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ホウレンソウの無肥料(→減肥料)栽培 [ホウレンソウ]

(2022年からは別ページ→ホウレンソウの手抜き栽培

 ホウレンソウの栽培は簡単だと、高を括っていたのだが、小生が全部やるようになった2014年以降は失敗することが多い。それ以前は、亡きおふくろが年に3回種蒔きし、きれいに生え揃い、多すぎるほど収穫できていた。
 2014年以降、小生が我流でやるようになったら、種の選択が悪かったり、古い種で発芽しなかったり、鳥に突かれて全滅することがあったりと、まともに収穫できたためしがない。
 そして、2018年のことであるが、前作のキュウリ第1弾を無肥料自然農法で栽培し、後作のホウレンソウも同様とした。
 自然農法で参考としたのは次のものである。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 なお、従前の有機肥料を主とした栽培については「ホウレンソウの有機肥料栽培」に記録を残す。

 2018年から3年にわたり無肥料栽培してきて言えることは、種蒔きは9月半ばまでに行わなければいけないこと、土壌の酸性化改善のため牡蠣殻粉末をかなりの量入れ込まなければいけないこと、この2つが肝腎であろうと思われた。
 そして、10月半ばから虫害防止のために竹酢液の定期的(1週間に1度)噴霧が求められ、11月になって鳥が突くようになったら、鳥除けネットを張らねばいけないことである。
 しかしながら、思ったように育ってくれないホウレンソウである。そこで、4年目の2021年からは、土壌のより酸性化改善のため、苦土石灰と石灰窒素を使うこととした。また、アルカリ化してくれる炭灰が大量に入手できたので、これも適量入れ込むことにした。

<2021-22年>
 今年は昨年の半分の2畝(トウモロコシ第1弾跡、接木トマト跡)で時差栽培する。なお、トウモロコシ第1弾跡は毎年小松菜としていたが、今年初めてホウレンソウにした。接木トマト跡はずっと連作である。
<第1弾(トウモロコシ第1弾跡):9月6日種蒔き>
(8月10日)
 トウモロコシは収穫が終わっており、畝土を小型ビッチュウで両サイドに退け、モロコシ残骸と牡蠣殻粉末を撒き、大型ビッチュウではつり込み。畝土を戻し、石灰窒素をばら撒く。
(8月31日)
 朝、細かな草が少し生えており、テンワで草叩き。
 夕方、土壌改良の第2弾。畝土を再び両側に退け、退けた畝土に苦土石灰と炭の灰をばら撒いた後、元の状態に戻し、畝整形。(ただし、苦土石灰の、畝の西半分は畝整形後に土の上にばら撒く。というのは、半畝ずつの対比実験をしようと思ったが、3種類の土壌改良材とも控え目に撒いたので、2種類では効果が余り出ない感じがし、全部同じ土壌改良にした。)
(9月6日)
 本日種蒔き。まず、再度畝整形することとし、テンワで両サイドから少々土移動し、真っ平らな台形にする。鍬で転圧し、表面を滑らかにする。
 種「固定種:次郎丸」を袋から半分取り出し、粗めにばら蒔いていく。少々余ったので、粗く蒔きすぎた箇所に追加してばら蒔く。法尻から土を取り、ばら撒いて覆土。
 再度鍬で転圧し、種に土を密着させ、ジョウロで全体に水を打つ。
(9月10日)
 きれいに芽吹き、発芽率はほぼ100%。例年、虫が這って土が浮き上がっている個所が所々にあったが、今年は全くなし。石灰窒素が虫を全部殺してくれたのだろう。
(9月27日)
 順調に生育中。雑草が生えだしたので、きれいに手で引く。
(10月2日)
 法面の草叩き、法面整形。
(10月6日)
 順調に生育し、込み入った箇所を若干選り、食用に。
 虫食いが始まっており、竹酢液500倍散を霧吹きで噴霧。
(10月8日)
 虫食いが一気にどんどん進み、竹酢液250倍散を霧吹きで噴霧。
(10月10日)
 大きく虫に食われ、昨日、虫食いの少ないものをどれだけか収穫できただけ。竹酢液の効果はなく、これ以上は収穫不能。評価★☆☆☆☆
 畝の西半分を処分して再度種蒔き。→第3弾の記事に。

<第2弾(接木トマト跡):9月14日種蒔き>
(8月31日)
 接木トマト跡が収穫終了しており、ざっと草叩きしてある。
 今朝、細かな草を畝間も含めてきれいに草叩き。
 夕方、接木トマト跡と概ね同じ土壌改良。畝土を小型ビッチュウで両サイドに退け、刻み藁と牡蠣殻粉末を撒き、大型ビッチュウではつり込み。退けた畝土に石灰窒素、苦土石灰、炭の灰をばら撒き、テンワで台形の畝に整形。
(9月14日)
 昨日、再度細かな草を草叩きしておいた。本日、「固定種:あかね法蓮草」を種蒔き。要領はトウモロコシ第1弾跡に同じ。
 ところで、トウモロコシ第1弾跡の種蒔きをしたとき、今回購入したのは「固定種:次郎丸」1袋だけと勘違いしており、半分残した。ところが、別品種を1袋購入していたことに今日気付き、今回の種蒔きには別品種を適当に使い、残ったのは3分の1ほどとなった。
 できれば、各畝とも2品種で栽培比較するとよかったのだが、後の祭り。
(9月21日)
 例年、虫が這って土が浮き上がっている個所が所々に生じ、今年も種蒔き翌日からけっこうあり。毎日のように小まめに指で土抑え。石灰窒素が効かなかったのか?
 今日現在、発芽率は5割ほどで、これ以上の発芽は望み薄。残り種を不発芽個所に追加種蒔き。ボルトの頭で土をへこませ、種を置き、指で軽く土を寄せて隠す。
(9月29日)
 追加種蒔きしたものが部分的に発芽した。ていねいに草引き。
(10月2日)
 法面の草叩き、法面整形。
(10月6日)
 第1弾のようには虫食いはないが、ついでに竹酢液500倍散を霧吹きで噴霧。
(10月8日)
 第1弾のようには虫食いはないが、ついでに竹酢液250倍散を霧吹きで噴霧。
(10月10日)
 少々虫食いが出てきた。大きそうなものを大量に初収穫し、竹酢液100倍散を噴霧。
(10月14日)
 虫食いはほどんど止まったようである。2回目の収穫後、竹酢液250倍散を噴霧。
(10月25日)
 その後は竹酢液を噴霧していないが、虫食いはほぼ止まっている。順調にだんだん生育し、大きそうなものを混み合っている個所から選る形で、数日に1回程度の収穫。
(11月29日)
 その後も順調に生育し、大きそうなものから順次収穫を続けている。まだまだどれだけも減っていない感じがするほど成育がいい。娘や息子に他の野菜とともに2回目の発送。
(12月20日)
 その後も順次収穫。ここへきて、寒さで生育がストップし、本日最終収穫。細かな葉っぱだけのものがけっこう残っているが、たぶん収穫不能であろう。評価評価★★★☆☆
(12月25日)
 くずっぽいものばかりだが、最終収穫。
(2022年3月25日) 
 草刈機で刈り取り、テンワで叩きながら、法面を削り上げ。

<第3弾:虫食いだらけの第1弾を半分処分し、再度種蒔き10月10日>
(10月10日)
 トウモロコシ第1弾跡(9月6日種蒔き)のホウレンソウが食べ頃になってきたが、虫食いが激しくて食用にならず、畝の西半分を処分し、再度種蒔きすることに。
 テンワで叩いて、虫食いホウレンソウはニンニク畝に乗せる。テンワで少々削り、畝幅を若干広くした。鍬で転圧して真っ平らにし、ホームセンターで買った「次郎丸(トゲ付き)」をばら蒔く。削り落とした土を振り撒いて、再度鍬で転圧。たっぷり水やり。
(10月20日)
 種蒔き4日後には、もう所々で発芽しだし、今日現在、全体にきれいに発芽。
(11月29日)
 少しずつ大きくなってきているが、まだ小さい。
(12月20日)
 寒さで生育はほんの少しずつ。大きそうなものを数株収穫するも、まだ小さかった。
(12月25日)
 明日から冷え込むから、第3弾・第4弾一緒に寒冷紗掛けしておいた。
(2022年3月21日)
 その後の生育はほとんどなく、花芽が出だしたから、大きそうなもの(と言っても小さい)を収穫。評価★☆☆☆☆
(3月25日) 
 草刈機で刈り取り、テンワで叩きながら、法面を削り上げ。

<第4弾:虫食いだらけの第1弾を半分処分し、再度種蒔き10月25日>
(10月25日)
 10月10日種蒔きした、残り半分の箇所に、同様にして再度種蒔き。
(11月29日)
 少しずつ大きくなってきているが、まだまだ小さい。
(12月25日)
 春にならないと収穫できないほど小さいまま。
 明日から冷え込むから、第3弾・第4弾一緒に寒冷紗掛けしておいた。
(2022年3月21日)
 その後の生育はほとんどなく、花芽が出だしたから、大きそうなもの(と言っても小さい)を収穫。評価★☆☆☆☆

