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ネギ苗の移植(仮伏せ)とその後の管理 [岐南町特産「徳田ねぎ」の栽培]

 例年、秋に、当地特産「徳田ねぎ」の種蒔きをし、2、30cmに生長したネギ苗を翌年4月半ば過ぎに移植(仮伏せ)している。
 このページでは、仮伏せから梅雨明け後に行う本伏せまでを記事にする。
・種蒔きから仮伏せまでの記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-10-03
・仮伏せから本伏せまでは、このページで記す。
・本伏せ以降の管理は次の記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-08-02
・収穫は次の記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-12-02

<2024年>
 須賀前の畑で、仮伏せ(それに続く本伏せ)を8年連作で有機肥料栽培の今年。
2.11収穫後の畝、ざっと均し、石灰と鶏糞を適量ばら撒き
3.31全面草叩き
4.8施肥(有機肥料粒)し、鍬で畝立て。畝幅75cmで2畝(約10m)
4.20今日、種蒔きから育てた苗を全部掘り起こし、良さそうなものを使い、20cm弱の間隔で苗を3~4本ずつ置いていき、テボで穴を開け、埋め込む。東畝は大苗3本、西畝は小苗4本とした。ちょうど足りた。
4.22畝間に施肥(鶏糞、種粕)

<2023年>
 須賀前の畑で、仮伏せ(それに続く本伏せ)を7年連作で有機肥料栽培の今年。
4.2雑草はあまり生えていないが、大きな草をテンワで叩き、除去。小型ビッチュウで均す。施肥(苦土石灰、鶏糞)し、鍬で畝立て。畝幅75cmで2畝(約10m)
4.9種蒔きから育てた苗を全部掘り起こし、良さそうなものを使い、20cm弱の間隔で苗を4本ずつ置いていく。テボで穴を開け、埋め込む。畝間に施肥(鶏糞、種粕)
 なお、苗が余ったので、薬味用にするため、自宅前の畑の本伏せネギ畝の最南畝(一部ネギ坊主を出させて種取り、他は葉ネギ収穫)の法尻に植え付け。そして、中央の柿木の枝先辺りにも植え付け。ともに無肥料で。
5.5所々でネギ坊主が出だした。ちぎり取る。
5.18株周りを手で草引き。テンワで両面草叩き、削り上げ。
6.18マンノウで草叩き
6.20草引きしながら畝の両面を鍬とテンワで土寄せ
7.24畝の雑草を草引き
8.20今年はずっと雨内が続いたから、お盆過ぎの雨後に本伏せすることとしていた。お盆に数日かなりの雨があり、少々湿り気が多いが、今日明日でネギを引き抜き、本伏せすることにした。今年はまずまず肥料を入れたから、生育がいいネギになっていた。

<2022年>
 仮伏せ(それに続く本伏せ)6年連作で有機肥料栽培の今年。
(4月11日)
 3月半ばに本伏せネギを全部収穫済み。
 雑草はあまり生えていないが、大きな草をテンワで叩く。小型ビッチュウで均す。
 苦土石灰を振って、畝幅75cmで2畝(約10m)の畝づくり。
(4月17日)
 今年の苗は施肥したせいで、まずまずの大きさとなり、十分な量が確保できた。
 20cm弱の間隔で苗を3本ずつ置いていく。テボで穴を空け、埋め込む。
 畝間に施肥(鶏糞、種粕)。
 なお、苗が余ったので、予備として、ヤーコン畝(一番西)の法面に同様に仮伏せ(約7m)し、施肥も行う。また、自宅前の畑においても、ジャガイモの西畝に仮伏せしておいたが、こちらは無肥料で。
(5月8日)
 須賀前の定位置とヤーコン法面、自宅前ジャガイモ西畝とも土寄せ。
(5月23日)
 少ししか雑草は生えていないが、それを草叩きしておいた。
(6月9日、26日)
 畝間の草叩き、畝の両面を削り上げ。
(7月25日)
 順調に生育したが、2畝中、西畝は、2つ隣りのスイカが隣の山芋畝を超えてネギに被さるようになり、スイカのツルを畝間に退ける。
 ヤーコン畝(一番西)の法面に同様に仮伏せ(約7m)し、施肥も行ったものは、まずまずの大きさになった。株周りを草引きし、手で土寄せしたが、白根の長さは短かかろう。なお、自宅前の柿の木の南淵は日がほとんど当たらず、生育不良で使いものにならない。
(7月31日)
 明日、自宅前の畑で本伏せするから、西畝のみ引き抜く。概ね良品ばかりであった。
(8月21日)
 その後、ずっと梅雨模様で、本伏せ作業できず。
 雑草が繁茂し、大きいものは鎌で刈り、手で草引き。

<2021年>
 仮伏せ(それに続く本伏せ)5年連作で有機肥料栽培の今年。
(4月12日)
 雑草はあまり生えていないが、大きな草をテンワで叩く。苦土石灰、鶏糞、有機肥料粒を適量振り、小型ビッチュウで軽く起こし、均す。鍬で2畝の畝づくり。
(4月19日)
 今年も苗の生育が悪い。でも、なんとか間に合いそうなので、今日、実行。
 まず、鍬で軽く畝間の土を畝に寄せ、大きな草は引く。
 20cm弱の間隔で苗を3本ずつ置いていく。なんとか間に合いそうな苗でちょうど使い切る。小さな苗がその3倍ぐらいはあったが、ニラ栽培区画の西側に雑草抑えで置く。
 畝間に早速施肥。有機肥料粒、種粕を適当にばら撒く。
(5月14日)
 全く成長していない感がし、土寄せするのを忘れていた。
 明後日から梅雨入りの感がするから、草引きしつつ、軽く土寄せ。
(6月6日)
 だいぶ伸びてきた。大きな草を引きながら、畝の両面を旧式テンワで削り上げ。
(6月11、26日)
 畝の東面を鍬で2回まわり土寄せ。
(8月2日)
 本日、須賀前と自宅前の畑で本伏せ。今年仮伏せしたネギは有機肥料栽培したから大きく育っていた。ちょうどぴったり足りた。

<2020年>
 仮伏せ(それに続く本伏せ)4年連作で有機肥料栽培の今年。
(4月12日)
 大きな草をテンワで叩きだし、小型ビッチュウで均す。少々余裕があるから、西側をほんの少し、山芋畝(気持ち小さい)に土寄せ。
 苦土石灰を適量、鶏糞を少々振り、鍬で2畝の畝づくり。
(4月26日)
 例年4月半ばに仮伏せしているが、苗の生育が悪く、今日まで延期した。
 まず、鍬で軽く畝間の土を畝に寄せ、大きな草は引く。
 20cm弱の間隔で苗を3本ずつ置いていく。東畝にまあまあの大きさのもの(約20cm)、西畝に小さな苗(約15cm)を植え付け。
(4月27日)
 本日、施肥。種粕&ようこん(動物残渣発酵)を適量ばら撒く。
(4月29日)
 肥料が株元に寄るよう、軽く土寄せしておいた。
(5月15日)
 少し生育したので、軽く施肥(鶏糞、ようこん)し、軽く土寄せしておいた。
(5月31日)
 雑草がけっこう目立つ。株周りは手で引き、畝はテンワで削り落とし。
 少しは大きくなったが、3株連続して虫に軸を食われてしまっている。
(6月4日)
 東面をテンワで削り上げ、軽く土寄せ。
(6月21日)
 随分と伸びた。草引きし、軽く鶏糞を施肥。東面を土寄せ。西面を削り上げ。
(7月13日)
 順調に生育。そうそう頻繁に土寄せしなくていいのだが、今年は梅雨の雨が多く、土が流れ気味であり、根腐れの恐れがある。よって、湿っぽくて重い土であるが、西面を草引きしながら削り上げ、東面を土寄せ。これで、水はけもだいぶ良くなったことだろう。
(8月14日)
 今日、本伏せすることとした。今年の仮伏せネギは生育がいい。大きくもなっているし、株分れも順調だ。概ね良品ばかりで本伏せすることができた。

<2019年>
(4月1日)
 ネギ苗はまだ小さく、例年どおり4月20日頃の仮伏せを予定していたが、新家から十分に育ったネギ苗を昨日いただいた。よって、これを仮伏せする必要が生じた。
 須賀前の例年の場所に2畝、畝立てすることに。
 まず、大きな草やスギナを除去する。ついで、均しビッチュウで均し、苦土石灰を振り、まず1畝(西側)だけ畝立て。
 植付けるに当たっては、深く植えると梅雨時に根腐れする恐れがあり、過去の経験から畝の法面の中段やや下に植付けた。なお、3本ずつ植付け、間隔は20cm弱とした。畝の7割程度で苗はなくなった。
 ネギは慣行農法での栽培とするから、ここで施肥。溝に米糠と種粕を軽く撒いておいた。
 育ったネギは、梅雨明け後に全部掘り起こして定植(本伏せ)することになる。その後、土寄せを何度か行い、霜が降りるようになった11月以降に美味しく食べられるのが当地特産の「徳田ねぎ」。
(4月21日)
 種蒔きした苗は、昨年以上に生育が悪く、まだ小さいが、今日、仮伏せすることにした。
 東に、畝をもう1本立て、大きそうな苗を使って植え付け。4月1日の畝はさらに小さな苗だが、良さそうなものを選んで植え付け。いずれも3本ずつ。
 施肥は、米糠、種粕、鶏糞、有機肥料ペレットとし、4月1日の畝には鶏糞、有機肥料ペレットを追肥。
(4月28日)
 まだ早いが、肥料を土で覆うために、軽く土寄せしておいた。
(5月13日)
 全然生育していない感じ。土が乾いているが、雑草が少し目立つようになり、株元の雑草を手で引きつつ、テンワで草叩きしながら軽く削り上げ。
(6月2、3日)
 ここへきてグーンと生長した。頂き物の苗とうちで育てた苗と大差なくなってきた。
 雑草もけっこう生えているので、畝の両面を削り上げ。翌日、東面を土寄せ。
(6月17日)
 西面をテンワで削り上げ、東面を鍬で土寄せ。雑草はたいしたことなかった。
(7月18日)
 随分と雑草が生えてきた。先日、2畝の両サイドは草刈機で草刈り。今日、畝の草引きを行なった後、鍬で両面を土寄せ。
 今年は例年以上に生育がいい。株分れもけっこうしている感がする。
(8月10)
 2畝の両サイドに雑草が生い茂り、テンワで叩きながら、隣の山芋畝に除ける。
 畝の法面に少々雑草が生えており、テンワで削る。
(8月13日早朝、夕刻)
 今朝、自宅前の畑で本伏せすることに。東畝(約10m)を掘り起こしてみると、今年の仮伏せネギは生育がいい。大きくもなっているし、株分れも順調だ。久しぶりにいいネギに育ってくれている。自宅前の畑(1畝5m、4畝)に良品だけで十分に本伏せできた。
 夕刻に、西畝を掘り起こしたところ、頂き物のネギ苗より、うちで種蒔き育苗したネギのほうが良品ぞろいであった。即日、この2畝を畑起こしし、畝立てし、本伏せした。
 なお、ネギは3分の2ぐらいを使ったが、大量に余り、これは一部を食用とした。

<2018年>
(2月19日)
 須賀前の畑の本伏せした畝は収穫が終わっており、昨年同様に、この同じ畝で仮伏せを行う。当面、仮伏せ、本伏せを連続して行い、連作を続ける。
 今日、草木灰を振り、軽くビッチュウではつり込み。
(4月16日)
 仮伏せ用の畝を2畝、畝立てしておいた。スギナを徹底除去。
(4月22日)
 畝がけっこう歪んでいたので鍬で粗整形をし直す。テンワで整形。
 今年の苗は、若干生育が悪く、せいぜい20cmほどの長さで、クズ苗は捨てたが、まずまずの大きさのものまで全部使用。
 9時過ぎから苗を掘り起こし、1時間ほど天日干しするだけで須賀前の畑に運搬。
 植付けるに当たっては、深く植えると梅雨時に根腐れする恐れがあり、過去の経験から畝の法面の中段やや下に植付けた。なお、3本ずつ植付け、間隔は20cm程度とした。
 草木灰以外の施肥は後日。大方の野菜は自然栽培で無肥料とするが、徳田ねぎは慣行農法でいく。
(5月22日)
 まだどれほども生長していないが、雑草がびっしり生えてきたので、株周りを手で引きつつ、畝の峰と両面を削り落とし、草叩き。スギナ引きも丁寧に行っておいた。
 次に、畝間に施肥(苦土石灰、種粕、鶏糞)し、鍬で東面を土寄せ。
(6月13日)
 少し成長しだした。雑草が株周りにけっこう生えているので手で引き、畝の両面を軽く削り上げ。スギナ引きも丁寧に行っておいた。
(7月8日)
 土寄せが遅れている。近日行えるよう、丁寧に草引きをしておいた。
(7月9日)
 雨上がりで土が湿っているが、鍬で土寄せを行い、ついでテンワで削り上げを行っておいた。今年も立派に育っているが、株分れがまだほとんどないようだ。
(7月23日)
 7月9日に梅雨明けし、その後は雨がなく、猛暑が続く。畝の所々に雑草が伸びだし、削り上げたり手で引いたりして雑草を絶やす。
 今年は猛暑がずっと続きそうだから、本伏せはお盆過ぎとなろう。
(8月5日)
 カラカラ天気で草は少ないが、テンワで草削りした後、丁寧に草引き
(8月12日)
 今年の苗は例年並みに成長しているが、株別れがあまり進んでいない。よって、倍の延長に本伏せするも苗はカツカツであり、1本植えのものが随分とあった。 

<2017年>
(4月2日)
 須賀前の畑の予定位置に2畝を畝立てした。1畝で概ね5畝分の本伏せ用ネギが育つが、万一に備えて毎年倍量の仮伏せとしている。肥料の敷き込みはせず、苦土石灰のみ、畝幅75cm
(4月23日)
 予定位置はグラジオラスの隣につき、スギナがけっこう生えている。テンワで掘りながら丁寧に引き抜く。その後で畝を鍬で整形。
 今年の苗は、例年並みの生育で、良品は25~30センチ程度あり、まずまずの長さに育っていた。
 9時過ぎから苗を掘り起こし、小さいものは捨て、使えそうなものを育苗床に並べておいた。病原菌を死滅させるために天日に干しを目論む。15時頃に須賀前の畑に運搬。
 植付けるに当たっては、深く植えると梅雨時に根腐れする恐れがあり、過去の経験から畝の法面の中段やや下に植付けた。なお、3本ずつ植付け、間隔は20cm程度とした。
 使った苗は全体の1/3程度。施肥は後日。
(5月29日)
 まだどれほども生長していないが、雑草がびっしり生えてきたので、株周りを手で引き、西面を削り上げておいた。
 その前に畝間に施肥(苦土石灰と混合肥料(種粕、鶏糞、有機肥料粒))し、軽く草叩き。
(6月3日)
 東面の土寄せ。
(6月18日)
 雨なしが続くが、少し生長した。
 草引きを若干し、両面削りあげ。
(7月8日)
 大きな草をテンワで叩いたり手で引いた後、テンワで軽く削り上げ。鍬で両面土寄せ。
 今年も立派に育っている。
(8月4日)
 もう本伏せの時期が来たが、7、8日頃に台風の大雨が予想されるから、その後となる。今日は、畝の草引きをしておいた。
(8月28日)
 ずっと梅雨が続き、畑が乾かない。畝立てが8月20日になんとかでき、28日にやっと本伏せ。

<2016年>
(4月12日)
 須賀前の畑の予定位置に2畝を畝立てした。1畝で概ね5畝分の本伏せ用ネギが育つが、万一に備えて毎年倍量の仮伏せとしている。肥料の敷き込みはせず。
(4月18日)
 昨日今日は雨模様の予報であったが、雨は昨日の午前中で上がり、今日は朝晴れていたから、急きょ仮伏せすることにした。 
 今年の苗は、成育が例年より少々悪かったが、半数は25センチ程度あり、まずまずの長さに育っていた。
 8時過ぎから苗を掘り起こし、小さいものは捨て、使えそうなものを育苗床に並べておいた。病原菌を死滅させるために天日に干しを目論んだのだが、直ぐに曇になったが、まあ良かろう。これを15時頃に須賀前の畑に運搬。
 植付けるに当たっては、深く植えると梅雨時に根腐れする恐れがあり、過去の経験から畝の法面の中段やや下に植付けた。なお、3本ずつ(過去2年は2本ずつ)植付け、間隔は20cm程度とした。
 施肥もしておいた。苦土石灰と混合肥料(種粕、鶏糞、有機肥料粒)。
 使った苗は捨てたものを除いて全体の1/2程度。残りは空き畝に少し植え、これは夏野菜の虫除けに使おうかと思っている。自宅前の空き畝にも少し植えておいた。 
(5月16日)
 まだどれだけも生長していないが、雑草がびっしり生えてきたので、草削りと土寄せを併せて行うことにした。
 まず、テンワ(手鍬)で畝の雑草を削り落とし、その後で鍬で軽く土寄せ。畝の両面とも同じ要領で行い、これで雑草を土中に埋め込み。
(6月2日)
 軽く削り上げ、草引き。
(6月11日)
 株元の草を引き、畝の両面を削り上げ。東面を鍬で軽く土寄せ。
(7月11日)
 雑草が繁茂してきているので、草刈機(紐タイプ)でざっと草刈。
(7月17日)
 遅ればせながら、本日、両面土寄せ。草引きしながら。
(8月1日)
 今年の苗は例年に比べて成長著しいが、株別れがあまり進んでいない。よって、倍の延長に伏せるも苗はカツカツであり、1本植えのものも幾箇所かあった。

