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普通の大根「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)の無肥料栽培 [冬大根]

(2022年からは別ページ→普通の大根の手抜き栽培

 2016年から普通の大根は須賀前の畑での「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)にしぼった。少々小振りではあるが、成育はよく、巣が入らず、味もいい。
 2017年、前作の有機肥料栽培メロン畝で無肥料二毛作(メロン・大根)を始めた。なお、大根は「ビタミン大根」(またの名を「衛青(アオナガ)大根」)が主であり、2019年からは「打木源助大根」は、タマネギ・エンドウ・大根&カブの輪作一毛作無肥料栽培とし、自宅前の畑でも無肥料栽培することとし、こちらはキュウリとの二毛作(2021年はトウモロコシ跡)とした。
 なお、無肥料栽培のやり方は、主として次に準拠した。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 参考までに、従前の有機肥料栽培については『普通の大根「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)の有機肥料栽培』に記録を残した。

<2021年度>
<須賀前>
(8月10日)
 前作がエンドウ畝で、一毛作で普通の大根とカブ半々の栽培とする。
 2畝西のカボチャ栽培のため、この畝はカボチャのツルを走らせており、雑草が繁茂。8月8日にていねいに草刈りしておいた。
 今日は、スコップで畑起こしもどき。
(8月30日)
 畝の南のほうはスギナがけっこう出ており、2か月ほど前にテボで掘り出したが、またスギナが出だし、まずスギナの掘り出しをする。
 畝が比較的平らになっているから、少しかまぼこ型にすることとし、生えてきた雑草をテンワで叩きながら軽く土寄せを行った。
(9月13日)
 まだスギナが出る。テボで掘り出す。雑草はほとんど生えていないが、1畝をテンワでざっと草叩きし、北半分をカブ用とし、南半分を大根用とすることとした。
 南半分の約5mに小型コテで峰に軽く溝立てし、種を2cm間隔で置いていき、手で土を軽く被せ、十分に転圧。
 残った種は葉食用にすることとし、畝の法面に同様にして種蒔き。
(10月4日)
 法面の草叩きと削り上げ。
(10月8日)
 選るのに程よい状態となり、第1回選り兼最終選りを行う。少々狭めに大きそうな大根を残す。選ったものは小さなものは捨て、大半を食用に。
 畝の法面は後日、葉食用に全部収穫することにする。
(10月18日)
 畝の法面の葉食用を部収穫。畝の雑草を引きながら、株元に手で土寄せ。
(11月29日)
 数本を初収穫。まずまずの成育である。
(12月20日)
 けっこう大きくなったものが多いが、食べきれないので、収穫せず、そのまま。
(2022年1月9日)
 先日収穫したものや娘に送ったものに小々巣が入っていた。
 今日収穫したもので太いもの3本を切ってみたら巣の入ったもの2本、まともなものが1本であった。明日、一族郎党へ送るから、太くないものを数本収穫。
 大きさの評価★★★☆☆、巣のあるなしを加味した評価★★☆☆☆。 
(1月30日)
 両方の畑で20本ほど残っている。昨年に引き続き、これを土中保存することに。場所は須賀前の日が当たらないヤーコン第2畝の堀跡にした。
 畝がけっこう高畝であるから、穴掘りが楽だ。頭を下にして立てて並べながら、万一の腐りが伝染しないように土を間に挟み、最後に土を乗せる。肥料袋を被せて雨水が浸み込まないようにし、再度土を乗せる。ほとんど日が当たらない所だから、長く持つのではなかろうか。
(3月6日)
 第1回は2月に幾本か掘り、今日は第2回で数本を掘り出す。今年はなかなか暖かくならないから、今のところ腐りなど全くなし。
(3月14日)
 収穫後の畝にけっこう雑草がけっこう生えてきているので、草叩き。この畝は夏作はしないから、畝の西法面の土を少々削って、西隣りのエンドウ畝に土寄せ。
(3月28日と4月4日)
 土中保存の大根の第3回の掘り出し。今のところ腐りなど全くなし。

<自宅前>
 従前は南区画であったが、今年は北西区画のトウモロコシ第2弾跡とする。
(8月10日)
 畝の南法面を鍬で溝立てし、トウモロコシの残骸を手で埋め込み。
(8月11日)
 順序が逆になったが、今日、畑起こしもどき。
(8月31日)
 細かな雑草をテンワで草叩き。(9月11日にも実施)
(9月13日)
 わりと広幅の畝に付き、2列植えとすることに。小型コテで峰に軽く溝立てし、種を3cm間隔で置いていき、手で土を軽く被せ、十分に転圧。
(11月25日)
 1本初収穫。須賀前に比べて生育は小さい。
(12月20日)
 大きく育った2本目を収穫。大きいものは少なく、小さなものが多い。
(2022年1月9日)
 その後大きくなり、太いものを切ってみたら巣が入っていた。少し細いものを2品収穫。
 大きさの評価★★☆☆☆、巣のあるなしを加味した評価★★☆☆☆。
 両方の畑で20本ほど残っている。昨年に引き続き、これを土中保存することに。ただし、場所は須賀前の日が当たらないヤーコン第2畝の堀跡にした。

<2020年>
<須賀前>
 前作がエンドウ畝で、普通の大根とカブ半々の栽培とする。
 2畝西のカボチャ栽培のため、この畝にも枯草が敷いてあったし、その後の雑草の伸びも激しく9月初めに刈り取り、これら枯草は東隣の山芋畝に除けて被せる。
 今年は畑全体に蛎殻粉末を入れ込むことにしており、この畝でも行う。
(9月5日)
 堆肥化しかけた若干の枯草を残し、畝整備する。昨年は行わなかったが、スコップで畑起こしもどきをし、そのときに蛎殻粉末を入れ込む。
(9月6日)
 鍬とテンワで畝成形し、鍬で峰を転圧して大根の種を2、3cm間隔で並べる。法尻の土をほぐしながら軽く覆土し、再度鍬で峰を転圧。
 1畝約10mの南半分を大根栽培とし、北半分はカブ栽培として残す。
(9月14日)
 きれいに発芽しており、雑草も多く芽吹いているので、テンワで草削り。
(9月26日)
 ちょうど程よく第1回選りの時期が到来。株周りの草引きしながら選る。
(10月3日)
 選るに程よい状態。第2回(最終)選り。株周りを簡単に草叩き。
(11月19日)
 本日、1本初収穫。太短い、程よい大きさ。葉っぱも青々しており、虫食いなし。
(12月6日)
 2本収穫。暖冬のせいか、メチャ太くなっている。葉っぱも青々。評価★★★★★
(1月14日)
 その後も少しずつ収穫し、残りは半分以下になった。めちゃ太いもので横腹に小々痛みがあるものを切ってみたら、やはり巣が入っていた。
 今年は厳冬だが、まだ青々した葉っぱを付けている株もあり、葉食できる。
(2021年2月1日)
 その後少々収穫したが、めちゃ太いものでも巣が入っていないものもある。残りを今日全部収穫。めちゃ太いもの2本、程よい大きさ1本、割れが入っているもの1本。割れが入っているものは巣が入っていた。これは処分した。
 3本を持ち帰り、自宅前で収獲した大根とともに、自宅の畑に埋め込んで保存。
 畑土を退け、須賀前で収獲した大根は大きいので横倒しで3本を並べ、自宅前で収獲した約10本ほどの大根は小さいので逆さにして並べ、土でたっぷり覆う。その上に、切り開いて倍の大きさにした肥料袋を乗せ、再度土で覆う。
(4月10日)
 その後、須賀前の大きいもの3本を順次取り出し、今日、自宅前の小さいもの約10本を取り出したところ、首元なり腹に腐りがきているものがほとんど。無傷な1本とかすかな腐り3本を食用とし、残りの数本は柿畑に放る。
 暖冬・暖春も影響していようか、案外、持たないものである。もっとも、ネギ収穫跡地で日が当たるから土が暖かくなったからだろう。

<自宅前>
 前作がキュウリ第2弾畝で、普通の大根とカブ半々の栽培とする。
 前作のキュウリも畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末を適量入れ込んだが、今回も(9月3日)畑起こしもどきをし、そのときに蛎殻粉末を入れ込んである。
(9月6日)
 テンワで畝成形し、広幅畝となったので鍬で峰を2列転圧して大根の種を2、3cm間隔で並べる。法尻の土をほぐしながら軽く覆土し、再度鍬で峰を転圧。2列栽培とした。
 1畝約10mの北半分を大根栽培とし、北半分はカブ栽培として残す。
 種がちょうどなくなった。
(9月15日)
 きれいに発芽しており、雑草もけっこう芽吹いているので、テンワで草削り。
(10月4日)
 虫食いがけっこうあり、選り葉は食用に向かない。須賀前より生育悪し。
 西列は第1回選りが最終選りに。東列は倍の本数を残して選る。後日半分選り、選り葉を収穫予定。
(10月16、20、27日)
 虫食いが進み、竹酢液200倍散を噴霧。
(11月1日)
 虫食いは止まった。最終選り。どれだけか選り葉を食用に。
 生育不良がけっこうあったが、残した株はまずまず生育している。
(12月6日)
 ちょうど3か月前に種蒔きし、須賀前は非常に調子いいが、自宅前はさっぱり。土壌改良はちゃんとしてあるが、初期の虫食いで大幅な出遅れが影響したか。
(2021年1月10日)
 1本初収穫したが、小振りながらも何とか様になってきた。評価★★☆☆☆
(2月1日)
 それ以降の生長はほとんどない。大きそうなものを10本ほど収穫し、畑に埋め込んで保存することにした。方法は、須賀前の大根栽培の記事に書いた。
 残り10個ほどは、大きなカブといった感じであり、畑にそのまま放置。
(3月8日)
 もう一部がとう立ち始めた。小さいせいか巣は入っていない。良さそうなもの3個を除き、全部処分。なお、良さそうな葉っぱは食用に。
(4月3日)
 草刈機でざっと畝と畝間を草刈りしてから、テンワで草叩きしつつ土寄せ。

<2019年>
<須賀前>
(9月1日)
 前作はタマネギ2畝中の1畝を、普通の大根とカブ半々の栽培とする。
 今日、隣畝のカボチャを処分したから、前作タマネギ2畝に這っていたカボチャのツルを刻んで、その場に積み置く。
(9月8日)
 本日、「打木源助大根」を種蒔き。それに先立ち、畝整備。
 カボチャの敷き藁代わりの休耕田から持ち込んだ枯草、カボチャのツルをテンワで東側に退かしながら、畝を均す。なお、畝には枯草を埋め込まず。
 畝の峰を鍬を用いて転圧(足で鍬に体重をかける)し、真っ平にする。種を2、3cm間隔で並べ、畝法の土をほぐして振りかける。再度鍬を用いて転圧。
(9月15日)
 直ぐに奇麗に芽吹いたが、所々芽吹いていない。よって、その箇所に種を埋め込み。種を並べてからボルトの頭で種を押し込み、周りの土をちょっと寄せて手で転圧。
(9月16、18日)
 好天が続くので、追加種蒔き部分に水やり。
(10月1日)
 かなりの虫食い。犯人はウリハムシのようだ。何匹もいた。ビタミン大根はほとんど食われていないが、どうしたことだろう。
 選り葉の収穫は不能だから、一気に最終選りし、選ったものは捨てる。
 従兄弟から木酢液に防虫効果があると聞き、遅きに失したが、虫食い予防のため竹酢液500倍散を噴霧。
(12月1日)
 その後の虫食いは途絶え、暖かな11月であったからグングン生長。
 本日2本収穫。葉っぱもイキイキして虫食いも少なく、太短い立派な大根。
(12月9日)
 本日2本収穫。葉っぱもイキイキして虫食いも少なく、太短い立派な大根。1本は2か所にひび割れがあり、これは真ん中が硬い繊維質になっていた。
(12月22日)
 またまた少し成長したようであり、葉っぱもイキイキ、太短い立派な大根。
(2020年2月2日)
 今冬は異常な暖冬で、年明け後も大根の生育はどんどん進む。1月半ばに、ど太いものを切ってみると、2本に1本は巣が入っているものあり。
 よって、ど太いもの以外を収穫してきたが、本日で収穫終了。評価★★★★☆