<2020-21年>
 昨年同様に4畝とし、1週間毎の時差種蒔き(昨年より1週間早める)とする。3品種栽培比較のため、東側に「日本」、中央に「次郎丸」、西側に「西洋大葉」とする。
 なお、今年初めて土壌のアルカリ化を図るため蛎殻粉末を入れ込むこととした。また、昨年半分に草木灰を入れ込み、どれだけかの効果があったので、今年は全体に木灰を入れ込むこととした。
 第1弾 9月07日種蒔き トウモロコシⅡ跡(9月06日実行)
 第2弾 9月14日種蒔き キュウリⅠ跡  (9月13日実行)
 第3弾 9月20日種蒔き 接木トマト跡  (9月21日実行)
 第4弾 9月27日種蒔き キュウリⅢ跡  (9月27日実行)

<第1弾(9月07日種蒔き予定)トウモロコシⅡ跡>
(8月15日)
 トウモロコシの残骸はニンニク用の畝に退け、テンワで細かな雑草を叩き、スコップで畑起こしもどきをしつつ、蛎殻粉末・木灰を入れ込み。
(9月6日)
 東側に「日本」、中央に「次郎丸」、西側に「西洋大葉」を種蒔き。なお、昨年の残り種(トゲ付きの固定種)が少しあったので、今年購入の種(交配種でトゲなし)に混ぜ込んで使用。
 テンワで畝を少々削りながら平らにし、鍬で転圧し、まっ平らにする。種をばら撒き、偏った箇所は指で散らかす。空白部分に1粒2粒置く。2平方センチ当たり1粒程度とした。テンワで削り落とした土をほぐしながら覆土。再度鍬で転圧。土は程よく湿っており、散水せず。
(9月16、17日)
 種蒔き後、程よく雨があり、芽吹く所は芽吹いた感がするが、「次郎丸」は良好なるも、「日本」と「西洋大葉」はだいぶ歯抜けだ。特に「西洋大葉」がひどい。そこで、歯抜け個所に追加種蒔き。種をばら撒き、釘の頭で押し、指で土を摘まんで隠す。
 細かな草が生えてきているので丁寧に草引き。
(9月23日)
 虫が這って土が浮き上がっている個所が所々にあり、手で押さえて転圧。その箇所は乾いてきているので、ジョウロで水やり。
(9月24日)
 追加種蒔きは「日本」はまずまず発芽したが、「西洋大葉」はほとんど発芽せず。
 法面の草叩き、削り上げ。
(10月2日)
 だいぶ成長してきたが、「西洋大葉」は歯抜けがひどい。
 雑草がけっこう生えてきたので、丁寧に草引き。
(10月4日)
 テンワで法面の草叩き
(10月11日)
 「次郎丸」が一番成育が良く、ほとんど変わらず「日本」。「西洋大葉」は遅れている。前2者のうち食べ頃のものを初収穫。種蒔きから66日。虫食いはわずか。
(10月15日、竹酢液500倍散20、27日、11月3日も)
 2回目の収穫。虫食いが目立つようになり、竹酢液100倍散を噴霧(少々濃いが)
(10月22日)
 3回目の収穫をするも「次郎丸」「日本」どれだけも採れず。生育がストップした感がする。「西洋大葉」は初めから歯抜けで、数株そろそろ食べ頃だが、これは第2弾に合わせて後日収穫する。
 虫食いは竹酢液の効果があったのか、止まったようだ。
(11月1日)
 「西洋大葉」の大きそうなのを収穫するも、数株採れただけ。
(11月15日)
 「次郎丸」「日本」がほんの少々収穫できただけ。評価★☆☆☆☆
(12月14日)
 その後はわずかな収穫。残ったものは黄変したり、生長がストップ。
(2021年1月14日)
 その後の成育はわずかだが、今日を含めて3回ぐらいほんの少しずつ収穫。
(3月29日)
 その後の生育はほとんどなし。とう立ち始めた。ほんの少々収穫し、終了。
(4月3日)
 雑草が少々生えており、草刈機でざっと刈ってから、畝間と法面を削り上げ。

<第2弾(9月14日種蒔き予定)キュウリⅠ跡>
(8月19日)
 16日にキュウリの垣根を壊し、草叩き。今日、キュウリの残骸や枯草を十六豆畝に退け、スコップで畑起こしもどきをしつつ、蛎殻粉末・木灰を入れ込み。
(9月13日)
 東側に「日本」、中央に「次郎丸」、西側に「西洋大葉」を種蒔き。
 なお、細かな雑草がかなり芽吹いており、土が湿っているから、それを削り落とし、北隣の畝に除けてから畝整備。種蒔きの要領は第1弾に同じ。
(9月23日)
 発芽は全体にいい。虫が這って土が浮き上がっている個所が所々にあり、手で押さえて転圧。その箇所は乾いてきているので、ジョウロで水やり。
(9月24日)
 法面の草叩き、削り上げ。
(10月2日)
 だいぶ成長してきた。3品種とも、歯抜けは少なく、調子いい。
 雑草がけっこう生えてきたので、丁寧に草引き。
(10月4日)
 テンワで法面の草叩き
(10月15日、竹酢液500倍散20日、11月3日も)
 「次郎丸」「日本」の初収穫を少々。
 虫食いが目立つようになり、竹酢液100倍散を噴霧(少々濃いが)
(10月22日)
 「次郎丸」「日本」の2回目の収穫を少々。「西洋大葉」はまだ早い。
(11月1日)
 「西洋大葉」はまだ早いが、大きそうなのを収穫するも数株採れただけ。
 「次郎丸」「日本」ともに葉が黄色くなってきた。アルカリ度が不足の模様。
(11月15日)
 「次郎丸」「日本」がほんの少々収穫できただけ。評価★☆☆☆☆
(12月14日)
 その後はわずかな収穫。残ったものは黄変したり、生長がストップ。
(12月27日)
 「西洋大葉」はどれだけか大きくなり、大きそうなものを収穫。
(2021年1月14日)
 その後の成育はわずかだが、今日を含めて3回ぐらいほんの少しずつ収穫。
(3月29日)
 その後の生育はほとんどなし。とう立ち始めた。ほんの少々収穫し、終了。
(4月3日)
 雑草が少々生えており、草刈機でざっと刈ってから、畝間と法面を削り上げ。

<第3弾(9月20日種蒔き予定)接木トマト跡>
(8月30日)
 前作の、まだ実を付けている3株を残して垣根を壊し、処分。雑草を鎌で刈り取り、後作のホウレンソウのため、畑起こしもどきをし、蛎殻粉末と木灰を入れ込む。
(9月21日)
 前日に草叩きし、畝を台形上に粗整形。
 東側に「日本」、中央に「次郎丸」、西側に「西洋大葉」を種蒔き。
 種蒔きの要領は第1弾に同じ。
(9月23日)
 虫が這って土が浮き上がっている個所が所々にあり、足で踏んで転圧。
 雨が期待できそうになく、乾いてきているので、ジョウロで水やり。
(10月3日)
 だいぶ成長してきた。3品種とも、歯抜けは少なく、調子いい。
 細かな雑草がけっこう生えてきたので、丁寧に草引き。
(10月15日、竹酢液500倍散20日、11月3日も)
 第1弾で虫食いが目立つようになり、第3弾も竹酢液100倍散を噴霧(少々濃いが)
(12月7、14日)
 11月15日に「次郎丸」「日本」をほんの少々初収穫したが、その後まずまずの生育で、12月に入って、けっこう収穫できるようになった。評価★★☆☆☆
(12月27日)
 「西洋大葉」はまだ小さいが大きそうなものを収穫。
(2021年1月14日)
 その後の成育はわずかだが、今日を含めて3回ぐらいほんの少しずつ収穫。
(3月29日)
 その後の生育はほとんどなし。とう立ち始めた。ほんの少々収穫し、終了。

<第4弾(9月27日種蒔き予定)キュウリⅢ跡>
(9月20日)
 前作のキュウリ第3弾の垣根壊し。後作のホウレンソウのため、スコップで畑起こしもどきを行ない、蛎殻粉末と木灰入れ込み。
(9月24日)
 雑草はわずかしか生えていないが、生えている個所を草叩き。
(9月27日)
 東側に「日本」、中央に「次郎丸」、西側に「西洋大葉」を種蒔き。
 種蒔きの要領は第1弾に同じ。種をちょうど全部使い果たす。
(10月2日)
 3品種ともきれいに発芽している。
(10月15日、竹酢液500倍散20日、11月3日も)
 第1弾で虫食いが目立つようになり、第4弾も竹酢液100倍散を噴霧(少々濃いが)
(10月16日、11月23日)
 細かな草をていねいに引く。
(12月14日)
 黄変は少なく、望みが持てそうだが、明日から寒くなり、成育はストップするだろう。
(2021年1月14日)
 その後の成育はわずかだが、今日を含めて3回ぐらいほんの少しずつ収穫。
(3月29日)
 その後の生育はなし。とう立ち始めた。ほんの少々収穫し、終了。評価☆☆☆☆☆
(4月3日)
 雑草が少々生えており、草刈機でざっと刈ってから、畝間と法面を削り上げ。

