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エンドウの種取り [エンドウ]

 毎年栽培している絹サヤエンドウであるが、種を自家採取し続けている。近年、野菜の種は交配種のF1(次世代F2がうまく育たない)が多いのだが、うちでは数少ない固定種が、この絹サヤエンドウである。この種を大事にして長く繋いで行きたいと思っている。
 毎年、絹さやエンドウは須賀前の畑で栽培し、畝の端のほうを種取り用のエンドウとしていた。何十年、いや100年になるかもしれない、自家採取の種でのエンドウ栽培。
 ところが、2018年秋から北隣の畑を借りて各種野菜を栽培される方が、市販の種でエンドウを栽培されることとなった。
 うちが栽培するエンドウ畝と至近距離に予定されており、これじゃあ、交配してしまって種取りできない。よって、自宅前の畑で種取り専用のエンドウを栽培することとした。→自宅前の畑で栽培した種取り用のエンドウから種を収穫
 しかし、お隣さんは翌年は近くでエンドウ栽培されず、自宅前での栽培は不要となり、その後は面倒なこともあって、多少交配してもやむなしと横着に構え、須賀前の畑の南端で例年どおり種取りすることにした。

 このページでは須賀前の収穫用エンドウからの種取りについて記す。
<2022年>
(4月28日)
 今年は、隣の畑の方がエンドウを遠く離れた所で栽培されるだけであったから、ここで種取りしても大丈夫だ。畝の南端は種取り用にし、千切らずにきたが、実がポンポンに膨らみ始め、鳥に突かれないよう、きめの細かい防鳥ネットでしっかり覆っておいた。
(5月25日)
 もう十分にからからに枯れたから、種を収穫。なお、南端以外の千切り忘れも少々収穫。鳥に突かれたものが若干あったが、ほとんど無被害であった。
(6月5日)
 種取り用の分で概ね十分な種取りができたが、今日、垣根壊しをするときに、千切り忘れや収穫終了後に実が膨らんだカラカラに乾いた実を千切り取って予備の種とする。
(6月11日)
 最初に収穫した種は十分に乾燥しているので、今朝、サヤから種を取り出し、紙袋に収納。チャック付きポリ袋に入れ、ブリキの種箱に入れて冷蔵庫保管。
 垣根壊しのときに収穫した種は、サヤ付きのままで良品だけ残し、後日、須賀前の隣の畑の方に差し上げることとする。

<2021年>
 今年は、隣の畑の方が別品種のエンドウを直ぐ近くで栽培されたから交配の恐れあり、種取りせず。自宅前の畑で種取り専用エンドウを栽培することを失念し、来季の種は昨年収穫の種を使うこととする。

<2020年>
 昨年の晩秋に、隣の畑の方がここではエンドウは栽培しないとのことであったから、自宅前の畑での種取り専用エンドウはしないことにした。しかし、距離はだいぶ離れているも、エンドウを栽培され、これでは交配の恐れが若干あるが、やむを得ない。
(5月4日)
 今収穫のピークである。今年はまだ鳥に突かれる気配はないが、北端1mほどに鳥害防止ネットを二、三重に掛け、ここは生り始めから収穫せずにいる。大きく膨らんださやが鈴生りになっており、十分過ぎる種が取れよう。
 なお、2016年は、ネット掛けした所に大きな隙間ができてしまい、そこから鳥が入り込み、ほとんど全部が食われてしまった。それ以降、ネットに隙間ができないよう、しっかりネット張りしている。
(5月29日)
 種取り用の株は他より早く枯れる。完全に枯れ切っており、今日、垣根壊しをするとともにサヤを収穫。ものすごい量の種が取れた。
 なお、ちぎり忘れで種になったサヤが畝の所々にあり、これも収穫。昨年に引き続き、今年も鳥に全く突かれていない。
(5月31日)
 2日間天日に干し、今日、サヤから種を取り出す。量が多いから、良品の種のみ取り出す。少しでも悪いものや少しでも小さい種は捨て、2割ほどは処分した。
 当分の間、日陰干しし、その後、紙袋に入れて冷蔵庫保管する。
(6月21日)
 昨日鹿児島へ種を送付、今日隣地畑の方に種を進呈。残り(大量)を冷蔵庫保管。

<2019年>
(5月30日)
 自宅前の畑で種取り専用のエンドウの生りは思ったより少なく、種が不足するかもしれないので、須賀前の収穫用エンドウのちぎり忘れを残しておいた。こうしたエンドウはたいてい鳥に突かれてほとんどなくなってしまうのだが、今年は全く突かれていない。不思議な現象である。
 そこで、今日、完全に枯れたエンドウの垣根壊しをするときに、枯れたエンドウの実を収穫した。随分とあり、これは一部他品種と交配しているだろうが、予備として使うことにした。
(6月9日)
 梅雨入り前に天日に何日か干し、今日、サヤはずし。 

<2018年>
(4月29日)
 今収穫のピークである。昨年11月の低温で晩秋に芽吹いたものがわずかしかなく、不作であるが、北の端は晩秋芽吹きの良品であり、今日、50cm幅分だけ鳥害防止ネットをかけた。ここは数日前から収穫しないことにしており、これで十分に種が取れよう。
(5月2日)
 ほんのわずかな隙間から鳥(スズメか?)が入り込み、膨らんだ実が数個食べられていた。あちこちビニール紐で入り口を塞ぐ。
(5月6日)
 結わい付けたビニール紐が数本落ちていた。どうして? ネットの中を覗いてみると、ポンポンに膨らんでいたエンドウが鞘だけになっている。鳥がビニール紐を引っ張って外し、中へ入り込んで実を突いてしまったのだ。簡単に外せるような結わい方をしておいたのが敗着であった。
 そこで、絶対に鳥が入れないようにネットを張り直し。もう2株分を種取り用に増やし、ビニール紐で何箇所もしっかりと結わい付け、下部は鍬で土寄せ。これに1時間ほどかかってしまった。
 なお、ネットですっぽり覆えるよう、エンドウの上部を曲げておいた。

DSCN0558.JPG
 
(6月3日)
 ネットを外し、からからに乾いている種(さや)を収穫。少々不足気味なので、ネットを張ってない個所でからからに乾いている種(さや)をどれだけか収穫。
(6月8日)
 今日、垣根壊しをし、10個弱の乾いている種(さや)を収穫。
 エンドウの残骸は、東隣の予備畝の西法面を鍬で溝立てし、手で埋め込む。そのあと、2つの畝の草たたき。次作はタマネギ2畝の予定。
(6月10日)
 鞘から種の取り出し。8日に収穫した鞘はまだ湿り気があり、もうしばらく乾かさねばならない。ざっと数えたら800個の種。必要量の倍ある。

<2017年>
(5月7日)
 今収穫のピークである。今年はまだ鳥に突かれる気配はないが、南の端1m弱に鳥害防止ネットをかけ、ここは今後収穫しないことにした。これで十分過ぎる種が取れよう。
 なお、昨年、一昨年と所々で、やたらと細長い絹サヤエンドウがあって気になっていたが、今年は全くそうしたものがなく、ほっとしている。
 ところで、昨年は、ネット掛けした所に鳥が入り込み、ほとんど全部が食われてしまい、種がカツカツであったから、今年はネットに隙間がないか、点検管理せねばならぬ。
(5月31日)
 ここのところちぎり忘れのエンドウをスズメそしてハトが突きに来ている。ネット掛けした所に鳥が入り込まないよう、ネットの点検を怠らないようにしてきた。
 種取りに残した株は完全に枯れ枯れ状態で、鳥害防止ネットを外し、種を収穫。たっぷり取れた。ついでに垣根壊し。
(6月19日)
 その後、陰干ししたり直射日光に当てたりし、本日、種を取り出し、選別。小さな種など3分の1程度を捨て、収納。3年分はゆうに有ろう。

<2016年>
(5月5日)
 今年は強風で支柱が傾き、実の千切り忘れがけっこう多く、これを種にしようと思っていたのだが、ポンポンに膨らんだ実を鳥が突きだし、これでは種が取れなくなる恐れあり。
 そこで、遅ればせながら南の端1m強に鳥害防止ネットをかけ、ここは昨日から収穫しないことにした。
 なお、昨年もそうであったが、所々の絹サヤエンドウがやたらと細長い。昨年ほどではないが、ネット掛けした所にはないから、まともな種が取れよう。
(5月21日)
 東隣のイチゴの畝に十分に日が当たるよう、枯れたエンドウを垣根から外したのだが、やはり千切り忘れは全部鳥に食われていた。
 加えて、ネット掛けした所にも鳥が入り込み、ほとんど全部が食われてしまっていた。
 そこで、まだ青みがかったものが少々残っていたので、それを取ってきたが、はたして種として使えるか。
 幸い昨年の残り種がどれだけか残っていたので、少々足りないかもしれないが、何とかなりそうだ。
(6月26日)
 その後、日に干した後、日陰干ししておいたが、今日の梅雨の晴れ間に3、4時間天日干しし、紙袋に入れ、種箱に収納して冷蔵庫保管。

<2015年>
(5月2日)
 今年も種取りを行うべく、5月2日に北の端1m弱に鳥害防止ネットをかけた。ここは昨日から収穫しないことにした。
 ところで、今までこんなことはなかったのだが、所々の絹サヤエンドウがやたらと細長い。これが目に付く。どうしたことだろう? ネットを掛けた部分やその隣はそうしたことはないから、何とかまともな種だけが取れるといいのだが。
(5月22日追記)
 今朝見てみると、枯れ枯れになっているようであり、もう種取りして良さそうだ。
(5月24日追記)
 今朝、種取り。十分に有りそうと思ったが、少々足りないかも。
(8月2日)
 日陰干ししておいた種をやっと封筒に入れて保管。

<2014年>
 今年は収穫時に千切り忘れて実が膨らんだものを放置し、それを種にしようと考えたのだが、次々と鳥に食われてしまい、6月3日に探して見つけたのはたったの10鞘ほど、種の数にして数十個であろう。
 これではとても足りない。前年のものを残してあるから、不足分はそれを使うことにしよう。
 ところで、斜め向かいの畑、ここはうちの隣にある新家(分家)さんの畑であるが、一部を種用に残すためにエンドウを収穫せずネットを掛けて鳥害防止しておいたものが、昨夜、ごっそり盗まれてしまった。そして、タマネギの1/3も。タマネギは分かるが、絹サヤエンドウの種はどうやって食べるのだろう。不思議な泥棒である。
 野菜泥棒はあちこちで時々あるが、うちの畑はほとんど被害がないから助かっている。
 なお、前年の種がたくさん残してあるから、お隣さんに差し上げることにしよう。
(6月8日追記)
 梅雨の合間を利用して、エンドウの残骸を堆肥場に運び、支柱・ネットを片付けた。
(翌年2月8日追記)
 納屋で陰干ししておいた種のサヤを、遅ればせながら本日外し、封筒に入れて種箱に保管。
 ところで、本来ならこの種は去る11月の種蒔きの時に使用せねばならなかったものだが、種蒔きには2年も前のものを使用し、今日保管した種は今秋種蒔きする種の予備となる。何ともお粗末。

