから・・・往復600メートルと近いのですが・・・2回も行っとれん。」とのこと。
 要するに、小分けするのは面倒だから1回で済ませたいだけのことで、翌日に疲れが残らないようだから、口で言うほどに疲れていない。これは毎度のことで、話半分どころか、“話2分”で受け止めねばならない。
 “いてぇ、かいい、疲れたぁ”の8割は、嘘で、残り2割が小生と同程度の“痛さ、かゆさ、疲れ”であり、よって、“いてぇ、かいい、疲れたぁ”は、“元気イキイキ、どってことない!”と、翻訳して理解するようにしている。
 実に丈夫い、おふくろ。100歳まで軽く生きるでしょう。そのとき、小生は何と70歳。ギクッ!!
(4月10日追記)
 今日、須賀前の畑へ行ってビックリ!
 3月に、4畝用意しろと言われて、そのとおり準備したのだが、道路に近い方の2畝はそのまま。少し離れた奥の方に、ネギ苗の作付けが3畝。土寄せ用に作った畝にまで植え付けてある。
 1畝少ない作付けは、夏に本伏せする畝数が少なくて済み、助かるのだが、寄せ畝にまで作付けされたものだから、隣のイチゴとの畝幅が小さくなり、弱ります。
 少しでも使える畝があれば、何かを作付けしてしまうという、この気性は、専業農家の年寄りに共通しているようで、たまたま来て見えた隣の畑のご主人に、この話をしたら、今は亡き母親も同じで、しょっちゅう口喧嘩したとのこと。うちと一緒だわ、と苦笑い。
(4月11日追記)
 今年は3畝で助かったと思っていたのだが、これは間違い。残り1畝分は、ちゃんと自宅前の畑に2箇所に分けて植え付けてあった。これも、困ったもの。夏野菜を植え付ける予定の場所の直ぐ隣で、これでは、どちらも土寄せするのに、苦労させられる。
 “こんなに苗を植えてどうするの!”だ。
 今回のこれは本植えではなく、梅雨明け後に再度本伏せ(本植え)せねばならず、それまでに苗が株別れして増えるのだ。そうなると、10畝分以上が育つのだが、本伏せは5畝程度だから、またまた無駄が出る。
 それもまた処分せねばならず、余分な労力を使わねばならないし、そして、畑の地力が落ちることにもなるんだが。
 何とも弱ったものです、うちのおふくろには。
 
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2011.3.15 早くやれと急き立てるおふくろ [おふくろ]

 おふくろが秋に種まきしたネギが、どれだけか伸びてきたものの、まだ10センチ程度。まだ、これを移植する時期ではない。
 ところが、彼女は、ネギ苗を移植するための畝を立てろと言う。3月13日のこと。今日はやっとれん、今度や。そう言っても、顔を合わせる度に、何度も繰り返し同じことを彼女が言う。いつものことだが。
 昨年は、いつ畝立てしたかと、百姓年表を見てみると、4月8日。一昨年は、たぶん4月16日。従って、あわてることはないのだが、日延べすれば喧しいだけ。
 そこで、手が空いた3月15日にやることにした。彼女の要求は4畝。2畝あれば十分なのだが、ここは従うしかない。
 おふくろは、小生が勝手にやった早すぎる畝立てには、雨で土が流れて溝が埋まってしまうから、これは急ぎ過ぎだと言うのだが、今回は、いかにも早過ぎる畝立て。まとまった雨が続けば、そうなってしまうのは必至。
 でも、今回は、そうなっても小生の責任にあらず。溝が埋まって、土を掻き揚げねばならぬ事態が生じたとしても知らん!
 それは、例年より1ヶ月も急がせた彼女の責任。
 自分でやれ!と、言い放つことになりましょう。

 
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