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固定畝でのイチゴの連作・無肥料無農薬栽培 [イチゴ]

(2022年からは別ページ→イチゴの固定畝での連作・無肥料・一毛作・手抜き栽培

 イチゴ栽培は2021-22年で12年目となる。
 ずっと輪作できたが、7年目(2016-17年)以降は固定畝でのイチゴの連作そして8年目(2017-18年)からは無肥料無農薬の自然農法に取り組むこととした。「たんじゅん農」という自然農法を知ったからである。
 従前は、栽培畝は輪作とし、有機肥料を入れた慣行農法で行っていた(その記録:イチゴ苗の定植&栽培管理来シーズン用のイチゴ苗づくり)が、8年目から自然農法を導入することとした。
 冒険ではあるが、8年目からは連作し、無施肥とする。イチゴは連作障害が出るから2年は空けよと言われるし、無施肥では収穫量が落ちるのは必至となろう。でも、自家消費する程度のイチゴは収穫できるのではなかろうか。
 自然栽培の何よりの利点は、苗作りや新たな畝作りをする手間が不要で、ランナーが十分に走ったところで親株を引っこ抜き、秋に苗を選って藁敷きすれば済んでしまう。
 究極の自然栽培は、同級生のG君が小規模にやっているが、何十年も一切の手を加えず放置したままであるものの、まずまずの収穫を得ている。その状況を見たところ、少々小粒の実であり、1株に生る数も少なそうで、あまり褒められたものではないが、将来的にはこうした放任栽培もいいものだ。
 なお、8年目は残留肥料があっただろうから、無肥料とはいえず、かなりいい成績を収め、豊作であった。また、連作障害は感じなかった。
 ところで、ほとんどがずっと自家採取の苗だからだろう、7年目は収穫量が落ちたので、8年目は3分の1畝分を購入苗とし、9年目は前年の購入苗に全部置き直すこととした。そうしたところ、連作・無肥料2年目の2018-19年は豊作となり、輪作・施肥栽培に比べて勝るとも劣らずの成績を収めた。
 なお、イチゴの連作・無肥料無農薬の自然農法に取り組みについては、「「チャレンジ自然農法」、イチゴの連作・無肥料無農薬栽培」でも記しているが、その概要は次のとおり。
 2016年夏野菜としてトマトを有機肥料栽培(肥料控え目)し、その秋に畝幅を少々拡張し、2016-17年イチゴを有機肥料栽培(肥料控え目)した。これ以降、イチゴの連作を始め、イチゴを収穫後、畝の一部を苗場(収穫後の株を親株とする。なお、2017年秋に苗購入し、2018年は購入苗からの子株で全部置き直し)とし、一毛作とした。
 2017年秋にさらに畝幅を少々拡張し、施肥らしいものとしては畝尻と畝の中央に枯草を埋め込んだ。2018年秋も同様に枯草を埋め込んだ。
 そうしたところ、2018年収穫は、どれだけかの残留肥料があったろうし、購入苗からの子株1年目ということもあって豊作となった。翌2019年収穫は残留肥料は底を突いているはずであるも、前年に増して豊作となったが、枯草埋め込みで堆肥化効果があったのかもしれない。
 よって、2019-20年は3年目となる連作・無肥料無農薬栽培となるが、より自然農法に近づけた栽培法を実行することとした。その方法は次のとおり。
 50数株栽培のイチゴのうち優良株を畝の所々に概ね1m間隔で10株ほど残し、これを親株とし、ランナーを畝全体に走らせ、数多く活着した子株のなかから概ね等間隔になるよう子株を残し、他を除去するというやりかたであるが、一部はランナーの走りが不十分で、法尻などから十分な大きさに育った子株を移植。なお、刻み藁は敷きっぱなしにし、いずれ堆肥化させるが、毎年刻み藁は補充し、熟したイチゴが汚れないようにする。 
 なお、2018-19年栽培までは2列植えであったが、畝幅が十分にあるから、2019-20年から3列植えの形にする。

<2021-22年>
(2021年6月6日)
 収穫は1週間前に終わり、今日、苗取り用に10株を残し、その他は処分。鎌で刈り取り、残骸は今年初めて栽培する小玉スイカの受け皿代わりに使うこととする。
 雑草を奇麗に引き、土の凸凹を均すとともに朽ちかけた刻み藁を均等に敷きつめる。
(6月26日)
 ランナーが伸びてきた株があり、ランナーの位置を整える。法面を草刈機で草刈り。
(7月11日)
 草引きをし、ランナーの位置を整える。随分とランナーが伸びてきた。
(8月5日)
 草引きをし、若干ランナーの位置を整える。ランナーの伸びはイマイチの感がする。
(8月8日)
 草刈機で畝間を草刈。
(8月30日)
 今年はランナーの走りが悪い。親株で枯れるものが多くなったが、ランナーのためにまだそのままにしておく。親株は苗植え付けの段階で株元から切り取ることとする。
 草はあまり生えていないがていねいに草引き。法面はテンワで草叩き。
(9月6日)
 畝幅が十分にあるので、昨年同様に3列植えを目指すことにした。昨年の株数86株と概ね同じ。→後日、混んだ個所の2株を除去。
 苗は30cm強の間隔とし、程よい位置に親株から走ったランナーの優良株がなければ、込み合った箇所から優良株を移植するという方法をとった。今年は昨年以上にランナーの走りが悪く、移植するのが過半を占めた。少々小さな苗まで使うしかなかった。
 刻み藁はかなりが風化し、土に馴染んでくれたが、まだ原形を残すもののある。
 法面をテンワで削り上げ、淵が気持ち小高くなるように整形。これは、後日敷く刻み藁が滑り落ちないようにするためである。
(9月19日)
 苗から伸びたランナーを切り落とし、枯葉も切り落とす。若干の草引き。
(9月30日)
 育ちが極端に悪い株(3株)は実の生りようが悪いので、そうした苗を処分し、新しく購入した一般的な品種「早生ほうこう」を植え付け。来年は、この株からランナーを走らせ、少しずつ更新していくこととしよう。
(10月3日)
 苗から伸びたランナーを切り落とし、枯葉も切り落とす。雑草を小型コテで削りながら畝を平らにする。畝の法面をテンワで削り上げ、畝の端に小さな峰を作る。後ほど乗せる刻み藁が風で流れ落ちないように。
(10月10日)
 先週取り残した草の草引きをしながら、手で平らに均し、際近くの株は法面に土を落とし、その部分だけ畝を幅広にした。
(10月24日)
 雑草を小型コテで丁寧に削った後、テンワで法面を削り上げながら、畝の端に小さな峰を作り直す。籾殻が大量に入手できたので、防寒と草抑えを兼ねてたっぷり敷く。
(2022年2月12日)
 草が少々生えてきており、3株ほどはほとんど枯れた状態に。この3株は処分。
 ていねいに草引きしながら、枯葉をハサミで切り取り、土が寄せすぎてある株は土を引っ搔いて均す。けっこうな量、籾殻が被っており、草抑え効果があったようだ。
(3月20日)
 再び雑草がけっこう生えてきているので、丁寧に草引き。
 法尻の雑草をテンワで叩き、軽く土寄せ。
(3月28日)
 雑草を枯れさせるためテンワで法尻を再度草叩きし、淵を少し小高くし、4月になってから敷く刻み藁が流れ落ちにくくする。
(5月16日)
 5月2日に初生りし、9日からは夫婦2人では食べきれないほどに生るようになった。今年のイチゴは無肥料ながら絶好調である。例年、隔日収穫しているが、今年は基本的に毎日収穫することにした。今日あたりがピークかもしれぬ。
 そこで、苗取り用の親株をなるべく均等間隔になるよう、生りのいいもの10本ほどに目印の棒を立てておいた。
(5月28日)
 本日でもって収穫終了。
 収穫期間中、まとまった雨は1回だけで、甘いイチゴが大豊作であった。
 