<2013年の記録>
 収穫せず残しておいた北の端の2株は、鳥害防止用のネットを掛けて種取り専用とした。既に枯れ枯れになっており、6月5日に、実がこぼれないように千切り取る。
 採取した種は、おふくろが庭に干し、種を取り出し、保管してくれるだろう。
 7月初めまで、おふくろが日に干していたが、その後は納屋に入れたままである。例年、おふくろが紙袋に入れて種用の缶缶に仕舞い込むのだが、それをしない。よって、本日(7月28日)、小生がそれを行なった次第。

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エンドウ収穫及び収穫時期の経年変化 [エンドウ]

 1畝(約11m)作付けしてあるエンドウは、絹さやエンドウ。最盛期には、とても自家消費できるわけがなく、大半を当店のお客様に差し上げている。
 4月半ばすぎに初生りし、ピークがゴールデンウイークになると有り難い。当店薬屋の月初セールでお客様に差し上げることができるからだ。
 そうした年が多いが、収穫ピークは年によって大きくずれる。4月の気温に大きく左右されるのである。なお、ピーク時の前後に暑く晴れた日が続くと、あっという間に収穫が終わってしまうのが絹さやエンドウの特徴である。
(2013年5月5日撮影:この年はまだ生りはじめ)
DSCN0136.JPG

 参考までに、過去のエンドウの収穫時期を記録しており、下記に示す。そして、ピークのズレの原因を岐阜地方気象台の観測データから考察してみた。

20      初生り     ピーク    最終収穫   
 01年   4月24日   5月 1日   5月15日
 02年   4月15日   4月24日   5月15日
  (ピークのズレの原因:4月上旬の高温
 03年   4月30日   5月 8日   6月 4日
  (ピークのズレの原因:4月下旬の曇天・雨
 04年   4月15日   4月19日   5月 3日
  (ピークのズレの原因:4月中旬の高温
 05年   4月16日   4月28日   5月 7日
 06年   5月 1日   5月12日   5月22日
  (ピークのズレの原因:4月上下旬の低温
 07年   4月16日   4月28日   5月10日
 08年   4月13日   5月 1日   5月11日
 09年   4月16日   4月28日   5月17日
 10年   4月20日   5月14日   5月21日
  (ピークのズレの原因:4月中下旬の低温
 11年   4月18日   5月13日   5月22日
  (ピークのズレの原因:4月中下旬の低温
 12年   4月25日   5月10日   5月20日
  (ピークのズレの原因:4月上旬の低温
 13年   4月28日   5月18日   5月27日
  (ピークのズレの原因:4月上中旬の低温
 14年   4月19日   5月 6日   5月28日
  (ピークのズレの原因:4月下旬5月上旬の低温
 15年   4月21日   4月30日   5月16日
 16年   4月12日   4月30日   5月14日
 17年   4月23日   5月 7日   5月23日
  (ピークのズレの原因:4月下旬の低温
 18年   4月10日 春蒔きと混ざり不明 6月 2日
  (初生りのズレの原因:3月と4月上旬の高温
 19年   4月16日   5月 6日   5月30日
  (ピークのズレの原因:4月下旬から5月初め頃までの低温)   
 20年   4月 2日   5月 3日   5月23日
  (初生りのズレの原因:暖冬・暖春で生育が良く開花も早まった。ただし、異常に早い初生りは生育の悪い南半分のことで、北半分はその1週間以上後に初収穫。)
 21年   4月 2日   4月18日   5月 3日
  (初生りのズレの原因:暖冬・暖春で生育が良く開花も早まった。全体に少々生育が悪く、その分ピークが早まったようだ。)
 22年   4月12日   4月28日   5月14日
 23年   4月 8日   4月22日   5月23日

<2022年>
 今年も無肥料栽培(連作ではなく、昨年とは異なる畝)としたが、昨年同様にもう一度牡蠣殻粉末を入れた。そして、もらいものの炭の灰を少々入れた。
 牡蠣殻粉末や炭の灰は他の野菜栽培では効果は特に認められなかったが、ことエンドウに関しては、今年初めて畝全体の生育が非常に良くなり、有機肥料栽培時と同程度の生育になったし、収穫量も有機肥料栽培時と同程度に回復した感がする。ただし、1連に2房付くのが通常だが、1房のもの(花が流れた?)がけっこう目についた。

<2021年>
 今年も無肥料栽培(連作ではなく、昨年とは異なる畝。ただし牡蠣殻粉末を入れた。)としたが、まずまずの大きさに生育。
 昨年同様、暖冬・暖春で開花も早まり、過去20年間で昨年と同じく最も早い初生りとなった。なお、昨年と同様に畝の南半分は育ちが悪く、背が低い。原因は不明。
 虫食いは全くなかった。また、ちぎり忘れが鳥に突かれる被害は、昨年同様、今年も珍しく皆無であった。
 ピークは4月18日当たりと思われるが、その前後1週間、わりと低温気味で、一気に実が膨らむことはなく、コンスタントに同じ程度の量を隔日収穫。

<2020年>
 今年も無肥料栽培(連作ではなく、昨年とは異なる畝)としたが、まずまずの大きさに生育。ただし、畝の南半分は育ちが悪く、背が低い。原因は不明。
 暖冬・暖春で開花も早まり、過去20年間で最も早い初生りとなった。ただし、異常に早い初生りは生育の悪い南半分のことで、北半分はその1週間以上後に初収穫。
 ピーク時は低温傾向で、一気に生ることはなく、助かった。
 虫食いは全くなかった。また、ちぎり忘れが鳥に突かれる被害は、昨年同様、今年も珍しく皆無であった。
 大収穫は5月1日、3日。その後、中収穫は5月15日まで。

<2019年>
 今年は無肥料栽培としたが、まずまずの大きさに生育。ただし、畝の北のほうは夏に生の大きな冬野菜残差を埋め込んだ影響か、育ちが悪く、背が低い。
 少々遅れ気味であったが4月16日に初収穫。4月下旬から5月初め頃までは低温傾向で、一気に生り終わるようなことはなく、助かった。
 ピークを過ぎた5月11日から急に暑くなり、12日に大収穫となり、以後は少々の収穫になったが、けっこうな量がコンスタントに隔日収穫できた。
 虫食いは極めてまれにしか発生しなかった。最後の最後でコゴメが発生。
 また、ちぎり忘れが鳥に突かれる被害は、今年は珍しく皆無であった。

<2018年>
 昨年の晩秋の異常低温でほとんど発芽せず、大半が春蒔きとなったがために、非常に生りが悪い。また、春蒔きの株は収穫が遅れた。
 今年は3月の異常高温(4月上旬も)により、晩秋発芽の株は開花も早く実の付きも早かった。よって、4月10日に初収穫でき、過去に例のない早生りである。
 その後、例年になく早期収穫が続くも、どっさり収穫できることはなく、だらだらと一定の収穫が続いたが、ほとんど自家消費してしまった。
 虫食いはほとんどなかったが、ちぎり忘れは鳥に突かれる被害が顕著。

<2017年>
 今年は、2、3日遅らせて4月23日に初収穫したので、まあまあの量が収穫できた。
 4月は半ばまで平年より気温が少々高めだったが、雨や曇天が多かったから、エンドウの初生りは平年並だろう。
 4月下旬は平年より気持ち低温傾向だから、5月1~7日の当店セールにピークとなってくれた。
 5月1日から大収穫が始まり、5月14日まで隔日でほぼ同量の大収穫が続く。今年は例年になく豊作であり、どうしたことだろう?不思議である。加えて、虫食いも鳥に突かれることも皆無に近い。

<2016年>
 3月下旬以降、陽気がよかったから、4月12日に、もう初生りをほんの少々だが収穫することができた。それにしても早い。ひょっとすると、暖冬で晩秋に大きく生長して冬越ししたから、それも影響しているかもしれない。
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絹サヤエンドウの無肥料栽培 [エンドウ]

(2022年からは別ページ→絹サヤエンドウの無肥料手抜き栽培

 エンドウは種蒔き時期に少々留意せねばならない。
 毎年栽培している絹サヤエンドウの種蒔きは、おふくろが言うには11月1日が良いとのこと。ところが、2012年にそうしようとしたところ、お隣の専業農家の老主人から、昔と違って最近の11月・12月は暖冬気味だから、ちょっと遅らせたほうが良いとアドバイスを得た。冬越しさせるには、少々背が低い方が雪が降ったときに痛まないからとのこと。
 そこで、2012年は月初めが大忙しであったこともあって11月9日に種蒔きをしたのだが、11月・12月が例年より寒く、どれだけも生育せず、心配したが、翌春暖かくなってからグングン成長し、遅れを取り戻してくれたから安堵したところである。
 それ以来、遅らせ気味で種蒔きすることにしていたのだが、2017年は11月8日に種蒔きしたところ、その直後からの異常低温で大半が芽吹かず、やむを得ず多くを春蒔きしたが、春蒔きでは収穫量は微々たるもの。やはり月初めに種蒔きせねばいかん。
 エンドウ栽培については、何本かにわけて記事にしている。
・エンドウの垣根づくりの記録(2022年まで)は、「エンドウの垣根づくり」の記事
・エンドウ初収穫以降の収穫記録は、「エンドウ収穫時期の経年変化」の記事
・エンドウの種取り、垣根壊しの記録は、「エンドウの種取り」の記事
・もう一つの種取りの記録は、「自宅前の畑で栽培した種取り用のエンドウ」の記事
 そして、2017~18年栽培から無肥料栽培としたので、これはこのページで記事を書き、それ以前の有機肥料栽培に関しては「絹サヤエンドウの有機肥料栽培」に記録を残す。

