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サツマイモの収穫・保存 [サツマイモ]

(2022年までの詳細な記録をこのページに記す。2023年からは、サツマイモ栽培のページ「サツマイモの手抜き栽培」で簡略化して合わせ記す。)

 サツマイモの栽培を始めて7年目。収穫適期はネットの調べでは次のとおり。
・目安は葉色が一部枯れてきてから⇒そうとも限らないという意見あり。
・植え付けからの積算温度による。植え付けから4か月が目安。
・10月上旬~11月中旬、紅あずまなど早生品種は早めに可。
・気温10度(最低気温?)以下は生長限界限度。 
・収穫時期が遅れると味が落ちる。霜が降りてはダメ。
 ということであるが、うちの農作業の都合で、焼き芋用は10月下旬~11月上旬に掘り、切り干し芋用(安納芋)は干し芋づくりが11月下旬からとなるから11月中旬としたい。
 なお、ネット検索で、次のことも分かった。
・掘ってから1~2週間すると甘味が増す。
・保存方法は、新聞紙に包んで発泡スチロールの箱に入れておく。10度以下にならないように保管すべき。
 この保存法は面倒だから、ダンボール箱を用いて籾殻を入れ、納屋は冷え込みがきついだろうから、母屋の洋間に置いて保存することに。

<2022年の収穫記録:112kg>
 一昨年から作付けは全部「紅はるか」である。須賀前の中央部の畝2畝(各約10m)に2列植え(峰の中央は、先行してメロン栽培)して栽培。自宅前は単列植えの畝(約7m)での栽培。いずれも株間は30cm弱。
 今年は苗がなかなか入手できず、入手した苗もあまり良くなく、かつ若干不足したためか、少々出来が悪かった。
(10月29日)
<須賀前の西端の畝>(収穫量 33.8kg)
 少々不作で、巨大なもの多し。昨年ネコブセンチュウ対策にためコブトリソウを栽培した畝であるが、ネコブセンチュウ被害はほとんどなさそうに見えた。
(10月30日)
<須賀前の中央部:西の畝>(収穫量 33.4kg)
 連作した畝であるが、少々不作であった。ネコブセンチュウ被害はさほどなさそう。
(10月30日)
<自宅前の2畝>(収穫量45.1kg)
 まずまず豊作と言えよう。東端の畝の南半分にネコブセンチュウ被害がけっこうあった。
(11月3日)
 本日、分別作業。焼芋用にする中ぐらいの良品をダンボール箱へ入れつつ、大中小とクズ、掘るときに大きく割れたもの、計5種類に分別。
 良品はじゃがいも10kg箱に4箱(約30kg)に詰め込み、1箱は自家消費の焼き芋用にし、3箱は11月半ばに良品の大半は一族郎党へ送る。
 割れたものは自家用のふかし芋に。
 ネコブセンチュウ被害があるものを中心に、残ったものは干し芋づくり用に。
(11月21日)
 納屋に置いておいたネコブセンチュウ被害があるものを中心に、大中小に分けてダンボール箱7つに入れ、自宅室内保管。12月になってから順次切干し芋づくり。
 クズは菓子作りする人に近日進呈。
 なお、自家用の焼芋にする良品は、店の2回の居室で保管。

<2021年の収穫記録:151kg>
 昨年から作付けは全部「紅はるか」である。須賀前の中央部の畝2畝(各約10m)に2列植え(峰の中央は、先行してメロン栽培)して栽培。自宅前は単列植えの畝(約7m)での栽培。いずれも株間は30cm弱。
(10月24日)
<須賀前の中央部:東の畝>(収穫量 40.6kg)
 2列とも各株ともに同じような出来で、巨大なものは無し。昨年ネコブセンチュウ対策にためコブトリソウを栽培した畝であるが、ネコブセンチュウ被害はほとんどなさそうに見えたものの、水洗いしたら若干の芋に被害あり。
(10月31日)
 1週間前に収穫した芋を選別(優良品、やや良品、ネコブセンチュウ被害が大きいもの、小さなクズ芋)し、ネコブセンチュウ被害が大きいものを自家用とし、切って傷みのある部分を捨て、食べることに。優良品、やや良品は後日、一族郎党に発送。
(11月7日)
<須賀前の中央部:西の畝>(収穫量 53.3kg)
 2列とも各株とも同じような出来であったが、巨大なものが若干あり。一昨年ネコブセンチュウ対策にためコブトリソウを栽培し、昨年と今年サツマイモを栽培した畝であるが、ネコブセンチュウ被害は先日掘った東畝と大差なし。
 昨年は23.6kgと不作であったが、まずまずの出来だ。大豊作のときは80kg超となるが、完全無肥料だから、この程度でよし。あまり豊作だと掘るのも運ぶのも大変。 
(11月8日)
<自宅前の2畝>(収穫量57.3kg)
 昨年の10.7kgに比べれば、今年は大豊作であった。今年、牡蠣殻粉末を入れ込んだのだが、そのせいかどうかが不明。
 過去の最高は、2017年の紅あずま50株で47kg

<2021年の保存記録>
(11月8日)
 3回に分けて掘り、全部水洗いして、スーパーの買い物籠に入れてある。10月24日に収穫したものは選別してあり、もう食べ頃となったから、明日親類縁者へ発送する。
 なお、ネコブセンチュウ被害の大きいもの、割れたものなど切干に不適なものは跳ね出し、これは皮をむいてふかし芋に。小さなクズ芋は近所の方などに菓子作り用に提供。
 11月7、8日に掘ったものは、近日選別し、その大半を11月下旬から女房が行う切干芋づくり用に保管する。→11月22日に選別し、店の2回の居室へ。
(11月28日)
 大中小の3種類に選別し、ダンボール箱に入れ、自宅の母屋へ搬入。明日にでも夜間暖房をかける居間兼寝室の押し入れに収納し、冷え込みを防ぐ。
 なお、不良品やクズ芋の用途は、前回の選別時に同じ。 

<2020年の収穫記録:85kg>
 今年から全部「紅はるか」のみの作付けである。須賀前の西畝と中央部の畝(約10m)に2列植え(峰の中央は、先行してメロン栽培)して各畝78株(中央部の畝は10株ほど欠損)栽培。自宅前は単列植えの畝(約7m)で各27株(若干の欠損あり)栽培。
(11月1、2日)
 2日をかけて全部掘り終わる。全部「紅はるか」で、総収穫量84.7kg。単位面積当たり昨年の5割を下回る出来となった。
<須賀前の西端の畝>(収穫量 50.4kg)
 2列とも同じような出来で、各株とも同じような出来だが、巨大なものが目立つ。ネコブセンチュウ被害は全くなさそうに見えたが、水洗いしたら、若干の芋に被害あり。
<須賀前の中央部の西畝>(収穫量 23.6kg)
 2列とも同じような出来。両サイドはまずまずの出来だが、中央部は小さいものが少々であったり、無収穫であったりする。施肥してないがツルぼけしたのだろうか。ネコブセンチュウ被害は全くなさそうに見えたが、水洗いしたら、若干の芋に被害あり。
<自宅前の畝>(収穫量 10.7kg)
 2畝とも出来が悪かったが、東の畝は西の畝の半分で、無収穫株が多い。水洗いしたら、若干の芋に被害あり。
(11月2日)
 水洗いすると日持ちしにくくなると言うが、ネコブセンチュウ被害を知りたかったし、焼芋や切干づくりに使うには泥が完全に取れていたほうがいいから、全ての芋を水洗い後、計量し、スーパーの買い物籠に入れて納屋でしばし保管。
(11月7日)
 大中小、くず、割れに選別。

<2020年の保存記録>
(11月21日)
 今年は不作につき、親類縁者には送らず。ごく少量を息子に送っただけ。
 納屋でスーパーの買い物籠に入れたままにしておいたが、これから冷え込む季節となるから、3年前から使っているダンボール箱(アザレア20鉢入り)特大3箱に大きさ別に収納。ただし、小芋はスーパーの買い物籠に入れたままでダンボール箱に収納。
 去年までは籾殻を入れつつ芋を入れたが、今年は面倒だから籾殻は入れず。
 母屋の南面の洋間にダンボール箱を置き、ゴザを乗せておく。
 焼芋や切干づくりに使う都度。必要量を取り出していく。大半が切干用となり、1月半ばには使い終わるだろう。焼き芋用はもう少し後まで持たせたいが、どうなるか。
(2021年1月12日)
 切干用は12月中に使い終わり、焼き芋用がまだけっこう残っている。今まで洋間にゴザを乗せたダンボール箱を置き、その中に籠に入れたサツマイモを収納しておいたのだが、冷え込みがきつくなり、場所を変えることにした。居間兼寝室は夜間エアコンをかけるから、その押し入れ(上段には既に山芋のむかごと里芋保管)下段にサツマイモを入れた籠を置くことにした。なお、押し入れの戸は少し開けた状態にし、暖気が入るようにしてある。

<2019年の収穫記録:124kg>
[ 安納芋の収穫 ]総収穫量31.2kg
(11月8日)
 須賀前の西端畝を掘る。約10m畝37株で14.8kg。昨年の5割を切る不作。
 収穫後水洗いしたところ、ネコブセンチュウ被害は少なかった。前年にマリーゴールドを栽培し、また、薬剤を撒いたから、その効果があったのだろう。
(11月9日)
 自宅前の畝(1畝)を掘る。約7m畝25株で9.5kg。昨年の別品種より収穫量がだいぶ落ちる。昨年から無肥料栽培であり、その影響が出た可能性が大。なお、ネコブセンチュウ退治薬剤が効いたのであろう、被害はだいぶ軽微となった。
 収穫作業は通常のやり方を変え、次のとおり実施。
 隣のメロン畝(来年サツマイモ)のコブトリソウ(10月に刈り取ったとき、茎が30cmほど残っている)を根元から刈るために草刈機を持ち出し、サツマイモのツルも含めて刈り取る。次に、鎌で地面に張り付いたサツマイモのツルを刈り取り、残骸や雑草をメロン畝や里芋畝に積み置く。あとはビッチュウでの掘り起こし。
(11月13日)
 須賀前の中央畝を掘る。約10m畝37株で6.9kg。昨年の2割の出来。
 収穫後水洗いしたところ、ネコブセンチュウ被害は少なかった。薬剤を撒いたから、その効果があったのだろう。
 これで全部掘り終わり、安納芋は約27m100株で31.2kgと不作。昨年は約30m100株で95kgで豊作だった。これは紅はるかと並列栽培したところ、紅はるかが優勢となり、紅はるかに負けてしまったからだろう。 

[紅はるかの収穫 ]総収穫量93.1kg
(11月8日)
 須賀前の西端畝を掘る。約10m畝37株で45.5kg。豊作。
 収穫後水洗いしたところ、ネコブセンチュウ被害は少なかった。前年にマリーゴールドを栽培し、また、薬剤を撒いたから、その効果があったのだろう。
(11月9日)
 自宅前の畝(1畝)を掘る。約7m畝25株で11.5kg。昨年よりだいぶ落ちる。昨年から無肥料栽培であり、その影響が出た可能性が大。なお、ネコブセンチュウ退治薬剤が少しは効いたのであろう、被害はどれだけか軽微となった。
(11月13日)
 須賀前の中央畝を掘る。約10m畝37株で36.1kg。まあまあ豊作。
 収穫後水洗いしたところ、ネコブセンチュウ被害は少なかった。薬剤を撒いたから、その効果があったのだろう。
 これで全部掘り終わり、紅はるかは約27m100株で93.1kgと豊作。昨年は3品種(紅はるか、紅あずま、鳴門金時)約24m70株で46.6kgで少々不作であったが、今年は無肥料連作にもかかわらず十分な収量であった。

<2019年の保存記録>
[安納芋]
(12月2日)
 11月8~13日に掘った安納芋はその日に水洗いし、大きさで3段階に選別して、スーパーの買い物籠に入れたままにしておいたが、これから冷え込む季節となるも、昨年のような大掛かりな保管法はとらず、大きなダンボール箱に大中2区分した安納芋を全部入れ、母屋の洋間に置いた。12月中旬から、女房が切り干しづくりを始め、年内に終わるであろう。
 なお、3区分した「小」はクズ芋であり、近日、お菓子作りをされるお客さんに差し上げることとする。
(12月30日)
 今年は不作につき、本日でもって切干づくりが終了し、保存芋がなくなる。
[紅はるか]
(12月2日)
 11月8~13日に掘った安納芋はその日に水洗いし、大きさで4段階(大中小とクズ)に選別し、11月下旬に親類縁者3箇所と遠方のお客様2名に、中小サイズを取り混ぜて送った。
 残りはスーパーの買い物籠に入れたままにしておいたが、これから冷え込む季節となるから、昨年豊作だった安納芋と同じ保管法を一部とることとした。
 一昨年から保管に使っているダンボール箱(アザレア20鉢入り)特大3箱のうち1箱を再使用。箱に入っている籾殻は2年前のものだから、これは畑で使うこととし、今年新たに手に入れた籾殻を入れつつ、大の芋をまず入れ、その上に中の芋を入れ、これで満杯に。この作業を母屋の洋間で行う。小の芋は別のダンボール箱に単に入れるだけで、これも母屋の洋間に置く。小から食べ始めるから、籾殻まで入れる必要はなかろう。
 なお、クズ芋は、近日、お菓子作りをされるお客さんに差し上げることとする。
(2020年1月9日)
 保存していた紅はるかの多くを切干づくりに回し、焼き芋も本日で食べ終える。

<2018年の収穫記録:142kg>
[紅はるか、紅あずまの収穫:自宅前]
(10月26日)
 樹木畑を開墾して3年目の作付け。2016年は紅あずま50株で37kg。2017年は紅あずま50株で47kg。
 ここまでは有機肥料による慣行農法であるが、2018年から無肥料栽培(ただし、藁やサツマイモのツルを敷き込む)とした。
 さて、2018年の作付けは、西畝に紅はるか20株、東畝に紅あずま20株としたところ、紅はるか15.6kg、紅あずま15.4kgとなった。1株当たりでは2016年並み、2017年の2割減となり、まずまずの成績となった。
 掘り出した芋を軽く手で擦ってどろ落としし、箱に入れて納屋にて保管。
 なお、ネコブセンチュウ被害(他の被害を含む)は、洗ってみないと分からないが、1、2割程度はあり、少々気になる。→けっこうな被害あり。
[鳴門金時の収穫:須賀前]
(10月26日)
 当初の予定、安納芋4列栽培のうち西列を臨時に鳴門金時とした。2017年までは輪作し、肥料はほんの少しで安納芋を栽培していたのであるが、2018年は連作とし、無肥料(ただし藁を敷き込み)栽培とした。
 肥料不足だったのか、鳴門金時30株で15.6kgしか収穫できなかった。掘り出した芋を軽く手で擦ってどろ落としし、箱に入れて納屋にて保管。
 なお、ネコブセンチュウ被害(他の被害を含む)は、洗ってみないと分からないが、少な目の感がし、ホッとしたところである。→けっこうな被害あり。
[ 安納芋の収穫:須賀前 ]
(11月11日)
 ここ2年、約10m2畝、計4列(100株)を作付けし、2016年171kg、2017年150kgの収量を得たが、今年2018年は株数は同じだが3列とした。減らした1列は鳴門金時を作付けし、先日収獲済み。
 その結果、95kgの収量を得る。株数からいうと3、4割減、作付けメートルからいうと1、2割減となった。昨年までは輪作して施肥栽培であったが、今年からは連作しての無肥料栽培であり、それを考慮すると上々の出来ではなかったろうか。
 なお、全部掘るのにほとほと苦労した。昨年一昨年は8時間、今年は別の作業を先に1時間ほどやり、5時間ほど行い、終了時にはバテバテ。
 ところで、気になっていたネコブセンチュウ被害であるが、昨年は4列とも被害は軽微であったが、連作した今年は畝の両端でけっこう認められた。先行して収穫した鳴門金時(すぐ隣の1列)は全体に被害があったが、それに比べると、安納芋は被害が少なく、ネコブセンチュウに強いのか、たまたま土壌条件の違いなのか、それは不明。→けっこうな被害あり。

<2018年の保存記録>
[紅はるか、紅あずま、鳴門金時]
(11月4日)
 そろそろ3種類のサツマイモを親類縁者へ送ろうと、今日水洗いをし、ネコブセンチュウ被害ゼロのもの、少々あるもの、けっこうあるもの、小さなくず芋に分けた。
 そうしたところ、被害ゼロは思いのほか少なく、がっかり。
 3種類の良品を適量残し、これは自家用に長期保存。不良品は早めに自家消費(皮をむいて焼くなり蒸すなりする)。くず芋もそのうち自家消費。残りは自家消費用を少々残し、近日、親類縁者3箇所へそれぞれ1品種ずつ送ることとしよう。
(11月9日)
 昨日、ネコブセンチュウ被害が少々あるものを3箇所へ送った。
 自家用に残した良品は思いのほか少なく、これを小さいダンボール箱に籾殻を入れつつ収納。その箱の上部にネコブセンチュウ被害が少々あるもの、被害が大きいものの順に乗せ、上のほうから順次食すことに。
 小さなくず芋は3品種別々に籠に入れてあり、近日、蒸すなり大学芋にして食べる。
 次に、ネコブセンチュウ被害が大きいものを皮をむいてフライパンで焼くなり、蒸して食べる。
 その後で、ネコブセンチュウ被害が少々あるものを、アルミホイルで巻いて焼き芋としたいが、傷みが進めば皮をむいてフライパンで焼くしかなかろう。
 最後に、籾殻保管した良品をアルミホイルで巻いて焼き芋にする。
 以上のとおり目論んだが、はたしてうまくいくか。
[安納芋]
(11月15日)
 昨年は、日持ちしやすいよう水洗いはしなかったが、ネコブセンチュウ被害を受けたものは日持ちしにくいので、その分別のため、今年は水洗いすることとした。収獲した安納芋をジェット水流で泥落しし、大きさで4段階に選別。洗ってみると、大半の芋に大なり小なりネコブセンチュウ被害が見られた。
(11月19日)
 昨年保管に使ったダンボール箱(アザレア20鉢入り)特大3箱を再使用。まず4段階に選別した大きな芋をネコブセンチュウ被害の程度で3区分しつつ特大3箱に入れていく。被害なし(軽微を含む)、被害少々の2箱には籾殻を敷きつつ入れる。被害が目立つものは最初に切り干し芋にするので、凍みる前に使ってしまうであろうから籾殻は入れず。
 ついで中の大きさの芋を同様にして乗せていく。最後に小芋を乗せる。
 この大箱は、例年通り保温のため母屋の洋間の縁側に置いて保管する。
 なお、掘ったときに切れた芋は、安納芋の場合、他品種と違って腐りが非常に早いから、真っ先に切り干し芋にするよう別区分しておいた。
 くず芋は、お菓子作りをされる、ある方に全部差し上げるべく、籠からいったん全部出し、粗悪品を捨ててから元に戻す。
 今年はまだ寒くならず、切り干し芋づくりは12月に入ってからか。女房が毎日のように作業に取り掛かり、来年1月中には切り干し作りが終わるだろう。

<2017年の収穫:262kg・保存記録>
[紅あずまの収穫:自宅前]
(11月9日)
 樹木畑を開墾して2年目の作付け。昨年は紅あずま50株で37kg。今年は紅あずま50株で47kg。でかいものが多く、1株に2、3個のものが多かった。2畝栽培で、東畝の方が2倍の収穫量。この差の原因は不明だが、東畝は空き地へツルがグーンと伸びたからか。
 水洗い(多くはタワシで擦る)して、一先ず買い物籠で保管。(→11月20日には贈答用として送り、保存すべきものなし。)
[金時の収穫・保存:須賀前]
(11月10日)
 5年連作の須賀前の畑(西端)にJAの近くの花屋さんで買った「金時」苗を植えたのだが、掘ってみたら「紅あずま」と表皮の色は変わらず、たぶん「鳴門金時」ではないであろう。
 昨年(紅あずま)は50株で44kg。今年(金時)も50株だが65kg。型は標準の大きさが多かった。西の列のほうが東の列より5割多かった。この差の原因は不明。なお、ネコブセンチュウ対策を施したものの、昨年同様けっこう被害があり、残念ながらその効果は無きに等しい。
 水洗い(多くはタワシで擦る)して、一先ず買い物籠で保管。 
(11月28日)
 数日前、贈答用に良品を10kg弱使う。残りを今日選別。小芋とネコブセンチュウ被害が大きいもの(全体の3割程度)を堆肥場へ捨てる。
 保存することとしたものは、良品とネコブセンチュウ被害が多少あるものの比率は2:8程度である。
 良品を下にしてダンボール箱に籾殻を入れながら詰め込む。母屋内で保管。
(翌年3月初め)
 少しずつ食べていったが、多少ともネコブセンチュウ被害があるものは、その部分から凍みていき(病変が進むのか?)、アルミホイルで焼くと、その部分がまずくて食べられない。よって、その部分を切り取ってから、蒸すなり、フライパンで焼くなりして食べるしかなかった。