<自宅前>
(9月2日)
 今年初めてだが、南区画のキュウリ第2弾跡に大根栽培することとし、本日、キュウリを撤去し、草刈りし、枯草とともにその場に積み置く。
(9月8日)
 本日、「打木源助大根」を種蒔き。それに先立ち、畝整備。テンワで枯れ草などを両側に退け、残っていた畝全体の草を草を叩き、畝間も草叩き。
 畝整備後の種蒔きの要領は、同日の須賀前に同じ。
(9月12日)
 枯草がけっこうあり、畝の東法面に鍬で溝立てし、手で枯草を埋め込み。
(9月15日)
 直ぐに奇麗に芽吹いたが、所々、一部は1m以上にわたって芽吹いていない。よって、その箇所に種を埋め込み。種を並べてからボルトの頭で種を押し込み、周りの土をちょっと寄せて手で転圧。今年の種だけでは不足したので、去年の残り種も使った。
(9月16日)
 好天が続くので、追加種蒔き部分に水やり。
(9月17日)
 畝間を鍬で削り、法面もかき上げながら軽く土寄せ。
(10月1日)
 かなりの虫食い。須賀前と同様に虫食い予防に竹酢液500倍散を噴霧。
(10月5日)
 第1回選り
(10月20日)
 第2回(最終)選り。
(12月9日)
 須賀前と同じ日に種蒔きしたのだが、まだまだ細い。
(2020年2月2日)
 今冬は異常な暖冬で、年明け後も大根の生育はどんどん進む。早蒔きの須賀前に随分と追いついた感がするが、大きさは明らかに負ける。ど太いものを2本切ってみたが、巣は入っていなかった。けっこう太いものを2本初収穫。評価★★★☆☆
(3月9日)
 その後も時々収穫。今日になって、暖冬に続く暖春がため、とう立ち始め、割ってみると巣が入っている。良さそうな1本を収穫し、他は全部処分。

<2018年>
 昨年の大根、後作のメロン、そして今季の大根と、年2作を同じ畝で連作し、かつ、無肥料・無農薬(自然農法)栽培とする。この畝で大根は2列栽培するが、カブの畝(前作はエンドウ無肥料栽培)は半畝で足りるから、残り半畝は大根とする。
<第1弾>
(8月13日)
 2日前に、前作のメロン専用畝の少々の雑草を鎌で刈り取ったが、今日、雑草をきれいに削り取り、法面に溝立てし、雑草を埋め込み。
 スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら10cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)。8月20日に法尻を同様に行う。 
(8月22日)
 ビタミン大根を普通の大根に先行して、メロン跡畝に近日、直播きするから、メロン跡畝の畝間の土をテンワで削り上げながら2列全部を整形。削り上げた土がふわふわだから、約30cm間隔となるよう意識して足で踏み固めておいた。ここの1列半はビタミン大根とし、半列を普通の大根(青首丸尻宮重と打木源助大根)第1弾の種蒔きを後日行う。
(9月6日)
 10日に第1弾の種蒔きを予定していたが、明日からずっと雨模様につき、本日種蒔き。ビタミン大根を半列種蒔きした続きに打木源助大根、その北に青首丸尻宮重を半々に蒔く。
 ビタミン大根は3粒かためて蒔いて30cm間隔としたが、選りにくいので、従前どおり2、3cm間隔でスジ蒔きすることに。
 細かい草がけっこう生えているので、丁寧に草引き。
 今年初めてのやり方だが、細い棒を押し込んで1cmほどの穴を作り、1粒ずつ種を入れていき、最後に表土を崩し蓋をする。湿り気が多いから鎮圧は止めておいた。
 第2弾は9月20日にカブの畝に半列種蒔きの予定。
(9月16日)
 全部きれいに芽吹いており、ビタミン大根のような虫食いは全くない。
(9月30日)
 少々小さいが大型台風が襲来するから、半分ほどを第1回選り。
 ぐらつき防止のため、両側から指で軽く土寄せ。
(10月1日)
 台風は心配したほどのことはなく、大丈夫であった。
(10月12日)
 第2回選り。わずかな虫食いがあるのみで、順調に生育。
(10月23日)
 第3回(最終)の選り。順調に生育中。
(11月25日)
 残した株は、皆、少々細すぎる感がし、大きくなりそうにないが大丈夫か。
(11月10日)
 打木源助大根を親類縁者へ送るため今日収穫。例年並みのものは1本だけで、他は少々小振りを数本収穫。
 青首丸尻宮重はまだ細すぎるから、当面は収穫待ち。
(2019年1月30日)
 その後、順次収穫し、少しは大きくなったであろうが、小さい。打木源助大根は首元が太くても長くならずカブのような形が目立つ。青首丸尻宮重はいかにも細長い。
(2月25日)
 打木源助大根は概ね収穫終了。青首丸尻宮重は3分の1ほど残っている。葉っぱはまだ食べられる状態のものが多い。評価(2品種とも)★★☆☆☆
(3月18日)
 新しい葉っぱが勢いよく伸び、大根はもう収穫不適。鎌でなるべく細かく輪切りにし、全部処分し、その畝に置く。

<第2弾>
(8月23日)
 エンドウ跡の畝は先日、雑草を削ってあり、今朝、法面に溝立てし、休耕田から搬入した雑草を埋め込み。
 スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。法尻も同様に行う。
 この畝で、後日、カブ半分、大根半分(青首丸尻宮重と打木源助大根)の種蒔きをする。
(9月19日)
 早朝に大きな草を引いておき、午後にテンワで削り、明日から雨模様となるので、削ってふわふわになった土を手でかき混ぜ、雑草を放り出す。
(9月20日)
 明朝、小雨の中、種蒔き。鍬で台形上に均したところ、まずまずの幅があったので、2列栽培に急きょ変更。西側に打木源助大根、東側に青首丸尻宮重の種を2cm間隔で押し込みながら埋め込んでいき、埋め込み穴を塞ぎつつ、拳で鎮圧。
(10月23日)
 直ぐにきれいに芽吹き、順調に生育中。部分的に第1回選り。
(11月4日)
 10月26日に第2回選り。本日、小さなものを残し、概ね最終選り。
(11月25日)
 今日、最終選り。
 残した株は、皆、少々細すぎる感がし、大きくなりそうにないが大丈夫か。
(2019年1月30日)
 その後、なんとか少しずつ大きくなったが、小さい。打木源助大根は首元が太くても長くならずカブのような形が目立つ。青首丸尻宮重はいかにも細長い。
(2月25日)
 打木源助大根は概ね収穫終了。青首丸尻宮重は2分の1ほど残っている。葉っぱはまだ食べられる状態のものが多い。評価(2品種とも)★★☆☆☆

<2017年>
(8月26日)
 今日、須賀前の有機肥料栽培したメロン畝を片付け、草引きをし、残骸や草を畝の淵に退けておいた。この畝にはビタミン大根と普通の大根の2列植えを予定している。
 28日に片側にビタミン大根の種蒔きを行い、9月10日と20日に普通の大根「打木(うつき)源助大根」の種蒔きを半列ずつ行う予定である。
(8月31日)
 畝の中央を鍬で溝立てし、枯れたメロンの残骸や枯れ草を手作業で埋め込む。ついで東法面を同様にして埋め込む。これらは「たんじゅん農」の考え方により、野菜の肥料というより土壌細菌の餌との位置づけである。
(9月10日:第1回種蒔き)
 テンワで少々削り上げ、土を少々盛り上げた後、鍬で転圧。種を2、3cm間隔で並べ、土を振りかけて、手で転圧し、終了。今日は晴れ、明日は曇のち雨のようで水差しせず。
(9月20日:第2回種蒔き)
 テボでざっと平らにし、転圧せずに種を2、3cm間隔で並べ、土を振りかけて、手で転圧し、終了。今日は曇で明日は晴れるが明後日から雨模様だから、水差しせず。
(9月24日)
 第1回種蒔き、第2回種蒔きとも順調に生育中。
 残り種が少々あり、空き畝(タマネギを予定)に蒔いておいた。適当な大きさになったら葉を食することに。26日に芽吹きかけ、水やりした。
(10月1日)
 草引きをしながら第1回種蒔き分の初回の選り。ほどよい大きさ。
 昨年はけっこう虫食いがあったが、今年は虫食いはほとんどない。
(10月8日)
 1週間でけっこう伸びるもの。今日、第1回種蒔き分の最終(2回目)選り。簡単に草引き。
(10月9日)
 畝の法面を削り上げ。
(10月14日)
 第2回種蒔き分の初回の選り。ほどよい大きさ。
(10月22日)
 第2回種蒔き分の2回目(最終)の選り。
 8月28日種蒔きのビタミン大根、9月10日種蒔き、9月20日種蒔きの普通に大根、生長が大きく3段階に分かれている。いずれも極めて順調に生育中。
(10月27日)
 残り種を9月24日に蒔いておいた葉食用が食べ頃となり、全部収穫。今年は選り大根が多すぎる。まだ、ビタミン大根の残り種を蒔いたのが未収穫。
(12月9日)
 今年は11月からの低温により、育ちが悪い。大きそうなものを1本初収穫。
(12月12日)
 親戚2箇所へ送るため、大きそうなものを4本収獲したが、短いものが多い。
(2018年1月28日)
 その後も少しずつ収獲しているが、だんだん小さなものとなり、今日4本収獲したが、残りはうんと小さなものとなる。
(3月11日)
 葉が伸び出したので、残り10本弱を全部収獲。評価★★☆☆☆
(3月12日)
 メロン用の畝とすべく、削り上げ、刻み藁入れ、ビッチュウではつり、鍬で土寄せ。

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ビタミン大根の無肥料栽培 [冬大根]

(2022年からは別ページ→ビタミン大根の手抜き栽培

 「ビタミン大根」(またの名を「衛青(アオナガ)大根」という)は、主に中国北京市南部で多く作られているとのことである。交配種(F1)ではなく、固定種だから、種を自家採取して毎年栽培できるのだが、そこまでのことは面倒でしていない。
 この大根は、普通の大根ほどには大きくならないが、中まで緑色である。大根おろしにすると、香りもよく、とても美味い。そして、葉っぱの色は濃厚で、普通の大根よりずっと美味い。
(下の写真は2013.2.28撮影のビタミン大根)
DSCN0048.JPG

