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むかごからの山芋(イチョウ芋)2か年栽培 [山芋]

(「2022年秋に植え付け、24年秋に収穫」の山芋から、別ページ→「山芋の手抜き栽培:むかご植えっ放しの2か年栽培」)とし、それ以前のものについては、このページに記録を残す。

 山芋(イチョウ芋:河口湖産だが当初は丸芋、どうやら大石芋(富士河口湖町大石地区産)らしい)の栽培をしているが、種芋(収穫した山芋の上部を切り取ったものや小さな芋を丸ごと)からの栽培だと発芽率が悪い。
 その点、むかご(自然薯)だと100%発芽してくれるから栽培しやすい。ただし、その年は大した大きさにならず、2年がかりでの栽培となる。(ただし、凍みたりして2年目に発芽しないことがある。)
 畑に余裕があるから、2017年は従前の栽培法と、むかごでの2年がかりの栽培法の両方を各1畝行うことにした。よって、2018年からは従前の栽培1畝、むかごからの2年がかりの栽培2畝、合計3畝となる。さらに翌年1畝増やし、2021年からは、全畝ともむかごからの2年がかりの栽培とし、毎年2畝収穫とする。
 このページでは2年がかりのむかごからの山芋(イチョウ芋)栽培について記し、通常の栽培法については別ページ「山芋(イチョウ芋)の栽培」で記す。
 なお、むかごの2018年植え付けからは、無肥料栽培の自然農法で行くこととした。参考とした自然農法の手法は主として次のとおり。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る

<2021年秋に植え付け:23年収穫(2畝)>
 従前はむかごを冬季保管し翌春に植え付け、収穫まで1年半かけていたが、2021年はむかごが全く生らず、食用にならないクズ芋や小芋を種芋にするしかなくなり、これの冬季保管はけっこう難しいから、秋に植え付けて冬越しさせるというやり方にした。
(2021年10月18日)
 9月末と10月初めに各1畝山芋を掘った。東畝には刻み藁と籾殻を少々ばら撒いてあるが、西畝は在庫切れでなし。なお、掘るとき、枯草は適当に土に混ざり込んでいる。
 本日、両畝に刻み藁(ダンボール箱各3箱)をばら蒔き、ビッチュウでどれだけか混ぜ込みながら、畝を粗整形。なお、西畝は土を両サイドに小々跳ねのけてから刻み藁をばら蒔いた。このほうが幾分土に混ざりやすい。
 鍬で両サイドの畝間の土を少々削りながら畝を整形。
(11月14日)
 畝の整形し直しを行う。東畝が少々つんぼり高いので、少し低く均す。西畝はちょっと小さいので、西隣りのサツマイモ畝の土を若干寄せて、東畝と同じ大きさにする。
 20cmほどの折れた支柱(来春に本支柱に差し直し)を1列40本(株間25cm)並べた後、埋め込む。1畝2列栽培につき、2畝で160本となる。
 支柱の際(中央寄り)に種芋(クズ芋、小芋、食用芋の上部を切ったもの)を深さ5cmで埋め込む。ちょうど足りた。
 越冬させることとなるから、冷え込み防止のため、まず刻み藁を畝全体に少し厚めに乗せる。ついで、ビニールシートを被せたが、まだ気温が高いので裾を折り込んで、法面は半分程度露出させ、石を乗せて風で飛ばないようにする。大して重石にならないが、サツマイモの残骸を乗せておく。
(12月12日)
 明日から冷え込みそうで、裾を折り込んだビニールシートを伸ばす。
(2022年3月7日)
 今年はなかなか暖かくならないから今日までビニールシートを掛けたままにしておいたが、少しは暖かくなったので、シートを外す。少々の草引き。
(3月13日)
 今日、2畝とも支柱差し。一番短い支柱を用意。ちょうど足りた。
 昨年11月に種芋を植えるときに折れた短い支柱を目印に差し込んであり、それを抜きながら本支柱を差し込む。両サイドと中央3か所には太い支柱とし、風で倒れにくくした。
 草引きをていねいにしながら、敷いてある刻み藁やサツマイモの枯れたツル、野菜の残骸を敷き詰め直す。なお、貸畑から出た野菜くずは、畝の法面の草抑えに使用。
(4月28日)
 部分的に芽吹きだし、ツルが大きく伸びたものあり。支柱を麻紐で結わい付け。
 なお、畝の法面や法尻からツルが伸びているものが数本あり、草引きや草刈りでちぎらないよう支柱を斜め差ししておいた。
(5月2日)
 ツルが支柱より上に伸び上がるものがでてきた。隔日で行うエンドウの収穫時に、伸び上がったツルを麻紐に巻き付け。
(5月23日)
 畝に若干雑草が生えており、草引き。法面を削り上げ。
(6月5日)
 グラジオラス側の畝に球根性の雑草が繁茂。他の草とともにこれを可能なかぎり除去。
(7月25日)
 グラジオラス側の畝の法面&峰の草引き。スイカとネギの間の畝はスイカのツルで覆われ、草引きできず。
(8月21日)
 グラジオラス側の畝のスイカとネギの間の畝(含む畝間)の草引き。もう片方(西)畝の草引き。
(9月5日)
 昨日今日で畝の草引き。
(9月25日)
 むかごが少々なっており、ていねいに全部取る。少々時期遅れで落ちたものあり。
(11月8日)
 昨日掘った2年越しの畝で収獲した、食用にならない小芋を種芋とし、発芽しなかった箇所(枯れたツルがない箇所)に埋め込み。その数、約40個。
(11月10日)
 サツマイモ畝やスイカ畝から枯草や残骸を運び、覆いを分厚くし、冬越しさせる。
(11月28日)
 垂れ落ちた枯草を押し上げながら、畝間を軽く削り、土寄せ。
(2023年4月10日)
 3月に目立つ草やスギナを引いたが、分厚い枯れ草の覆いであまり草は生えない。
 部分的に芽を伸ばしだした。支柱に麻縄(細いから二重で)結わい付け。
5.18調子良くツルが伸びつつある。畝の雑草を手で草引き。
6.26畝の峰は手で草引き、法面は小型コテで草削り。
7.23~24畝間を草刈機で草刈り、法面をマンノウで草削り、畝の峰を手で草引き
 部分的に枯れてしまったところあり。小さなむかごがけっこう生っている。
7.31むかごがけっこう生っており、ていねいに取ろうとするも、ツルや葉が茂っており、部分的に取って、多くは畝に落とし、可能な限り拾う。大きなむかごはほとんどなし。種に使えるのは10個程度。なお、なにやら虫に刺されたようで、手首が痛痒くなった。
10.25,27ツルが10月半ばには全部枯れ、2日がかりで収穫作業。
 むかごがまたまたたくさん生っており、手で叩き落し、ツルを鎌で切りながら除去し、ツルはヤーコンの畝間へ放る。むかごを振るい落としながら、畝の枯れ草や刻み藁を隣の畝の法面に仮置き(後日、畝に被せる)。大変なのはむかご拾い。1畝10mで、細かなものまで拾い集め、各2時間を要した。大きなむかごは種芋とし、小さいものはまとめてヤーコンの畝間へ放る。
 支柱を2本引き抜き、鍬を横にして表土を若干削り、細長スコップで2株ずつ掘り進む。そのついでに、堀り跡に土壌改良剤として刻み藁を敷き込む。山芋で出来のいい長いものは先端を切ってしまうもの多し。でも、今年の出来はイマイチで短いものが多く、それほどは切らなかった。この作業に各3時間。少々バテバテ。
10.28水洗いと計量を行う。昨年食用にできたのが48.8kgに対して、今年は23.6kgと昨年の5割の出来であった。なお、小さな山芋は水洗いせず、例年どおり種芋として使うことに。