<2015年>
(4月18日)
 今年も4月半ばを目途に仮伏せしようと思っていたが、4月に入ってから梅雨模様になり、繰り延べするしかない情勢にあった。でも、昨日朝方雨があったもののその後晴れてきて今日も晴れ。よって、今日(4月18日)実施することに。
 今年の苗は、例年より芽吹きが悪く、生育も少々悪かったが、半数は25センチ程度で、長いものは30センチあり、まずまずの長さに育っていた。
 9時過ぎから苗を掘り起こし、小さいものは捨て、使えそうなものを育苗床に並べておいた。これを13時半ごろまでそのままにし、病原菌を死滅させるために天日に干しておいた。
 植付ける場所は、須賀前の畑で、4月12日に2畝が畝立てしてある。1畝で概ね5畝分の本伏せ用ネギが育つが、万一に備えて毎年倍量の仮伏せとしている。肥料の敷き込みはせず。施肥は後日昨年と同様に残り物の化成肥料(窒素・カリのみ)を少し使おうと思っている。 
 植付けるに当たっては、深く植えると梅雨時に根腐れする恐れがあり、過去の経験から畝の法面の中段やや下に植付けた。なお、2本ずつ植付け、間隔は15~20cmとした。
 使った苗は捨てたものを除いて全体の1/2程度。残りは草花畝の陰に置いたり、自宅へ持ち帰り日陰に置いておいた。これは夏野菜の虫除けに使おうと思っている。 
(5月10日追記)
 なかなか成長しないが、毎年こんなものだ。
DSCN0380.JPG

(5月11日追記)
 施肥(化成<窒素・カリのみ>)と東面の土寄せ。雑草埋め込み。
(6月9日追記)
 ここのところへ来て、けっこう成長しだした。
 雑草がかなり生えてきている。畝の両面を削り上げ。なお、大きい草は手で引く。
(6月20日追記)
 畝の両面を削り上げ。東面を再度土寄せ。
(7月12日)
 畝幅が狭いのでやりにくいが、両面を削り上げ、土寄せしておいた。
 
DSCN0422.JPG

(7月31日)
 仮伏せネギを鍬で掘り出す。(本伏せ用に作った畝に1~2時間並べて干した後、植え付け)
 残ったネギ(約2割)は従兄弟が欲しがっていたので差し上げることにした。

<2014年>
 例年、4月半ばにネギ苗を移植するのだが、今年はずっと雨が降らず、畑が乾ききっている。乾燥に強いネギだが、これでは成育に支障があろう。
 今週末には多少の雨がありそうだから、明日4月16日に苗を掘り起こし、翌17日に植付けをしよう。
 今年の苗は生育が良い。20センチはあり、長いものは30センチもある。
 例年、須賀前の畑で種蒔きしていたが、昨秋の撒き時に晴天が続き、これでは困るからと、自宅前の畑で種蒔きし、毎日水やりした。こうして発芽と初期成育がスムーズにいったからであろう。
 なお、おふくろから以前に聞いた話では、掘り起こしたネギ苗は丸一日天日に干しておくと良いようだ。病原菌を死滅させるためにこうするとのこと。でも、最近は、こうしたことをする所はなくなったようで、せいぜい植え付け畝に全部を並べて1時間ほど日に当てる程度のようである。
(4月17日)
 予定どおり16日にネギ苗を掘り起こし、その場に干しておいたのだが、おふくろがかき集めてきて、大中小により分け日陰干し。
 “1日、日に当てんでええのか?”と聞くと“当てんでええ”との返事。小生の勘違いか?いや、おふくろは自分のやりたい仕事しかしないから、より分け作業をやっただけのことであろう。
 翌17日、須賀前の畑で10m強の畝、2畝に移植(仮植え)した。
 おふくろは“4本ずつ植えよ”と言ったが、2本ずつ植えることにした。以前はたしか3本だったと思うが、本伏せは5畝しか行わず、仮植え後に株分れして成長したものの大半捨てねばならないからだ。
 なお、苗は半分以上が余ってしまった。それを隣家の影になる場所に放置。トマトやメロンの虫除けに使うことにしよう。
(5月26日)
 細かな雑草が生えており、西面を削り上げて草絶やし。
 なお、葱坊主が2つ出ていたので千切り取る。今年は葱坊主が少ない。
(6月1日)
 東面の草叩きと、少々削り上げ。
(6月3日)
 東面に追肥・土寄せ。まず、クワで軽く溝を立てつつ、雑草を抜く。次に、残り物の化学肥料(窒素・カリのみ)を撒いて、大きく土寄せ。なお、西面は削り上げて雑草を叩いておいた。
 これにて、土寄せは終了。
(7月3日)
 その後、再び雑草叩きをしたが、またまた大きくなっているので、今日も草叩き。
 今年のネギは成長が著しいが、これは雨が降らないからかも、あるいは、苗の段階で大きかったからか。理由は良く分からないが、去年は最悪、今年は絶好調といった感がする。
 ところで、6月3日で土寄せ終了としたが、隣の畑の方が先日土寄せをなさったから、釣られて小生も本日東面を土寄せし、併せて、畝の天辺(ネギの根元周り)の草引き。空梅雨で土が乾いているから、作業は容易であった。

<2013年>
 今年はネギ苗成育が悪い。たぶん昨秋の種蒔き後の低温が影響したのだろう。また、4月7日以降は雨なしが続いて成長がストップしたようだった。そうしたことから、4月も終わろうとするのに、まだ移植するまでに生長していない。長いものでせいぜい15センチだ。
 しかし、ネギ苗の跡は、遅植えのトマトの定植位置だから、いつまでもそのままにしておくことはできない。
(4月28日)
 4月27日午前中にネギ苗を掘り起こして日に干し、翌28日お昼前に移植した。 
 それにしても苗の余ったこと。全部の苗のうち、大きい方を2割程度使っただけである。昨年は芽吹きが悪く、全部使ってもカツカツであったのに。
(5月28日)
 移植後1か月経ったが、苗が小さかったせいか、なかなか大きくなってくれない。昨年は5月19日に土寄せをしているが、とても無理だ。
 畝に小さな雑草が生えているので軽く削っておいた。また畝間にはけっこう雑草が生えており、テンワ(手鍬)で叩いておいた。
(6月2日)
 一雨あったせいか少し伸びてきた。そこで本日土寄せ。
 施肥は、種粕のみとし、東面にこれを行い、土寄せをした。
 なお、ネキリムシが根元を食い千切っているのを発見。4本ほどそうしたものがあった。こんなことは今年初めての経験。
(6月17日)
 西面に施肥。その前に東面に雑草が目立つから草叩きと削り上げを行う。次に、畝間の草叩きを行い、西面に溝立てし、軽く施肥(種粕、有機肥料ペレット、牛糞)して土寄せ。
 これで、梅雨明けまで養生することになる。
DSCN0170.JPG

(6月30日)
 畝の法面に雑草がけっこう生えている。
 よって、両サイドとも削り上げして、雑草叩きしておいた。
(7月12・13日)
 まだ十分に成長していないのに梅雨明けし、畝が乾きだした。成長が心配。雑草も多いので、12日に削り上げ、13日に土寄せ。
(7月22日)
 雑草が多く、削り上げ。成長は見られず。
(7月28日) 
 適度に夕立があったりしてネギの生育には好都合だ。6日前に比べ、少し大きくなり、株分かれも進んだ気がする。目だった雑草を引く。
(8月4日)
 実質の梅雨明けが8月1日で、4日にどれだけか生長したネギを本伏せ。
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当地特産品「徳田ねぎ」の今年の出来 [岐南町特産「徳田ねぎ」の栽培]

 先ずは、ファーマシー(薬屋)から一言。ネギの効能は何か。
 風邪にネギです。
 これは、良く知られたことですが、ネギは体をグーンと温めてくれます。
 漢方に「葱姜湯」というものがあるそうです。細かく刻んだ葱(ネギ)とすりおろした生姜(ショウガ)に、鶏がらスープ(手に入らなければ味噌でもOK)を加えて煮、塩を少々振ったものをあつあつで飲む、というものです。初期の風邪、寒気がするときに効果が大きいようです。その効能は、「体を温め、発汗させて熱を取り、加えて肝臓の働きを高めて免疫力を向上させる」となっています。
 そして、ネギに多く含まれるミネラル「セレン」の働きは、第1に免疫力をグーンと高めてくれることです。風邪やインフルエンザが流行する、この時期、毎日ネギを食べて健康、健康!
 セレンの第2の働きは、有害金属を排出してくれることです。マグロに格別に多い水銀です。でも、ネギトロにして食べれば、水銀は吸収されることなく大半が排泄されますよ。マグロを食べるときは、ネギをなるべくたくさん食べましょう。
 ついでながら、体内水銀量が世界一多いのが日本人です。その原因は、マグロをたくさん食べているからです。日本人皆、軽い水銀中毒にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
 米国でも近年マグロを多食する人が増えてきて、明らかな水銀中毒の症状を示す人も出てきました。そこで、米国では、そうした人は、セレンのサプリメントを摂るよう啓蒙されています。
 その辺りの詳細については、小生の別立てブログ「薬屋のおやじのボヤキ」の記事 “元祖 「公害」は奈良の大仏、すさまじかった水銀汚染。今はマグロで水銀が体内蓄積 ” で書いておりますので、ご覧になってください。
 いずれにしても、ネギは体を温める効果が大きく、つまり、代謝を向上(エネルギー消費を増加)させますから、体にいいに決まっていますし、低カロリー食品ですから実質上はマイナスのカロリー食品と言えます。ダイエットにも最適の食品になりますよ。

 次に、ファーマー(百姓)から、少々長くなりますが、当地の特産品「徳田ねぎ」について説明します。
 濃尾平野の奥地(木曽川の氾濫原、海抜10mの沖積層)にある岐阜県羽島郡岐南町の特産品はネギで、ブランド名は「徳田ねぎ」。当町内の字名を取ったものです。
 土質が砂混じり粘土で、ネギの生育にぴったりと思われ、立派な「白ネギ」が育ちます。といっても、関東の根深ネギと関西の葉ネギの中間といったところです。
 その昔、私が子供の頃、我が家は専業農家でして、冬場にあっては、学校から帰ってくると、宿題をやる前に、ネギの皮むきを毎日手伝わされたものです。畑という畑にネギが作付けされ、大根やハクサイは少なかった記憶があります。今でも、専業農家の方はネギが主体になっていますが、軒数がめっきり減りました。
 この「徳田ねぎ」は、木曽川を挟んで向かいにある愛知県江南市から嫁入りしてきたようでして、江南市のネギは当地のネギよりブランド価が高いようで、高く売れるとのことです。
 なお、江南市のネギは同じ愛知県尾張地方の津島市越津町からの嫁入りで、愛知県では「越津ねぎ」として広く尾張地方で栽培されているとのこと。江戸時代には、越津ねぎは幕府への献上品にもなっていたようです。
 こうしたこともあって、我が岐南町役場も、ブランドの価値を高めようと、キャラクター「ねぎっちょ」を作ったりして、2010年頃からPRを始めました。でも、単にお祭りをやっているだけで、農家の利益には全くなっていないようです。
 その昔、私が子供の頃には「徳田ねぎ」のラベルがあって、これをネギ束に挟み込んでいました。こうすると、他より高く売れると親父が言っていました。それが、いつしかなくなり、今は「岐阜ねぎ」と印刷されたダンボール箱しかありません。これを農協で売っています。農協は広域合併が進み、「徳田ねぎ」だけのブランド化をしようとする考えはないようで、役場と農協のミスマッチがあって、ブランド化は空回りしています。(追記:その後2013年に「岐阜徳田ねぎ」の箱ができましたが何年もせず廃盤に。)
 誰かリーダーとなる人がいれば、各組織や農家を束ね、名実共にブランド化できるのでしょうが、農家に後継者がおらず、中高年者ばかりですから、これは難しいようです。

 ところで、専業農家の方が使われる肥料は化成肥料が中心で、有機肥料で栽培したものに比べ、味は落ちます。うちは以前から有機肥料中心で、2012年からは肥料代がかさみますが有機肥料だけにしました。
 なお、専業農家の方の中には、最後の追肥に窒素肥料を多めに使われる方がみえます。こうすると葉っぱが青々してきて、さも美味しそうに見えます。有機肥料だけだと青味はなく緑色です。消費者がどちらを選ぶかとなると青々したものになってしまうから、そうされるのですが、それがために、葉が少し硬くなり、これでは残念なことにブランドイメージを傷付けてしまいます。
 ところで、うちは1年ほど前から無肥料による自然栽培に取り組み始めたのですが、この「徳田ねぎ」は小生の自信作ですから、従前どおりに栽培法をとることとしています。

 いずれにしましても、「徳田ねぎ」は「甘く・柔らかく・うまい」と好評(特にうちの有機栽培物は)でして、私も遠方の世話になった方へ宅急便で毎年送り、喜んでいただいています。
 寒くなった11月下旬頃から甘みが出るようですし、12月中旬頃まで成長し、太さも増します。1月から2月中旬までは柔らかさが保たれます。その後、暖かくなると品質が低下し、硬くもなり、うまみも落ちます。
 すき焼きにネギは付き物で、以前は何度も食べていたのですが、中年となり、脂肪や動物性たんぱく質の消化酵素があまり出なくなったこの頃は、すき焼きはあまり食べず、お好み焼きに大量にネギを入れています。そのとき、太い白ネギを焼いて醤油をかけて食べています。これが実にうまいです。それに比べ、居酒屋で食べる「ネギマ」の何てまずいこと。

 その「徳田ねぎ」を従前は6畝(1畝約10m:2011年は7畝)作付けしていましたが、自家消費はせいぜい1畝分ですから、大半を贈答用にせねばなりません。宅急便で送ったり、取りに来てもらったりしても、まだまだ余ります。そこで、当店(薬屋)にお出でになったお客様に差し上げたりお届けすることでさばいています。でも、お客様の数が減ったこともあり、2013年からは4畝分の作付けに減らしました。
 贈り物となると、スーパーで一般的に販売されているように、皮むきして泥を完全に落とすのが普通でしょうが、皮むきすると表面が乾燥して硬くなり、もう一皮、皮むきするなり、硬いのを我慢して食べることになります。そこで、2010年頃まではホースで水をかけて大まかに泥落しし、翌日、少し乾いたところで箱詰めするなどして贈り物にしていました。
 でも、お客様から「泥付きで十分です。直ぐに食べない分は、土の中に埋めておきますから。」というお声が多いものですから、今では泥付きのままでお届けすることにしました。この方が楽で助かります。また、遠方へ送る場合も、同様に泥付きのままにしました。
 このページは収穫について記す。その前の記事は次のとおり。
・種蒔きから仮伏せまでの記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-10-03
・仮伏せから本伏せまでの記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-04-15
・本伏せから収穫までは次の記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-08-02

<2023-24年の収穫記録>
2024.1.19記録するのを忘れていたが、今年の出来は、昨年と同様で、須賀前:やや不作、自宅前:不作。思い通りに太くならず、特に自宅前はネギが細すぎる。
 例年どおり11月下旬から自家消費に少しずつ収穫し、正月明けてから親戚に差し上げたり、一族郎党にまとめて送付し、本日、須賀前は収穫終了。
 須賀前の畑の評価★★★☆☆(昨年と同様、少々甘いが)
3.30自宅前は全部で4畝あるが2畝がまだ残っている。3月になってからだいぶ太くなったが、葉がリンリンしだし、味は落ちるであろう。
 雑草が繁茂しだしたから、手で草引き。

<2022-23年の収穫記録>
(2023年1月22日)
 記録するのを忘れていたが、今年の出来は、須賀前:やや不作、自宅前:不作。思い通りに太くならず、特に自宅前はネギが細すぎる。
 例年どおり11月下旬から自家消費に少しずつ収穫し、正月明けてからお客様に差し上げたり、一族郎党にまとめて送付し、1月半ばで須賀前は収穫終了。
 須賀前の畑の評価★★★☆☆(少々甘いが)
 今日から、自宅前の畑で、大きそうな株から収穫開始。
3.15残っている自宅前の畑のネギは細いものが多かったが、暖かくなってきて随分と成長しだした。順次収穫中だが、そろそろ味が落ちる季節だ。
4.5全部で4畝あるが2畝強を今日でやっと収穫終了。十分に太くなったが、もうネギ坊主が出だしている。お客様に差し上げることに。自宅前の畑の評価★★☆☆☆

<2021-22年の収穫記録>
(11月29日)
 本日初収穫するも、薬味ネギの太さしかない。こんな不作は初めて。
(2022年1月9日)
 その後、少しは太く生長したが、自宅前はたいして太くならず。一族郎党へ送るため、須賀前で大きそうな株を収穫。どちらの畑も評価は★☆☆☆☆
(3月6日)
 その後、少しは太く生長したが、須賀前、自宅前ともにたいして太くならず。今年はなかなか暖かくならず、まだ味は落ちていないから、どれだけかは助かる。
 収穫したのは全体の半分程度であり、間もなく収穫終了となるから、細いものは捨てることにした。
(3月20日)
 須賀前に半畝ほど残っていたネギは隣の畑の方に3月14日に差し上げることにした。収穫終了した畝の所々で雑草が伸びてきているから、草叩き。
 自宅前にはまだ2畝半残っている。
(4月4日)
 昨日、少々収穫したが、ネギ坊主が出だした。今日、繁茂した雑草を削り上げ。
(4月26日)
 ネギ坊主がいっぱい出て、もう味がガクンと落ちた。種取り用に5株残して株元から切り取り、再生ネギとし、今後は葉っぱのみ幾度か収穫する。

<2020-21年の収穫記録>
(12月6日)
 お盆前に本伏せし、その後、猛省で雨らしい雨がなく、ダメージが少々あった。9月上旬にかなりの雨があったが、長雨とまではいかず、根腐れは避けられたであろう。
 よって、今年は調子良くなると期待したが、それほどには太くならなかった。肥料不足かもしれぬし、ずっと連作しているから、それも影響してきているかもしれない。
 やや不作といったところか。これから少しは太くなってくれるのを祈る。
 11月半ばから自家用に少々収穫したが、本日、自宅前の1畝を掘る。
(12月20、21日)
 12月初めに比べて少し大きくなった。須賀前の2畝中、1畝プラスαを掘る。
(1月14日)
 初売りセールで須賀前の残りの大半を収穫し、今日で収穫終了。
 自宅前は約2畝が残っている。
 評価:須賀前★★★☆☆、自宅前★★☆☆☆
(4月5日)
 その後、少しずつ収穫し、今日、自宅前の3畝目を最終収穫。ネギ坊主が随分と出ている。時期遅れで、硬いし甘味が落ちるが、細かく刻んでお好み焼きすれば十分使える。
(4月19日)
 残った1畝(約5m)のうち5株(種取り用)を残して、地上部を少し残して刈り取る。今年初めて行う再生ネギづくり。そのうちグングン伸びてくるだろうから、青葉を薬味ネギに使うことにする。
 というのは、昨年、今頃ネギ苗を仮伏せしたときに余ったクズ苗を夏野菜畝の株間に植えて薬味ネギにしようと思ったのだが、なかなか成育せず、秋になってやっと使えるようになっただけであるから、残りネギをお盆頃までそのままにしておいても、後作(ネギの本伏せ)に支障ないからである。