<2019-20年>
 今年は1畝増やして4畝とし、1週間毎の時差種蒔きとする。栽培比較のため、東半分に「日本ほうれんそう」、西半分に「治郎丸ほうれんそう」とする。また、草木灰の効果を試験するため、各品種中央より半分に草木灰を適量撒く。
 第1弾 9月14日種蒔き 接木トマト跡
 第2弾 9月20日種蒔き キュウリⅠ跡
 第3弾 9月27日種蒔き 枝豆Ⅰ跡
 第4弾 10月5日種蒔き キュウリⅢ跡

<第1弾:接木トマト跡>
(9月14日)
 接木トマトは無肥料栽培で生育がとんと悪く、ひどい収穫しかできなかった。8月29日に処分。残骸は切り刻み、畝に置く。雑草を鎌で刈り取ったり、引いたりしておいた。9月12日に枯草や残骸を畝の両サイドに退け、法面に鍬で溝立てし、手で枯草を埋め込み。
 本日、種蒔き。まず、テンワで奇麗な台形に均す。種はイガイガしており、けっこう大きいから、土は転圧せず、そのままの状態で種をばら撒く。
 法尻の土をほぐして覆土し、鍬に足を乗せ、しっかり転圧。もう一度、鍬だけで転圧し直し、真っ平にする。なお、淵は少々盛り上がる形にし、散水した水が流れ出ないように転圧せず。
 土が若干乾き気味ゆえ、ジョウロでたっぷり散水。
 ここまで朝やってから、草木灰を振るのを忘れていて、お昼に草木灰を適量振って、再度全体に水やり。
 草木灰は苦土石灰同様にアルカリ性だから、ホウレンソウの生育に好都合だろう。完全無肥料とはならないが、枯草が十分に土壌に馴染んだ状態と捉えておこう。
 なお、草木灰の効果を見るため、1畝2品種の比較栽培とともに、各品種中央寄り半分だけに草木灰を振り、畝の両サイド各4分の1は草木灰を振らなかった。
(9月16日)
 昨日も今日も水やり。しばらく続けねば。
 毎年のことだが、今年も地表近くを虫が這って土が盛り上がって乾きかけた箇所が所々にけっこうあり、連日、足で踏んで押さえてから水やり。
(9月18日)
 種蒔きして4日連続水やりしたが、5日目の今朝、概ね全体に芽吹きを観測。今朝、最終水やり。
(10月5日)
 発芽率は良く、密植状態だが、成育は非常に順調。
(10月15日)
 部分的に十分な大きさとなったので、大きいものを選んで第1回目の収穫。
(10月20日)
 今日、大きそうなものを2回目の収穫。たった5日後なのに、虫食いが激しくなり、半分はボツだ。なお、第2弾はやったが第1弾は草引きをまったくしてこなかったので、雑草がけっこう生えており、収穫しながらざっと草引き。
 草木灰の効果実験の結果が出た。「日本ほうれんそう」は草木灰なしだと生育が非常に悪い。「治郎丸ほうれんそう」はさほどではないが、草木灰を撒いたほうが若干生育がいい。
(10月27日、11月4日、11月10日、21日)
 虫除けのため、ホウレンソウ4畝とも竹酢液噴霧。なお、11月4日には少し濃いめの竹酢液をホウレンソウ・小松菜栽培の区画全体の畝間にジョウロで撒く。
(11月6日)
 3回目の収穫をするも、多少ましなものさえわずか。虫害が止まってくれ、かつ、新葉が伸びてくれれば何とかなろうが、たぶんダメだろう。
(12月22日)
 その後、どれだけか新葉が伸びてくれ、先日、今日と少しだけ収穫できた。
(2020年1月22日)
 異常な暖冬だが、その後の生長はほとんどなし。少々の収穫。評価★☆☆☆☆
(3月15日)
 2月に少々収穫したが、もうとう立ちし始めた。ほんの少々の収穫で今季終了。
(3月16日)
 草刈機で刈り取り、全部処分。

<第2弾:キュウリⅠ跡>
(9月11日)
 キュウリⅠの畝には7月1日にトウモロコシ第4弾を両サイドに定植したので片付けが遅くなった。トウモロコシも終わり、昨日、垣根を撤去。今日、枯草を畝の両側に退け、畝の法面両側を鍬で溝立てし、枯草を埋め込み。後作のホウレンソウにはどれほども役立たないだろうが、連作する予定の来年のキュウリ第1弾の土壌改良として役立つだろう。
(9月20日)
 本日、種蒔き。要領は第1弾に同じ。ただし、草木灰は再転圧前にばら撒く。
(9月24日)
 きれいな芽吹きを確認。地表近くを虫が這って土が盛り上がった所は芽吹き箇所も含めて足で軽く転圧し、土が乾きすぎないようにした。
(10月5日)
 発芽率はまあまあ良く、適度な密度で、成育は順調。
(10月9日)
 雑草が繁茂しているので、ていねいに草引き。
(10月27日、11月4日、11月10日、21日)
 その後、第1弾と同様に虫害が広がっていった。虫除けのため、ホウレンソウ4畝とも竹酢液噴霧。なお、11月4日には少し濃いめの竹酢液をホウレンソウ・小松菜栽培の区画全体の畝間にジョウロで撒く。
(11月6日)
 第1弾と一緒に2回目の収穫をするも、探せど多少ましなものさえわずか。虫害が止まってくれ、かつ、新葉が伸びてくれれば何とかなろうが、たぶんダメだろう。
(12月22日)
 その後、どれだけか新葉が伸びてくれ、先日、今日と少しだけ収穫できた。
(2020年1月22日)
 異常な暖冬だが、その後の生長はほとんどなし。少々の収穫。評価★☆☆☆☆
(3月15日)
 2月に少々収穫したが、もうとう立ちし始めた。ほんの少々の収穫で今季終了。
(3月16日)
 草刈機で刈り取り、全部処分。

<第3弾:枝豆Ⅰ跡>
(9月27日)
 8月1日に、先日草刈りした枯れた雑草と隣の畝のトウモロコシの残骸の一部を、畝の両サイドに鍬で溝を立て、手で埋め込み。8月27日と9月12日に、びっしり生えた雑草をテンワで叩く。9月26日に、細かな雑草をテンワで叩き、準備完了。
 本日、種蒔き。要領は第1弾に同じ。ただし、草木灰は再転圧前にばら撒く。
(9月30日)
 種蒔き以降、雨を期待したのだが裏切られ連日水やり。3日経っただけだが暑さで今日芽吹きを観測。再度水やり。これで、もう水やり不要であろう。
(10月5日)
 発芽率はけっこう良いが、一部に空白部分があり、種をばら撒き(覆土せず)。
(10月16日)
 追加種蒔きも発芽したようだ。雑草が繁茂しているので、ていねいに草引き。
(10月27日、11月4日、11月10日、21日)
 少し虫害が出だした。虫除けのため、ホウレンソウ4畝とも竹酢液噴霧。なお、11月4日には少し濃いめの竹酢液をホウレンソウ・小松菜栽培の区画全体の畝間にジョウロで撒く。
(11月18日)
 竹酢液の効果はあまり感じられない。虫食いがすすんでいる。
 葉が黄色くなったものが散見され、土が酸性に傾いているのではなかろうか。そこで、雨が降り出したところを見計らって、草木灰を全体に撒いておいた。
(11月24日)
 細かな雑草が繁茂しているので、ていねいに草引き。
(12月22日)
 まずまず大きくなったものをほんの少々だけ収穫できただけ。
(2020年1月2日)
 春収穫に備え、鳥に突かれないよう寒冷紗掛け。
(3月15日)
 暖冬であったが、ほとんど成育せず。もうとう立ち始めた。今日ほんの少々収穫し今季終了。評価☆☆☆☆☆
(3月16日)
 草刈機で刈り取り、全部処分。

<第4弾:キュウリⅢ跡>
(10月5日)
 9月26日に枯草や枯れたキュウリのツルを、畝の法面北側に鍬で溝立てし、手で埋め込み。本日、種蒔き。要領は第1弾に同じ。ただし、草木灰は再転圧前にばら撒く。たっぷり水やり。
(10月27日、11月4日、11月10日、21日)
 虫除けのため、ホウレンソウ4畝とも竹酢液噴霧。なお、11月4日には少し濃いめの竹酢液をホウレンソウ・小松菜栽培の区画全体の畝間にジョウロで撒く。
(11月18日)
 まだ小さいから、虫食いはほとんどない。生育はのろい。第3弾のついでに、第4弾も雨が降り出したところを見計らって、草木灰を全体に撒いておいた。
(11月24日)
 細かな雑草が繁茂しているので、ていねいに草引き。
(12月22日)
 まだまだ小さく収穫不可能な状態。
(2020年1月2日)
 春収穫に備え、鳥に突かれないよう寒冷紗掛け。
(3月15日)
 暖冬であったが、ほとんど成育せず。もうとう立ち始めた。今日ほんの少々収穫し今季終了。評価☆☆☆☆☆
(3月16日)
 草刈機で刈り取り、全部処分。