<2021~22年>
 前年度に引き続き自然農法を導入することとし、無肥料栽培5年目となる。
 参考とした自然農法は主として次のとおり。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 エンドウは連作障害がために数年間隔を置くのが望ましいとのことで、今までそうしてきたが、新たな自然農法の導入に伴い、当面、タマネギとエンドウを隔年作付けとし、タマネギを2018年から2畝に改め、エンドウは4年ローテーション(3年置く)の作付けとする。土壌が十分改良されれば連作可能とのことで、将来的には連作を画策している。今期は今年タマネギを収穫した畝での栽培で、前回エンドウを栽培したのは3年前。
(6月27日)
 畝の南のほうにスギナがひどく生えている。ていねいに掘り出し。
 雑草が多いので、草刈機でざっと草刈り。(8月8日も草刈り)
(8月10日)
 今年は昨年同様に、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行なった。なお、昨年行った牡蠣殻粉末入れ込みはしなかった。
 次に畝の両サイドを鍬で溝立てし、枯草を埋め込んでおいた。
(8月30日)
 南のほうにスギナが多く、また伸びてきたので、テボを使って掘り出し。
 畝がだいぶ平らになっているので、草叩きしながら少しかまぼこ型に。
(9月13日)
 8月10日に畑起こしもどきをしたことを失念しており、今日も実施。ただし、8月10日には牡蠣殻粉末を入れなかったが今日は入れ込み。
 今季は微肥料栽培となるが、もらいものの炭の灰があり、ばら撒いておいた。
(10月4日、24日)
 スギナ除去と草叩き、畝の粗整形
(11月1日)
 昨日、畝の草叩きと畝整形をし、今日、種蒔き。なお、今年は種取りしなかったから、昨年の種を使用。
 種蒔き方法は、昨年のやり方と概ね同じ。畝はかまぼこ型になっており、鍬に足を乗せて峰を転圧。種を2cm弱の間隔(昨年までは2~3cm)で並べる。並べながら軽く指で押し込む。畝の両法面の土を手で振りかけ、再度、鍬に足を乗せて転圧。
 土は乾きに乾いており、いつ雨が降るともわからないので、翌日、ジョウロでたっぷり散水。峰が凹んでいるから、水が十分に浸み込んだであろう。
(11月7日)
 ずっと雨なしで畑が乾いている。あわてて水やりしたが、大丈夫かしらん。
(11月8日)
 昨年と一昨年の種が十分余っているので、念のため再度種蒔き。1週間前に種蒔きした位置の西7~8cmの所に小型コテで溝を立て、前回と同じ感覚で種を置いていき、指の背で押さえつけ。今晩から明日に掛けて雨が降るから、ちょうどいい。
(11月11日)
 芽吹きが気になって、朝、畑を覗いてみたら、1日に種蒔きしたものがけっこう芽吹きつつあった。ほっと一安心。
(11月29日)
 追加種蒔きしたものも過半が芽吹いている。後日、選らねばいかんだろう。
(2022年2月12日)
 随分と大きくなった。追加種蒔きしたものを選るつもりでいたが、そのままでいくことにした。少々混みこみになるが。本日、垣根作り。
(3月14日)
 だいぶ伸びてきたから、西側にビニール紐を張り、倒れ防止。
 西面は草叩きしながら削り上げ。東面は草叩きせず、雑草を埋め込む形で、東隣畝(夏作は休耕)の土を若干使いながら、鍬で土寄せ。これでかなりの広幅畝となった。
 土寄せは、雑草の少ない、もう少し早い時期に行うべきであった。
(4月3日)
 花が随便と咲き、少しずつ伸びてきているから、東面をビニール紐で垂れ下がり防止。
(4月12日)
 今年も無肥料栽培(連作ではなく、昨年とは異なる畝)としたが、昨年同様にもう一度牡蠣殻粉末を入れた。そして、もらいものの炭の灰を少々入れた。
 牡蠣殻粉末や炭の灰は他の野菜栽培では効果は特に認められなかったが、ことエンドウに関しては、今年初めて畝全体の生育が非常に良くなり、有機肥料栽培時と同程度の生育になった感がする。
 今日、初生りを収穫したが、ここのところ暑い日が続いているので、引き続きどんどん収穫できそうな気配である。
(4月28日)
 今年は有機肥料栽培時とさほど差はない生りようである。ただ、1連に2個実るところ、片方の花が流れてなかったり貧弱であったりするものが少々目立つ。
 一昨日もまずまず高収穫であったが、今日は大収穫であった。今日がピークだろう。
 南端は種取り用にし、千切らずにきたが、実がポンポンに膨らみ始め、鳥に突かれないよう、きめの細かい防鳥ネットでしっかり覆っておいた。
(6月5日)
 5月14日に収穫を終了し、今年は豊作であった。
 5月25日に種取りを行い、今日(6月5日)垣根壊しを行い、千切り忘れなどを予備の種とした。残骸は直ぐ隣のカボチャ畝の敷き藁代わりにした。
 なお、後作はせず、カボチャのツルを這わせる場所とする。

<2020~21年>
 前年度に引き続き自然農法を導入することとし、無肥料栽培4年目となる。
 参考とした自然農法は主として次のとおり。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る
(2020年9月6日)
 エンドウは連作障害がために数年間隔を置くのが望ましいとのことで、今までそうしてきたが、新たな自然農法の導入に伴い、当面、タマネギとエンドウを隔年作付けとし、タマネギを2018年から2畝に改め、エンドウは4年ローテーション(3年置く)の作付けとする。土壌が十分改良されれば連作可能とのことで、将来的には連作を画策している。今期は一昨年タマネギ(2畝栽培のうちの1畝:前作は大根・カブ)での栽培で、前回エンドウを栽培したのは何年も前。
 昨年は行わなかったが、エンドウ作付け前作業として、今年は一昨年同様に、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行なった。
 なお、その際、土壌の改良(酸性化防止)として蛎殻粉末を入れ込む。エンドウについては今年初めての取り組みである。
 そして、最後に半分堆肥化しかけた枯草(カボチャの敷き藁代わりに使ったもの)を、鍬で溝立てし、少々畝の西法面に埋め込んでおいた。
(9月20、29日)
 細かな雑草が生えてきたので、畝全体をテンワで草叩き
(10月18日)
 南のほうにスギナがけっこう芽吹いており、テボで掘りながら引き抜く。
(10月25日)
 再度スギナ除去。細かな雑草をテンワで叩き、畝を粗整形。
(11月1日)
 本日、予定通り種蒔き。種が若干心配。というのは今年、隣の畑の方のエンドウと距離はだいぶ離れているも交配した恐れがあるからだ。やむを得ない。
 種蒔き方法は、今年は昨年のやり方より、少々面倒なやり方をしてしまった。
 畝は粗整形できており、テンワで少々削り落とし、概ね台形にする。畝の中央を、鍬に足を乗せて転圧。種を2、3cm間隔で並べる。並べ終わったら、指で押して埋め込む。畝の法面の土を手で振りかけ、細かな雑草を摘まみだす。両方の法面ともに、これを行う。再度、鍬に足を乗せて転圧。
 土はわりと乾いているが、明日は雨だからタイミング良し。
(11月9日)
 種蒔きして8日経った今日、所々で発芽しだした。ほっと一安心。
(2021年1月25日)
 平年並みに生育してきている。本日、垣根づくり。 
(2月21日)
 最下段両側にビニール紐を張り、倒れ防止。
(3月7日)
 少々伸びた。東面に飛び出しているツルを西面に。西面のビニール紐を張り直し。
(3月22日)
 まずまず順調に生育。ついでがあったので、草刈機(紐タイプ)でざっと草刈り。
(4月5日)
 暖かい3月で生育が良く、4月2日に初収穫。今日、東側にビニール紐張り。
 成育状況は昨年と同様で、北のほうが生育が良く、南のほうは生育が悪くてその分生りも悪い。
  写真(4月19日撮影<デジカメが故障してピンボケ>)
DSCN0732[1].jpg

(4月19日)
 まだ夏日になることかなく、一気に大ピークがくることなくて助かっている。今日あたりがピークではなかろうか。
 だいぶ伸び、軸折れするものが出てきたから、もう一段上に東側にビニール紐張り。
 有機肥料栽培時の伸び方からすると、今年は随分と背が低いし、生り方も少ない。収穫量は、昨年と同程度か若干落ちる感がする。
 なお、隣の畑の方に昨秋種を差し上げ、すぐ近くで栽培されているが、化学肥料を多量投入され、葉の色はうちよりずっと青々しており、また、うっそうと生い茂っているも、エンドウもツルぼけするのであろうか、生り方は差がない感がする(5月9日には、けっこういっぱい生っていたから、思い違いしていた)。
(5月9日)
 今年は早く生り始めたから、早く終わってしまった。(最終収穫は5月3日)
 今年は種取りをしない(今年は隣の方の畑の別品種と交配する恐れ大。昨年採った種がたくさんあるから来年もそれを使用)から、今日、早速に垣根壊し。ツルは枯れてからメロン(あるいはカボチャ)の敷き藁代わりにしよう。
(6月27日)
 畝の南のほうにスギナがひどく生えている。ていねいに掘り出し。
 雑草が多いので、草刈機でざっと草刈り。