<2019-20年の収穫記録>
(1月5日)
 ここ5年連続して夏の多雨に加えて9月の長雨により、根腐れ傾向が続いている。
 今季は真夏にけっこうな猛暑となったものの昨季ほどのことはなく、十分に耐えてくれたが、9月の長雨でやはり根腐れしたのであろう、10月11月の生育がとんと悪く、細いままで12月を迎えた。
 12月は例年より暖かく、どれだけか成育してくれたが、1月に入ってからはこれ以上の生育はもう期待できない。ほとんどのネギが細いままである。昨季もひどいものであったが、今季はそれ以上にひどい。こんなひどい不作の年は経験がない。評価★☆☆☆☆
 例年、12月の月初めセールでお客様にネギを差し上げているのだが、昨季同様、それを見送り、親類縁者への送付も1月以降とした。
 12月半ばから自家用・贈答用に少々畑から収穫。
 今日は須賀前の畑の2畝(約10m×2畝)を全部掘ったが、実に寂しいものである。明後日からの当店初売りセールでお客様若干名に差し上げる分と、息子の会社へ送る分であるが、息子への分を梱包したら、初売りセール用はたいして残らず、これじゃあ自宅前の畑で栽培している分も掘らなきゃならないだろう。
(1月9日)
 初売りセールでお客様に差し上げる分が昨日でなくなり、今日、自宅前の1畝を掘る。こちらのほうが細く、何人にも渡せない。残り3畝。
(1月22日)
 その後、自宅前の1畝を掘り、大半を2人の妹に送り、残っているのは2畝。異常な暖冬だが、その後の生育は望めそうにない。今日、1畝の3分の1ほどを自家用に掘る。お客様には、もうほんの少ししか差し上げられないだろう。なんとも寂しい。
(3月9日)
 暖冬に続く暖春で、2月の終わり頃から生育しだした。今日の時点でまずまずの太さにまで一気に生育した感がする。残りわずか。
(4月5日)
 ネギ坊主が出だした。今日3株収穫し、終了。5株を種取り用に残す。

<2018-19年の収穫記録>
(1月3日)
 ここ4年連続して夏の多雨に加えて9月の長雨により、根腐れ傾向が続いている。
 今年は真夏の猛暑と若干の旱魃傾向にあったが、これに耐えてくれたようであるが、9月の長雨でやはり根腐れしたのであろう、10月11月の生育がとんと悪く、細いままで12月を迎えた。
 12月は例年より暖かく、成育が進まないかと期待したが、ほとんど成育せず、1月に入っても細いままである。これから冷え込むであろうから、もう生育は見込めない。
 こんなひどい不作の年は経験がないほどである。評価★☆☆☆☆
 例年、12月の月初めセールでお客様にネギを差し上げているのだが、それを見送り、親類縁者への送付も1月以降とした。
 12月半ばから自家用に少々自宅前の畑から収穫。
 今日は須賀前の畑の概ね1畝(約10m)を掘ったが、実に寂しいものである。明日からの当店初売りセールでお客様若干名に差し上げる分と、女房の実家へ年始挨拶に持参する分で終ってしまう。
(1月7日)
 昨日、お客様用に掘った分を川口(息子)へ送付。
 今日、須賀前の残り全部を掘り、一部を大阪(妹)へ送付。実に細いものばかりだ。みっともないがやむを得ない。
(1月9日)
 今日明日のセールのお客様用に、自宅前の1畝(約5m)を掘る。
 残りは3畝だが、一番南の畝はクズ苗を植えたから歯抜け状態であり、東数株を種取り用に残すから、実質2畝を残すのみとなってしまった。
(3月20日)
 その後、ほとんど自家消費(一部親類縁者に他の野菜と一緒に少しずつ送付)し、残り1畝となった。
 暖かくなって葉が生育しだしたから、味が落ちる。この畝はクズ苗を植えたから、成育が悪かったり溶けてしまったものがけっこう多い。種取り用に3株残し、全部収穫。

<2017-18年の収穫記録>
(12月5日)
 一昨年、昨年と同様に3年連続して夏の多雨、加えて9月の長雨により、根腐れが心配であったが、幸いそうしたことはなく、平年作となりそうだ。
 例年、12月の月初めセールでお客様にネギを差し上げているのだが、今年はカボチャが随分と残っているので、徳田ねぎは今回は見送った。
 今日、自家用に2株収獲。(翌日食す。味よし。) 
(12月11日)
 各地の親戚へ送るべく、今日、1畝収獲した。株分れは平年並だが、太さはやや細い。やはり、長雨がたたったようで、平年並とはまいらなかった。
(12月22日)
 DM配りのついでに主だったお客様に差し上げるべくネギを1畝収穫。これで須賀前は終了。ほぼ同量が自宅前に残っている。豊作年の5割ぐらいのボリュームだ。評価★★☆☆☆
(2018年1月7日)
 1月2日に自宅前で1畝を掘る。お使い物とセール用。今日、半畝掘り、セール用。残り2畝半となった。
(1月31日)
 セール用に自宅前で1畝少々掘る。残り1畝と少々となった。
(3月18日)
 ここのところの暖かさで、青葉がりんりんしてきた。こうなると白根が悪くなってくる。今日少々収獲したが、味は落ちていることだろう。今後は薬味以外に使い道はなくなる。

<2016-17年の収穫記録>
(12月3日)
 例年、12月の月初めセールでお客様にネギを差し上げているのだが、今年は不作で、まだできない。これから少しでも成育するのを願い、12月半ばまで待って収穫することにする。
 昨年と同様に夏の多雨、加えて9月の長雨にたたられたのだが、昨年は思いのほか良好に収穫できたのだが、今年はひどいものである。歯抜けは多いし、成育不良が甚だしい。史上最低の出来ぐあいである。これは、9月いっぱい梅雨空のような日が連続したからだろう。
(1月9日)
 正月に女房の実家へ手土産に持っていった他は自家用に少量ずつ収穫しているだけ。まだまだ細い。親類縁者への送付は1月下旬以降に予定。
(1月31日)
 明日からの当店セールに向けて、お客様に差し上げるべく一部収穫。親類縁者への送付は今度の日・月曜日となるが、須賀前の畑の残り全部掘らねばならないかも。
(2月6日)
 大阪は先日、持っていってもらった。今日、須賀前を1畝掘り、川口と大宮へ送付。なお、大根も3、4本ずつ入れる。これにて須賀前は収穫終了。
(3月23日)
 ぼつぼつ全部収穫の時期。自宅前の3畝を掘ったが町ごみ袋にほぼ1杯分しかなかった。残りは1畝。
(3月31日)
 種取り用に3株残し、最終収穫。評価★★☆☆☆

<2015-16年の収穫記録>
(11月25日)
 昨年と同様に夏の多雨、加えて9月の長雨により、若干の根腐れ傾向にあると思われるも、思いのほか生長が順調にいっている感がする。
 なお、今年の11月はずっと10月の最低気温が続いて冷え込みがなく、これでは甘味がまだ不十分ではなかろうか。
 須賀前の畑で試しに2株初収穫。次回は12月1日にセールで進呈用にまとめて収穫。
(12月6日)
 冷え込みはないが、けっこう甘味が出ているようだ。今日で、須賀前2畝中3分の1畝、自宅前4畝中1畝を収穫。
 なお、最後に収穫する須賀前と自宅前の各1畝を土寄せしておいた。
(12月9日)
 今年は半分を自宅前の畑で栽培しており、収穫が楽だ。今朝、2人分を収穫し、新聞紙で包む。これから、少量収穫はこの手でいこう。
(12月13日・20日)
 13日:専用のダンボール箱2箱抱き合わせて川口に発送。
 20日:専用のダンボール箱1箱にネギ、もう1箱に各種野菜を詰め、抱き合わせて埼玉に発送。
(翌年1月3日)
 12月28日に須賀前が1畝となり、今日自宅前が2畝となって、どちらも半分を残すだけとなった。
(1月8日)
 自宅前が1畝だけとなる。須賀前も1畝。残すは合計延長15m。
(1月28日)
 1月20日に9cm、25日に3cmの降雪をみたが、葉折れは大したことない。
 でも、25日にー5.0度の冷え込みがあり、葉枯れがどれだけか進んだ。
(2月17日)
 残すは総延長で8mぐらいか。ちょうどいいペースで収穫できている。
 土寄せをたっぷり行った畝につき、掘り出すのが大変だ。
(3月4日)
 残すは自宅の3mだけとなった。
(3月25日)
 今日、大阪の妹へ半分ほど差し上げ、残りは種用2株を除くと1m強。

<2014-15年の収穫記録>
(12月2日)
 一昨日、初収穫し、昨日、すき焼きに入れて賞味した。
 本日、本格的な収穫をし、お客様に小分けして差し上げた。
 昨年は記憶にないほど不作であったが、今年も出来は良くない。夏の多雨で若干根腐れ傾向にあり、生長が順調にはいかなかったようだ。また、葉っぱの虫食いが今年は少々目立つが、見た目に少々悪いだけで食べるには問題ない。
 今日で、4畝のうち半畝を収穫。今月中に半畝は収穫することになろう。なお、今年は畝幅が狭いので土寄せが十分にはできていない。よって、今日以降、収穫した箇所の土でもって両サイドの畝に土寄せすることにした。ガイドブックによると、土で隠した部分は40日で白根になるという。
(12月5日追記)
 掘り始めた1畝が残り少しとなった。夏の根腐れがあって株分れが少ないから急ピッチで掘り進む。今季も不足気味になりそうだ。
(1月4日追記)
 明日からのセールに向けて2畝目の残り少々と3畝目を少し収穫。
(2月5日追記)
 3畝目をほぼ収穫が終わる。少々枯れ葉が目立ちだしたが、まだまだ最盛期といったところ。
 残り1畝と自宅前の畑に半畝分。過不足なくいけよう。
(3月31日追記)
 須加前の畑は種取り用に1株残し収穫終了。

<2013-14年の収穫記録>
(12月2日)
 本日、本格的な収穫。ところが、あまり太くなく、背丈も少々短い。どうやら、真夏の大雨で根腐れ傾向にあり、生長が順調にはいかなかったようだ。これから中旬までにどれだけでも太く長くならないかと祈っているところ。
(12月15日追記)
 本日、息子の会社へ「徳田ねぎ」を送るため、須賀前の畑で、専用箱2箱分を収穫した。
 でも、2週間前と太さは変わっていない。概ね2箱分を収穫。自宅へ戻って箱詰めしたらちょうどピッタリに収まった。でも、成長遅れで長さが例年より短い。例年なら葉を折り曲げるのだが、ほとんどその必要がなかったから、空きスペースに今年豊作の里芋を入れて送ったところである。
 今日の忘年会で、隣の新家さんに聞いてみたら、今年のネギはどこもかも育ちが悪いとのことであり、うちだけではなかったことが分かってホッとしたところである。
(12月22日追記)
 本日、女房の妹がネギをもらいに来るので、2畝目の収穫に取り掛かった。今年のネギは細いから、収穫のペースが順調すぎる。
(4月19日追記)
 1月2月と、お客様に差し上げる量を減らし、また、大阪は来なかったので1回送っただけであるから、3月中旬まで食すことができた。
 なお、自宅の1畝は3月に暖かくなってから十分に成育しだし、4月上旬には食べ頃となった。まだ、そのままにしてあり、食べきれない。 
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徳田ねぎの種蒔き&苗の栽培管理 [岐南町特産「徳田ねぎ」の栽培]

 ネギ栽培は長丁場だ。10月には苗床に種蒔きして、4月に仮伏せし、8月に本伏せ。9月から何度か土寄せし11月から収穫できるようになる。このように、種蒔きから収穫まで最低1年1か月かかる。
 当地特産の「徳田ねぎ」であるが、専業農家であっても栽培しない方がみえる。
 一つはこのように栽培が面倒な上、白ネギを長くするための「土寄せ機械」が必要になるからである。もう一つは、出荷するに当たっては皮むきが必要で「皮むき機械」がいるのである。こうして機械貧乏になってしまう恐れがあるからだ。
 小生の子供の頃は専業農家であったから、高く土寄せするために親父が鍬で土寄せしたあと「網スコップ」のような農具で土を掛けていたし、皮むきの半分は子供の仕事になっていて、学校から帰ってくると納屋に子供のノルマ分がうず高く積んであった。これを毎日皮むきしないと晩飯が食わせてもらえなかったのである。どこの農家もそうであった。
 現在に至っては、大人は楽をしたがり子供は手伝わないというふうに時代が変わったのであるが、「徳田ねぎ」は当地特産であり、皆に喜んでもらえるから、うちでは毎年6月頃に種取して、たくさん作付けしている。少々の畑を耕作しているだけだから、当然に機械を使わず人力で栽培しており、「網スコップ」までは使わないから土寄せが不十分で白ネギが短いが、これは止むを得ない。
 助かっているのは、皮むきしなくていいことだ。泥付きを皆さんに差し上げており、このほうがもらった方に喜ばれる。庭の片隅で白根部分に土を掛けておき、使う段になって取り出して皮をむけば、乾燥することはないからである。
 このページでは、秋の種蒔きから4月の苗取りまでを記す。
・ネギ坊主からの種取りは次の記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-06-19
・4月に行う仮伏せは次の記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-04-15
・梅雨明け後に行う本伏せは次の記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-08-02
・11月からの収穫は次の記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-12-02

<2023年度>
 苗づくりの畝は、昨年同様に北西区画の一番南とし、前作は枝豆第1弾である。他の多くの野菜同様に2018、19年度と2年間無肥料で種蒔きしたが、成育が思わしくなく、ネギは仮伏せ・本伏せとも例外的に慣行農法でいくから、2020年度から育苗も慣行農法で行うこととした。
 枝豆の収穫が7月半ばに終わり、8月1日に草叩き。
8.6苦土石灰と石灰窒素は適量、鶏糞と牛糞堆肥少々を振り、小型ビッチュウではつり込み
9.4記録にないが、その後、1回マンノウで草叩きをし、今日も草叩きして畝整形。
9.17細かな草をマンノウで草叩き
9.27本日、種蒔き。畝をマンノウで均して台形にし、鍬で全面転圧。種をばら撒き、覆土し、再度鍬で全面転圧し、ジョーロで水やり。種は半分ほど残った。
10.14まずまずの芽吹きで、苗は足りるだろう。
 細かな草をていねいに取り、籾殻を十分に被せ、雑草抑えと防寒。
11.5草引き、籾殻追加被せ。
1.29若干の草引き、法面を小型コテで草叩き
4.20仮伏せのため苗を全部掘り起こし。苗はちょうど足りた。
 今年は生育が悪く、小さなクズ苗が多かった。肥料不足か?


<2022年度>
 苗づくりの畝は、昨年同様に北西区画の一番南とし、前作は枝豆第1弾である。他の多くの野菜同様に2018、19年度と2年間無肥料で種蒔きしたが、成育が思わしくなく、ネギは仮伏せ・本伏せとも例外的に慣行農法でいくから、2020年度から育苗も慣行農法で行うこととした。
 枝豆の収穫が7月半ばに終わり、8月1日に草叩き。8月7日には、少々早いが種蒔きに備えて土づくり。苦土石灰と石灰窒素は適量、鶏糞と牛糞堆肥は少々を振り、小型ビッチュウではつり込んでおいた。9月に入って2回、草叩き。
9.25本日種蒔き。テンワで畝の形を台形に整え、鍬で転圧し真っ平らにする。種をばら蒔く。なお、種はほんの少し残っただけ。畝尻の土をばら撒いて軽く覆土。再び鍬で転圧。土は湿り気が多いし、明後日から天気が崩れそうだから水やりせず。
10.09、16、29細かな雑草を手で草引き。少々発芽率が低いが、苗は足りるだろう。
10.29たっぷり籾殻被せ
11.14草引きを少々
2023.3.13ていねいに草引き
4.9仮伏せのため苗を全部掘り起こし。苗は十分に足りたが、痩せた小さいものが多い。

<2021年度>
 苗づくりの畝は、昨年同様に北西区画の一番南(大きな切り株跡が1つあり)とし、前作は枝豆第1弾である。他の多くの野菜同様に、過去2年間無肥料で種蒔きしたが、成育が思わしくなく、ネギは仮伏せ・本伏せとも例外的に慣行農法でいくから、2020年度から育苗も慣行農法で行うこととした。
(8月1日)
 枝豆の収穫がとっくに終わっており、今日、草叩きしておいた。
(8月10日)
 畑に最後まで残った切り株をツルハシで伐根。
 石灰窒素、苦土石灰、種粕、鶏糞をばら撒いて、ビッチュウで畑起こし。
 両サイドの土を軽く中央に寄せ、石灰窒素(雑草防止)を再度軽く撒く。
(8月31日、9月25日)
 テンワで全体をざっと草叩き。
(9月29日)
 本日種蒔き。テンワで台形に均した後、鍬で転圧して真っ平らにする。種をばら蒔き、畝の法尻の土をほぐしながら、軽く覆土。再び鍬で転圧。種は半分ほど残った。
 湿り気が十分あるから水打ちせず。
(10月10日)
 種蒔き翌日からあちこち虫が這って土が盛り上がり、毎日足で踏んで押さえるも、イタチごっこ。芽吹き後は、その箇所に水やりし、盛り上がった土を押さえる。
 ほとんど奇麗に発芽しているが、一部不発芽あり。
 草引きした後、不発芽個所に種をばら蒔き、軽く覆土。畝間、法面の草叩きをし、畝の淵に土寄せし、籾殻をたっぷり被せる。最後に水やり。
(10月31日)
 細かな草を引き、籾殻を追加投入。
(2022年3月25日) 
 少し雑草が芽吹いており、草引きしながら、法面をテンワで叩き、削り上げ。
(4月17日)
 まずまずの大きさに生長し、今日、全部掘起こして、須賀前の畑で仮伏せ。
 施肥したせいで、苗は十分すぎるほどできたが、小さ過ぎるものが大半で、まずまずのものでちょうど間に合った。種を多く蒔きすぎた感がする。