(下の写真は2013.11.5撮影のビタミン大根)
DSCN0231.JPG

 そうしたことから、毎年、須賀前の畑で1畝(10m強)栽培し、多くは当店(薬屋)のお客様に差し上げているが、評判がいいから不足する。よって、2012年から自宅前の畑でも1畝(数m)栽培したが、虫害がひどく、うまく育たない。そこで、2014年から須賀前の畑で2畝作付けすることにした。2017年に各畑1畝ずつに戻したが、やはり自宅前の畑は虫害がひどく、2018年からは須賀前の畑とし、広幅畝で2列栽培(2018年:うち半列は普通の大根、2019年から全部)とした。
 なお、ビタミン大根の栽培を始めたのは、あるお客様から教えてもらったのが切っ掛けで、その栽培を始めたのが2007年。しかし、2010年までは、ほんの小さな大根にしか生長せず、こういうものかとあきらめていたのだが、実はけっこう大きくなることを2011年に発見!
 これは、例年10月に入ってから種蒔きしていたのだが、2011年は9月17日に種を蒔いたら、何と例年の3、4倍の重さに生長してくれ、真冬に入ってからもどれだけか生長したのである。普通の大根は遅蒔きでもけっこう生長するが、「ビタミン大根」はそうは参らぬのを知った次第である。
 2010年までは、おふくろが2種類の大根の種を時差蒔きし、それをやったのを知ってから小生が何かのついでのときに種をホームセンターへ買いに行き、おふくろに種蒔きを頼んでいたものだから、随分と時期が遅れてしまっていたのである。
 そこで、2012年はもっと時期を早め、9月2日に自分で種蒔きした。そしたら、より立派な大根に生長し、以来、9月初めさらには8月終わりに種蒔きすることにしている。
 そして、2017年秋からは無肥料栽培に取り組むこととした。参考としたのは次の農法である。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る

<2021年度>
 2017年の大根、後作のメロン(2021年は小玉スイカ)以来、この二毛作を同じ畝で連作し、かつ、無肥料・無農薬(自然農法)栽培としている。
(8月10日)
 前作の小玉スイカは8月初めにはほとんど枯れてしまい、8月8日に草刈機でていねいに草刈りしておいた。本日、畑起こしもどき(スコップを10cm刻みで刺して空気を入れる。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行い、その後で畝の両側に鍬で溝を掘り、枯草を手で埋め込み。
(8月27日)
 お盆からずっと長雨が続き、やっと今朝、まだ湿り気はかなりあるが、種蒔きできそうな状態となり、昨年より5日遅れで種蒔き。
 湿り気でテンワでの草叩きができず、まずは草引き。ついで、広幅畝に3列(2列はビタミン大根、中央列に頂き物の種「サラダカブ」)で種蒔きすることとした。
 小型コテで溝を掘りながら、「野口のタネ」で今年買った「衛青(アオナガ)大根」の種を2cmほどの間隔で並べていく。少々余り、間隔が広そうな箇所に追加して並べる。サラダカブも同様に中央列に適当に種をばら蒔いていく。これは少々短い畝になった。
 最後に、手で土を溝に少し戻しながら転圧。ビタミン大根は覆土1~2cm程度。サラダカブは0.5~1cm程度。土は十分に湿っており、これから好天が続くが水やりは不要。
(9月1日)
 奇麗に発芽。列間に細かな草がいっぱい生えているので、小型コテで草叩き。
(9月10日)
 発芽した株周りの細かな雑草を草引き。
(9月23日) 
 選り葉を収穫するのにちょうどいい時期となり、第1回選り。
 大きな株の芽を虫に食われていたものもあったが、葉の虫食いは少々で済んでいる。
(10月3日)
 最終選り。虫食いは止まったようだ。
 雑草が多いので、小型コテで削り、併せて株周りに手で土寄せ。
 畝の法面はテンワで削り上げ。
(11月29日)
 11月初めに大きそうなものを数本収穫し、今日は10本強収穫。
(12月20日)
 贈答用に6本収穫。昨年よりは生育が良さそう。評価★★★☆☆
(2022年1月9日)
 クズを残して20本強を収穫。一族郎党へ他の野菜とともに送付する他、初売りセールでお客様に進呈。
(1月30日)
 クズが6本残っており、うち4本は上部が凍みていて処分。2本は自家消費用に。
(3月20日)
 雑草がけっこう生えてきているのでテンワで叩き、畝間を軽く削って土寄せ。
(3月28日)
 雑草を枯れさせるため再度草叩き。

<2020年度>
 2017年の大根、後作のメロン以来、この二毛作を同じ畝で連作し、かつ、無肥料・無農薬(自然農法)栽培としている。参考としたのは次の農法である。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る
(8月13日)
 前作のメロンは長期にわたる梅雨の長雨で実の付き方も悪く、かつ、根腐れし、収穫前にほとんど全部枯れてしまった。雑草が生えてきているので、草刈機で草刈り。
(8月15日)
 刈り取った雑草とメロンの敷き藁代わりに使った休耕田から搬入した枯草はかなりの量があり、これをテンワで両サイドの畝間にきれいに退ける。
 一昨年は行ったが昨年は行わなかった畑起こしもどき(スコップを10cm刻みで刺して空気を入れる。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行なう。なお、その際、蛎殻粉末を適量入れ込み、土壌改善する。
(8月21日)
 そろそろ種蒔き。草叩きしつつ、テンワで台形状になるよう奇麗に均しておいた。
(8月22日)
 夕べ軽い夕立があり、今日明日も夕立がありそうだ。予定より少々早いが種蒔きするにちょうどいいお湿りだから、今朝、種蒔きすることにした。種袋には種蒔き時期は「8月下旬から9月」とあるから十分良かろう。種蒔きが遅いと、晩秋には生育がほとんどストップしてしまうから、多少早いほうがいい。
 まず、広幅畝に2列、鍬で軽く溝立てし、鍬で軽く転圧。「野口のタネ」で今年買った「衛青(アオナガ)大根」の種を2cmほどの間隔で並べていく。少々余ったので、間隔が広そうな箇所に追加して並べる。
 桑で退けた土を手でほぐしながら覆っていく。厚さは適当。最後に、鍬を足で踏みながらしっかり転圧。
 夕べの夕立は大した雨量ではなく、土が乾き気味だから、ジョウロで散水。
(8月24日)
 種蒔きした日に夕立があったが、乾いてきており、ジョウロで散水。
(9月16日)
 種蒔きして3日後にかなり発芽し、その後はほぼ全部きれいに発芽。
 8月は虫食いもなく、順調に生育していった。でも、いつ頃からか、虫食いがどれだけか出てきて、芽を食われた株もある。昨年は虫食いがほとんどなく、一昨年はひどい虫食い。今年は例年並みといったところ。
 今日、第1回目の選りをしながら、たいして草は生えていないが、丁寧に草引き。昨年はびっしり雑草が生えたが、今年はほんと少ない。
 選り方は今回初めてだが、残す株の根を痛めないようにハサミで株元から切り取ることとした。大きく優良な株を10cm間隔ぐらいで残す。
 選った株は葉食する。普通の大根よりうまい。葉菜がないこの時期は重宝する。
(9月29日)
 第2回(最終)選り。今年は虫食いが少なく、成育も良くて買い物籠に2籠も選れた。選り葉の半分は息子夫婦に送る。
 テンワで法面と列間を草叩きし、株周りを手でざっと草引きし、手で株に土寄せ。
(10月22日)
 成育は良い。まだ小さいが初収穫1本。葉っぱにコゴメが少々付いていた。
(10月30日)
 4本収穫。葉は娘に、根はお客様にそれぞれ送付。
(11月2日)
 12本ほど太そうなものを収穫。今年は少々小振り。
 葉っぱは、小米が付いたり、先端部の虫食いがあったり、黄変したりで、全部処分。
(11月5日)
 太そうなものを20本強収穫したが、らしいものはこれで収穫終了。100本ほどの作付けだから、まだ7割弱残っている。この先、もう少し太くなってくれるといいのだが。
 葉っぱは3株から、まずまず良いものを得ることができたが、他は食用にならず。
(2021年2月1日)
 その後も順次収穫。今日、最終収穫20個ほど。評価★★☆☆☆
 小さなものや形の悪いものを切ってみると、上部の緑色部分は全体に巣が入っている。やはり1月初めには最終収穫せねばいかん。良さそうなもの10個ほどを、初めてのことだが、自宅の畑(ネギ収穫跡)に埋め込んで保存することにした。
 畑土を退けて、逆さにして並べ、たっぷり土で覆う。肥料袋を裂いて2倍の大きさにし、被せた上に再度土で覆う。
(4月11日)
 畑に埋め込んでおいたビタミン大根を今日掘り出したら、首のほうから腐りかけている。4本中1本はほとんど傷みなし。
(4月25日)
 畑に埋め込んでおいたビタミン大根の残りを今日掘り出したら、大半が溶けていた。1本だけ下半分が食べられるだけ。

<2019年度>
 2017年の大根、後作のメロン以来、この二毛作を同じ畝で連作し、かつ、無肥料・無農薬(自然農法)栽培としている。参考としたのは次の農法である。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る
(8月26日)
 前作のメロンは無肥料ながらも生育は良かったが、根腐れし、収穫前にほとんど枯れてしまった。大根種蒔きの事前準備は以下のとおり。
 8月8日に草引きし、その草は隣の畝に置き、メロン敷に使っていた枯草(休耕田から持ち込んだもの)を、広幅畝の両サイドと中央に鍬で溝立てし、手で埋め込んだ。
 8月25日(秋雨前線の晴れ間)には、芽吹いた細かい雑草をテンワで叩き、翌日にはきれいに枯れた。
 本日、種蒔き。まず、テンワで畝を均す。次に、鍬で2列転圧。腕の力だけでは疲れるから、鍬の前半分に足を乗せ、体重をかけて転圧。これで真っ平になった。
 種を2、3cm間隔で並べ、並べ終わってから、畝尻の土を揉み解しながら覆土し、手で軽く叩く。最後に、鍬に足を乗せ、体重をかけて再度転圧。
 種が少々残り、昨年の残り種とともに、畝の峰(2列蒔きの真ん中)に指先で埋め込んでおいた。枯れ草が浅く埋め込んであり、乾いた箇所が多いから、不完全な発芽となろう。
 畑は適度の湿り気があり、明日からまた秋雨前線が停滞するから、芽吹きには多すぎる雨となるが、本来の2列は全部発芽は間違いないだろう。
(9月8日)
 きれいな芽吹きを確認。数日前には芽吹いていたことだろう。
(9月14日)
 細かなものから割りと大きなものまで雑草がびっしり生えてきた。大きな草を中心に極力草引きした。
 南北端のほうで若干虫食いが目立つが、それ以外は全く虫食いなし。
(9月15日)
 草刈機で畝法尻と畝間をていねいに草刈り。
(9月22日)
 今年のビタミン大根は調子がいい。虫食いがほとんどないし、暖かかったせいか生育がいい。今日、第1回目の選り。すごい量の選り葉が採れた。
(9月29日)
 第2回選り。まだ選る必要あり。細かな草がビッシリ生えている。
(9月30日)
 最終選り、雑草削り、手で軽く土寄せ。今日もけっこう選り葉が採れた。
(10月21日)
 だいぶ大きくなり、まだ早いが2本初収穫し、息子夫婦に送る。
(11月1日)
 今日からの当店セールにつき、お客様に差し上げるため10本強を収穫。葉っぱの虫食いも少なく、葉も食べてもらおう。普通の大根よりも葉がうんと美味しいから。
(11月7日)
 今日までで大きそうなものを30本ほど収穫。まだ7割は残っている。
(12月9日)
 まだ大した冷え込みはないが、葉っぱは枯れるものが多くなった。これからは根の部分だけの収穫となる。今日、7本収穫。まだまだ多く残っている。
(2020年1月6日)
 葉はわずかに付いているだけの状態となった。10数本収穫。まだまだ残っている。評価★★★☆☆
(2月2日)
 残り全部を収穫したが、形の悪いものを切ってみると、水気が少ない感がする。これは異常な暖冬のせいだろうか? 最終収穫をもう少し早めねばいかんか。