<2021年春に植え付け:22年収穫(2畝)>
 須賀前畑の中央部に1畝、東の方の1畝、計2畝で、2021年春、むかごからの2年がかりの栽培を行う。
(2020年11月22日)
 2畝とも山芋は収獲済みで、東の方の1畝は収穫時に刻み藁と枯草を入れつつスコップで掘り進み、養生してある。今日は、その畝をテンワで整形した後、周りに置いてある枯草を被せたり、田んぼから刻み藁を持ち込んで乗せ、雑草抑えしておいた。
(2021年4月12日)
 本日むかごなど植え付け。各畝80個とする。
 11月に乗せた枯草や刻み藁は冬風で畝の東面にずり落ちているが、雑草はほとんど生えていない。軽く草叩き。
 まず支柱を差していく。各畝に2列各40本を均等に差す。約10mの畝につき、間隔は約25cm。昨年より少々少な目。両端と中ほどに太い支柱を差し、あとは細い支柱を順次差していく。長すぎる支柱が数十本あったので、これは標準サイズにカナ鋸で切る。
 むかご約120個と、昨秋に収穫したチビ山芋約40個を埋め込んでいく。深さは約3~5cm。余ったむかごは小さなものが約20個。これは一応残しておく。
 枯れ草や刻み藁を列間(畝の峰)に分厚く敷き、草抑えにする。
(4月19日)
 支柱を麻紐で結わい付け。草引きし、刻み藁を補充し、峰の草抑え。
(5月26、29日)
 雑草がけっこう生えだした。峰の草をざっと手で引き、法面はテンワで削り上げ。
 発芽状況はとんと悪い。2割程度だろうか。少々心配になる。よって、法尻でけっこう丈夫な茎を伸ばした一人生えの山芋(数株)は育てることとし、支柱を斜めに差し、テンワで削り上げるときに切らないようにしておいた。
(6月11日)
 その後いくらか発芽あるも欠損株が目立つ。
 峰の草引き、法面の削り上げ。
(7月26日)
 昨日草刈機がつかえる所は、畝間と法面をざっと草刈りし、今日、部分的に鎌を使いながら草引きをした。畝には草1本もない状態に。こんな例は今年が初めて。
(9月20日)
 少々雑草が生えてきており、畝の草引き。
 大半がもう枯れてしまった。珍しくむかごが一つも生っていない。
(10月8日)
 先日収穫した山芋のうち、食用にならない小芋のなかで少々大き目のもの約50個を、2か年栽培の2年目となる畝の欠損箇所へ埋め込み。
 今年から省力化し、昨年までのような「支柱を抜いて、その跡に極短い支柱を差し、12月にビニールシートで防寒。春にシートめくりし、極短い支柱を抜いて、その跡に普通の支柱を差し戻す。」という作業を一切止めにした。
 昨年、間違って1畝は防寒シートを掛けなかったが、芋が凍みることはなかったから、そうすることにした次第。ただし、枯草でなるべく厚く覆うこととする。
(10月10日)
 畝間、畝の法面を削り上げ、若干幅広の畝に。
(10月11日)
 どれだけか雑草が畝の峰に乗っているが、これでは冬越しにこころもとない。サツマイモを一部休耕し、代わりにコブトリソウを栽培し、それを刈り取った枯れ草や刈ったばかりの草がけっこうあるので、これを畝の峰と法面(一部分)に敷き詰める。次に、ヤーコン畝の畝間に放っておいた夏野菜の残骸を拾い集め、これも畝の法面に敷く。
 まだ不十分だから、後日、また枯草なり刻み藁を敷くことにする。
(10月18日)
 岩弘さんの田んぼから刻み藁を搬入し、割りとたっぷり畝に被せることができた。
(11月14、15日)
 畑の中央部の畝は、隣のサツマイモのツルの一部を先日乗せておいたが、その上にけっこうな量の刻み藁を追加して乗せた。
 東の方の畝は刻み藁と野菜の残骸が乗っているが、その上にけっこうな量の刻み藁を追加して乗せた。
(2022年3月7日)
 秋に十分な刻み藁もしっかり乗せておいたから、雑草の生え方は少ないが、所々に大きな冬草があり、草引き。東側にずり落ちた刻み藁を畝の嶺に戻し。
(4月3日)
 東の畝のみ雑草がけっこう生えているので、削り上げ。
(4月25日)
 部分的に芽吹きだし、ツルが大きく伸びたものあり。支柱を麻紐で結わい付け。
 なお、畝の法面や法尻からツルが伸びているものが7本あり、草引きや草刈りでちぎらないよう支柱を斜め差ししておいた。 
(4月30日)
 ツルが支柱より上に伸び上がるものがでてきた。隔日で行うエンドウの収穫時に、伸び上がったツルを麻紐に巻き付け。
(5月23日)
 畝に若干雑草が生えており、草引き。法面を削り上げ。
(7月24日)
 あまり草は生えていないが、東畝のみ草引き。
(9月5日)
 昨日今日で畝の草引き。 
(9月25日)
 今年は、西畝にむかごの生りようがすごい。東畝はさほどではない。こぼれてはいかんから、ていねいに全部取る。少々時期遅れで落ちたものがけっこうあり、極力拾う。
(11月6日)
 全部が完全に枯れており、支柱に結わい付けた麻縄と太く長いツルをハサミで切り、支柱を除去。ただし、畝の法面で発芽したものは、掘り忘れないよう、支柱を残す。
(11月8日)
 昨日、全部掘ったところ、不発芽の箇所が20か所ぐらいはあった。
 今日、水洗いし、計量。中央辺りの畝27.7kg、東のほうの畝21.1kg、合計48.8kgで、約2割増収で、過去最高となった。 

<2020年春に植え付け:21年収穫(2畝)>
 ネギ連作栽培の両側の畝(東畝はむかごからの2年がかりの栽培で昨年収穫、西畝は単年栽培で昨年収穫)で、今年、むかごからの2年がかりの栽培を行う。
(2019年11月3日)
 山芋の収穫時に、スコップで掘り進めるとともに、枯草や山芋のツルそして刻み藁を混ぜ込む。最後に、刻み藁を畝にばら撒き、小型ビッチュウで畝尻の土をかき揚げ、粗整形。
(11月21日)
 休耕田から枯草を搬入し、雑草抑えのため畝に被せる。
(2020年4月12日)
 草が少々生えており、草叩きし、枯草を敷き直す。
 西畝が少々小さいので、ネギ畝(余裕あり)から土を少々かき寄せておいた。
(4月26日)
 まず支柱を差していく。両端と中ほどに太い支柱を差し、あとは細い支柱を順次差していく。畝がまあまあ広幅ゆえ、2列植えとし、支柱も2列とした。
 草引きしながら、むかごを埋め込んでいく。深さは約3cm。枯草がけっこう乗せてあるので、それを敷き直し、草抑えとする。
 西畝(1列42×2列)85個植え付け。東畝((1列45×2列)90個植え付けとなるところ、むかごが14個不足。足りなかった箇所には、後日、どこかで一人生えしたむかごを移植することとしよう。
 株間が25cm弱と少々狭くなってしまったが、無肥料栽培ゆえ山芋がさほど大きくならないだろうから、これでいいのかも。
(5月3日)
 他の畝のついでに、支柱を麻紐で結わい付け。
(5月18日)
 畝の雑草を大雑把に除去。こぼれ発芽むかごも除去。全体に発芽はまだ少ない。
(6月1日)
 草刈機(紐タイプ)で畝の法面と畝間をざっと草刈り。
(6月7日)
 再度草刈機でざっと草刈りし、草刈機が入らない個所をていねいに草引き。
(7月5日)
 畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。ざっと草引き。
(8月2日、7日)
 西畝のサツマイモ&メロン混植畝(今年はメロンだけ)にネコブセンチュウ対抗植物(コブトリソウ)の種蒔きをするに当たり、草引きをしたので、ついでに西畝の西側だけを、草引きと鎌での草刈りをした。7日に東側を同様に。
(8月13日)
 東畝の両サイドの畝間と法面若干を草刈機で草刈り。
(8月17日)
 東畝の峰を手で草引き、法面を鎌で草刈り。休耕田から搬入した草をたっぷり敷く。
 西畝に休耕田から搬入した草を少々敷く。
(9月20、21日)
 東畝は生育がとんと悪く、もう枯れるものがけっこう出てきた。
 2畝とも草引き。東畝は草引き後にカボチャの敷枯草を法面に覆う。
(10月4日、25日)
 むかごが畝にこぼれないよう、全部収穫。
(11月15日)
 今日、2019年植え付け・20年収穫の1畝を掘り、食用にするには小さすぎる山芋を、欠損箇所に埋め込んでおいた。昨年と同じやり方であり、これで今年はほとんど欠損株がなく、来年以降もこの方法を取ることにする。
(11月18日)
 支柱に結わい付けた麻紐をカッターナイフで切り、その場に放置。麻紐は丈夫なもので1か所で切れていたが、まだ持つ感じがした。ビニール紐よりずっと長持ちするし、片付ける手間もないから、有り難い。少々値が張るが。
 次に、支柱を1本ずつ除去し、目印に短い棒(折れた野菜用支柱)を差していく。黒い棒は目立たないので大半は緑色の棒を使用。細い棒は上部をペンチで折り曲げて所在が分かるようにしたり、少し離して刺して棒が潜り込まないようにした。
(11月22日)
 雑草をテンワで草叩き。田んぼの刻み藁を回収し、枯草の上に被せる。
(11月29日)
 今年購入した山芋畝専用ビニールシートを張り、防寒措置。昨年と同じやり方。
(2021年2月21日)
 厳冬期が過ぎ、ビニールシートを剥がすことに。
 ところが、である。西畝は良かったが、東畝にはビニールシートが張ってなかった。ずっと西のほうの昨年11月に掘った畝(整形して刻み藁と枯草被せ)にビニールシートが張ってあった。とんもないミス。1番最初に2か年栽培したときはシートなしでも凍みなかったから、たぶん大丈夫だろうが。
(3月22日)
 雑草はかすかにしか生えていない。刻み藁をたっぷり掛けておいた効果だろう。
 今日、2畝とも支柱差し。一番短い支柱を用意。ちょうど足りた。
 昨年11月に支柱跡に折れた短い支柱を目印に差し込んであり、それを抜きながら支柱を差し込む。両サイドと中央2か所には太い支柱とし、風で倒れにくくした。
 草引きをていねいにしながら、敷いてある刻み藁を敷き詰め直す。
(4月18、19日)
 支柱に貧弱なものがあり、標準的な120cm支柱を買い込んで差し直し、支柱を麻紐で結わい付け。草引きし、刻み藁を補充し、峰の草抑え。 
(5月26日)
 5月に入った頃からグングン成育(東畝は少々勢いがない)し、ツルが伸びに伸びるから、畑へ行ったついでに、小まめにツルを張った麻紐に巻き付ける作業を実施。
 雑草がけっこう生えだした。峰の草をざっと手で引き、法面はテンワで削り上げ。
 なお、法尻でけっこう丈夫な茎をのばした一人生えの山芋が数株あり、これも育てることとし、支柱を斜めに差し、テンワで削り上げるときに切らないようにしておいた。
(6月11日)
 峰の草引き、法面の削り上げ。
(7月26日)
 昨日草刈機がつかえる所は、畝間と法面をざっと草刈りし、今日、部分的に鎌を使いながら草引きをした。畝には草1本もない状態に。こんな例は今年が初めて。
(9月20日)
 少々雑草が生えてきており、畝の草引き。大半がもう枯れてしまった。例年、むかごがいっぱい生るのだが、珍しく一つも生っていない。
(9月27日)
 東の畝を掘る。枯れたツルを鎌で切りながら、結わいた麻紐も切る。支柱を全部抜く。
 スコップとテボを使いつつ、山芋を1本1本掘り進めながら、枯草、枯れたツル、刻み藁(少々)を入れ込んでいく。
 大きく生長した山芋は、やはり少々折ったり切ったりしたもの若干あり。
 掘り終えた後、刻み藁の代わりに籾殻を少々ばら撒いておいた。畝の整形は後日。
 小さい芋は、今年むかごが全然ならなかったから、種芋として利用することにした。なお、その重量は、泥付きで7.4kg。
 食用となる山芋の収量は、水洗い後に計量したところ21kg。昨年は28.1kg。
 なお、厳冬期の冷え込み防止にビニールシートを張るべきところ、間違えて、この畝には張らなかったが、その影響はなかった。(→1週間跡の畝と収穫量は同じ)
(10月3日)
 西の畝を今日掘ることに。普通のスコップでは力がいるので、先日ホームセンターで細長いスコップを購入し、初使用。やはり力は随分と入れなくて済む。
 掘り方は東畝と同じだが、刻み藁がなく、また籾殻を持ってくるのを忘れ、堀跡には枯草や枯れツルのみ混ぜ込み。
 食用となる山芋の収量は、水洗い後に計量したところ20.1kg。小さい芋は種用とし、、泥付きで6.0kg。
 2畝合計で、食用芋が41kg、種芋用が13kg。
 