[ 安納芋の収穫・保管:須賀前 ]
(11月12日)
 約10m2畝、計4列(100株)を全部掘る。豊作につき掘るのに苦労した。7時半に作業開始し、15時半に掘り終わったが、バテバテ。昨年もバテバテで、同じ時間がかかった。
 昨年(同規模で100株)は171kgであったが、今年は150kgと若干減った。今年の作付け位置はネコブセンチュウによる被害がほとんどなかった。対策が功を奏したのか、もともといなかったのか、それは不明。
(11月13日)
 安納芋を軍手で泥落とししながら、大きさで4段階に選別し、大きいものから順にダンボール箱(アザレア20鉢入り)特大3箱に籾殻を入れつつ収納。この大箱は母屋の洋間の縁側に置いて保管し、順次切干づくりする。
 小さいものは買い物籠2個に入れ、納屋で保管。10日ほどしてから最初にこれを切干にする。来年1月中には切干を作り終わるだろう。

<2016年の収穫:252kg・保存記録>
[紅あずまの収穫:須賀前]
(10月19日)
 3日前に試験掘りし、本日、1畝(紅あずま50株)全部を掘る。
 北の方に被害が多く、気になるのが、根コブセンチュウによる芋の表面の傷である。一番ひどい被害の芋を切ってみたら、表面だけの被害であったから、まあ、よしとしよう。
 なお、根コブセンチュウ退治については、次のとおり取り掛かることにした。
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/2016-10-20
 さて、紅あずま系は、2012年の試験栽培を含め道路側で5年連作である。13年から紅あずま系を本格栽培し、13年(50株)25kg、14年(20株)13kg、15年(55株)29kg、16年(50株)は44kgとなった。
 なお、12年は残留肥料がためにツルボケ、13、14年は植え付け遅れで低収量。15年は肥料不足らしかった。16年は施肥をし、それが程よかったのであろう、豊作となった。
 泥付きのままジャガイモ用ダンボール箱4箱に、大きさ別に分けて収納。クズ芋は洗って買い物籠(小)に。
[紅あずまの収穫:自宅前]
(10月20日)
 作付け場所は、開墾した樹木畑であり、こちらは午前中は日が射さず、水はけが悪くて湿り気が多い土壌で、条件が良くない場所だから、紅あずまを50株植え付けたものの、あてにはしておらず、少しでも取れればいいと思っていた。ところが、なんと37kgも収穫できた。
 泥付きのままジャガイモ用ダンボール箱4箱に、大きさ別に分けて収納。クズ芋は洗って買い物籠(小)に。
 こうして昨日、一昨日の午前中、芋掘りを行い、大きさ別に5段階に分け、ダンボール箱に収納。
 紅あずまは両方の畑で計81kgの収量となり、昨年の約3倍量もあるから、これから冬にかけ、ふかし芋や焼き芋がたらふく食べられる。
(10月29日)
[紅あずまの保管]
 大きいものから順にダンボール箱(大)に入れ、籾殻保管。とりあえず納屋で保管し、後日、冷え込まない母屋の中に置く。

[ 安納芋の収穫:須賀前 ]
(10月30日)
 約10m2畝、計4列を全部掘る。豊作につき掘るのに苦労した。7時に作業開始し、15時に掘り終わったが、バテバテ。一番西の列は肥料不足で他の列の2/3の収穫。
 翌日計量したら、171kgあった。昨年は131kg(ただし東端2列は貸し畑戻りで肥料不足)で、概ね同様の収穫となった。
 なお、昨年の場所は被害が少なかったのだが、今年の作付け位置はネコブセンチュウによる被害が、紅あずまと同様に広範囲にわたっている。よって、翌日(31日)に刻み藁とともに菌剤2種類をばら撒き、すき込んでおいた。
 収穫した安納芋は、大きさで4段階に選別し、大きいものから順にダンボール箱(アザレア20鉢入り)特大2箱、大1箱に籾殻を敷き、収納。掘ったばかりだから箱はしばらく開放したままとし、後日籾殻を入れ蓋をする。小さいものはジャガイモ10kgダンボール箱に入れた。大箱は母屋の洋間の縁側に置いて保管し、小箱は玄関入った所で保管。

<2015年の収穫:161kg・保存記録>
[ 鳴門金時・紅金時 ]
 須賀前の畑の最も西の畝での4年連作である。昨年はメロンとの混植につき、メロン周りに施肥したが、それ以外はずっと無肥料で来た。そのせいか、今年はツルの伸びぐあいや葉の茂り方が控えめである。これならツルボケはなかろう。
 栽培本数は鳴門金時10株・紅金時45株。
(10月25日)
 本日、試し掘り。約8株で約5kg。
 鳴門金時に棒を立てておき、2株あったが混ぜてしまった。ツルボケは全くないが、収穫量は期待はずれ。
(10月29日)
 本日、残りを全部掘る。鳴門金時6株で5kg強。紅金時約40株で19kg弱。試し掘りを足して総量約29kgとなった。1株当たり500gと情けない収穫量に終った。
 掘っていて品種による差はほとんどないと感じられた。差が出たのは両端が高収穫であったこと。
 ということは、肥料不足になっていた、ということが考えられる。
 そこで、来年も2列植えで連作するから列間に溝を立て、全部のツルや雑草を埋め込んでおいた。来夏には堆肥となろう。
 なお、年ごとの収量は、2013年25kg、2014年13kg、2015年29kgであった。
(10月30日)
 全体の3分の2ほどをダンボール箱に籾殻を入れながら収納し、納屋の片隅に置き、毛布を被せて保管。

[ 安納芋 ]
 肥料が残っていてもツルボケしないから、他の野菜と輪作している。ただし、無肥料だ。今年は隣家に家庭菜園として貸していた東端の区画が戻ってきたので、そこにも安納芋を栽培した。
(10月30日)
 本日、西の畝を掘る。バカ採れ!うれしい悲鳴!!
 計量したら81kg弱あった。1畝50株ほどだから、1株当たり1.6kg。1株当たりで比較すると昨年の早植えより若干落ちるが上出来だろう。なお、2014年は後植えの成長が悪く45kg。
(10月31日)
 本日、東の畝を掘る。西の畝より列幅が短く、畝も1m短い。また、肥料不足のせいか茂りようが悪く、60kgあれば御の字と予想された。計量したら51kg強で、予想が的中した。なお、1株当たり1.1kgといったところ。
 東西2畝併せて131kg。昨年は45kg弱であったから、ほぼ3倍の量となった。なお、東畝の芋は1割程度にネコブセンチュウによる虫食いが入っていた。畝の中ほどに集中して被害あり。でも、表層だけだから、厚めに皮をむけば事足りよう。
(11月1日)
 昨日と今日で、分別。大3籠、中3籠、小3籠、クズ1籠。クズから順次切干芋にする。
(11月2日)
 大3籠、中3籠の安納芋をダンボール箱(アザレア20鉢入り)2箱に籾殻を入れながら収納。母屋の洋間の縁側に置き、保管。
(11月8日)
 小3籠の安納芋も同様にダンボール箱(アザレア20鉢入り)に入れ納屋でしばし保存。
(翌1月12日)
 あれだけたくさんあった安納芋が今日で全部なくなった。女房がせっせと切干づくりを行っているからである。

<2014年の収穫:59kg・保存記録>
 今年は、苗の植え付けが6月25日と、かなり遅かった。加えて、必要本数の1/3しか購入せず、複数伸びたツルを切り取って、それを苗とする方法を目論んだのであるが、購入した本数と同程度の本数を切り取ることができたのは、ほぼ1か月後であり、それ以後の切り取りはあまりにも時期遅れになるから実施しなかった。加えて、切り取ったツルの生長は芳しくなく、その株の収量はさして期待できそうにない。
 一番西の畝は3年連続の連作で、1年目は前年が休耕につき無肥料としたがツルボケが激しく、2年目も無肥料としたがその傾向があって、今年も無肥料とした。ただし、メロンと混植し、メロン(早々に全部枯れた)の株下には有機肥料をたっぷり入れたから、またまた肥料過剰になっているかもしれない。
 作付け品種は、3年とも「紅あずま」(南半分)そして今年は「鳴門金時」(北半分)を加えた。収穫は、植え付けから4か月が目安とあるから、10月末から11月上旬を予定しよう。
 東寄りの畝は、今年初めて使う場所で、ここには「安納芋」を植え付けた。1年目に肥料過剰によるツルボケが比較的少なかったから、栽培品種の選択をそうすることにした次第である。そこは残留肥料があろうからと、無肥料栽培としたものの、ここもメロンとの混植につき、肥料過剰の恐れはある。収穫は西畝と同時に行おうと思っている。
 どちらの畝ともに、葉っぱの生長は一昨年や昨年より劣っている感がし、肥料過剰にならずツルボケしていないという理解の仕方もあるが、成長不良でたいした収穫が期待できないような悪い予感のほうが当たりそうだ。
果たして結果はどうなるか。昨年は50株で約25kg。今年は40株(購入品)+40株(伸びたツルの後植え分)であるから、少なくとも20kg、できれば40kgは期待したいところなのだが。
(10月25日)
 朝方、まず西の畝を収穫。伸びたツルの後植え分は、いかにも時期が遅かったから無収穫であった。購入苗各10株について、「紅あずま」(南半分)はツルボケが激しく4kg弱、「鳴門金時」(北半分)は一部ツルボケで10kg弱。ガックリであるが、「鳴門金時」は、まずまずであったと評価しておこう。
 3年無肥料連作であるが、メロンと混植したから、メロン株下の肥料を吸いすぎたのであろう。来年も今年と同様な作付けとしたいが、「紅あずま」を止めて「鳴門金時」だけにしよう。
(同日追記)
 開店準備をしてから、再び畑へ。東の畝「安納芋」を掘る。購入苗20株+伸びたツルの後植え約20株。
 購入苗は豊作。後植えはやはり芋が小さいがどれだけかは様になっている。計量したら、クズ芋13kg弱、良品32kg弱、計45kg弱であった。大雑把に捉えて購入苗で35kg、後植え10kg。
 「安納芋」は土地が肥沃でもかなり収穫できるから有り難い。来年も今年と同様にメロンとの混植にしよう。
(10月30日)
 今年は「安納芋」が豊作であり、食用の冬越し、そして種芋として残し芽吹かせることを目論み、しっかりとした保存をせねばならなくなった。
 収穫して5日間陰干しし、芋の表面はすっかり乾いており、もう保存して良かろうというもの。
 そこで、我流ではあるが、次のとおり保存することとし、お膳立ては過日行っておいた。
<種芋の保存>
 発泡スチロールの大箱より少し大きいダンボール箱を制作し、ダンボール箱の下部に籾殻を敷き、発泡スチロール箱を入れ、隙間にも籾殻を詰め込む。
 良品のサツマイモを新聞紙にくるんで最下部に入れ、その上に冬越し食用芋で最後に取り出すものを同様にして入れる。
 籾殻を詰め込む。本日はこれまでとし、蓋はせず開放状態にしておいた。
 置き場所は納屋の片隅である。
(11月5日)
 朝の冷え込みは気温10度を下回るようになり、今日、発泡スチロールの蓋をして密閉し、その上に籾殻を敷き、ダンボール箱の蓋をした。
(11月7日)
 運送用の毛布が2枚あったので、防寒のため、それで覆っておいた。
(後日追記)
 5月初めに取り出したら、部分的に凍みており、腐りも出ていた。全部処分せざるを得なかった。
<食用芋の保存(その1:種芋保存セットの流用)>
 種芋保存セットを2つ作ったが、芽吹きに使う種芋は今年は「安納芋」だけである。「鳴門金時」は収穫量が少なく、全部を食用にするから、もう一つの種芋保存セットにも同様にして「安納芋」食用芋の保存を行うことに。
 これは、新聞紙で包むのは省略し、とりあえず発泡スチロール箱に入れるだけにしておいた。
(11月5日)
 今朝、蓋をしようとしたら、芋が部分的に濡れており、発泡スチロール箱の内側も濡れている。サツマイモの呼吸によるものだろう。そこで、再びカゴに戻し、乾かすことにした。蓋をするのは乾いてからとする。
(11月7日)
 再び発泡スチロール箱に入れ、籾殻を投入し、蓋をした。その上に新聞紙を載せ、ダンボールの蓋をする。さらに、運送用の毛布が2枚あったので、防寒のため、保存種芋の箱とまとめて、それで覆っておいた。
(後日追記)
 凍みることはなく、切干芋にして美味しく食べられた。2月に食べ終わる。
<食用芋の保存(その2:単なるダンボール箱)>
 12月に食べるであろう芋(安納芋、鳴門金時)は、単にダンボール箱に入れ、籾殻を被せるだけの方法で保存。なお、11月に食べるであろう分はカゴに入れたまま。
(後日追記)
 凍みることはなく、美味しく食べられた。1月に食べ終わる。

<2013年の収穫記録:25kg>
(10月13日)
 今年2年目になったサツマイモの栽培。6月16日に植えつけて、ほぼ4か月になるから、今日、試し掘りしてみることにした。
 昨年は、ツルボケして、「紅あずま」は11株で約5kgしかなかったが、同じ場所で無肥料での栽培だから、今年は大丈夫だろうと思っていた。
 しかし、8株掘ったところで、この試し掘りした芋の品種はどちらなのだろう。今年栽培したのは「紅あずま」と「紅金時」の2品種で、多分北半部(試し掘りは最北から)は「紅金時」だったと思うのだが、小生の記憶はあてにならない。
(10月18日)
 今回も試験掘り。畝の南側がら掘る。これは紅あずまのはずだ。色は前回と変わらないし、綺麗な紅色だ。
 ここは、ツルが長く法面から道路際まで伸びているから、肥料を吸いすぎツルボケしているのではないかと予想された。早い時点でツルを切っておけばよかったことだろう。
 やはり、かなりツルボケしていた。7株で約6kg程度と予想よりは多く収穫できた。まずまずの収穫とせねばならぬであろう。
(10月27日)
 本日、残りの全部を収穫。約15kg程度であろうか。試験掘りのときと1株当たりの収量は変化なく、10月中頃以降は芋の成長はないのではと思わせられた。
 なお全収量は、50株で約25kg程度であろうか。2品種とも収量に大差ない感じだ。
(10月31日)
 サツマイモの保存方法であるが、量が少ないので、大きそうなものを新聞紙で包み、発泡スチロールの箱に詰めて、終了。なお、上蓋はせず、新聞紙を載せておいた。これは呼吸できるようにしておいたほうがいいと思ったからである。
 一方、小さい芋はカゴに入れたままにしていおたら、12月になって凍みるものがでてきた。
 なお、昨年はモミガラに埋め込んでおいたが、糠がけっこうあり、それがかびてイモも痛んだから、この方法は採用しないことにした。(でも、翌年は糠がほとんどなかったから採用することに)
  
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メロン&サツマイモの混植栽培[須賀前の畑 中央部] [サツマイモ]

(2022年までの詳細な記録をこのページに記す。2023年からは、サツマイモ栽培のページ「サツマイモの手抜き栽培」で簡略化して記す。)

 須賀前の畑(西半分)は基本的に3ブロック輪作で回していたが、2017年から自然農法「たんじゅん農」導入で基本的に無肥料・連作とした。
 サツマイモの栽培については、畑の利用効率を良くするために、2014からメロン&サツマイモの混植を始めた。
 なお、混植栽培は、また従兄弟から教えてもらったグッドアイデアであるが、当初はメロンを1m強の間隔とし、その間にサツマイモを2本ほど植えるというものであったが、翌年に再度聞くと、メロンが枯れやすいのであれば広幅の畝の峰にメロンを作付けし、両サイドにサツマイモを植える方法を取ればよいとのことであった。
 なお、サツマイモのネコブセンチュウの被害はずっと連作している一番西(紅あずま系)で目立つようになり、畑の中ほどで輪作していた安納芋にもどれだけか認められたので、畑全体のネコブセンチュウを退治するために、それぞれの野菜の収穫後、その跡地に藁なり刻み藁とともに土壌改良剤(菌剤)2種類をばら撒き、すき込む作業を2016年晩秋から2017年夏にかけて順次行った。その効果はどれだけのこともなかったので、2018年晩秋の畝づくりの時にネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤)を混ぜ込んだ。
サツマイモのネコブセンチュウ対策
 さて、2017年までメロン&サツマイモの混植栽培[須賀前の畑 中央部]は輪作してきたが、2018年からは連作とする。メロンは3、4年空けよと言われているから連作障害が心配になるが、自然農法「チャレンジ自然農法:サツマイモとメロンの混植」=無肥料・無農薬栽培を導入して何とか連作障害を防ぎたい。

<2022年 無肥料連作5年目>
 広幅2畝中、東畝は小玉スイカだけの栽培とし、サツマイモは休耕し、スイカが終わる頃に畝全体にネコブセンチュウ対策としてギニアグラスの種蒔きをする。
 よって、サツマイモの作付けは西畝のみとし、例年どおりメロン&サツマイモの混植(中央列にメロン、両側の列にサツマイモ)とする。
 なお、無肥料栽培を続けているが、今年はメロンには植え付け時に穴に牛糞堆肥を1リットル入れたが、サツマイモは無肥料でいく。メロンについては別記。
(6月20日)
 昨年11月、サツマイモ収穫後に来季用の畝づくりを行う。テンワで土を両サイドにどれだけか除け、畝全体に刻み藁をけっこうな量ばら撒く。中央部の少々凹んだ部分をビッチュウで刻み藁のはつり込み。両サイドの土を刻み藁とともに戻し、刻み藁を埋め込む。
 なお、この広幅2畝の両サイドは山芋畝であり、それぞれの畝間が多少狭かったり広かったりしていたので、今回、それを正すとともに、広幅2畝の高さを同じにした。
 今年、4月4日、5月12日に、雑草がけっこう生えてきているので草叩き。
 数日前にやっと手に入った120本(西端の広幅畝を含む)のサツマイモ苗は、古くて葉が溶けたりしていたが、水に漬けたり、水から出したりして管理してきた。茎から根が少し生長した。
 本日、夕刻に植え付け。敷き詰めたコブトリソウの残骸の際に、苗をテボで掘って埋め込み。少々乾き気味の土だが、明日は曇で昼から雨が降りそうだから、問題なし。
 苗は120本中、やっと生きているものが20本ほどあり、ダメなったものも3本あった。1列に30本植え付けたが、若干の不足。
 これは後日、絶えた部分の補充がてら苗を購入しよう。→購入せず
(9月16日)
 数日前にざっと草引き。今日、ツル返し。
(10月30日)
 本日収穫。ビッチュウで畝全体を起こしながらの収穫作業。少々不作。