<2020-21年>
(2020年6月7日)
 収穫が終わり、畝の法尻を草苅機で草刈りしておいた。
(6月8日)
 苗取り用に10株を残し、その他(北端の4株は隣の方に差し上げるため残す)は処分。鎌で刈り取り、残骸はカボチャとタマネギの畝間に置く。タマネギ収穫後、畝間に置いてある枯草とともにカボチャの敷き藁代わりに。
 草を奇麗に引き、鍬で畝間を軽く削り、イチゴ畝の法面に寄せる。
 土の凸凹を均すとともに朽ちかけた刻み藁を均等に敷きつめる。
(6月21日、22日)
 草引きと畝の法面の草叩き。
(7月12日、8月2日、17日)
 草引きし、伸びだしたランナーの位置を整える。なお、けっこう実を付けている。 
(8月24日)
 去年より2週間早いが、ランナーが数多く定着していそうなので、親株を鎌で刈り取り、撤去。細かい草を引き、ランナーをある程度整える。
(9月6~7日)
 畝幅が十分にあるので、昨年は不十分な3列植えであったが、今年は完全な3列植えを目指すことにした。昨年の株数は記録してないが、概ね同数の86株。
 概ね30cm強(少々狭すぎるか)の間隔とし、程よい位置に優良株がなければ、込み合った箇所から優良株を移植するという方法をとった。昨年より移植するものが多くなった感がする。これはランナーが十分に走らなかったからだが、移植苗も十分に育つだろう。
 刻み藁はかなりが風化し、土に馴染んでくれたが、まだ原形を残すもののある。
(9月14日)
 移植苗も皆、元気だ。所々にランナーが出ているので、全部切り取る
 少々雑草が生え、テンワで草叩きしながら、法面を削り上げ、畝幅を若干広げる
(9月20日)
 隣畝の敷き枯草が不用となったので、東法面にそれを敷き藁代わりに敷き詰め
(9月30日)
 株周りの雑草を手で削り取り。まだランナーが出て、それを除去。枯葉を除去
(10月4日)
 テンワで畝の草叩き、西法面の削り上げ
(10月18日)
 テンワで畝の草叩きをし、株周りをテボで草削りし、枯葉を除去。
 刻み藁をびっしり敷き詰める。
(12月6日)
 細かな草が所々にけっこう生えており、丁寧に草引き。
(2021年2月14日)
 細かな草がけっこう生えており、丁寧に草引き。
 なお、枯葉がけっこうあり、これは手でもみほぐす。
(3月8日)
 若干の草引きをしつつ、法面に雑草が繁茂しだしたので草叩きしながら削り上げ。
(4月19日)
 草引きしながら、刻み藁を少々追加して株周りに敷き込む。
(4月30日)
 4月27日に初生りを10個強収穫。収穫記録は2013年から取っているが、初生りは一番早かった3年前の4月29日より2日早い。たいてい5月3、4日前後であるが、今年はこんなに早くなったのは、3月下旬から4月上旬の高温の影響だろうか。
 例年、収穫初期は鳥に突かれるものがけっこう多い。4月27日は皆無であったが、今日は少なくとも数個やられていた。
 小さな実がいっぱい付いており、今年も大豊作になりそうだ。
(5月15日)
 今最盛期で、今年も豊作だ。約1mごとに優良株に棒を指し、親株とする。
(5月28日)
 本日をもってほぼ収穫終了。明後日ほんの少々で今年は終わる。鳥害はずっとであったが毎回どれだけか鳥に突かれただけで、まあまあ軽微であった。また、ナメクジの発生もほんのわずかであった。
 まとまった雨がけっこうあり、土がどれだけか乾くまでは水っぽいイチゴになった。加えて、腐りがけっこう出た。鳥害より多かった。
 無肥料4年目、5連作であるが、小粒傾向にあるも、けっこう生りがいい。ただし、中央列の苗が小さかったものは生育も良くなく、生りも少なかった。評価は★★★★☆
 隔日収穫し、夫婦で毎日たっぷり食すことができた。そして、5月11日~21日がピークとなり、昨年より若干作付け本数が多かったであろうから、その間はとても食べきれるものではなく、お客様などにけっこう差し上げることができた。

<2019-20年>
(2019年6月3日)
 2018-19年栽培のイチゴの収穫が今日で終わった。栽培した55株のうち優良株10株を所々に残してあり、それ以外の株は株元から鎌で切り取る。
 丁寧に草引きしつつ、劣化した刻み藁はそのまま草抑えのために残した。最初、刻み藁が邪魔してランナーが根づきにくいかと思ったが、すでに伸びているランナーの子株が刻み藁があっても根付いていたから、刻み藁はそのまま残した次第。
 ランナーはまだ出ていない株が多いが、これからどんどん出てくるだろう。
(6月17日)
 少し雑草が生えだした。丁寧に草引き。伸びだしたランナーの位置を整える。
(6月23日、7月8日、7月29日、8月14日、9月1日)
 また、少し雑草が生えだした。丁寧に草引き。伸びだしたランナーの位置を整える。
(9月8日)
 今日、親株を除去(半分ほどは枯れ、他も枯れかけ)し、ランナーを切り、選る。
 まず、畝の法尻で大きくなっている子株をテボで掘り出し、ランナ―が少ししか伸びていない個所へ移植。10数株そうした。
 次に、ランナーを切りながら、小さな子株を除去し、十分に大きい子株は6、7cmほど離れていれば残す。親株は株元から切り取り、その近くに大きな子株がなければ近くから移植。
 丁寧に草引きしながら、以上を行なう。まだ、これでは密に植わりすぎているので、移植した株が活着したところで、概ね奇麗な3列植え(昨年までは2列植え)の状態になるよう、選ることとする。
 今年初めてのやり方だが、案外うまくいった。土が十分湿っており、移植苗はきっと活着することだろう。
(9月15日)
 移植苗は活着したようだ。概ね3列配置になるように選る。
 小さな鎌(ねじり鎌)で草叩きしながら、畝間・法尻の土をかき揚げ、畝整形。
 東隣2畝(タマネギ作付け予定)に被せてある枯草を、イチゴの敷き藁代わりに乗せ、雑草抑えとする。
(10月21日)
 昨日、細かな草を叩きながら、イチゴの枯葉除去、伸びたランナー除去、除去できなかった苗の除去を行なった。
 敷き藁代わりの枯草が薄いので、近くの休耕田(地主さんの了解を得て)から刻み藁を本日搬入し、厚く敷いておいた。これで、草抑えとイチゴが熟したときの腐り防止・土跳ね防止になる。
(2020年3月16日、29日)
 暖冬・暖春のせいか雑草の生え方が例年よりすごい。鎌で刈りながら小さなものは手で引く。取り残しを2週間後に丁寧に引く。
(4月29日)
 草引きしながら、刻み藁を少々追加して株周りに敷き込む。
 法尻の雑草は草刈機(紐タイプ)でざっと草刈り。
 実がだいぶ付きだし、今年もまずまずの収穫が期待できそう。 
(5月5日)
 幾つか色付きだし、昨年より1日遅れで初生りを観測した。完熟物2、3個は鳥に突かれている。毎年こうした傾向にある。
(5月7日)
 鳥に突かれたものが数個。10個強を初収穫。今年は株数も増え、食べ切れないほどに生りそうだ。無肥料・連作栽培がうまくいきそうだ。
(6月2日)
 本日をもってほぼ収穫終了。明後日ほんの少々(ただし全部が泥棒にやられる)で今年は終わる。鳥害はずっとであったが毎回ほんの少々鳥に突かれただけで、軽微であった。また、ナメクジの発生もほんのわずかであった。天候にも恵まれ、雨は1回まとまった雨があったが、それ以外は小雨が2度ほどで済み、水っぽいイチゴになったのは1、2回だけで、概ね甘いイチゴばかりとなった。
 無肥料3年目、4連作であるが、小粒傾向にあるも、けっこう生りがいい。評価は★★★★☆
 隔日収穫し、夫婦で毎日たっぷり食すことができた。そして、15日~27日がピークとなり、例年に比べて作付け本数が4割ほど多かったから、その間はとても食べきれるものではなく、お客様などにけっこう差し上げることができた。