<2018年度>
 種は固定種にこだわることとし、昨年も使った「野口のタネ」の「日本ほうれん草」を今年も購入した。種の説明書きは次のとおりである。
 「種蒔き:9月から10月、収穫時期:11月~1、2月、酸性土壌を嫌うので播種前にカキ殻石灰を施す。種は一晩浸水し、濡らした布で包み、1割位芽を出させてから蒔く。十分湿った畑にまくと良い。覆土はタネの厚みの2、3倍。発芽まで充分水気を保つ。生育が揃わないので、大きい物から間引き収穫する長期どりが適する。」
 と、あるが、湿らせると固まってしまって蒔きにくい。昨年で懲りたから、そのまま蒔くことにする。
 昨年と概ね同じ時期に種蒔きする。ともにキュウリ跡である。
  第1弾  9月20日 北東区画 北から第2畝(6m) 
  第2弾 10月 5日 北西区画 北から第2畝(7m)
<第1弾>
 前作のキュウリ第1弾跡にホウレンソウ第1弾の作付け
 8月18日キュウリの垣根撤去後に、9月17日、草引きを行った後、細かい草の草叩きしておいた。あらかじめ草引きを行なったのは、秋雨前線の停滞で土が湿りすぎているからである。
 一切の肥料も入れなければ、畝起こしもしていない。ただし、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、20cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行なっておいた。
(9月20日)
 早朝、小雨が降る中、「日本ほうれん草」を種蒔き。鍬で台形に均し、鍬で鎮圧。種をばら蒔き、偏りは指で大雑把に均し、畝の法尻の土をほぐして覆土(種が十分隠れる程度)。覆土に混ざっている細かい草を跳ねだす。雨模様だから鎮圧はせず。
(9月24日)
 所々でかすかに芽吹き。ところで、毎年のことだが、今年も地表近くを虫が這って土が盛り上がって乾きかけた箇所が所々にけっこうあり、手で押さえておいた。
(9月27日)
 十分すぎるほどの湿り気で1週間経ったが、発芽は不十分。そこで、芽吹きがない箇所に追加種蒔き。種を押し込む形で。
(10月4日)
 追加種蒔きして1週間経ったが、芽吹きは芳しくない。細かい草を引く。
 今年も、地表近くを虫が這って土が盛り上がった箇所が所々にけっこうあり、手で軽く押さえておいた。
(10月14日)
 細かな草を丁寧に引く。地表近くを虫が這って土が盛り上がった箇所が乾きかけており、ジョウロでたっぷり水を差し、鎮静させた。
(10月23日)
 歯抜けが多く、また、ネキリムシか何かに株元を食いちぎられる被害が若干あり、いっそう疎らとなったが、まずまず順調に生長中。地表近くを虫が這って土が盛り上がった箇所が乾いてきており、先日も行ったが、その部分にジョウロで散水。
(11月11日)
 ここのところの暖かさでグングン生長し、本日、大きいものを初収穫。
(11月18日)
 後蒔きホウレンソウがか弱いので、第2弾のついでに草木灰散布。
(11月19日)
 朝の雨を期待したのだが雨は降らず。よってジョウロで散水し土に浸み込ませる。
(11月25日)
 本日、やっと第2回目の収穫。
(12月2日)
 3回目の収穫をし、畝の法面の雑草を削り上げる。
(2019年1月30日)
 その後の成長は寒さで進まず、順次外葉が黄変してきた。あまり大きな葉でないが、良さそうな葉を切り取って収穫。評価★★☆☆☆
(2月24日)
 残りを全部収穫するも、小さくて、1回分のおひたし分。
 しだれ梅の幹回りの枯草や草引きをしたものを収穫後の畝に被せておいた。

<第2弾>
(10月3日)
 9月9日に前作のキュウリ第3弾を片付け、第1弾と同様にスコップで畝起こしもどきしておいたつもりだが、やってないかもしれぬ。
 ほぼ1か月経った今日、残骸や枯草を別の畝に移し、手で土均しして細かい草を叩く。その後、テンワで台形に整形。
 前作もそうだが、一切の肥料を使わず、無肥料自然栽培で行く。
(10月4日)
 本日、早朝に「日本ほうれん草」を種蒔き。まず鍬で鎮圧し畝の上面を真っ平にする。残り種を全部使い切ることとし、第1弾の芽吹きが悪かったから、少々密にばら蒔く。畝の法面の土をばら蒔き、草や枯葉(台風で寺から飛んできた)を除去。これでまあまあの覆土ができた。最後に再び鍬で鎮圧。
 雨前に無事終了。ところが予報が変わり、今日明日は曇、その後2日間曇時々雨。ちょうどいいお湿りとなる。
(10月8日)
 第1弾はまばらな芽吹きであったが、第2弾はきれいに揃って芽吹いた。 
(10月14日)
 細かな草を丁寧に引く。地表近くを虫が這って土が盛り上がった箇所が乾きかけており、ジョウロでたっぷり水を差し、鎮静させた。
(10月23日)
 第1弾と違って、ネキリムシか何かに株元を食いちぎられる被害はなく、順調に生長中。地表近くを虫が這って土が盛り上がった箇所が乾いてきており、先日も行ったが、その部分にジョウロで散水。
(11月18日)
 部分的に葉が黄色いので、全体に草木灰散布。黄色い部分はしっかりと。
(11月19日)
 朝の雨を期待したのだが雨は降らず。よってジョウロで散水し土に浸み込ませる。
(12月2日)
 成育はストップしたままの感がする。畝の法面の雑草を削り上げる。
(2019年1月30日)
 その後の成長は寒さで大して進まず、ほんの少量を収穫しただけ。
 順次外葉が黄変してきた。あまり大きな葉でないが、良さそうな葉を切り取って収穫。評価★☆☆☆☆
(2月24日)
 小さなままで、ほう立ち始めたものもあり、食用になるものなし。

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春蒔きホウレンソウの栽培 [ホウレンソウ]

<2022年>
 春蒔きホウレンソウの栽培は2013年が最終で、それ以降は行っていない。収穫時期がエンドウの収穫と重なるからだ。でも、今年は自宅前の畑で夏野菜の空き畝が出る(トウモロコシを須賀前へ移動)から、久しぶりに春蒔きホウレンソウを栽培することとした。
(2月28日)
 寒い2月であったが、昨日から暖かくなり、この陽気はずっと続きそうだ。よって、少々早いかもしれないが、今日、春蒔きホウレンソウの種蒔きをすることに。
 種はホームセンターで小袋(春まき法蓮草:アタリヤ)を買ってきてあるが、量が少なく、秋蒔きの残り(次郎丸:野口のタネ)も使用。少々多かったが全部蒔いた。
 畝は北西区画のトウモロコシ跡で、冬作として大根を栽培した畝。大根の枯葉や大きな雑草を除去した後、テンワで均しながら、細かな草を大雑把に手で除去。
 起こしはせず、鍬で軽く転圧して真っ平らにし、種をばら蒔く。法尻の土をほぐしながら、覆土。細かな草がけっこう混じっているから、覆土を乾かして雑草を枯らすこととした。よって、鍬での再転圧はせず。明日、雨模様だから、このまま放置しておいてよかろう。2時間もしたら覆土が乾いてきた。これで細かな雑草は枯れるだろう。
 ところで、ここ何年か無肥料栽培を続けているが、ホウレンソウはやはり苦土石灰などを投入しないとダメなことが分かり、昨秋は苦土石灰と石灰窒素を投入した。それを失念しており、さてどうしよう、である。石灰窒素は今からでは遅いが、苦土石灰なら上から振りかけておけば、芽吹き直後のホウレンソウに少々きつく当たるであろうが、枯れることはなかろうし、雨ごとに石灰が浸み込んでいくだろうから、何とかなるだろう。ということで、苦土石灰を適量、上から振りかけておいた。
(3月5日、10日、12日)
 3月1日に小雨があったが軽く湿っただけで、今日(5日)はすっかり土が乾いていた。早速ジョウロで散水。その後も適宜水やり。
(3月13日)
 全体にパラパラと発芽。 
(5月10日)
 その後の生育は悪く、4月下旬からほう立ち始め、テンワで削って処分。無収穫に終わる。やはり土壌の酸性化改善は苦土石灰を後から振りかけることでは不可能であった。
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ホウレンソウの有機肥料栽培 [ホウレンソウ]