<2019年春に植え付け:20年収穫(1畝)>
(2018年11月2日)
 むかごからの2カ年栽培を始めて行った畝(2017-18年:有機肥料栽培)から10月末に山芋を収穫しつつ、引き続き連作してむかごからの2カ年栽培とすべく畝づくりを行なった。今回からは無肥料栽培でいく。
 畝づくりの詳細は、2017-18年栽培の最後に記したが、一番のポイントは硬盤層くずしである。耕土の下部は砂質土となっており、芋がここにぶち当たると先端が黒ずんでしまい、それ以上には深く芋が伸びていかないようなのだ。
 そのため、硬盤層をさらに20cmほど掘り出し、スコップにより畑起こしもどき(10cm間隔でスコップを刺し、前方に少し押す)を行い、山芋のツル、刻み藁、土混じりむかごを投入し、100倍散の竹酢液をジョウロで適当に散水。酢は土壌細菌の増殖を促すとのことであるから使うことにした。なお、今年はむかごが異常と言えるほどに生り、畝周りに散らばって一部畝間に埋まってしまったので、畝間を少し削り、土混じりむかごを処分するために地中深く埋め込むことにした次第。
 埋め戻しに当たっては、刻み藁をまぶしつつ、畝を順次高くしていき、前と同じ程度の高さにしたが、法面の勾配は緩くした。混入有機物の分解とともに多少畝が低くなるのではなかろうか。
(11月10日)
 今年はむかごからの2カ年栽培物にむかごが非常にたくさん生り、大きなむかごがたっぷり準備できた。また、今日、単年栽培物から翌年の種芋づくりを行なったとき、芋の先端に丸っこい小さなものがくっついているものは千切り取り、また、細長い小さなものはそのまま、それをむかごの代わりにすることとし、10個ほど確保できた。
 これにより、例年以上に良質かつ大きな形状のものが確保できた。
(11月14日)
 2日前に安納芋を掘り、そのツルを山芋畝に被せた。そして、今日、休耕田から刈り取った雑草を搬入し、畝に覆い被せた。これは畝の雑草抑えとむかご植え付け後の畝の乾燥防止のためであり、2年後の山芋収穫後の土への有機物投入のためでもある。
(2019年4月21日)
 枯草が十分に被さっているので雑草の生えは少ないが、丁寧に草引き。
 畝の峰やや東側に大きそうな自然薯を約30cm間隔で並べつつ、約5cmの深さに埋め込んでいく。36個植えることができた。これは植えっ放しで2カ年栽培しようと思う。
 畝がけっこう広幅だから、晩秋にいったん掘り出して保存して単年栽培の種芋にするため(後日、予定変更し、植えっ放しで2か年栽培)、もう1列植え付けた。畝の西側法面の中央辺りに概ね30cm間隔で同様に埋め込み。
(5月13日)
 畝の峰は7割方発芽している。本日、支柱立て(結わい付けは麻紐で1段)。36個の植え付けだが、40本の支柱を立てた。未発芽のむかごは、ひょっとしたら支柱で擦ったかもしれないが、それはまれであろう。
 法面のほうは発芽率がかなり悪い。ここには支柱を立てず。
(5月31日)
 概ね芽吹いた。大きな雑草と余計なむかご発芽をむしり取ったが、東面から勢いよくツルが伸びているものは残した。
(6月6日)
 まだまだ余計なむかご発芽があり、むしり取る。東面から勢いよくツルが伸びているもの(約10本)には誤って株元からツルを千切らないよう、短い支柱を斜め差ししておいた。
 畝の峰の未発芽個所(数か所)にむかごを埋め込んでおいた。
(6月17日)
 畝の法面発芽の株に支柱を斜め差しし、ツルを巻き付けておいた。
 雑草が繁茂しだしたので、畝の両面を草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。
(6月24日)
 ここのところ2回にわたって休耕田の枯草を運び込み、メロン・カボチャの敷き藁代わりに使い、残りを山芋の畝に雑草抑えのため敷き込んだ。
 今日、新たに休耕田の枯草を運び込み、畝全体に枯草を被せた。
(7月15日)
 今年は雑草の勢いがすさまじい。鎌で草刈りしながら、刈った草などで法面をしっかり覆い、雑草抑え。なお、軸が細い数株を鎌で切ってしまった。これは、お陀仏であろう。
 峰に植えたむかごは概ね全部発芽してツルを伸ばしているのだが、法面の発芽は思いのほか少なく、また、まだツルが伸びていないものもけっこうある。
(8月2日)
 西のカボチャ畝の草引きのついでに、山芋畝の西法面の草引き。
(9月1日)
 山芋畝の東畝はコブトリソウを生やしており、それが人の背丈ほどになったので、草刈機で1mほどに刈り取り、併せて山芋畝の東法面をざっと草刈り。
(9月15日)
 雑草ばかりが生育し、山芋は貧弱である。草刈機で畝の両面をざっと草刈り。
(9月16日)
 鎌で草刈りし、畝全体を草マルチ。
(10月20日)
 例年より、ツルの勢いが悪い。むかごを収穫したが、ほとんど生っていない。
(11月2日)
 ほとんど全部枯れ、支柱を除去し、ツルが伸びていた箇所には目印に短い棒(折れた野菜用支柱)を差しておいた。
(11月4日)
 2日前にツルが伸びていた箇所には目印に短い棒を差したが、けっこう歯抜けになっており、そうした箇所には、昨日今日収穫したイチョウ芋で小さなもの(200g~50g)を植え付けることとした。40か所ぐらい植え付けて、目印の棒を差しておいた。
 そして、2、30gのものが10個ほどあったので、これを東面の法の上部に埋め込んでおいた。けっこう広幅の畝につき、これもけっこう生育するのではなかろうか。
(11月21日)
 雑草抑えと堆肥化のため、休耕田から搬入した枯草を補充し、畝全体を覆う。
(12月9日)
 今後の冷え込みに備えて、ビニールシート掛け。
(2020年2月24日)
 もう冷え込みはなさそうだから、シートを外す。
 シートで保温されたがゆえに雑草が繁茂している。大雑把に鎌で草刈り。
(3月29日)
 草刈機(紐タイプ)で畝の法尻を草刈りした後、畝の草引きをしながら、目印の棒を抜き、支柱(150cm、一部120cm)立て。全部で95本。
 たっぷり乗せてある枯草を敷き直し、法尻は枯草なしとした。草が多く生えてきたら、草刈り機で刈り上げることにする。
(5月3日)
 所々で芽吹き、ツルが支柱に巻き付き登りだした。麻紐で支柱を結わい付け。
(5月18日)
 畝の雑草を大雑把に除去。こぼれ発芽むかごも除去。
(6月1日)
 草刈機(紐タイプ)で畝の法面と畝間をざっと草刈り。
(6月7日)
 再度草刈機でざっと草刈りし、草刈機が入らない個所をていねいに草引き。
(7月5日)
 畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。ざっと草引き。
(8月3日、7日)
 3日に東面のみ草引き、法面を鎌で草刈り。7日に西面を同様に実施。
(9月21日)
 畝の草引き。
(10月4日、25日)
 むかごが畝にこぼれないよう、全部収穫。
(10月22日)
 刻み藁を法尻に搬入。
(11月15日)
 本日、収穫。欠損株はほとんどなく、まずまずの出来。
 掘るときに、刻み藁や枯草を混ぜ込もうかと思ったが、出来はまずまず良いし、掘る作業がやりにくくなるので、混ぜ込みせず。畝整形のときまで、どうするか保留。
 なお、食用にするには小さすぎる山芋は、今年開始のむかごからの2か年栽培畝の欠損箇所に埋め込んでおいた。また、極小の山芋は、むかご代わりに来年植え付けするために保存することに。この方法は昨年に同じ。
(11月16日)
 水洗いして計量したら、28.1kgあった。むかごからの2か年栽培は、2017年(有機肥料栽培)むかご45個植え付けで2018年収穫が25.6kg、2018年(無肥料栽培)むかご47個植え付けで2019年収穫が19.4kgであったことからすると、今回は72個植え付けだが畝(約10m)当たりの収穫としては上出来としてよいだろう。