<2019~20年>
 前年度に引き続き自然農法を導入することとし、無肥料で行くこととする。
 エンドウは連作障害がために数年間隔を置くのが望ましいとのことで、今までそうしてきたが、新たな自然農法の導入に伴い、当面、タマネギとエンドウを隔年作付けとし、タマネギを2018年から2畝に改め、エンドウは4年ローテーション(3年置く)の作付けとする。土壌が十分改良されれば連作可能とのことで、将来的には連作を画策している。今期は昨年タマネギ(2畝栽培のうちの1畝)での栽培で、前回エンドウを栽培したのは何年も前。
(2019年9月16日)
 今年予定するエンドウ畝は、タマネギ収穫後、カボチャのツルを這わせておき、カボチャも終わって、敷き藁代わりに使った休耕田の枯草やカボチャ畝の雑草の枯草が被せてある。よって、雑草はほとんど生えていない。
 本日、それら枯草を畝間に退け、エンドウ畝の西面に鍬で溝立てし、退けた枯草を手で埋め込み。土壌細菌の餌として活用する。
(10月20日)
 細かな草がビッシリ生えてしまった。テンワで叩いてから、土と混ざった雑草を振るい出し、畝に積み置く。
(10月27日)
 ここのところ雨が多い。1週間前に積み置いた雑草は枯れることはない。これをテンワで除けて、山芋の法面に置く。そして、畝の整形。でも、細かな草がけっこう埋もれており、はたして枯れてくれるか。
(11月1日)
 本日、予定通り種蒔き。交配の恐れのない自宅前で種取り専用に栽培して得た種を使う。半分も使わなかった。なお、この畑で採取した種がたくさんあったが、隣の畑の方のエンドウと交配しているであろうから、使わず。
 まず、畝の峰周辺の細かな草を小型テコで削り落とす。次いで、畝の峰に小型テコで溝を作り、種を2、3cm間隔で並べる。溝立てで退けた土を戻しつつ、手で転圧。深さは1cmほどか。最後に片足で軽く踏んでいく。所々に沈む所(モグラ跡?)があり、その周りも片足で踏み均す。
 土の湿り気はかなりあり、今後ずっと雨なしだが十分に芽吹くだろう。そして、ここ1週間は平年より気温が高めだから、年内の生育が十分すぎるほどとなろう。
(11月18日)
 発芽率は5割を切る。部分的にまばらだがやむを得ない。これから遅れてどれだけか芽吹くのを祈るのみ。
 細かな雑草がびっしり生えだした。畝全体をテンワで草叩きし、畝の峰は手で丁寧に草引きしっつ、峰を台形状にする。草抑えと防寒にため籾殻をたっぷり撒く。
(2020年2月3日)
 今年は異常な暖冬が続き、エンドウの生長がかなり良い。晩秋に芽吹きがなかった箇所に、小さな芽吹きが数本あった。これから追いついて生育するのを期待。
 過去に2月に鳥にエンドウの葉っぱを突かれて全滅しそうになり、あわてて防鳥ネットを張ったことがあり、それ以来、垣根づくりは3月になってからにしていたが、今年はあまりに生育がいいから、昨年のように垣根づくりの後、漁網にもたしかける際に数多く軸折れさせてはいかんと思い、今日、垣根づくりをすることとした。
 金棒で40cmほどの間隔で株元より少々東側に穴を開け、太目の中程度の長さの支柱を差し込んでいく。使った支柱は約30本。なお、両サイド3本は20cm間隔とし、強風で傾かないようにした。
 次に、支柱の下部と上部を麻紐で連結させた後、魚網を支柱に引っ掛けて張っていく。漁網の下端は、支柱数本ごとに結わい付け。
 けっこうエンドウが伸びているので、ビニール紐で倒れたエンドウを起こしながら、そのビニール紐を概ね2mごとに支柱に結わい付け、それを繰り返す。
 この作業中、伸びすぎているものは、漁網に芽を差し込んだりが数本は軸折れさせてしまったが、昨年のように多い本数ではなかった。
(3月29日)
 成長度合いにムラがある。北のほう半分は生育がいいが、その中ほどは悪いし、南のほう半分はとんと生育が悪い。2年連続タマネギを栽培した2畝の片方での栽培であり、畝の南北でタマネギの出来具合は変わらなかったから、原因は不明。
 垂れ下がりを防ぐため、垣根の両面にビニール紐で結わい付け。
 すでに花盛りとなっており、暖冬に続く暖春で実がけっこう付きだし、間もなく1番生りが収穫できそうだ。 
(4月2日)
 気温に左右されるエンドウであり、過去20年間で一番早い初生りとなった。ただし、それは生育の悪い南半分のことであり、北半分は1週間後に初生り。
 4日前にビニール紐で結わい付けたが、また伸びて北のほうは軸折れしそうで、もう1段ビニール紐で結わい付け。
(5月19日)<総括>
 有機栽培時の豊作年に比べれば、成育が良かった部分でも見劣りはする。全体ではやや不作といったところ。
 ピーク時は低温傾向で、一気に生ることはなく、助かった。
 虫食いは全くなかった。また、ちぎり忘れが鳥に突かれる被害は、昨年同様、今年も珍しく皆無であった。大収穫は5月1日、3日。その後の中収穫は5月15日まで。最終は5月19日。

<2018~19年>
 前年度に引き続き自然農法を導入することとし、無肥料で行くこととする。
 エンドウは連作障害がために数年間隔を置くのが望ましいとのことで、今までそうしてきたが、新たな自然農法の導入に伴い、当面、タマネギとエンドウを隔年作付けとし、タマネギを2018年から2畝に改め、エンドウは4年ローテーション(3年置く)の作付けとする。土壌が十分改良されれば連作可能とのことで、将来的には連作を画策している。今期は昨年の隣畝(一昨年タマネギ2畝栽培のうちの1畝)での栽培。
(2018年4月23日)
 今年11月に種蒔きする予定の畝(今季の東隣の畝)が立ててあるが、何も入れていない。北のほう3分の1はカレー屋さんに貸してあり、小松菜のようなものが1mほどに育ち、花が咲いている。これを全部引き抜く。
 次に、畝を大きく凹状にし、藁を敷き、土を少々入れ、引き抜いた小松菜のようなものも入れ込んで土盛りする。
(8月11日)
 その後はカボチャのツルを這わせておいたが、昨日収穫が終わり、今日、繁茂した雑草を鎌で削り取る。
(8月15日)
 カボチャのツルや枯草を、晩秋に種蒔き予定の畝の両サイドに埋め込み。
 スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)。8月20日に法尻も同様に行う。これで、作付け準備完了。
(その後の雑草管理)
 9月19日に大きな雑草を草引き。10月8日に草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。10月25日にテンワで芽吹いた雑草を叩いておいた。
(11月2日)
 本日、種蒔き。昨年の残り種と、その倍はある今年採った種を混ぜ、半分も使わなかった。残りは来年の予備種とする。
 畝の峰にテボで軽く溝を掘り、昨年と同様の蒔き方だが少々密に2cm間隔で種を並べていく。並べ終わったら、左手で軽く押さえ、右手で少々覆土しつつ鎮圧。覆土が浅すぎる感がしたので、もう一度、軽く覆土し直し、手で叩き鎮圧。仕上げは峰の頂を歩いて足で鎮圧。
 ここのところ雨なしだが、土に湿り気があり、十分発芽するだろう。2日後からずっと曇で5日後に曇り時々雨の予報であり、それまで土が乾くことはあるまい。
(11月14日)
 昨日のこと、きれいに芽吹いたが、北のほうはまばらだ。よくよく見ると鳥が突いた跡があり、種が食べられてしまったようだ。
 本日、根元の防寒そして再度の鳥害防止のため、籾殻を撒いておいた。
(2019年3月18日)
 今年は暖冬で、順調に発芽し、成育もよい。ただし、北のほうは種を鳥に突かれ、まばらだ。
 その後、3月も暖かくグングン伸びたが、北のほう(10m中4m)は生育が悪い。これは、4月に引き抜いた小松菜のようなものを生のまま敷き込んだからだろうか。
 防鳥ネットは掛けなかったが、早春の鳥害は全くなく、助かった。
 今日時点で、全体に伸びすぎて、遅れたが、垣根作りを行なった。
 金棒で40cmほどの間隔で株元より少々東側に穴を開け、太目の中程度の長さの支柱を差し込んでいく。使った支柱は約30本。なお、両サイド3本は20cm間隔とし、強風で傾かないようにした。
 次に、支柱の上部をビニール紐で連結させた後、魚網を張っていく。漁網の下端は、支柱3本ごとに結わい付け。
 さて、エンドウが伸びすぎているので、2mほどのビニール紐で倒れたエンドウを起こしながら、そのビニール紐を支柱に結わい付け、それを繰り返す。ビニール紐1段では起こしきれない所が多く、そこは2段とした。
 この作業中、伸びすぎているものがけっこう軸折れしてしまい、成育に悪影響を及ぼすが、いたしかたない。 
(4月16日)
 もう十分に膨らんだ実がけっこうあり、本日初収穫。
 背の低い北のほうも案外実を付けてくれている。
 南の方はまだまだ伸びるであろうから、軸折れしないよう、ビニール紐でゆるく結わいでおいた。
(4月29日)
 ほぼ隔日で収穫しているが、まずまずの生りようである。
 南の方はまたまた伸びたから、軸折れしないよう、もう1段上をビニール紐でゆるく結わいでおいた。
(5月2日撮影のエンドウ畝の姿。右のほうが低成長)
DSCN0647.JPG

(5月3日)
 まだまだ上へ上へと伸び、軸折れするものも出だした。そして、東面の収穫をするに当たり、カボチャ畝を踏み付けねばならなくなってきている。ちょっくらまずい。来年は作付け畝なり、支柱の位置なり、工夫せねばいかん。
(5月30日)
 順調に収穫でき、今日、最終収穫し、垣根壊し。
 有機栽培時の豊作年に比べれば、成育が良かった部分でも若干見劣りはする。全体ではやや不作といったところ。
(6月18日)
 生育不良だった北4割ほどの上の地盤改良を行う。基本は「たんじゅん農」を元に三浦伸章著「ガッテン農法」を応用したやり方だ。
 まず、表土15cmほどをビッチュウで東側に退け、畝は概ねフラットになる。次に、その下の20cmほどの土をビッチュウで西側に退ける。
 ここからが大変。その下の土をスコップで掘り、土を凹地に積み置く。これで深さ20cmほどになる。次に、スコップを差し込み、スコップを前方に押し、空気を入れる。
 休耕田から運び込んだ枯草を少しずつ敷きながら、退けた土を順次埋め戻していく。枯れ草は都合4層入れた。
 北4割ほどは、土がふかふかになり、枯草も入ったから畝が高く大きくなった。いずれ沈んでいくだろう。
(6月23日)
 1週間ほど前と今日、休耕田の枯草をエンドウ跡の畝にしっかり敷く。
 雑草抑えとカボチャの敷き藁代わりになる。

