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小玉スイカの無肥料(→微肥料)栽培に挑戦 [スイカ]

(2023年からは別ページ→小玉スイカの手抜き栽培

 スイカは作ったことがない。子どもの頃もうちの畑でスイカが生ったという記憶もない。スイカは他に野菜ができない砂地で作り物で、うちの畑は湿気畑の傾向にあり、作っても水っぽくてまずいものしかできないであろう。
 ところが、須賀前の畑の極一部を2020年に貸し農園にしたところ、小玉スイカ(接ぎ木苗)を作られた。そしたらちゃんと出来、生った小玉スイカを1個いただき、食べてみたらとても甘かった。なんだ、うちの畑でスイカが作れるじゃないか、である。
 そこで、メロン(これも砂地を好む)をここのところ作付けしてきたが梅雨明け後に湿気が多すぎて枯れてしまうことが多く、メロン栽培を縮小して2021年から小玉スイカ(接ぎ木苗)の作付けに変えることにした。
 なお、ここ数年、メロン(その後一部小玉スイカ)はかなり広い畝に、中央にメロン、両側にサツマイモを栽培し、無肥料・連作でやってきた。メロンはこれでも十分な大きさに育ち、実も数多くつけたが、小玉スイカは2021年は無肥料であったがためにチョウ不作。2022年は植え付け穴に牛糞堆肥を両手で2つかみ(約2リットル)入れたところ、十分に満足できる収穫を得た。そして、小玉スイカは雨が多くてもメロンのように枯れることはなかった。

<栽培の注意点(小玉スイカのネット検索より)>
・摘芯
 スイカの雌花の多くは子蔓や孫蔓につくので、本葉5~6枚になって蔓が伸びはじめたころ、親蔓の先端を摘み取ります。この作業を摘芯といって、親蔓を摘み取って芯を止めることにより、子蔓の発生や生育が促されます。摘芯して脇芽の子蔓が伸びてきたら、生育のよい子蔓を3~4本残し、ほかの子蔓は摘み取ります。
・摘果
 実がたくさんついてきたら、1本の子蔓に2個の実を残し、余分な実は小さいうちに摘み取ります。それぞれの子蔓に2個ずつ、1株で6~8個の収穫を目指します。
・収穫適期の見極め
 実の表面を軽く叩いて「ポンポン」と音が通る(濁らない)
 実のついた節から出た巻きひげが枯れている
 実のついた節の葉が枯れたら
 日の当たらない底が黄色に変色している


<2022年>
 昨年は広幅のビタミン大根の後作としたが、今年はメロン&サツマイモの広幅畝でメロンの代わりにスイカを作付けすることに。なお、スイカは普通の小玉スイカとする。
(2021年11月21日)
 畑の中央部の広幅2畝のサツマイモの収穫が終わり、来季用の畝づくりを行う。テンワで土を両サイドにどれだけか除け、畝全体に刻み藁をけっこうな量ばら撒く。中央部の少々凹んだ部分をビッチュウで刻み藁のはつり込み。両サイドの土を刻み藁とともに戻し、刻み藁を埋め込む。
 なお、この広幅2畝の両サイドは山芋畝であり、それぞれの畝間が多少狭かったり広かったりしていたので、今回、それを正すとともに、広幅2畝の高さを同じにした。
 スイカの栽培は東側の広幅畝とし、峰にスイカ、両側の法面にサツマイモとする。
(2022年4月4日)
 雑草がけっこう生えてきているので草叩き。
(4月24日)
 小玉スイカ接木苗を昨日購入し、本日植え付け。株間を1m強取り、8株とした。
 植え付け穴をテボで大きく掘り、牛糞堆肥を両手で2つかみ(約2リットル)入れ、土とかき混ぜてから植え付け。
 昨年、無肥料では出来がさっぱりだったから、初期生育を促すため、こうした。
 ウリハムシ対策として、寒冷紗でトンネル仕立てにした。
(6月4日)
 十分な大きさになり、ウリハムシが少々いるが、もう大丈夫だから寒冷紗を外す。
 株周りの草引き、畝全体の草叩きをし、ツルを畝の上に伸ばし直す。
(6月5日)
 親蔓の摘芯は行わなかったが、長そうな4本のツルを残して他は切り取る。また、残した蔓元から出ている脇蔓も切り取る。
(6月26日)
 先日2個、今日1個、ソフトボール大の実にカボチャ用尻受けを当てる。
(7月1日)
 今日数個、実にカボチャ用尻受けを当てる。
(7月17日)
 東側に伸びたツルが、山芋畝を越してネギ畝間で行っており、これを戻す。
 10個ほど実にカボチャ用尻受けを当てる。1個腐りあり、処分。
(7月24日)
 雑草の生えようがすさまじい。大ざっぱに草引き。
 10個弱にカボチャ用尻受けを当てる。2個腐りあり。
 どうやら収穫時期を失念していたようであり、実のついた節から出た巻きひげを見てみると、完全に枯れているが大半だ。叩いていても、音の違いがよく判別できない。よって、大きそうなものをとりあえず2個収穫。食べてみると、すでに完熟していた。
(7月26日)
 10個強を収穫し、6個を息子夫婦に送る。
(7月28日)
 10個強を収穫し、2個を娘に送る。残りはお客さんに差し上げよう。
(7月30日)
 5個収穫し、完熟の目安である「実のついた節から出た巻きひげが枯れている」ものを全部収穫。今後は、巻きひげをチェックして収穫しよう。
(8月4日)
 ネコブセンチュウ対策のため対抗植物ギニアグラスの種をばら蒔く。
 雑草がけっこう生えており、種蒔き後に草引き。
(8月11日)
 今日、まずまずの大きさのものを数個収穫。1個がはぜる。小さなものも2個収穫。
 残りはほどんど小さなものだが、まだ未完熟。
(8月23日)
 最後の裏生り10個弱を全部収穫。評価★★★☆☆
 今まで納屋で保管し、少しずつ冷蔵庫に入れてきたが、納屋で腐ったものが4個ほど生じた。また、運んだり、洗ったり、籠に収納したりする段階で、ひび割れたものも数個あった。現在の総在庫は、皆、裏生りのものばかりだが、十数個といったところか。
 収穫個数は裏生りも含めて40数個。1株当たり6個弱となった。まずまず合格。