<2018~19年の記録>
(2018年5月28日)
 苗取り用に残す南のほうの5株以外を全部引き抜き、イチゴの畝に当面置いておく。ずっと敷きっぱなしの刻み藁とイチゴの残骸が草抑えになろう。
(6月24日)
 南のほうの苗場の草引きを丁寧に行い、連作するその続きの畝の草引きも行う。
(8月10日)
 その後、目立つ草を引いてきたが、刻み藁のお陰で大した草は生えなかった。ここにきて、部分的にだいぶ草が生え、法面に繁茂した雑草を鎌で刈りながら、畝の草引き。
(8月20日)
 苗場にしている部分以外の畝整備に取り掛かる。
 2列植えの畝につき、中央と両端に鍬で溝を掘り、枯れたカボチャの残骸、引いた枯草、堆肥化しかけた刻み藁を手で埋め込んでいく。
(9月19日)
 早朝に大きな雑草を引き、午後にテンワで削り、明日から雨模様につき、ふわふわになった土をかき混ぜ、細かな雑草を放り出す。
(10月7日)
 本日、苗の定植。同じ畝の苗場にしている南3分の1は前年に購入した更新苗であり、その一部を残してランナーを走らせ、苗づくりを行ってきた。
 昨年同様、無肥料連作の自然農法で行くから、肥料は入れず、早速に定植。
 苗場の苗は密生しすぎて、ひょろ長いものが多いが、所々に軸太のものがあり、それをテボで掘り出し、北のほうから順次2列植え。株間は過去の経験から、こんなものだろうと適当に。
 北から順次定植していき、苗場に到達。ここからは、定植しようとする位置に軸太の苗があればそれを残すというやり方をしようとしたが、ひょろ長いものが多く、目論見どおりにできたのは3割程度となった。なお、2列の中央に3株だけ予備苗を残しておいた。
 ところで、苗場の脇に枯草などを置いておいたが、どれだけの量もなく、株間に少々埋め込むことしかできなかった。なお、ひょろ長の苗など不要なものは引き抜いて隣のオクラの畝に放り、枯れさせ、その畝に埋めこむこととする。
 植わったのは各列26株(株間40cm)で計52株+アルファ。昨年は56株。
 天気が良くて、一部の苗が少々グンナリしているが、畑が十分に湿っており、水やりせずとも活着するだろう。
(10月29日)
 定植した苗は全部が活着したが枯葉が目立つ。枯葉を除去し、丁寧に草引き。
 田んぼから刻み藁を運び、畝全体にたっぷり敷く。
(2019年4月28日)
 今年は全然草引きせずに今日まで来たが、かなり大きな雑草もあるので、ほぼ全部の草を引く。そして、草引きしながら、刻み藁を株元をメインに全体に敷き渡るよう、直しを行なった。
 色付きかけたのは1個だけで、昨年より色付きが遅れている。無肥料栽培は生育が遅れがちになるようであり、そのせいかもしれない。
(5月4日)
 幾つか色付きだした。うち2個は鳥に突かれている。完熟もの3個をつまみ食い。
(6月3日)
 本日をもって収穫終了。今年は初期にほんの少々鳥に突かれただけで、その後の被害はほとんどなかった。また、ナメクジの発生もほんのわずかであった。
 無肥料2年目、3連作のイチゴであるが、更新苗2年目であったからだろうか、けっこう生りがよく、甘かった。評価は★★★★☆
 隔日収穫し、19日頃がピークとなったが、日毎の収穫量にそれほどの違いは生ぜず、夫婦で毎日たっぷり食すことができた。お客様などに差し上げる分はさほどなく、3、4名の方に差し上げただけ。
 なお、南のほうは昨年10月に枯草などを少ししか入れ込めなかったが、収穫に差はなく、問題なかった。

<2017~18年の記録>
(2017年9月1日)
 7年目の2017年の収穫はイマイチであった。ほとんどがずっと自家採取の苗だからだろう。そこで、8年目の今年は3分の1畝分を購入苗とし、9年目は前年の購入苗に全部置き直すこととした。 
 そして、「たんじゅん農」にのっとり、無肥料で連作することとし、南3分の1程度は苗場になって入るから、それ以外の部分で畝作りを行う。
 2列植えの畝につき、中央と両端に鍬で溝を掘り、枯れたカボチャの残骸と引いた枯草を手で埋め込んでいき、最後に両端を鍬で軽く土寄せしておいた。
 苗場の部分は、苗を移植後に、同様の措置をし、購入した苗を定植する予定でいる。
(10月1日)
 昨日、雑草の草叩きをしておいた。本日、畝整備。まず、籾殻(「たんじゅん農」推奨の「炭素素材」のつもり)を適当に撒く。畝幅が気持ち足りないから、両サイドの土をビッチュウで削り上げるとともに畝の上面を軽く覆土。テンワで整形して完了。
(10月8日)
 苗場はランナーを走らせっぱなしにしておいたから、密生しており、ひょろ長いものがほとんどだ。でも軸太のものがどれだけかあり、それをテボで掘り出し、適当な間隔で2列植えしていく。2/3畝で19株が植わった。
 苗場のイチゴを全部掘り出して捨て、畝作りにかかる。前回と同様に中央と両端に鍬で溝を掘り、枯れたトマトの残骸と枯草を手で埋め込んでいき、最後に両端をテンワで土寄せし、整形。
 JA売店で「早生ほうこう」18株(@120円)を買い、2列植え。これで、1列28株、全体で56株が植わった。昨年とほぼ同じ株数となった。列幅は約50cmで昨年より若干狭い感じだ。
 テボで掘り出した苗は少々グンナリしているが、畑が十分に湿っており、今日から5日間天気がいいが、水やりせずとも活根するだろう。
(11月9日)
 けっこう雑草が生えている。テンワで法面を削り上げ、畝面の草削りをざっと行う。
(11月20日)
 細かの雑草を引きながら、葉が地面に張り付かないよう、刻み藁を敷きこむ。
(12月17日)
 刻み藁が風で若干吹き飛ばされており、それをかき集めて戻し、両サイドに藁を少し敷く。畝下の土を鍬で軽く削って藁に乗せ、風害防止。
(2018年3月12日)
 草引きをし、畝の両サイドを軽く削り上げ。
(3月25日)
 畝の両サイドを大きく削り上げ。
(4月29日)
 3月4月が暖かかったので生育がよく、数日前からけっこう熟しだした。しかし、例年より鳥害が激しく、全部突かれてしまっている。でも、今日になって、鳥害はガクンと減ったようで、30個程度初収穫。
(5月18日)
 5月2日からイチゴの収獲がピークに入った。隔日で収穫を続けている。前々回にピークは過ぎたかと思ったが、またまた高収穫が続きだした。
 購入苗は大半が好成績を上げ、繰り返し苗取りしてきた株も好成績なものがけっこうある。
 昨年の畝での連作で、施肥もしてないが、残留肥料があるであろうから完全な無肥料栽培ではなかろうが、思いのほか好成績を収めている。連作障害もほとんど出ていないのではなかろうか。
 なお、来季の苗取り用の優良株は、購入苗の中から5株を選抜し、棒を差してある。これでもって、前年と全く同様に苗づくりを行う予定である。
(5月24日)
 ずっと高収穫が続いていたが、前回(22日)に若干少なくなり、本日は10個もない状態で、一気に終了。今年は豊作で、大半が甘かった。評価は★★★★☆
 鳥に突かれる被害は過去にない多さで、最後までずっと続いた。なお、ナメクジは小さなものをまれに見るだけであった。