<2021年 無肥料連作4年目>
(3月8日、5月14日)
 小々草が生えてきており、畝(2畝)全体の草叩き。
(6月10日)
 5月23日には各畝中央にメロン苗を定植し、寒冷紗でトンネル仕立てしてある。
 間もなくサツマイモ苗を植え付けるので、今日、法面を草叩き。
(6月11日)
 4日ほど前にJAで購入した「紅はるか」120本を本日定植。各列32本程度。
 明日小雨で、その後は曇がち・小雨の予報。少しはまとまって降ってほしいものだ。
 ところで、午後3時の予報では明日の雨は望めそうになく、今日は晴れているから、お昼頃に植え付けたサツマイモ苗に水やりしておいた。
(6月13日)
 植え付けた翌日の12日も雨は降らず、ときおり晴れ間がある。よって、再度水やりしておいた。今日雨が降ると期待したがぱらついただけ。曇天だからサツマイモ苗がかれることはなかろうが、早くまとまった雨が欲しい。そう期待して、今日は水やりせず。
(6月14日)
 予報が外れ、今朝、数ミリの雨。少々物足りないが、これでサツマイモは大丈夫だろう。
(6月24日)
 苗は全部きれいに活着した。昨日、中央列のメロンの寒冷紗を外し、サツマイモの株周りの草引きをし、今日は、テンワで法面の削り上げ。
(7月26日)
 メロンとサツマイモが仲良く共生している感じだが、少々サツマイモが負けている。サツマイモの
茂ったツルの間に所々雑草があり、それを引きながら、畝間と法面の雑草を鎌で刈り取ったり手で引いたりし、雑草を絶やす。
(9月20日)
 サツマイモのツルの生育は非常にいい。遅くなったが、今日、ツル返し。
(10月24日)
 東畝を今日、掘る。ツルは東隣の山芋の畝に乗せておく。
 水洗いしたら、ネコブセンチュウの被害がどれだけかあり。収穫量は40.6kg
(11月7日)
 西畝を今日、掘る。ツルは西隣の山芋の畝に半分乗せ、半分は東畝の上に積み置く。
 水洗いしたら、ネコブセンチュウの被害がどれだけかあり。収穫量は53.3kg
(11月21日)
 来季用の畝づくりを行う。テンワで土を両サイドにどれだけか除け、畝全体に刻み藁をけっこうな量ばら撒く。中央部の少々凹んだ部分をビッチュウで刻み藁のはつり込み。両サイドの土を刻み藁とともに戻し、刻み藁を埋め込む。
 なお、この広幅2畝の両サイドは山芋畝であり、それぞれの畝間が多少狭かったり広かったりしていたので、今回、それを正すとともに、広幅2畝の高さを同じにした。

<2020年 無肥料連作3年目)>
 昨年11月に、来期のメロンのために土づくりを実施。サツマイモを掘り終わった広幅畝の中央部分を小型ビッチュウで軽く両側に土移動させ、刻み藁を全体にばら撒く。畝がかまぼこ型になるように畝の両側から土寄せし、中央部分に刻み藁と土が混ざるようにする。中央部分はメロン栽培となり、その部分の土壌改良である。そして、両際に跳ねておいたサツマイモのツルや枯草を畝に被せておいた。どれだけかの雑草抑えになり、また、どれだけかメロンの敷き藁代わりになる。
 サツマイモを作付けせず、ネコブセンチュウ防除のためコブトリソウを栽培した畝(西畝)には、休耕田から搬入した枯草を若干補充しつつ、枯草を手で均して畝全体を覆っておいた。
(6月4日)
 4月に畝全体を草刈機で草刈りし、5月24日に畝全体を草叩きし、削り上げ、メロンを定植し、寒冷紗を掛けてある。今日、法面(近日西畝のみサツマイモ植え付け)を奇麗に削り上げ。
(6月15日)
 木曜日に苗が届き、箱に入れたまま4日経った今日見てみると、50本4束のうち下段の2束は葉がほとんど溶けてしまっていた。箱から出しておかねばいかんかった。でも、根が出ていたり、芽はほとんど大丈夫なようで、たぶん成育してくれるだろう。
 苗は200本注文であったが、211本あり、西畝に1列38本の2列植えし、畝の両端は3列植えとした。なお畝の峰の中央列はメロンが植えてあり、ウリハムシ防御のため、まだ寒冷紗を掛けたままである。
 梅雨に入っており、梅雨の晴れ間の初日の今日、午後3時から植え付け、明日明後日は晴れるがそのあと再び雨が2日ありそうで、十分に活着してくれるだろう。
 東畝は、今年はメロン収穫後に広幅畝全体にコブトリソウの種を蒔く。
(6月17日)
 メロンに休耕田から搬入した枯草を敷いたついでに、サツマイモにも直射防止のため枯草を被せておいた。 
(7月5日)
 畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。
 サツマイモの欠損株が幾つかある。
 メロンが生い茂り、サツマイモが陰になっているもの多い。
 (写真に写っているのはメロンだけ。左畝にはメロンの両側にサツマイモあり)
DSCN0722.JPG

(8月2日)
 広幅畝2畝の東側の畝はメロン栽培中であるが、梅雨の長雨で大半が枯れてしまっている。時期が来たから、来年のサツマイモ栽培に向けて、ネコブセンチュウ対抗植物「コブトリソウ」の種蒔きをすることとした。
 種は昨年の残り種で、少々不足気味であるから、粗々に畝にばら撒く。
 畝にはメロンのために枯草をかなり敷き詰めてあり、コブトリソウの種が浮いているものが多かろう。そこで、雑草はあまり生えていないが、草引きをしつつ、枯草を叩き、種が地面に落ちるようにした。
(8月3日)
 メロン・サツマイモ混植畝の草引き。メロンの敷き藁(枯草)のせいでたいして草は生えていなかった。サツマイモの生育はボツボツ。若干の欠損株あり。
(8月13日)
 コブトリソウを種蒔きしたときは梅雨が明けたばかりで土に湿り気があり、また、2、3日して少雨もあり、数日して芽吹き、今、順調にけっこう伸びてきた。
 サツマイモ栽培畝はツルがけっこう伸びてきて順調だ。
(9月6日)
 コブトリソウは背丈ほどに生育し、隣畝のサツマイモが陰になってしまうので、草刈機で1mほどに刈り取った。
(9月21日)
 畝内の背が高く伸びた少々の雑草を引き、畝間の雑草も引く。山芋畝の草引きのため、山芋畝に入り込んでいるサツマイモのツルを畝間に引き戻す。
(9月27日)
 コブトリソウが再び背丈ほどに生育し、隣畝のサツマイモが陰になってしまうので、草刈機で1mほどに刈り取った。
(10月25日)
 9月21日に簡単にやったが、今日はしっかりツル返し。

<2019年 無肥料連作2年目>
 毎年、この箇所では広幅2畝とも使って、合計してメロン2列、サツマイモ4列の栽培であるが、今年は2畝ともメロンを作付けするも、サツマイモは1畝(西畝)を休ませて、ここにはサツマイモの代わりにメロン終了前にネコブセンチュウ対抗植物「コブトリソウ」の種蒔きを畝全体に行い、翌年にサツマイモの作付けを復活させ、サツマイモに関してのその効果を翌年観察する。また、今年サツマイモを作付けする東畝についても今年の西畝のようにサツマイモは休み、コブトリソウを畝全体に生育させることにしている。
(2018年11月12日)
 ネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤)を先日JAで買い、今日、これをすき込むことに。
 まず、刻み藁をけっこうな量、田んぼから拾ってきてばら蒔く。その後、ネマトリンエースを規定量散布し、畑起こししながら混ぜ込む。
 広幅2畝につき、5列の畑起こしをし、真ん中の列を起こした後、両サイドの各2列に振り分ける。4時間ほど行ったところで、バテバテになり、振り分けは途中で中止。
(11月13日)
 昨日の残り作業。スコップで土を両サイドに振り分け、テンワで土移動させて整形。
(11月14日)
 休耕田の枯草を軽トラで運び、畝全体を枯草で覆う。
(2019年5月23日)
 若干草が生えてきたので、テンワで草叩き。
(5月25日)
 メロンを畝の峰に定植し、防虫ネット掛け。
(6月13日)
 メロンの防虫ネットを外し、テンワで畝全体の草叩き。
 注文しておいたサツマイモ苗が今日届いたのだが、当初は6月初めの入荷を希望するも、注文が遅かったから2週間ほど入荷が遅れた。でも、メロンの防虫ネットを6月初めに外すとウリハムシの被害が予想され、ネット外しは今頃がいい。サツマイモ苗の定植時にはネットがないほうが作業しやすいし、梅雨に入っていようからサツマイモ苗が活着しやすいから、メロンもサツマイモも時期的にはちょうどいい塩梅となった。
(6月14日)
 本日、苗を東畝に定植。10m強の畝に1列37本。株間は26cmほど。
 西列に紅はるか、東列に安納芋を作付け。(中央列はメロン)
 梅雨に入り、土は程よく湿っており、今日は曇りがち、明日は雨、明後日は曇一時雨、その後はずっと晴れるようだが、しっかり活着することだろう。
(7月26日)
 西畝は今年はメロンだけの栽培で、25日、収穫前にほとんどが枯れてしまった。東畝はメロンとサツマイモの混植であるが、メロンはまだ枯れずに残っている。
 サツマイモはメロンに押され気味で、メロンの葉の陰になったりして生育が遅れている感がするが、これから勢いをつけてくれるのではなかろうか。
 本日、両畝ともていねいに草引きしたり、鎌で草刈り。ただし、休耕田からの枯草持ち込みで畝を覆ってあり、中央部はほとんど草は生えていない。法尻から畝間に繁茂。
 その後で、西畝及び畝間には、コブトリソウ(ネコブセンチュウ対抗植物)の種をばら撒いておいた。種の粒はけっこう大きく、どの程度に撒けばよいか見当がつかなかったが、そこは適当に。なお、畝は枯草で覆われており、雑草がほとんど生えなかったから、果たして種が芽吹くかどうか心配な面あり。
(8月19日)
 東畝のサツマイモは、東列の紅はるかは勢いがいいが、西列の安納芋は勢いが弱い。
 西畝のコブトリソウは直ぐに芽吹き、順調に生育中。
(9月1日)
 東畝の安納芋は、西畝のコブトリソウの勢いが強すぎて、日陰になって生育に支障が出る。よって、背丈ほどになったコブトリソウを草刈機で1mほどに刈り取り。なお、畝間の雑草もざっと刈り取り、安納芋のツルが伸びやすいようにした。
(10月20日)
 西畝は黄色の花が満開となったコブトリソウ。日当たりを良くするため、本日草刈機で刈り取り。地面すれすれまで刈り取り、そのまま積み置き、伸びたサツマイモのツルをその上に伸ばしておいた。
(11月13日)
 本日、収穫。まず、草刈機でサツマイモの付くを細かく刈り取る。ついで、東列の紅はるかを掘り、そのあとで西列の安納芋を掘り、中央部を少し凹ませる形にした。
 収穫量は、紅はるか36.1kg(37株)、安納芋6.9kg(37株)で、心配していたネコブセンチュウ被害は随分と減った。
 須賀前の西端畝と同様に、安納芋は不作、紅はるかは豊作、この違いはいかに?
 これは、どうやらツルが伸びる勢いが紅はるかが卓越し、それに安納芋を掘りが負けてしまって芋の生育に影響したものと思われる。というのは、自宅前の畑は少々離れた畝で2品種を栽培したが、収穫量に大きな差がでなかったからだ。 
 なお、引き続き来年用に土づくりを実施。掘り終わった広幅畝全体に刻み藁をばら撒く。畝がかまぼこ型になるように畝の両側から土寄せし、中央部分に刻み藁と土が混ざるようにする。中央部分はメロン栽培となり、その部分の土壌改良である。
 なお、来季のこの畝はサツマイモを植え付けず、メロン終了後にネコブセンチュウ対抗植物コブトリソウの種を蒔く。
(11月21日)
 コブトリソウを栽培した畝に、休耕田から搬入した枯草を若干補充しつつ、枯草を手で均して畝全体を覆い、雑草抑えとメロンの敷き藁代わりになるよう整える。
 今年メロン&サツマイモを栽培した畝は、来年はメロンだけ(収穫後にコブトリソウ)だから、藁を敷くことにし、枯草搬入はせず、裸土のままでいく予定。

<2018年:今年から無肥料連作栽培>
(2017年12月4日)
 2018年作付けの畝作りを行う。
 田んぼから刻み藁を回収し、畝にばら撒き、ビッチュウで起こしながら混ぜ込む。
 畝の中央に凹を付け、サツマイモのツルの残骸を入れ、埋め戻す。
 これにて、粗畝が完成。2畝の畝幅が不揃いであり、また、台形となってしまったから中央部(メロン植栽予定)を盛り上げる必要があり、これは来春にでも草叩きを兼ねて行うこととする。
(2018年4月22日)
 少々草は生えてきたので、テンワで草叩きしながら、中央部の凹みをなくす。次回の草叩きで中央部を少々盛り上げよう。
(6月5日)
 その後、2度ほど草叩きを兼ねて、中央部を少々高くし、5月27日に畝の中央にメロン苗を定植し、防虫ネット掛けしてある。メロンも無肥料栽培の連作である。
 5月30日にサツマイモ苗が届くも、その後は雨が降らず、苗の定植は今日まで遅れた。明日は一日雨模様だから、今朝行うことにした。
 防虫ネットの際、両側とも鍬で溝立てし、けっこう土が乾いていたから、ジョウロで散水し、苗を埋めて、再度散水。植え方は水平植えないし船底植えとなった。
 これで広幅1畝が、サツマイモ・メロン・サツマイモの3列植え混植となる。
 なお、当初はサツマイモは全部安納芋を予定していたが、畑の一番西はネコブセンチュウ被害が多いので今年はその対策のため休作し、そこで予定していた鳴門金時を1列(30本)植えることとしたから、安納芋は3列(101本)となる。
(6月17日)
 2品種ともほとんどが活着したが、5本ほどは枯れた。メロンの防虫ネットを外し、草叩きを行ったので、ついでにサツマイモ周りも草叩き。
(7月30日)
 メロンの収穫が始まり、サツマイモも程よいツルの伸びようだ。畝間に雑草が目立つので、刈り取ったり引き抜き、両隣の山芋畝の法面保護に雑草を被せる。
(10月26日)
 鳴門金時1列(30本)を収穫。刻み藁を畝に混ぜ込んだだけの無肥料栽培のせいか、収量は15.6kg(1株当たり0.5kg)しかなかった。
 なお、ネコブセンチュウ被害(他の被害を含む)は、1割もなく、ホッとしたところである。(ただし、水洗いしたところ、何らかの被害を受けているものが大半であった。)
 芋掘りにあたっては、後作(サツマイモ連作)の畝づくりを兼ねて、刻み藁をばら撒いてから、小型ビッチュウで畝起こしをしながら刻み藁をすき込んだ。1畝にダンボール箱2箱としたが、若干足りない感がした。
 なお、刈り取ったツルは、ヤーコン畑へ搬出。
(11月11日)
 安納芋を3列全部収穫。ここ2年、約10m2畝、計4列(100株)を作付けし、2016年171kg、2017年150kgの収量を得たが、今年2018年は株数は同じだが3列とした。減らした1列は鳴門金時を作付けし、先日収獲済み。
 その結果、95kgの収量を得る。株数からいうと3、4割減、作付けメートルからいうと1、2割減となった。昨年までは輪作して施肥栽培であったが、今年からは連作しての無肥料栽培であり、それを考慮すると上々の出来ではなかったろうか。
 刈り取ったツルは隣の山芋の畝に被せておいた。雑草抑えと防寒になろう。
  鳴門金時のときは、小型ビッチュウで畝起こしをしながら刻み藁をすき込んだが、安納芋はこれをしなかった。
  全部掘るのにほとほと苦労した。昨年一昨年は8時間、今年は別の作業を先に1時間ほどやり、その後でサツマイモ掘りを5時間ほど行い、終了時にはバテバテ。
 ところで、気になっていたネコブセンチュウ被害であるが、昨年は4列とも被害は軽微であったが、連作した今年は畝の両端でけっこう認められた。先行して収穫した鳴門金時(すぐ隣の1列)は全体に被害があったが、それに比べると、安納芋は被害が少なく、ネコブセンチュウに強いのか、たまたま土壌条件の違いなのか、それは不明。
 
<2017年>
(5月7日)
 メロン&安納芋の今年の作付け予定箇所のネコブセンチュウ対策は昨年10月末に行ったところである。そのときに、昨年同様に広幅(2m)の2畝とすべく、大ざっぱに畝作りを行った。
 本日、混植畝の畝整形(多少のカマボコ型)を行った。施肥は畝全体に苦土石灰と草木灰のみとし、サツマイモ用には昨年同様に特に施肥しないこととする。1畝に3列植えとし、中央にメロン、両側に安納芋とし、メロンのみ別途施肥をする予定である。
(5月17日)
 5月半ばに2回まわり苗(ツル)を買いに行ったが、紅あずまと金時は入手できたものの安納芋はいつ入荷するか不明とのことで、少々値が張るが100本をネット注文した。
(6月9日)
 昨日苗が届き、今朝、植え付け。雨上がりにつき、土が十分に湿っており、今日明日晴れるが大丈夫だろう。
 列幅80cmほどで、その中央にメロンを定植(ウリハムシ対策で防虫ネットトンネル掛け)済み。
(6月10日)
 梅雨入りし、当初、雨が期待できたのだが当分降りそうにない。よって、しばらく念のため毎日水やりすることに。今日が第1回。
(6月18日)
 晴天続きで、毎日(たいてい朝夕)水やりし、枯れたものは数株あるも、皆、根が張ったようだ。
 本日、草はあまり生えていないが、草引きしながら削りあげ。
 なお、メロンが随分と成長しており、メロンのネットを外した。
(10月14日)
 メロンの収穫前にどれだけかサツマイモのツルが割り込んだが、サツマイモの定植が遅れたから大したことはなかった。メロンの収穫後はツルが伸びに伸び、畝を覆い尽した。
 その後、両隣の山芋の畝にツルが登り上がり、畝を越えてその先にも伸びてきたので、持ち上げて戻したが、ツルによっては山芋のツルが株元から千切れる恐れがあり、放置するなり、切り取った。
 雑草は大して生えず、草引きせず。
 サツマイモの植え付けが遅れたから、収穫は11月になってからの予定。
(11月12日)
 約10m2畝、計4列を全部掘る。豊作につき掘るのに苦労した。7時半に作業開始し、15時半に掘り終わったが、バテバテ。
 昨年は171kgであったが、今年は150kgと若干減った。今年の作付け位置はネコブセンチュウによる被害が全くなかった。対策が功を奏したのか、もともといなかったのか、それは不明。

<2016年>
(5月6日)
 今年は広幅(2m)の2畝とし、本日、混植の畝作りを行った。
 今まで何度か草叩きしながら概ねフラットにしている。
 まずは、片側の畝境を鍬ではつって、土移動させ、メロン定植列に置く。
 次に、メロン定植列に施肥。苦土石灰、鶏糞、種粕、有機肥料粒を適当に撒く。
 そして、もう片側の畝境を鍬ではつって、土移動させ、メロン定植列に乗せる。
 1畝は土盛が小さかったので、両側から小型ビッチュウではつり上げた。畝の整形は時間切れで後日。
 なお、サツマイモ定植2列はメロン定植列から各40cm離して80cmの間隔にするが、施肥はせず。
(5月11日)
 JAに立ち寄ったが安納芋がなく、直ぐ近くの花屋さんを覗いたら紅東もあったので、安納芋4束(計100本)と紅あずま2束(計100本)を購入。
 近日、この畑で安納芋4束(計100本)を植えることにしよう。
(5月12日)
 株間約40cm、列幅7、80cmで2畝とも植え付け。十分な湿り気があり、全部定着するであろう。
(5月16日)
 植え付けてから4日後の今日は曇であるが、好天が続き、枯れたものが何本かある。今夜は雨だから何とかなってほしいものだ。
(5月29日)
 昨日、今日で草削りを行った。かなりの雑草の生えようであり、株元は手で草を引き、他はテンワで削り、とれだけか畝整形もした。
 枯れたものがかなりあろうかと思っていたが、案外少なく、追加苗購入は不要となった。
(6月11、16日)
 11日は、ツルが複数長く伸びているものが10本強あり、それを切り取って、欠損箇所に移植。植え付け時にたっぷりと水を差す。
 16日も同様にして同程度の移植。これで完了。
(7月11日)
 メロンよりサツマイモの生長が著しい。そこで、メロン側に伸びたツルをサツマイモ側に曲げ、メロンに光がよく当たるようにした。
(7月28日)
 サツマイモのツルの伸びが凄まじい。メロンも密植してあるから、全体に葉が重なり合い、メロンが窮屈すぎ、実には日が全く射さない状態。
 メロン側に伸びたツルをサツマイモ側に曲げ、メロンに光がよく当たるようにした。