<2018年春に植え付け:19年収穫>
(2017年10月8日)
 普通の山芋なり長芋にはむかごがいっぱい付く種が多いようだが、うちで栽培している「山芋(イチョウ芋:河口湖産)」には全く自然薯が付かない株が多く、付いても数はしれている。
 今年の山芋のツルに自然薯(むかご)が一部の株にどれだけかは生っており、一部は落ちている。小さなものまで全部拾い集めたら約50個で、何とか栽培用に間に合うが、昨年や一昨年に比べて生りが少ない。これは冬季保存し、来春に新しい畝に埋め込むことにする。
 なお、畝を新設せねばならないが、5畝あるグラジオラスの一番西の畝を潰して使う。
(2017年10月15日)
 もう1回周り自然薯(むかご)を探し、10個ほど拾う。小さなものも含めて合計60個ほどとなり、使うのは45個程度だから、これで何とかなろう。
(2017年11月28日)
 昨年は自然薯を納屋で放置しておいたら、けっこう凍みたので、今年は発泡スチロールの小箱に入れ、母屋(洋間)内で保管。→(12月10日、種芋用山芋、里芋を洋間から居間兼寝室に移したので、自然薯も一緒に移動)
(2017年12月11日)
 予定した畝(グラジオラスの一番西の畝)のグラジオラス球根を全部掘り出した。スギナが密生しているから、その地下茎を丁寧に除去。
(2017年12月17日)
 本日、畝作りを行う。「たんじゅん農」にのっとって無肥料栽培とするが、炭素素材として田んぼに放置してあった藁を入れ込むこととした。なお、「たんじゅん農」も最初は深く耕すほうがいいようであり、また、山芋は深く伸びるから、可能な限り深く土起こしすることにした。
 まず、鍬でグラジオラス側へ可能な限り土を寄せる。次にビッチュウでネギ側に大きく土を移動させる。これで、大きな窪みができた。
 窪みをさらにビッチュウで起こしつつ藁を敷き込んでいく。スギナの地下茎がけっこうあり、それを除去しつつ作業を進める。
 軽く土を乗せ、再び藁を敷き、土を少々厚めに乗せる。もう1回藁を敷き、土を盛って粗畝にする。最後に畝を整形し、高畝とする。
(2018年4月16日)
 雨で土が流れたのか、少々畝が低いので、大きな草を引きながら鍬で土寄せした。なお、スギナがかなり生えており、4月にも引いたが、今日、徹底的に引いておいた。
 保管しておいた自然薯(むかご)は全然凍みていない。全部使える。
(4月23日)
 本日、植え付け。当初予定では5月1日としていたが、畑でこぼれたむかごが大きく芽吹いているのを昨日発見し、畝はカラカラに乾いているが、今夜から雨の予報だから、早速植え付けることにした。
 随分と高い畝になっているので、ほんの少し畝の頂を削ってから、埋め込み。深さは約3cm。
 昨年の収獲で、多分むかごから出来た小さな芋が10個ほどあったから、それを南のほうに植え、その続きで大きいむかごから順に植え付け、47個植え付けられた。株間約20cm。
(5月17日)
 やっと数個が芽吹きかけた。
 芽出しした種芋が10個弱残ったので、むかご栽培の畝の法面上方に埋め込んでおいた。
(5月22日)
 20株以上が発芽したので、発芽した箇所だけ支柱(120cm)を差し、下段だけ麻紐で結わい付けておいた。
 なお、畝が乾いてきており、気休めにしかならないが、畝の峰に水やり。
(5月28日)
 支柱が不足し、150cm支柱を少々買ってきたので、それをまだ芽吹いていない個所の所々に差し、麻紐で結わい付けておいた。
 畝の法面に若干雑草が生えだしたので、削り上げておいた。 
(6月5日)
 7割程度は発芽したが、未発芽なものも多い。高畝につき、発芽後に乾いて枯れてしまったかもしれず、その箇所に自然薯(むかご)の余りを埋め込んでおいた。小さな自然薯だが、2年がかりの栽培だから、これでも十分であろう。
(6月13日)
 少々発芽あり。雑草がかなり生えだしたので、株周りを丁寧に草引きし、両面を削り上げ。スギナを丁寧に抜く。(7月8日にも草引きを行う。)
(7月30日)
 法面にはたいして草は生えていないが、部分的に繁茂している。畝の両面の草引きをし、畝間の雑草を引き抜いたり刈り取り、その草で法面保護。
 なお、5月17日に、余った芽出し種芋10個弱を畝の法面上方に埋め込んでおいたが、4株しか発芽しなかった。そこには短い支柱を差しておいた。
(9月2日)
 台風21号が直撃しそうである。強風で支柱が倒れる恐れあり。そこで、特に繁茂している個所だけ1m間隔に支柱をもう1本立て、しっかり差し込み、支柱同士を結わい付け。
(9月5日)
 最大瞬間風速39.3 mの猛烈な風が吹いたが、大丈夫であった。
(9月19日)
 雑草が繁茂しているので、ネギ側を草刈り機でざっと草刈り。
 畝の南の方が元気よく茂り、北のほうへ行くほどヒョロヒョロの生育である。これは埋めた小芋やむかごの大きさに比例している。極小のむかごでは生育が悪いことが分かった。
(11月9日)
 その後も雑草が伸び、今朝、鎌でざっと草刈り。結わい付けた麻紐、山芋のツルを鎌で切り落としたところで、雨が降り出し中断。
(11月11日)
 支柱を抜きつつ、その箇所に、折れた短い支柱の頭が地面すれすれになるよう差し込み。こぼれたむかごを拾う。
 畝の両サイドに鍬で溝立てし、枯草と少々の刻み藁を手で埋め込み。
 畝間の一部と畝の法尻を鍬で削りながら土寄せ。差し込んだ短い支柱の頭が2cmほど土に埋まった。広幅の高畝となった。
(11月14日)
 休耕田の枯草を軽トラで運び、畝全体を枯草で覆い、雑草抑えと防寒。
(12月2日)
 明日から久しぶりの雨で、1週間後には冷え込む予報。そこで、今日、ビニールシート掛けをしておいた。これで凍み防止。初めての措置であり、はたして思惑どおりいくか。
(2019年2月25日)
 今日は4月6日の気温、これからも暖かさが続くので、ビニールシートを外す。
(3月18日)
 雑草が目立つので、今日、丁寧に草引き。
(4月22日)
 もう大半がかすかに芽吹いた。本日、支柱差し(結わい付けは麻紐1段)。
 昨年11月に差し込んだ短い支柱の頭が2cmほど土に埋まっており、枯草をかき分けつつ、芽を折らないように慎重にその支柱を探し、引き抜てからその場所に120cmの支柱を差す。
 草引きしながら、枯草を再び畝に覆っておいた。
(5月13日)
 5月に入ってからどんどんツルが伸びている。放っておくと上に伸びたツルが風で折れてしまうものがある。よって、こまめに麻紐に巻き付けている。
 なお、むかごの自然発芽があり、軸太の数本は生長させることにし、株元近くに細短支柱を立て、目印(草刈りで切らないように、また、収穫時に掘る場所の目安)とした。
(5月31日)
 ほとんど全部が芽吹いている。大きな雑草と余計なむかご発芽をむしり取る。
(6月6日)
 ツルの伸びようはずごいもの。垂れ下がりは巻き付け。
 未発芽個所を探したら3箇所あり、むかごを埋め込んでおいた。
(6月17日)
 雑草が繁茂しだしたので、畝の両面を草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。
(6月24日)
 休耕田の枯草を運び込み、雑草抑えのため畝全体に枯草を被せた。
(7月15日)
 今年は雑草の勢いがすさまじい。鎌で草刈りしながら、刈った草などで法面をしっかり覆い、雑草抑え。もう生ったむかごが、こぼれだしているものあり。
(8月12日)
 2、3日前に隣のネギ畝の草叩きをしたとき、山芋畝の西法尻も草叩きした。
 山芋の茂り方はすさまじく、豊作が期待できよう。でも、台風が来る。風で支柱が倒れる恐れがある。そこで、畝の5か所に補助支柱を両側から差し、結わい付け。それが、土が乾いていて支柱がどれだけも挿さらない個所が多く、効果がないかも。
(9月1日)
 台風はたいしたことなく、支柱はもっていた。
 ネギ畝と山芋畝の畝間を草引き。
(9月15日)
 草刈機でグラジオラス側の法面をざっと草刈り。
(9月16日)
 鎌で草刈りし、畝全体を草マルチ。
(10月20日)
 むかごを収穫。四角いザルで受けながらむかごを採る。すでにこぼれたものやこぼしたものも多く、丁寧に拾い集める。大中小様々な大きさ。ヤーコンの畝間に全部捨て、大きそうなものを種芋とすべく、拾い出す。
(11月3日)
 ほとんど全部枯れたので、今日、全部収穫。初めて2か年栽培した昨年の収穫では、山芋ほぼ全部に全体に小さなイボイボがびっしりついていたが、2回目となる今年は、全くそうした山芋はなくてホッとした。なお、2か年栽培1回目も2回目も山芋の形は、単年栽培物に比べてイチョウの形より太短い形が目立った。このほうが調理しやすい。
 昨年の11月と今年の6月に休耕田の草を被せ、繁茂した草の草刈りを何度かしたが、思いのほか枯草は少なかった。そこで、掘る前に近くの田から刻み藁を運び込んだ。
 スコップで掘り進め、所によってはテボを補助的に使う。掘り進めるとともに枯草や山芋のツルそして刻み藁を混ぜ込む。
 大きな山芋は先端を折ったり、切ったりするものがどうしても出る。スコップで深く掘ればいいだろうが、重労働となるから、そこのところは手抜き。
 最後に、刻み藁を畝にばら撒き、小型ビッチュウで畝尻の土をかき揚げ、粗整形。この畝で、再び来年むかごを植え付けて2か年栽培することとする。
 さて、収穫量だが、昨年収穫のものは有機肥料栽培で25.6kgあったが、今年収穫の畝は以前はグラジオラスをずっと栽培しており、残留肥料はほぼゼロの無肥料栽培であるも、19.4kgと、まずまずの成績を収めた。
(11月21日)
 雑草抑えと堆肥化のため、休耕田から枯草を搬入し、畝全体を覆う。
 