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共通テーマ:日記・雑感

イチゴ苗の定植&栽培管理(2016年産までの有機肥料栽培) [イチゴ]

 早いもので2017年産で、もう7年目に入ったイチゴ栽培。1年目は失敗したが、2年目はまずまず成功し、3年目は合格点が付けられ、4年目はもう少し出来が良くなったし、5年目、6年目は自分でも大成功だと思えた。
 しかし、7年目の2017年の収穫はイマイチであった。ほとんどがずっと自家採取の苗だからだろう。そこで、8年目は3分の1畝分を購入苗とし、9年目は前年の購入苗に全部置き直すこととした。なお、8年目の自家採取苗は更新苗には劣るものの、けっこう豊作であったから、7年目の不作は気候か何か別の要因で悪かったのであろう。
 さて、従前は、栽培畝は輪作とし、有機肥料を入れた慣行農法で行っていたが、8年目から自然農法を導入することとした。「たんじゅん農」という自然農法を知ったからである。
 連作・無肥料栽培についての記録は別ページ「固定畝でのイチゴの連作・無肥料無農薬栽培」で行い、このページは、従前の輪作・有機肥料栽培についての記録を保存しておく。なお、来シーズン用のイチゴの苗づくり は、別ページで記録する。

 10月に入れば苗の定植の時期となり、例年10月5日前後にイチゴ苗を定植している。なお、苗は基本的に自家採取である。
 一般にイチゴは早春に地温を高め成育を促進させるために、植え付けに当たって黒ビニールのマルチを敷くと良いとのことだが、密閉してしまうと空気が通わなくなり、空気をほしがる根っこが可哀想で、どうしても好きになれず、毎年秋から冬に敷き藁(藁または刻み藁)をしている。
 刻み藁の効果:①雨で葉っぱに泥が跳ねあがるのを防ぐ、②地温が下がるのを防ぐ、③雑草抑え、④実が生ったとき泥が付かない。⑤収穫後は翌年の堆肥となる。

<2016~17年の記録>
(10月2日)
 今年は秋雨前線が8月下旬~9月上旬で終ったと思いきや、9月中下旬はしっかりと秋雨前線が張り付き、まるで梅雨のようだ。
 よって、イチゴの畝作りがいつまでたってもできなかった。しかし、もう10月となる。そこで、9月28日にまず草引きをした。
 週間予報ではずっと思わしくない天気が続くとのことであり、今日2日(日)に畝作りから移植まで全部行うことにした。
 まず、予定位置を軽く起こし、苦土石灰、鶏糞、種粕、有機肥料粒を撒き、はつりながら肥料を混ぜ込み、畝の粗整形。
 ここで失敗、牛糞を入れ忘れる。今年は牛糞なしでいく。
 畝幅が足りないので、西側に溝を掘り、先日引いた雑草を埋め込み、畝幅を広げる。これでも畝幅が足りないので、東側を小型ビッチュウで土寄せする。
 テンワで畝を整形し、畝作り完了。
 苗場から良さそうな苗を3、4株ずつ掘り出して、順次移植していく。昨年は、株間約30cm、列幅約50cmとしたが、今年は気持ち株間を広げた。
 植わった本数は2列で計55株。昨年より株間を少々広く取った。
(10月10日)
 畝幅が少々足りない感がし、両サイドを10cmほど拡幅することに。鍬で土寄せし、手で平にし、畝整形。
 たっぷり湿り気があり、全部の株が着根したようだ。
(10月16日)
 守りしてもらっている田んぼの稲刈りが終わり、藁がいくらでももらえる。昨年は刻み藁敷きとしたが、今年は藁敷きとし、たっぷり藁を敷く。なお、株間には刻み藁をたっぷり入れ、土が露出しないようにした。
(3月15日)
 雑草は少ないが、目立つものを引く。両サイドを削り上げ。
(4月3日)
 雑草は少ないが、目立つものを引く。風で飛んだ藁を敷き直す。
(5月7日)
 去年から、10個程度収穫できたときを初生りとするとしており、本日、ちょうど10程度が収穫でき、今年の初生りとなった。完熟した1個を食べたら甘みがあってうまかった。ここのところ雨が全然ないからだろう。 
 例年、初期には鳥に突かれることが多い。でも、今年は全く被害を受けず。昨年も軽微であったが、珍しいことだ。有り難い。ただし、ナメクジの小被害は今年もありそうだ。
(5月14日)
 2回目の収穫から、鳥に突かれる被害が少々出てきた。そして、雨が降ってからは少々水っぽくなってきた。隔日収穫で、ちょうど自家用に間に合う程度。これから収穫量が増すだろう。
(5月18日)
 優良株8株に棒を差し、苗取り用のものを選択した。
(5月23日)
 もう盛りは済んでしまった。今年の大収穫は、5/16,18の2回だけで、昨年の6回よりうんと少ない。評価は★★☆☆☆
 雨が滅多に降らず、甘い物が収穫できたが、例年より収穫量は少なかった。お客様2名にお裾分けできただけ。
 今年は、鳥害やナメクジの発生は皆無に近く、末期の虫齧りもなく、有り難かった。
 十分に成育していても全く実をつけない株が幾つかあった。どうしたことだろう。
(5月30日)
 昨日、今日、わずかながら収穫でき、その場で食べる。
 一昨年からイチゴの後に冬野菜を作付けするのを止めたので、来年用の苗採り株はそのまま残し、ランナーを張らせ、10月半ばに小株を定植することにする。
 ところで、一昨年に「そろそろ苗の更新をしたほうがいいかもしれない。10月に植付けをするときに新たに何株か苗を買うかである。時期が来たら考えてみよう。」と思ったのだが、昨年は見送ったものの、今年は半分ほどを更新することにする。(→3分の1を更新)
 