<2020年度>
 苗づくりの畝は、昨年同様に北西区画の一番南(大きな切り株跡が1つあり)とし、前作は枝豆第1弾である。枝豆収穫後、草叩きしてある。
 ここ2年、無肥料で種蒔きし、育苗したが思わしくなく、ネギは仮伏せ・本伏せとも例外的に慣行農法でいくから、育苗も慣行農法で行うこととした次第。
(8月23日)
 畑起こしは大変だから、スコップを使って畑起こしもどきを行ない、そのとき苦土石灰を入れ込んだ。
 鶏糞・有機肥料粒を軽く振り撒き、小型ビッチュウで軽くはつり、法面の土を軽くかき上げておいた。9月下旬に種蒔きの予定。
(9月24日)
 9月15日に草叩きをし、今日も若干の雑草を草叩き。
(9月27日)
 本日、種蒔き。少し多めにばら撒いた。
 まず、テンワで畝を台形状に整え、鍬で転圧。6月に採った種をばら撒く。法尻の土をほぐして適当に覆土し、再度鍬で転圧。最後にジョウロで散水。
(10月3日)
 かすかに発芽しだした。先行して雑草の発芽が多いので、雑草を摘む。
(10月16日)
 細かな雑草をていねいに引く。
(10月18日)
 籾殻を分厚く被せ、雑草抑え。
(2021年2月14日)
 細かな草がけっこう生えており、丁寧に草引き。
(4月3日)
 畝間と法面に雑草が少々生えており、草刈機でざっと刈ってから、畝間と法面をテンワで削り上げ。畝の中の雑草で大きくなりそうなものを手で引く。
(4月19日)
 今年は軽く施肥したが、無肥料栽培時とほとんど変わらず。なんとか間に合いそうな苗になっていたので、今日、全部掘り出し、10cm以下のくず苗は捨て、まずますのもの(約20cm)と小さい苗(約15cm)を畑に持っていって仮伏せ。苗をちょうど使い切る。
 小さな苗がその3倍ぐらいはあったが、ニラ栽培区画の西側に雑草抑えで置く。

<2019年度>
 苗づくりの畝は、昨年の南隣の畝とした。十分すぎる苗ができるから、切り株跡が複数あり、利用度の低いこちらの畝に引っ越し、来年以降もここにする。
(9月27日)
 8月1日に、先日草刈りした枯れた雑草とトウモロコシの残骸の一部を、畝の両サイドに鍬で溝を立て、手で埋め込み。8月27日と9月12日に、びっしり生えた雑草をテンワで叩く。9月26日に細かく生えた雑草を叩き、畝の準備完了。
 ここのところ種蒔きは10月10日頃としていたが、成育が悪いことがままあり、昨年は10月3日、今年はもう少し早く種を蒔くこととした。
 本日、種蒔き。まず、テンワで畝を台形状に整え、鍬で転圧。6月に採った種をばら撒く。法尻の土をほぐして適当に覆土し、再度鍬で転圧。最後にジョウロで散水。
 前作のトウモロコシもそうだが、一切の肥料を使わず、無肥料自然栽培でいく。
(9月28日)
 雑草防止のため籾殻を土が見えなくなるまで被せ、再度水やり。例年、籾殻は発芽後しばらくしてから草引きし、その後で被せていたが、今年は最初から被せてみた。
(10月2日)
 かすかな芽吹きを所々で確認。それより雑草のほうの芽吹きが多い。
(10月16日)
 雑草が多く芽吹いており、ていねいに草引き。
(11月8日)
 再び雑草が多く芽吹いており、ていねいに草引き。籾殻をさらに分厚く被せる。
(2020年4月26日)
 今年は暖冬暖春であったが、無肥料のせいか生育が悪く、例年4月中頃に仮伏せするのだが、今日まで延期した。
 育苗畝から苗を全部掘り出し、10cm以下のくず苗は捨て、まずますのもの(約20cm)と小さい苗(約15cm)に分ける。
 仮伏せはまずまずのもの1畝、小さい苗で1畝といったところ。残った小さい苗は、夏野菜畝のコンパニオンプランツとして使うため、軽く土に埋めておいた。

<2018年度>
(10月3日)
 ここのところ種蒔きは10月10日頃としているが、成育が悪いことがままあり、今年は少し早く種を蒔くこととする。
 今年9月もそうだったが、10月も雨模様の日が多く、明日の昼前から4日間雨の予報。よって、気持ち土が乾いた今日、畝づくりを行い、明日の朝に種蒔き、ということにした。
 また、夏野菜の定植に当たり、コンパニオンプランツとしてネギ苗がいいとのことであるから、苗場は例年の倍の広さとにする。
 場所はトウモロコシ第2弾の跡地。枯草などを隣の畝に移し、細かな草を手でかき混ぜて退治する。その後で、テンワで台形に整形。
 前作もそうだが、一切の肥料を使わず、無肥料自然栽培で行く。(その後に施肥)
(10月4日)
 本日、早朝に種蒔き。まず鍬で鎮圧し畝の上面を真っ平にする。種を少々密にばら蒔く。畝の法面の土をばら蒔き、草や枯葉(台風で寺から飛んできた)を除去。これで薄っすらと覆土できた。最後に再び鍬で鎮圧。
 雨前に無事終了。ところが予報が変わり、今日明日は曇、その後2日間曇時々雨。ちょうどいいお湿りとなる。
(10月12日)
 8日に、かすかな芽吹きがあり、雑草も芽吹く。雑草を丁寧に引く。
 今日、きれいに芽吹きが認められ、来夏にコンパニオンプランツとして数多く使えそうだ。
(10月28、29日)
 雑草がびっしり生えてきた。丁寧に草引き。1時間半かかった。
 翌日、籾殻を少々厚めに撒き、雑草抑え。 
(12月2日)
 畝の法面の雑草を削り上げ、大雑把に草引き。
(翌年2月3日)
 何も施肥していないから生育が悪い感がする。そこで、草木灰を振りまいておいた。午後から雨で、ミネラル分が土壌に浸透するだろう。なお、草抑えに籾殻を追加で撒いておいた。
(4月21日)
 もう仮伏せの時期だから、須賀前の畑での仮伏せのため、苗を全部掘り出す。
 小さすぎるクズ苗は捨てたが、苗場は昨年の倍の広さだから、十分に足りる。今年は昨年以上に生育が悪く、せいぜい15cm程度の長さだ。
 仮伏せが終わった後、夏野菜畝のコンパニオンプランツとして10cm程度の極小物も含めて使用することにした。

<2017年度>
(9月22日)
 蒔きどきの目安は遅くとも10月15日までで、10月10日頃がよかろう。そろそろ苗床を準備せねばならない。小松菜第2弾(7m畝)の東2m強をネギ苗作りに使うことにした。
 今日キュウリ第3弾を撤去し、早速畝作り。先ず、施肥。先日、堆肥場の土をキュウリ畝に乗せておいたが、ここに苦土石灰、種粕、鶏糞をばら撒き、ビッチュウではつり、粗畝完成。
(10月8日:種蒔き)
 小松菜第2弾(7m畝)の東2m強をテンワで台形に整形し、鍬で転圧し、平らにする。ネギ種を適当にばら撒き、畝横の土をほぐしながら振り掛ける。最後に手で転圧。土がたっぷり湿っており、水やりせず。ただし今日から5日間天気がいいから、土が乾いたら散水の要あり。
(10月10日)
 昨日は念のため散水しておいた。
 ところで、地表近くを虫が這って土が盛り上がった箇所が種まき後から所々にけっこうあり、手で押さえておいた。これはよくあることだが、何だろう。
 ネット検索したら、次のとおり。
 「ネキリムシ類(ガの幼虫)の可能性が高いように思います。ネキリムシ類は、カブトムシの幼虫と同じ形をしていますので、一度土の中を探ってみていただき、カブトムシの幼虫のような虫が出てくれば、間違いなくそれが原因だろうと思います。もし、見つからなければ、他のコオロギのような昆虫が悪さをしている可能性もあります。」
(10月13日)
 種蒔きして5日目。まだ芽吹かず。もう2日はかかるだろう。地表近くを虫が這って土が盛り上がって乾いた箇所が目立ち、毎日手で押さえて、その部分に水やりしてきたが、雨模様となったから、もう放置してよかろう。
 なお、細かな雑草が生えだしたから、昨日、今日、丁寧に草引きしておいた。
(10月18日)
 ここ3日ほど畑を覗いていなかった。今日、見たら、芽吹いてはいても部分的に良好な状態になっているだけで、大半は芽吹き損なっている感がする。
 これでは苗不足になりかねないから、良好な箇所以外は全体にもう一度種をばら蒔きし、うっすらと土も撒いておいた。
(11月10日)
 追加種蒔き部分に若干芽吹いた。再び細かな雑草が生えだし、丁寧に草引き。
(12月9日)
 草引きし、籾殻をたっぷり被せ、雑草抑え&防寒措置。
(2018年3月31日)
 概ね順調に生育しているが、芽吹き不足で苗が不足しそうな感がする。全部を使わねばならないだろう。そこで、好天が続く数日前から水やりし、成長促進させている。また、浮き上がって寝ている苗の周りに土を盛り、真っ直ぐ生長するよう手当て。
(4月22日)
 須賀前の畑での仮伏せのため、苗を全部掘り出す。
 小さすぎるクズ苗は捨てたが、ちょうど足りて、ほっとした。今年はあまり大きくならず、せいぜい20cm程度の長さだ。

<2016年度>
(10月5日)
 そろそろ苗床を準備し、種蒔きせねばならない。
 少々遅れたが枯れたピーマンの跡地2mほどを苗場とした。2mだと広幅にせねばならず、ビッチュウで軽く起こす。凹型にし、苦土石灰、鶏糞、種粕、有機肥料粒を撒き、埋め戻してから、軽くはつり込む。
(10月11日:種蒔き)
 肥料が下のほうに沈みがちで畝を立てたので、牛糞をばら撒き、テンワではつり込む。これを2回行い、牛糞を十分に混ぜ込む。
 テンワで広幅台形し、鍬で転圧し、平らにする。種を適当にばら撒き、畝下の土をほぐし、振りかける。最後に鍬で転圧。
 種は1割も使わなかった。
(10月13日)
 昨朝、今朝と、虫が地表近くを這った跡があちこちあり、その部分は土が乾燥して発芽しないので、鍬で転圧し、念のため散水。
(以後、毎日のようにこれを繰り返し実施)
(10月18日)
 朝、苗場を見てみると、ほんの小さな芽があちこちで吹き出していた。1週間でちゃんと芽吹いた。
 虫の這った跡は今朝もかなりあり、そっと靴底で踏んだのだが、発芽した芽に支障はなさそうだ。
(11月9日)
 充分な芽吹きが得られた。今年は少々密に種蒔きしたつもりであったが、例年と変わらない芽吹きである。今日、細かな草を引く。 
(12月19日)
 細かい草を丁寧に引き、籾殻を草抑えにたっぷり撒く。
(3月31日)
 籾殻を厚く撒いたせいか、雑草は極めて少ない。順調に生育中。
(4月23日)
 今年の苗は、例年並みの生育で、良品は25~30センチ程度あり、まずまずの長さに育っていた。
 鍬で掘り起こし、クズは捨て使えそうなものを揃えておいたが3分の1程度しか使わなかった。

<2015年度>
(9月28日)
 今日、苗床作りを行った。自宅前の北東区角で、柿の木の北、夏大根の畝の西半分を使うことに。少々短い畝だが、幅広に使えば良かろうというもの。
 まず、鎌で雑草の根を大ざっぱに削り取る。次に、鍬で凹みを付け、苦土石灰を振り、施肥(各種混合肥料)し、鍬で土を元に戻す。施肥位置が少々深くなったので、軽く各種混合肥料を再度撒き、手でかき混ぜながら、雑草の根っこや枯草を取り除く。
(10月10日:種蒔き)
 細かい草をテンワ(手鍬)で叩きながら畝の整形。鍬で転圧し、蒔き位置をフラットに。
 苗床が例年より狭いので、少々多めに種をばら撒く。
 畝下の土をほぐしながら掛け、再度鍬で転圧。
 念のため、水やり。
(10月22日)
 ここのところ毎日水やり。2、3日前に芽吹きだし、けっこうな芽吹きとなった。
(11月24日)
 充分な芽吹きが得られた。今年は少々密に種蒔きしたつもりであったが、例年と変わらない芽吹きである。今日、細かな草を引く。
(1月28日)
 1月25日にー5.0度の冷え込みがあったが、苗は元気だ。
(4月18日)
 これまでに1、2度草を引いておいたが、今では細かな雑草がけっこう生えてきている。
 今年の苗は、例年より生育が少々悪かったが、半数は25センチ程度で、まずまずの長さに育っていた。
 施肥したにもかかわらず、皆ひょろ長い。淵にこぼれた種は軸太だ。さほど密生していない苗床なのに肥料が足りなかったのか。例年こうしたものだから、まあよかろう。
 今日テボで掘り起こし、小さすぎるものは捨て、大小半々程度に分けた。2畝に仮伏せしたが、ここ2年は2本植えであったが今年は3本植えとしたので、大きいほうだけでは若干不足した。

<2014年度>
 10月2日に苗床作りを行った。自宅前の南区角(朝晩少々日照不足)の空き畝を使うことに。
 テンワ(手鍬)で雑草を削り落としてから、鍬で軽く凹みを付け、有機肥料粒と牛糞を撒き、テンワで肥料を混ぜながら台形の粗畝を作った。ところで、苦土石灰を振っておくのを忘れたから、近日振ることにする。
(10月10日)
 本日種蒔き。小さな草が生えているので引き抜き、鍬で押さえて平にし、立ったままで適当にパラパラッと種を蒔く。畝は昨年の倍近い長さだから気にすることはない。十分足りるに決まっている。土をほぐしながら振り掛けて、再度鍬で転圧。
 ところで、たしか苦土石灰を振っておくのを忘れていたから、今日、振らねばと思ったが、撒いてあるような感じがしたから、勘違いかと思い、止めにした。でも、このブログを見て、まだだ、ということが判明。
(10月11日)
 苦土石灰を振り、水やり。
(10月24日)
 数日前にかすかな芽吹き発見。今日は全体に芽吹いていた。スギナがけっこう出ていたので切り取る。
(11月2日)
 草引き。
(翌年1月24日)
 草引き。
(翌年4月)
 今年の苗は、例年より芽吹きが悪く、生育も少々悪かったが、半数は25センチ程度で、長いものは30センチあり、まずまずの長さに育っていた。
 4月半ばに2畝植付けたが、使った苗は捨てたものを除いて全体の1/2程度と、十分間に合った。

<2013年度>
(10月5日)
 10月になり、今年もそろそろネギの種蒔きをせねばならない。
 今年95歳になるおふくろが一昨年“毎年10月15にはネギの種を蒔かなあかん”と言った。その頃少々まだらボケがあったから、これが本当なのかどうか分からない。と言うのは、そう言いながら、その年は10月8日に彼女が須賀前の畑でネギの種蒔きをしたからである。
 昨年から須賀前の畑に行かなくなったおふくろであるからして、ネギの種蒔きは小生の仕事になった。その種蒔きをいつにするかであるが、昨年は10月7日に行い、ここ2年とも苗の育ちが悪いから10月15日では遅すぎるように思い、今年も1週間前倒ししようと思っている。

 そろそろ須賀前の畑で苗床の準備をせねばならない。そこで、半畝あれば事足りるから、既に処分したゴーヤの畝の北半分を使うことにした。
 粗起こしはできており、9月28日に、まず施肥した。昨年はたっぷり施肥したオクラの跡であったから無肥料としたが苗の生長があまりかんばしくなかったから、今年のゴーヤはたいして施肥していないこともあって、適当量を施肥した次第。
 使った肥料は、苦土石灰、動物残渣ペレット、種粕、鶏糞である。たいていの場合に一緒に使う牛糞は、今回、入れ忘れたが、大差なかろう。
 施肥後、小型ビッチュウではつってかき混ぜた後、均して完成。
 これで、準備は整った。
 10月5日は雨の予報だったから、翌6日に種蒔きしようと予定したのだが、予報は外れた。9月16日の台風の大雨以降全く雨なしで、近くの用水路の水も枯れてしまった。これではいつになったら種が蒔けるのやら。困ったものである。
(10月6日)
 ネギの種蒔きは何も須賀前の畑でせなばならないわけではないから、自宅前の畑で行うことにし、本日畝立て。耳が遠いおふくろにメモを渡して種蒔きを頼んだのが渋っているようであり、果たしてやってくれるか怪しいが、2、3日様子を見ることにしよう。
(10月10日)
 昨日の雨で土が良く湿っている。おふくろはまだ種蒔きしておらず、籠に種袋を入れて種蒔きするよう督促のメモを渡しておいた。
(10月15日)
 おふくろはまだやらない。一昨日2回目の督促をしたら、渋っているようであったが、“明日やるわ”との返事があったが怪しい。
(10月17日)
 案の定、種蒔きしてない。おふくろにメモを渡す。“一日何もせず楽をしてるとボケるぞ!”と付記し、本日小生が種蒔きを実行することに。予定より10日遅れとなったが、しゃあない。
 使う種は、前年のネギから今年6月に採ったもので、おふくろが乾燥させ小生が袋詰めして缶缶に入れて保存しておいたものである。
 立てた畝には化成肥料が随分と残留しているので、ようこん(有機肥料ペレット)だけを適量ばら撒いてから、テンワ(手鍬)でかき混ぜながら畝を整形。
 鍬で畝の上面を押さえて均す。ここに種をパラパラと蒔いていくのであるが、黒い小さな種であるから、きれいに蒔けたかどうか定かでない。蒔き終ってから目を近付けて偏りをどれだけか直す。
 最後に、畝下の土をほぐしながら蒔いた所に掛け、鍬で軽く押さえて終了。
(10月27日)
 小さな芽があちこちから出ている。芽吹き成功といったところ。
(10月29日)
 かたまって芽吹きしてない箇所が所々あり、たまたま2年前の種が目に付く所に放置(おふくろがどこからか探しだし種蒔きの準備をしたものであろう)してあったので、それを埋め込んでおいた。
(翌年4月)
 非常に順調に生育し、上等な苗が十分にできた。