<2015年>
 今年は広幅の2畝を準備。
 昨年の栽培結果はというと、真夏の多雨によってメロンは熟す前に全部枯れてしまったし、サツマイモの苗の植え付けが6月25日と遅くなり、それなりの収穫はあったが、計画どおりに事は運ばなかった。
 その反省を踏まえて、今年は次のとおり計画を立てた。
・メロンの種蒔き:5月半ばにポットに種蒔き、6月下旬に定植(昨年どおり)
・サツマイモ苗購入:5月半ばに入手し植え付け(例年より1か月早める)
・メロンの夏枯れ防止のため幅広の畝をこんもりと高くする
(5月6日)
 メロン&サツマイモ混植畝は、1畝は従前からの西区画での輪作、もう1畝は畑に隣接する住宅の方に家庭菜園として貸していたのが戻ってきた箇所で東はずれにある。
 今日(5月6日)、混植畝の畝作りを行った。
 先ず東はずれ。軽く起こしてあるから雑草は少なく、フラットになっている。小型ビッチュウで土をはつって、幅広のこんもりとした畝を作る。畝の法がアンバランスとなったので、東側を鍬で土寄せ。
 次に西区画の予定位置。冬野菜3畝で1畝とする。雑草が繁茂しており、草を叩いて畝間に入れる。両サイドの畝を小型ビッチュウで壊して、真ん中の畝に土を寄せる。
 どちらの畝ももう少し小高くしたほうが良さそうな感がするが、それはメロン苗の定植位置を決めるときに、メロン周りに土寄せすることによって対処しようと思っている。
(5月20日)
 昨日ネット注文したサツマイモ苗(安納芋40本:実際には44本)が届いたので、今日、植え付けることにした。
 まず、メロン作付け位置を決めた。西の畝は8株で約120cm毎に棒を立てた。東の畝も同様にしたが約110cm間隔となった。
 サツマイモ苗の植付け位置は昨年を基本とするが、畝幅が非常に大きいので十分に間隔をあけて植え付けることとした。列幅は約80cm、株間は約120cmあるいは110cmである。余った8本は、西の畝の北方の株間に、少し外側にずらして2本ずつ植え付けた。なお、植え付け法は水平植えとした。
 株間が広すぎるが、これは芋ツルが何本か伸びてきたら株間に2本を植え、できればメロンの株間にもツルを植えようと思っている。こうして苗代を節約しようというみみっちい考えだ。
 ところで、当分の間、雨が望めない。そのうち水やりせねばならないだろう。
(5月22日)
 芋ツルを植え付けた夜に小雨があったが岐阜気象台のデータではたったの1ミリ。今朝は葉が随分としなびており、明後日の雨模様も曇になりそうで、その後も雨が見込めそうになく、少々心配だ。
(5月23日)
 概ね大丈夫そうだが、鳴門金時(こちらは心配)のついでに、水やり。
(乾燥防止の水やり追記)
 24、26、27、30、31日そして6月2日と水やり。なお、26日はその前に枯草を株周りに敷き、乾燥防止。大半は生き生きした芽や葉が出だしたが、2割程度は溶けたり枯れたりした。
(6月2日)
 広畝の畝全体に雑草が芽吹いている。削り上げたり草叩きしておいた。
(6月3日)
 本日、32mmのお湿り。助かったあ。
(6月15、17日)
 株によってはだいぶ伸びてきたが、まだツルは1本だけで、2本目を切り分けて使えるのは随分と先になる。JA売店へ用事があって入ったら、安納芋の苗がどっさり売っていた。20本で450円だったから、1束買ってきた。それを翌日(6月16日)欠損した箇所に定植し、残りを所定の位置に植えた。
 昨日、もう2束購入し、これで概ね30cm間隔2列植えが完成。
(6月20日)
 そろそろメロンの定植時期となる。そこで、定植位置に肥料を敷きこむことにした。
 定植位置50cm角ほどをビッチュウで窪みを作る。
 苦土石灰、畑のカルシウム、有機肥料粒、鶏糞、種粕をばら撒き、テンワ(手鍬)でまぶしてから元の状態に戻し、さらにテンワで広幅の畝全体をよりカマボコ型にし、少しでも水はけがよくなるようにした。
(6月24日)
 本日、メロン苗を定植。(詳細は「メロン苗の定植&その後の栽培管理」の記事で)
 西の畝には北に「タイガーメロン」南に「みずほニューメロン」ポット苗各4株を、東の畝には南に「奈良一号まくわ瓜」北に「網干メロン」のポット苗各4株を植え付け。なお、「網干メロン」は1ポッがト芽吹かず、本日数粒を直播き。
 定植穴に牛糞を2つかみ入れて土とまぶしてから植えた。これで施肥は今後はしないことにする。
 なお、2本立ちのものは植え付け時に1本に選ってしまった。まだ苗が小さく、ネキリムシに株元を齧られたらお仕舞いだが、そうならないことを祈ろう。
 さて、過去2年ともウリハムシの被害が何がしかあったので、今年は防虫ネット(寒冷紗)を張ることにした。長さ10mのネットにつき、ちょうどピッタリ張ることができた。サツマイモは全部が防虫ネットの外側に位置するよう配置してある。
DSCN0416.JPG

(6月26日)
 安納芋のツルが2本伸びているものがあり、数本切り取って空きスペースに移植。
(7月12日)
 メロンは防虫ネットの中にあり、やっとここ1週間で成長が進むようになった。ネットを外すのはだいぶ先になろう。
 となると、メロンの株間にサツマイモのツルを植えるのが遅れる。ネットをめくってツルを植えればよかろうが、面倒だし、時期が遅すぎるのでは?
DSCN0426.JPG

(7月19日)
 メロンがけっこうツルを伸ばしてきたので、防虫ネットを外す。メロン周り、サツマイモの株周りの草引き。
 メロンの株間にサツマイモのツルを植えるのは、面倒だから中止を決定。
(7月22日)
 メロンをマニュアルに従って摘心(別記事)。
 隣の畝に向かっているサツマイモのツルを混植畝と並行の方向に向きを調整。
(8月2日)
 隣から雑草が迫って来てる箇所は、草刈機で雑草をざっと刈り取る。
(8月17日)
 メロンはポツポツ取れ始めた。摘心してあるからツルは伸びが止まり、こじんまりしている。一方、サツマイモはツルを伸ばす勢いが凄まじく、メロンに大きく侵入する。8月になってから、サツマイモのツルがメロンに覆い被さることがないよう、跳ね除けている。 

<2014年 メロン&サツマイモ混植栽培の記録>
(6月13日)
 一昨年から栽培を始めたサツマイモ。過去2年とも、ツルが幅広く伸びるから、作付け場所は畑の西淵とし、公共用地部分にどれだけかは垂れていってもいいように、横着を決め込んだ。
 この公共用地は用水路のU字溝が入っているが、南隣の畑のその隣の田(そこから先は宅地で用水路は行き止まり)は永年休耕してみえ、所有者が同じで、U字溝は土に埋まってしまい、見えない。よって、うちの畑の際を走るU字溝も土に埋まったままで、畑へ出かけたとき、軽トラの片輪がわずかに道路にかけるだけで通行する車の邪魔にならず、助かっている。北隣の別所有者の畑も同様。
 例年、畑の法面を使って大豆を植えていたが、大豆は半分に減らし、残りの半分はサツマイモのツルを伸ばすことにした。
 なぜそうするかと言うと、畑の形が長方形ではなく平行四辺形になっているから、西端、東端が直角三角形の余剰地となってしまうからだ。大変使いにくいが止むを得ない。

 さて、一昨年、この場所は前年に1年間休耕した場所であったから肥沃と思われ、全く施肥せずにサツマイモを栽培した。
 作付け品種は、一般的な「紅あずま」とこれより美味しいと言われる「安納芋(あんのういも)」の2品種と決め、それぞれ10本をネット注文(熊本・天草の光延農園)し、6月15日に納品があり、早速植え付けた。
 その結果はと言うと、「紅あずま」は残っていた肥料が多すぎたがためにツルボケしてしまい、無収穫の株があって11株で5kgほどしか収穫できなかった。一方、「安納芋」は11株で10kg弱と、まずまずであった。
 ところが、「安納芋」は焼き芋にしたら、確かに甘いことは甘いのだが、“べトー”として、小生も女房もイマイチの感想であったから、昨年は栽培を止めた。
 昨年の栽培は、6月15日にカーマ・ホームセンターで「紅あずま」約25本498円、「紅金時」約25本498円の2種類を買い、再びツルボケしては困るから少し密に植えることにし、一昨年は30cm間隔の1列植えにしたが昨年は40cm間隔の2列植えとした。
 なお、植え付け方は4種類あるのだが、昨年は一般的な「斜め植え」の方法を取ることにした。ちなみに一昨年は「垂直植え」。
 残留肥料がまだあると思われ、無肥料で栽培したが、葉っぱはうっそうと茂り、葉の色も濃かった。その収穫量はというと、またまたツルボケしたようで、無収穫の株は少なかったが、50株で25kg程度しか収穫できなかった。残念ながら、初年度と1株当たりの収穫量は大差ない結果に終わった。

 さて、3年目の今年。何とか栽培を成功させたい。
 ところで、サツマイモ栽培に詳しい、また従兄弟から3月に面白い栽培法を聞いた。メロンとサツマイモの混植である。1m強の間隔でメロンを植え、その間にサツマイモを2本植えするというもの。
 また、「安納芋」の美味しい食べ方も教えてもらった。切干にすれば、“べトー”とした感触がなくなり、甘くてうまい、ということだ。よって、今年はツルボケしにくいと思われる「安納芋」も栽培することにした。
 また従兄弟がくれた情報を元に、今年は次のとおり、サツマイモ&メロン混植栽培の計画を立てた。
 3年連続サツマイモを栽培することになる畑の西淵は、約1m間隔でメロン(株下に濃厚に有機肥料)を植え、メロンの株間にサツマイモ(紅あずまか鳴門金時)を2列植えとする。
 メロン専用に予定していた区画にも、同様にしてサツマイモ(安納)を植えることにする。
 そうなると、苗の本数が倍近く必要になるが、ブログ友だちからいい話を聞いた。定着した苗から何本ものツルがどんどん伸びるから、それを切って使えばよい、作付け時期が少々ずれるだけで収穫量に変わりはない、というものである。

 そろそろサツマイモ苗を植える時期となり、先日JAを覗いたら「安納芋」はなく、今日6月13日、カーマへ行ってみても「安納芋」はない。よって、早速、一昨年と同様にネット注文した。値段は倍するが、面倒だから、「紅あずま」10本(530円)、「鳴門金時」10本(530円)を、「安納芋」20本(1200円)とまとめて注文(他に送料と代引手数料:1064円)。納品は10日ほど後になりそうだ。
 そんな頃にポット苗にしているメロンを定植できるかもしれないが、ウリハムシの被害を防ぐためにメロンはもっと後になるかもしれない。場合によっては防虫ネットのトンネルを張るか、であるが。
 ところで、メロンを植える場所には、先に書いたとおり、有機肥料をたっぷり入れようと思っている。ただでさえ肥料過剰と思われる畑だが、美味しいメロンを作ろうと思うと、やはり有機肥料は欠かせないだろう。
 そうなると、生長したサツマイモがその肥料の所に根を伸ばし、ツルボケの恐れがある。そこで、メロンが生りだした頃に、メロンの株の近くにも切り取ったサツマイモのツルを植えて、肥料吸収を分散させたほうが良かろう。サツマイモを密植してツルボケを防ぐとともに芋を高収穫しようという目論見である。
 今、方眼用紙を引っ張り出し、あれこれ作図を始めたところである。取らぬ狸の皮算用であるが、こうしている時が一番楽しい。
 作図したところ、基本形は次のとおりとなった。西端の作付けは、南の方がちょっと窮屈になりそうで、部分修正の必要があるかも。
メロン&サツマイモ混植の図.jpeg

(6月25日)
 今日のお昼過ぎにネット注文したサツマイモ苗が届いた。早朝にはメロンを定植済みであり、同じ日の作付けとなった。
 畑が乾き気味であり、当分雨が望めないので、植え付け穴(横長)を掘ってから、たっぷり注水した。そこに順次植え付けて終了。
 畑の西淵は、メロンの株間に「紅あずま」11本(1本はおまけ:南半分)、「鳴門金時」10本(北半分)を2列植えとした。メロン専用に予定していた区画も、同様にして「安納芋」を植え付け。
 写真で、緑色に囲ったのがメロン(株間約1m)、赤色で囲ったのがサツマイモ(第1弾)でⅡ列の幅は約40cm。サツマイモのツルが伸びたら切り取って、第2弾、第3弾をメロンの列の間、サツマイモの列の間に植えていく予定。
DSCN0303.JPG

 なお、植え付け方は「水平植え」となった。本当は「斜め植え」にしたかったが、掘った穴が横長すぎて、そうなってしまった。
 サツマイモ苗の植え付け方は育苗業者のマニュアルに従うとよいでしょう。下に示しました。クリックしてご覧あれ。
サツマイモの植え方.jpeg

(7月21日)
 なかなかツルが成長しない。メロンが圧倒的優位に。
 サツマイモのツルの脇芽を切り取り、それを苗にして埋めたいのだが、今日はどれだけもできなかった。
 紅あずまはたったの1本、鳴門金時は数本、安納芋は10数本が埋められただけである。
 ここのところ雨なしだし、今日、梅雨が明けたから、たっぷり注水し埋め込み、後からまた散水。
(7月26日)
 5日間でサツマイモのツルの脇芽もだいぶ伸び、紅あずまが10本弱、鳴門金時も10本弱、安納芋は3本を切り取り、それを苗にして埋めた。それにしてもメロンのツルがよく伸び、サツマイモはどれだけも伸びず、断然メロン優勢の状態にある。特に、安納芋の伸びが悪い。

(手前が鳴門金時で、後方が紅あずま。当初に植えたものを黒で囲み、脇芽を切り取って苗にして埋めたものを赤で囲った。)
DSCN0329.JPG

(これは安納芋。当初に植えたものを黒で囲み、脇芽を切り取って苗にして埋めたものを赤で囲った。)
DSCN0324.JPG

(7月28日)
 雨なしが続き、苗を植えた所はメロンの葉で隠したりして乾燥を防いでいるが、早く着根するよう、今日から水やりをすることに。
(7月31日)
 安納芋の脇芽を10本ほど切り、植え付け。作付け計画図の②がほぼ終わり、③を一部やったが、植え付け後の水やりが大変だから、ここらで止めにしよう。
 なお、西端の紅あずまなどは畝幅が狭いから、②を部分的にやっただけで、それ以上は止めにした。
<今年の反省>
 今年は最初の植え付けが遅れたから、ツルの成長がまだまだのものが多く、これ以上脇芽を挿し木しても、いかにも遅すぎる植付けであり、芋の収穫はどれだけも期待できないであろう。
 第1弾をもっと早く植付けするか、苗を倍の本数購入するかである。
(8月24日)
 メロンは全て枯れ全滅し無収穫。サツマイモのツルが一部伸びすぎてツルから根が出ている。これでは肥料を吸いすぎるから、持ち上げて他のツルの上に乗せておいた。
 最後に植え付けたツルはまだ20センチ以下のものが若干ある。これでは芋が収穫できるか疑問。以下、収穫のページ「サツマイモの収穫時期が間もなく到来」へ。

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サツマイモ&メロンの混植栽培[須賀前の畑の西端] [サツマイモ]

(2022年までの詳細な記録をこのページに記す。2023年からは、サツマイモ栽培のページ「サツマイモの手抜き栽培」で簡略化して記す。)

 今年でサツマイモの栽培は7年目になる。
 2014年からは、品種の大きく異なる2品種(焼き芋用と切干芋用)を別々に栽培することにした。そして、同年から畑の利用効率を良くするため、可能な限りメロン&サツマイモ混植を始めた。
 なお、栽培法は、時に無肥料としたが、2018年からは無肥料による自然農法「たんじゅん農」を導入してのメロン&サツマイモ混植である。
 ところで、畑のどこもかもでネコブセンチュウの被害がけっこうある。そこで、2016年晩秋から翌年春に掛けて(一部は夏)畑全体に土壌改良剤の菌剤2種類と藁を敷き込んだりした。果たして、その効果はいかに。その記録ページは次のとおり。
 サツマイモのネコブセンチュウ被害を何とかしなきゃ

 サツマイモの栽培は次のとおり3箇所で行っている。
<須賀前の畑、西端の広幅畝>
 ごく普通に焼き芋にする鳴門金時または紅あずまの系統(2019年からは紅はるか)を主として栽培してきた。鳴門金時は紅あずまに比べて少々べたつく食感だが、焼き芋にするとうまいし、肥料分が多少あってもツルボケメしにくかった。2018年に初めて栽培した紅はるかは、これまでに栽培したどの品種より美味しかったので、2019年から焼き芋用は紅はるか1本に絞った。
 また、畑の利用効率を良くするため、メロン&サツマイモ混植を始めた。メロンは3、4年空けよと言われているから連作障害が心配になるが、無肥料・無農薬の自然農法「たんじゅん農」がうまくいけば連作障害は出ないようである。
<須賀前の畑、中ほどの広幅畝>
 切り干し芋にすると美味い安納芋であり、主としてこれを作付けしてきた。安納芋は鳴門金時以上にツルボケしにくいから、他の野菜と輪作が利く。また、畑の利用効率を良くするため、安納芋は2014年から須賀前の畑でメロン&サツマイモ混植を始めた。2017年まで輪作してきたが、2018年からは連作とした。
<自宅前の畑>
 樹木畑を開墾し、2016年からここにカボチャなどを作付けすることにしたが、2017年から広幅畝でサツマイモとの混植とし、土壌が痩せているであろうから、最初は紅あずまの栽培とした。2018年からは普通幅畝でメロンとサツマイモの交互作付けとし、メロンの連作障害をどれだけかは避けることにした。

 このページでは、須賀前の畑の一番西で連作する鳴門金時(以前は紅あずま、今は紅はるか)の栽培について記すこととする。なお、ここではサツマイモ栽培の記録を主とし、混植するメロンは別記事とする。

<2022年 無肥料連作5年目>
 広幅固定畝でメロン&サツマイモの混植を連作しているが、昨年はメロンのみ作付けし、ネコブセンチュウ対策のため、メロンの終了後に畝全体にコブトリソウを栽培した。今年は例年どおりメロン&サツマイモの混植(中央列にメロン、両側の列にサツマイモ)とする。
 なお、無肥料栽培を続けているが、今年はメロンには植え付け時に穴に牛糞堆肥を1リットル入れたが、サツマイモは無肥料でいく。メロンについては別記。
(6月20日)
 昨年の晩秋にコブトリソウを刈り取り、今年3月13日、4月4日、5月8日と雑草の草叩き。現在メロンを畝の嶺で栽培中で、昨日、寒冷紗を外し、敷き藁代わりにコブトリソウの残骸を敷き詰める。
 数日前にやっと手に入った120本(中央の広幅畝を含む)のサツマイモ苗は、古くて葉が溶けたりしていたが、水に漬けたり、水から出したりして管理してきた。茎から根が少し生長した。
 夕刻に植え付け。敷き詰めたコブトリソウの残骸の際に、苗をテボで掘って埋め込み。少々乾き気味の土だが、明日は曇りで昼から雨が降りそうだから、問題なし。
 苗は120本中、やっと生きているものが20本ほどあり、ダメなったものも3本あった。1列に30本植え付けたが、若干の不足。
 これは後日、絶えた部分の補充がてら苗を購入しよう。→購入せず
(9月16日)
 数日前にざっと草引き。今日、ツル返し。
(10月29日)
 ギニアグラス(ネコブセンチュウ対策)を法尻に種蒔きしておいたのが、まずまず生育し、これとサツマイモのツルを草刈機で草刈り。
 敷き詰めてあったコブトリソウの残骸を埋め込みながら、ビッチュウで全体を掘り起こし。少々不作であった。