<2017年春に植え付け:18年収穫>
(2017年5月1日)
 畑全体にネコブセンチュウがけっこういて、サツマイモ(安納芋)を輪作しているから、畑全体のネコブセンチュウ対策を昨年秋から始めた。
 よって、自然薯(むかご)栽培箇所にもネコブセンチュウ対策を施すことにし、菌剤2種を投入し、小型ビッチュウて少々はつり、藁を敷き入れながら埋め戻す。
 直ぐに肥料を入れるのは良くないようだが、面倒だからその上に肥料を振る。苦土石灰、草木灰、混合(鶏糞、種粕、有機肥料粒)を使用。両側から土を寄せ、少々高畝にしておいた。
 直ぐ隣がエンドウの畝で、これが収穫終了後に、本格的な高畝とし、牛糞堆肥を上面に入れてから、むかごを埋め込むこととする。
(5月15日)
 エンドウはまだ収穫中だが、すぐ隣の収穫済みキャベツ畝の土を鍬で寄せ、高畝とする。両側から鍬で土を軽く寄せて整形。
 むかごを25cm間隔程度で並べていき、約45個使用。残ったのはクズっぽいもの10個。これは従前栽培法の畝の芽吹かなかった所に埋め込もう。
 牛糞を軽く混ぜ込みながら、むかごを埋め込む。
(6月18日)
 3分の1ぐらいは発芽し、1週間前に一部に支柱を刺す。
 晴天続きで、11日から毎日水やり。
 本日、草はあまり生えていないが、削りあげ。
 芽吹いたものに支柱立て。
(6月25日)
 あらかた芽吹いた。芽吹いてない箇所に他で芽吹いたむかごを移植しようとしたら、芽吹きかけており、株間が狭くなるが、その間に移植しておいた。
 支柱もあらかた立て終わった。
(7月24日、8月4日)
 法面の草引き。
(8月27日)
 片側の法面はサツマイモのツルで覆われて雑草は少なく、越境しているサツマイモのツルを退ける。もう片側は大して草は生えていないが草引きをしておいた。
(10月8日)
 大して草は生えていないから、草引の要はなし。
 サツマイモのツルの越境が進んでいる。退けることができる箇所は退けたが、無理すると山芋のツルが切れるから、半分ほどはそのままに。
 むかごが生っているし、こぼれ落ちたものもある。数は少ないが拾い集めた。来春の栽培用だ。
(11月下旬)
 ツルが完全に枯れ、支柱をいったん撤去。支柱穴に折れた短い支柱を差し込み、来夏にツルが伸びたところで新たに支柱を差し込むことに。支柱をそのままにしておくと、山芋栽培が分かってしまい、泥棒に盗まれる恐れがあるからだ。
 なお、芋は掘り出さずに、そのまま冬越しさせ、来春に芽吹くことを期待。冬季に芋が凍みないことを祈っている。
(2018年2月19日)
 雑草が若干生えており、きれいに草引き。
(2018年3月12日)
 両側から削り上げ、東側(サツマイモ畝)から土砂をかきあげ、少々嵩上げした。
(2018年4月22日)
 もう10本ほどが芽吹いている。草を削り上げながら再び少々嵩上げした。
(4月23日)
 支柱穴に差し込んでおいた折れた短い支柱を抜き、120cmの細い支柱を差し込み、上下2段、麻紐で結わい付け。初めて使う麻紐であり、11月までもってくれると有り難いのだが。
 支柱を数えたら57本となった。今、11個の芽吹き。
(5月28日)
 その後も芽吹き、30数個の芽吹きとなった。
 畝の法面に若干雑草が生えだしたので、削り上げておいた。
(6月5日)
 未発芽なものは冬に凍みてしまったかもしれず、その箇所に自然薯(むかご)の余りを埋め込んでおいた。小さな自然薯につき芋は大きくならないだろうが、来年用の種芋に使える。
(8月23日)
 東隣(サツマイモ)の畝間に休耕田から搬入した枯草を敷く。
(8月28日)
 むかごの生りようがすごい。こんなことは初めてだ。ほとんどは小さなものだが、こぼれ落ちだした。来春の植え付け用に大きなものを数十個収穫。(9月1日に補充収穫)
(9月2日)
 台風21号が直撃しそうである。強風で支柱が倒れる恐れあり。そこで、1m弱間隔に支柱をもう1本立て、しっかり差し込み、支柱同士を結わい付け。
(9月5日)
 最大瞬間風速39.3 mの猛烈な風が吹いたが、所々で少々傾くも大丈夫であった。
(9月19日)
 雑草が繁茂しているので、タマネギ側を草刈り機でざっと草刈り。
(10月29日)
 その後、むかごの大きなものを拾い集め、来春の植え付け用に確保。
 数日前には全部が枯れてしまい、もう掘っていい状態に。
(10月31日)
 初めて行った、むかご植え付けによる2カ年栽培。うちで栽培している山芋(イチョウ芋)は、どうやら大石芋(富士河口湖町大石地区産)のようで、当地ではむかごからの2年栽培とのことである。この方法で高収穫が得られるのなら、続けようと思っている。
 さて、今までイチョウ芋と言えども芋がけっこう深く伸びるから、毎年、高畝としていたが、種芋なりむかごを植えた後、晴天が続くと土が乾いて発芽したものが土中で枯れてしまうことがあると思われるし、冬越しさせると高畝では地温が下がりすぎて芋が凍ててしまうと思われる。
 栽培し始めた最初の頃、普通の高さの畝にしたら、芋の先端が硬盤層に突き当たって黒ずんでしまったことがあり、そのために高畝としたのだが、高畝も一長一短がある。
 そこで、今回、芋掘りするとき、この畝でイチョウ芋を連作するから、硬盤層くずしを行い、普通の高さの畝であっても芋の先端が黒ずまないよう画策した。
 作業手順は次のとおりである。
 西畝は間もなく作付けするタマネギ畝であり、東畝は先日サツマイモ(鳴門金時)を掘った畝であり、山芋畝の土を両側へたくさんはねだすことができる。
 ところで、むかごが物凄く生り、これが散らばっており、これを畝に混ぜ込むとそこら中から発芽し、収拾がつかなくなる恐れがある。かと言って、一つ一つ拾い集めるのも大変だから、こぼれている所の土を薄く削り、その土と枯れたツル(刻み藁もたっぷり入れる)とを一緒に土中深く埋め込むことにした。そうすれば、土壌細菌によって分解されるのではなかろうか。
 まずは、枯れたツルをよくはたいて、むかごを落とし、ツルはタマネギ第2畝に乗せ、畝の法面のむかごを畝間に落とし、テンワで畝間を削って、むかご混じりの土をダンボール箱に入れる。
 これで、ほとんどのむかごを回収できたはずだが、若干は土に埋まっているようだ。
 これより芋掘り。
 表層の土を鍬でタマネギ畝側に退け、スコップで芋を掘り出す。この土はサツマイモ畝側に積み置く。硬盤層が現れるまで土退けする。この要領で、2mほど掘り進める。
 なお、掘り出した芋の頭に、枝分かれしたような小振りの細長いしおれた芋が付いているものが多かったが、これは前年にむかごから育った芋で、この芋を栄養として今年の芋が大きく生育したのである。株によっては小さな芋しか付いていなかったが、これは今年むかごを埋め込んだ株である。
 現れた硬盤層は砂の多い層で、思いのほか硬くない。
 約1mほどの長さをスコップで硬盤層(砂質土)を20cmほど掘り出し、お隣りさんの畑との境の畦に積み置く。ここで、スコップにより畑起こしもどき(10cm間隔でスコップを刺し、前方に少し押す)を行い、山芋のツル、刻み藁、土混じりむかごを投入し、100倍散の竹酢液をジョウロで適当に散水。酢は土壌細菌の増殖を促すとのことであるから使うことにした。
 退けておいた砂質土を半分戻し、刻み藁を撒き、残り半分の砂質土を戻す。
 この要領で約1mほど、山芋掘り、硬盤層くずし、刻み藁など投入、という作業を繰り返す。かなりの重労働で10m畝全部は少々きついが、休み休み少しずつ進める。
 1畝残部を掘り終わったら、けっこう深い広幅(50cm)の窪みができた。
 ここから埋め戻し作業。刻み藁をばら撒き、サツマイモ側の土をテンワでどれだけか落とし込む。ここでまた刻み藁を投入し、再びサツマイモ側の土をテンワでどれだけか落とし込む。
 まだサツマイモ側の土が小山になっており、刻み藁をばら撒いた後、サツマイモ側の少々の土とタマネギ側の土をテンワで落とし込む。
 ここで、ギブアップ。まだタマネギ側はけっこうな山になっており、もう2回ぐらいは刻み藁入れしつつ土戻しをせねばならぬ。それは後日。
(11月1、2日)
 今朝、タマネギ畝に乗っている土を、山芋畝に刻み藁を撒いた後、埋め戻し作業に入ったのだが、タマネギ畝が2畝とも少々曲がっており、それを修正(畝の峰にロープを張り、整形し直し)し、そのロープを目印に、来年用の山芋畝のタマネギ側法面を粗整形。
 翌日、サツマイモ側はどこが畝間か、まだサツマイモを1列しか掘っていないので定かでないが、大雑把に山芋の畝整形をしておいた。
(10月31日)
 さて、芋の収穫量はいかに。自宅へ芋を持って帰り、合羽を着てジェット水流で泥落としをし、計量したら、25.6kg。昨年の単年栽培物が28kg、一昨年は26kgであったから、ほぼ同量だ。昨年の単年栽培物は形がイチョウに似たものが多かったが、今年のむかごからの2カ年栽培物は太短いものが多かった。
 冬越し中に凍みてしまったものがあったであろうから、不発芽の箇所はむかごを植えての栽培であり、たいした収穫とはならなくて残念。
 なお、自然薯(むかご)からの2年栽培物は、ほぼ全部の芋に全体に小さなイボイボがびっしりついていた。こんなことは経験したことがない。水洗いするときに手で大半をこすり落とした。
(11月9日追記)どうやら、これは2年がかり栽培という連作被害の一つであるネコブセンチュウ被害のようだが、別畝で単年栽培の連作畝にはこうした被害はなかったから不思議だ。
 こうしたことから、例年、収穫したもののうち小芋は来年用の種芋にするのだが、小芋も同様な被害を受けており、ネコブセンチュウ被害が生じたサツマイモと同様に保存性が悪いかもしれないので、来年用の種芋は単年栽培品から賄うことにした。