 
<2017~18年>
 今年は新たな自然農法(「たんじゅん農」)を導入することとし、無肥料で行くこととする。
(9月1日)
 西法面を鍬で溝立てし、カボチャのツル、雑草の枯れたものを手作業で軽く埋め込み、鍬で土寄せ。畝の中央を鍬で溝立てし、同様に措置。これらの枯草は肥料というよりも土壌細菌の餌となるものである。けっこう大きな畝になった。
(10月9日)
 10月1日に雑草を削り上げしたが、今日は畝全体の草叩き。
(10月27日)
 けっこう大きな畝になっているから、少々狭めることに。まず、鍬で畝の峰を崩し、凹状にし、刻み藁を入れ込んで、ビッチュウで埋め戻し。西面は概ねそのままの位置でテンワで粗整形。東面は一部を残し、テンワで粗整形。若干の残りは東隣の貸し畝に土移動。それでも、けっこう大きな畝になった。
(11月8日:種蒔き)
 早朝、小雨が降るなか、種蒔きを決行。あわてたがために、あらぬ畝に種蒔きを始める。3分の1ほど進んで間違いに気付き、済んだ部分はそのままにし、正規の畝に取り掛かる。
 種の並べ方は毎年変わってきて、今年は2~3cm間隔にずらっと並べた。右手の指で押し込み、左手の指で土を摘まむようにして覆土。雨がぽつぽつ来るなか、大急ぎで行った。
(11月9日)
 間違えた畝は白ナスの畝。追加種蒔きし、ほぼ1畝に種蒔き。これは、豆苗(とうみょう)として若葉の段階で食べることにしよう。(→芽吹いたものは、本来の畝の発芽不良で全部移植し、豆苗は食べられず。)
(11月29日)
 かすかに芽吹いたものは数個しかなく、隣をほじってみると豆のまま。2012年は低温で芽吹きが悪かったが、それ以上に悪い。これじゃあ、年内に芽吹かない恐れあり。
 ちなみに旬ごとの気温は2012年より低く、平年値を大幅に下回っている。特に中旬は平年に比べ、平均気温で2度低く、最高気温は3度低い。下旬も1度以上低い。
(12月1日)
 ダメもとで保温対策を二重に施すことにした。遅がけの発芽促進対応で、たぶん無理だろうが、打てる手は打っておくことにした次第。
 作業に先立ち、ジョウロで散水し、土を十分に湿らせた。まず、黒ビニール(ごみ袋)を芽吹いている所を避けて敷き、淵に土を少々乗せる。次に透明ビニールトンネルを仕立てる。(12月5日:トンネル補強)
 豆苗用にした畝も同様に措置し、芽吹いたものを春にエンドウ畝に移植しよう。
(12月24日)
 今晩から久し振りの雨になるから、雨に当てるべくトンネルのビニールを西側にめくり込み、黒ビニールは除去。
 そしたら、10数本がヒョロヒョロと芽吹いていた。芽吹くなんて思わなかった。
 黒ビニールを当ててない箇所はけっこう雑草が生えていたので、丁寧に草引き。
(12月25日)
 あまりにヒョロ長いものは茎に半分ほど土をかけ、再度ビニールを張り直す。
(1月28日)
 一部ビニールがめくれており、ここのところの冷え込みで若干凍みたものあり。露天の1株は葉が若干変色しているも元気そうだ。ビニールをしっかり掛け直しておいた。苗はだいぶ生長している。
(2月19日)
 けっこう草が生えており、草引き。新たな芽吹きも若干あり。
 ビニールで完全密封の状態にあり、これからは温度が上がりすぎるので、東側を少しすかしておいた。
(2月22日)
 ビニールトンネルを外し、豆苗用にした畝で芽吹いているものをエンドウ畝に移植。掘り起こしたとき、若干芽吹いたものが数個あり、それも移植。
 2日前に購入した細くて粗い網の防鳥ネットを手間取ったが何とか張り終えた。
(3月4日)
 生え損なった箇所に追加種蒔き。
(3月11日)
 防鳥ネットを外し、垣根作り。(別途記事)
(3月26日)
 追加種蒔きしたものが全部ではないが、まずまずの大きさに芽吹きしていた。
 畝の両面の草叩き。
(4月9日)
 3月の異様な暖かさと4月になっても高温傾向で、はや初生りが収獲できる状態となった。
 晩秋芽吹きのものの一部がまずまずの大きさになり、垣根の東面にビニール紐を張り、垂れ下がり防止。
 春の追加種蒔きのものはまだまだ小さい。
(4月16日)
 1週間経って、晩秋芽吹きのものから第2回目の収獲がまずまずできたが、背が低い。特に春蒔きが顕著。施肥しなかったから肥料不足の状態になったのだろうか。
 例年、掛けたネットの最上端を超えるものが多いのだが。
DSCN0557.JPG

(6月 収穫終了後)
 昨年の晩秋の異常低温でほとんど発芽せず、大半が春蒔きとなったがために、非常に生りが悪い。また、春蒔きの株は収穫が遅れた。
 今年は3月の異常高温(4月上旬も)により、晩秋発芽の株は開花も早く実の付きも早かった。よって、4月10日に初収穫でき、過去に例のない早生りである。
 その後、例年になく早期収穫が続くも、どっさり収穫できることはなく、だらだらと一定の収穫が続いたが、ほとんど自家消費してしまった。超不作となってしまった今年、無肥料でどうなるかは判別不可能であった。
 なお、虫食いはほとんどなかったが、ちぎり忘れは鳥に突かれる被害が顕著。

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共通テーマ:日記・雑感

エンドウの垣根づくり [エンドウ]

(2022年までエンドウの垣根作りを別ページとしていたが、その後は、エンドウの栽培のページで合わせて記録する。)

 例年3月上旬に行っているエンドウの垣根作りであるが、年によって若干の違いがある。
 2013年は2月に鳥害に遭い、全滅しそうになったので、あわてて虫除けネットを鳥害防止に代用してトンネル掛けし、垣根づくりは4月4日に実施。
 2014、5年は1月終わり頃に同様にネットを張り、ちょっと遅れたが、それを外して3月22、23日に実施。
 2016年は暖冬で生長が著しく1月15日実施し、過去3年続けた鳥害防止はせず。
 2017年も全年同様に鳥害防止はせず、少々遅れたが、3月15日に実施。
 2018年は晩秋の低温で生え損ない、ビニール被服とビニールトンネルを張り、2月22日に鳥害防止ネットに張り替え、3月11日に垣根作りを実施。
 2019年は鳥害防止はしなかったが、無被害。暖冬で生育しすぎ、もっと早く垣根を結う必要があったが、大幅に遅れて、3月18日に実施。
 2020年は異常な暖冬で成育が良く、2月3日に垣根作り。鳥害は発生せず。
 2021年はまずまずの生育で、1月25日に垣根づくり。鳥害は発生せず。
 2022年はまずまずの生育で、1月25日に垣根づくり。

 なお、支柱は中長とし、間隔は過去30,40,50cmと適当にしていたが、両サイド2、3本をを20cmとし、あとは40cmで強風に耐えられる。30本程度準備すればよい。魚網は11m幅のエンドウ専用のものとする。
(参考)栽培と収獲は別途記事にする。
 → エンドウの栽培
   エンドウの収穫時期の経年変化

<2022年>
(2月12日)
 2013年2月に鳥害に遭い、全滅しそうになったので、そうした場合に備えて垣根づくりは3月にしていたが、その後は鳥害がなく、ほどよく生育した今日、垣根づくりをすることにした。
 金棒で40cmほどの間隔(両サイド3本は20cm間隔)で株元より15cmほど東側に穴を開け、太目の中程度の長さの支柱を差し込んでいく。使った支柱は30本(畝長は10m強)。
 次に、支柱の下部と上部を麻紐で連結させた後、魚網を引っ掛けていく。漁網の下端は地面から5cmほどなり、ちょうどいい。下部の麻紐に、概ね支柱2本ごとに漁網を結わい付け。エンドウを漁網にもたせ掛けることができた。
 これから成長すれば、エンドウが漁網の西面を這い上がるであろう。

<2021年>
(1月25日)
 2013年2月に鳥害に遭い、全滅しそうになったので、そうした場合に備えて垣根づくりは3月にしていたが、その後は鳥害がなく、ほどよく生育した今日、垣根づくりをすることにした。
 金棒で40cmほどの間隔(両サイド3本は20cm間隔)で株元より15cmほど東側に穴を開け、太目の中程度の長さの支柱を差し込んでいく。使った支柱は35本(畝長は10m強)。
 次に、支柱の上部を麻紐で連結させた後、魚網を引っ掛けていく。漁網の下端は、支柱2本ごとに結わい付け。
 漁網の下端は地面から10cm強となり、エンドウがまだ小さく漁網にもたせ掛けることができない。もう少し下に張ればよかったが、面倒で修正せず。
 西風でエンドウが東方向に這っているので、株元に大根の刻みクズ(巣が入って処分したもの)をあてがったり、枯草を寄せたりしてエンドウを起こしておいた。これから成長すれば、エンドウが漁網の西面を這い上がるであろう。
(2月21日)
 どれだけか伸びたエンドウが地を這っている。そこで、両側に(東はきつく、西はゆるく)ビニール紐を張り、漁網に絡みつくようにしておいた。

<2019年>(2020年もほぼ同様)
(3月18日)
 今期は暖冬で、3月も暖かく、もう随分と伸びており、3月初めに行うべきであったが、やっと今日、垣根作りを遅ればせながら行う。
 金棒で40cmほどの間隔で株元より少々東側に穴を開け、太目の中程度の長さの支柱を差し込んでいく。使った支柱は約30本。なお、両サイド3本は20cm間隔とし、強風で傾かないようにした。
 次に、支柱の上部をビニール紐で連結させた後、魚網を張っていく。漁網の下端は、支柱3本ごとに結わい付け。
 さて、エンドウが伸びすぎているので、2mほどのビニール紐で倒れたエンドウを起こしながら、そのビニール紐を支柱に結わい付け、それを繰り返す。ビニール紐1段では起こしきれない所が多く、そこは2段とした。
 この作業中、伸びすぎているものがけっこう軸折れしてしまい、成育に悪影響を及ぼすが、いたしかたない。 

<2018年>
(3月11日) 晩秋に芽吹いたものはビニールトンネルで保温されたせいでヒョロ長くなっている。もう垣根作りをして這い上がらせねばならぬ。そこで、本日垣根作り。
 昨年と同じ手順で行う。まずは、東側に細く短い支柱を2m間隔程度に差し、ビニール紐で倒れたエンドウを起こしながらビニール紐を張っていく。
 続いて、金棒で40cmほどの間隔で株元より気持ち東側に穴を開け、太目の中程度の長さの支柱を差し込んでいく。使った支柱は34本。両サイドは3本を20cm間隔とした。
 そして、支柱の上部をビニール紐で連結させ、次に、仮に張ったビニール紐を外し、その紐で支柱の下部を連結。
 最後に魚網を張っていく。エンドウ専用の網だから、綺麗に張れた。これで、エンドウが伸びれば西風で魚網に押し付けられ、ツルが魚網に巻きつき安定する。
 なお、伸びすぎているエンドウのツルを支柱と網の間に挟み込んだり、ビニール紐で結わいつけたりしておいた。