 ホウレンソウの栽培は簡単だと、高を括っていたのだが、小生が全部やるようになった2014年以降は失敗することが多い。それ以前は、亡きおふくろが年に3回種蒔きし、きれいに生え揃い、多すぎるほど収穫できていた。
 2014年以降、小生が我流でやるようになったら、種の選択が悪かったり、古い種で発芽しなかったり、鳥に突かれて全滅することがあったりと、まともに収穫できたためしがない。
 そこで、施肥として、おふくろは使っていたが、小生は使わなかった石灰窒素も2016年から使うことにした。
 石灰窒素の特性など調べたら次のとおり。(日本石灰窒素工業会)
 ホウレンソウは硝酸態窒素を好んで吸収しますが、アンモニア態窒素も吸収させると葉色が濃く葉肉が厚くなり品質のよい(ビタミンC含量の多い)ものが穫れます。また、ホウレンソウは極めて酸性土壌に弱く養分として石灰を多く吸収します。このようなホウレンソウの性質から、1.窒素がアンモニア態窒素として長効きする、2.酸性土壌の改良効果がある、3.石灰を含有する、と云う石灰窒素の特性とよく合います。
 なお、当地では種蒔き20日前に石灰窒素を振っておくとよいとのことであるが、製造会社のマニュアルでは土に混ぜ込む(適度な湿り気があればこの時期なら1週間で種蒔きできるとのこと)となっている。

 さて、2018年であるが、前作のキュウリ第1弾を無肥料自然農法で栽培し、後作のホウレンソウも同様とした。自然農法で参考としたのは次のものである。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 これについては「ホウレンソウの無肥料栽培」で記録し、このページは従前の主として有機肥料うを使った栽培について記録を残す。

<2017年度>
(8月16日)
 種は固定種にこだわることとし、昨年購入した「野口のタネ」の「日本ほうれん草」残り種を使うことにする。種の説明書きは次のとおりである。
 「種蒔き:9月から10月、収穫時期:11月~1、2月、酸性土壌を嫌うので播種前にカキ殻石灰を施す。種は一晩浸水し、濡らした布で包み、1割位芽を出させてから蒔く。十分湿った畑にまくと良い。覆土はタネの厚みの2、3倍。発芽まで充分水気を保つ。生育が揃わないので、大きい物から間引き収穫する長期どりが適する。」
 昨年と概ね同じ時期に種蒔きする。
  第1弾  9月20日  北東区画 北から第3畝(6m) 
  第2弾 10月 5日  北東区画 北から第1畝(5m)
(9月15日)
 本日、2畝を畝立て。クワで畝を崩して凹状にし、施肥(苦土石灰、石灰窒素、種粕、鶏糞、有機肥料粒を撒く)。なお、第1弾はトマトの残骸の一部と堆肥場の土を入れ、小型ビッチュウではつった後、土を埋め戻し、テンワで整形。第2弾用は後から堆肥場の土を軽く撒く。
<第1弾>
(9月19日)
 昨年は、面倒だから前処理せずに蒔いたが、「一晩浸水」ぐらいはできるから、お昼にそうした。ところで、これでは種がいかにも少ない。第1弾さえ不足するかも。そこで、早速「野口のタネ」に「日本ほうれん草」を注文。
(9月20日:種蒔き:半畝)
 畝の上面をテンワで均したところ、幅が広いので、クワで3列転圧。昨年までは畝全体にばら蒔きしていたのだが、今年は種を2cm弱の間隔でダブルに並べていくことにした。しかし「一晩浸水」した濡れた種では思うようにいかない。2粒かたまったものがけっこうあるし、並びはぐちゃぐちゃだ。
 畝半分ほどで種が尽きた。畝下の土を振るい掛け、クワで再転圧。土は十分に湿っており、今日は曇りだが、発芽促進のためジョウロで適度に水やり。
 明日は晴れるから、また水やりしよう。明後日からは雨模様だから水やり不要となろう。
(9月21日)
 種蒔きして直ぐに、地表近くを虫が這って土が盛り上がって乾いた箇所が所々にけっこうあり、昨日も今日も手で押さえておいた。これはよくあることだが、何だろう。
 ネット検索したら、次のとおり。
 「ネキリムシ類(ガの幼虫)の可能性が高いように思います。ネキリムシ類は、カブトムシの幼虫と同じ形をしていますので、一度土の中を探ってみていただき、カブトムシの幼虫のような虫が出てくれば、間違いなくそれが原因だろうと思います。もし、見つからなければ、他のコオロギのような昆虫が悪さをしている可能性もあります。」
(9月22日)
 種蒔きした部分以外の畝に1週間でもう雑草が芽吹いている。テンワで削り込む。
(9月24日)
 昨日発芽が見られ、今日はあらかた芽吹いた感がする。念のため水やり。ネキリムシが這った跡はジョウロで軽く押さえてたっぷり水やり。
(9月25日:種蒔き:半畝)
 注文しておいた「野口のタネ」の「日本ほうれん草」が届いたので、夕刻前に残り畝に種蒔き。3列植えとせず、全面にばら撒きとした。「一晩浸水」は止め。
 畝が乾いているので最後にたっぷり水やり。明日も天気がいいから朝と昼に水やりせねば。そして、明後日は夜から雨の予報だから朝に水やりしよう。
(9月30日)
 後蒔きが綺麗に発芽。
(10月9日)
 今年は雑草がよく生える。丁寧に草引き。畝の淵にも雑草が多いから、テンワで削り、足で戻し、畝整形。2、3日天気が良く、当分雨が降らないから、畝の法面の土が乾いて雑草は枯れるだろう。
 なお、地表近くを虫が這って土が盛り上がって乾いた箇所が所々にあり、一部で枯れかけていたからジョウロで散水しておいた。
(10月18日)
 順調に生育している。一部に虫食いあり。
(11月9日)
 種蒔きが5日の違いで、半畝は随分と生長遅れしている。虫食いは止まったようだ。
 11月初めに大きそうなものを収穫し、今日、同様に2回目を収穫。
(12月6日)
 大きめのものから順次収穫中。まだまだ半分も収獲していない。評価★★★☆☆
(2月24日)
 7割方収獲済み。第2弾は防鳥ネットを掛けたが、第1弾はそのままでいく。
(3月4日)
 最終収獲。

<第2弾>
(10月4日)
 第2弾用の畝に細かな雑草が生えてきているのでテンワで草叩き。
(10月5日:第2弾種蒔き)
 鍬で畝の上面の土を若干削ってから転圧。「日本ほうれん草」をばら蒔き。法面の土をほぐしながら覆土し、転圧。たっぷり散水。明日明後日は雨だからちょうどいい。
(10月9日)
 ほんのわずかだが、あちこちで芽吹きかけた。
(10月18日)
 芽吹きが部分的であり、だいぶ発芽不良であった。そこで、発芽しなかったスペースに種を3、4粒ずつばら蒔き、木ネジの頭で少し押さえ込む作業を全体に行い、最後に土を薄くばら撒いておいた。今晩から雨になり、窪みに土が流れ込んで種を覆ってくれよう。以前にもこうした作業をやって穴埋めしたが、まずまずうまくいったのを記憶している。
(12月6日)
 第1弾と同様に育っているが、まだ全般に小さく、ごく一部が収獲できる大きさに。
(2月24日)
 鳥害はまだないが、念のため防鳥ネット掛け。
 大きいものから半分ほどを収獲済み。評価★★★☆☆
(3月11日)
 とう立ちし始め、収穫終了が近づいてきた。良品は残りが少なくなってきた。
(3月16日)
 ここのところの高温で一気にとう立ちしだし、今日、良品を収獲し、概ね終了。
(3月18日)
 防鳥ネット外し。
(3月24日)
 とう立っていないものを最終収獲し、処分。
 畝に刻み藁を撒き、残っているホウレンソウとともに、畝にすき込む。

<2016年度の栽培>
(9月4日)
 種は固定種にこだわることとし、「野口のタネ」で「日本法連草」を入手した。これを使うことにする。
 昨年の例からすると、第2、3弾と遅れるごとに生育が悪くなるので、今年は少々時期を早め、かつ2回に分けるだけとする。
  第1弾  9月20日  南区画 1畝(7m) 
  第2弾 10月 5日  北西区 1畝(5m)
<第1弾>
(9月4日)
 8月末に起こして苦土石灰を振り、今日、肥料(鶏糞、種粕、有機肥料粒)を畝に敷き込んだ。そして石灰窒素振っておいた。
(9月5日)
 牛糞を入れ忘れており、また、石灰窒素を土に混ぜ込むため、畝を壊して牛糞を入れ、小型ビッチュウではつり、テンワで再整形。なお、畝間が少々高いので、鍬で削り上げ、再々整形。
(9月25日:種蒔き)
 当初20日に種蒔きを予定したが、メモに25日と誤記入し、5日遅れの種蒔きとなってしまった。
 草が少々生えてきているので、まず草引きを丁寧に行い、テンワで畝の峰を均し、クワで転圧し平らにする。
 種「日本法連草」をばら撒きの形で適当に並べ、畝下の土を振りかけ、手で軽く転圧。土がたっぷり湿っているから水やりなし。
(10月3日)
 芽吹きは5割を切る。特に北の方は全く生えなかった。そこで、昨年の残り種「豊葉ほうれん草むさし」を生えてない箇所に埋め込んでいく。ちょうどぴったり種がなくなった。
(10月9日)
 追加分が全く芽吹かず。種が古いからか、酸性土壌なのか?
 「日本法連草」を生えてない箇所に埋め込んでいく。そして、苦土石灰を少々振り、軽く散水。
(10月16日)
 追加分がけっこう芽吹いた。ていねいに草引き。
(11月12日)
 まずまずの生長ぐあいであり、今年は成功しそうなホウレンソウ栽培である。ただし、第2弾より10日早い種蒔きであったが、生長は第2弾に追いつかれてしまった。日当たりの良し悪しが原因だろうか。
(11月20日)
 大きそうなものを初収穫。5日後に2回目収穫し、娘に送付。
(2月18日)
 その後、さほどかんばしくない成育であったが、ぼつぼつ収穫できた。評価は★☆☆☆☆
 しかし、最近、鳥に突かれるようになり、今日、見てみると、もう収穫不能の状態に食われてしまっていた。
(3月15日、20日)
 15日に良さそうなものを少々収穫、20日に最終収穫。 
 