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山芋(イチョウ芋)食用芋、種芋、むかごの保存 [山芋]

 里芋と違って、山芋(イチョウ芋:どうやら大石芋(富士河口湖町大石地区産)らしい)の種芋は真冬の冷え込みに強く、凍みることはないと高をくくっていたが、そうでもない。冷え込みが強い年は一部が凍みてしまうことがある。
 なお、むかごからの栽培にも取り組んでいるが、むかごはまず凍みることはない。
 過去の保存方法を以下に記録しておく。

<2022年産>
①食用芋
(11月8日)
 昨日、概ね例年どおりの時期に収穫した。今日、水洗いし計量。
 一昨年、収穫した山芋を納屋に置いておいたら、正月過ぎに凍みる芋がけっこう出た。よって、長期保管は、昨年からダンボール箱に入れ、室内保管することにしている。
 今年は、昨年の収穫量(41kg)より2割増しの49kgの収穫で、2日掛けず1日で掘ってしまったから、終わりのほうは疲れて、いいかげんに掘ったから、先っちょが切れたものが多い。先っちょが切れたものを一族郎党に送り、良品を順次当店のお客様に進呈する。また、自家用に長期保管するものも良品とする。
(11月21日)
 残りは半分になった。ダンボール箱2箱に詰め、自宅洋間で当分保管。

②むかご
 例年どおり、2か年栽培物の2年目のものにたくさんむかごが生り、1年栽培ものに、まあまあ生った。
 例年より少し早めて9月25日にむかごの収穫をしたが、すでに若干こぼれ落ちているし、収穫するときにこぼれ落ちるものもある。来年はもっと早くせねば。
 極小のものまで、なるべくきれいに全部収穫した。むかごを全部回収しておかないと、やたらとあちこちから芽吹き、始末におえないからだ。
 大きいむかごを来年からの2か年栽培する種とするために残し、小さなものや細かいものは全部捨てる。
 例年、納屋保管では、むかごが真冬に凍みることがあるから、箱に入れて室内(居間兼寝室の押し入れ)で保管していたが、今年は11月中下旬に畝に埋め込み、丸々2か年栽培を目論んでいる。なお、そのとき、今年収穫した食用にならない極小の小芋(大きい小芋は③で使用)を優先して埋め込むことにしている。
 そして、厳冬期の凍み防止のため、刻み藁や枯草を乗せ、12月にビニールシートで覆うこととする。3月にシートを外す。
 なお、残ったむかごは箱に入れて室内(居間兼寝室の押し入れ)で6月頃まで保管し、芽吹かなかった箇所に埋め込むことにしている。

③山芋(イチョウ芋)の種芋
 1年経過した畝で不発芽の箇所(枯れたツルが支柱にない箇所)が40か所ほどあり、今年収穫した食用にならない小さな芋を、収穫の翌日に、大きいものから順に埋め込み。
 この畝には枯れ草などを被せておけば冬季に凍みることはまずなさそうだ。ビニールシートを掛ければ完璧だが、そのためには支柱を抜いて目印の短い棒を差し込み、来春に支柱の差し込みし直しする必要があり、これは面倒だから、枯草の覆いだけで済ます。
 これが終わった後、残った極小の小芋は①のむかごと同様に使用。

<2021年産>
①食用芋
(10月7日)
 今年は1か月早く9月末と10月初めに収穫した。
 例年、収穫した山芋は納屋に置いておくのだが、凍みることはほとんどなかったが、一昨年は正月過ぎに凍みる芋がけっこう出た。今年の収穫量(41kg)は去年の2割増しほどあり、当面は納屋に置いておくが、早めに親戚に送ったり、お客様に差し上げたりし、12月にはダンボール箱に入れ、室内保管することとしよう。
 なお、首元が細長いものは折り取り、先端が小さなコブになっているものも割り取り、これを種芋に回すこととした。というのは、今年はむかごが全然生らず、種芋(小さな芋で食用にならないもの)が大幅に不足するからである。
②むかご
 不思議なことに今年は全く生らず仕舞い。
③山芋(イチョウ芋)の種芋
(10月7日)
 今年はむかごが全く生らなかったから、小さな芋をむかごの代わりに種芋にすることにした。そして、今年の春にむかごから栽培した畝で不発芽の箇所があり、ここにも植え付けせねばならない。
 そこで、食用にならない小さな芋を、むかごに近いクズ芋(これは2か年栽培)と少々大き目の小芋(これは2か年栽培の2年目の畝の欠損箇所へ埋め込み)に2分類。
 近日、少々大き目の小芋を2か年栽培の2年目の畝の欠損箇所へ埋め込みする。この畝には枯れ草などを被せておけば、冬季に凍みることはまずなさそうだ。ビニールシートを掛ければ完璧だが、支柱を抜いて目印の短い棒を差し込み、来春に支柱の差し込みし直しする必要があり、これは面倒だから、枯草の覆いだけで済ます。
 これが終わった後、残った小芋とむかごに近いクズ芋を畝立てが出来次第、埋め込み作業を行い、枯草を乗せ、12月にビニールシートで覆うこととする。
 こうすれば、種芋の冬季保管をせずに済むというもの。今年から、この方法を取る。
(10月8日)
 少々大き目の小芋を2か年栽培の2年目の畝の欠損箇所へ埋め込み。50個ほどはあったろうか。残ったのはボコボコとした大きな芋1個だけで、これは幾つかに切り分けて1年目の畝に埋め込むことにしよう。
(10月31日)
 むかご代わりになるものをあれこれかき集めて籠に入れてあったものをぶちあけ、腐りが来たり、しわしわになったものを捨て、ごつごつした大きな塊はちぎり分け、数えてみたら70個ほどあった。これでは10個不足するから、食用に保存しておいた優良品の首10数個を切り、これもむかご代わりにする。