<2021年 無肥料連作4年目>
 今年はメロン&サツマイモの混植とはせず、メロンのみ作付けし、ネコブセンチュウ対策のため、メロンの終了後に畝全体にコブトリソウを栽培する。メロンについては別記。
(3月8日)
 小々草が生えてきており、畝全体の草叩き。
(5月14日)
 どれだけか草が生えており、明後日から梅雨入りの感がするから、しっかり草叩き。
(5月23日)
 メロンを畝の峰に定植し、寒冷紗掛け。
(6月11日)
 畝の法面の草叩き。
(6月27日)
 メロンの収穫が終わりかけた頃にコブトリソウの種蒔きをすればいいが、道路際だから、メロンが盗まれるかもしれない。そこで、もっと早いほうがよかったが、今日、畝の西法面だけ種蒔きすることに。
 法面はけっこう傾斜があり、種のバラマキでは雨で流れ落ちてしまう恐れがあり、小さな溝を7、8段ほど浅く掘って種をスジ蒔き。最後に手で軽く土を下から上の方向になでるようにして種を埋め込む。土はわりと乾いており、今度雨があったら発芽が始まることだろう。
 畝の峰と東法面(傾斜は緩い)はメロンの収穫が終わりかけた頃にコブトリソウの種をばら撒くこととする。
(7月1日)
 種蒔きして直ぐに少々の雨があり、4日後にしてもうきれいに芽吹きがあった。
(7月25日)
 メロンが終わったので、まだコブトリソウの種を蒔いてない部分に種蒔き。
(9月13日)
 先蒔きは花が咲き出し、2m以上に生長したので、数十cm残して草刈機で刈り取り。
 後蒔きコブトリソウはまだ1mほどにしかならず、そのまま成育させる。
(10月10日)
 後蒔きが随分と伸びたので、全体を数十cm残して草刈機で刈り取り。
(10月31日)
 先蒔き、後蒔きとも全部のコブトリソウを草刈機で刈り取り。
(11月21日)
 刈り取ったコブトリソウがカラカラになっており、柳の木の伐採跡へ運び、覆いをかけて保管。メロン類の敷き藁代わりに使うことにする。

<2020年 無肥料連作3年目>
 昨年11月に、来期のメロンのために土づくりを実施。サツマイモを掘り終わった広幅畝の中央部分を小型ビッチュウで軽く両側に土移動させ、刻み藁を全体にばら撒く。畝がかまぼこ型になるように畝の両側から土寄せし、中央部分に刻み藁と土が混ざるようにする。中央部分はメロン栽培となり、その部分の土壌改良である。そして、両際に跳ねておいたサツマイモのツルや枯草を畝に被せておいた。どれだけかの雑草抑えになり、また、どれだけかメロンの敷き藁代わりになる。
(6月4日)
 4月に畝全体を草刈機で草刈りし、5月24日に畝全体を草叩きし、削り上げ、メロンを定植し、寒冷紗を掛けてある。今日、法面(近日サツマイモ植え付け)を奇麗に削り上げ。
(6月15日)
 木曜日に苗が届き、箱に入れたまま4日経った今日見てみると、50本4束のうち下段の2束は葉がほとんど溶けてしまっていた。箱から出しておかねばいかんかった。でも、根が出ていたり、芽はほとんど大丈夫なようで、たぶん成育してくれるだろう。
 苗は200本注文であったが、211本あり、西畝に1列38本の2列植えし、畝の両端は3列植えとした。なお畝の峰の中央列はメロンが植えてあり、ウリハムシ防御のため、まだ寒冷紗を掛けたままである。
 梅雨に入っており、梅雨の晴れ間の初日の今日、午後3時から植え付け、明日明後日は晴れるがそのあと再び雨が2日ありそうで、十分に活着してくれるだろう。
(6月17日)
 メロンに休耕田から搬入した枯草を敷いたついでに、サツマイモにも直射防止のため枯草を被せておいた。
(7月5日)
 畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。
 メロンが生い茂り、サツマイモが陰になっているもの多い。
(7月13日)
 サツマイモの欠損株が幾つかあり、昨日、苗(15本150円)をJA売店で買い、今朝、再定植。ちょうどぴったり収まった。
(8月4日)
 メロンはほとんど枯れ、少々雑草が生えている。それを引き抜くとともに、法尻の雑草を鎌で刈り、また、手で草引き。
(10月25日)
 しっかりツル返し。もっと前にもするべきだった。

<2019年 無肥料連作2年目>
 この畝はネコブセンチュウ被害がひどかったので、昨年は休耕とし、代わりにどれだけかネコブセンチュウに効果が期待できるマリーゴールドを栽培し、また、春と秋にネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤)を混ぜ込んでおいた。
 そして、昨秋の畝づくりに当たっては、休耕田から搬入した枯草や刻み藁をかなりの量入れ込んでおいた。
(2019年5月23日)
 若干草が生えてきたので、テンワで草叩き。
(5月25日)
 メロンを畝の峰に定植し、防虫ネット掛け。
(6月13日)
 メロンの防虫ネットを外し、テンワで畝全体の草叩き。
 注文しておいたサツマイモ苗が今日届いたのだが、当初は6月初めの入荷を希望するも、注文が遅かったから2週間ほど入荷が遅れた。でも、メロンの防虫ネットを6月初めに外すとウリハムシの被害が予想され、ネット外しは今頃がいい。サツマイモ苗の定植時にはネットがないほうが作業しやすいし、梅雨に入っていようからサツマイモ苗が活着しやすいから、メロンもサツマイモも時期的にはちょうどいい塩梅となった。
(6月14日)
 本日、苗を定植。10m強の畝に1列37本。株間は26cmほど。
 西列に紅はるか、東列に安納芋を作付け。(中央列はメロン)
 <掘ってみたら逆だった。東列が紅はるか、西列が安納芋。以下訂正した。>
 梅雨に入り、土は程よく湿っており、今日は曇りがち、明日は雨、明後日は曇一時雨、その後はずっと晴れるようだが、しっかり活着することだろう。
(6月17日)
 休耕田から枯草を搬入し、畝の峰周辺(メロン部分)に敷く。
 6月23日撮影写真 ↓
 左:サツマイモ(安納芋)中央:みずほニューメロン 右:サツマイモ(紅はるか)
DSCN0672[1].jpg
 
(7月27日)
 今年、メロンとサツマイモの混植であるが、メロンは3日前に枯れてしまった。
 サツマイモはメロンに押され気味で、メロンの葉の陰になったりして生育が遅れている感がするが、これから勢いをつけてくれるのではなかろうか。
 本日、ていねいに草引きしたり、鎌で草刈り。ただし、休耕田からの枯草持ち込みで畝を覆ってあり、中央部はほとんど草は生えていない。法尻から畝間に繁茂。
(8月19日)
 畝の西側(土手)を草刈機でざっと草刈り。ついでに畝の東側もざっと草刈り。
 東列の紅はるかは勢いがいいが、西列の安納芋は勢いが弱い。
(11月8日)
 雑草がけっこう生えたが目立つものを少々抜いただけで放置。
 本日、2列とも芋掘り。ネコブセンチュウ被害は随分と減った。
 収穫量は安納芋14.8kg(37株)、紅はるか45.5kg(37株)。
 安納芋は不作、紅はるかは豊作、この違いはいかに? 安納芋は肥料を欲しがる?
 →11月13日追記:これは、どうやらツルが伸びる勢いが紅はるかが卓越し、それに安納芋を掘りが負けてしまって芋の生育に影響したものと思われる。というのは、自宅前の畑は少々離れた畝で2品種を栽培したが、収穫量に大きな差がでなかったからだ。
(11月10日)
 来年用に土づくりを今日実施。掘り終わった広幅畝の中央部分を小型ビッチュウで軽く両側に土移動させ、刻み藁を全体にばら撒く。畝がかまぼこ型になるように畝の両側から土寄せし、中央部分に刻み藁と土が混ざるようにする。中央部分はメロン栽培となり、その部分の土壌改良である。
 広幅畝の中央列にメロン、両サイド2列にサツマイモ、計3列栽培を目論む。
 なお、かなりの広幅ゆえ、西際は少し後退させ、軽トラ置場を気持ち広くした。
 最後に、両際に跳ねておいたサツマイモのツルや枯草を畝に被せておいた。どれだけかの雑草抑えになり、また、来年作付けのメロンの敷き藁代わりにする。
 
<2018年:休耕 無肥料連作初年度>
(2017年11月20日)
 ネコブセンチュウ防除のため、残っていた土壌改良剤の菌剤2種類を今年も入れ込むことにした。菌剤の説明書きに藁を入れ込むと良いとあり、また、「たんじゅん農」において初期は「高炭素素材」を入れ込むと良いとあり、藁もどれだけか高炭素素材であるので、田んぼに残っていた刻み藁を大量に撒き、菌剤2種類をばら撒く。そして、昨年と同様に藁を敷き込みながら、ビッチュウではつり込む。
 これでもってネコブセンチュウ対策2年目を行い、併せて「たんじゅん農」1年目の対応をしたところである。
 なお、けっこう広幅となったので、例年サツマイモ2列植えであるが、(2018年休耕の後)2019年からは中央にメロンを植え、3列栽培としよう。
(2017年12月25日)
 今年収穫の“金時”(実は紅あずま系であった)を食べてみると、思いのほかネコブセンチュウにやられており、土壌改良剤はあまり期待できない。
 よって、ここの畝は、2018年にはマリーゴールドを栽培してネコブセンチュウ退治をすることにする。
(2018年4月2日)
 マリーゴールドも通常の草花用のものでは十分な効果がないようであり、JAに注文しておいたネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤)も使うことに。
 本日、所定量をばら撒き、ビッチュウではつり込む。藁が敷き込んであるので、あまり深くまでははつり込めなかった。
<マリーゴールド栽培>
(4月22日)
 須賀前の一番西の箇所をテンワで綺麗に均し、カーマで買ったマリーゴールドの種をばら撒く。少々不足し、覆土なしだが何とか芽吹いてくれないだろうか。
(4月30日)
 まだ芽吹きはないようだ。昨日、土が乾きかけてきたので少し水やりしたが、今日、本格的に水やり。
(5月5日)
 どうやら芽吹きに失敗したようである。カーマで種を2袋買った。次回は、表層の土を片側に寄せて種蒔きし、寄せた土を撒いて覆土し、乾きそうになったら散水しよう。羽島用水の本格的な放流は5月21日からなので、それに合わせて種蒔きしよう。
(5月17日)
 数日前に若干の芽吹きを観測し、昨日、芽吹き周りの草引きをしていおいた。
 今日、芽吹いていない個所をテンワで草削りし、種1袋をばら蒔く。ここしばらく曇や雨模様だから、水やりなしで順調に芽吹いてくれないだろうか。
(6月8日)
 おおむね順調に芽吹きあり。雑草の勢いがすごい。そこで、きれいに草引きしつつ、混みあっている個所から、粗い箇所へ移植をした。種がもう1袋あるが追加種蒔きは不要となった。
(8月17日)
 マリーゴールドはその後順調に成長し、1mほどにもなった。今日、鎌で短く刻みながら根元で刈り取り、その場に敷いておいた。
(9月19日)
 草刈り機(紐タイプ)で草刈り。
(10月7日)
 4月にも使ったのだが、半年後の今日も、ネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤)をばら撒き、休耕田から搬入した枯草も少々ばら撒く。
 白ナス畝の際から順次ビッチュウで畑起こし。枯草がけっこうあり、それをまぶしながらの畑起こしであるも、ビッチュウであるがゆえに薬剤が土にきれいに混ざり込むことは少なく、耕運機のようにはまいらない。
 公共用地境の畑の法面も起こし、全部で5列を起こし。総延長50m強。
 これで、来年(2019年)のサツマイモ作付け準備が概ね終了した。ネコブセンチュウ完全退治とまでは欲張らないが、なんとか被害を減少させられないだろうか。
(10月29日)
 昨日休耕田で草刈りした草を軽トラで運び、夏野菜畝に被せたのだが、余りが出たので、ネコブセンチュウ対策を施したサツマイモ畝にも全体に被せた。少々雑草が生えているが、草抑えになろないだろうか。
(11月19日)
 ネコブセンチュウ退治薬剤がきれいに混ざり込んでいないことが気になり、もう一度畑起こしをし直すことにした。
 まず、覆ってある枯草を両サイドに退け、田んぼから刻み藁を持ち込みんでばら撒く。小型ビッチュウではつっていったのだが、10月7日にすき込んだ枯れ草は概ね分解され、マリーゴールドの茎もかなり分解が進んでいた。この作業で、薬剤はかなりまぶされたであろうし、刻み藁が土壌細菌の餌になって、より土壌改良が進むのではなかろうか。そう期待している。最後に、退けた枯草を再び覆っておいた。

<2017年>
(5月7日)
 畑と公共用地との高低差がけっこうあり、境が大きな法面となって畑が狭くなるから、幅2m分を低くした。土の大量移動を伴うので、これは一度にはできず、2年越しである。今日、その作業を行い、まずまずの高低差となった。
 そして、この畑は平行四辺形であり、北西部分は余剰地としていたが、公共用地と平行に畝立てすることとし、有効活用を図ることとした。
 とても、すっきりした畝立てができた。畝の形は幅広の台形である。風が強くて、施肥ができなかったから、施肥は後日実施。 
(5月15日)
 まず、畝全体に苦土石灰を振る。次にサツマイモ植え付け位置に鍬で溝立てし、たっぷり水を差す。
 金時2束(1束25本)を買ったから、1列に25本を等間隔で並べ、ツルを埋めながら、株間に施肥(鶏糞、種粕、有機肥料粒)。
 ツルを埋めた箇所の土を軽く退け、再度水を差し、埋め戻し。当分、雨が降らないから、こうしてたっぷり水を差した。列幅は60~70cm。
(5月20日)
 全然雨が降らないので、念のため水やり。ほぼ全部が着根したようだが、1、2本はネキリムシに食い千切られたようだ。
(5月28日)
 トマト・白ナスの畝区画にメロン1畝が十分に取れることが分かり、混植は中止し、ここはサツマイモだけでいくことにした。
(6月5日)
 株周りの草引きと畝の草叩きを丁寧に行う。
(6月18日)
 株元の草引きと畝の草叩き。
(10月14日)
 その後たいした草は生えず放置。真夏以降に白ナス畝に伸びてきたツルは跳ね除けて戻し。
(11月10日)
 10月終わりに収穫予定であったが、雨が多くて延期し、今日、掘った。昨年は50株で44kg。今年も50株だが65kg。ネコブセンチュウ対策を施したものの、昨年同様けっこう被害があり、残念ながらその効果は無きに等しい。

<2016年>
(5月5日)
 昨年は肥料不足の感がしたので、今年は植付け位置(1列)に施肥することにした。鍬で溝を掘り、苦土石灰、鶏糞、種粕、有機肥料粒を適当量撒き、埋め戻し。
(5月6日)
 昨日、やり終えてから、物の本を見てみると、畝幅80cmとあるから2列植えできた。昨年も2列植である。よって、土移動と施肥追加で2列植えにやり直した。
 2度手間どころか土移動は重労働。でも、西側は用水路公共用地とのレベレ差が大きいから、畑の西の方は低くしたい。何かの機会に少しずつ土移動させているが、今回それができて良かった。
 ところで、須賀前の畑は平行四辺形であり、北西の角は余剰地となる。1m間隔でポールを立て、これを目安に畝立てしているのだが、昨日の施肥は1本間違えて植え位置を決めてしまっていた。全て終った後で、それを発見。もうどうすることもできない。例年、余剰地に晩生枝豆を植えているが、これは別の場所にしよう。
(5月11日)
 JAに立ち寄ったが安納芋がなく、直ぐ近くの花屋さんを覗いたら両方ともあり、安納芋4束(計100本)と紅あずま2束(計100本)を購入。
 近日、この畑で紅あずま1束(50本)を植えることにしよう。
(5月12日)
 株間約40cm、列幅7、80cmで2列植え。十分な湿り気があり、全部定着するであろう。
(5月16日)
 植え付けてから4日後の今日は曇であるが、好天が続き、枯れたものが何本かある。今夜は雨だから何とかなってほしいものだ。
(5月28日)
 今日で草削りを行った。かなりの雑草の生えようであり、株元は手で草を引き、他はテンワで削り、とれだけか畝整形もした。
 枯れたものがかなりあろうかと思っていたが、案外少なく、追加苗購入は不要となった。
(6月16日)
 欠損箇所が10株強あり、まあまあ伸びた脇ツルを切り取り、欠損箇所に移植。
(6月18日)
 きれいに草引きし、手で均して草叩き。
(7月31日)
 ここだけは雑草が部分的に繁茂、鎌で草刈。なお、道路側も草引きし、ツルを道路と平行の向きに揃えておいた。
(10月16日)
 本日、試し掘り。けっこう豊作の感がする。ただし、根コブセンチュウの被害が目立つ。
(10月19日)
 残りを全部掘り、合計44kgの豊作となった。根コブセンチュウの被害は北のほうに多いが、全体に被害はある。
 自宅前の畑は、同じ本数で37kgの収量があり、根コブセンチュウの被害は南の方でほんのわずかしかない。
 須賀前の畑の根コブセンチュウを何とかしなきゃ。

<2015年>
(5月20日)
 3年前から須賀前の畑の一番西にサツマイモを作付けしており、昨年はこの場所もメロン&サツマイモ混植としたため、メロン植え付け部分にはかなりの肥料を敷き込んであり、施肥効果は残っているであろうから今年は無肥料とする。
 けっこう雑草が生えてきており、草叩きをしながら、凸凹を均して大ざっぱに整地する。
 サツマイモの苗はネットで20本を購入し、昨日届いた。そこで今日(5月20日)に植えつけることとした。
 2列植えで、列幅は60cm程度。株間は100cm程度。なお、植え付け法は水平植えとした。
<反省:後日追記:土に十分な湿り気があって省略したが、植え付け穴にはジョウロでたっぷり注水すべきであった。来年はそうすべき。>
 これから当分は雨が望めないから、叩いた雑草を植え付け部分に置いて乾燥防止し、また、芽や葉の大方を覆っておいた。
 株間が広すぎるが、これは芋ツルが何本か伸びてきたら、うち1、2本を切り取り、できれば株間に2本植えようと思っている。こうして苗代を節約しようというみみっちい考えだ。
(5月22日追記)
 芋ツルを植え付けた夜に小雨があったが岐阜気象台のデータではたったの1ミリ。植え付け時にかなりしなびていたから、今朝は葉が溶けてなくなりそうな状態。今後、雨が見込めそうになく、少々心配だ。
(5月23に追記)
 3分の1程度は溶けてなくなってしまった感がする。用水路から水を汲んでジョウロでたっぷり水やり。
(5月26、27、30日追記)
 24日、26日と水やりし、26日は枯草を追加して覆う。過半は生き生きした芽や葉が出だしたが、3分の1はたぶん枯れただろう。もうこれ以上の水やりをしてもダメなものはダメだろう。…しかし連日30度を越す真夏日になり、27、30日も水やり。
(5月30日追記)
 5月20日から雨らしい雨はなく連日暑い。鳴門金時の苗は半分は溶けてなくなってしまった。そこで苗を追加購入することにし、JAに昨日はなかったが今日は3種類置いてあった。安納、紅あずま、紅金時である。安納は溶けたのは1割程度だから不要で、紅あずまはツルボケしやすいから、紅金時を選んだ。鳴門金時とどう違うか分からないが、まあよかろう。これを40本購入したから、明日、植え付けることにしよう。
 買ってきてからネット検索したら、紅あずまの別名が紅金時とのこと。なんだ一緒か。ツルボケしないのを祈るのみ。鳴門金時に目印の棒を刺しておこう。
(5月31日追記)
 乾燥防止の枯草を列間に退け、溶けてしまった所を含め各列にテボで溝を立てる。ジョウロで水が溜まるまで注水。生き残った鳴門金時に棒を刺す。株間は約100cmだから、株間に2本ずつ(溶けた箇所も)紅金時の苗を置いていく。両サイドが各1本不足したが、ちょうど苗が足りたといったところ。苗は40数本あったよだ。植え付けた後、枯草で地上部に出ている芽や葉も覆う。再びジョウロでたっぷり散水。
 この先、当分雨がないが、これで活根するだろう。
(6月2日追記)
 紅金時は皆イキイキしていたが、今日もたっぷり水やり。
(6月3日追記)
 本日、32mmのお湿りあり。助かった。
(6月17日追記)
 全部がしっかり根付いている。あまりにも雑草が多いから草叩きと草引き。
(6月26日追記)
 十分に雑草が叩けておらず、今日も草引き。
 ツルが2本伸びているものがあり、切り取って欠損部に2株移植。
(7月20日)
 畝の中の大きな草を鎌で刈る。次に、東面の空き畝から侵入しそうな繁茂した雑草を畝下のみ鎌でざっと刈り取り。
 今年の草刈はこの程度にして、あとは雑草と共生させたい。
 ツルの伸びようはまずまずだが、安納芋に比べ見劣りする。
(8月1日)
 畝間の雑草がグングン生長。ツルの伸びも悪く、雑草に負けそう。よって、畝間の雑草を綺麗に引いておいた。