<2015~16年の記録>
(9月29日)
 イチゴ苗を定植する場所作りを行う。今年は、トマト跡だ。
 細かい草がびっしり生えており、草叩きしながら両隣の畝に除ける。
 なお、トマトの畝は2畝あり、跡作はイチゴとエンドウであり、イチゴは幅が欲しく、エンドウには広すぎる。よって、畝間の草叩きもし、土をイチゴ側に寄せる。反対側の畝(山芋)間も同様。
 1時間掛けて終了し、十分な畝幅を確保。昨年同様に2列植えができる。
 苦土石灰と牛糞を撒く。次にビッチュウで両サイドに土を跳ね、さらに鍬で土を跳ね、幅広の窪みに施肥(各種混合肥料)。ビッチュウで埋め戻し、鍬で法面を整形し、テンワ(手鍬)で均し。これにて、畝作り終了。
 けっこう重労働につき、合間合間にグラジオラスの草引きを行う。
(10月4日)
 今日の日曜日、土は十分に湿っており、定植に都合がよい。
 初夏に収穫したイチゴの中で、甘い実がたくさん付いた6株に棒を立て、ランナーを伸ばさせた。今年は3畝分畑が広くなったので、苗取り用に残した株をその場所にずっと残しておくことができ、面倒な夏移植をせずに済んだから助かった。
 最初のうちは、ときどき余分なランナーを切ったり、草引きしたが、その後放置しておいたから、混みこみになっている。その中から、株元が太いものを選び、テボで掘り出し、トレイに入れて順次移植する。
 予定どおり2列植えとし、株間約30cm、列幅約50cmとした。結果、34株×2列=64株の定植となった。
 苗は幾らでもあり、育ちの悪い箇所には再移植することに。
(10月15日)
 直ぐ東にある管理をお願いしている田の稲刈りが終わり、刻み藁がいっぱいできている。これを定植したイチゴの株周りにたっぷり敷く。畝全体が刻み藁で覆われた状態に。
 イチゴが1本枯れていた。近日移植。(17日実施)
(10月22日)
 草木灰を株元にばら撒く。
(11月1日)
 細かい草を引き、法面を削り上げ。
(11月17日)
 スギナのほかに今年は細かい冬草がけっこう生える。ざっと草引き。
(12月6日)
 丁寧に草引き。刻み藁の少ない所に追加して敷く。
(3月20日、4月3日)
 草引きと敷藁直し。
(4月27日)
 2日前には所々で赤みを帯びた実が見られるようになり、今日、完熟した1個を食べたら甘みがあってうまかった。ここのところ雨が大してないからだろう。
(5月2日)
 本日、10個程度収穫でき、初生り。鳥らしきものに突かれたのは、2、3日前に2、3個と被害軽微。
(5月14日)
 今日から大収穫となった。食べきれず、AIさんにお礼に少し持っていく。
(5月16日)
 優良株6株に棒を差し、苗取り用のものを選択した。
(5月24日)
 今年の大収穫日は、5/14,16,18,20,21,-24
(5月30日)
 本日、わずかながら最終収穫。
 今年はわりと雨がなく、甘味が強い美味しいイチゴを堪能できた。評価は★★★☆☆
 鳥害やナメクジの発生は皆無に近かったが、地面にいる虫であろうか、小さく齧った凹ができたものが多かった。初期は少なかったが大収穫を迎えた頃から激しくなった。こんなことは初めてだ。
 昨年からイチゴの後に冬野菜を作付けするのを止めたので、来年用の苗採り株はそのまま残し、ランナーを張らせ、10月半ばに小株を定植することにする。
 ところで、今年大豊作といえども小粒が多くなった感がする。昨年、「そろそろ苗の更新をしたほうがいいかもしれない。10月に植付けをするときに新たに何株か苗を買うかである。時期が来たら考えてみよう。」と思ったが、自家消費する分には支障ないから、このままいこう。

<2014~15年の記録>
 今年は8月に苗作りを行ったのだが、雨の多い夏であったから根付きがよく、その後順調に育ったから、良品の苗ばかりであり、来年初夏の収穫が楽しみだ。
 ところで、イチゴの品種だが、初年度に大玉種を何種類か買い、翌年度に一般種「ほうこう」を買い、同級生から50年ものの苗をもらって、収量と味の比較を行い、最適品種の選択を目論んだが、大玉品種は2年目から普通の大きさになったし、全般に味は大差ない感がしたので、今年は、味が良く多収量の株に棒を立てておき、その株から苗作りを行ったので、どれがどれだか分からなくなった。
 10月に入れば定植の時期となるが、今季は白ナスの跡地での栽培となるため、白ナスの収穫が中旬までは十分可能だから、遅れている。でも、白ナスは2畝あるから1畝は早めに潰すしかない。
 よって、今日(10月12日)白ナス1畝を処分し、イチゴを定植したところである。
(10月12日)
 白ナスを引き抜いたあと、大きな草を引き、法面に敷いてあった枯れ草を両サイドにどける。
 次に、鍬で畝の峰の土を両サイドにどけて窪みを作る。
(例年、その前に畑起こしをするのだが、自然農法ではこれは全く不要とされるから、今年からそれに習い、楽をさせてもらっている。根は十分に張る力があるとのことだ。)
 そして、施肥。枯れ草、苦土石灰、有機肥料粒、鶏糞、牛糞をばら撒く。追肥の予定は無し。
 鍬で埋め戻し、幅約1mの台形の畝に整形。
 2列植え(列幅約50cm)、株間を30cm強とし、目分量で位置決め。10m強の畝に30株×2列=60株が定植できることになった。
 さて、なかなかしんどいのが、苗場からのイチゴ苗の掘り起こしである。けっこう根が張っていて、テボで掘り出そうとすると、真下に伸びた根がために土が落ちてしまうことが多い。幸い今年は土に湿り気があり、また、慎重に根切りもしたから、土が落ちることはほとんどなかった。
 60株も掘り出して、定植するとなると時間もかかるし、疲れもする。2時間はかかったであろう。やり終わってぐったり。一方、イチゴのほうはシャンとしている。土に湿り気があり、曇天でもあるから萎れることはなく、明日は台風の余波で雨になるから、弱ることもない。
 なお、苗は2、30株ほど残った。定植したもので育ちが悪いものがあれば、これを再移植する予定だが、その必要はたぶんなかろう。
 例年だと、これで今日は終わりとするが、米作管理をお願いしているうちの田の稲刈りが終わり、裁断された藁クズが部分的にかたまって放置されているので、これを回収し、イチゴに敷くことにした。葉が土に張り付いては病気を拾う恐れがあるし、保温のためでもある。いつもは11月にやっていることだが、雑草抑えにもなるから、早いに越したことはないからと、今日やった次第。
(11月20日)
 野焼きしてできた草木灰を列間に施肥。
(11月30日)
 成育の悪い1株を処分し、苗の残りを移植。
 刻み藁を株元へ寄せ、枯れ葉と雑草を除去。
 <左:ニンニク、中:タマネギ、右:イチゴ>
DSCN0361.JPG