<2012年度>
(10月15日)
 9月30日に台風の雨がたっぷり降って以来、らしい雨がない。須賀前の畑で10月7日にネギ種を蒔いた苗床も乾いてきているが、よく見ると小さな芽がビッシリ生えているのが分かった。これでは芽吹きすぎだ。
(10月18日)
 昨日、まとまった雨が降った。これから勢いよく生長するだろう。
(10月27日)
 自宅前の畑を見てビックリ! 昨日あたりに、おふくろがネギを種蒔きした。小生が須賀前の畑に既に種を蒔いたことが通じなかったのか、昨年苗が不足がちであったから予備でやったか、いずれかであろう。空いている場所があれば何かを作付けしたがるおふくろだから、たぶん後者であろう。
(後日追記)
 自宅前の畑は発芽後に軽くはつって処分。
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徳田ねぎの本伏せ&その後の管理 [岐南町特産「徳田ねぎ」の栽培]

 当地・岐阜県岐南町の特産品「徳田ねぎ」は、毎年秋に種蒔きし、4月に仮伏せし、梅雨明け後に本伏せする。収穫は晩秋からとなる。
・種蒔きから仮伏せまでは次の記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-10-03
・仮伏せから本伏せまでは次の記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-04-15
・本伏せから収穫まではこのページで記す。
・収穫の記事
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-12-02
 なお、施肥について興味ある情報を2016.9.4に得たので、ここに記しておく。
 石灰窒素の特性(日本石灰窒素工業会)
 ネギの栽培:
 石灰窒素は鮮やかな色沢、葉は鮮緑色で、軟白茎は純白色、肉質は緻密でしまりのよいネギづくりには欠かせません。さらには雑草、センチュウを防除します。
 ネギは酸性土壌を嫌い、湿害も受けやすいので石灰窒素に含まれる石灰が酸性土壌の改良や湿害の軽減(亜酸化鉄の吸収抑制)にも有効です。
 また、ネギは生育期間が長くアンモニア態窒素と硝酸態窒素の両方を吸収すると、よく生育するので石灰窒素の肥効特性がピッタリ合います。
 特に、ネギの葉は“ろう質"であることと、畦間が広いので石灰窒素を追肥としても使用できます。

<2023年度>
 例年どおり須賀前の仮伏せ用地と自宅前の畑(北西区画の南寄り)で連作する。
 例年8月上旬に本伏せしているが、今年はいかにも暑いし、ずっと雨無しであったから、大雨があった盆過ぎに行うことにした。
<自宅前>
 3月までに4畝中2畝を収穫しただけ。4月になって1畝を収穫。一番南の1畝は、東端数株を種取り用にネギ坊主を出させ、その他は4月に上部を刈り取り、再生させて葉を度々収穫することとしている。
 収穫跡2畝の場所の一部は3月下旬にヤーコン芋の芽出し場にし、引き続き5月半ばまでヤーコンのポット苗置場にした。
 その後、5月22日、6月26日、7月19日に草叩き。
7.24再生ネギ1畝は残したまま。しばらく収穫を続ける。
 収穫済み3畝の部分に、苦土石灰(半分は頂き物の純粋石灰)と少量の牛糞堆肥を振ってから、ビッチュウで畑の粗起こし。
8.12再生ネギ収穫畝を除き、3畝の畝立て(畝幅75cm)
8.20ここ数日の大雨で畝が流れ崩れており、鍬で畝の立て直し。少々湿り気多し。
 須賀前の畑から仮伏せネギを1畝引き抜いてきて、良品を3畝に配り、4畝目の半分(簡単に畝立て)にも配る。テボで順次穴を開け、埋め込んでいく。クズがけっこう残り、これは食用に。
 最後に施肥。鶏糞、有機肥料粒を溝に振った後、種粕を畝の法面にも広く振る。
8.30もう雑草がけっこう生えだした。マンノウで全面草叩き。
9.25雑草が繁茂し、ざっと手で草引き
9.29施肥(鶏糞、種粕、石灰窒素)、土寄せ、反対側削り上げ
11.5株周りの草引き、南面の土寄せ、北面の削り上げ
11.13両面を鍬で土寄せ
3.30全部で4畝あるが2畝がまだ残っている。3月になってからだいぶ太くなったが、葉がリンリンしだし、味は落ちるであろう。
 雑草が繁茂しだしたから、手で草引き。

<須賀前>
8.20仮伏せネギを2畝とも全部引き抜き、1畝分は今日、自宅前で本伏せ。
 仮伏せネギ跡を小型ビッチュウで均し、施肥(苦土石灰、牛糞堆肥)し、ビッチュウで起こし。
8.21再度小型ビッチュウで均し、鍬で畝幅75cmで2畝の畝立て。
 テボで順次穴を開け、埋め込んでいく概ね良品で本伏せできた。残ったのはクズ少々。 
 最後に施肥。鶏糞、有機肥料粒を溝に振った後、種粕を畝の法面にも広く振る。
9.3もう雑草がけっこう生えだした。マンノウで全面草叩き。
9.24雑草が繁茂し、ざっと手で草引き
9.30施肥(鶏糞、種粕、石灰窒素)、土寄せ、反対側削り上げ
10.29畝の西面を土寄せ
11.12畝の東面をテンワで土寄せ
2024.1.19収穫終了

<2022年>
 須賀前の仮伏せ用地と自宅前の畑(北西区画の南寄り)で徳田ねぎを連作する。
 3月までに4畝中2畝を収穫しただけ。一番南の畝は、東端数株を種取り用にネギ坊主を出させ、その他は4月に上部を刈り取り、再生させて葉を度々収穫。
 収穫跡2畝の場所の一部は3月下旬にヤーコン芋の芽出し場にし、引き続き5月半ばまでヤーコンのポット苗置場にした。その後、6月26日に全面草叩き。7月9日に大雑把に草叩き。
7.31一昨日に全面草叩きし、今日、残っていた再生ネギを全部収穫。
 有機石灰(シェルアップ)、苦土石灰を適当に振ってから、ビッチュウで畑起こし。小型ビッチュウで土均しし、鍬で畝立て。畝幅75cm。溝に石灰窒素を適当に振る。
8.1昨日、須賀前の畑から1畝(10m強)仮伏せネギを収穫し、それを今日、本伏せ。石灰窒素が混ざり込まないよう、注意して植え付け。クズっぽいものが若干余っただけ。
 植え付け後、溝に施肥。種粕、鶏糞、有機肥料粒を適当量。
9.5長雨につき、草叩きしても根付いてしまうので、2日前に手で草引き。
 肥料追加として牛糞堆肥を適当量撒き、土寄せ。法面に追肥として種粕を撒く。
9.16畝全体の雑草をテンワで草叩き。 
10.02畝全体の雑草をテンワで草叩き。
10.23畝全体の雑草をテンワで削り上げ。欠損箇所に放置して生きているネギ苗を移植。
11.8畝の両面を鍬で土寄せ。生育が非常に悪い。昨年も悪かったが、それ以下。
11.21施肥(苦土石灰、種粕、鶏糞、牛糞)し、南面を軽く土寄せ

<須賀前>
8.22自宅前が終わったら早々に須賀前も本伏せすることとしていたが、今年はとんでもない長雨で、畑起こしや畝立てができず、とうとう今日になった。といっても、明け方前に雨が降り、またダメかとあきらめていたが、なんとかなろうと、午前10時から作業着手。
 なお、雑草がけっこう生えており、これは昨日、鎌で刈ったり手で引いておいた。
 まず、仮伏せネギ1畝(10mほど)の両面を鍬で溝立てし、仮伏せネギを引き抜く。けっこう育っていたが、分けつがかなり進んで細いものが多くなっていた。なお、根腐れはなく、ホッとした。細いものが多いので、予備用にヤーコン畝の法面で育てていたものも引き抜き、これも本伏せに使用。
 次に、苦土石灰を十分に、有機石灰(シェルアップ)を適当量振り、小型ビッチュウではつり込んでから、均し、畝幅を75cm取って2畝を畝立て、本伏せ。
 午後3時に終了。蒸し暑さがひどいゆえ、休み休み行ったから、5時間も要した。
 なお、余った細ネギのうち、半分弱を食用に。残りは山芋畝に処分。
8.24本日、施肥(石灰窒素、鶏糞、種粕)。自宅前と違い、有機肥料粒は入れず。また牛糞堆肥も入れていない。これらは、後日、土寄せのときにしよう。
9.5有機肥料粒と牛糞堆肥を適当量撒き、土寄せ。法面に追肥として種粕を撒く。
9.16畝全体の雑草をテンワで草叩き。
10.02畝全体の雑草をテンワで草叩き。
10.23畝全体の雑草をテンワで削り上げ。欠損箇所に放置して生きているネギ苗を移植。
11.8畝の両面を鍬で土寄せ。生育が昨年並みに悪い。
11.18テンワor鍬で畝の両面を軽く土寄せ

<2021年>
 須賀前の仮伏せ用地と自宅前の畑(北西区画の南寄り)で徳田ねぎを連作する。
<自宅前>
 3月までに大半を収穫し、自宅前の一番南の畝は、南東端数株を種取り用にネギ坊主を出させ、その他は4月に上部を刈り取り、再生させて葉を度々収穫。
 収穫跡3畝の場所の一部は3月下旬にヤーコン芋の芽出し場にし、引き続き5月半ばまでヤーコンのポット苗置場にした。その後、5月30日に全面を草叩きし、6月13日に球根性雑草をテボで掘り出した。6月26日、7月21日に草叩き。
(7月25日)
 植えっ放しの再生ネギを処分し、苦土石灰と牛糞を撒いてからビッチュウで起こし。
(8月1日)
 小型ビッチュウで均し、鍬で75cm間隔で畝立て。
(8月2日)
 本日、須賀前の畑に引き続いて本伏せ。今年仮伏せしたネギは有機肥料栽培したから大きく育っている。須賀前での畑で2畝仮伏せしたうち1畝分を自宅前に運び、4畝に仮置きしたところ、3畝半で苗がなくなる。不足分は本伏せ(テボで穴を掘り、埋め込み)の段階でどれだけか跳ね出し、それで対応。ちょうどピッタリ埋まる。
 須賀前の畑での作業着手は午前7時で11時頃に終わり、引き続いて実施した自宅前の畑は本伏せ作業だけであるが、12時半頃にやっと終了。須賀前の畑は晴れたり曇ったりで時折風があって真夏ではあるが一気に作業できたものの、自宅前で作業に取り掛かったら晴れ渡り、暑くって休み休みし、作業。こたえるなあ、この暑さ。ちなみに正午の気温は32.2℃(近所にある岐阜気象台)を記録。
(8月3日)
 本伏せ翌日の今日、けっこうな雨が降った。しばらくは雨なしでネギに乾燥ストレスを与えたほうがいいのだが、これでは根っこが早々に活着してしまう。今後もけっこう雨が降りそうな予報であり、今年の収穫がどうなるか、少々心配。
(8月5日)
 今日、施肥。種粕、鶏糞、有機肥料粒を適当にばら蒔く。
(8月8日)
 肥料隠しの土寄せ。
(9月1日)
 お盆前からの長雨で根腐れが心配だが、絶えた株はほとんどなし。
(9月6日)
 追肥。軽く溝立てし、石灰窒素、種粕、有機肥料粒をばら撒き、土寄せ。
(10月2日)
 雑草の生え方がすごい。畝の両面ともしっかり草叩き。
(10月11日)
 今年は夏の長雨のせいか、どれだけか根腐れしたのであろう、成育が悪い。
 草引きしながら、鍬で軽く片面を土寄せ。
(10月18日)
 草叩きを兼ねて、テンワで片面を削り上げ。
(11月15日)
 畝の北面をテンワで削り上げ、南面を鍬で軽く土寄せ。
 今年は例年に比べてとんと育ちが悪い。太いネギは望みようがない。

<須賀前>
(8月2日)
 須賀前も今日、自宅前に先立って本伏せすることとした。
 まず、仮伏せネギ2畝(各10mほど)の両面(西畝だけ片面)を鍬で溝立てし、仮伏せネギを引き抜き、畝ごとに区分けし、1畝分を自宅前用とする。
 次に、本伏せのためビッチュウで起こすのが本当だが、これを省略し、均しビッチュウで均し、苦土石灰を適量、牛糞1袋半を振り、畝幅を75cm取って2畝を畝立て。
 今年仮伏せしたネギは有機肥料栽培したから大きく育っている。根腐れも少なく、生育不良の細めのネギはわずか。ただし、分けつがあまり進まず、例年けっこう余るのだが、くずネギが余っただけで、これは自宅前用に加える。
 本伏せ畝は仮伏せ畝とほぼ同じ位置となり、仮伏せネギ1畝分を本伏せ2畝に定植。
 朝7時から作業に取り掛かり、11時頃に終了。晴れたり曇ったりで時折風があって真夏ではあるが、一気に作業できた。
(8月3日)
 本伏せ翌日の今日、けっこうな雨が降った。しばらくは雨なしでネギに乾燥ストレスを与えたほうがいいのだが、これでは根っこが早々に活着してしまう。今後もけっこう雨が降りそうな予報であり、今年の収穫がどうなるか、少々心配。
(8月5日)
 今日、施肥。種粕、鶏糞、有機肥料粒を適当にばら蒔く。
(8月8、9日)
 肥料隠しの土寄せ。
(9月1日)
 お盆前からの長雨で根腐れが心配だが、絶えた株はほとんどなし。雑草が目立つので草削り。
(9月6日)
 追肥。軽く溝立てし、石灰窒素、種粕、有機肥料粒をばら撒き、土寄せ。
(9月29日)
 雑草の生え方がすごい。畝の両面ともしっかり草叩き。
(10月18日)
 東面を鍬で軽く削り上げて土寄せ。
(11月14日)
 畝の東面をテンワで削り上げ、西面を鍬で軽く土寄せ。
 今年は例年に比べてとんと育ちが悪い。太いネギは望みようがない。
(11月29日)
 本日初収穫するも、薬味ネギの太さしかない。こんな不作は初めて。

<2020年>
 須賀前の仮伏せ用地と自宅前の畑(北西区画の南寄り)で徳田ねぎを連作する。3月までに大半を収穫し、自宅前の一部(南東端)は種取り用にネギ坊主を出させる。
<自宅前>
 収穫跡地の一部は3月下旬にヤーコン芋の芽出し場にし、引き続き6月初めまでヤーコンのポット苗置場にした。
(6月7日)
 今日、自宅前はヤーコンのポット苗が出払ったので、草叩きしておいた。
(7月12日)
 1か月で雑草が繁茂。鎌と手を使い、草引き。
(8月6日)
 8月2日に草刈機(紐タイプ)でざっと草刈りし、今日テンワでしっかり草叩き。
(8月7日)
 苦土石灰を適量、牛糞1袋を振り、ビッチュウで畑起こし。今日は半分だけ。
 スギナの地下茎がけっこうあり、放り出す。
(8月10日)
 畑起こしの続きを行ない、直ぐ、小型ビッチュウで均し、少々広めだが畝幅75cmとし、自宅前4畝の畝立て。畝の長さは約5mしかなく、目分量で畝を立てた。
(8月14日)
 今日、自宅前の畝に本伏せすることとした。
 今年の仮伏せネギは生育がいい。大きくもなっているし、株分れも順調だ。
 雑草がけっこう生えているから、テンワで西畝の西側と東畝の東側を草叩きし、草叩きした側だけ鍬で大きく削ってから、仮伏せネギを引き抜く。同時に雑草を草引き。
 引き抜いたネギはバラバラにし、1畝分を自宅へ運ぶ。1畝分は柳の木陰に。
 畝は8月10日に立ててあり、そこに3本(太いものは2本)ずつ並べていく。細いネギは跳ねだし、概ね良品ばかり(一部はちょっと細め)で並べ切ることができた。
 テボで畝の法面の中ほどから土を除け、ネギを埋め込んで土戻し、十分にしっかり手で押さえる。終了は11時。うだるような暑さで汗びっしょり。
(8月15日)
 昨日できなかった施肥を今朝行う。溝に、石灰窒素をごく軽く振り、適量の鶏糞、有機肥料粒、種粕をばら撒いておいた。
(8月17日)
 昨日休耕田で草刈りし、それを搬入して溝に敷く。
(9月17日)
 本伏せ後、猛暑の連続でネギにだいぶダメージがあったが、しっかり根付いている。
 今日、南面を土寄せ。その前に施肥(鶏糞、種粕、有機肥料粒)。
(9月20日)
 畝の両面削り上げ。
(10月2日)
 まだしなくていいが、今年は小まめに土寄せすることにした。
 まず、片面をテンワで削り上げ、反対側を鍬で軽く土寄せ。
(10月25日)
 だいぶ成長。今年はまずまずか。片面を削り上げ、片面を土寄せ。
(11月16日)
 自宅前は、須賀前より生育がいい。今日、両面を鍬で土寄せ。

<須賀前>
(8月14日)
 須賀前も今日、本伏せすることとした。
 仮伏せネギを引き抜いた後、ビッチュウで起こしておいた。午後3時から作業。
 均しビッチュウで均し、苦土石灰を適量、牛糞1袋を振り、適当に2畝を畝立て。作業の要領は自宅前に同じ。
 少々細めのネギが自宅前より多くなった。余ったネギのうち極めて細いものは、白ナスの株間で薬味用に育てているものが一部不足しているので、そこに植え付けておいた。残りは隣の畑の方が苗不足だから欲しいと言われ、差し上げることにした。
(8月15日)
 昨日できなかった施肥を今朝行う。溝に、石灰窒素をごく軽く振り、適量の鶏糞、有機肥料粒、種粕をばら撒いておいた。
(8月17日)
 昨日休耕田で草刈りし、それを搬入して溝に敷く。
(9月17日)
 本伏せ後、猛暑の連続でネギにだいぶダメージがあったが、しっかり根付いている。
 今日、東面を土寄せ。その前に施肥(鶏糞、有機肥料粒)。種粕は後日。
(9月20日)
 畝の両面削り上げ。後で種粕を東法面にばら撒く。
(10月2日)
 まだしなくていいが、今年は小まめに土寄せすることにした。
 まず、片面をテンワで削り上げ、反対側を鍬で軽く土寄せ。
(10月25日)
 だいぶ成長。今年はまずまずか。片面を削り上げ、片面を土寄せ。
(11月15日)
 片面だけ土寄せ。今年は畝幅を狭くしすぎ、畝間の土寄せがあまりできない。
(11月22日)
 畝間を可能な限り両サイドに土寄せ。
 