<2014年 鳴門金時の栽培記録>
(6月13日の記事)
 一昨年から栽培を始めたサツマイモ。過去2年とも、ツルが幅広く伸びるから、作付け場所は畑の西淵とし、公共用地部分にどれだけかは垂れていってもいいように、横着を決め込んだ。
 この公共用地は用水路のU字溝が入っているが、南隣の畑のその隣の田(そこから先は宅地で用水路は行き止まり)は永年休耕してみえ、所有者が同じで、U字溝は土に埋まってしまい、見えない。よって、うちの畑の際を走るU字溝も土に埋まったままで、畑へ出かけたとき、軽トラの片輪がわずかに道路にかけるだけで通行する車の邪魔にならず、助かっている。北隣の別所有者の畑も同様。
 例年、畑の法面を使って大豆を植えていたが、大豆は半分に減らし、残りの半分はサツマイモのツルを伸ばすことにした。
 なぜそうするかと言うと、畑の形が長方形ではなく平行四辺形になっているから、西端、東端が直角三角形の余剰地となってしまうからだ。大変使いにくいが止むを得ない。

 さて、一昨年、この場所は前年に1年間休耕した場所であったから肥沃と思われ、全く施肥せずにサツマイモを栽培した。
 作付け品種は、一般的な「紅あずま」とこれより美味しいと言われる「安納芋(あんのういも)」の2品種と決め、それぞれ10本をネット注文(熊本・天草の光延農園)し、6月15日に納品があり、早速植え付けた。
 その結果はと言うと、「紅あずま」は残っていた肥料が多すぎたがためにツルボケしてしまい、無収穫の株があって11株で5kgほどしか収穫できなかった。一方、「安納芋」は11株で10kg弱と、まずまずであった。
 ところが、「安納芋」は焼き芋にしたら、確かに甘いことは甘いのだが、“べトー”として、小生も女房もイマイチの感想であったから、昨年は栽培を止めた。
 昨年の栽培は、6月15日にカーマ・ホームセンターで「紅あずま」約25本498円、「紅金時」約25本498円の2種類を買い、再びツルボケしては困るから少し密に植えることにし、一昨年は30cm間隔の1列植えにしたが昨年は40cm間隔の2列植えとした。
 なお、植え付け方は4種類あるのだが、昨年は一般的な「斜め植え」の方法を取ることにした。ちなみに一昨年は「垂直植え」。
 残留肥料がまだあると思われ、無肥料で栽培したが、葉っぱはうっそうと茂り、葉の色も濃かった。その収穫量はというと、またまたツルボケしたようで、無収穫の株は少なかったが、50株で25kg程度しか収穫できなかった。残念ながら、初年度と1株当たりの収穫量は大差ない結果に終わった。
 さて、3年目の今年。何とか栽培を成功させたい。
 ところで、サツマイモ栽培に詳しい、また従兄弟から3月に面白い栽培法を聞いた。メロンとサツマイモの混植である。1m強の間隔でメロンを植え、その間にサツマイモを2本植えするというもの。
 また、「安納芋」の美味しい食べ方も教えてもらった。切干にすれば、“べトー”とした感触がなくなり、甘くてうまい、ということだ。よって、今年はツルボケしにくいと思われる「安納芋」も栽培することにした。
 また従兄弟がくれた情報を元に、今年は次のとおり、サツマイモ&メロン混植栽培の計画を立てた。
 3年連続サツマイモを栽培することになる畑の西淵は、約1m間隔でメロン(株下に濃厚に有機肥料)を植え、メロンの株間にサツマイモ(紅あずまor鳴門金時)を2列植えとする。
 メロン専用に予定していた区画にも、同様にしてサツマイモ(安納芋)を植えることにする。
 そうなると、苗の本数が倍近く必要になるが、ブログ友だちからいい話を聞いた。定着した苗から何本ものツルがどんどん伸びるから、それを切って使えばよい、作付け時期が少々ずれるだけで収穫量に変わりはない、というものである。
 そろそろサツマイモ苗を植える時期となり、先日JAを覗いたら「安納芋」はなく、今日6月13日、カーマへ行ってみても「安納芋」はない。よって、早速、一昨年と同様にネット注文した。値段は倍するが、面倒だから、「紅あずま」10本(530円)、「鳴門金時」10本(530円)を、「安納芋」20本(1200円)とまとめて注文(他に送料と代引手数料:1064円)。納品は10日ほど後になりそうだ。
 (6月25日追記)
 今日のお昼過ぎにネット注文したサツマイモ苗が届いた。早朝にはメロンを定植済みであり、同じ日の作付けとなった。
 畑が乾き気味であり、当分雨が望めないので、植え付け穴(横長)を掘ってから、たっぷり注水した。そこに順次植え付けて終了。
 畑の西淵は、メロンの株間に「紅あずま」11本(1本はおまけ:南半分)、「鳴門金時」10本(北半分)を2列植えとした。メロン専用に予定していた区画も、同様にして「安納芋」を植え付け。
 なお、植え付け方は「水平植え」となった。本当は「斜め植え」にしたかったが、掘った穴が横長すぎて、そうなってしまった。
 サツマイモ苗の植え付け方は育苗業者のマニュアルに従うとよいでしょう。下に示しました。クリックしてご覧あれ。
サツマイモの植え方.jpeg

(7月21日追記)
 なかなかツルが成長しない。メロンが圧倒的優位に。
 サツマイモのツルの脇芽を切り取り、それを苗にして埋めたいのだが、今日はどれだけもできなかった。
 紅あずまはたったの1本、鳴門金時は数本、安納芋は10数本が埋められただけである。
 ここのところ雨なしだし、今日、梅雨が明けたから、たっぷり注水し埋め込み、後からまた散水。
(7月26日追記)
 5日間でサツマイモのツルの脇芽もだいぶ伸び、紅あずまが10本弱、鳴門金時も10本弱、安納芋は3本を切り取り、それを苗にして埋めた。それにしてもメロンのツルがよく伸び、サツマイモはどれだけも伸びず、断然メロン優勢の状態にある。特に、安納芋の伸びが悪い。
(7月28日追記)
 雨なしが続き、苗を植えた所はメロンの葉で隠したりして乾燥を防いでいるが、早く着根するよう、今日から水やりをすることに。
(7月31日追記)
 安納芋の脇芽を10本ほど切り、植え付け。なお、植え付け後の水やりが大変だから、ここらで止めにしよう。
 なお、西端の紅あずまなどは畝幅が狭いから、それ以上は止めにした。
<今年の反省>
 今年は最初の植え付けが遅れたから、ツルの成長がまだまだのものが多く、これ以上脇芽を挿し木しても、いかにも遅すぎる植付けであり、芋の収穫はどれだけも期待できないであろう。
 第1弾をもっと早く植付けするか、苗を倍の本数購入するかである。
(8月24日追記)
 メロンは全て枯れ全滅し無収穫。サツマイモのツルが一部伸びすぎてツルから根が出ている。これでは肥料を吸いすぎるから、持ち上げて他のツルの上に乗せておいた。
 最後に植え付けたツルはまだ20センチ以下のものが若干ある。これでは芋が収穫できるか疑問。以下、収穫のページ「サツマイモの収穫時期が間もなく到来…」へ。

<2013年のサツマイモ栽培記録>
(6月17日追記)
 予定どおり昨日16日朝に植え付け。畑は湿っており、水を差さずに斜め植えにした。ところが、1日経った今朝、葉が萎れるだけならいいが、葉が枯れて再起不能と思われるものが多かった。そこで、ジョウロでたっぷり水やり。
DSCN0173.JPG

(6月18日追記)
 今朝、畑へ行ってみると、葉が萎れていた苗はシャンとしていたが、枯れた苗はそのままの姿である。今晩から明日一日雨との予報だから、着くものは着くであろう。後は様子見するしかない。(追記:翌19日一日雨)
(7月1日追記)
 当初は、枯れるものが2割は出るだろうと思っていたが、その後にほとんどが生き返り、小さな芽ではあるがイキイキ元気である。サツマイモの苗は丈夫いものだと改めて感心させられる。
 枯れて欠けている3、4か所は、ツルの成長が激しくなったところで各株から1本ずつ切り取り、それを定植してみよう。少し遅れるであろうが、多分追いついてくれるだろう。
 なお、本日、雑草削りを行った。
(7月7日追記)
 成長著しい1株からツルを1本切り取り、お隣さんからツルを4本もらい、欠けているところに定植。
(7月22、23日追記)
 全体に成長が著しい。周辺の雑草を叩く。
 23日にはツルの間の雑草を引く。
(9月20日追記)
 8月後半からはツルが周辺に伸び過ぎ、向きを変えて重ね合わせ。度々そうしたことを続けた。今では伸びたツルからも根がしっかり出ており、今日はこれを剥がし上げて重ね合わせ。
 加えて、隣接する夏野菜の跡を起こしたら、そこへも根が伸びてきている。これでは、既に肥料過剰になってはしまいか心配。
 以下、収穫のページへ。
<2012年のサツマイモ栽培記録>
  今年初めて栽培することにしたサツマイモ。
 作付け場所は畑の西淵とし、1年間休耕した場所で肥沃だろうから、下ごしらえの施肥はせず、既に台形の畝をこしらえてある。
 5月下旬にJAの売店を覗いたが、今年はサツマイモの苗の出来が悪かったらしくて店頭に並んでいることが少なく、よって、5月31日にネット注文した。
 注文先の熊本・天草の光延農園も品不足のようで、納品は6月15日頃になりそうとのメールをもらったところであり、予定どおり、6月14日に代引きで届いた。安納芋10本と紅あずま10本。
(6月14日)
 初めてのことだから、物の本で作付法は予習してある。
 ところが、光延農園から説明書が同送されてきた。
 さずが育苗業者である。コンパクトに分かりやすく書いてある。
 先ずは届いた苗について。
 しなびた苗がほとんどだと思いますが、その方が根が付きやすいのです!と、書かれている。
 次に、苗を植える時期について。
 土が乾いている時に植えた方が、良い根が出るので品質の良い芋が採れます、とある。
 そして、苗の植え方。
 4種類あって、植える環境に合わせて選びましょう、となっている。
(1)直立植え
 下の方の枝(節)を2箇所埋め、2節と芽を地上に出す図になっている。
 芋の数は減るが、大きさの揃った大きな芋が取れるとのこと。
 狭い面積に多くの苗を植えることができるとも書いてある。
(2)水平植え
 1節と芽を地上に出し、他の節は埋める図になっている。
 活着率が高く、芋がたくさん採れやすいが、大きさが不揃いになるとのこと。
 面積あたり植える本数が少なくて済むとも書いてある。
(3)斜め植え
 下の方の枝(節)を2箇所埋め、3節と芽を地上に出し、地面と40度ぐらいに倒した図になっている。
 芋の出来具合は、(1)と(2)の中間となるとのこと。
(4)船底植え
 芽だけ出して、節は全部埋めるというもの。芽と葉っぱだけが地表に出ている図になっている。
 説明は(2)と類似しているが、これは土が乾ききっていて枯れそうな心配があるときのように思える。

 梅雨に入ったものの、あまり雨が降らず、畑は多少湿っている程度である。明日も晴れの予報だが、その後は連日雨模様。
 そこで、早速、今日植えることにした。
 予習した物の本には(3)しか書いてなかったが、送られてきた説明書に従って、(1)を採択することに。
 ところで、株間は?説明書には書いてない。そこで、予習したとおり、30センチ間隔とすることにした。 
 紅あずまを南端から並べて11本(1本おまけ?)、続けて安納芋10本を並べ、テボで多少深めに掘り、埋め込み。
 そうしていたところ、北隣の畑の方がやってきて、株元を足で踏んでおくと良いとご教示いただき、そうすることにした。
 これにて作業完了。施肥は一切してないので、後は様子見し、葉っぱの色や勢いから施肥するかどうか決めることにしている。つるボケさせては何ともならないですからね。
(6月26日)
 紅あずま11本は全部根付いたが、安納芋は10本のうち2本が枯れてしまった。これでよしとするしかなかろう。
(7月26日)
 けっこう生長し始めた。生き生きとした元気な葉であるから、肥料は足りているのだろう。
 雑草も多い。そこで、大きいものや株元の雑草を手で引き、周りはテンワ(手鍬)で削る。
(8月14日)
 雨なしで先日と今日の2回水やりしたが、成長はゆっくり。でも、けっこう蔓が延び、葉も増えた。そして、今日、梅雨明け以降、初めての良いお湿り。これで成長が勢い付くであろう。
 なお、葉は色鮮やかで、今のところ施肥の必要はなさそうだ。
(9月27日)
 蔓の延びようは凄まじいものがある。同じ畝の北隣のイチゴ苗や隣のネギ畝に進出していくから、何度か蔓の向きを変えてやった。
 あまりの勢いだから、施肥はしていないが、前の肥料が残りすぎていて、蔓ボケして芋が収穫できないのではないかと心配になってきた。
(11月10日)
 先月半ばにサツマイモ「紅あずま」を掘ったところ、土壌が肥え過ぎていてツルボケしてしまい、無収穫の株が約半分もあったし、11株で約5Kgしかなかった。
 「紅あずま」も残り少なくなったので、今日、「安納芋」8株を掘ることにした。こちらもツルボケが心配であったが、さにあらず。どの株にも芋が幾つも付いていた。計量したら、21Kgで、1株当たり2.6Kgだから、まずまずの成績ではなかろうか。土壌が肥え過ぎてはいなかったのであろう。
 でも、同じ畝であり、過去の施肥の具合は同じだから、「安納芋」は「紅あずま」に比べて、ツルボケしにくい品種と言えるのではなかろうか。

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自宅前畑でのサツマイモ&メロンの交互作付け栽培 [サツマイモ]

(2022年までの詳細な記録をこのページに記す。2023年からは、サツマイモ栽培のページ「サツマイモの手抜き栽培」で簡略化して記す。)

 2015年晩秋から取り掛かった自宅前の樹木畑の開墾。2016年にブルーベリーの東側に広幅の畝を2畝立て、サツマイモ&メロンの混植(各1列)を行い、2017年はサツマイモ&ペポカボチャの混植(各1列)を行った。
 2018年は再びサツマイモ&メロンの混植(各1列)を広幅2畝行うことを予定したが、普通幅4畝に畝を立て直し、西からメロン・サツマイモ・メロン・サツマイモの順(2019年はその逆)に植え、メロンの収穫が終わったところで、4畝とその両側にサツマイモのツルを這わせることとした。
 そして、2018年からは肥料は入れないで「たんじゅん農」にのっかって栽培することとした。
 このページでは、主としてサツマイモについて記す。

<2022年>
 無肥料でメロンと交互に作付け(各2畝)するサツマイモ栽培、5年目である。
 畝は昨年メロンを栽培した後、ネコブセンチュウ対抗植物「コブトリソウ」の種蒔きを行ったが、ほとんど生えず、失敗に終わった。
(3月30日、5月8日)
 雑草がけっこう生えてきているので、草叩きし、畝間を削り上げ。
(6月1日)
 畝間も含めてスコップで畑起こしもどき。
(6月11日)
 一昨日「紅はるか」の苗がJAは欠品していたので、ホームセンターで5束(計50本)購入。値段が少々高かったが、根がけっこう出ており、優良品である。
 2本おまけがあったので26本ずつ、約7mの畝に植え付け。株間は昨年と同様に約25cmと狭くなった。昨日の少々の雨で程よい湿り気。今日は午後から小雨模様だから、水やり不要。明後日は晴れるが、その後は梅雨入りとなりそうで、全部活着するだろう。
(7月25日)
 雑草がけっこう生えてきており、手で草引き。
(9月18日)
 本日、ツル返し。ざっと雑草を引く。
(10月30日)
 本日収穫。まあまあの出来。畝全体をビッチュウで起こしながらの収穫。ネコブセンチュウ被害は東端の畝の南半分にけっこうあった。 

<2021年>
 無肥料でメロンと交互に作付け(各2畝)するサツマイモ栽培、4年目である。
 畝は昨年メロンを栽培した後、ネコブセンチュウ対抗植物「コブトリソウ」の種蒔きを行い、それを秋に刈り取って、サツマイモのツルと一緒に畝に被せて雑草抑えにしておいた。よって、草の生え方は少ない。
(5月14日)
 どれだけか草が生えており、明後日から梅雨入りの感がするから、しっかり草叩き。
(5月15日)
 東畝のみスコップで畑起こしもどきを行い、牡蠣殻粉末を入れ込み。なお、西畝はソラマメ栽培の畑起こしもどきのときに牡蠣殻粉末を入れ込み済み。
(6月3日:植え付け)
 東畝は細かな雑草が生えだしているので、草叩き。
 西畝は赤ソラマメを引き抜いて処分し、軽く草叩きし、スコップで畑起こしもどき。
 なお、西畝は大きいので、少し法面を削って東隣のメロン畝に土寄せ。
 昨日JAで購入した「紅はるか」50本を定植。おまけがあったので26本、27本の植え付けとなった。株間は約25cmと狭くなった。
 土は少々乾き気味だが、明日は大雨だからちょうどいい。ところで、今日は曇りの予定がかなり晴れたから、お昼には苗がグンなりし、あわてて水やりしておいた。
(6月25、26日)
 全部奇麗に活着している。けっこう草が生えてきており、株周りを手で引き、テンワで草叩きしつつ削り上げ。
(7月22日)
 大きく伸びている雑草を引きつつ、法面を削り上げ。
(7月27日)
 まだ若干雑草が残っている。それらを草引き。
(10月5日)
 ずっと放置しており、今日、遅ればせながらツル返し。
 ついでに隣のメロン畝の草引き。メロン終了後にコブトリソウの種蒔きをしたが、敷き藁に乗っかったままであったのか、ほとんど芽吹かず仕舞いに終わってしまった。
(11月8日)
 本日収穫。2畝とも大豊作で、計57.3kgもあった。牡蠣殻粉末を入れた効果なのだろうか、それは不明だが。ネコブセンチュウ被害はまだまだ若干あり。

<2020年>
 無肥料でメロンと交互に作付け(各2畝)するサツマイモ栽培、3年目である。
 畝は昨年メロンを栽培した後、ネコブセンチュウ対抗植物「コブトリソウ」の種蒔きを行い、それを秋に刈り取って、サツマイモのツルと一緒に畝に被せて雑草抑えにしておいた。よって、草の生え方は少ない。
(6月2日)
 1週間ほど前に隣畝(昨年サツマイモ)にメロンを定植し、株周りに枯草などを敷き込み、今年のサツマイモ畝は丸裸になった。
 今年のサツマイモ畝は昨年のメロン作付け以来、一切土いじりしてないし、肥料も刻み藁も入れてない。
 若干の雑草が生えているので、今朝、草叩きしておいた。
(6月15日)
 木曜日に苗が届き、箱に入れたまま4日経った今日見てみると、50本4束のうち下段の2束は葉がほとんど溶けてしまっていた。箱から出しておかねばいかんかった。でも、根が出ていたり、芽はほとんど大丈夫なようで、たぶん成育してくれるだろう。
 苗は200本注文であったが、211本あり、2畝に各27本を植え付け。
 梅雨に入っており、梅雨の晴れ間の初日の今日、午後3時から植え付け、明日明後日は晴れるがそのあと再び雨が2日ありそうで、十分に活着してくれるだろう。
(7月5日)
 畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈りし、株周りを手で草引き。
(8月2日)
 雑草が繁茂。草刈機(紐タイプ)で畝間をざっと草刈り。
 メロン畝はまだ収獲中であるが、今日、ネコブセンチュウ対抗植物「コブトリソウ」の種蒔きをし、厚く敷いた枯草の上に乗っかっている種が多いので、草引きしつつ枯草を叩き、種が地面に落ちるようにした。
 サツマイモ畝の雑草が多いので、株周りを大雑把に草引き。
(8月13日)
 コブトリソウを種蒔きしたときは梅雨が明けたばかりで土に湿り気があり、また、2、3日して少雨もあり、数日して芽吹き、今、順調にけっこう伸びてきた。
(9月6日)
 コブトリソウは背丈ほどに生育し、隣畝のサツマイモが陰になってしまうので、草刈機で1mほどに刈り取った。また、可能な限り畝間の雑草も刈り取り。
(9月27日)
 コブトリソウがだいぶ伸びたので、草刈機で1mほどに刈り取った。
(11月2日)
 本日収穫したのだが、2畝で10.7kgと不作であった。