<2020年産>
①食用芋
 例年、収穫した山芋は納屋に置いておくのだが、凍みることはほとんどなかったが、昨年は正月過ぎに凍みる芋がけっこう出た。今年の収穫量(36.5kg)は去年の5割増しほどあり、当面は納屋に置いておくが、早めに親戚に送ったり、お客様に差し上げたりし、12月半ばにはダンボール箱に入れ、室内保管することとしよう。
 なお、首元が細長いものは折り取り、先端が小さなコブになっているものも割り取り、これを種芋に回すこととした。というのは、保存するむかごの数を間違え、来年作付けするむかごが大幅に不足するからである。
②むかご
(2020年10月4日)
 2か年栽培物の2年目のものにたくさんむかごが生り、1年栽培ものに、まあまあ生った。
 昨年より2週間早いむかごの収穫だが、すでに若干こぼれ落ちているし、収穫するときにこぼれ落ちるものもある。来年はもっと早くせねば。
 極小のものまで、なるべくきれいに全部収穫した。むかごを全部回収しておかないと、やたらとあちこちから芽吹くから始末におえず、昨年もそうしたが、昨年は時期的にだいぶ遅かったから、こぼれたものが数多く発芽し、その除去にけっこう手間どった。
 大きいむかごを来年からの2か年栽培する種とするために残し、小さなものや細かいものは全部捨てる。ところで、200個弱必要とするが、勘違いして残したのは120個ほどだ。これでは大幅に不足する。
 なお、納屋保管では、むかごが真冬に凍みることがあるから、箱に入れて室内(居間兼寝室の押し入れ)で保管(11月23日以降)することにする。
③山芋(イチョウ芋)の種芋
 11月初めに山芋を掘ったのだが、種芋になる小さな芋(食用にするには小さすぎる)は、その全部をむかごからの2か年栽培の畝(芽吹かなかった箇所)に補充すべく、大きいものから順に埋め込んでおいた。まだ、その残り(うんと小さいが、むかごよりはずっと大きい)があり、これはむかごの代わりに優先的に2か年栽培用に残そう。
 なお、納屋保管では、小芋が真冬に凍みることがあるから、箱に入れて室内(居間兼寝室の押し入れ)で保管(11月23日以降)することにする。

<2019年産>
①食用芋
(2020年1月9日)
 例年、収穫した山芋は納屋に置いておくのだが、凍みることはほとんどなかった。今年は納屋に半分、店に半分置き、親戚に送ったり、お客様に差し上げたりした。
 残り少なくなったが、どちらの保管場所も、凍みる芋がけっこう見つかり、氷点下になることがない冷蔵庫で残りを保管することとした。
 昨年は5月までは持ったが、6月になると傷みがけっこう出てきたと思う。今年は冷蔵庫保管することにしたが、どうなるやら。
(3月末頃)
 収穫量が少なかったせいか、今年は3月末頃に食べきってしまった。

②むかご(10月20日)
 2か年栽培物の2年目のものにたくさんむかごが生り、他の畝はわずかであった。すでにこぼれ落ちたものがけっこうあり、それも含めて全部を回収し、ヤーコンの畝間にいったん捨て、大きいものを拾い集め、ザルに入れて陰干し。
 こうして、むかごを全部回収しておかないと、やたらとあちこちから芽吹くから始末におえず、今年から全部回収することにした。ただし、時期的に少々遅かった。 
(11月8日)
 日陰干ししておいたむかご約160個をザルから、昨年使った発泡スチロールの小箱へ移し、母屋へ運び込み。(蓋をしておいたが、12月2日、蓋を外す。)
(12月20日)
 暖房を掛ける居間兼寝室の押し入れが一番冷え込みが少ないから、ここに蓋を取ったまま保存することとした。
(2020年4月26日)
 むかごは全く凍みることなく、今日、全部植え付け。

③山芋(イチョウ芋)の種芋
 11月初めに山芋を掘ったのだが、種芋になる小さな芋は、その全部をむかごからの2か年栽培の畝(芽吹かなかった箇所がどういうわけか多かった)に補充すべく、使い切った。よって、来年、単年栽培する畝用の種芋は収穫した良品からの切り分けとなる。
 なお、むかごからの2か年栽培(植えっ放し)を2期実験し、これがうまくいき、単年栽培より楽だから、再来年からは4畝全部を2か年栽培することとし、単年栽培用の種芋切り分けは来期が最後となる。
(11月15日)
 本日、種芋づくりを実施。上端が細長い芋の先端を数十gから100g弱ほど切り取ったり、芋の下端でとろろにおろすに不適な形状のものを切り落としたりし、できた分(約50個)を種芋とし、納屋で日陰干し。
(12月2日)
 その後、2、3日玄関先で日に当て、母屋に入れる。今日、見てみたら、切り口が十分に乾いているものがほとんど。ただし、2個が凍みており、切ってみると、やはり中まで凍みが入り込んでおり、これは処分。発泡スチロール箱に入れ、母屋の冷え込みが少ない場所で保管することにした。当面は蓋は外しておく。
(12月20日)
 暖房を掛ける居間兼寝室の押し入れが一番冷え込みが少ないから、ここに蓋を取ったまま保存することとした。
(2020年4月26日)
 今日、植え付けしようと畝に均等に並べたところ、約1割(数個)は凍みて使えなかった。暖冬で冷え込むことはなかったのに。

<2018年産>
①山芋(イチョウ芋)の種芋(11月21日)
 11月5日に単年栽培物を掘って水洗いし、10日に来年用の種芋づくり。40数個いるから、60個弱を確保する。
 小芋はそのまま種芋にする。今年は単年栽培とむかごからの2カ年栽培の両方を収穫したから、小芋が倍の量となるが、2カ年栽培物はほぼ全部の芋に全体に小さなイボイボがびっしりついており、どうやら、これはネコブセンチュウ被害のようで、ネコブセンチュウ被害が生じたサツマイモと同様に保存性が悪いかもしれないので、来年用の種芋は単年栽培品からのみ賄うことにした。
 これでは不足し、大きい芋の先端を折り取ったり、形の悪い芋の先端を折り取ったりして、少なくとも50g以上のものを種芋として60個弱確保した。発泡スチロール箱に満杯になった。
 切り口が十分に乾いたので、21日に蓋をして母屋の玄関ホールに仮置きする。
(12月3日)
 母屋の玄関ホールに置いておいた山芋を見てみると、けっこうカビが生えていた。まだ乾ききっていなかったのである。そこで、全部いったん出して点検。
 青カビが生えているものは中まで凍みが入っていた。凍みがない所まで切って乾かし直し。白カビなどは中まで凍みは入らず、ティッシュペーパーで吹く。
 もう1度籠に入れて乾かし直しすることとなった。10個弱を処分。
 昨年同様に居間兼寝室に置こうと思ったが、今年は朝まで暖房をかけることとしたから、暖かくなりそうで、隣の応接室に置くこととした。 
(2019年4月27日)
 種芋用に保管しておいた小さな山芋を点検したところ、首元から芽が出ているものが数個あった。凍みているものはないか調べてみると、3割ほどは部分的に凍みており、大半を処分。凍みが少ないものは凍みた部分を除去して使用。
 良さそうなものは30個弱しかなく、一緒に入れておいたごく小さな種芋も使うこととし、何とか40数個を用意できた。
 やはり居間兼寝室でないとダメだ。

②むかご(11月21日)
 2カ年栽培物にむかごが非常に多く生り、10月に2、3回と掘ったときに、大きなむかごを数十個拾い集めてある。また、掘った山芋の先端に丸っこい小さなものがくっついているものは千切り取り、また、細長い小さなものはそのまま、むかごの代わりに2カ年栽培用にした。それが10個ほど確保でき、11月10日に一緒にして、発泡スチロールの小箱(昨年使ったもの)に満杯入れ、蓋をせずに倉庫内に置いておいた。 
 むかご以外のものも入れてあるので、蓋をして21日に①と一緒に母屋での保管とする。
(12月3日)
 むかご以外のものは①と同様にカビが生えていたものがあり、同様に措置。
 なお、友人に収穫したイチョウ芋を差し上げたところ、興味を示され、むかごから栽培したいとのことで、翌日、数十個を郵送。
(2019年4月27日)
 発泡スチロールの小箱を開けて見てみたら、全く凍みていなかった。
 