<2019年>
(6月16日)
 須賀前の仮伏せ用地と自宅前の畑(北西区画の南寄り)で徳田ねぎを連作する。3月までに大半を収穫し、自宅前の一部(南東端)は種取り用にネギ坊主を出させた。自宅前の畑の収穫跡地の一部は3月下旬にヤーコン芋の芽出し場にし、引き続き5月半ばまでヤーコンのポット苗置場にした。今日、ネギ坊主の収穫が済み、その後は、当分の間、雑草叩きを行い、8月の本伏せを待つ。
(6月23日、7月9日、8月1日)
 あまり草は生えていないが、3回にわたってテンワで草叩き。
(8月5日)
 自宅前の畑の作付け予定地(長年連作、一毛作)に苦土石灰を適量振り、使う予定のない米糠があったので、これを軽く撒いた。
 その後で、ビッチュウで畑起こし。朝から暑い。1畝起こして軽作業、この繰り返しで4畝を起こし終わる。
(8月8日)
 カラカラ天気が続いている。お盆頃に一雨ありそうだから、今日、自宅前4畝の畝立て。畝幅75cmとし、目分量で畝を立てていく。畝の長さは約5mにつき、まずまずきれいに畝が立った。
(8月13日早朝)
 3日前に仮伏せ畝の草叩きをし、いつでも本伏せできるようにしておいた。
 今日、早朝に自宅前の畝に本伏せすることとした。半月以上雨なしで畑はカラカラに乾いているが、2日後には台風の雨が見込まれるので、そうすることにした次第。なお、ネギは乾燥に強いから、台風の雨がなくても枯れる心配はないのだが。
 自宅前の畑で種取りも行うから、大半が頂いた苗(交雑している恐れあり)で仮伏せした西畝ではなく、自家採取種で苗づくしして仮伏せした東畝を掘り起こして、自宅前の畑で本伏せすることに。
 今年の仮伏せネギは生育がいい。大きくもなっているし、株分れも順調だ。畝の両サイドを鍬で大きく削り、峰の土を足で蹴飛ばしてから引き抜く。
 引き抜いたネギはバラバラにし、自宅へ運ぶ。
 畝は8月5日に立ててあり、そこに3本(株分れしたばかりのものは2本)ずつ並べていく。細いネギは跳ねだし、良品ばかりで並べ切ることができた。
 テボで畝の法面の中ほどから土を除け、ネギを埋め込んで土戻し、十分にしっかり手で押さえる。台風の風で倒れないよう、そうした。
(8月13日午後)
 須賀前の畑で本伏せすることにした。
 まず、仮伏せしてあるもう1畝のネギを同じ要領で全部掘り起こす。頂き物のネギ苗より、うちで種蒔きして育苗した苗のほうが良品が多かった。
 ついで、ビッチュウで畑起こしを行ない、小型ビッチュウで均し、苦土石灰を振る。目分量で鍬で2畝を畝立てする。これで本伏せの準備完了。
 植え付けは、自宅前と同じ要領。
 午後4時前から取り掛かり、6時すぎに終わったのだが、気温は高いものの風があり、早朝より楽であった。
(8月15日)
 今日は台風の風雨が強くなる。台風後に施肥しようかと考えていたが、畝の土が流れ落ちて、土が湿った状態では作業しにくい。そこで、少し風が出てきたが、まだ雨が降っていないから、施肥することとした。
 畝尻が少々小高い感がし、大雨となったら肥料が流れてしまいそうだから、ちょっと記憶にないが、あらかじめ軽く鍬で溝立てし、ネギの株元近くに施肥できるようにした。
 肥料は、石灰窒素、種粕、鶏糞、有機肥料粒を適量。なお、須賀前は事前に米糠を撒いてないので米糠の残りも撒く。
 鍬で土寄せしながら、肥料を埋め込み。これで完璧だ。
(8月16日)
 台風はけっこう風が吹き、雨量も80mmほどあったが、全く問題なかった。
(8月24日)
 台風が去った後、おおむね晴れたのは3日だけで、すぐに秋雨前線が停滞しだした。21、23日には30数ミリの雨があり、今日から3日間は晴れそうだが、その後1週間はぐずつく予報。これじゃあネギが根腐れしそうだ。少々心配になる。
(9月2日)
 秋雨前線が依然として停滞。スカッと晴れる日がなく、土は湿りっぱなし。大雨で畝の土がだいぶ畝間に流れ落ちていた。
 時々日が射す今日、両方の畑ともに2回目の土寄せ、2回目の施肥。
 まず、初回の施肥と同じ個所に施肥(田んぼ用化成肥料の残り、鶏糞、有機肥料粒<ヨウコン>)を適量し、ついで、鍬で十分に土寄せ。これで、畝間が低くなり、どれだけか水はけが良くなったろう。
 幸い草は少なくて助かったが、自宅前はけっこう生えており、あらかじめザッとテンワで草叩きしてから作業。
(9月15日)
 雑草が目立ちだした。そこで、畝の両面をテンワで削り上げ。といっても、普通のテンワ(当地ではマンノということも)では土を削り上げるには不向きで、昔ながらのテンワを使って削り上げ。これでちょっとした土寄せができた。これは、須賀前の畑のことで、自宅前では普通のテンワ(マンノ)で削り上げ、ほぐれた畝間の土は長靴で蹴り上げてちょっとした土寄せをした。
 近いうちに2つの道具を図示するか写真を載せよう。↓
 9.16 農具の名称はところ変われば皆違う。「テンワ」って聞いたことある? 
(10月17日)
 雑草がけっこう生えてきたので、両面を普通のテンワで削り上げ。
 昨年と同様に全体に生育はあまりよくない。8、9月の秋雨前線による影響が今年も大きいのではなかろうか。なお、溶けて消えた株はさほどない。
(11月4日)
 やっと元気になってきたが、皆、か細い。
 土寄せできる状態になく、雑草を叩くための削り上げを畝の両面とも行う。
(11月18日)
 2週間経ったが、ほんのわずかしか生長していない。2回目の追肥をすることに。まず、畝の片面だけ鍬で軽く溝立てし、鶏糞、有機肥料粒を適当にばら蒔く。次に、鍬でその面だけ土寄せ。これで十分に施肥はできたから、これがちゃんと効くのを待つだけ。
(12月9日)
 その後は遅々たる成育しかしていない。両面をテンワで削り上げ。
 収穫は1か月以上先にしかできない。
(12月22日)
 その後、少し生育した感がする。須賀前で少しだけ初収穫するも、いかにも細い。

<2018年>
(6月10日)
 須賀前の仮伏せ用地と自宅前の畑(北西区画の南寄り)で徳田ねぎを連作する。3月までに大半を収穫し、自宅前の一部(南東端)は種取り用にネギ坊主を出させた。収穫跡地はヤーコンのポット苗置場にしたり、山芋の芽出し場に使った。
 ネギ坊主の収穫が済んだので、今日、雑草叩きを行い、残っているネギは引き抜いて根切し、ばら撒いておいた。
 梅雨明けしたら、この場所で本伏せすることになるが、それまで、何度か草叩きをせねばならない。(6月24日、7月8日:ていねいに草引き、梅雨明け後の7月15日:草叩き)
(8月6日)
 数日前にも草叩きしたが、また生えてきている。草叩きし、枯草とともにトマトの畝に寄せる。畝立て前に、ビッチュウ(大)で畑起こし。
(8月8日)
 小型ビッチュウで均し、施肥(草木灰、苦土石灰、有機肥料粒)
(8月11日)
 カラカラ天気が続いているが、12日あたりから夕立が見込めそうなので、本伏せすることにし、自宅前4畝の畝立て。畝幅75cmとし、目分量で畝を立てていく。畝の長さは約5mにつき、まずまずきれいに畝が立った。
(8月12日)
 本日、本伏せすることに。今年の仮伏せネギは例年並みの大きさに成長している。鍬で片側を深く掘り、引き抜いて、ばらばらにするも株別れしたものはほとんどない。本伏せは倍の延長に行うことになるが、これじゃあ足りそうにない。
 そこで、太いものは1本植えにし、中ぐらいのものは2本植え。くずは畝の両サイドに植え、残りのくずは自宅前で植えることにした。
 仮伏せネギを収穫後、小型ビッチュウで均し、施肥。草木灰、苦土石灰、有機肥料粒を振り、畝幅75cmで寸法を取り、ロープを張って足で踏み、ロープ跡を目印に畝を立てていく。10m強の畝につき、こうしないと曲がったり畝幅が一定しない。
 かなり土が乾いているので、即刻、本伏せ。テボで定植位置を掘り、ネギを1、2本植え付けていくが、雨がないことも予想されるので、手でしっかり転圧後、足でも踏みつけ、乾燥を防止。
 残り半分のネギを自宅へ持って帰り、自宅前の畑で同様に本伏せ。くずっぽいものを畝の両端と一番南の畝に植え付け。こちらも、手でしっかり転圧後、足でも踏みつけ、乾燥を防止。
 朝6時過ぎから始めて、10時半頃までかかる。曇っていて助かったが、風がなく、汗ぐっしょり。熱中症一歩手前。
(8月19日)  
 8月15日にシトシト雨が20mmあり、定植ネギのダメージは少ない。今日、畝間に施肥(種粕、鶏糞、石灰窒素)しておいた。
(8月20、23日)
 休耕田の雑草を搬入して畝間に敷く。須賀前は台風接近で土を気休め程度に掛けておいたが、自宅前は土は掛けず。
(8月30日)
 第1回土寄せは例年9月半ばだが、けっこう投入した枯草を早く土壌分解させたいので、今日、土寄せ。それに先立ち追肥。種粕と牛糞を適当に。
 これで近日に襲うかもしれない大型台風の対処もできた。
(9月24日)
 けっこう草が生えてきたから、大きな草を引き、畝の両面を削り上げ、若干土寄せした形に仕上げ。9月の秋雨前線停滞のより湿気が多く、根腐れして溶けたもの少々あり。
(10月14、15日)
 少々草が生えてきたので、畝の両面をテンワで削り上げ。ついで須賀前は片面を鍬で軽く土寄せ。
 全体に生育はあまりよくなく、特に須賀前は悪い。9月の秋雨前線による影響が今年は大きいのではなかろうか。なお、溶けて消えた株はさほどないが、くず苗を植えた箇所は溶けて消えたものがけっこうある。
(10月28、29日)
 少々草が生えてきたので、畝の両面をテンワで削り上げ。若干生育してきた。
(11月8、15日)
 8日:須賀前:両面を鍬でざっと土寄せし、テンワで株元に土寄せ。
 15日:自宅前:両面を鍬でざっと土寄せ。
 どちらも生育はかんばしくない。
(12月15日)
 鍋に使うため、自宅前で3株収穫。いずれも細い。また、しばらく暖かくなりそうだから、今後の生育を祈るのみ。親類縁者への送付は年が明けてから。
(後日追記)
 今期はひどい不作であった。それなりに親類縁者へ送ったが例年の半分の量。

<2017年>
(8月12日)
 昨年10月に種蒔きしたネギ苗は順調に成育し、4月に仮伏せしたところ、ぐんぐん伸びて例年以上に大きくなった。
 ところが、今年は梅雨が全然明けず、本伏せを予定している箇所が湿りっぱなしで何ともならない。草叩きや草引きを小まめに行い、7月に入ってからは9日、23日に草叩きを行い、30日そして8月11日と草引きを行って、畝立ての準備をしてきた。
 8月14日は法事で野良仕事ができないので、13日に本伏せできないかと思うも、11日夕方の雨で、今日12日、土はじっとり湿っており、加えて15日からまた数日雨模様の日が続くとの予報。
 これじゃあ、本伏せしたら根腐れしてしまう。どうしようかと思案していたら、農協職員が別の用件で来てくれて、ネギの話をしていたら、“うちは9月になってから本伏せしている”とおっしゃる。
 近年は梅雨明け後に本伏せするのが通例になっているが、その昔はカボチャを収穫した跡地に本伏せしていたから、お盆過ぎであったと聞いている。
 よって、今年はお盆が過ぎて、畑が乾いてから本伏せすることにした次第。下手をすると9月になってからかも。こんなことは初めてだ。
(8月20日)
 自宅前4畝の畝立て。畝幅75cm。
(8月27日)
 ネギ仮伏せ畝2畝の草引き。自宅前4畝の草叩き。
(8月28日)
 今日、やっと本伏せを行うことができた。これで一安心。
 2、3日前の天気予報では、もうちょっと好天が続くことになっていたが、曇がちで少々心配になった。でも、今朝、畑の土を引っ掻いてみたら、まずまずの乾きぐあいであり、本伏せを決行。
 苗の一部に腐りかけていたものがあったが、それは使わず、また、育ちの悪いものもはね出し、良品だけで十分間に合った。
 苗は多少乾かしたほうがいい。朝7時から苗を掘り起こし、しばらく天日干し。といっても曇天だから直ぐには乾かない。他の作業をやり、4時間ほどしてから本伏せに取り掛かる。根っこがきれいに乾いているから、まあよかろう。乾かす目的は、病原菌を殺すこともあるが、ネギに乾燥地獄のいじめをしてやると、この先おいしいネギに育ってくれるからである。
 一番いいのは、本伏せ後にジリジリとした猛暑が適度に続き、土がからからに乾いてくることだが、今年はそれは期待できない。でも、週間予報では当分の間、雨なしのようだから、根腐れは回避されるから助かる。
 今年の苗は近年にない出来の良さであったから、9月に長雨とならないことを祈っている。そうすりゃ、大豊作間違いなかろう。
 なお、作付け場所は自宅前は連作とし、須賀前はネギ苗跡2畝(畝間75cm)。今までに施肥は一切していない。野菜全て基本的に自然農法(たんじゅん農」)を導入することとしているが、ネギだけは別だ。ネギは土を深く掘ったり、かき混ぜることになり、土壌細菌叢を乱してしまうであろうから、無施肥とはまいらないであろう。
(9月15日)
 自宅前に施肥。種粕、鶏糞、有機肥料粒を通常どおり。土寄せは後日。石灰窒素を振るのを忘れた。
(9月18日)
 自宅前:北面の削り上げ、土寄せ(第1回:南面)。石灰窒素は入れずじまい。
 須賀前:施肥(苦土石灰、石灰窒素、鶏糞、種粕)し、西面の削り上げ、土寄せ(第1回:東面)。
 なお、台風で若干の倒れ、葉折れあり。
(10月8日)
 自宅前:土寄せ(第2回:前回に引き続き南面)
 須賀前:土寄せ(第2回:前回と反対側の西面)
(10月23日)
 土寄せが遅れたこともあり、台風の豪雨で畝の土がけっこう流れ、吹き返しの強風で軸折れするものがけっこうあり、手で土寄せし、起こしておいた。
(10月27日)
 自宅前:土寄せ(第3回:前回、前々回に引き続き、またまた南面)
 須賀前:土寄せ(第3回:両面) 
(11月17日)
 両方の畑とも両面からたっぷり土寄せ(第4回)。これにて土寄せは終わりとする。なお、須賀前は片面をテンワ(旧型)で行った。
 生育状況は例年並みのようだ。ただし、自宅前の拡幅した畑部分は、南の列の数株は軸折れしている。垣根の土であったから、土壌の状態が良くないのであろう。
(12月5日)
 一昨年、昨年と同様に3年連続して夏の多雨、加えて9月の長雨により、根腐れが心配であったが、幸いそうしたことはなく、平年作となりそうだ。今日、自家用に2株収獲。

<2016年>
(7月24日)
 今年の作付け計画は、昨年と同様に従前より縮小し、須賀前の畑に2畝(延べ20m強)と自宅前の畑に4畝(延べ20m)。
 省力化のため、須賀前は仮伏せした場所(2畝)で本伏せすることとし、自宅前は冬に整地した北東区画の南3分の1である。
 本伏せの時期は、昔はカボチャの収穫後(お盆前)であったようだが、梅雨が明けたら本伏せして良いようである。
 よって、ぼつぼつ準備に掛からねばならない。
 そこで、今日(7月24日)、自宅前の予定地の草削りをしておいた。
(8月1日:自宅前)
 自宅前の畑(北東区画)に4畝を畝立て。
 畝幅であるが、70cmだと十分に土寄せしようと思うと少々狭い、80cmだと少々広すぎる。75cmがちょうど良いといった感じだが、これはブログ日記を見て、後から分かったこと。実際には、自宅前の予定地は十分な広さがあるから余裕を見て80cmとし、畝を立ててしまった。
 なお、畝立てに先立ち、苦土石灰を撒いた。
 朝、畝立てし、9時に須賀前の畑へ行って、2畝仮伏せしてあるネギ苗のうち1畝を掘り出し、自宅へ持ち帰る。納屋の日陰に広げておいた。
 午後2時にネギを畝に並べる。少々日に当てたほうがいいだろうから、1時間後に伏せる。
 ところで、今年のネギは生長がとてもいいが、株別れが少ない。10mの畝の苗が20m本伏せでちょうどなくなってしまった。
(8月3日)
 自宅前に施肥(鶏糞、種粕、NK化成)と敷藁。
(8月7日:須賀前)
 仮伏せネギ苗の残り1畝を掘り出し、直ぐ脇で日に当て広げておいた。といっても、曇空。
 仮伏せ畝と山芋畝の間を草刈機で丁寧に草刈。
 均しビッチュウで凹み部分を軽くはつってから、2畝が十分取れる広さで均す。
 苦土石灰を振る。
 畝幅80cm(少々広いが)とし、鍬で畝立て。
 本伏せ。苗は2割ほど余った。
 施肥(鶏糞、種粕、NK化成)し、敷藁。
 以上、うだるような暑さの下、休み休み3時間の労働。
(8月14日)
 自宅前:けっこう雑草が生え、草叩き。
(8月26日)
 須加前:畝間の雑草叩き、削り上げ。猛暑でダメージけっこうあり。
(9月5日)
 自宅前:畝間の雑草叩き、削り上げ。猛暑のダメージ少ない。
(9月7日)
 須賀前:草引き
(9月14日)
 追肥として須賀前の畑の畝(東側=近日土寄せ)の石灰窒素を振っておいた。
(9月16日)
 追肥として自宅前の畑の畝(両側)に少々石灰窒素を振り、土寄せしない側に草削りしながら表土に混ぜ込んでおいた。
(9月17、19日)
 両方の畑ともに第1回土寄せ。
(10月10日、11日)
 両方の畑の草引き、自宅前の削り上げ。
 9月いっぱい梅雨空が続いたのが影響していようが、根腐れ続出したようで、溶けてしまったもの1割程度あり、成長も悪い。
(10月16日)
 須賀前:削り上げをし、第2回土寄せ(西面)
(10月21日)
 自宅前:削り上げをし、第2回土寄せ(北面)
(10月31日)
 いかにも貧弱で今冬どれだけの大きさになってくれるか不安。
 須賀前:西面を削り上げし、第3回土寄せ(東面)
 自宅前:第3回土寄せ(南面)
(12月5日)
 両方の畑ともに第4回(両側とも)土寄せ。
 例年なら収穫をどんどん始める時期だが、今年は貧弱すぎてまだできない。史上最悪の不作である。収穫は中頃まで待つことに。