(翌年1月25日)
 枯葉を除去。草引き。株周りに籾殻を敷き詰める。
 ほぼ全部の株が元気に成育している。なお、籾殻は十分な在庫があるから敷くことにした。
(3月28日)
 だいぶ草が生えている。畝の草引きと畝間の草叩き。
 イチゴが生き生きしてきた。
 刻み藁が充分敷いてあるから、あらためて藁を敷く必要はなかろう。
(4月12日)
 手抜きしようと思っていたが、今日、藁を敷いた。その前に草引き。
(5月1日)
 5年目を迎えたイチゴ栽培。順々に慣れてきて、今年は全株とも調子がいい。どの株も実が鈴生りで、これから順次膨らみ色付いてくれるだろう。
 イチゴの品種だが、初年度に大玉種を何種類か買い、翌年度に一般種「ほうこう」を買い、また、同級生から50年ものの苗をもらって、収量と味の比較を行い、最適品種の選択を目論んだが、大玉品種は2年目から普通の大きさになったし、全般に味は大差ない感がしたので、昨年の収穫後は、味が良く多収量の株に棒を立てておき、その株から苗作りを行ったので、どれがどれだか分からなくなった。
 4月末には、所々で赤みを帯びた実が見られるようになり、5月1日に完熟した2個を食べたら甘みがあってうまかった。4月21日以降は雨なしだから水っぽさが出なかったのだろう。
(5月3日)
 ほぼ熟したもの10数個を収穫し、そのほとんどを帰省している娘に食べさせたが、酸っぱいものが多かったと言う。残りの3、4個を小生が食べたが、やはり酸っぱかった。
 やはり完熟したものでないと充分な甘味は出ないのであろう。焦りは禁物。
 ところで、例年、初期には鳥に突かれることが多い。でも、今年は2、3個だけ鳥に突かれた跡があったが、極めて軽微に終っている。有り難い。
(5月11日)
 鳥の被害は皆無で、隔日収穫しているが、今日から大収穫が始まった。昨年はほとんどしなかったが、今年はおふくろに毎日届けている。そして、お客様へのお裾分けも始めた。
 味の方は、まあまあといったところであり、気持ち甘味が足りない。ここのところ大した雨はないから、水っぽさが出なくて助かっている。
 なお、調子のいい株に4本ほど棒を刺した。来年用の苗採りにするためだ。もう数本ほど棒を立てよう。
(5月31日)
 隔日収穫で、大収穫は5月23日まで続いた。その後だんだん減り、31日で収穫終了。
 5月20日以降は雨がなく暑かったので日増しに甘味が増し、美味しいイチゴを毎日堪能できた。
 鳥害やナメクジの発生も皆無に近く、有り難かった。
 来年用の苗採りにするために棒を2本ほど追加した。
 今年は、イチゴの後に冬野菜を作付けするのを止めたので、来年用の苗採り株はそのまま残し、ランナーを張らせ、10月半ばに小株を定植することにする。
 ところで、今年大豊作といえども小粒が多くなった感がする。そろそろ苗の更新をしたほうがいいかもしれない。10月に植付けをするときに新たに何株か苗を買うかである。時期が来たら考えてみよう。

<2013~14年の記録>
 9月終わりには畝立てを次のとおり実施した。
 夏野菜の跡は既に起こしてあり、そこに苦土石灰を撒いて小型ビッチュウではつり、全体を均す。順に畝立てをした後、できた7畝について、どこに何を植えるかを決める。ところが、ここで失敗をしてしまった。
 イチゴの畝は2列植えにするから畝幅がいるし、隣はニンニクの1列植えで畝幅は狭くて済む。このことをすっかり忘れていたのである。
 なぜ大失敗かというと、単に畝の土を動かせば良いというわけにはいかないのである。というのは、畝の下に元肥を入れ込んであるからだ。よって、元肥も動かさねばならない。(元肥は、有機肥料粒、牛糞、鶏糞、種粕の4種類で化成肥料は使わず。)
 そこで、元肥の深さまでビッチュウを入れ、元肥をかき混ぜる形で畝を作り直すことになった。少々重労働になるが、やむを得ない。
 こうして、イチゴ苗を植えつける台形の畝を10月初めには完成させた。
 例年10月5日前後にイチゴ苗を定植しているが、今年は9月16日以降、雨なしで延期せざるを得ず、やっと今日10月13日に行うことができた。
 苗場からイチゴ苗を掘り出すのだが、けっこう根が張っていて、テボで掘り出そうとすると、真下に伸びた根がために土が落ちてしまうことが多い。苗が弱るだろうが、何とか活着してくれるだろう。これは毎年のこと。
 株間は約30センチ、列の間隔も同様。目分量で植えていく。
 北から順に、①「同級生からもらった50年ものの苗」、②「2年前に購入した苗の3代目(早生ほうこう)」、③「3年前に購入苗の4代目(大粒種=先祖帰りして普通の大きさの粒)」と植えていった。
 たしか、こうであったと思うのだが、②と③が逆だったかも。半日経って、もう忘れるとは情けないったらありゃしない。年か。いずれにしても、畝立てもそうだが、やることなすこと大雑把過ぎていかん。
 なお、植えた株数は、①8株×2列、②9株×2列、③9株×2列となった。
 土がまあまあ湿っていたから、水を注さずに行い、他の畑仕事が終わって見てみたら、萎れかけている株がかなり多い。やっぱりそうか。そこで、後から水やり。これでは大した効果はなかろうというもの。ここでも大雑把さが出ている小生で、2日後には雨が降るから良かろうと横着を決め込む。
 なお、苗の余りが少しずつあり、枯れたり生長の悪いものは再移植しようと思っている。
(10月29日)
 モミガラの調達はJAのコイン精米機から行っている。籾を精米できる機械は数少ないようだが近所のJAにあるから有り難い。でも時期が早いのか、最近3回覗いたがカラケツである。手に入らなかったら、稲作に使ってもらっているうちの田んぼにコンバインで細かく切られた藁が塊になっているから、それを使うことにしよう。
(11月3日)
 畝の法面を整形し、水はけを良くした。どの株も皆元気だ。予備苗の再移植は不用となった。
 イチゴの葉っぱがどれだけか枯れている。それをハサミで切り取り、ハサミで土を均しながら小さな雑草を叩く。
 なお、敷き藁用に、うちの田んぼからコンバインで細かく切られた藁をダンボール箱に回収。
(11月14日)
 急に随分と冷えてきた。地面に張り付いた葉っぱは枯れやすいようで病気を拾うそうだ。例年11月下旬には、モミガラを株の周りにたっぷり敷くのだが、今年は、藁クズを敷くことにし、本日実施。
 幸い葉っぱは地面に張り付いていなかったが、小さな雑草が生えており、これを引くというよりは潰す。
(11月24日)
 草木灰を2列植えの真ん中と両サイドに撒いておいた。(12月3日真ん中に追加撒き)
(12月1日)
 敷き藁をチェックし、葉が土に付きそうな箇所は敷き藁を追加。
(2月26日)
 枯葉を除去し、敷き藁を株元に寄せておいた。なお、敷き藁は風で飛んだり動いたりはしていない。
 雑草がけっこう生えていたので、ていねいに草引き。
 ほとんど葉が付いてない株が2、3株ある。イチゴの苗場に元気な株が10株は残っており、時機を見て移植し直した方がいいかも。
(2月26日)
 育ちの悪い3株を移植し直す。
(3月16日)
 2列植えの中央に手で溝を掘り、施肥(有機肥料粒、鶏糞)し、埋め戻す。
 藁をたっぷり敷き、雑草防止と生った実に土が付かないようにしておいた。
 目に付いた雑草の草引き。
 イチゴの苗場の残り苗をテンワ(手鍬)で叩き、処分。
(5月2日)
 その後、4月に、目に付いた雑草を時々引き抜く。今日も藁を株元に寄せながら雑草を引き抜く。
(5月9日追記)
 かなりの量を収穫。昨年より多い感がする。幸いに鳥害は全くなくなった。
(5月11日追記)
 今日は9日以上に収穫でき、イチゴがよく生っている株を中心に、たっぷり試食しながら、一先ず優良株4株に棒を刺しておいた。
(5月15日追記)
 最盛期に入った感がする。大量に収穫。棒を1本追加で刺し、1本は隣の株に移動させた。
(5月16日追記)
 今日は臨時の収穫。同級生からいただいた50年物の株を全部ボツにするのも何だか申し訳なく思い、1本棒を刺しておいた。
(5月28日追記)
 本日をもって収穫終了。残りはクズっぽいものが10個程度で、これは畑仕事のときに摘まみ食いするだけ。
<今年の総括>
 今年は、鳥害は初期に10個程度あり、その後、若干ずつ続いたが、無視できる程度であった。そして、ナメクジも小さなのが数個ほど発見されただけであった。
 ほんの少々しか生らない株が数株あったし、生りの良し悪しにけっこう差があった。まずまず良品の苗を使ったつもりだが、苗作りはまだまだ素人段階であるからだろう。
 なお、味は、大玉種(先祖帰りして普通の大きさ)と「ほうこう」とも大差なく、同級生からいただいた50年ものの苗から数を増やしたものは水っぽかったが、中には美味しいものもあった。
 人に差し上げたのは1回だけで、これでは駄目だ。もっとたくさん収穫できるよう頑張らねばならぬ。