<2018年度>
 昨年の大根、後作のメロン、そして今季の大根と、年2作を同じ畝で連作し、かつ、無肥料・無農薬(自然農法)栽培とする。
(8月13日)
 2日前に、前作のメロン専用畝の少々の雑草を鎌で刈り取ったが、今日、雑草をきれいに削り取り、法面に溝立てし、雑草を埋め込み。
 スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら10cmピッチで順次行っていく。8月20日に法尻を同様に行う。 
(8月22日)
 近日、直播きするから、雨前に畝間の土をテンワで削り上げながら2列を整形。削り上げた土がふわふわだから、約30cm間隔となるよう意識して足で踏み固めておいた。
(8月26日)
 本日、種蒔き。「ガッテン農法」によると、30cm間隔で3粒くっつけて蒔くと競い合って生育がいいとのことで、これに習うこととした。
 なお、種蒔きは例年2、3cm間隔で行い、選り葉を収穫していたが、今年は大きく育てる箇所以外のスペースを選り収穫専用にした。
 なお、種の覆土は1、2cmするとよいとのこと。例年5mmほどだから、今年は足のかかとの部分を部分的にさらに鎮圧して埋め込みの形を取った。そして「ガッテン農法」では種蒔きの前後に足で鎮圧するとよいとのことであるが、土が少々湿りがちであるので、手で鎮圧するにとどめた。
(8月31日)
 選り収穫専用は覆土を浅くしたので2日後には発芽したが、大きく育てる箇所は厚めの覆土としたため、まだ3分の1ほどは発芽せず。どうやら深く埋め込み過ぎたようだ。あるいは土が湿りすぎていて酸欠になったかも。
(9月6日)
 4日に最大瞬間風速39.3 mの猛烈な風が吹いたが、見た目は大丈夫であった。
 ところが、株元で切れそうになっているものがけっこうある。ネキリムシのような虫に齧られたなら千切れるだろうが、そうしたものはなく、強風できれそうになったのか? そうでもなさそう。種が浮き上がって茎がぐらついているのか? なんとも解せない。
 種を深く埋めすぎた所は発芽がない。
 そこで、草引きをしつつ、未発芽の箇所や株元が切れそうなものばかりの箇所に、葉食用の畝から2、3株まとめて移植しておいた。大根は移植に適さないと聞いているが、幼苗につき問題ないのではかかろうか。
 なお、ぐらつき防止のため、全て、株元に指で土寄せしておいた。
 以上、朝仕事で完了したが、お昼についでがあったので、1株1本の両側に種を埋め込んだり、移植跡に種を埋め込み、ほぼ全部種を使い切った。
(9月16日)
 虫食いがけっこう進んでおり、10株ほどを葉食用の畝から1株または2株まとめて移植しておいた。9月19日に2、3株移植。
(9月23日)
 株元から切り取り、第1回目の選りを行う。予備畝の大きなものも選り。
(9月30日)
 再び大型台風が襲来する。株元に手で土寄せし、ぐらつき防止。
 予備畝の大きなものを第2回選り。
(10月1日)
 台風は心配したほどのことはなく、ほぼ大丈夫であった。
(10月15日)
 第3回選りを行う。生育は株によって随分と違う。
(11月17日)
 選り専用にしようと思っていた列間のビタミン大根は、葉っぱが虫に食われたり、生育不良で、その後は放置したまま。今日現在も、葉っぱはたいして茂っておらず、根が太くなりつつある。選るかどうかは様子見。
 今日、まずまず生育した1本を初収穫。
(12月2日、10日)
 大きなものを2回とも各数本ずつ収穫。出来は例年並みだが、残りで太く大きいものはもうない。虫食いで出遅れ、もう寒くなってきたから生長は見込めない。評価★★☆☆☆
(2019年1月30日)
 その後順次収穫。大きいものは割れが目立つ。栽培した株の過半はごく小さなもの。なお、葉っぱは、いつもどおり完全に枯れた状態。
(2月25日)
 ここのところ何度か収穫しているが、大きなものはひび割れしたものしか残ってなく、それも今日で収穫が終わった。残りは小さなものばかりだが、1本1回分の大根おろしができるものはまだ残っている。
(3月18日)
 新芽が出だし、大根はもう収穫不適であろう。良さそうな2本を収穫し、後は処分。鎌でなるべく細かく輪切りにし、その畝に置く。
  
<2017年度>
 今年から無肥料栽培とし、また、作付け計画の見直しを行い、ビタミン大根の作付けは須賀前1畝、自宅前1畝と改めた。
<須賀前での栽培>
(8月26日)
 今日、須賀前の有機肥料栽培したメロン畝を片付け、草引きをし、残骸や草を畝の淵に退けておいた。この畝にはビタミン大根と普通の大根の2列植えを予定している。こちらも無施肥でいくことにする。
 28日に片側にビタミン大根の種蒔きを行い、9月15日に普通の大根の種蒔きを行う予定である。その間に、畝に枯れたメロンの残骸や枯れ草を埋め込むこととしている。これらは野菜の肥料というより土壌細菌の餌との位置づけである。
(8月28日:種蒔き)
 畝の西端をテボで掘って枯草を埋め込む。畝の中央の土をテンワでかき寄せ、畝の西半分だけカマボコ型にし、鍬で転圧し台形状に。種を3cm間隔で並べ、中央の土を振りかけ、手で転圧し、終了。
(8月31日)
 綺麗な芽吹き。今日は晴天につき念のため水やり。事前に土をもう少し振りかけておいた。ぐらつき防止のため。
(9月9日)
 順調に生育中。須賀前の方が少し調子いい。雑草が目立つので削り上げ。
(9月17日)
 第1回選り。選った後、株元に指で土寄せし、ぐらつき防止。
(9月18日)
 昨夜の台風で、再度、株元に指で土寄せし、ぐらつき防止。台風でけっこう葉折れあり。
 昨年いっぱい付いた小さな黒い虫を1匹見つけた。
(9月20日)
 虫食いがけっこうあり、1株1株チェックしていったら、概ね1株に1匹ほど小さな黒い虫がおり、指で潰す。
(9月24日)
 第2回(最終)選り。テボで周りの土をかき寄せ、ぐらつかないようにしておいた。
 小さな黒い虫が所々におり、見つけたものは潰す。
 残り種をキャベツ(第2弾)畝の法面に蒔いておいた。適度な大きさになったら葉食することに。26日に水やり。
(10月8日)
 順調に成育し、けっこう太くなってきた。傾いているものを大雑把に土寄せし、少し立て直す。
 葉食するための残り種蒔きのほうは、まだ2週間しか経っていないから、随分と小さい。
(10月9日)
 畝の法面を削り上げ。
(11月8日)
 今年は昨年のようなひどい虫害はなく、もう十分な大きさに生育しており、10日ほど前に1本収穫。
 1か月前に種蒔きした葉食用のものは、寒くなって成長が止まっている感がする。今日、全部収穫。
(12月19日)
 11月の低温で生長が止まった感がするが、それまでに十分太くなってくれ、収穫中だが、まだまだ随分と残っている。評価★★★★☆
(2018年1月7日)
 今日、セール用に数本収獲。まだまだ残っている。
(1月28日)
 ここのところ冷え込みがきつい。残っているビタミン大根のうち、凍みて上部が柔らかくなっているものが幾つかあった。よって、クズ数本を残して全部収獲。2月初めのセールで配って、これで終了。
(3月12日)
 メロン用の畝とすべく、削り上げ、刻み藁入れ、ビッチュウではつり、鍬で土寄せ。

<自宅前での栽培>
(8月26日)
 畝作りは、自宅前はすでに終わっている。有機肥料栽培した夏野菜跡に枯れ草を埋め込み、無施肥でいくことにする。
(8月28日:種蒔き)
 今日、トマトを撤去し、少々の雑草(生)や枯草を畝の法面に敷き込み、畝の上部をテンワで削って粗整形し、その状態で種を3cm間隔で並べ、反対側の法面の土を手で削って掛け、手で転圧し、終了。
(8月31日)
 綺麗な芽吹き。今日は晴天につき念のため水やり。事前に土をもう少し振りかけておいた。ぐらつき防止のため。
(9月15日)
 自宅前は虫食いもあり生育が悪いので、施肥することにした。北法面にテボで溝を立て枯草と種粕を埋め込む。なお、ぐらつき防止のため、株元に土を手で寄せておいた。
(10月9日)
 虫食いが激しく、育ちがかなり悪い。すぐ隣の晩生枝豆と同じ被害だから、同じ虫に葉が食われているのだろう。
 雑草が生えてきているので、畝の両面を削り上げ。
(11月20日)
 虫食いは止んだようだが、ごく小さい。もう生長は望めないだろう。評価☆☆☆☆☆
(2018年1月7日)
 全然大きくならない。そのうち全部処分せねば。
(3月4日)
 全然大きくならず、巣も入っている。全部処分し、跡起こし。

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従前のビタミン大根有機肥料栽培 [冬大根]

 「ビタミン大根」(またの名を「衛青(アオナガ)大根」という)は、主に中国北京市南部で多く作られているとのことである。交配種(F1)ではなく、固定種だから、種を自家採取して毎年栽培できるのだが、そこまでのことは面倒でしていない。
 この大根は、普通の大根ほどには大きくならないが、中まで緑色である。大根おろしにすると、香りもよく、とても美味い。そして、葉っぱの色は濃厚で、普通の大根よりずっと美味い。
(下の写真は2013.2.28撮影のビタミン大根)
DSCN0048.JPG