<2019年>
 無肥料でメロンと交互に作付け(各2畝)するサツマイモ栽培、2年目である。
 畝づくりは、昨年の収穫後に、刻み藁やサツマイモのツルを混ぜ込み、済ませてある。
 なお、ネコブセンチュウ被害が大きいので、畝づくりの時にネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤)を混ぜ込んだ。
 さらに、ネコブセンチュウ対策として、メロン終了前に、メロン畝にネコブセンチュウ対抗植物「コブトリソウ」の種蒔きを行い、サツマイモに関してのその効果を翌年観察する。また、翌年は交互作付けするメロン畝について同様にコブトリソウを生育させることにしている。
(2019年5月23日)
 若干雑草が生えてきたので、テンワで草叩き。
(5月25日)
 メロンを定植し、防虫ネット掛け。
(6月14日)
 昨日、サツマイモ畝をテンワで草叩きし、今日、苗を定植。東畝に紅はるか25本、西畝に安納芋25本とした。株間30cm弱。
 梅雨に入り、土は程よく湿っており、今日は曇りがち、明日は雨、明後日は曇一時雨、その後はずっと晴れるようだが、しっかり活着することだろう。
(7月28日)
 だいぶ成長したが、雑草に負けそうな状態。
 今日、メロン畝の草引きをし、併せてサツマイモ畝の草引きを行う。
(8月19日)
 12日にメロン跡にコブトリソウの種蒔きをしたが、順調に芽吹いた。
 紅はるかは生育がいいが、安納芋は勢いが弱い。(その後、安納芋も勢いづく)
(10月20日)
 黄色の花が満開のコブトリソウ。遅蒔きの自宅前も随分と背が高くなった。
 日当たりを良くするため、本日草刈機で刈り取り。サツマイモのツルが侵入してきているので、地面から2、30cmのところで刈る。
(11月8日)
 本日収穫。コブトリソウを根元から刈るために草刈機を持ち出し、サツマイモのツルも含めて刈り取る。次に、鎌で地面に張り付いたツルを刈り取り、残骸や雑草をメロン畝や里芋畝に積み置く。あとはビッチュウでの掘り起こし。
 昨年は紅はるか20株で15.6kg、紅あずま20株で15.4kgであったが、今年は紅はるか25株で11.5kg、安納芋25株で9.5kgとだいぶ成績が悪くなった。昨年から無肥料栽培であり、その影響が出た可能性が大。
 なお、ネコブセンチュウ退治薬剤が効いたのか安納芋は被害は軽微となったものの、紅はるかは効いたことは効いたがさほどのことはなかった。
(11月18日)
 サツマイモ畝は来年メロン作付けとなり、その畝づくり。先日、刻み藁をばら撒いてある。まず、畝の西側半分をビッチュウで軽く起こしながら刻み藁を埋め込む。ついで、畝の東側半分を同様に行う。これで粗整形できた。
 なお、来年のサツマイモ畝は、今年メロン栽培畝(その後にコブトリソウ)とし、コブトリソウの残骸とサツマイモのツルが被せてある。
(11月22日)
 来年のメロン畝は枯草など全く被せてないので、休耕田の枯草を一輪車で運び、たっぷり被せておいた。

<2018年>
 開墾した樹木畑のあちらこちらに切り株があるが、昨年12月4日に2株はツルハシでもって掘り出すことができたし、3株ほど根切りを行い、だいぶ畑らしくなった。
 そして、来年の畝作りを行った。従前どおり広幅2畝とした。
 ビッチュウで起こし、畝の中央に凹を付け、枯れたサツマイモのツルと少々の枯草を入れ、埋め戻す。そして、畝の両サイドに鍬で溝を掘り、藁を入れ、埋め戻す。これで畝が完成。
 なお、起こすときに刻み藁を入れると良いのだが、残り少なくなっているようなので入れなかった。
(6月2日)
 その後、広幅2畝を普通幅4畝に作り直し、草叩きと畝整形を2度ほど行い、西からメロン・サツマイモ・メロン・サツマイモの順に植え、メロンの収穫が終わったところで、4畝とその両側にサツマイモのツルを這わせることとした。メロンは定植済みである。
 2日前に届いたサツマイモ苗を今日定植。西の畝に「紅はるか」、東の畝に「紅あずま」を各20本ずつ植える。約7mの畝につき、株間は35cmほど。
 一昨日の雨で土は十分に湿っており、また、晴れるのはここ3日で、その後は雨模様だから、水やりしなくても全部が活着するだろう。
(6月10、17日)
 雑草が少し生え、軽く畝を削り上げ。(17日はメロンのついでに)
(10月26日)
 メロンが終わった後、サツマイモのツルが順調に伸び、両方の畝がサツマイモのツルでびっしりいっぱいになった。どれだけか雑草が伸びるも放置。
 本日、収穫。畝の片側に藁、もう一方にサツマイモのツルの枯れたものを埋め込んだだけの無肥料栽培につき、はたしてだれだけ芋ができているか気になったところであるが、まずまずの収量となった。
 一昨年は紅あずま50株で37kg、昨年は紅あずま50株で47kg、今年は紅はるか20株で15.6kg、紅あずま20株で15.4kgであるから、1株当たりにすると一昨年並みということになる。
 芋掘りにあたっては、後作(メロン)の畝づくりを兼ねて、刻み藁をばら撒いてから、小型ビッチュウで畝起こしをしながら刻み藁をすき込んだ。1畝にダンボール箱1箱としたが、とても足りず、倍量入れる必要があった。
(11月14日)
 ネコブセンチュウ被害は、土がついた状態では1、2割程度に思えたが、洗ってみたら過半に何らかの被害がある。そこで、ネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤)を先日JAで買い、今日、これをすき込むことに。
 まず、刻み藁を少々ばら蒔く。粗畝が完成しているメロン畝(今年サツマイモ栽培)とメロン収穫後そのままにしてある畝(来年サツマイモ栽培)の両方にネマトリンエースを規定量振りまく。
 サツマイモのツルは、まだ十分に枯れていないが、来年のメロン畝を再度起こしながら埋め込む。来年のサツマイモ畝は、半分堆肥化しかけた藁(メロンの敷き藁)と少々の刻み藁を畝起こししながら埋め込む。

<2017年>
 開墾した樹木畑でのカボチャ&サツマイモ混植栽培の2年目である。あちらこちらに切り株があるが、昨年に比べて少しは畑らしくなった。
 ところで、ネコブセンチュウの被害がけっこうある。そこで、2016年晩秋から翌年春に掛けて(一部は夏)須賀前の畑全体に土壌改良剤の菌剤2種類と藁を敷き込んだが、自宅前の南区画東半分も同様に措置した。果たして、その効果はいかに。そのページは次のとおり。
 サツマイモのネコブセンチュウ被害を何とかしなきゃ
(4月9日)
 サツマイモ&カボチャ畝の粗整備を行う。広幅の台形2畝とした。
 なお、カボチャはペポカボチャとし、普通のカボチャは須賀前の畑とした。
(4月30日)
 広幅の台形2畝を整形し直し、通常の畝に作り直し、4畝とし、東からサツマイモ、カボチャ、サツマイモ、カボチャの順とし、カボチャ収穫後にサツマイモのツルを全体に伸ばさせる。
(5月15日)
 カボチャは既に1畝は植えてあり、所定の位置にサツマイモ(紅あずま)を植え付け。この先、雨が見込めないので、植え付け穴にたっぷりと水を差してからツルを埋める。ツルは25本からげで売っていたから、2束買い、少々株間が狭くなった。
(5月17日)
 本日、施肥。混合(鶏糞、種粕、有機肥料粒)を畝の片側に控え目に軽く埋め込み。
 モグラが走り、苗が浮き上がり気味になっている個所があり、手で押さえておいた。
(5月20日)
 全然雨が降らないので、念のため水やり。ほぼ全部が着根したようだが、1、2本はネキリムシに食い千切られたようだ。
(6月4日)
 株周りの草引きと畝の草叩き。
(6月19日)
 ペポカボチャ第1弾の勢いがすごく、西の畝は影になっているものが多く、カボチャの葉を退けたりして日が当たるようにし、併せて草引き。
 東の畝は、草引きと削り上げ。
(7月3日)
 西の畝はペポカボチャのせいで生長が悪い。カボチャのツルを除けたり孫ツルを切ったりして、少しで日が当たるようにした。
(10月14日)
 その後もカボチャのツルを折り曲げたりしてサツマイモのツルに日が当たるようにし、真夏にカボチャ収穫後は株を引き抜き枯らし、まずまずサツマイモが生育できたようである。その間に大きな雑草を引き抜く。
 サツマイモのツルが里芋側に伸びてきたが、引っ張って戻す。東側空き地へのツルの伸びは放置。
(11月9日)
 本日収穫。昨年同様、紅あずま50株で、今年は47kg(昨年37kg)。2畝栽培で、東畝の方が2倍の収穫量。この差の原因は不明だが、東畝は空き地へツルがグーンと伸びたからか。 

<2016年>
 昨年晩秋から取り掛かった自宅前の樹木畑の開墾が思いのほかスムーズに運び、概ね畑として使用可能となった。
 そこで、広幅の畝を2列立て、メロンとカボチャを栽培することにし、肥料の敷き込みも終っている。
 ところで、カボチャは2年目栽培の試行中で株間1m6株栽培であり、余裕がありすぎる。また、メロンも湿気畑であるがゆえに収穫前に枯れる恐れが多分にある。
 そこで、一昨年から須賀前の畑でメロン&サツマイモの混植栽培をして畑の利用効率を良くしており、ここでもそうしようという気になった。
(5月6日)
 カボチャは既に植えてあり、その両サイド(サツマイモ植え付け位置←後日の植え付けは片側だけに変更)に溝を立て、苦土石灰、種粕、化学肥料(N、K)を撒き、埋め戻し。サツマイモは肥料過剰だとツルボケするが、旧樹木畑につき、土壌が痩せていると思われ、施肥することにした。なお、サツマイモ2列の間隔は80cmとした。
 メロン予定地にも既に施肥してあり、同様にしてサツマイモ2列が植えられるように施肥した。なお、メロンは湿気を嫌うから、メロン植え付け位置の列は少々高畝に改造した。そのためには、敷き込んである肥料を浮き上がらせる必要があり、あらかじめビッチュウではつりこんだ。
(5月8日)
 水はけがあまりかんばしくない感がする。そこで、カボチャ畝の西側とメロン畝の両側をよりカマボコ型になるよう土移動を行った。
(5月11日)
 JAに立ち寄ったが安納芋がなく、直ぐ近くの花屋さんを覗いたら両方ともあり、安納芋4束(計100本)[須賀前2畝分]と紅あずま2束(計100本)[須賀前1畝分と自宅前2畝分]を購入。
 近日、この畑で紅あずま1束(50本)を植えることにしよう。
(5月12日)
 株間約40cm、列幅7、80cmでメロン畝に植え付け。カボチャ畝は西側のみ1列で株間約40cm。各畝17本ほどの植え付け。十分過ぎる湿り気があり、全部定着するであろう。
(5月16日)
 植え付けてから4日後の今日は曇であるが、好天が続き、枯れたものが何本かありそうだ。今夜は雨だから何とかなってほしいものだ。
(6月5日)
 ほとんどが着根した。雑草は少ないが草叩きしておいた。
 カボチャには、片側だけ藁を敷いた。(追記:後日メロンの敷藁のとき追加敷き)
(6月17日)
 枯れた数本の箇所に、生長がいいサツマイモの脇芽を切り取り、移植。
(7月11日)
 サツマイモの生長が勢いづいた。ツルを曲げ、カボチャやメロンに入り込まないようにした。
(7月28日)
 サツマイモの生長がすごい。ツルを曲げ、メロンに入り込まないようにした。
(10月3日)
 カボチャはうまく収穫できたし、メロンは早々に枯れたものが多かったがまずまず収穫はできた。
 その後は、サツマイモのツルが伸びに伸び、うっそうとしてきて、混植栽培成功である。
 雑草も伸びており、今日、丁寧に引く。
 そして、四方八方に伸びているツルを引き戻し、所定の畝の中に放り込んでおいた。あまり伸びるとツルボケする恐れがあるからだ。ちょっと遅すぎたかも。
(10月20日)
 本日、芋掘り。各畝ともにほぼ13kgで計37kgの収量。同じ株数の須賀前の畑は44kgで、ここは条件が悪くても8掛けの収量があったのだから、ラッキーである。
 
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サツマイモのネコブセンチュウ被害を何とかしなきゃ [サツマイモ]

(2022年までの詳細な記録をこのページに記す。2023年からは、サツマイモ栽培のページ「サツマイモの手抜き栽培」で簡略化して合わせ記す。)

 サツマイモのネコブセンチュウ被害がひどくなったので、あれこれ試行錯誤しながら対応していった、その記録です。失敗もあれば成功もあり、です。

 須賀前の畑の一番西で5年連作しているサツマイモ(紅あずま<最近は紅はるか>)。2015年にネコブセンチュウ被害が少々あったが、2016年が目立って増えた。
 ネット検索したら、連作すると被害が増えるようであり、タマネギを2~3年作付けするといいようなことが書いてあったから、そうしようかと思ったが、検索を重ねていたら、タマネギがネコブセンチュウを退治してくれるわけではないことがわかり、他の方法を考えねばならなくなった。
 ネコブセンチュウの被害はニンジンにもあり、大なり小なり畑全体にあることだろう。
 そこで、2017年産に向けて、連作しているサツマイモと次回ニンジンを栽培する箇所を中心に手を打つことにした。
 2016年晩秋から、順次、「ピキャット アグリショップ」から売り出している土壌改良菌剤「粒状YKD」と「バイオS5」を入れ込んだところ、全般に見て、2017年産野菜にどれだけかの効果があったような気はするが、肝腎の最も被害が大きい須賀前の畑の一番西の畝のサツマイモには効果がなかった。
 そこで、2017年晩秋から、まず須賀前の畑の一番西の畝で引き続きネコブセンチュウ対策を複数とることとした。2018年から他の畝に順次ネコブセンチュウ対策を施す。
 以下、時系列に沿って順次記録に止める。なお、土壌改良菌剤「粒状YKD」と「バイオS5」の入れ込みは、須賀前の畑全体及び自宅前のサツマイモ栽培区画にも一通りおおむね同じ方法で順次行ったが、それについては記述を省略する。

(2016年10月20日)
 検索していたら、土壌改良菌剤がいいとのことで、といってもメーカーの言うことだから控えめに捉えねばならないが、試しに買うことにした。
 「ピキャット アグリショップ」から売り出している土壌改良菌剤「粒状YKD」と「バイオS5」である。けっこう高価なものであるが、計6袋をネット注文したところである。
 また、検索で「米糠」にも効果がどれだけかはありそうとのことで、これも同時に鋤きこんでみようと思っている。
 そして、センチュウを防除してくれる植物としてマリーゴールドがどれだけかいいことが分かったから、来年のサツマイモ苗植え付けに先立ち、マリーゴールドを植え付け、サツマイモと混植することにしよう。(マリーゴールドを密植栽培せねば効果はなさそうだが、サツマイモの周りに植えてみるか。)
 さて、どういう結果が出るか。
 マリーゴールドに関して、検索して参考となったものをここに貼り付けておこう。
 センチュウはマリーゴールドの根に好んで侵入しそこで死滅します。
 マリーゴールドは畑にすき込めば緑肥としても使えます。センチュウへの防虫効果は鋤きこんだ後も続くそうです。マリーゴールドを植え、3ヶ月ほど生育させた後に緑肥として鋤き込みます。
 センチュウの活動が盛んな6月~10月に栽培すると効果的です。
 センチュウ対策として相性の良い野菜は大根、カブ、人参、オクラ、ジャガイモ、カボチャなどが挙げられます。この場合は周囲に植えるより輪作植物として一度畑に密植し、その後緑肥として鋤きこみます。野菜を植えるならば鋤き込み後1ヶ月で秋蒔きの作物を植えるか翌年春からの栽培となります。
 もう一つは天敵の飛来によるバンカープランツ効果。フレンチマリーゴールドはヒメハナカメムシを呼び寄せます。この虫はナスの害虫であるミナミキイロアザミウマの天敵なので減農薬に役立つそうです。
 ナスの害虫防除に天敵を呼び寄せるために使います。マリーゴールドは育苗し、ナスの定植後に畝の両肩に20cm間隔で植える。
 バンカープランツとして相性の良い野菜はナス、ピーマン、キュウリ、メロン、ほうれん草等です。この場合は作物の畝の両肩に植えこむ方法となります。
(10月25日)
 注文した土壌改良菌剤が先日届いた。
  「粒状YKD」 線虫捕食菌、繊維分解菌を含有。
  「バイオS5」 繊維分解菌、病原菌抑制菌を大量に含有
 「粒状YKD」は、稲藁をも分解し、一緒にすき込むとよいとのことで、今日、刻み藁をサツマイモ収穫後の畝にばら撒いておいた。
(10月28日)
 今日は雨模様。仕様書には、すき込んだら十分に散水せよとある。そこで、今朝、上記の菌剤2種を須賀前の畑の一番西の畝(紅あずま収穫跡)にすき込むことにした。規定量より少々多めにばら撒き、ビッチュウで耕す。

(2017年11月19日)
 1週間ほど前にサツマイモを3箇所とも掘ったが、大した効果はなかった感がする。
 特に、須賀前の一番西の畝で連作6年目になる今年、掘ってから贈答用にしようと洗ってみたら、大半の芋に大なり小なりネコブセンチュウ被害があった。
 ただし、須賀前の畑の真ん中辺りと自宅前の畑では、例年どれだけかの被害があったのがほとんど消失した。そして、ネコブセンチュウ被害があったニンジンにも、その効果は感じられた。
 一番困っていた須賀前の一番西の畝は、畑の効率的利用から来年もサツマイモを連作するしかない。そこで、菌剤の説明書には翌年も土壌改良菌剤を半量入れ込むといいとのことであり、幸い若干の在庫が残っているから、それを投入することとしよう。また、説明書に菌剤と一緒に藁をすき込むと良いとあり、昨年もそうしたが、今年は多めに入れることとしよう。そして、昨年は枯れたサツマイモの残骸も入れ込んだが、ひょっとして、これがネコブセンチュウをはびこらせる元になるかもしれないから、残骸は焼却する。
 そして、米糠も入れないこととする。というのは、今、導入しつつある「たんじゅん農」が成功すればネコブセンチュウ被害もなくなるそうで、米糠は使用しないほうがいいとあるからだ。
(11月20日)
 早速、今日、須賀前の一番西のみ、ネコブセンチュウ防除のため、残っていた土壌改良剤の菌剤2種類を今年も入れ込むことにした。田んぼに残っていた刻み藁を撒き、菌剤2種類をばら撒く。これで、菌剤の在庫がなくなる。
 ばら撒いた刻み藁は少ないから、長い藁を敷き込みながら、ビッチュウではつり込む。