<2012~13年の記録>
(10月14日)
 本日、追肥。立てておいた中央の溝に化成1:種粕3の混合を軽く振り、雑草退治とイチゴの枯葉取りを兼ねて土で埋め込み。
(10月27日)
 苗が少し生長した。その中で成長の悪いものや葉に病気が来ているらしきもの6株を、苗床に残っているものの中から良さそうなものを選び出し、移殖し直した。
(11月19日)
 本日、最終追肥。畝の両側を少々削り、有機肥料ペレットをたっぷり撒き、幅広く十分に土寄せ。
 次に、枯れかけた赤葉を切り取り、モミガラを株の周りにたっぷり敷く。
(翌年3月3日、16日)
 籾殻の追加ばら撒きと追肥。
(3月30日)
 藁敷きを行う。
(5月28日)
 5月6日からまあまあの収穫ができ、14日~22日にかけて大収穫。今日に至ってイチゴもそろそろ終わりかけてきた。ずっと隔日収穫し、夫婦2人で毎日食後にたっぷり食べることができた。
 さて、来シーズン対策。生りがよく美味しい実が生った株に既に棒が10本ほど立ててある。これを苗取りする株にする。
 なお、数日前から、生り終わった株で棒が経っていないものは引き抜いた。放置するとランナーが走り過ぎて処分しにくいからだ。
 収穫の方は、まずまずの豊作であった。途中で1度少々の雨があっただけで畑が乾いているから、イチゴに水っぽさがなく、美味しいものが多かった。
 メロンやニンジンには毎日水やりで苦労させられたが、イチゴは雨なしで良かった。
 どちらの天候が良いか。雨続きで水っぽいイチゴを食べるよりは、水やりを選びたいものだ。今晩から雨で、以後、梅雨模様。去年と同様、今年のお天道様はイチゴに味方したようだ。
(5月31日追記)
 本日をもって収穫終了。残りはわずかで、畑仕事のときに摘まみ食いするだけ。
 今年は、鳥害は初期に10個以内で終わったし、ナメクジも付かなかった。
 ほとんど生らない株が数株あり、生りの悪い株が2割程度あったが、これは、苗がカツカツであったから、弱々しい苗も使わざるを得なかったからだろう。
 なお、味は、大玉種(先祖帰りして普通の大きさ)が「ほうこう」より良かった。また、同級生からいただいた50年ものの苗4株は「ほうこう」より水っぽかったし、生りも悪い。ランナーも勢いがないが、1年であきらめず、2年目も栽培してみよう。
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2018年までの来シーズン用のイチゴ苗づくり [イチゴ]

 イチゴの栽培については2つに分けて記事にする。他の記事は次のとおり。
イチゴ苗の定植&栽培管理
 なお、2019年からは、連作しているイチゴを収穫後、良さそうな親株を10株ほど残し、ランナーを走らせ、根付いた子株を選ることによって、移植せずに済ませる方法をとった。その記事は「固定畝でのイチゴの連作・無肥料無農薬栽培」で記録する。

<2018年>
 長年繰り返し苗取りしてきた株と昨秋に新たに買った苗とを比較すると、後者の方が明らかに高収穫であったから、苗取りは後者の株から行うこととし、5株を残すこととした。
(5月28日)
 残す5株以外を全部引き抜き、イチゴの畝に当面置いておく。敷き藁とイチゴの残骸が草抑えになろう。
 畝の南3割程度はイチゴ苗場とし、敷き藁を畝の両サイドに置き、草抑えとし、また、ランナーが畝の際に定着しないようにした。
 5株からすでにランナーがけっこう伸びており、それをきれいにした苗場に伸ばす。なお長いランナーは親株にぐるりと巻き付け、一郎株が地面に着かないようにしておいた。苗には次郎株以降が適すると言われているからである。 
(6月24日)
 苗場の草引きを丁寧に行い、ランナーを混みあわないよう伸ばし直し。
(7月10日)
 ランナーは何本もが十分に伸びており、例年、親株をそのままにしておくのだが、今年初めてだと思うが、親株を鎌で刈り取る。
(7月21日)
 丁寧に草引き。
(7月30日)
 丁寧に草引き。病気が来た葉っぱが目立つ。少々心配。
(8月10日)
 丁寧に草引き。法面の雑草を鎌で削り上げる。
(10月7日)
 その後、苗が密生し、雑草は生えず。
 本日、軸太の苗を選んで、定植。

<2017年>
 来シーズンで8年目になるイチゴ栽培。
 5月半ばに、生りが良い10株ほどに棒が立ててある。この株からランナーを伸ばし、秋に定植することにする。一昨年から畑を広く使えるようになったので、苗取り用に残した株をその場所にずっと残しておけ、面倒な夏移植をせずに済むから助かる。
(5月30日)
 まだつまみ食いができる程度に生っているイチゴだが、カボチャ用の敷藁がなく、イチゴの畝に敷いてある藁を再利用すべく外した。
 ついでに、処分する株のランナーを引き千切り、草引きもしておいた。株の引き抜きは時間がなく、後日。
 ところで、一昨年に「そろそろ苗の更新をしたほうがいいかもしれない。10月に植付けをするときに新たに何株か苗を買うかである。時期が来たら考えてみよう。」と思ったのだが、昨年は見送ったものの、今年は半分を更新することにする。
 よって、ランナーを伸ばす株は4株もあれば十分だから、草引きや草叩きが面倒にならないよう、一部区画のみで苗作りのためのランナー伸ばしをする。
(6月3日)
 2株を南の方に移植し、5株を残し、他を全部処分した。
(7月31日)
 草がけっこう生えており、草引き。十分過ぎるほどランナーが伸びている。
(8月27日)
 畝全体の草引きを行い、苗の箇所はけっこう密生しており、たいして草引きする必要はなかった。もっとも、密生でヤセホセになり、ランナーを間引きしておくべきであっが、面倒でそのままにしておいた。
(10月8日)
 苗場はランナーを走らせっぱなしにしておいたから、密生しており、ひょろ長いものがほとんどだ。でも軸太のものがどれだけかあり、それをテボで掘り出し、定植。

<2016年>
(6月4日)
 5月31日に収穫が終了し、収穫の途中で生りが良い6株に棒が立ててある。
 本日、それ以外の株を引き抜き、敷き藁を除け、雑草をきれいに引いておいた。なお、秋に入れた刻み藁は畝間に入れ、エンドウの残骸とともに、後日埋め込む。
(6月11日)
 手で掻き均し、細かい雑草を絶やす。伸びているランナーを畝に伸ばす。
 畝間に入れた刻み藁とエンドウの残骸は本日鍬で土寄せし、埋め込む。
(6月18日)
 スギナが目立つので丁寧に引き抜く。そして、手で土を均し、細かい雑草を叩いておいた。
(7月4日)
 丁寧に草引きし、伸びだしてきたランナーを混み合わないよう揃えておいた。
(7月21、22日)
 草が随分と伸びた。丁寧に草引き。
 小粒のイチゴが10個ほど熟していた。収穫!
(7月31日)
 草引き。そして周りを草刈機で草刈。
(8月8日)
 畑起こしをやりつつ、細かい草の草引き。
(10月2日)
 その後、放置していたが、草はほとんど生えなかったものの、イチゴ苗がジャングルになってしまった。ヒョロ長いものが多くなったが、それでも芯が太い苗が十分にあり、事足りた。
 本日、移植したが、育ちの悪いものは再移植したいから、苗場は当分そのままにしておく。