(下の写真は2013年11月5日に収穫したもの)
DSCN0231.JPG

 そうしたことから、毎年、須賀前の畑で1畝(10m強)栽培し、多くは当店(薬屋)のお客様に差し上げているが、評判がいいから不足する。よって、2012年から自宅前の畑でも1畝(数m)栽培したが、虫害がひどく、うまく育たない。そこで、2014年から須賀前の畑で2畝作付けすることにした。2017年に各畑1畝ずつに戻したが、やはり自宅前の畑は虫害がひどく、2018年からは須賀前の畑とし、広幅畝で2列栽培(2018年は、うち半列は普通の大根)とした。
 なお、ビタミン大根の栽培を始めたのは、あるお客様から教えてもらったのが切っ掛けで、その栽培を始めたのが2007年。しかし、2010年までは、ほんの小さな大根にしか生長せず、こういうものかとあきらめていたのだが、実はけっこう大きくなることを2011年に発見!
 これは、例年10月に入ってから種蒔きしていたのだが、2011年は9月17日に種を蒔いたら、何と例年の3、4倍の重さに生長してくれ、真冬に入ってからもどれだけか生長したのである。普通の大根は遅蒔きでもけっこう生長するが、「ビタミン大根」はそうは参らぬのを知った次第である。
 2010年までは、おふくろが2種類の大根の種を時差蒔きし、それをやったのを知ってから小生が何かのついでのときに種をホームセンターへ買いに行き、おふくろに種蒔きを頼んでいたものだから、随分と時期が遅れてしまっていたのである。
 そこで、2012年はもっと時期を早め、9月2日に自分で種蒔きした。そしたら、より立派な大根に生長し、以来、9月初めさらには8月終わりに種蒔きすることにしている。
 なお、2017年から無肥料栽培に取り組むこととし、その記録は「ビタミン大根の無肥料栽培」で行う。

<2016年度>
(8月7日)
 肥料(苦土石灰、種粕、鶏糞)をばら撒いてから、ビッチュウで起こし、均して、鍬で畝立てをしてある。
(8月26日)
 畝に牛糞も入れたいので、テンワ(手鍬)で畝の峰の土を両サイドに退け、牛糞を適度に撒き、手で元の状態に戻しつつ畝を整形。
(8月27日)
 種の在庫がゼロにつき、固定種しか取り扱っていない「野口のタネ」にネット注文した「衛青(アオナガ)大根」が今日届いた。
(8月28日)
 今日、種蒔き。1畝半の作付けとし、残りの半畝は後日カブを種蒔き。
 放し飼い畝の犬が畝を歩き、足跡だらけである。テンワで畝を再整形。峰を鍬で押し均した後、種を約3センチ間隔で1粒ずつ置いていく。種が少々余った。
 次に、畝の法面や谷の土を軽くほぐしながら覆土。例年、数ミリ程度の覆土としていたから、発芽後、軸がぐらつき、寝てしまうものが多かった。一昨年、種袋の説明をよく見ると、「大根の種は嫌光性なのでしっかり覆土する」となっており、気持ち多めにしたが、それでもダメであった。よって、昨年から1センチ程度の覆土とした。最後に、再度鍬で軽く抑えて終了。
(8月30日)
 昨日、犬の歩き跡が白菜畝に酷かったが、大根畝は軽微で助かった。土が乾いてきていたが、夜半から雨(10数mm)があり、これで芽吹くだろう。
(9月1日~4日)
 昨日(種蒔き3日後)ポツポツ芽吹きがあった。土が乾いているので、今朝、水やりすることに。あらかた芽吹いていた。翌日以降もハクサイのついでに念のため1日2回水やり。
(9月14日)
 葉っぱの虫食いがけっこう進んでいる。
 雑草をていねいに引く。
(9月19日)
 雑草を引きながら、第1回選り。黒いイモムシが沢山おり、潰す。5日前に注意すればいたはず。長年栽培しているが、このような虫が葉っぱを食っていたのを初めて知った次第。
(9月21日)
 昨日の台風(最大瞬間風速20.4m)で葉折れが少々。
 黒いイモムシを再度探し、10匹以上潰す。
(9月28日)
 葉の虫食いは止まった。(2匹いただけ)
 最終選り。
(10月10日)
 虫食いがひどい株は枯れてしまったものがある。畝間には、選ったときに放置したビタミン大根で小さいながら生き生き元気なものがある。大根の移植は不可能と聞いているが、空きスペースに数株移植しておいた。
(11月6日)
 成長ぐあいは様々。もう収穫できる十分な太さのもの若干あり。本日、良品1本と大きく割れが入ったもの1本を収穫。
(11月30日)
 大きそうなのをとりあえず7、8本収穫。明日からのセールで順次収穫し、お客様に進呈。葉が青々しているから葉付きで。
(12月6、9日)
 葉付きのものはほとんどなくなり、小型のものやひび割れたものを収穫。残りは小さなものが10本弱となり、これは今後の自家用に。
 今年は初期に虫食いが激しかったから生長が悪いものが若干多い感がする。評価は★★☆☆☆
(3月13日)
 残っていた3本を収穫し、終了。自家消費には十分であった。

<2015年度の栽培記録>
 ニンニク栽培の跡地でビタミン大根を作付けすることにしたのだが、なるべく自然農法に近づけようと草ボウボウにしておいた。凄まじい茂りようで、作付け準備に往生した。
(8月2日)
 鎌で草刈した。
(8月15、16日)
 枯草を畝間に除け、まだ生き残っていた草を刈り、あまりに根張りの凄いものは引き抜いた。
(8月23日)
 テンワ(手鍬)で細かい雑草を叩くとともに、飛び出した根っこをつまみ出す。
(8月29日)
 3日ほど前に種を購入し、種蒔きのチャンスを待ったが、連日雨模様でできない。明日からまた数日雨模様で困ったことになった。しかし、今日は薄日も差し、何とか畑に入れたので、午後4時頃から作業開始。
 例年なら、2畝を畝立てするのだが、畑起こしを極力避けることにしたので、広幅の畝に2列蒔きすることにした。
 まず、苦土石灰を振る。次に、蒔き位置に軽く溝立てし、牛糞を多めにばら撒く。その後、テンワで埋め戻し、鍬で転圧し、種を蒔きやすくする。
 2、3cm間隔で種を置いていく。若干種が余った。
 土を軽く乗せ、手で押さえつけて、種蒔き終了。
 土がベットリ水気を含んでいるから容易に芽吹くに違いない。
(9月3日)
 一斉に芽吹いているのを確認。
(9月15日)
 2列蒔きは初めてだから施肥をどうするか迷った。列間に施肥したいが、幅が少々狭く鍬での溝立てはしにくい。でも、ここが一番だろうと、慎重に溝立て。施肥は、鶏糞、種粕、有機肥料粒、化成の混合。埋め戻しは指で行い、ついでに細かい雑草ももみほぐしておいた。
 畝の両サイドに後日追肥予定。
 なお、一般種の大根に比べて成長が悪い。虫食いもある。
(9月19日)
 2日前に虫害がかなり激しくなっているのを発見。今朝、追加で残り種を埋め込んでおいた。なお、万田酵素を噴霧しておいた。
 そして、1列のみ防虫ネット掛けした。なお、手前1mほどはネットが短くて露出。(左がビタミン大根、右がブロッコリー・カリフラワー)
DSCN0436.JPG

(10月9日)
 今日ネットを外したが、ネット掛けが遅過ぎて無意味であった。かえってコゴメが発生しているものがあって、ネット掛けがよくなかった。
 追加種蒔きのものがどれだけか生長していたが、太い大根になるかどうか疑問。
 例年なら2、3度に分けて選るのだが、今年は第1回選り&最終選りとなってしまった。ネット掛けの列は選ったものにコゴメが湧いているものが多く、全部捨てる。ネットなしの列の選りで大きいもののみ持ち帰る。
 選りと草引きをしながら、指で土寄せし株固定。
 畝の両サイドに鍬で軽く溝立てし、施肥(混合肥料)して埋め戻し。なお、畝間に集まっていた刈り取った雑草が半分堆肥化しており、良き肥やしになるだろう。
(10月22日)
 草木灰を株元にばら撒く。成育のいいものと悪いものと両極端の感じがする。
(10月23日)
 草引きと畝の手入れ。
(11月15日)
 成長ぐあいはバラバラだが、十分に収穫できるものが何本かある。例年11月初めから順次収穫しているが、今年は夏大根がまだ残っているし、北海道からの贈り物があったりし、まだ収穫していない。
(11月20日)
 やっと2本を初収穫。今年はピリ辛夏大根がまだ残っているし、大根おろしを毎日のように食べねばならない状態。次回はセールの進呈用にまとめて収穫。 
(12月17日)
 今年は暖冬のせいか例年より生長がいい感じがする。順次収穫しお客様に進呈中。
(12月28日)
 大きいものから収穫し、残り半分以下となる。
(3月4日)
 今日10本ほど収穫し、残りがはクズっぽいもの10本ほど。
 これで今シーズンはお終いになろう。
 十分に足りた、といったところである。
(3月27日)
 葉が茂りだし、花が咲きたものもある。切ってみると、巣が入っている。1個を収穫するも巣が入っているかも? 残り全部を処分。

<2014年度の記録>
(8月31日)
 夏の長雨で、畑起こしは何とかできたものの、畝立てがまだできていない。そこで、本日(8月31日)畝立てをした。
 ビタミン大根は今年2畝の作付けであるが、それ以外の冬野菜で早々に植付けするものもあり、4畝の畝立てに取り掛かった。
 まずは、小型ビッチュウで均し、苦土石灰を降る。
 次に、空きスペースから計算して畝幅を90センチ弱に決め、畝の峰になる位置にロープで筋を付ける。
 その筋を中心にし、小型ビッチュウで掘って溝を作り、肥料を敷きこむ。有機肥料粒、牛糞、鶏糞、種粕の4種類で、化成肥料は使わない。牛糞を多めにし、他は少々にした。でも、今年は追肥しないことにしたから、それなりの量を敷きこんだ。
 再度、フラットな状態にしてから、再度ロープで筋を引き直し、畝立て。なお、例年よりも低めの畝にした。
 「追肥なし、低い畝(とはいうものの、気持ち低い程度にしかならなかった)」としたのは、自然農法の真似事を来年から少し取り入れるための前準備である。
 事はついでと、9月2日予定の種蒔きを直ぐに実行。
 種は、昨年の残り種「野口のタネ 衛青(アオナガ)大根」である。種箱から取り出したとき、足りないかと不安になったが、ちょうどピッタリで無くなった。ラッキーである。
 作業手順は次のとおり。
 畝の峰を鍬で平らに均した後、鍬で峰を押さえ、そこを蒔き位置とする。種を3、4センチ間隔に1粒ずつ置いていく。
 次に、牛糞を軽く撒く。敷き込んだ肥料が下の方になっているから、初期育成の肥料とするために昨年から取り入れた方法である。
 そして、畝の谷の土をほぐしながら覆土。例年、数ミリ程度の覆土としていたから、発芽後、軸がぐらつき、寝てしまうものが多かった。昨年、種袋の説明をよく見ると、「大根の種は嫌光性なのでしっかり覆土する」となっており、気持ち多めにしたが、それでもダメであった。よって、今年はさらに多めにし、どうだろう1センチ程度になろうか、昨年より多めに覆土した。
 最後に、再度鍬で軽く抑えて終了。
 なお、例年、早期の虫食い防止のためオルトランを振っておくのだが、その効果はどれほどのものもなく、昨年は虫食いがひどくなったところで防虫ネットを張った。よって、今年は農薬なしとし、芽吹きが確認された後で、防虫ネットを張ろうと思っている。
(9月7日)
 概ね全体に綺麗に芽吹いている。
 今日、1畝だけ防虫ネットを張った。ただし、ネットが若干短く、北の端1m弱は露出。今年は、ネットなしの畝と被害の違いを比較してみることにする。
(9月19日)
 ネット内外ともに葉っぱの虫食いがどれだけかある。差はない。なぜ?
(9月26日)
 選るのにちょうど良い時期となった。今日は、ネット掛けしてない畝の選りを行った。残すべき大きな大根の隣を順次引き抜いていく。余り小さなものは大きくなってから選るべく残す。
 近日、ネット掛けした畝を選らねばならない。
(9月30日)
 本日、ネット掛けした畝のネットを外し、選り。少々遅れぎみになったが、まあ、ちょうど良い時期であろう。ネットのお陰で虫食いは非常に少ない。ただし、ネットで蒸れたのか、部分的にアブラムシが発生していた。
(10月4日)
 2畝とも最終の選り。あまり小さいものは残した。
(10月24日)
 今年は例年以上に生育がいい。畑が乾ききるようなことはなかったからだろう。そこで、例年なら11月に入ってから収穫するのだが、本日(10月24日)間引き忘れで株間が狭い2本を収穫した。
(11月3日)
 11月の当店セールでお客様に差し上げるべく、11月1日から本格的に収穫を開始。まずまずの良品に育っているが、昨年より短い大根だ。
(11月20日)
 その後、大きそうなものから順次収穫し、時々お客様などに差し上げている。なお、割れがあるものは早めに収穫した。割れのひどいもの、腐りが来ているものが今までに3、4個あり、処分。
(翌2月14日)
 12月末には概ね収穫を終え、残ったのはほとんど小さいものばかり。1月になって、数個収穫し、今残っているのは小さいもの数個。
(3月8日)
 まずまず大きい3個を収穫し、小さなものは処分。これでもって今季の収穫は終了。