<2015年>
(7月28日)
 昨年10月に種蒔きしたネギ苗は順調に成育し、4月に仮伏せしたところ、ぐんぐん伸びて例年以上に大きくなった。
 今年の作付け計画は、須賀前の畑に2畝(延べ20m強)と自宅前の畑に4畝(延べ20m)。例年、須賀前に4畝としていたが、予定地が草ボウボウであり、ここを人力で畝立てするのは不可能である。よって、須賀前は仮伏せした場所(2畝)で本伏せすることとし、例年予備的に1畝としていた自宅前に半分を持ってくることにした。昨年より1割減の作付けである。
 本伏せの時期は、昔はお盆前であったようだが、梅雨が明けたら本伏せして良いようである。
 よって、ぼつぼつ準備に掛からねばならない。
 そこで、今日(7月28日)自宅前の予定地の草刈・草引きをした。トマト・第1弾キュウリ・紫ナスの広幅3畝にネギ4畝の畝立てとする。紫ナスは雑草に負け気味で葉も虫食いがひどく、処分することにした。トマトもほとんど終っているから、近日処分。第1弾キュウリはとっくに終っている。
 キュウリ・ナスの畝は雑草がボウボウであったから、かなり根が張っている可能性があり、畑起こし、畝立てが大変かも。
(7月29日)
 自宅前の第1弾キュウリ・紫ナス跡を起こし始める。思いのほか根張りは少なかったが、それでもけっこうあり、小まめに放り出す。
(7月30日)
 自宅前:トマト処分、跡起こし。全体を均し、苦土石灰を振る。
(7月31日)
 自宅前:4畝立て(畝幅70cm)、本伏せ。
 仮伏せネギを鍬で掘り出す。(作った畝に1~2時間並べて干した後、植え付け)
 須賀前:オクラとの間を狭幅で1列起こす。仮伏せネギ跡とともに均し、苦土石灰を振る。
      2畝(畝幅75cm)立て、本伏せ。
 残ったネギ(約2割)は従兄弟が欲しがっていたので差し上げることにしたのだが、今年は株分れがあまり進まず、不足気味にも思われ、毎年、1株(1箇所)に2、3本としたが、1、2本とした。よって、収穫量は少々落ちるだろうが、太いネギが採れるだろう。
 なお、白ネギが長くなるよう、少々深植えにした。8月~9月上旬に多雨にならなければ根腐れは免れよう。
 土寄せは例年第1回を9月中頃に行い、4回程度行うことにしている。(別記事)
(8月1日)
 畝間の溝に敷き藁を行い、乾燥防止。
(8月16日)
 草引きを行い、施肥(混合肥料)しておいた。
(8月22日)
 まとまった雨が17日にあり、20日から毎日雨だ。これでは根腐れが心配になる。来週は台風接近もあり、曇天か雨の予報で困ったことになりそう。
(9月6日)
 秋雨前線が居座っている。自宅前のネギ畝に雑草が繁茂。今日、草引き。
(9月13、14日)
 自宅前の畑に追肥(種粕、鶏糞、有機肥料粒)。
 そのあとで、新たに掘った堆肥場の土、そしてダリア他の花畝を潰して掘り出した土をネギ畝に運び、今後の土寄せで畝を高くできるようにした。
(9月15日)
 須賀前に追肥(種粕、鶏糞、有機肥料粒、化成及び牛糞)
 自宅前、須賀前とも第1回土寄せ(北面または東面)
(9月27日)
 自宅前、須賀前とも削り上げ(南面または西面)
(10月8、9日)
 須賀前:西面を削り上げ、というより東面へ削り落とし。東面の溝に軽く追肥。東面を土寄せ。自宅前:北面を土寄せ。(第2回)
(10月18、19日)
 須賀前:西面を削り上げて土寄せ。自宅前:両面を土寄せ。((第3回) 
(10月22日)
 草木灰を畝の法面にばら撒く。
(11月4日)
 両方の畑:両面から土寄せ(第4回)
(12月6日)
 12月初めから順次収穫しているが、今日、須賀前1畝、自宅前1畝の最終土寄せを行った。
(2月26日)
 今季は両方の畑各1畝に土寄せをたっぷり行ったので、白根はどれだけか伸びたであろうが、掘り出すのが大変である。強く握って引き抜こうとすると、白根がつぶれたり千切れたりすることがある。
 来季は、あまり土寄せせずにいこう。

<2014年>
(8月2日)
 4月に仮伏せしたネギがぐんぐん伸びて例年以上に大きくなった。昨年とは大違いだ。
 今年の作付け計画は、須賀前の畑に4畝(延べ40m強)と自宅前の畑に1畝(6m)。3年前より各1畝作付けを減らしているが、これで十分である。
 梅雨が明けたら、本伏せをするのが通常のやり方であろう。でも、梅雨のさなかに畑起こしをし、畝立てするのは、土が重くて、なかなかできない。
 そこで、梅雨明けして数日経った25日に畑起こしをし、27日に畝立てを行った。昨年の畝幅は80センチと広く取ったが、今年は65センチ。もう少し空けるべきであった。これでは土寄せが不十分になろう。畝立て前に昨年の栽培記録を見ておくべきだあった。
 ところで、本伏せの最適期はいつであろうか。隣の畑の方は、既に7月25日過ぎに行われ、新家(分家)の老主人はなかなか手が回らないこともあって“お盆ごろでええわ。”と言っておられた。昨日、耳の遠いおふくろに筆談で聞くと“カボチャが終わった後で畝立てしてた”との返事。そんな大昔(40年以上前=後日、他の方から聞いたがお盆の少し前)のことは参考にならない。今日、改めて聞くと、“もうちょっと後でええ”との話。
 他に急ぎの農作業もあり、伏せ替えはいつになるか分からないが、立てた畝はカラカラに乾いており、一雨後でなければ本伏せできないのではなかろうか。いくら乾燥に強いネギとはいえ、今の状態で伏せるとダメージが大きいと思われるのだが、これもおふくろに筆談で聞いてみるしかない。
 96歳になったおふくろであり、ボケないうちに百姓のノウハウをあれこれ聞き出しておこうと考えるようになったこの頃である。
(8月4日)
 8月に入った頃から梅雨模様の曇天の毎日となったが一向に雨は降らない。ところが、5日後の9日には大型に成長するであろう台風11号が九州に上陸する恐れが出てきた。となると、その2日後には当地でも大雨になる可能性が大である。
 こうしたことを考えると、ネギの本伏せは台風が過ぎ去った後にした方がよかろう。大雨で根腐されを起こしては去年と同じになってしまうからだ。どうやら今年は、お盆前の本伏せとなりそうだ。
(8月10日)
 台風が過ぎ去った後で畑に行って見たら、仮伏せしてあるネギの半分以上が強風で軸折れしていた。これでは生育に遅れが出よう。軸折れしてないものだけで足りるだろうか。
 また、週間予報では今後もスッキリしない天気が続きそうで、本伏せが随分と遅れそうで気が急く。
(8月13日)
 今日は少し晴れたが畑の土はグッショリ湿っている。週間予報ではこれからの1週間は小雨や曇。本伏せがどんどん先延ばしになる。弱ったことになった。
(8月21日)
 8月18日から雨なしの日となり、晴れ間もけっこう出るようになった。そこで、19日の朝、畝間に流れ落ちている湿った土(泥)の上げ作業を行っておいた。なお、自宅前の畑はまだ畝立てしておらず、本日実施。
 今朝(21日)、仮伏せネギを掘り出して選別(台風で折れたものを捨て、曲がりがあるものは一部を使用)し、概ね良品を本伏せ畝に並べておいた。1日天日干しし、明日の朝、植付けする予定。
 ところで、畑がまだまだ湿っており、本伏せするに当たって1日天日干しした方がいいかどうか、おふくろに筆談で聞いてみたのだが、要領を得ず。そこで、専業農家であるお隣の老婦人に聞いてみたが、1日天日干しはやったことがなく、定植時に畝に並べておくだけ(1時間ほど干すことになる)で、最近は皆さん、全く干さないで植え付ける傾向にあるとのことであった。
 しかし、小生の思いとしては、仮伏せネギを干すことによって日射消毒されて病気予防になるし、乾燥させることによって根付きがしっかりするであろうから、今年の場合は1日天日干しは必要だと考え、そうしたところである。
 今年の作付けは、昨年と同様に須賀前の畑に4畝(1畝10m強)と自宅前の畑に1畝(約6m)とした。
(8月22日)
 今朝、植え付け。まだまだ土が湿っているので、深植えとせず、通常の位置(畝間のレベル)にした。
(8月26日)
 連日、雨模様の日が続く。豪雨が来たら畝間に土が流れ落ち埋まってしまう恐れがある。そうなると肥料が効かなくなるから、今日、施肥することに。使ったのは、種粕、有機肥料粒、鶏糞(少し)、牛糞(多め)。
(9月9日)
 9月7日で夏の長雨が終わった。ネギが根腐れしたものがある。須賀前で8箇所、自宅前で2箇所が溶けてしまっている。余った苗が他の野菜の畝に捨ててあり、それの良さそうなものを拾ってきて移植。なお、2、3本ずつまとめて植えているが、1本だけになってしまったものも数箇所あるが、それはそのまま。
 昨年同様、いや、それ以下の不作になりそうな今年である。
(9月15日追記)
 畝間が少し乾きかけてきた。そろそろ土寄せせねばならない。そこで、今日、草叩きをした。
(9月16日追記)
 本日、第1回目の土寄せを、須賀前・自宅前ともに実施。
(10月8日追記)
 本日、第2回目の土寄せを、須賀前・自宅前ともに実施。
 まず西面をテンワ(手鍬)で削り上げる。一通り終わって、これではまだ白根が隠れていないので、もう一回り削り上げを行う。
 次に、東面を鍬で土寄せ。これで白根はほぼ完全に隠れた。
(10月18日追記)
 本日、第3回目の土寄せを、須賀前のみ実施。
 先日の台風の豪雨でせっかく寄せた土がどれだけか流れた。よって、10日前の作業のやり直しの意味合いもあるが、東面を鍬で土寄せし、更にテンワ(手鍬)で削り上げる。西面はテンワで少々削り落としをしながら削り上げて畝の整形をした。
(11月7日追記)
 本日、第4回目の土寄せを、須賀前のみ実施。
 実施したのは4畝のうち3畝。西から2列目は11月収穫につき、土寄せせず。両側から鍬で土寄せ。
(11月12日追記)
 本日、自宅前の1畝を3回目の土寄せ。東面のみ実施。日照不足の場所であり、須賀前に比べて成長が悪い。
(12月2日追記)
 本日、今季初の本格的収穫。西から第3列の畝からの収穫。今年は、収穫後の畝の土を両サイドの畝に土寄せすることにした。40日で白根になるというから、ちょうどよかろう。

(2013年の記録)
(7月28日)
 梅雨が明けたら、ネギの本伏せをするのが通常のやり方である。
 ところが、今年は、昨秋に種蒔きしたネギがなかなか生長せず、例年4月の仮伏せが5月になり、7月になっても大した生長が見られず、本伏せを遅らせるしかない状況となった。
 よって、作付け場所の手当ても先延ばしして、今日7月28日、やっと畑起こしをした次第。
 なお、隣の畑は専業農家さんがネギを伏せられるが、今年の苗は成長が悪いとこぼしておられたから、どこも同じだろう。
(8月4日)
 今年の梅雨明けは7月8日だが実質は8月1日で、7月28日の畑起こしに続いて本日8月4日に畝立てし、引き続き本伏せも行った。
 実質上の梅雨明けが遅れた分、仮伏せネギがどれだけか生長しており、都合が良かった。
 まずは、仮伏せネギを引き抜き、屑は捨て、本伏せ用ネギの根をしばらくの間、乾かしておく。なお、今年は苗が小さいから鍬で土を削らず、直接引き抜く。
 須賀前の畑は畝幅80センチとし、4畝を畝立て。均しビッチュウで土を均し、苦土石灰を適度に振り、少々深めに畝立て。
 ネギを順次テボで植え付けていく。お隣さんは約4本を1株にしておられたが、うちは2、3本(間もなく2本に分かれそうなものは2本と数える)とした。その方が太いネギに成長するからである。ただし、収穫時の本数はその分少なくなる。
 なお、昨年は深植えしたが、今年は背が低いので通常の深さで植えることにした。(これは、結果的に幸いした。深植えしていたら、その後の多雨で畝間が湿けり、根腐れがひどくなって、大幅な収穫減になっていたことだろう。)
 最後に施肥。種粕、有機肥料ペレット、牛糞とし、化成肥料は使わず。
 仕上げに敷き藁。これは枯れたメロンの敷き藁を再利用した。藁は熱射防止と堆肥化のためである。
 須賀前の畑を終えてから、自宅前の畑に本伏せ。施肥する段になって暑さ負けし、後日施肥することに。

 
DSCN0198.JPG

(8月13日)
 本伏せして直ぐの6日に60ミリ強の雨があり、根腐れしないかと心配になったが、7日からは猛暑で逆に根が焼けないかと心配させられる。そこで、メロンが終わったから、その敷き藁を追加してネギの畝間に入れることに。かなりの量があり、これで全く心配いらなくなったところである。
(8月21、22、23日)
 畝に雑草が繁茂しだした。そこで草叩き。今日は2畝。22、23日に各1畝で終了。
 1株が病気か何かでダメになり、柳の木の根元に放置しておいた残り苗から補充。半月も放置してあってもネギは枯れずに残っているから、その生命力は驚くばかりだ。
(9月1日)
 今年の夏は適度に雨が降ってくれるから、雑草がすごい。またまた、草叩き。
 なお、自宅前の畑は、施肥をおふくろに頼んでおいたが、いまだ行わず。面倒だからやらないのである。よって、今日、小生が草叩きと併せて施肥。肥料は、自宅前につき、化成1:種粕3とした。
(9月21日)
 例年、9月半ばに畝の東側を土寄せしている。今年もそうしたかったが、台風の雨で数日先送りすることになり、今日、須加前の畑の土寄せを行った。
 今年は雨の多い夏であったから、定植後、何度も草引きや草叩きを強いられた。今は大して草はないが、大きな草は、あらかじめ引くことにし、小さい草は埋め込んでしまうことに。
 次に追肥であるが、今年から化成肥料を使わないことにし、種粕と残り物の「ようこん」(動物残渣)を少なめに撒くに留めた。少なくしたのは、9月の豪雨や台風で溝が埋まり、施肥効果が出ないと思われることと、ネギは肥料過剰になる恐れがあると聞いているからである。
 施肥後、畝の西面を手鍬(テンワ)で東側にどれだけか削り降ろし、東面を鍬で軽く土寄せ。昨年もそうであったが、今年は昨年以上にネギの生長が遅れていて、まだあまり伸びておらず、十分には土寄せできない。隣の畑の方も仮伏せのときからそう言ってみえたから、どこも同じだろう。
 今後、生長ぐあいを見ながら、あと2回は土寄せする予定である。何回も土寄せし、より高い畝にすれば、それだけ白根の長いネギに育つのであり、専業農家は特殊な機械で高く土寄せされているが、人力作業ではとても無理だ。
(9月24日追記)
 自宅前の畑を同様に実施。
(10月28日追記)
 須賀前の畑の今年のネギはいつになっても成長が鈍い。気になる隣の畑のネギも同様だ。本来なら10月上旬に2回目の土寄せを畝の西面について行うことになるのだが、それがまだできない。
 今日、やっと第2回目の土寄せができたのは、9月下旬に十分にできなかった東面の土寄せの再実行だけである。畝の西面の上部をテンワ(手鍬)で少々削り落とし、東面を土寄せ。
(10月29日追記)
 自宅前の畑は須賀前より少し成長が良い。ただし、南の方は建物の日陰になり成長が悪いが。本日、化成肥料を撒き、同様に削り落とし、土寄せ。
(11月3日追記)
 須賀前の畑:西面を少々削り上げ。
(11月13、14日追記)
 自宅前の畑:両面を第3回目の土寄せ。お昼時は南の建物で日が当たらず、生長が悪くなった。
 須賀前の畑:西面を第3回目の土寄せ。長靴で東面に土を少々流し落とす。冷え込みのせいか、少々ネギが元気になってきたようだ。
(11月22、24日追記)
 須賀前の畑は1週間でネギが少々伸びたのがはっきり分かる。有り難い。そこで、第4回目の土寄せを東面に施す。
 自宅前の畑は日当たりが悪く生長が遅いが、24日に軽く削り上げ。
 須賀前の畑から1株初収穫。(24日)
(11月24日追記)
 須賀前の畑:各畝に草木灰を振っておいた。施肥効果はないが、畑全体に灰を撒くことにしたから、そうしたところ。
(12月1日追記)
 須賀前の畑:両面を第5回目の土寄せ(ただし、西1畝は間もなく収穫だから片面だけ)
(12月22日追記)
 須賀前の畑:一番東の畝を両面、2番目の畝を片面、土寄せ。6回目である。
 土寄せは、これをもって終了とする。
(12月2日第1回収穫時の感想)
 8月の本伏せ直後に60ミリ強の雨があり、根腐れしないかと心配したことが現実となった。このときが原因か、8月下旬の数日によるまとまった雨、あるいは9月の2回の台風の大雨かもしれないが、ネギが根腐れしたに違いない。ネギを作付けしておられる方、皆が「今年はネギの育ちが悪いし、所々溶けてしまった」と言われる。隣の畑の方の育ちようも、そのとおりだ。
 12月初めの今日、例年どおり本格的初収穫をしたが、いずれも細いし、丈も幾分短い。こんなことは、まれなことだ。 