<第2弾>
(9月5日)
 十六豆第1弾の直ぐ南畝を予定。石灰窒素や鶏糞が土に馴染むよう、早めの畝立てとした。
 空き畝はほぼ平になっており、まず施肥。石灰窒素、苦土石灰、鶏糞、種粕、有機肥料粒、牛糞を撒く。
 土が硬いから、小型ビッチュウで細かくはつり、肥料を混ぜ込む。最後に、テンワで粗整形。
 十六豆を撤去後に、その畝から土を少々削り上げ、整形の予定。
(10月3日)
 雑草を引いた後、十六豆撤去後の畝から土を大きく削り取り、土盛りして整形。
(10月5日:種蒔き)
 第1弾と同様に措置し、種蒔き。
(10月9日)
 ほんのわずかな芽吹き。第1弾同様に苦土石灰を少々振り、軽く散水。
(10月13日)
 まずまずの芽吹き。これでよかろう。
(10月16日)
 ていねいに草引き。
(11月12日)
 第1弾に10日遅れの種蒔きであったが、生長が追いついてしまった。日当たりの良し悪しが原因だろうか。間もなく部分的に収穫できるまでになった。
 今年は成功しそうなホウレンソウ栽培である。
(11月20日)
 大きそうなものを初収穫。5日後に2回目収穫し、娘に送付。
(2月18日)
 その後、さほどかんばしくない成育であったが、まあまあ収穫できた。評価は★★☆☆☆
 しかし、最近、鳥に突かれるようになり、今日、見てみると、かなりかなり収穫不能の状態に近い。やっと1食分(2人)が収穫できただけ。 
(3月15日、20日)
 15日に良さそうなものを少々収穫、20日に最終収穫。

<2015年度の栽培>
(9月15日)
 今年は失敗しないよう、次のとおり15日間隔で種蒔きを計画した。いずれも自宅前の畑。なお、3月蒔きは収穫がエンドウと重なるので2014年から止めにした。
  第1弾  9月25日  西区画 1畝(5m) 種:豊葉ほうれん草むさし
  第2弾 10月10日  南区画 半畝(4m) 種:豊葉ほうれん草むさし
  第3弾 10月25日  南区画 1畝(7m)  種:ソロモン
(2016年4月1日挿入追記:今季の結果概要) 
 ほぼ予定通り種蒔きを行ったが、惨憺たる結果となった。
 第1弾は、発芽率2割程度でどれだけも収穫できなかった。評価★☆☆☆☆
 第2弾は、発芽は良かったが、12月に生育が止まり、小さなものしか収穫できず、1月になったら葉が黄変してしまい、ほとんど収穫できず。「豊葉ほうれん草むさし」は冬越しに向かない。評価★☆☆☆☆
 第3弾は「ソロモン」で寒さに強いようで、1月に葉は黄変せず、3月になって大きくになってくるも葉が黄変し、また、花芽が出て、ほとんど収穫できず。評価★☆☆☆☆

<第1弾の栽培>
(9月13日)
 西区画3畝の中央の1畝(5m)(夏野菜作付けなし)の雑草を鎌で綺麗に刈り取る。
(9月15日)
 鍬で畝の峰に窪みをつけ、苦土石灰を振り、施肥(鶏糞、種粕、有機肥料粒、貝殻粉砕粒、化成)し、埋め戻し。
 次に、牛糞をばら撒き、土の固まりを指でほぐしながら、牛糞を混ぜ込む。これで、下ごしらえ終了。
(9月19日)
 昨年の残り種はなく、JA売店に行ったら種の種類が多すぎて迷う。“葉肉が厚い”のキャッチコピーに釣られて「豊葉ほうれん草むさし」を購入。秋蒔きで“霜に当たると一層おいしくなる”とのこと。
(9月27日)
 25日に種蒔きを予定したが、雨で2日遅れの今日(27日)種蒔き。
 細かい草が生えているので、テンワ(手鍬)で軽く削りながら台形に整形。次に鍬で押さえ平にする。
 種を約3センチ間隔になるようばら撒く。
 覆土を1センチせよと種袋に書いてあったが、5mm程度か。
 最後に、再び鍬で土押さえ。
 しばらく晴が続くが、十分に湿っているから芽吹くだろう。
 念のため、28、29日に水やり。
(10月6日)
 発芽率が悪く、2割程度か。北の方が乾き気味だから、水やりしておいた。
(10月10日)
 細かい雑草を手で叩く。
(10月25日)
 11日以降雨なしで2度ほど水やりした。まずまずの大きさになってきた。
(12月1日)
 11月中頃に第1回収穫、12月1日に第2回収穫。残りはまだ小さくて当分収穫できない。
(12月下旬)
 第2弾が収穫できるようになり、第1弾は収穫放棄。

<第2弾の栽培>
(9月15日)
 南区画の十六豆の跡(半畝)の雑草をテンワ(手鍬)で叩く。大した生えようではなく、簡単に終わる。
 苦土石灰を振り、施肥(鶏糞、種粕、有機肥料粒、化成の混合と牛糞)し、ビッチュウで2回周りはつり込む。
(10月10日)
 本日種蒔き。細かい草をテンワ(手鍬)で叩きながら畝の整形。鍬で転圧し、蒔き位置をフラットに。
 2cm間隔を目途に適当に種をばら蒔く。
 畝下の土をほぐしながら十分に掛け、再度鍬で転圧。
 念のため、水やり。
 3時間後に見てみると、綺麗なフラット状の畝に、もう虫が這った跡がけっこうあった。手で転圧。
(10月25日)
 11日以降雨なしで毎日のように水やりしている。ほぼ綺麗に発芽しており、もう水やりは必要なかろう。
(11月3日)
 菊菜と同じ畝だが、菊菜の場所には雑草がやたらと生えるが、ホウレンソウの場所は少ない。今日、伸びたスギナとともに細かな草の草引きをした。
(12月中下旬)
 小さな状態だが、大きそうなものを2回収穫。
(1月11日)
 暖冬だが、外へ伸びた葉が少々黄変し、食用にならず。中のほうの葉のみ収穫。よって、小さなものになってしまう。
(3月6日)
 本日、小型ビッチュウで叩いて処分し、夏野菜畝を作る。
 作付け失敗、といったところだ。
 
<第3弾の栽培>
(10月12日)
 南区画のキュウリ跡の雑草をテンワ(手鍬)で叩き、雑草や枯草を取り除く。
 畝作りのやり方を気まぐれ的に変えた。まず苦土石灰を振り、鍬で峰の土を両サイドに軽く除けて牛糞をばら撒き、再び鍬でもう少し土を除けてから施肥(鶏糞、種粕、有機肥料粒、化成、貝殻粉末粒、水酸化鉄の混合)し、鍬で土を戻す。これで、牛糞は上部の土にどれだけか混ざりこみ、混合肥料は下に納まる。
 25日に畝を整形して種蒔き予定。
(10月22日)
 草木灰を畝にばら撒く。
(10月25日)
 朝、草木灰を混ぜ込むためテンワで掻き均す。カラカラに乾いているのでジョウロで水を打つ。
 昼過ぎ、鍬で転圧しフラットにする。種(ソロモン)を適当にばら蒔いていく。少し残ったので疎らな所に蒔き込み、種袋を空にする。
 畝下の土をほぐしながら十分に掛け、再度鍬で転圧。
 たっぷり水やり。2時間後にもたっぷり水やり。
(1月11日)
 暖冬のせいか、少しずつ生長し、イキイキ元気である。
 小さな状態だが、大きそうなのを第1回収穫。
(3月7日)
 小さな状態だが、大きそうなのを第2回収穫。
 真冬の冷え込みで葉が黄変している。加えて、まだ大きくもならない。
(3月25日)
 暖かくなったが生長せず、所々で花芽が出だした。小さな状態だが、大きそうなのを収穫。
(4月1日)
 苦労して小さな状態のものを収穫し、これでもって終了。小型ビッチュウで全部叩く。 
 作付け失敗、といったところだ。