(2013年度の栽培記録)
(9月1日)
 種は昨年のものが残っているが、今年も1袋買った。それを、今日9月1日に須賀前の畑で1畝を直播きすることにした。
 できれば2畝としたいのだが、昨年と同様にスペースがとれず、自宅前の畑で1畝(少々短い)予定するが、今日は昼から雨が降り出した(直ぐにあがったが)ので、畝作りをあきらめ、近日実施することに。
 須賀前の畑は先々日に畝立てがしてある。施肥は、畝立て前に敷きこんである。有機肥料粒、牛糞、鶏糞、種粕の4種類で、化成肥料は追肥にも使わない。今年からそうした。
 畝が少々低いので、鍬で少し土寄せしてから、峰を鍬で平らに均すこととした。次に鍬で峰を押さえて、そこを蒔き位置とする。種を3、4センチ間隔に1粒ずつ置いていく。昨年の種で十分に足りた。
 次に、牛糞を軽く撒く。敷き込んだ肥料が下の方になっているから、初期育成の肥料とするためだが、今年初めて行った方法である。
 そして、畝の谷の土をほぐしながら覆土。種袋には「大根の種は嫌光性なのでしっかり覆土する」となっているが、毎年数ミリ程度としているものの、気持ち多めにした。
 というのは、昨年は覆土が浅かったようで、軸がぐらつき、寝てしまうものが多かったからである。
 最後に、再度鍬で軽く抑えて終了させるのだが、これを行うのを忘れてしまった。まあ、よかろう。
 なお、昨年は早期に虫食いがひどかった。そこで、畝の北半分には、あらかじめオルトランを振っておいた。その効果がどれほどのものか、南半分と比較実験。
(9月3日追記)
 自宅前の畑に1畝、ビタミン大根を作付けせねばならぬ。そこで、早朝に、正月菜の跡を起こして、畝立てし、種蒔きを行った。なお、オルトランを振り、土を薄く掛けておいた。

須賀前の畑のその後の状況
(9月4日)
 毎日の雨により、多くが芽吹いていた。
(9月6日)
 9月4日の猛烈な雨(時間雨量80ミリ)があったが、発芽した幼芽は流されておらず、ほっとした。
(9月9日)
 よくよく見てみると、辛うじて流されなかっただけで、わずかに根の先がが土に入るだけで、横倒しになり、曲がって生長しだしたものがけっこうある。これを両側から軽く土を寄せてやり、立たせておいた。ついでに、真っ直ぐなものも風で倒れるかもしれないので、同様にしておいた。
(9月10日)
 歯抜けになっている所が少々あり、種を埋め込み、散水。
(9月17日)
 昨日の台風で葉折れがかなりあり、土が流れて倒れたものも多い。手で土を軽く寄せて真っ直ぐに。
 昨年と同様に虫食いがかなり激しい。オルトランの効き目は全くない感じだ。そこで、昨年はやらなかったが、今年は防虫ネットを張ることにした。虫は来ていそうになかったから、消毒はせず。
(9月25日)
 防虫ネットで虫食いはなくなったようだが、根元から食い千切られ枯れているものもあるし、また、小ハエがたくさん飛び回っている。そこで、本日、農薬散布。柿用のパダンがたくさん残っているので、それを使用。
(10月1日)
 随分と葉っぱが茂りだし、間引きをせねばならなくなった。そこで本日間引きするために、防虫ネットを片付けた。
 隣同士込み合っている大きいものを選る。小さなものは、もっと大きくなってから選ることに。
 ところで、根はまだ小さいものの曲がりが出ているものがけっこう多い。種蒔きのときの覆土が少なかったこともあり、台風後に根元に土を寄せてやったが不十分であったのだろう。
 選った大根の葉っぱは油炒めにすると美味い。特に、ビタミン大根が美味い。よって、かなり混み込みに種を蒔いている。(10月5日に第2回選り)
(10月6日)
 畝の東側を少々溝立てし、施肥(ようこん(動物残渣ペレット)、種粕)し、埋め戻した後、土寄せ。畝の西側は単に土寄せ。株元には手で土寄せ。
(11月5日)
 その後順調に成育し、そろそろ収穫時期に。昨年の初収穫は11月9日。今年は今日11月5日初収穫。
 須賀前の畑は順調に成育している。太いものから順次収穫することにし、11月5日に7本を収穫。うち、ひび割れが生じているもの2本、先割れしているもの1本。自家消費は2本で、5本は当店のお客様に進呈することに。なお、翌11月6日にも4本収穫。
(1月5日)
 順次収穫し、本日2本を残して須賀前の畑は収穫を終えた。今季は比較的良品揃いであった。なお、葉は冬の冷え込みでやられて食すのは不可能。
(3月2日)
 本日最終収穫。小さいのが3本。

自宅前の畑のその後の状況
(9月5日)
 少々発芽しかけていた。9月4日の猛烈な雨(時間雨量80ミリ)で、大半が浮き上がり、一部が流されていた。浮き上がったものは、土を掛け、真っ直ぐ生長するようにしておいた。
(9月6日)
 より多く発芽があり、全体に土を掛けておいた。
(9月9日)
 早朝:真っ直ぐ立っているが、風で倒れるかもしれないので、須賀前と同様に両側から軽く土を寄せてやった。
 お昼時:歯抜けになっている所が多いから、種を埋め込み、散水。
(9月17日)
 昨日の台風で葉折れが少しあり、土が流れて倒れたものあり。手で土を軽く寄せて真っ直ぐに。
 虫食いが少々あるが様子見することに。
(10月1日)
 けっこう大きくなっている。でも選るにはアラアラに生えているような感じで、今日は選るのを止めた。どうやら、おふくろが何日か前に選ったのだろう。
 なお、虫食いはほとんど進んでいないから助かる。
(10月6日)
 昨日、1回選りを行い、ほぼ終了。今日は、畝の北側におふくろが施肥しているから土寄せ。また、南側に軽く溝立てし、おふくろに施肥を頼んでおいた。
(10月8日)
 前日、おふくろが「ようこん(動物残渣ペレット)を施肥したが、化成もばら撒いておいた。今日土寄せ。
(11月5日)
 日当たりが少々足りないせいか、須賀前に比べて成長が遅れている。昨年は自宅前の方が生長が早かったのに。収穫は11月下旬からか。
(1月5日)
 自宅前の畑は成長が少し悪く、あまり太くないが今後収穫していこう。
(3月2日)
 本日最終収穫。小さいのが3本。

 <2012年度の栽培状況>
(9月2日)種蒔き
(9月7日)今朝、畑に行ったら、ほぼ綺麗に芽吹いている。ただし、半畝は少々歯抜け。これは、一昨年の残り種であったかもしれない。
(9月16日)ついでがあったので、歯抜けの部分に追加で種蒔きしておいた。すぐって食べるビタミン大根の葉は美味いから、そうしたところ。
(9月22日)
 須賀前の畑の他の大根は大丈夫だが、ビタミン大根だけは虫食いが激しい。ここ1週間に被害が出た模様で、芽吹いたばかりのものも大分食われている。そこで、歯抜けの部分に追加で種蒔きした。そして、農薬オルトランを振っておいた。
 自宅前の畑も一部に虫食いがあり、種の蒔き直しをしておいた。なお、オルトランは既におふくろが振っており、それで被害が少ないのかも。
(9月27日)
 再追加で種蒔きしたものがきれいに芽吹いている。虫害も止まった感がする。でも、農薬噴霧することにした。弱い農薬だから効くかどうか。
 須賀前よりも自宅前の畑の方が成長が著しい。なぜだろう?
(10月5日)
 本日、須賀前のビタミン大根に万田酵素を噴霧。丈夫に育ち、太く成長するのを期待。
(10月6日)
 第1回追肥を行う。畝の東面を少し削り、牛糞と、化成1:種粕3の混合を入れ、土寄せ。
 なお、ゴチャゴチャしている所を一部すぐった。これから、順次すぐって、食すことにする。
(10月15日)
 第2回追肥を行う。畝の西面を少し削り、化成1:種粕3の混合を入れ、土寄せ。これにて追肥は終了。
(10月24日)
 本日、最終のすぐりを実施。ただし、再追加種蒔きのもので小さすぎるものは、もう少し大きくしてからすぐることに。
 太いものは直径5センチほどに生長。冬の収穫が楽しみだ。
(11月9日)
 本日、初収穫。太いもの(直径約8センチ:昨年の生長したものと同程度)を1本、初収穫。もう少し太くなるかもしれないが、縦に割れが生じていて、これは早めに収穫した方が良かろうというもの。暫くの間、割れが生じたものから収穫することになろう。
(11月13日)
 本日、抜き忘れの小さな大根をすぐったのだが、そのとき、大きく生長した、でかいビタミン大根を発見し、収穫した。直径10センチ程度あり、長さは30センチ程度だが、これほど大きくなったのは今までにない。中に巣が入っていなければよいが…
(11月24日)
 巨大な大根1本は巣が入っていたが、他は概ね良好のようであり、今日10本ほどを収穫し、お客様に配ることに。残りはまだ中程度の大きさで、これからまだ少しは太るであろう。
 なお、ビタミン大根は、地下にはほとんど伸びず、地上に伸びるから、倒れて成長するものが多くある。
(12月5日)
 須賀前の畑に9月2日に種蒔きした分は直径8センチ程度になり、その収穫は終わった。追加種蒔き分が6センチ、4センチ程度で、これはもう少し様子を見ることにする。
 自宅前の畑は、9月2日に種蒔きした分がすくすく成長してくれ、残りは7、8本程度となった。
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普通の大根「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)の有機肥料栽培 [冬大根]