<2017年>
(3月15日)
 もう随分と伸びており、垣根作りを遅ればせながら行う。
 伸びすぎているので、昨年と同様に、まずは、東側に細く短い支柱を2m間隔程度に差し、ビニール紐で倒れたエンドウを起こしながらビニール紐を張っていく。
 続いて、金棒で40cmほどの間隔で株元より気持ち東側に穴を開け、太目の中程度の長さの支柱を差し込んでいく。使った支柱は28本。両サイドは20cm間隔とした。
 そして、支柱の上部をビニール紐で連結させ、次に、仮に張ったビニール紐を外し、その紐で支柱の下部を連結。
 最後に魚網を張っていく。2、3年前にピッタリの長さに切っておいたから、綺麗に張れた。これで、エンドウが伸びれば西風で魚網に押し付けられ、ツルが魚網に巻きつき安定する。
 なお、念のため西側下部にビニール紐を張り、エンドウのツルが魚網に巻きつきやすくしておいた。
(4月3日)
 だいぶ伸びてきて、ツルが一部垂れ下がりだした。ビニール紐で両側とも緩く囲っておいた。
(4月10日)
 再びツルが一部垂れ下がりだした。ビニール紐で両側とも緩く囲っておいた。
(4月19日)
 今年は魚網の東側へ伸びるツルがいかにも多い。三度ビニール紐を張る。
(4月23日)
 本日、初収穫。支柱は全然傾いていないから、千切りやすい。
(撤去作業=5月31日)
 ほぼ完全に枯れ枯れになっており、本日、種取りに合わせて垣根壊し。

<2016年>
(1月15日)
 11月7日に種蒔きしたエンドウ。11月12月と異常な暖かさで、エンドウの生長が著しい。1月に入っても暖かく、2、3日前に見てみたら、もう30cm程度に生長し、皆、倒れて伸びている。
 来週に寒波が来て雪も降ろう。そうなると、このままでは雪で押さえつけられて、軸折れする恐れもある。そこで、急きょ思い立って、エンドウを立ち上げて垣根を早々に結うことにした。
 まずは、東側に細く短い支柱を1.5m間隔程度に差し、ビニール紐で倒れたエンドウを起こしながらビニール紐を張っていく。
 次に、エンドウが西側にお辞儀した格好になったので、気持ち上向きになるよう、ビニール紐を張っていく。
 これで、取りあえず立ち上がらせることができた。
 続いて、金棒で50cm弱の間隔で株元より気持ち東側に穴を開け、太目の中程度の長さの支柱を差し込んでいく。そして、上部をビニール紐で連結させる。
 最後に、魚網を張っていく。2、3年前にピッタリの長さに切っておいたから、綺麗に張れた。これで、エンドウが伸びれば西風で魚網に押し付けられ、ツルが魚網に巻きつき安定する。
 これにて、作業完了。
 ところで、このブログの過去記事を見ないで記憶だけで行い、2つの失敗をしてしまった。
 一つは支柱の間隔である。支柱の在庫本数とのからみがあり、また強風で傾かないよう、50cm間隔とするべきであった。(4月30日追記:強風で傾いたから。もっと密に支柱を立てたほうがいい。)
 もう一つは、2013年2月に鳥害で大変な目に遭ったから、1月下旬から2月いっぱいは防虫ネットを張ることにしていたのだが、それをすっかり忘れていた。もし、鳥が突きにきたら、防ぎようがない。失敗、失敗である。まあ、エンドウが随分と生長しているから、突かれても若干の生長遅れで止まることを願うしかない。
(1月28日)
 1月25日に最低気温ー5.0度と冷え込んだ。近年では4年前の2月3日のー5.0度に次ぐ。また、1月20日に積雪9cm、25日に3cmを記録した。でも、エンドウは大丈夫だった。
 ビニール紐でエンドウを支えて立ち上がらせてあったが、一部は西側を這っている。そこで、どれだけか堆肥化しかけた藁を株元に置き、立ち上がらせて置いた。
(4月30日)
 昨日は強風が吹き荒れた。岐阜気象台で18.8m(北西)を観測。垣根が全体に少々傾き、東側からは千切りにくくなり、また、エンドウの上部が折れた。
(5月5日)
 ビニール紐は物によって耐久性に差がある。1月15日に張った紐はボロボロになり、支柱があちこちで傾いてしまった。 

<2015年>
(3月22日)
 今年も遅がけの垣根作りを本日(3月22日)行った。鳥害防止ネットを外しての作業である。昨年以上にエンドウが随分成長しており、一部ネットにつかえている。
 作業手順は昨年どおり。
 今年の特記事項をメモしておこう。
 鳥害防止のためネット掛けをしてあったのだが、ネットの長さが足りず、数十cm分はむき出しであったものの鳥害は全くなかった。
 昨年以上にエンドウが随分成長していたために、ネットを外したら畝の3mほどが支柱とは反対側に寝てしまったので、全体を魚網にもたせかけ、ビニール紐を張って寝ないようにした。
(撤去作業=6月7日)
 完全に枯れ枯れになっており、本日、垣根壊し。

<2014年の記録>
 例年、エンドウの垣根作りは3月上旬に行なっている。でも、今年は昨年と同様に鳥害防止のためネット掛けをし、エンドウがネットにつかえるようになって、垣根作りすることにした。その作業が今日3月23日。なお、ネットの長さが足りず、数十cm分はむき出しであったが鳥害はなかった。
 例年、風で支柱が傾くことが多いので、一昨年は支柱の間隔を約30センチと狭くしたが、他の夏野菜用の支柱が不足してしまい、昨年は約40センチ間隔とした。今年は、約50センチとまた広げた。これでもたぶん大丈夫だろう。なお、一番長い支柱を使うことにした。
 鉄棒で穴をあけ、支柱を差し込む。ビニール紐での結わい付けは、上部に1段のみと、最小限にした。なお、ビニール紐張りは手が届くなるべく上の方にしたのだが、少々上すぎた感がした。もう数センチ下が魚網の幅からするとベスト。
 そして、荒目の魚網ネットを張る。上部は1本飛ばし、株は2本飛ばしでビニール紐でくくりつける。
 なお、エンドウの蔓がネットに絡みつきやすいよう、寝ているものは土で押さえ、もたせ掛けておいた。
 支柱やネットは、エンドウの株の東側にしたから、西風で自然に張り付き、上へと伸びてくれるのを期待している。ここ2年間、これでうまくいっている。
(4月13日追記)
 順調に成育し、花盛り。一部小さな実がついている。伸びた枝が垂れ下がりそうになっているから、両面とも少々下目の所にビニール紐を緩くかけておいた。
(4月19日追記)
 本日初収穫。明日、もう1段ビニール紐を緩くかけることにする。

<2013年の記録>
 今年は2月に鳥害に遭い、芽や葉っぱが齧られ、特に畝の南の方が被害がひどかった。そこで、急ぎ虫除けネットを引っ張り出してきて、これを代用し、トンネル掛けした。ただし、ネットの幅が足りず、4株は被せることができなかった。その4株はその後もかなり鳥に突かれた。
 でも、ネットなしの4株も、春の暖かさで芽や葉が伸び始め、鳥害は終わっているのが分かった。そして、ネットを被せてある株もグングン生長し、3月末にはネットにつかえるようになった。
 そこで、本日4月4日、ネットを外し、垣根作りを行うことに。例年、風で支柱が傾くことが多いので、昨年は支柱の間隔を約30センチと狭くしたが、他の夏野菜用の支柱が不足してしまい、今年は約40センチ間隔とした。
 鉄棒で穴をあけ、支柱を差し込む。ビニール紐での結わい付けは、例年3段としているが、今年は2段にした。そして、荒目の魚網ネットを張る。

DSCN0106.JPG

 例年、エンドウは、4月20日頃から採れ始め、ゴールデンウイーク前後の間がピーク。今年は鳥害で生長遅れしているから、はたしてどうなるか。
(4月23日追記)
 エンドウが随分と成長しだし、花盛りに。4月半ばに一部が風で倒れており、部分的にビニール紐でくくったが、今日見てみると、幸い倒れているものはなかったが、全体をビニール紐でくくり、倒れないようにしておいた。一部に実が生っていたが、今年は4月の低温傾向で収穫は遅れそうだ。
 
DSCN0127.JPG

(5月5日追記)
 あれからまた伸びて、東側は枝が倒れそうになっている。よって、東面はもう1本ビニール紐でくくりつけを行った。明日は、かなり収穫できそうだ。
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自宅前の畑で種取り用専用のエンドウ栽培 [エンドウ]

 毎年、絹さやエンドウは須賀前の畑で栽培し、畝の端のほうを種取り用のエンドウとしていた。何十年、いや100年になるかもしれない、自家採取の種でのエンドウ栽培。
 ところが、2018年秋、北隣の畑を借りて各種野菜を栽培される方が、市販の種でエンドウを栽培されることとなった。それも、うちが栽培するエンドウ畝と至近距離に予定されている。
 よって、交配を避けるため、種取り専用に自宅前の畑でエンドウを少量栽培することとした。
 しかし、お隣さんは翌年は近くでエンドウ栽培されず、自宅前での栽培は不要となり、その後は面倒なこともあって、多少交配してもやむなしと横着に構え、須賀前の畑の南端で例年どおり種取りすることにした。

<2019ー20年>
(2019年11月4日)
 隣の畑にまだエンドウの種蒔きをした様子がない。聞いてみると、今年は別の畑で栽培するとのこと。よって、自宅前の畑で種取り用専用のエンドウ栽培は不要となった。

<2018ー19年>
(2018年10月29日)
 毎年、絹さやエンドウは須賀前の畑で栽培し、畝の端のほうを種取り用のエンドウとしていた。何十年、いや100年になるかもしれない、自家採取の種でのエンドウ栽培。
 ところが、今秋から北隣の畑を借りて各種野菜を栽培される方が、市販の種でエンドウを栽培されることとなった。種袋の下端が畝に埋めこんであったから、それが分かった。
 うちが栽培するエンドウ畝と至近距離に予定されている。
 これじゃあ、交配してしまって種取りできない。
 こうなると、うちの種取り用のエンドウは自宅前で栽培せねばいかん。
 さて、どこで栽培しようか。
 使える畝は夏大根の畝だ。例年、3回に分けて時差蒔きし、最終は7月1日の種蒔きであるが、夏の暑さで溶けてしまうことが多くて収穫は期待できず、来季は止めようと思っていたところであり、この畝が少々空くから、そこに種取り用のエンドウを作付けすればいい。
 というわけで、急きょ種取り用のエンドウ作付箇所を決めた次第。
(10月30日)
 11月初めにはエンドウの種蒔きを予定しているが、夏大根の畝(南区画の西から第2畝)は日照が少々悪いから、早めに、今日種蒔きした。種蒔きが遅れると、去年みたいに年内発芽しないことがあるからだ。
 使った種は、今年と昨年収穫のもの各7粒ずつ。
 休耕田の草が被せてあるので、畝の頂の草を除け、軽く溝立てし、2cm間隔で並べ、軽く覆土し、手で鎮圧。これから天気が続くが土は十分湿り気があり、発芽するだろう。
(2019年2月24日)
 順調に発芽し、随分と大きくなった。鳥に葉っぱを食われる恐れがあるので、防鳥ネットの短いものを持ってきて、ネット掛けしておいた。
(3月19日)
 随分と伸び、ネットにつかえている。本日、垣根を結う。
 支柱3本と、これまで使っていた防鳥ネットでもって、垣根とした。エンドウが伸びすぎて倒れているので、ビニール紐で持ち上げ。
(4月16日)
 実が生り出したが、花が少ない感がし、種不足になりはしないか、少々心配。
 今後、実が膨らむと鳥に突かれるから、種取り用防鳥ネットで囲った。
(5月26日)
 完全に枯れており、ネットを外し、種取りし、残骸を処分。まずまず足りそうな種の量だ。鞘付きのまま紙箱に入れ、直射日光でしばらく干す。
 不足すると困るので、須賀前の畑のエンドウで、ちぎり忘れが実ったものが(隣の畑の方のものと交雑の恐れがあるが)けっこうあったので、それを予備として収穫した。毎年、ちぎり忘れは実が大きく膨らんだところで鳥に突かれるのだが、今年はそれが全然なかったから不思議なものだ。
(6月9日)
 梅雨入り前に天日に何日か干し、今日、サヤはずし。もう少し日陰で乾燥させてから、紙袋に入れて冷蔵庫保管。 