(2018年4月2日)
 マリーゴールドも通常の草花用のものでは十分な効果がないようであり、JAに注文しておいたネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤)も使うことに。
 本日、須賀前の一番西のみ薬剤を所定量をばら撒き、ビッチュウではつり込む。藁が敷き込んであるので、あまり深くまでははつり込めなかった。
 後日、JAで買った通常の草花用のマリーゴールドの種をここにばら撒く予定。そして、今年はサツマイモの栽培はあきらめ、マリーゴールド栽培の1年とする。
(4月5日)
 サツマイモの品種を調べていたら、新品種「紅はるか」がネコブセンチュウに強いことが分かった。ただし、連作を重ねるとやはりネコブセンチュウが増え、どれだけかの被害は受けるようになるようだ。(2018.11.9追記:3年連作の自宅前畑で「紅はるか」と「紅あずま」を栽培したが、ネコブセンチュウ被害に差はなかった。)
 →さつまいも線虫害に対する対抗植物と「べにはるか」の導入効果
 このなかで「対抗植物とは土壌中の有害な線虫を減らす効果を持つ植物のことです。イネ科のギニアグラスやマメ科のクロタラリアなど様々な草種があります。ネコブセンチュウに汚染された圃場に対抗植物を栽培すると、農薬に比べて土壌のより深い層までネコブセンチュウを減らす効果があります.。」とあるが、これら草種はあまりに大きくなり、後処理が手に負えないから、マリーゴールドでお茶をにごすしかない。
 なお、対抗植物のその効果のほどは下記サイトに詳しい。マリーゴールドはネコブセンチュウ防除にはイマイチのようである。
 タキイの緑肥・景観作物
<2018年マリーゴールド栽培:須賀前の一番西の畝>
(4月22日)
 天気を見計らって、須賀前の一番西の箇所をテンワで綺麗に均し、マリーゴールドの種をばら撒く。少々種が不足。覆土なしだが何とか芽吹いてくれないだろうか。
(4月30日)
 まだ芽吹きはない。昨日、土が乾きかけてきたので少し水やりしたが、今日、本格的に水やり。
(5月17日)
 その後も不完全ではあるが、土が乾きかけてきたら水やり。数日前に若干の芽吹きを観測し、昨日、芽吹き周りの草引きをしていおいた。
 今日、芽吹いていない個所をテンワで草削りし、追加購入種1袋をばら蒔く。ここしばらく曇や雨模様だから、水やりなしで順調に芽吹いてくれないだろうか。
(6月2日)
 その後も畑が乾きそうになったら水やりを繰り返し、今日、畑に行って見てみると、けっこう芽吹いていた。全然芽吹いていない部分もある。
(6月8日)
 雑草が繁茂しだし、草引きを兼ねて、密生している個所から移植。
(8月17日)
 マリーゴールドはその後順調に成長し、1mほどにもなった。今日、鎌で短く刻みながら根元で刈り取り、その場に敷いておいた。
(9月19日)
 草刈り機(紐タイプ)で草刈り。
(10月7日)
 4月にも使ったのだが、半年後の今日も、ネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤)をばら撒き、休耕田から搬入した枯草も少々ばら撒く。
 白ナス畝の際から順次ビッチュウで畑起こし。枯草がけっこうあり、それをまぶしながらの畑起こしであるも、ビッチュウであるがゆえに薬剤が土にきれいに混ざり込むことは少なく、耕運機のようにはまいらない。
 公共用地境の畑の法面も起こし、全部で5列を起こし。総延長50m強。
 これで、来年(2019年)のサツマイモ作付け準備が概ね終了した。ネコブセンチュウ完全退治とまでは欲張らないが、なんとか被害を減少させられないだろうか。
(10月29日)
 昨日休耕田で草刈りした草を軽トラで運び、夏野菜畝に被せたのだが、余りが出たので、ネコブセンチュウ対策を施したサツマイモ畝にも全体に被せた。少々雑草が生えているが、草抑えになろないだろうか。
(11月19日)
 ネコブセンチュウ退治薬剤がきれいに混ざり込んでいないことが気になり、もう一度畑起こしをし直すことにした。
 まず、覆ってある枯草を両サイドに退け、田んぼから刻み藁を持ち込みんでばら撒く。小型ビッチュウではつっていったのだが、10月7日にすき込んだ枯れ草は概ね分解され、マリーゴールドの茎もかなり分解が進んでいた。この作業で、薬剤はかなりまぶされたであろうし、刻み藁が土壌細菌の餌になって、より土壌改良が進むのではなかろうか。そう期待している。

<2019年対応:3箇所全てのサツマイモ畝>
(2018年11月19日)
 先日、須賀前の畑の中ほどで連作した安納芋を掘ったところ、畝の両サイドでネコブセンチュウの被害がけっこうあった。やはり連作によりネコブセンチュウが増えたのであろう。それに先行して、昨年安納芋を栽培した箇所(4列のうち1列)に作付けした鳴門金時を掘ったが、その多くに少々ではあるがネコブセンチュウ被害があった。自宅前の畑の紅あずま、紅はるかも同様であった。(15日に安納芋を水洗いしたら、その多くに何らかの被害があった。)
 こうなると、サツマイモ畝の連作によるネコブセンチュウ被害は、来年はさらに増加すると考えねばならない。
 そこで、次のとおり対応することとした。
①ネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤) 
 2019年作付けに当たり、2018年1年間休耕しマリーゴールドを栽培した須賀前の一番西の広幅畝には4月と10月に薬剤をすき込んだが、他の箇所(須賀前畑の中ほどの安納芋&メロン広幅2畝、自宅前の畑の2列+メロン2列)にも薬剤をすき込む。
 ただし、薬剤投入は今回限りとし、その後は2018年から本格化した無肥料栽培(ただし刻み藁や枯草は埋め込む)でネコブセンチュウが減ることを期待する。
②3年ローテーションのサツマイモ休耕&対抗植物の栽培
 須賀前の一番西のサツマイモ&メロン広幅1畝、中ほどのサツマイモ&メロン広幅2畝、この3畝で、3年ローテーションのサツマイモ休耕&対抗植物の栽培を試みる。
 2019年は中ほどの広幅畝2畝の西側の畝で、サツマイモを休耕して対抗植物を栽培するが、メロンは栽培し、収穫終了後にこれを行い、対抗植物の栽培を試みる。2020年は、同様にして、同じくその東側1畝で行うこととしよう。
 なお、自宅前の畑は、サツマイモ&メロン各2列を交互作付けとし、メロンが終わり次第、対抗植物の栽培を試みる。こうすれば隔年で対抗植物栽培となり、休耕せずに済む。
 これによりサツマイモの作付けは最大期(2017年)の8列から6列に減るが、2018年は2列休耕して6列作付けであったが、これで十分事足りているから、よしとしよう。
(2019年2月13日)
 ネット検索したらギニアグラスやコブトリソウに効果が高いとのことで、背の低いほうが扱いやすいので後者を注文。コブトリソウの概要は次のとおり。
・特性: サツマイモネコブセンチュウの防除効果がある。茎は直立して草丈1mくらい になり、秋に黄色い花が咲く。
・栽培のポイント: 播種適期は、6月中旬~7月下旬である。10a当たり播種量は、条播で4~5 kg、散播で7~8kg である。条播の場合は畝間を 60~80 ㎝にする。 播種後 60~70 日で莢ができる前に鋤き込む。
・利用上の留意点: 鋤き込み後の腐熟期間を 1~2か月ほどとる。
(7月26日)
 中ほどの広幅畝2畝の西側の畝で、今年、サツマイモを休耕して対抗植物を栽培することとしており、2日前にメロンがほとんど枯れてしまったので、ていねいに草引きしたり、鎌で草刈りをした。ただし、休耕田からの枯草持ち込みで畝を覆ってあり、中央部はほとんど草は生えていない。法尻から畝間に繁茂。
 その後で、西畝及び畝間には、コブトリソウ(ネコブセンチュウ対抗植物)の種をばら撒いておいた。種の粒はけっこう大きく、どの程度に撒けばよいか見当がつかなかったが、そこは適当に。なお、畝は枯草で覆われており、雑草がほとんど生えなかったから、果たして種が芽吹くかどうか心配な面あり。
(8月4日)
 コブトリソウの種を蒔いた畝を今日見てみたら、それらしい芽が一斉に芽吹いているのを確認。出だしは好調である。
(8月12日)
 須賀前の畑のコブトリソウは順調に生育中。
 自宅前の畑のメロンを昨日最終収穫し、今日、残骸を片付け、畝を整備して、コブトリソウの種をばら撒く。
(8月19日)
 12日に種蒔きした自宅前の畑のコブトリソウは、15日の台風の大雨で芽吹きを始め、今日、きれいに芽吹いていた。
(9月1日)
 須賀前の畑のコブトリソウは背丈ほどに生育し、東隣畝のサツマイモが陰になってしまうので、草刈機で1mほどに刈り取った。
 自宅前の畑は順調に生育中。
(9月15日)
 須賀前の畑のコブトリソウが再び背を伸ばしたので、草刈機でざっと草刈り。少々実を付け出したので、まもなく根元から刈らねばいかんだろう。
 自宅前の畑は順調に生育中だが、まだ日照を遮るほどではない。
(10月20日)
 黄色の花が満開のコブトリソウ。遅蒔きの自宅前も随分と背が高くなった。
 日当たりを良くするため、本日草刈機で刈り取り。須賀前は地面すれすれまで刈れたが、自宅前はサツマイモのツルが侵入してきているので、地面から2、30cm。
(11月8日)
 2018年に須賀前の一番西の畝はマリーゴールドを栽培し、その栽培の前後の4月と10月にネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤)も撒いた。そして、今年(2019年)無肥料で安納芋と紅はるかを作付け。その結果、ネコブセンチュウ被害は随分と減った。特にネコブセンチュウに強いと聞く紅はるかは被害がうんと少ない。
(11月9日)
 自宅前の畑でメロンと交互作付けしているサツマイモを今日収穫。昨年晩秋にネコブセンチュウ退治薬剤を撒いたのが効いたのであろう、安納芋の被害は軽微であったが、紅はるかはさほどのことはなかった。
 来年は、メロン収穫直前にコブトリソウの種を蒔いて生育させた畝での栽培。

<2020年>
 昨年は、須賀前の畑では、中ほどの広幅畝2畝の西側の畝で、サツマイモ休耕&ネコブセンチュウ対抗植物の栽培を行なったが、今年は、その東畝で行なう。自宅前の畑では、4畝をサツマイモとメロン各2畝を交互作付けしており、メロン収穫終盤に対抗植物の種蒔きを行なう。
(8月2日)
 須賀前の畑、中ほどの広幅畝2畝の東側の畝はメロン栽培中であるが、梅雨の長雨で大半が枯れてしまっている。時期が来たから、来年のサツマイモ栽培に向けて、ネコブセンチュウ対抗植物「コブトリソウ」の種蒔きをすることとした。
 種は昨年の残り種で、少々不足気味であるから、粗々に畝にばら撒く。
 畝にはメロンのために枯草をかなり敷き詰めてあり、コブトリソウの種が浮いているものが多かろう。そこで、雑草はあまり生えていないが、草引きをしつつ、枯草を叩き、種が地面に落ちるようにした。
 自宅前の畑もメロン栽培中で枯れたものは少ない。同様にして種蒔き後に草引きをしつつ枯草を叩いておいた。
(8月13日)
 コブトリソウを種蒔きしたときは梅雨が明けたばかりで土に湿り気があり、また、2、3日して少雨もあり、数日して芽吹き、今、順調にけっこう伸びてきた。
(9月6日)
 両方の畑ともにコブトリソウは背丈ほどに生育し、隣畝のサツマイモが陰になってしまうので、草刈機で1mほどに刈り取った。
(11月1日、2日)
 1日に須賀前の畑の一番西の畝のサツマイモを収穫したが、ネコブセンチュウ被害は全く見られなかった。ただし、翌日水洗いしたら、若干の芋に被害あり。2018年は4月にネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース)をすき込んでからマリーゴールド栽培し、その後で、もう一度ネマトリンエースをすき込んだ。その結果、2019年はネコブセンチュウ被害は随分と減った。その収穫後、対策は何も取らす、連作したのだが、ネコブセンチュウは昨年と同様にまだ若干みられる。
 1日に須賀前の中央部の畝のサツマイモを収穫したが、ネコブセンチュウ被害は全く見られなかった。ただし、翌日水洗いしたら、若干の芋に被害あり。2018年は11月にネマトリンエースをすき込んだ。2019年はコブトリソウを栽培し、サツマイモの作付けは休んだ。そうしたところ、ネコブセンチュウは被害は減ったが、一番西の畝と同様にまだ見られる。
 2日に自宅前の畝を収穫したのだが、2019年はコブトリソウを栽培し、サツマイモの作付けは休んだ。そうしたところ、ネコブセンチュウは被害は大幅に減った。須賀前ほどではないが、若干被害がある。
 来年もコブトリソウの種を買って、ネコブセンチュウ対策をすることとしよう。
(11月9日)
 コブトリソウは今、花盛りだが、草刈機で刈り取る。

<2021年>
(6月27日)
 須賀前の一番西の畝(2018年マリーゴールド栽培し、そのすぐ後でネコブセンチュウ退治薬剤(ネマトリンエース:ホスチアーゼ粒剤)をすき込んだ畝)は、ここ2年サツマイモを作付けし、今年は休耕(ただしメロンは栽培)してコブトリソウを作付けする。
 メロンの収穫が終わりかけた頃にコブトリソウの種蒔きをすればいいが、道路際だから、メロンが盗まれるかもしれない。そこで、もっと早いほうがよかったが、今日、畝の西法面だけ種蒔きすることに。
 法面はけっこう傾斜があり、種のバラマキでは雨で流れ落ちてしまう恐れがあり、小さな溝を7、8段ほど浅く掘って種をスジ蒔き。最後に手で軽く土を下から上の方向になでるようにして種を埋め込む。土はわりと乾いており、今度雨があったら発芽が始まることだろう。
 畝の峰と東法面(傾斜は緩い)はメロンの収穫が終わりかけた頃にコブトリソウの種をばら撒くこととする。また、自宅前のメロン畝(来年はサツマイモ)も同様にコブトリソウの種をばら撒く予定にしている。
(7月25日)
 須賀前の一番西の畝のメロンは花が流れたのか実がなかなか生らず、やっと3個ほど大きくなりつつあり、ツルはまだ枯れていない。その収穫を待たずとも、今、コブトリソウの種蒔きをしても、メロンが負けるほどにはコブトリソウも生育しまい。
 そこで、畝の峰と東法面(前日に草削り済)にコブトリソウの種をばら撒くことにした。なお、畝の峰には枯草や刻み藁が敷いてあるから、種がその上に乗っかっているものが多いであろうから、種蒔き後、手で全体を軽く叩いておいた。ずっと晴れているから土も乾いており、夕立があったら芽吹き始めるだろう。
 なお、1か月ほど前に西法面に蒔いた種は調子良く発芽し、40cmぐらいの背丈に。
(9月13日)
 先蒔きのコブトリソウは2m以上に生長し、花も咲き出した。数十cmを残して草刈機で刈り取り。後蒔きはまだ1mほどで、引き続き成育させる。
(10月24日)
 昨年コブトリソウ栽培した中央部の東畝であるが、今年「紅はるか」を栽培し、今日、掘ってみたところ、ネコブセンチュウ被害はほとんど見られなかったものの、水洗いしたら、若干の芋に被害あり。なかなか完全には防げないものだ。

<2022年>
 昨年と同様に行うことにしたが、コブトリソウの代わりにギニアグラスとしたところ、発芽が思わしくいかなく、ネコブセンチュウ対策はどれほどの効果も期待できないであろう。
 
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2018年からサツマイモの栽培品種を4種類に [サツマイモ]

サツマイモの品種の特徴をいくつかつのサイトから要約して示す。

<ホクホク*系>紅あずま
焼きいもや蒸し芋用のサツマイモといえば、東は「紅あずま」、西は「高系14号」と言われるぐらい人気。
味の特徴は<ホクホク>と<ねっとり>のバランスが中間*に属するタイプ。
収穫時期は9月上旬から11月中旬ですが、2ヶ月程度貯蔵した方がでんぷんが糖質に変わり甘味が増すので食べごろは12月~2月。
「紅あずま」は貯蔵性は良くない。
(注* 2つのサイトから要約したので、評価が異なる。小生の感覚では<ホクホク>過ぎて、好みでない。)

<ホクホク系>鳴門金時
西の方では焼きいも、蒸し芋用の品種といえば、「高系14号」と言われるぐらい有名。
この「高系14号」はどんどん品種改良され、「鳴門金時」などがあげられます。
「高系14号」は早堀りと肥大性、そして貯蔵性が特に高い特徴があります。
味の特徴としては<ねっとり>ではなく<ホクホク>タイプ。* 
糖度はとても高いのですが、十分に寝かせる必要がある。
収穫時期が9月上旬から11月中旬ぐらいなので、食べごろの旬は11月から2月あたり。
(注* <ねっとり>と評価するサイトもあり。アルミホイルに包んでじっくり焼いたとき、小生の感覚では「紅あずま」より「鳴門金時」のほうが<しっとり>感があった。)

<しっとり*系>紅はるか
2010年に品種登録された新品種です。
他のサツマイモよりも「はるか」に甘いというコンセプトで名づけられたそうです。実際サツマイモで甘いとされる安納と比較されるぐらい甘いようです。
昔ながらの<ホクホク*系>。
(注* 2つのサイトから要約したので、評価が異なる。今年初めて栽培することに。)

<ねっとり系>安納芋
種子島の特産として有名なサツマイモの品種です。
特徴は糖度がとにかく高く、絶大な人気を誇る品種です。
そして<ネットリ系>で、甘さで最近のトレンドのサツマイモの品種と言えるでしょう。
(備考 焼き芋にするとドローッとして、小生の感覚では食えたものではない。切干にすると最高に美味!)

 うちでは2012年からサツマイモの栽培を始めたのだが、JA売店やその直ぐ近くの苗屋さん、あるいはホームセンターでサツマイモの苗を買おうにも、売り切れてなかったり、希望の品種がなかったりで、予約もできない。加えて「紅金時」なぞというわけの分からない品種だったりする。
 そこで、近場で希望のものが入手できそうにないときは、値段が倍もするがネット注文していたが、出荷が随分遅れることが多い。
 そうしたことから、2018年からは苗の全部を以前から利用している熊本県天草市「みつのぶ農園」にネット予約注文することにした。
 2018年の注文は次のとおりで、5月末から6月初めの出荷を希望。今後は、毎年、この4品種での栽培を行う予定である。なお、2018年は例年より2畝少ない。これは須賀前の畑の西畝にネコブセンチュウ被害が激しく、1年休耕し、その退治処置を講ずることにしたからである。
 須賀前(10m強の畝)3畝:安納芋(100本)、1畝:鳴門金時(30本)
 自宅前(約7mの畝 ) 1畝:紅あずま(20本)、 1畝:紅はるか(20本)

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2015.4.2 サツマイモの苗作りに挑戦、でも失敗 [サツマイモ]

 昨年の秋に収穫したサツマイモ「安納芋」3個を凍みないようにしっかり保管しておいた。
 それを近日取り出し、12月に作った2坪のビニールハウスで、サツマイモの苗作りに挑戦することにした。 苗作りの基本は、苗床を温めねばだめのようで、次のように農文協の雑誌に書かれている。
 四月になったらダンボールの箱(リンゴ用の大)を用意し、ワラ・米ヌカを混ぜた腐葉土・サツマイモ・バーミキュライト(無菌・無肥料の軽い用土)を下から順に入れた苗床をつくります。この箱に水をかけると米ヌカを混ぜた腐葉土が発熱して三〇℃ほどの温床になります。東北地方は、四月でも夜間は寒くなるので箱ごとビニールで覆うと一週間くらいで萌芽し、五月下旬までに種イモ一個当たり二〇~三〇本の苗(三〇cm程度)をとることができます。
 また、農水省のこども向けページでも、概ね同様なことが書かれている。
 農林水産省 こどもページ サツマイモ:そだててみよう
 そこで、これらの方法にならって、腐葉土を買い、米ぬかをもらい、在庫の藁を使い、バーミキュライトの代わりにプランター用土(用済みのものをムシロにあけて乾燥させたもの)をかぶせる形でやってみようと計画を立てた。
 そして、今朝、納屋の隅に保管しておいた「安納芋」を取り出した。2重にかぶせた毛布を除け、大きなダンボール箱の蓋を取り、モミガラを除け、発泡スチロールの蓋を取り、さらにまたモミガラを除け、新聞紙に包めた「安納芋」を取り出した。これだけ何重にも防寒してあるから絶対大丈夫と思いきや、新聞紙をめくると所々にカビが生えており、手で押すと少々柔らかい。他の2つはもっとひどい。
 ああー、ナンタルチア…
 せっかく、手間を惜しまず保管用具を作り、手間を惜しまず苗床づくりを予定したのに、腐った種芋では何ともならない。
 ガックリ。しばし呆然…。
 昨年、一昨年と同様に、苗を買うしかなくなった。
 でも、この冬越し保管用具(2台)は食用にするサツマイモを凍みることなく1月まで保管できたし、空いた保管用具は今日ヤーコン芋の乾燥防止と加温防止に使うこととし、2台に各5kg程度のヤーコン芋をモミガラとともに入れ、何とか5月いっぱいまで持たないかと期待している。
 よって、この保管用具は無駄ではなかった、と思うことにした。
(参考)
 苗作りの方法を検索している過程で次の知識を得た。
 サツマイモは連作障害は出ないが、「サツマイモにも相性があり、ナス、ハクサイの跡はよくない」とのこと。
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