 2011年までは、お隣さんに大根の種を2種類買ってきてもらって、おふくろが須賀前の畑(自宅から300m)で種蒔きをしていた。(別途、特殊な大根=ビタミン大根を小生が種を買い、おふくろが種蒔き)
 でも、2011年の種蒔き後、暫くしてから、おふくろが体調を壊し、その後回復したものの、須賀前の畑に出かけなくなった。
 よって、2012年からは、小生が種を買ってきて、大根の栽培を始めたのだが、種の種類があまりにも多くてまごつかされた。まあ、適当に選べばよかろうと横着を決め込んで種を選定しているのだが、たいていはうまく育つようだ。
 ところが、2013年に購入した、こだわりの品種「だいこん方領(またの名を「尾張大根」と言う)」(固定種であってF1種ではない)は、うちの事情からすると、思わしくない結果となった。というのは、「味はいいし、煮えやすい、葉っぱも美味い」という長所はあるが、短所もある。真っ白けで少々曲がりがあり小振りであるから、見てくれが悪く、お客様に差し上げるにはイマイチ。それ以上に悪いのは、1、2割程度に巣が入ってしまったことである。これは切ってみないことには分からない。これでは差し上げるのに困る。
 そうした経験を踏まえ、2014年からの栽培品種は、別記事にした「ビタミン大根」の他に、一般種の大根を適当に2品種栽培することにしたが、2016年から1品種「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)にしぼった。少々小振りではあるが、成育はよく、巣が入らず、味もいい。
 なお、2017年から無肥料栽培を始めた。よって、このページは2016年産の有機肥料栽培までの記録とし、2017年産からは別ページで記録する。
 普通の大根「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)の無肥料栽培

<2016年度>
 昨年取り入れた自然農法をいったん白紙に戻し、今年は通常の畝立てをし、雑草皆無からスタートさせた。
<第1弾の栽培>
(8月7日)
 須賀前の畑で、肥料(苦土石灰、種粕、鶏糞)をばら撒いてから、ビッチュウで起こし、均して、鍬で畝立てをしてある。
(8月26日)
 畝に牛糞も入れたいので、テンワ(手鍬)で畝の峰の土を両サイドに退け、牛糞を適度に撒き、手で元の状態に戻しつつ畝を整形。
(8月27日)
 種の在庫がゼロにつき、固定種しか取り扱っていない「野口のタネ」にネット注文した「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)が今日届いた。「肉質極めて柔らかで甘味が強く、おでん、ふろふき、おろし…として…。長さ25cm、太さ10cm…ずんぐり型…、首部は淡緑色」とあり、これに気に入って買うことにした。ただし、難点もありそう。「収穫が遅れるとス入りするので注意」とある。
 8月20日前後の早蒔き→55~60日で収穫
 9月1日前後の適期蒔き→60~65日で収穫
 9月10日前後の遅蒔き→70日以上として畑に長く置き過ぎないようにする。越冬も可能(寒くなるほど美味)
 ということは、9月1日に種蒔きすると11月1日~5日が収穫適期となる。9月10日に種蒔きすると11月20日過ぎが収穫適期となる。当地・岐阜は石川県より暖かいから、いずれも収穫適期が早すぎる。
 12月1日からのセールでお客様にも差し上げたいから、これを考慮すると、種蒔きは9月15日が良かろう。また、スが入らないようにし、かつ、越冬させるには、9月25日に種蒔きすると良かろう。今年は、一昨年と同様に、この2回に分けて種蒔きすることにする。
 なお、例年2畝ないし1畝半だが、余ってしまうから、今年は1畝栽培とする。
(9月14日)
 予定より1日早く本日種蒔き。種は「打木源助大根」
 細かい雑草がけっこう生えているので、まず丁寧に草引き。
 テンワで削って台形にし、鍬で峰を転圧。
 種を3cm間隔で埋め込む。埋め込むのは覆土が少なくて済むから。軽く覆土し、鍬で再度転圧し、完了。土がよく湿っているから、水やり不要。
(10月9日)
 けっこう虫食いがあったが、止まったようだ。
 第1回目の選り。
(10月16日)
 最終選り。
(11月21日)
 例年なら、もう収穫できるのだが、まだまだ小さい。品種の違いと種蒔き時期を少し遅らせたからだろう。
(12月16日)
 大きさにムラがあるが、随分と太くなったものがあり、2本初収穫。
(2月6日)
 川口、大宮へネギと一緒に送付。だいぶ少なくなったが、まだまだ残っている。
 通常の大根より短いから、重さは半分程度でちょうどいいし、煮えやすく美味い。また、この時期でも葉っぱが食べられ、柔らかくて美味い。いい品種に巡り合えたものだ。評価★★★★☆
(3月13日)
 2月末に収穫したものに巣が入ったものが1、2個あった。
 ここへきて葉が青々としてきた。これでは巣が入る。須賀前の残り数本を全部収穫。

<第2弾の栽培>
(9月6日)
 自宅前で、9月25日に種蒔きを予定する。位置は、キュウリⅢの南畝とする。当初、小松菜を予定していて、肥料敷き込み済み。少々浅起こしだから、高畝にしよう。
(9月25日:種蒔き)
 作業しやすいようキュウリⅢを撤去し、予定の畝に両側から鍬で土寄せ。少々小高い畝となった。
 畝の峰をテンワで均し、クワで転圧し平らにする。
 大根の種「打木源助大根」を2、3センチ間隔で並べていく。畝下の土をほぐしながら振り撒き覆土し、最後に鍬で軽く転圧。土がたっぷり湿っており、水やりなし。
 種が残ったので、畝の峰の淵あたりに3センチ間隔で埋め込み。これは少々大きくなったら抜き菜として油炒めにする。また、ビタミン大根の残り種も同様に処理。
 これで、大きく育てる大根の両サイドも大根が芽吹き成長するから、害虫被害が全体に軽微になりはしないかと淡い期待を寄せている。
(10月25日)
 第1回選り。残す大根を決め、畝の峰は選り終わり。虫食いは須賀前より大きいが成育には支障ない。両サイドはもっと大きくしてから選り。
(10月28日)
 両サイドの大きそうなものを娘に送るために選り。
(11月12日)
 第2回選り。随分と大きくなっているものが多いが、虫食いがひどく、葉っぱは半分も捨てる。
(11月22日)
 最終の選り。といっても、畝の峰の淵あたりに後蒔きしたビタミン大根がほとんど。葉っぱの虫食いは比較的少なかった。
(2月6日)
 種蒔きが遅かったから小振りのものが大半。ちょっと小さすぎる。
(3月20日)
 自宅前はほとんど無収穫のまま放置してある。
 ここへ来て、花芽がグーンと伸びだすものが多くなった。花芽が出ていない2本は葉を食べることにした。
 全部収穫したところ、けっこう大きくなっていたし、半分は捨てたが、切ってみると巣が入ったものは皆無であった。評価★★★☆☆
 6本を土に埋め込んで保存。 
(4月12日)
 埋め込んだ大根から葉っぱが随分伸びてきた。全部切り落とし、2本収穫。1本は巣が入っていた。
 
<2015年>
 タマネギ栽培の跡地で大根を作付けすることにしたのだが、なるべく自然農法に近づけようと草ボウボウにしておいた。凄まじい茂りようで、作付け準備に往生した。
(8月2日)
 鎌で草刈した。
(8月15、16日)
 枯草を畝間に除け、まだ生き残っていた草を刈り、あまりに根張りの凄いものは引き抜いた。
(8月23日)
 テンワ(手鍬)で細かい雑草を叩くとともに、飛び出した根っこをつまみ出す。
(8月29日)
 例年、大根の種蒔きは9月中頃とその10日後の2回に分けて行っていたが、今年は先行して種蒔きするビタミン大根と同じ時期に早めた。3回にも分けるのが面倒だからである。
 種は昨年の残りとし、「青首宮重 総太り大根(アタリヤ)」を1列、「ダイコン耐病総太り(キタイ)」を半列とし、あとの半列はカブ(同日種蒔き)とした。
 昨年の残り種でも十分芽吹くだろう。なお、若干種が余ったが、芽吹きの悪い箇所に追加種蒔きして残りは処分する。
 ここのところ連日雨模様で種蒔きができない。明日からまた数日雨模様で困ったことになった。しかし、今日は薄日も差し、何とか畑に入れたので、午後4時頃から作業開始。
 例年なら、2畝を畝立てするのだが、畑起こしを極力避けることにしたので、広幅の畝に2列蒔きすることにした。
 まず、苦土石灰を振る。次に、蒔き位置に軽く溝立てし、牛糞を多めにばら撒く。その後、テンワで埋め戻し、鍬で転圧し、種を蒔きやすくする。
 2、3cm間隔で種を置いていく。若干種が余った。
 土を軽く乗せ、手で押さえつけて、種蒔き終了。
(9月3日)
 一斉に芽吹いているのを確認。
(9月15日)
 2列蒔きは初めてだから施肥をどうするか迷った。列間に施肥したいが、幅が少々狭く鍬での溝立てはしにくい。でも、ここが一番だろうと、慎重に溝立て。施肥は、鶏糞、種粕、有機肥料粒、化成の混合。埋め戻しは指で行い、ついでに細かい雑草ももみほぐしておいた。
 畝の両サイドに後日追肥予定。
 なお、「ダイコン耐病総太り(キタイ)」の生長が良い。
(9月19日)
 2日前に虫害がかなり激しくなっているのを発見。今朝、追加で種を埋め込んでおいた。
DSCN0435.JPG

(9月27日)
 追加種蒔きが概ね発芽。虫害は減ったが若干進んでいる。残り種(青首宮重総太り大根)をさらに追加種蒔き。
 畝の南4分に1程度は虫害が少ない。特に東の列(耐病総太り)はほとんど虫害がない。
 本日、耐病総太りを中心に第1回選り。(30日第2回選り)
(10月8日)
 その後、もう1回選り、本日おおむね最終選り。
 畝間の雑草を叩き、放り出す。畝の法面を鍬で軽く溝立てし、施肥(混合肥料)して埋め戻し。
(10月22日)
 草木灰を株元にばら撒く。成育のいいものと悪いものと両極端の感じがする。
(10月23日)
 草引きと畝の手入れ。
(11月13日)
 大阪が来るから、本日初収穫。立派に成長している。
(12月1日)
 セール用に何本か収穫。11月が暖かったがためか、例年になく太いものがかなりある。
(翌3月18日)
 今季はあまりにも太く生長したので貰い手が少なく10本ほど残った。花芽が生長しだし、1本は花が咲き出した。よって、良さそうな1本を収穫し、残りは鎌で切り刻み、ビッチュウで畝間に埋め込んだ。

<2014年の記録>
 時差蒔きするから2種類を予定した。 
 (1)アタリヤ「青首宮重 総太り大根」 70日で収穫
 (2)サカタのタネ「冬みね」 2~3月どり(在庫なし)
 ところで、大根は年中必要のなる根菜類だ。今年は夏大根に挑戦し、まずまず成功した。6月4日に種蒔きし、7月末から収穫を始め、9月上旬に終了した。よって、来春にも種蒔きし、初夏に収穫できないかと思っている。
 以下、今年の栽培予定について記すことにする。
 種蒔きの日は次のとおりとする。
  第1弾 9月13日 1畝 アタリヤ「青首宮重 総太り大根」(種はたっぷりあり、来年の分まである。)
  第2弾 9月26日 半畝 サカタのタネ「冬みね」(在庫なし。今年、購入の必要あり。)
 日にち設定は、ビタミン大根を8月31日に種蒔きしており、選った大根葉の収穫が連続的になるよう、13日間隔にした。
 第1弾は既に畝立てし、有機肥料が敷き込んであるが、第2弾の場所は、まだゴーヤが収穫中であり、9月20日過ぎに処分して畝立てすることとする。