<2014年度の栽培>
(9月23日)
 ホウレンソウは冬野菜として欠かせないものであり、2010-11年までは、おふくろが3回ぐらい時差蒔きして育てていた。しかし、2011年10月に体調を崩してからは、順次、小生が受け持つようになり、2012年からは、全部、小生が行なうこととなった。
 おふくろは、1回に大量作付けしていたから、毎回食べきれず、また、途切れたりした。そこで、2012年からは、半畝や1/3畝を何回にも分けて、早くから遅くまで収穫できるように作付けすることにした。
 そうしたところ、早すぎるものは失敗するし、冬越しさせるものも失敗が多い。ホウレンソウの栽培なんて簡単なものと高をくくっていたら、大間違いであった。
 その最大の原因は、たぶん種の選択を誤ったからだろう。残り種がいろいろあったし、適当に種を買い、蒔く時期に配慮しなかった。
 そこで、今年は欲を出さず、時差蒔き回数を減らし、また、管理しやすい自宅前の畑だけでの栽培にすることにし、2014-15年の種蒔き日を次のとおり予定した。
  第1弾  9月25日  自宅前 1畝
  第2弾 10月10日<15日に変更>自宅前 1畝
  第3弾 10月30日  自宅前 1畝(種:ソロモン)
  ※3月蒔きは、収穫がエンドウと重なるので止めにする。
(2015年4月8日挿入追記:今季の反省) 
 予定通り種蒔きを行ったが、惨憺たる結果となった。
 第1弾は種が古くてほとんど芽吹かなかったし、芽吹いたものは1回分のおひたしぐらいは可能であろうと思っていたが、もう少ししたら収穫可能となったところで、鳥に葉先を突かれて無収穫に終ってしまった。
 第3弾は時期が遅すぎ、この時期に種を蒔くのであれば、種の選択が重要であることを4月の収穫で思い知らされた。
 また、第2弾も予定より種蒔きが5日遅れたがために寒くなる前の成長がいかほどでもなく、12月に収穫はできなかった。これは、選択した場所があまり日当たりが良くないことも影響していよう。
 加えて、3月半ばには鳥の大群がやってきて、第2弾、第3弾ともに幼葉の先がほとんど食われてしまって、これではいかんと思い、防鳥ネット掛けしたものの、今日(4月8日)見てみると、たしかに成長はしたものの、ヒョロヒョロッと伸びて花芽ができているものもある。これでは、たとえ鳥害がなかったとしても、ダメであったことだろう。
 実に惨めな思いをさせられた、今季のホウレンソウ栽培である。

<第1弾の栽培>
 予定の日が近づいたところで、天気予報は9月24日夜から雨で25日も時々雨の予報。そこで、明日24日の朝、種蒔きすることにした。そうすれば、あらかじめ種を水に浸しておいたり、あとで水や利したりといった手間が省けようというもの。
(9月24日)
 本日、種蒔き。十六豆第1弾の跡を利用。使用した種は、「やわらかホウレンソウ」(期限は25年9月)。
 畝を削り、パラパラ生えている雑草と枯草を除去。鍬で軽く峰を削る。苦土石灰、有機肥料粒、鶏糞を撒き、埋め戻す。
 鍬で土を均し、台形のベッドを作り、鍬で平に押さえる。
 種を2、3センチ間隔でばら撒き。
 覆土を1センチせよと種袋に書いてあったが、そこは適当。
 最後に、再び鍬で土押さえ。
 今晩から雨だから、一斉に芽吹くだろう。
(10月4日)
 芽吹きは1割にも満たない。一昨年買った種だから期限は25年9月となっているが、もっと芽吹いてよかろう。
 そこで、今朝、再度種蒔きし、土を掛け、たっぷり散水。明日辺りから台風の影響で雨となろうから、芽吹いてほしものだ。
(10月12日)
 全然芽吹かず。弱ったものだ。昨日たっぷり水やり。そして、残り種を水に漬けておいた。
 今朝、小雨が降り出したので、畝にばら蒔く。しかし、雨は上がり、午後4時に水やり。
(10月18日)
 その後、西の方は少々芽吹きが見られるが、全体に新たな芽吹きはほとんど見られない。
(10月30日)
 芽吹いたホウレンソウであっても育ちが悪い。第2弾に追いつかれるかもしれない。
(11月2日)
 草引き。
(翌3月1日)
 いまだ収穫できる大きさに至らず。
(3月20日)
 数少ない芽吹きしたホウレンソウが鳥に突かれ、収穫不能に。
(3月23日)
 ヤーコンの苗床にするため全部叩いて処分。

<第2弾の栽培>
(10月11日)
 第1弾の発芽不足がため、種蒔きは15日に変更。
 今日は、畝づくりを行った。十六豆第2弾の跡地。
 テンワ(手鍬)で草を削り落とし、鍬で畝の峰の土を退けて窪みを作る。苦土石灰、有機肥料粒、鶏糞をばら撒く。テンワで土を戻し、平たい畝が完成。なお、ブイ(ブユ)の襲撃に遭い、まぶたを負傷。
(10月15日)
 本日、種蒔き。ソロモンを使う。当初、1畝を目論んだが、畝が長い上に、11日同様にブイ(ブユ)の襲撃に遭い、半畝に止める。
(10月24日)
 きれいに芽吹いているのを確認。
(11月2日)
 草引き。
(翌3月1日)
 いまだ収穫できる大きさに至らず。
(3月16日)
 少し大きくなったが、今日、鳥の大群がやってきていて、葉っぱの先を食われている。今日現在は大したことないが、度々来られては無収穫となろう。
(3月20日)
 全ての葉っぱの先っちょが鳥に突かれてしまった。残念無念。
(3月22日)
 本日、防鳥ネット掛け。エンドウに使っていたものを流用。芯の部分は突かれていないので、これから伸びる葉が食べられるようになるかも。
(4月8日)
 今日見てみると、ヒョロヒョロッと伸びて花芽ができているものもある。第3弾も同様な状況。そこで、良さそうなものを探して、やっと1回分のおひたしにできる分を収穫。惨めな思い。
 なお、防鳥ネットは今日外した。
 
<第3弾の栽培>
(10月30日)
 予定通り、本日、第3弾を種蒔き。ソロモンを使う。第2弾の残り半畝とした。
(3月1日)
 いまだ収穫できる大きさに至らず。第2弾より幾分小さい。
(3月16日)
 少し大きくなったが、今日、鳥の大群がやってきていて、葉っぱの先を食われている。今日現在は大したことないが、度々来られては無収穫となろう。
(3月20日)
 全ての葉っぱの先っちょが鳥に突かれてしまった。残念無念。
(3月22日)
 本日、防鳥ネット掛け。エンドウに使っていたものを流用。芯の部分は突かれていないので、これから伸びる葉が食べられるようになるかも。

<2013年度のホウレンソウ栽培>
 第1弾  9月12日  自宅前 1/3畝 失敗
 (早すぎて病気を拾い、1回収穫できただけ) 
 第2弾  9月25日  自宅前 1/3畝 成功
 (10月末に虫食いが出だし、11月に虫食いが進んだ。11月18日に大きそうなものから収穫開始。使った種「新日本」はヒョロヒョロしている。あまり望ましくない種だ。)
 第3弾 10月10日  自宅前 1/3畝 成功
 (12月末から収穫できる状態になった。2月末に収穫を終わったが、「新日本」は葉枯れが目立つ。)
 第4弾 10月23日  須賀前 1/2畝 失敗
 (第3弾とダブり。1月5日に小さなものを収穫したが、3月初めには全体が葉が黄色くなり、収穫をあきらめる。)
 [臨時] 10月29日  自宅前  1畝  成功
 (3年前に期限が来ている残り種「ソロモン」を発見。第1弾の後に種蒔き。3月上旬に食べ頃となり、十分な大きさとなった3月18日に初収穫。その後、順次収穫。)
 第5弾 11月06日  須賀前 1/2畝 大失敗
 (3月になって大きくなってくるも、全部の葉が黄色くなり、収穫をあきらめる。)
 第6弾  3月09日  須賀前 1/3畝 成功
 (4月25日に収穫を始めるも、エンドウと重なり、食べきれず。
<自宅前作付けの施肥の方法>
 おふくろが化成1:種粕3の混合を発芽後にばら撒くであろうから、粗起こしした畝に、苦土石灰をたっぷり、牛糞と有機肥料粒を少々撒き、軽くはつって台形の畝立て。1畝全部をあらかじめ下準備した。おふくろの施肥は、気紛れ的であった。
<須賀前作付けの施肥の方法>
 ここ2、3年は、畝の下に水酸化鉄(使い捨てカイロから取り出したもの)を撒いていたが、在庫が無くなり、今期は使用せず。おふくろがこの畑には出かけなくなったので、化成肥料は使わないことにし、粗起こしした畝に、苦土石灰、牛糞、鶏糞、有機肥料粒、種粕を適当量撒き、軽くはつって台形の畝立てをし、1畝全部をあらかじめ下準備した。なお、第6弾は、ニンジンの畝を一部使用。