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絹サヤエンドウの有機肥料栽培 [エンドウ]

 エンドウは種蒔き時期に少々留意せねばならない。
 毎年栽培している絹サヤエンドウの種蒔きは、おふくろが言うには11月1日が良いとのこと。ところが、2012年にそうしようとしたところ、お隣の専業農家の老主人から、昔と違って最近の11月・12月は暖冬気味だから、ちょっと遅らせたほうが良いとアドバイスを得た。冬越しさせるには、少々背が低い方が雪が降ったときに痛まないからとのこと。
 そこで、2012年は月初めが大忙しであったこともあって11月9日に種蒔きをしたのだが、11月・12月が例年より寒く、どれだけも生育せず心配するも、翌春暖かくなってからグングン成長し、遅れを取り戻してくれたから安堵したところである。
 それ以来、遅らせ気味で種蒔きすることにしていたのだが、2017年は11月8日に種蒔きしたところ、その直後からの異常低温で大半が芽吹かず、やむを得ず多くを春蒔きしたが、春蒔きでは収穫量は微々たるもの。やはり月初めに種蒔きせねばいかん。
 そして、2017~18年栽培から無肥料栽培とした。それについては、「絹サヤエンドウの無肥料栽培」 のページで記事にし、このページでは、従前の有機肥料栽培に関しての記録を残す。
・エンドウの垣根づくりの記録は、「エンドウの垣根づくり」の記事
・エンドウ初収穫以降の収穫記録は、「エンドウ収穫時期の経年変化」の記事
・エンドウの種取り、垣根壊しの記録は、「エンドウの種取り」の記事
・もう一つの種取りの記録は、「自宅前の畑で栽培した種取り用のエンドウ」の記事

<2016~17年>
(10月10)
 そろそろエンドウの畝作りをせねばならない。場所は白ナス跡を予定していたが、今年は成績が悪いもののまだ少しは収穫できるから、少し位置をずらして白ナスの直ぐ際に用意することにした。
 そこで、まず草引きを行い、ビッチュウで粗起こしし、苦土石灰を振っておいた。
(10月13日)
 肥料(鶏糞、種粕、有機肥料粒、牛糞)を振り、小型ビッチュウではつりこむ。
(10月14日)
 畝の西側は白ナスがあり、東側だけ鍬で土寄せ。
(10月15日)
 白ナスを処分し、白ナス畝の東面を崩しながら土寄せし、畝整形。 
 寄せ集めた枯草をエンドウとタマネギの幅広の畝間に埋め込み。
(11月6日:種蒔き)
 かすかに草が生えており、テンワで削り込む。次に、テンワで峰に窪みを作り、牛糞を少々入れ、手で埋め戻す。
 ここで、種を峰に乗せ、種を置いていくのだが、2016年産の種が不足気味である。
 例年の密度は約25cm間隔でもって4粒を1~2cm間隔だが、昨年は約20cm間隔でもって5粒を1cm間隔で横に並べた。
 今年は、ブログ記事を見てこなかったので、多分こんなもののだろうと、約20cm間隔で3粒を2cm間隔で並べたところ、数粒不足。2015年産の予備はなく、2014年産の予備があったので、もう1粒ずつ置いていき、若干の残りが生じた。2年前の種ではあるが、2014年に2年前の種で十分発芽したから、これでよし。
 最後に、手で種を押し込み、少々覆土し、手で軽く転圧。
 土が少々乾き気味だが、2日後に一時雨の予報だから、ちょうど良かろう。
(11月26日)
 綺麗に芽吹き、まだまだ小さいが順調に生育中。
(12月26日)
 10cmほどに生長し、倒れないでいる。ちょうどいい大きさだ。
(1月15日)
 エンドウの生長が著しい。1月に入っても暖かく、2、3日前に見てみたら、もう30cm程度に生長し、皆、倒れて伸びている。そこで、急きょ思い立って、エンドウを立ち上げて垣根を早々に結うことにした。
(4月12日)
 3月下旬以降、陽気がよかったから、もう初生りをほんの少々だが収穫することができた。
(4月30日)
 昨日は強風が吹き荒れた。岐阜気象台で18.8m(北西)を観測。垣根が全体に少々傾き、東側からは千切りにくくなり、また、エンドウの上部が折れた。
(5月5日)
 ビニール紐は物によって耐久性に差がある。1月15日に張った紐はボロボロになり、支柱があちこちで傾いてしまった。

<2015~16年>
(10月13日)
 そろそろエンドウの畝作りをせねばならない。そこで、今日実施することに。
 場所はトマトの跡であり、雑草がけっこう生えている。先ず、テンワ(手鍬)で削り落とす。1時間はかかった。
 次に、苦土石灰を振ってから畝の峰を軽く溝立てし、牛糞を撒き、手で混ぜながら雑草の大きな根っこなどを取り除く。この位置に種蒔きし、当初の肥料は牛糞のみてある。
 最後に、法面の中腹(両サイド)に溝を掘り、混合肥料(鶏糞、種粕、有機肥料粒、化成)を入れ込み、鍬で埋め戻して終了。
 これで、種蒔き準備が完了し、追肥不用にした。
(10月22日)
 草木灰を畝全体にばら撒く。
(11月7日:種蒔き)
 今年の11月は暖かいとの予報から、種蒔きを遅らせてよいが、明日から3日間は雨模様だから、本日種蒔きすることにした。
 まず、西隣のタマネギの畝整備で出た雑草の枯草がエンドウの畝の際にせてあり、これをテンワ(手鍬)と鍬で土を被せ、堆肥化を促進。併せて、エンドウの畝の整形。
 東隣のイチゴの畝、西隣のタマネギの畝のちょうど真ん中にエンドウの種を蒔くことに。テンワで押さえて溝を作ったものの若干西寄りとなり、指で7、8cm東に溝を立てながら、エンドウの種を置いていく。
 昨年は、例年どおりの方法<おふくろがやっていたやり方である“サンダルで足跡をつけて、1箇所に4粒蒔け”>に従って約25cm間隔でもって4粒を1~2cm間隔で横に並べたが、収穫時に少々まばらな感がして、今年は、約20cm間隔でもって5粒を1cm間隔で横に並べた。これで昨年の種がドンピシャリ足りた。
 最後に土を被せて軽く押さえ、種蒔き終了。
(11月25日)
 その後、皆きれいに芽吹いている。昨年より5日遅れの種蒔きであったがためか今年は昨年より少々小振りだが、これで充分に冬越し可能だ。
(12月6日)
 細かな冬草がけっこう生えている。畝の両サイドを削り上げ。
(12月28日)
 11月、12月が異常に暖かく、大きく生長し、風で倒れている。
(1月15日)
 1月に入っても暖かく、エンドウが30cm程度に生長し、倒れて伸びている。
 来週に寒波が来て雪も降ろう。そこで、急きょ思い立って、エンドウを立ち上げて垣根を早々に作ることにした。
 昨年は、2月1日に鳥害防止のため防虫ネットを張り、3月22日に垣根作りと、例年どおりであった。
 鳥害のことを忘れており、このブログを打つ段になって気が付いた。
 今年は、2月に鳥に突かれるかもしれないが、随分と生長しているから、突かれても若干の生長遅れで止まるだろう。
 垣根作りの詳細は次のとおり。
 まずは、東側に細く短い支柱を1.5m間隔程度に差し、ビニール紐で倒れたエンドウを起こしながらビニール紐を張っていく。
 次に、エンドウが西側にお辞儀した格好になったので、気持ち上向きになるよう、ビニール紐を張っていく。
 これで、取りあえず立ち上がらせることができた。
 続いて、金棒で50cm弱の間隔で株元より気持ち東側に穴を開け、太目の中程度の長さの支柱を差し込んでいく。そして、上部をビニール紐で連結させる。
 最後に、魚網を張っていく。2、3年前にピッタリの長さに切っておいたから、綺麗に張れた。これで、エンドウが伸びれば西風で魚網に押し付けられ、ツルが魚網に巻きつき安定する。
 これにて、作業完了。
 ところで、このブログの過去記事を見ないで記憶だけで行い、失敗をしてしまった。それは支柱の間隔である。支柱の在庫本数とのからみがあり、また強風で傾かないよう、50cm間隔とするべきであった。(4月30日追記:強風で傾いたから。もっと密に支柱を立てたほうがいい。)
(1月28日)
 1月25日に最低気温ー5.0度と冷え込んだ。近年では4年前の2月3日のー5.0度に次ぐ。また、1月20日に積雪9cm、25日に3cmを記録した。でも、エンドウは大丈夫だった。
 ビニール紐でエンドウを支えて立ち上がらせてあったが、一部は西側を這っている。そこで、どれだけか堆肥化しかけた藁を株元に置き、立ち上がらせておいた。
(3月20日)
 随分伸びた。東面にビニール紐を2段張って倒れないようにした。
(4月3日)
 両側にビニール紐を張り、倒れないようにした。
(4月12日)
 例年になく上へ上へと伸びていく。冬越し時に背が高かったからか。
 初生りをほんの少々収穫。今年は意外に早い。
(4月16日)
 初生りの4日後の今日もほんの少々の収穫であったから、初生りが格別早かったわけでもなさそうだ。(その後は、19日に少々。)
 まだ上へ伸び、垂れ下がりや軸折れが目だつ。先日緩く張ったビニール紐を支柱にくくりつけたり、部分的に新たに張ったりした。
 ところで、東のイチゴとの畝間が狭すぎた。エンドウが千切りにくい。来年は畝の位置決めを考えねばいかん。
(4月30日)
 昨日は強風が吹き荒れた。岐阜気象台で18.8m(北西)を観測。垣根が全体に少々傾き、東側からはより千切りにくくなった。また、エンドウの上部が折れたので、ビニール紐を張り、持ち上げておいた。
(栽培結果)
 例年どおり十分に収穫(評価★★★★☆)できたが、イチゴとの畝間が狭く、垣根が傾いたこともあって収穫しずらかった。
 なお、来年は種取り区画をきちんと防鳥ネットで囲わねばいかん。
(5月31日)
 垣根壊し。残骸は畝間に後日埋め込むことに。
(6月11日)
 エンドウの残骸とともに畝間に入れたイチゴに敷いた刻み藁とを本日鍬で土寄せし、埋め込む。