<2015年>
(6月7日)
 来シーズンで6年目になるイチゴ栽培。
 5月31日に収穫が終了し、収穫の途中で生りが良く、甘い実が付いた6株に棒が立ててある。
 本日、それ以外の株を引き抜き、敷き藁を除けた。
 今年は、3畝分畑が広くなったので、苗取り用に残した株をその場所にずっと残しておける。面倒な夏移植をせずに済むから助かる。
(7月5日)
 ランナーが何本も出て随分と伸びだした。太郎あたりは着根しているものがけっこうある。
 雑草は秋に入れた刻み藁がために、さほど伸びていないが、これから繁茂するだろう。よって、ていねいに草引きし、ランナーを引っ張り直し。
(7月26日)
 またまた雑草が繁茂。ていねいに草引き。
 ランナーが出すぎており、ゴチャゴチャしてきている。十分に苗が確保できるから、ランナーの先を切ったり、伸びたばかりのランナーを除去。
(8月16日)
 またまた雑草が繁茂。大ざっぱに草引き。
 畝から飛び出したランナーは切り取る。
(8月23日)
 取り残しの大きな草を引く。
(10月4日)
 今日の日曜日、土は十分に湿っており、定植に都合がよい。
 苗が混みこみになっている。その中から、株元が太いものを選び、テボで掘り出し、トレイに入れて順次移植する。

<2014年の記録>
(6月4日)
 5月下旬に収穫が終了し、収穫の途中で生りがよく甘い実が付いた7株に棒が立ててある。それ以外の株は既に引き抜いて堆肥場へ持っていってある。
 苗取り用に残した株をその場所にずっと残しておければ一番いいのだが、冬野菜の作付け準備を8月下旬に行わねばならず、いずれ苗場に引越しさせねばならない。
 そんなことを考えながら、今日6月4日の朝、少々時間があったので、明日から数日は雨模様だから、早速に来シーズン用のイチゴ苗づくり準備に取り掛かった。
 昨年の苗作りのとき、親株を空きスペースに移植したことを思い出し、7株をスコップで掘り出し、空きスペースに移植しておいた。
 移植を済ませたものの、どうも昨年とやり方と違うなあ、と感じ、このブログをお昼に打ちにかかって気が付いた。“親株の移植はまだ先だ!”である。
 今夜から雨だから、今直ぐ修正せねばならぬ。今日は店のセール中で出抜けるのは何だが、30分で済むだろうと、早速畑に飛んでいき、元のイチゴ栽培の場所に、間隔を均等に取って埋め戻しておいた。
 そして、ランナーの最初の株「太郎」は親株の病気を持ちやすいと言われ、これは苗とはせず、2つ目、3つ目の「次郎」「三郎」を苗とするのが良いようだから、「太郎」の葉をもぎ取っておいた。これから伸びてくるランナーも同様にすればいいだろう、と考えた。
 さて、さて、ここで、またまた失敗した。「太郎」はそのまま成長させたほうが後処理が楽なのだ。
 朝といい、お昼といい、慌ててやると、やはり間違いを起こす。肝に銘じておこう。
 苗は5年程度で更新した方がいいとも聞く。苗作りがうまくいかなかったら、一部更新するか。
 試行錯誤、間違い、気まぐれ、と、5年になる小生の苗作りは何とも成長しない。
(7月27日)
 雑草で草ぼうぼうになっている。今朝、1時間ほどかけて草引き。
(7月31日)
 ここのところ雨なしであり、苗の根が伸びるよう、たっぷり水やり。今日からしばらく続けよう。(8月5日まで)
(8月7~8日)
 5日、6日と良いお湿りがあり、苗場作りを行う。小型ビッチュウで均した後、有機肥料粒を振る。これで、準備完了。土がたっぷり湿っており、苗を移植しても水やりは不要で助かる。
 引き続き、苗の移植を行う。一部、「太郎」株が混ざっただろうが、良さそうな根付いた「次郎」「三郎」株をテボで掘り出し、苗場へ移植。7日は約60株行ったところで時間切れ。残りを8日に約40株移植。都合約100株を移植できた。5日から毎日雨模様で11日まで続きそうだから、しっかり根付くだろう。
(9月6日)
 夏の長雨で苗の生長がいい。ランナーがかなり伸びている。それを切り取るとともに枯葉なども除去。ついでに軽く草引き。
(10月12日)
 本日定植。

(2013年の記録)
 6月2日に敷き藁を外し、残した株から伸びたランナーが根付きやすくしておいた。
 その方法であるが、ランナーの最初の株「太郎」は親株の病気を持ちやすいと言われ、これは苗とはせず、2つ目、3つ目の「次郎」「三郎」を苗とするのが良いようだ。よって、「太郎」は親株の近くにしっかり根を張らせるようにし、まだ「次郎」は小さかったり、芽吹いたばかりだから、根を張りやすいように土を平にしておいた。(同級生からいただいた50年ものの4株は病気の心配がないから、「太郎」を使うことにしている。)
 梅雨明け前に「太郎」を掘り起こし、ランナーを付けたまま、移植しようと思っている。というのは、「次郎」「三郎」を切り離してしまうと、根がまだ十分には出ておらず、枯れてしまうことが多いからである。
 昨年の失敗から、今年はそうしようと考えている。(10月までそのままにしておけば良いが、冬野菜の作付け準備の都合で、別の場所に移植せねばならないから、梅雨明け前の移植を考えた次第。)
(7月9日)
 昨日で早々に梅雨明け。イチゴ苗の植え付けにかかる。
 同級生の50年ものから太郎を15株ほど切り取り、植え付け。
 続いて、「ほうこう」の太郎・次郎・三郎をくっ付けたまま植え付け。太郎は畝の下に植え、次郎以下を畝に植える。ところが、ランナーが何本も出て絡み合っており、引っ張り出すのに苦労する。
 来年は、途中で小さいランナーは切り取っておくべき。
 次郎、三郎を30株ほど植えつけて、苗用の畝がいっぱいになってしまった。
(7月10日)
 グラジオラスの畝の一部を潰して均し、「大玉」種の先祖帰り品を植え付けて、水やり。
(7月19日)
 「ほうこう」の苗が大半枯れてしまったので、親株を1株掘り起こし、それを苗場の畝間に埋め込む。「太郎」の葉をもぎ取り、「次郎」以下が定着するようランナーを土で押さえる。
 この方法が一番確実に苗作りできよう。
(7月28日)
 今年のイチゴの畝を今日片付けたが、そのとき良さそうな次郎苗数株をイチゴの苗床へ移植。また、苗床の草引きを行った。
(8月11日)
 草引きを行い、併せて親株や太郎株を処分。また、伸びたランナーを切り取り、苗場を整理。なお、新たに伸びた生きのいい三郎株は、定着しやすいようランナーを埋め込み、根が張りやすいようにした。
(8月15日)
 畝が乾きだしており、当分雨なし模様だから、定着を促すために、本日、たっぷり水やり。
(8月23日)
 その後2度水やりし、本日、草引き。
(9月12日)
 だいぶ生長してきた。本日、草引き。
(10月13日)
 雨を待ち、例年より1週間遅れで定植。ほぼ苗は足りた。

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