<第1弾の栽培>
(9月13日追記)
 予定どおり、第1弾として「青首宮重 総太り大根」の種蒔きをした。種は同じ品種で別業者の古いものがあり、両方を混ぜて使用。
 まず、かすかに芽吹いている雑草を絶やしつつ、鍬で畝を整形。
 畝の峰を鍬で軽く押さえて筋を作る。
 そこへ、3センチ間隔で種を置き、軽く指で押し込む。
 その後で、畝下の土を解しながら掛けていく。少々厚めに掛ける。
 最後に、蒔き位置辺りを鍬で軽く押さえていく。これにて作業終了。
 土はある程度湿っているが、お天気続きだから、水やりが必要かもしれない。でも、当分放置しよう。というのは、大根の種はけっこう大きく、種にどれだけかは保水力があると思われるからだ。
(9月16日追記)
 昨日の段階で、畝が乾いており、当分雨なしだから、これでは発芽しかけたものが枯れてしまう恐れがある。そこで、今朝、ジョウロで水やり。
 まお、一部で既に発芽が見られた。
(9月19日追記)
 遅れたが、本日、2回目の水やり。昨日か一昨日にすべきであった。遅れて芽吹いたものに、少々枯れたものがある。もっとも大した枯れではなく、選り菜が少々減るだけ。
 耳の遠いおふくろに筆談で聞いてみたのだが、“発芽後ずっと晴天が続くときは水やりした方がいい”と言っていた。そうは言うものも、おふくろは以前(3年前より前)に水やりはしたことがない。これはきっと天気予報を見て、雨前に種蒔きしていたのだろう。
(その後も、種蒔きしたカブの水やりのついでに水やり。23日で終了。)
(10月?日)
 第1回目の選り。
(10月24日追記)
 第2回目の選り。残したのは小さなもの。後日最終選り。
(11月7日追記)
 最終の選り。
(11月14日追記)
 選り忘れ数本を収穫し食すことに。なお、陰になっている微小のものは処分。
(12月1日追記)
 初収穫。昨年より太さが足りない感がするが、大きすぎるのも良くないから、ちょうど良かろう。これから数日間は連日収穫し、お客様に進呈。
(翌2月14日追記)
 今年は例年に比べ第1弾第2弾ともに太くならない。調理するにはちょうど良い太さとのことで、安心。
 1月上旬には、良さそうなものを収穫しきる。残ったのは、かなり細いものだけ。
 今日現在、どれだけも太くなっていない。暖かくなったら太くなろうか?
 なお、今年は女房が切り干し大根に何本も使ったから、収穫のピッチが上がって、収穫終了が早まった。
(3月16日追記)
 本日をもって収穫終了。

<第2弾の栽培>
(9月26日追記)
 ゴーヤ(半畝を2列使用)がまだまだ元気であり、虫食いも少なく、潰すのはもったいないが、28日には処分し、大根第2弾の種蒔きをせねばならない。
 第2弾大根はうち1列を使う。なお、もう1列は遅植えキャベツを予定している。
 使用する種は、昨年の在庫がなかったので、JAで探すも晩生はなく、「ダイコン耐病総太り(キタイ)」をカーマで買ってきた。これは春蒔きも可能だ。
(9月28日追記)
 本日、第2弾の種蒔きを実行した。カブの続きの半畝。
 ゴーヤを撤去したあと、畝が真っ平であるから、鍬で軽く両側に土を除け、苦土石灰、有機肥料粒、種粕、鶏糞を振り、周りの土を鍬で集めて少し低めの畝を作る。
 畑起こしを省略したのは、自然農法を見習ったからである。
 次に、テンワ(手鍬)で台形に整形し、鍬で押さえる。3、4cm間隔で種を軽く押さえながら並べてから、牛糞を振る。土を適当に掛けてから、再び鍬で押さえ、終了。土は湿り気があるが、3時間後には少々乾いてきた。当分、雨なしだから、水やりすることにした。
(9月30日追記)
 連日、水やりするも、今日が最後。用水路からの採水が明日から不可能になろう。なお、今朝、2、3の種が飛び出し、芽吹きかけていた。覆土不足であろう。よって、土を少し掛けてから、水やり。
(10月31日追記)
 その後、順調に芽吹き、生育もよく、虫害もない。
 少々遅れたが本日、第1回選り。小さいものなど後日最終選り。
(11月7日追記)
 第2回選り。小さいものを少々残す。後日最終選り。
(11月14日追記)
 残した小さいものがどれだけか大きくなっており、最終選り。なお、あまりにも小さいものは処分。
(翌2月14日追記)
 今年は例年に比べ第1弾第2弾ともに太くならない。調理するにはちょうど良い太さとのことで、安心。
 第1弾の良さそうなものを収穫しきったあと、1月半ばから収穫し、今日の収穫で、残ったのは、かなり細いものだけ。
(3月16日追記)
 本日をもって収穫終了。第1弾1本と併せて4本収穫。

<2013年の栽培記録>
(9月15日)
 今年用意した畝は2畝半。ビタミン大根(別記事)1畝、一般種大根を2種類(1畝と半畝)。一般種の大根は昨年から半畝(半畝はカブ)減らした。これは、多過ぎて何ともならないからである。
 種は、まず昨年の残り種を使うことにする。
 (1)アタリヤ「青首宮重 総太り大根」 70日で収穫
 (2)サカタのタネ「冬みね」 2~3月どり
 これでは不足するので、新たに次の種を買った。
 (3)野口のタネ(固定種であってF1種ではない)「だいこん方領(またの名を「尾張大根」と言う)」 曲がりあり、中部の伝統大根、煮て美味しい
 さて、今年の種蒔きをいつにするかであるが、昨年は一昨年のおふくろの例にならって9月16日と25日の2回に分けて種蒔きしたものの、(2)の冬みねはあまり大きくならなかったので、時期を早めた方が良さそうだ。
 しかし、1畝は準備できているが、もう1畝はまだ準備ができていない。日曜日によく雨が降り、農作業が捗らないからである。
 とりあえずは準備できている畝に3種類を蒔き、生長比較してみよう。
 例年なら、明日には種蒔きするのだが、今日明日の台風の雨で畑に入れない。準備できている畝であっても早くて明後日となる。もう半畝は更に2、3日遅れるであろうが止むを得ない。
 なお、施肥は今年から化成肥料を使わないことにし、畝の下に、有機肥料粒、牛糞、鶏糞、種粕を適当量敷きこむことにしている。
 そして、農薬使用だが、昨年はビタミン大根の幼葉が虫食いにあったから、今年はオルトランを振ったものの効果がなく、他の大根は昨年どおり無農薬でいくことにした。
(9月18日追記)
 本日種蒔きすることに。9月上旬の豪雨と先日の台風の雨で土が流され、畝が低くなってしまった。また、細かな雑草が生えている。
 そこで、まず雑草絶やしのためテンワ(手鍬)で畝の削り上げを行い、次にクワで両側から軽く土寄せ。
 畝の峰をテンワ平らにし、鍬で軽く押さえて筋を作る。
 そこへ、3、4センチ間隔で種を置いていく。雑草があれば取り除く。
 その後で、種を軽く指で押し込む。そして、畝下の土を解しながら掛けていく。またまた雑草を取り除く。
 最後に、蒔き位置辺りを鍬で軽く押さえていく。これにて作業終了。
 土はじっとり湿っており、早々に芽吹くだろう。
 なお、種3種類の植え位置は、北から「青首宮重」「方領」「冬みね」の順とした。
(9月27日追記)
 概ね順調に芽吹いたが、所々芽吹かなかったり、株元を虫に食われた所がある。今日、第3弾の種蒔きのついでに、追加種蒔き。種は「青首宮重」とした。なお、畑が乾いてきているから、たっぷり散水。
(10月6日追記)
 畝の東面を軽く溝立てし、施肥(ようこん(動物残渣ペレット)、種粕)し埋め戻した後、土寄せ。西面は単に土寄せ。なお株元は手で土寄せ。
 そろそろ選らねばならない状態。明日やろう。
(第1回選り10月7日)
(11月3日追記)
 東面を削りあげ。西面を軽く溝立てし、施肥(ようこん(動物残渣ペレット))して埋め戻した後、土寄せ。
(11月18日追記)
 3種類ともまだ十分な太さにはなっていないが、一番南の「冬みね」を1本初収穫。
(11月23日追記)
 今日は、「青首宮重 総太り大根」を初収穫。まずまずの太さだが長さが足りない。なお、葉っぱは青々しており、油炒めで美味しく食べられる。
(11月24日追記)
 草木灰を撒き、両面を土寄せ。
(12月22日追記)
 その後、青首宮重を2、3本収穫。
 ここへ来て、3種ともだいぶ太くなった。葉っぱもイキイキしている。
 今日は、だいこん方領(尾張大根)のクズっぽいものを2本収穫。曲がりありとのことだが、長めのカブ、短めの平べったい大根(これは巣が入って中から腐りあり)といった感じであった。真っ白な大根で、味が違いそうな雰囲気がある。
(1月5日追記)
 少しずつ収穫し、約半分になった。葉は青々として十分食べられる。
 青首宮重は太くなり過ぎるほどに成長したが、長さはそれほどでもない。
 冬みねは青首宮重を少々小振りにした形である。
 方領は先細りで重量は半分以下の感がし、曲がりがない。うち1本は自家使用にまわしたところ、巣が入っていた。

<2012年の栽培記録を残しておく>
 前年の残り種が全くなかったから、2種類買った。一般種大根の種はJAでもホームセンターでも、ビックリするほど種類が多い。買った種は次のとおり。
 (1)アタリヤ 青首宮重 総太り大根 70日で収穫 (9月16日1畝種蒔き)
 (2)サカタのタネ 冬みね 2~3月どり        (9月25日半畝種蒔き)
 2種類のうち(1)は前年の空き袋に似たものを選んだ。(2)は晩生のキャッチフレーズで選んだのだが、家に帰って裏の説明書きを見て、ビックリ。九州などの暖地では必要ないが、当地濃尾平野は温暖地に区分され、12月から1月中頃までトンネル被覆せよとあり、ちと面倒な作業を強いられ、これには参った。でも、横着して何もせずに栽培したが、問題なく育った。難点は、蒔き時が遅かったせいか少々細めであったことぐらい。
(追肥については記載省略。今年は行わない予定。→でも1回行った。)
(10月4日)
 虫に食われることなく順調に生育中。宮重の第1回すぐり。これを油炒めにするとうまいのである。
(10月6日)
 東面を軽く土寄せ。
(10月15日)
 宮重の第2回すぐりの残りを行う。残す大根を決め、まだ小さい大根の第3回すぐりを下旬に予定。西面を軽く土寄せ。
(10月25日)
 冬みねの第1回すぐりを行う。
(11月13日)
 2種類ともすぐり忘れの大根をすぐり、両側から土寄せし、地上に突き出ている大根をどれだけか地中に埋めた。

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