<2021年>
(4月5日)
 メロンの後作としてビタミン大根を作付けしていた畝を、今日、スコップで畑起こしもどき(10~15cm間隔でスコップを差し込み、前方へ少し押す)しておいた。
 なお、この畝は無肥料で3年間栽培しており、メロン、ビタミン大根ともにまずまずの成績を収めており、肥料を欲しがるスイカだが、引き続き無肥料でいく。
 苗はゴールデンウイークに購入予定。
(4月26日)
 大きな雑草は草刈機で刈ってからテンワで草叩き。少々削り上げ、定植畝整備完了。
(5月9日)
 花屋さんで購入した接木苗9ポットを定植。なお、苗は、植え付け直前に軽く散水後、竹酢液400倍散をポットの上から少々与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
 南から「黄小玉」(黄肉)、「金のたまご」(黄皮、赤肉、楕円形)、「紅小玉」(普通の小玉スイカ)を1m間隔で各3株。
 ポットに付いていた札には次のとおり書かれていた。
・黄小玉:極早生 果重1.5kg 1株15~20個
・金のたまご:果皮は硬くて割れにくく、黄皮がためか鳥に突かれにくい
・紅小玉:極早生 果重2kg 1株15個以上
 けっこうな数が生るとの触れ込みだが、無肥料栽培だから、1株数個程度か。
 須賀前の畑は、しばらくすると毎年ウリハムシが来襲するから、寒冷紗で虫除け。
(6月11日)
 十分すぎる大きさになり、ウリハムシがいても、もう大丈夫だから寒冷紗を外す。
 株周りの草引き、法面の草叩きをし、ツルを畝の上そして東の白ナス畝に伸ばす。
(6月23日)
 随分とツルが伸び、伸びすぎたツルを畝に戻す。
 数個の実が付いた。敷き藁なしだから、その代用として掘り出したイチゴの株を実の下に置き、座布団代わりにする。以後、見つけた度に同様に敷く。
(7月11日)
 実がだいぶ大きくなったものがあり、イチゴの株を足したりして座布団にする。
(7月16日)
 スイカの収穫時期は「ほずの先のツルが枯れてきたら採る」ということであり、今日見てみると、ほとんど全てのスイカがそうなっている。中には熟しすぎたのだろ、腐ったものが1つあったし、割れが来たものが1つあった。
 そして、ツルが枯れたものもあり、これは「枯れ色み」状態でまずいだろう。
 適当に数個を初収穫。叩いてみて、より低音のするものにした。
 生りようはというと、平均して1株に2個程度で小さいものが多い。
(7月18日)
 何日か前に既に枯れたものがあり、ここ1、2日で枯れたものもある。
 全部が収穫適期を迎えているので、全部収穫。ただし、ツルが枯れているもので小さなものは放置。前回と併せて10数個の収穫で、小さいものがけっこう多い。「金のたまご」の生りが少なかった。評価★☆☆☆☆
 来年はもう少し遅くに苗を買い、定植を遅くすべきだ。そして、「紅小玉」(普通の小玉スイカ)だけでよかろう。
(8月8日)
 草刈機で畝間、法面の草刈り。
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