<2014~15年>
(11月2日:種蒔き)
 今年は11月9日(日)が種蒔きすると良さそうだが、今日2日(日)は時間があるので、種蒔きすることにした。
 なお、今年取れた種はわずかであり、陰干ししたままでサヤも外してないから、それは使わず、2年前の種を使うことにした。
 場所は白ナスの跡であり、既に引き抜いて処分してあり、雑草も削ってある。畝をそのまま使うと、隣のニンニクに近すぎ、収穫時に支障があるから、少々離して種蒔きする必要がある。よって、西側のサツマイモの土を鍬で寄せ、テンワ(手鍬)で大雑把に整形。
 本格的な施肥は来春に行うことにし、今日は種蒔き位置の下に牛糞を敷くことにした。そこで、鍬で溝立てし、牛糞を撒き、鍬で埋め戻して、テンワで畝を整形。
 約25cm間隔でもって4粒を1~2センチ間隔で横に並べ、少し押さえて種を置く。並べ終わってから、1cm強押し込んで、土を寄せて蓋をして、お終い。土がジットリ濡れているから、例年とは違った方法をとった。
(11月20日)
 ほとんど皆、きれいに芽吹いている。本日、野焼きしてできた草木灰を列の東側に施肥。
(11月30日)
 たばこの箱が85mm。ほぼその大きさに生長している。もう少し大きくなって冬越ししてくれるが、年内にあまり大きくなると雪が降ったときに軸折れするから、この程度で生長が止まった方がいい。
DSCN0363.JPG

(12月末)
 その後、少し生長したが、ほど良い大きさであろう。
(翌年2月1日)
 鳥害に備えて防鳥ネットを張ることにした。
(別記事)
(3月16日)
 随分大きくなり、防鳥ネットを外して、支柱立てをそろそろせねばならないが、自宅前の畑のホウレンソウに鳥がたかっており、エンドウに被害があっては大変だから、もう少し様子をみることに。
(3月22日)
 本日、防鳥ネットを外し、支柱立てと魚網張り。今年も遅がけの垣根作りとなった。
 昨年以上にエンドウが随分成長しており、一部ネットにつかえている。
 作業手順は昨年どおりだが、昨年の記事を見ていなかったので、せっかくの反省文を生かせなかった。
 支柱の間隔を狭くしてしまい、夏野菜用の支柱が不足することになろう。そして、ビニール紐張りは上段1列で良かったものを無駄に下段にも張ってしまった。
 また、魚網を張るのだが、昨年使用したエンドウ専用のものではなく、予備用のものを引っ張り出してきたため、長すぎてしまい、現場で切らねばならなかった。加えて、支柱の差込穴を作るための鉄棒を持って行くのを忘れ、戻って取りに行ってくるというお粗末も。
 何のためにブログ記事を書いているのか、これではなんにもならない。お恥ずかしい限り。
 さらには記事にするのを2日間も忘れていた。
 今年の特記事項をメモしておこう。
 鳥害防止のためネット掛けをしてあったのだが、ネットの長さが足りず、数十cm分はむき出しであったものの鳥害は全くなかった。無駄な防止策になってしまったが、キャベツでネット掛けできなかったものは葉先を突かれていたから用心に越したことはなかろうというもの。
 昨年以上にエンドウが随分成長していたために、ネットを外したら畝の3mほどが支柱とは反対側に寝てしまったので、全体を魚網にもたせかけ、ビニール紐を張って寝ないようにした。
 なお、昨年までは同時に追肥もしたが、今年の施肥は当初の有機肥料の敷き込みだけとし、簡略化した。そして、昨年までは雑草退治もしていたが、自然農法では「雑草は味方である」とのことだから、毛嫌いせず、生えるに任せることにした。幸い雑草は小さく、エンドウが負けることはないから放任することに。
(3月29日)
 草木灰を東面にばら撒く。
(4月9日)
 両面にビニール紐張り。
(4月18日)
 東面にビニール紐張り。そろそろ初収穫できる。
(栽培結果)
 春、暖かくなってからグングン生長し、大収穫。
(撤去作業=6月7日)
 完全に枯れ枯れになっており、本日、垣根壊し。まずエンドウの倒れ防止ビニール紐を切り取る。そして、枯れたエンドウを引き抜き、それを西のサツマイモとの畝間に敷き、雑草抑えにした。
 次に魚網を絡げてあるビニール紐を切り取り、支柱を引き抜く。そして、魚網を長い角型ダンボールに順々に巻きつけて終了。

<2013~14年>
(10月27日)
 白ナスの跡を予定しており、今年は、白ナスが順調で遅くまで収穫できていて、今日最終収穫とし、直ぐに引き抜き、準備することにした。
 時期が同じ頃となるタマネギ苗の植え付け畝と隣になり、連続作業で行った。
 まず、全体に苦土石灰を振り、ビッチュウで起こす。
 次に、小型ビッチュウで平らに均し、ロープで1本筋を付け、その筋を残しながら、浅く谷を掘る。その谷へ、有機肥料ペレット、牛糞、鶏糞、種粕を撒く。
 そして、跳ね除けた土を戻し、概ね元通りにする。
 筋を目標に鍬で土寄せし、かまぼこ型にして畝作りは完成。
 なお、今年から化成肥料は全く使用せず。よって、少々面倒な畝の立て方となるが止むを得ない。
(11月3日)
 今日、種蒔き。昨年とほぼ同様なやり方である。
 先ず、テンワ(手鍬)で畝の上面を軽く均した後、クワで押さえて平らにし、サンダル1足分の間隔でもって4粒を1~2センチ間隔で横に並べ、少し押さえて種が転がらないようにした。そして、畝下から土を取り、手でほぐして適当に掛け、再度クワで軽く押さえておいた。
 ところで、今日、隣の畑の方(専業農家)も種蒔きしてみえた。自家消費の分だけにつき、種は購入したもの。種の蒔き方は、うちは4粒を横に並べるが、隣の方は四角形+1粒のようだ。
(11月21日)
 順調に芽吹き、まだまだ小さいが順調に生育中。所々犬に土を掘られたところあり。1か所被害。根が浮き上がったものを生え損なった箇所に移植。
(11月24日)
 畝の法面に草木灰を散布。土寄せはもっと成長してから。
(12月22日)
 11月の低温がたたったのか、例年より小さな姿での冬越しとなる。
 雑草がけっこう生えてきているので今日簡単に草引きをした。
(栽培結果)
 春、暖かくなってからグングン生長し、大収穫。

<2012~13年>
(11月9日)
 今年も昨年と同様に11月5日頃に種蒔きしようとしたのだが、葬儀の手伝いが3件続き、その間に選挙がために丸一日投票所に詰めたりで、今日11月9日に、やっと種蒔きすることができた。
 昨年は、種蒔きが初経験で、おふくろに聞くと、“サンダルで足跡をつけて、1箇所に4粒蒔け”とのことであったから、それに従ったものの、今年は別の方法を取ることにした。
 先ず、テンワ(手鍬)で畝の上面を軽く均した後、クワで押さえて平らにし、サンダル1足分の間隔でもって4粒を1~2センチ間隔で横に並べ、少し押さえて種が転がらないようにした。そして、クワで適当に土を掛け、再度クワで軽く押さえて芽吹きやすいようにしておいた。
 なお、昨年は、種を埋め込んだ後で万田酵素を噴霧したが、今年は省略。
(11月25日)
 今年の11月は平年より気温が低く、芽吹きが遅れている。種蒔きが遅れたこともあって、やっと少々地上に頭を出し始めた程度であり、これで冬が越せるのか気になる。
(12月2日)
 地上に出ている青葉は1センチ程度。もうどれだけも成長は期待できないであろう。元気に冬越ししてくれるよう、万田酵素を噴霧しておいた。
(翌4月4日)
 今年は2月に鳥害に遭い、芽や葉っぱが齧られ、特に畝の南の方が被害がひどかった。そこで、急ぎ虫除けネットを引っ張り出してきて、これを代用し、トンネル掛けした。ただし、ネットの幅が足りず、4株は被せることができなかった。その4株はその後もかなり鳥に突かれた。
 でも、ネットなしの4株も、春の暖かさで芽や葉が伸び始め、鳥害は終わっているのが分かった。そして、ネットを被せてある株もグングン生長し、3月末にはネットにつかえるようになった。
 そこで、本日4月4日、ネットを外し、垣根作りを行うことに。例年、風で支柱が傾くことが多いので、昨年は支柱の間隔を約30センチと狭くしたが、他の夏野菜用の支柱が不足してしまい、今年は約40センチ間隔とした。
 鉄棒で穴をあけ、支柱を差し込む。ビニール紐での結わい付けは、例年3段としているが、今年は2段にした。そして、荒目の魚網ネットを張る。
 次に施肥。東側は、既に種粕と動物残渣ペレットを施肥してある。今日は、西側を溝立てし直し、種粕と牛糞を施肥して十分に土寄せ。なお、今年から化成肥料を使わないことにしたから、牛糞はたっぷり使った。
 例年、エンドウは、4月20日頃から採れ始め、ゴールデンウイーク前後の間がピーク。今年は鳥害で生長遅れしているから、はたしてどうなるか。
(4月23日)
 エンドウが随分と成長しだし、花盛りに。4月半ばに一部が風で倒れており、部分的にビニール紐でくくったが、今日見てみると、幸い倒れているものはなかったが、全体をビニール紐でくくり、倒れないようにしておいた。一部に実が生っていたが、今年は4月の低温傾向で収穫は遅れそうだ。
 
DSCN0127.JPG

(5月5日)
 あれからまた伸びて、東側は枝が倒れそうになっている。よって、東面はもう1本ビニール紐でくくりつけを行った。明日は、かなり収穫できそうだ。
 その後、暖かくなってからグングン生長し、大収穫。
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