<参考:2012年須賀前畑の本伏せ>
 7月下旬にスッキリとした梅雨明けで猛暑が続き、7月29日にネギの本伏せを行った。ネギ苗もスクスクと成長し、根腐れもしなかった優良なネギ苗であった。
 今夏は当分の間降雨はなさそうで、ネギを少々深植えしても根腐れしないだろうから、白根が長いネギ作りを目論み、急きょ思い付きで畝作りに手を加え、溝の土をさらえて少々高畝にした。
 そして、植付け位置は昨年と同じだが、少し深植えにすることにした。これでもってしても、秋に根腐れすることは、まずなかろうというもの。
 次に、ネギ苗の畝を鍬で削り、苗を引き抜く。良質なもの、中級品、クズに分別し、良質なものから畝に配り、一部中級品も使う。太いネギを収穫したいから、昨年より本数を減らして、1、2本植えにすることにした。1本であっても既に2本に分かれかけており、収穫時にはさらに株別れして何本にもなるから、これで良かろうというもの。
 最後に施肥。有機肥料ペレット、牛糞、化成1:種粕3の混合を溝に適当な量撒く。有機肥料を入れると、ネギに甘味が増すから、毎年そうしている。
 そして、仕上げに敷き藁。今年は猛暑で雨も降りそうにないから、根が焼けないよう断熱効果を期待してのこと。昨年、北隣の畑の方がそうしてみえたし、うちも昔はそうしていて記憶がある。でも、近年、うちは米作を全くしていないから藁がなく、敷き藁なしにしていたが、今年は1束買い込んでいたのでそれを使うこととした次第。
(9月半ば?)
 畝の東面を第1回土寄せ
(10月8日)
 昨年と同様に本日、第2回土寄せとして、畝の西面を実行。なお、雑草の削り上げは前日に実行済み。
 昨年と同様に畝間を広く取っているので、まず、畝を削り落としてから施肥。有機肥料ペレットだけとした。次に、鍬で土寄せ。
 (10月27日)
 本日、第3回目の土寄せとして、東面を実施。
(11月13日追記)
 須賀前の畑のネギについて、本日、第4回目の土寄せとして、西面を実施。
(12月2日追記)
 自宅前の畑のネギの土寄せを行った。たいして土寄せしなかったから、白根は短いであろう。
 須賀前の畑のネギは、一番東の畝を除く3畝を、本日、第5回目の土寄せを行った。来年になったから掘るネギの白根が長くなるのを期待。
 土寄せは、これをもって終了とする。
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収穫し残したネギの春夏再生栽培 [岐南町特産「徳田ねぎ」の栽培]

 ネギは3月になって暖かくなると、凛とした葉っぱになり、白根は2分割していき、硬くそして甘味がなくなる。そこで、もうダメだと引っこ抜いて処分していた。たいていは1畝(約5m)余り、うち数株を種取り用に残し、4月には処分。
 ところが、その畝は8月にネギの本伏せするまで何も用途がない。また、4月に仮伏せしたときに余ったクズ苗を夏野菜畝の株間に植えて薬味ネギにしようと思うも、なかなか成育せず、秋になってやっと使えるようになるだけであるから、それまでネギが手に入らない。
 そこで、2021年から、この畝(種取り用以外で約4m)で再生ネギを育て、葉っぱを薬味やネギ料理に使うことにした。

<2023年>
5.4自宅前の畑に残っていた1畝、ネギ坊主がいっぱい出て、もう味がガクンと落ちた。種取り用に5株残して株元から切り取り、再生ネギとし、今後は葉っぱのみ幾度か収穫する。
6.5もう十分に葉が伸びたので、全部刈り取り。葉っぱがけっこう病気(?)か、白い斑点が多いものを半分以上捨て、まあまあのものを食用に。

<2022年>
(4月26日)
 自宅前の畑に残っていた2畝、ネギ坊主がいっぱい出て、もう味がガクンと落ちた。種取り用に5株残して株元から切り取り、再生ネギとし、今後は葉っぱのみ幾度か収穫する。
(5月25日)
 もう十分に葉が伸びたので、全部刈り取り。葉っぱがけっこう病気(?)か、白い斑点が多いものを半分以上捨て、まあまあのものを食用に。
(6月9日)
 もう十分に葉が伸びた。第2回全部刈り取り。前回同様半分以上捨てる。
(7月11日)
 6月下旬だったろうか、種取り用のネギの葉を全部刈り取ったものが再生したので、鍬で土除けして白根も一緒に収穫したが、茎と根の境から新芽が伸びて、若干細いがまずまずのネギが収穫できた。今日は、葉食のため2回刈り取ったものがまずまず大きくなったので、その一部を収穫したのだが、ごく細いものとなっていた。あまりに細いもの約半分は捨て、主として薬味用に使うこととする。

<2021年>
(4月19日)
 残った1畝(約5m)のうち5株(種取り用)以外の約4mのネギを、地上部を少し残して刈り取る。今年初めて(去年もちょっとやったか?)行う再生ネギ栽培である。
(5月10日)
 再生ネギがもう随分と伸びている。薬味ネギとして全部刈り取り。けっこう柔らかそうだ、なお、1本しか葉が伸びなかったものは、いかにも硬そうなので切って捨てる。また、ネギ坊主が付いた葉も硬そうなので捨てる。
(5月31日)
 2回目の再生の過半が食べ頃となった。十分に伸びた葉を刈り取り、まだ細い葉は後日収穫することにした。ネギ坊主が出たものの一部は硬そうだったから捨てたが、大半は柔らかそうだったから捨てずに食用に。
(7月25日)
 その後、6月の終わり頃に全部切り取って食用にしたはずで、今日が最後(4回目の収穫)。良品は半分弱しかなかった。葉っぱを切った後、ネギの本伏せのためビッチュウで起こしにかかったのだが、白根の部分も細くていいものが大半であった。引き抜いて白根も食用にすればよかった。失敗。

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ネギ栽培の締めくくりはネギ坊主からの種取り [岐南町特産「徳田ねぎ」の栽培]

 当地特産の「徳田ねぎ」。自家消費と親戚への贈答そして当店のお客様への進呈用に作付けし、出荷はしないが、大量に作付けしている。
 特産品だから、ブランド名を傷つけるわけにはいかず、栽培に力が入る。
 白根を長くすることは専業農家に負けるが、毎年、有機肥料をたっぷり入れ込んで可能な限り高畝にし「甘くて、柔らかくて、美味しい徳田ねぎ」栽培に努めている。
 ネギの栽培は長丁場で、けっこう手間隙かかるものだ。
 例年の作業工程の主なものは次のとおり。
 10月上旬  苗床に種蒔き
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-10-03
  4月中旬  小さな細い苗を定植と同様な形で植え付け
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-04-15
  7月下旬  梅雨明け後に、大きくなった苗を本伏せ
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-08-02
  9月~    何度か土寄せし、白根を伸ばす
 11月下旬~ 順次収穫(2、3月まで)
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2014-12-02
 翌6月     種取り用に残した株から葱坊主を千切る
         (干して保存、10月種蒔き)
 このページは、6月に行う「ネギ坊主からの種取り」について記す。

<2023年>
6.4今年も種取り用に自宅前の畑に5株ネギが残してある。
 数日前には数個のネギ坊主の上半分ほどに真っ黒な種が顔を覗かせていた。
 梅雨に入ったが、2日連続で良く晴れて乾いているから、一部採取することにした。例年、実りの早いものからネギ坊主を鎌で首元から刈り取っていたのだが、実った種は簡単にこぼれ落ちようから、実りの多い半分ほどのネギ坊主を、その首下を折り曲げて軽く叩き、種を菓子箱で受ける。
 こうすると、簡単にほとんど種だけが菓子箱に入る。今日は過半が採取できた。幾日かしたら、再びこの方法で種を採取しよう。
6.5今日も同様に種収穫。もうほとんど残っていない感じで、これにて種収穫終了。
6.19ここ数日好天続きで種が十分に乾燥したであろうから、紙袋に入れ、昨年の残り種とともにチャック付きポリ袋に入れ、ブリキの種箱に入れて冷蔵庫保管。

<2022年>
(6月5日)
 今年も種取り用に自宅前の畑に5株ネギが残してある。
 数日前には数個のネギ坊主の上半分ほどに真っ黒な種が顔を覗かせていた。
 今夜から雨だから、一部収穫することにした。例年、実りの早いものからネギ坊主を鎌で首元から刈り取っていたのだが、ずっと晴天が続いているから、実った種は簡単にこぼれ落ちようから、実りの多い半分ほどのネギ坊主を、その首下を折り曲げて軽く叩き、種を菓子箱で受ける。
 こうしたら、簡単に、ほとんど種だけが菓子箱に入った。1週間後、そして2週間後に、再びこの方法で種を収穫しよう。
 種を包んだ枯れたサヤが入らず、いい方法を見つけ出したものだ。
(6月9日)
 同様にして2回目の種の収穫。もうほとんど採れた。
(6月11日)
 2回目の収穫もカラカラ天気の元での収穫につき、今朝、紙袋に収納。昨年の残り種とともにチャック付きポリ袋に入れ、ブリキの種箱に入れて冷蔵庫保管。

<2021年>
(5月31日)
 今年は種取り用に自宅前の畑に5株ネギが残してある。
 今日、ネギ跡の草叩きをしていたら、数個のネギ坊主から真っ黒な種がこぼれ落ちそうになっていた。実り具合は昨年より早い。今日はそうした数個のみ鎌で首元から刈り取り、金属製ボールに一先ず入れておく。1週間後にまた部分刈り取りし、2週間後には全部刈り取りしようか。
(6月6日、13日)
 まだ全部は種が熟していない。数個ちぎり取り、金属製ボールに追加して保管。
(6月28日)
 ここのところ天気が良く、種もよく乾いているだろうから、収納することにした。
 昨年と同様の方法を取ろうとしたが、極小の網の篩がどこにあるのか分からず、細かなゴミ混じりのまま紙封筒に収納。チャック付きポリ袋に入れてから、大きなブリキ缶に入れ、冷蔵庫で保管。

<2020年>
(6月9日)
 今年は種取り用に自宅前の畑に5株ネギが残してある。
 実り具合は昨年より早い。今朝、概ね種が黒くなっているネギ坊主が約半分あり、それをハサミで切って菓子箱に入れる。もう既にパラパラと種がこぼれる状態。今日は天日干しし、明日から梅雨となるから納屋の外で当分の間、日陰干し。後日、よく乾いてから種を取り出そう。
 明日から梅雨入りとなるから、今年は急いだが、残り半分のネギ坊主は1週間ぐらい後に様子を見て切り取ることにする。
(6月18日)
 うっかり忘れていた。2回目(最終)の種取りを今日実施。
 なお、例年、ネギ坊主を収穫後、ネギは引き抜いてしまうのだが、今年は株元から鎌で刈り取り、新芽を吹かせることにした。薬味用ネギになるから。
(6月21日)
 種の取り出し作業。トレイに入れて干してあったネギ坊主を手で揉み解す。ステンレズざるに少しずつ入れて、さらに揉み解し、種は木箱にちょうどうまく落ちた。木箱を揺すれば、大きなゴミが浮いてきて取り除く。極小の網の篩に入れて、細かなゴミを取り除く。篩に残った種、ほとんどゴミはなし。今回初めての方法、うまくいった。
 紙袋に入れ、冷蔵庫保管。

<2019年>
(6月16日)
 今年は種取り用に自宅前の畑に4株ネギが残してある。
 実り具合は昨年より遅れたが、今朝、見てみると、ネギ坊主から種がこぼれそうになっている。全部ハサミで切って菓子箱に入れる。後日、よく乾いてから種を採ろう。
(7月?)
 忘れていて、だいぶ日にちが経ってから、ネギ坊主をほぐし、真っ黒な色の種を取り出し、紙袋に入れる。その袋はブリキ缶に入れて冷蔵庫保管。
 11月初めには種蒔きするのだから、わざわざ冷蔵庫保管の必要はないが、各種自家採取種を一括保管すると便利だから、そうしている。なお、種も生き物であり、種蒔きの半月ほど前に冷蔵庫から取り出し、納屋で常温にさらすようにしている。

<2018年>
(6月5日)
 今年は種取り用に自宅前の畑に10株以上ネギが残してある。今朝、見てみると、3分の1ほどがもう種がこぼれだしている。よって、それを切ってトレイに入れ、もんだり叩いたりして菓子箱に種を入れる。
 これで十分だろうが、まだ随分と種がネギ坊主に残っており、トレイに再びネギ坊主を入れ、後日よく乾いてから種を再度採ろう。
(6月10日)
 トレイに入れておいたネギ坊主をもんだら、5日とほぼ同量の種が採れた。十分すぎる量の種であり、植わっているネギを全部引き抜き、根切りしてネギ畑に放置。

<2017年>
(6月13日)
 今年は種取り用に自宅前の畑に3株ネギが残してある。これで十分だ。
 昨年より遅れ気味だが、今日1株だけ種が完熟している。
 ネギ坊主を鋏で切り取り、菓子箱に入れる。
(6月18日)
 残りの2株も種が完熟した。採取したネギ坊主は、納屋の軒先で、しばらく天日干しする。
(6月19日)
 ずっと晴天で天日干しも1日で切り上げ、今日、種を収納。十分な量できた。

<2016年の記録>
(6月2日)
 今年、種取り用に自宅前の畑に5株ほどネギが残してある。十分過ぎるほどの量である。
 今日、過半が種がこぼれそうになっている。そこで、そうしたネギ坊主を鋏で切り取り、トレイに入れる。3割ほどはまだこぼれそうになく、これは種取りせず。
 ネギは引き抜いて、気休めにしかならないが、キュウリ苗やキュウリ第1弾の周りにウリハムシの虫除けとしてばら撒く。
 採取したネギ坊主は、母屋の軒先で、しばらく天日干しする。
(6月26日)
 その後、日陰干ししておいたが、今日の梅雨の晴れ間に3、4時間天日干しし、紙袋に入れ、種箱に収納して冷蔵庫保管。

<2015年の記録>
(5月2日)
 さて、今年、種取り用に2か所(須賀前の畑・自宅前の畑)ネギが残してある。例年、須賀前からだけ種取し、自宅前は予備であって種取りしない。
 しかし、今年、須賀前は隣の畑の方が別種のネギを栽培されていて、今、ネギ坊主ができている。これと交配しては何ともならないから、ここは処分し、自宅前から種取りすることにした。こうしたこともあるから、ネギ栽培は2か所でせねばならぬ。
 今、葱坊主の皮が剥がれて、花が咲き出したところである。6月半ばに種取りできよう。
(6月14日追記)
 自宅前のネギはほとんど収穫しなかったから、ネギ坊主だらけである。半分ほどは種がこぼれそうになっている。それを軽く手でもみ、箱で受け取って作業終了。
 例年、おふくろは天日干ししていたが、しばらく納屋で日陰干しすることにする。
(8月2日)
 やっと放置しておいたネギ種を封筒に入れて保管。

<2014年の記録>
(6月19日)
 数日前にそろそろ葱坊主千切りの時期だと思って見てみたが、葱坊主の天辺だけは真っ黒な小さな種がこぼれ落ちそうな感じになっているものの、それ以外の部分はまだ種が熟してなさそうだ。
 一昨年は6月14日、昨年は6月19日に、全体に種が完熟していたのに、今年はかなり遅れそうだ。
(6月29日追記)
 もう少し待っても良さそうだが、十分な量の種が採れそうな状態になっており、今日、葱坊主10個弱を切り取り、浅めの木箱に入れて、当分の間、天日干しすることにする。
(8月8日追記)
 おふくろが何日か天日干しし、その後納屋に入れ込んだが、今までそのままにしてあり、今日、篩にかけて種袋に入れ込み、種箱に収納。

<2013年の記録>
(6月19日)
 全体に種が完熟し、けっこうこぼれ落ちている。そこで早速に葱坊主をそっと千切り、プラスチックの箱に入れて自宅に持ち帰った。
 それを、小さめの木箱に移し、プラスチックの箱にこぼれた種も木箱に。
 あとは、おふくろが庭先に干して種取りし、保管してくれるだろう。
(7月28日追記)
 例年、おふくろが7月上旬には十分に乾いた種を封筒に入れてブリキ缶に仕舞い込んでくれるのだが、今年はやりそうにない。よって、本日、小生がそれを行なった。

<2012年の記録>
 6月14日に葱坊主を千切り、7月8日におふくろが十分に乾いた種を封筒に入れてブリキ缶に仕舞い込んでくれた。
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ネギの栽培法も所変われば様々 [岐南町特産「徳田ねぎ」の栽培]

 今日の日曜日は雨模様。ファーマー仕事は昨日で一段落し、ファーマシーの仕事は幾らでもあるのですが、気乗りしなくてファーマーの勉強を始めました。「家庭菜園大百科」なる本を引っ張り出し、そのうち注文した苗が届くであろうタマネギの栽培法を見た後で、ネギの栽培法が目に入りました。以前にもざっと見たのですが、よくよく見てみると、丸っきり栽培法が違います。
 ところ変われば栽培法も変わるのでしょうね。物の本どおりにやったら、根腐れしそうです。当地は粘土質が比較的多い沖積土壌だからでしょうね。もっと大きな違いは、種から育てた苗をいきなり定植するのではなく、一度苗を移植して、ある程度大きくなってから、全部引き抜いて、本伏せ(伏せ替え)して育てます。
 例年の作業工程は次のとおりです。(これは、鍬を用いて人力で行う場合であって、当地専業農家は機械を用いて土寄せされますので、異なると思います。)
 10月15日  これを目安に種蒔き
  4月上旬  苗を引き抜き、育苗のため、定植と同様な植え付け
  6月上旬  施肥、土寄せ
  7月下旬  梅雨明け後に、大きくなった苗を引き抜き、本伏せ
         (畝の法面に持たし掛け、浅植え。根元=溝に藁を敷く)
  9月上旬  施肥、畝を少々削り降ろし
  9月半ば  畝の片面を軽く土寄せ
 10月上旬  施肥し、畝のもう片面を大きく土寄せ
 10月下旬  9月に軽く土寄せした面を大きく土寄せ
 11月~    必要に応じて両面を再度大きく土寄せ
         (出荷の3、40日前にやれば、土に隠れた所が白くなる)
 11月下旬~  順次収穫(2月まで) なお、種取り用に数株を残す。

 当地特産の「徳田ねぎ」。自家消費と親戚への贈答、そして当店のお客様への進呈用に作付けし、出荷はしないのですが、大量に作付けしています。特産品ですから、ブランド名を傷つけるわけにはいかず、栽培に力が入ります。今年は、例年以上に有機肥料を入れ込みましたから、「甘くて、柔らかくて、美味しい徳田ねぎ」が収穫できないかと期待。
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