<2012年度のホウレンソウの栽培>
  第1弾  8月30日 1/3畝 早過ぎて失敗
  第2弾 10月 2日  半畝 成功
  第3弾 10月20日  半畝 成功  
  第4弾 11月16日  半畝 遅過ぎて失敗(鳥害)
  第5弾  3月15日  半畝 まずまず成功
 (第6弾  3月末予定 半畝 中止)
 その反省であるが、第1弾は、北隣の畑の専業農家の方から“ホウレンソウはちょっと早過ぎる”とご教示いただいたとおりで、芽吹きが悪かったり、芽吹いてもとろけてしまうものがあって、2回にわたって追加の種蒔きをしたが、やはり暑過ぎたのだろう、ほとんど収穫できなかった。
 第2弾と第3弾は順調に成育し、成功するも、ダブってしまった。
 第4弾は遅過ぎて、春になってから生育し始めたものの、激しく鳥害に遭い、大半の葉っぱを齧られてダメになった。ただし、春蒔き用の種のものは生長が遅れていて何を逃れたが、第5弾と一緒の成育となってしまった。
 第5弾は、なかなか生長せず、4月末からやっと収穫できたが、5月20日頃から暑さで葉が黄変し、短期間しか収穫できなかった。

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2015.4.8 ホウレンソウ栽培に大失敗し、反省することしきり [ホウレンソウ]

 ホウレンソウは冬野菜として欠かせないものであり、2010-11年までは、おふくろが3回ぐらい時差蒔きして育てていた。しかし、2011年10月に体調を崩してからは、順次、小生が受け持つようになり、2012年からは、全部、小生が行なうこととなった。
 そこで、2012年からは、半畝や1/3畝程度で何回にも分けて、早くから遅くまで収穫できるように種蒔きをした。
 そうしたところ、早すぎるものは失敗するし、冬越しさせるものも失敗が多い。ホウレンソウの栽培なんて簡単なものと高をくくっていたら、大間違いであった。
 その最大の原因は、たぶん種の選択を誤ったからだろう。残り種がいろいろあったし、適当に種を買い、蒔く時期に配慮しなかった。
 その反省を踏まえて、2014-15年産ホウレンソウの種蒔きを自宅前の畑で次のとおり行った。
  第1弾  9月25日  自宅前 1畝
  第2弾 10月10日<15日に変更>自宅前 半畝
  第3弾 10月30日  自宅前 半畝
 ところが、第1弾は種が古くてほとんど芽吹かなかったし、芽吹いたものは1回分のおひたしぐらいは可能であろうと思っていたが、もう少ししたら収穫可能となったところで、鳥に葉先を突かれて無収穫に終ってしまった。
 第3弾は時期が遅すぎ、この時期に種を蒔くのであれば、種の選択が重要であることを、今日(4月8日)の収穫で思い知らされた。
 また、第2弾も予定より種蒔きが5日遅れたがために寒くなる前の成長がいかほどでもなく、12月に収穫はできなかった。これは、選択した場所があまり日当たりが良くないことも影響していよう。
 加えて、3月半ばには鳥の大群がやってきて、第2弾、第3弾ともに幼葉の先がほとんど食われてしまって、これではいかんと思い、防鳥ネット掛けしたものの、今日(4月8日)見てみると、たしかに成長はしたものの、ヒョロヒョロッと伸びて花芽ができているものもあるではないか。これでは、たとえ鳥害がなかったとしても、ダメであったことだろう。
 なお、できそこないのホウレンソウではあるが、1回分のおひたしにできる分の良さそうなものを探して、さきほど収穫してきたところ。これが食すに耐えられるのであれば、まだ何回か収穫可能だが、期待薄であろう。
 実に惨めな思いをさせられた、今季のホウレンソウ栽培である。
 2015-16年産は、かかる失敗をしないよう、場所、時期、種の選択に十分な留意をせねばならない。
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2013.10.23 ホウレンソウ第4~6弾の栽培 [ホウレンソウ]

 昨期のホウレンソウの種蒔きは次のとおり計画し、その結果も示す。
  第1弾  8月30日  1/3畝 →早過ぎて失敗
  第2弾 10月初め  半畝  →10月2日、成功
  飛び入り(自宅前におふくろが1畝)10月20日、成功  
  第3弾 11月中旬  半畝  →11月16日、遅過ぎて失敗
                      3月に鳥害に遭い、大半の葉を食われる
  第4弾  3月初め  半畝  →3月15日、まずまず成功

 これを踏まえて、今期のホウレンソウの種蒔きは次のとおり計画。
(自宅前畑)
  第1弾  9月10日頃  自宅前 1/3畝 → 9月12日実行
                 (早過ぎて病気を広い、1回収穫できただけ)
  第2弾  9月25日頃  自宅前 1/3畝 → 9月25日実行
  第3弾 10月10日頃  自宅前 1/3畝 →10月10日実行
(須賀前畑)
  第4弾 10月25日頃  須賀前 1/2畝 →10月23日実行(失敗)
  第5弾 11月05日頃  須賀前 1/2畝 →11月06日実行(大失敗)
  第6弾  3月初め    須賀前 1/3畝 → 3月09日実行

このページでは、須賀前の畑について記す。

<第4弾:10月23日種蒔き>
 ゴーヤの跡に、ネギの種蒔き用に作った半畝であるが、種蒔き時期に雨が降らず、ネギは自宅前の畑で種蒔きしたので、これを使うことにした。
 既に、苦土石灰、鶏糞、有機肥料ペレット、種粕を適当量すき込んであり、畝を台形に整形し直して種蒔き。
 先ずは、蒔き位置を鍬で押さえて平らにし、種(新日本=在来種:野口のタネ)を適当にパラパラと蒔いた後、畝下の土をほぐしながら掛け、最後に再び鍬で軽く押さえて終了。
 土は十分に湿っており、午後から雨の予報で3、4日雨が続くから、水やりはせず。なお、予定より2日早くしたのは、ここ当分は雨が続くから。
 なお、すき込んである肥料は少々不足ぎみであるから、後日、鶏糞でも追肥する必要があろう。
(11月6日追記)
 鶏糞を追肥。
(11月24日追記)
 少しは大きくなったが、年内に収穫できるかどうか。
 草木灰をしっかり撒いてやった。そしたら、葉っぱに付着しすぎ、これでは良くないかと思い、たまたまジョウロで水を持っていっていたから、これでもって洗い流しておいた。
(1月5日追記)
 まだ小さいが、大きそうな株を本日初収穫。自宅前の第3弾に先行して収穫。
(3月2日追記)
 真冬の冷え込みで、葉が黄色くなったものが多い。本日、2回目の収穫。
(3月9日追記)
 大半が黄色くなって、もうダメ。良さそうなものを収穫し、終了。
(3月16日追記)
 テンワ(手鍬)で全部を叩き、処分。収穫できたのは1割程度。

<第5弾:11月6日種蒔き>
 ゴーヤの跡に、苦土石灰(少し多め)、鶏糞、有機肥料ペレット、牛糞を適当量を撒き、小型ビッチュウではつる。テンワ(手鍬)で均した後、両サイドを少々鍬で土上げし、畝を台形に整形し直して種蒔き。
 先ずは、蒔き位置を鍬で押さえて平らにし、種2種類(北側:新日本=野口のタネ、南側:22年期限の残り種:ソロモン)を適当にパラパラと蒔いた後、畝下の土をほぐしながら掛け、最後に再び鍬で軽く押さえて終了。
 土は十分に湿っており、明日は雨模様であり、水やりはせず。
(11月24日追記)
 順調に芽吹いており、草木灰を少々かけておいた。葉っぱへの付着はほとんどないが、第4弾同様に水かけ。
(3月9日追記)
 だいぶ大きくなったが、新日本=野口のタネは第4弾と同様に、葉が黄色くなったものが多く、収穫はできそうにない。
 ソロモンは一部黄色いが青々としており、まだ小さいので、大きくなってから収穫する。
(3月16日追記)
 ソロモンもどんどん黄色くなり、自宅前の臨時種まきしたものが食べ頃になったので、第5弾は全く収穫することなく、テンワ(手鍬)で叩いて全部処分。 

<第6弾:翌3月9日種蒔き>
 ニンジンとの共通の畝を使用。大雑把な畝立てと肥料の敷き込みは1週間前に終えている。
 北1/3畝をホウレンソウ用とし、酸化鉄(使い捨てカイロから取り出したもの)を撒き、軽くはつってからクワで畝を整形。
 蒔き位置を鍬で押さえて平らにし、種(前年の残り種:スプリングほうれんそう)を適当にパラパラと蒔いた後、畝下の土をほぐしながら掛け、最後に再び鍬で軽く押さえて終了。水やりはせず。
(3月16日追記)
 種蒔き後に雨もあり、今日見たところ十分に土が湿っていたが、念のため水やりしておいた。
(4月25日追記)
 順調に育ち、本日、少々小さ目だが初収穫。きれいでうまそうなホウレンソウだ。エンドウと同時並行で収穫せねばならぬ。
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