<2017年産>
①山芋(イチョウ芋)の種芋
(12月10日)
 小さい芋は種芋にすべく泥落としせずに籠に入れっぱなしにしておいたものを、発泡スチロールの箱に入れ替え、母屋の居間兼寝室に置くことにした。昨年は、段ボール箱に籾殻を入れ、母屋(洋間)で保管したが、一部凍みたので、もう少し暖かいところにした次第。
(2018年4月8日)
 保管場所を倉庫に変え、点検してみたら、一部分凍みていたものや全部凍みたものが昨年ほどではないが少々あった。
(4月23日)
 食用にしたものは玄関入った所にダンボール箱詰めしてあったが、小さいものや首の部分を種芋用にすべく取り出したら、ごく少数が部分的に凍みていた。
②むかご
 発泡スチロールの小箱に入れ、母屋の居間兼寝室に置く。翌年4月、見てみたら、全く凍みていなかった。

<2016年産>
①山芋(イチョウ芋)の種芋
(11月20日)
 小さな芋は一人生えの箇所から20個ほど確保してあるが、今日、栽培畝から収穫したものを選り分け、小さな芋を種用に残し、大きな芋は上部を切り取り種用にした。とりあえず籠に入れておいた。
(12月5日)
 段ボール箱に籾殻を入れ、母屋で室内保管。
(2017年5月15日)
 保存しておいた種芋(昨年掘った山芋の上部を切り取ったものやごく小さいもの)の一部は柔らかくなって(凍みていて)使い物にならない。昨年もそうであったから、来年こそ保管場所を変えねばいかん。
②むかご
 むかごは、一人生えの箇所を主に十分な数を確保してあり、菓子箱に入れたままにしてあるが、毎年これで倉庫にて越冬可能である。

<2015年産>
①山芋(イチョウ芋)の種芋
(11月11日)
 試し掘りで食用にしたものは上部を切り取ってあり、まずこれを種芋にする。上部があまりに細長いものは先っちょを切り取り、草木灰を塗り、籾殻を入れたダンボール箱に入れる。
 次に、試し掘り・本掘りで出た食用には向かない小さなものも同様に上部を切り取り、草木灰を塗り、収納。
 山芋の先が2つ3つに分かれていて割り取ったもの、コブのように膨らんでいて割り取ったものも同様に収納。
 これだけで数十個の種芋ができた。まだ割り口が乾いていないので籾殻は被せず自然乾燥を待つ。
 その他にむかごやそれに類する小さなものが約10個あり、別途保管。
(11月13日、15日)
 本掘りで食用に回したものの上部を切り取り、草木灰を塗り種芋用にする。良さそうなのは10個強。これで、必要とする種芋80個は十分に確保できた。2日後に、籾殻を入れたダンボール箱にて来年の5月まで保管。
(11月22日)
 籾殻保管が早すぎたかもしれず、一部を取り出してみたら切り口に青いカビが付いていたものあり。全部放り出して点検。10個ほどがそうであり、切ってみると奥深くまで凍みているものもある。数個は処分。軽度のものは綺麗な切り口になるまで切り、草木灰を付けて日陰干し。
(12月中旬)
 再び青カビが発生したものあり。また、ネズミに齧られたものも2、3個。よって、ダンボールの蓋を閉じる。
(翌5月16日)
 ずっと倉庫で保管し、今日植え付けようと箱から出したら4分の1ほどは凍みて柔らかくなっていた。使えるのは60個ほど。他にむかごが10個ほどあり、これは芽吹かなかった箇所に後植えする。
 今年は里芋もそうであったが、倉庫保管では真冬の冷え込みで凍みるようだ。来年は母屋での室内保管としよう。

<2014年産>
①山芋(イチョウ芋)の種芋
(11月17日)
 小さな芋はそのままにし、大きそうで食用になる部分とそうでない部分に切り分け、来春に埋め込む種を用意した。むかご6個を含めて約80個できた。
 種用はしばらく陰干しし、よく乾いたら、箱に籾殻を入れて保存しよう。なお、切り口には草木灰を付けておいた。
(翌年5月)
 倉庫で保管したが、小さな芋は全く凍みていなかった。
 ただし、山芋の上部を切り取ったものやごく小さいものは、4分の1ほどは柔らかくなって(凍みていて)使い物にならない。
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山芋(イチョウ芋)の単年栽培 [山芋]

 2012年の秋、富士五湖へ行った折、たまたま忍野八海で河口湖産の丸芋(その後、栽培したらイチョウ芋に変化:どうやら大石芋(富士河口湖町大石地区産)らしい)を売っており、これを買ってきてトロロにしたら、けっこう天然の山芋に近い味であり、ゴツゴツしていない芋であるから調理もしやすかった。
 そこで、種芋として一部を残し、2013年に作付けに挑戦。河口湖産となると、標高900メートルであるから夏は涼しかろう。よって、丸1日陽が当る場所を避け、3か所に分けて、切り分けた種芋を2、3個ずつ埋めておいた。そしたら、2か所で1株ずつ芽吹き、形は長いイチョウ芋に変形していたが100gと200gの芋が収穫でき、味はまずまず良好であった。よって、芋の上部を切り取り、種芋として残した。また、むかごを約20個得ることができた。
 翌2014年は、畑で1畝栽培することとし、保存しておいた種芋とむかごの他に、JAで丸芋の種芋を買い求め、切り分けて、これも埋め込んで栽培した。その結果、切り分けて埋め込んだものは発芽率が5割程度と悪いが、むかごは100%発芽。まずまずの収穫となった。
 3年目の2015年は、丸芋はおいしくなかったので河口湖産のイチョウ芋だけとしたが、むかごが6個しか得られず、収穫した芋の上部を切ったものと小さくて食用にならなかったものを中心に栽培したところ、けっこう良い出来であった。収穫量は17kg。
 4年目の2016年も同様な栽培(ただし、むかごは10個)であったが、作付け数量が80→60となったものの前年よりも高収穫(26kg)となり、やっと栽培が軌道に乗ったようだ。なお、芋がだんだん長くなってきたが、2016年で止まった感がする。
 5年目の2017年は従前どおりのやり方で1畝、むかごを植えて2年掛けての栽培を1畝とした。従前のやり方の畝で芽吹かなかった箇所には、前年栽培箇所でむかごが自然発芽したものを移植して穴埋めした。収穫量は28kgで前年並みとなった。
 6年目の2018年は昨年と同様のやり方で2畝作付けし、収獲は従前どおりのやり方の1畝とむかご2年越しの1畝の2畝である。都合、3畝栽培の形となる。収穫量は単年栽培畝(今年から無肥料)21kg、むかご2年越し栽培畝26kgとなった。
 7年目の2019年は、前年と同様の3畝栽培の形とした。つまり、単年栽培1畝、むかご2年越し栽培畝2畝(今年収穫1畝、来年収穫1畝)である。
 2019年は、さらに1畝増やし、違う種類の山芋の種芋(短形山芋&丸芋)を購入し、栽培比較に取り組んだ。なお、これは2品種とも単年栽培。 
 このページでは、単年栽培について記録し、むかご2年越し栽培は別途記事に。
  むかごからの山芋(イチョウ芋)栽培 
 また、2019年に新たに取り組んだ、違う種類の山芋(短形山芋&丸芋)栽培についても別途記事とする。

 以下、このページでは従前の栽培法(単年栽培)の畝について記す。
<2020年産:山芋(イチョウ芋)>
 昨年、新たに2品種種芋を購入し、従前のものと3品種栽培した畝で、従前のものを単年栽培することとした。
 畝は、昨年収穫したときに作成済みである。無肥料連作でいくことにしているが、掘るときに刻み藁を入れ込んであり、晩秋に草抑えと堆肥化のため、休耕田から枯草を搬入し、畝全体を覆ってある。
(4月26日)
 自宅の居間兼寝室の押し入れに種芋(大半は昨年収穫の山芋の首の部分)を保管しておいたところ、1割ぐらいは凍みていた。使えるのは小さなものを含めて45個。
 畝(約10m)に均等に並べ、まず支柱を差す。両端と中ほどに太い支柱を差し、あとは細い支柱。
 草引きしながら、テボで穴を掘り、種芋を埋め込んでいく。深さは約5cm。
 枯草を敷き直し、雑草抑えに。法面は下半分は土が露出。
(5月3日)
 支柱を麻紐で結わい付け。
(5月18日)
 畝の雑草を大雑把に除去。こぼれ発芽むかごも除去。
(6月1日)
 草刈機(紐タイプ)で畝の法面と畝間をざっと草刈り。
(6月7日)
 再度草刈機でざっと草刈りし、草刈機が入らない個所をていねいに草引き。
(7月5日)
 畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。ざっと草引き。
(8月17日)
 畝の峰を手で草引き、法面を鎌で草刈りし、休耕田から搬入した草をたっぷり敷く。
(9月21日)
 枯草で覆われているから、雑草は少ないが、今日、草引き。
(10月4日、25日)
 むかごが畝にこぼれないよう、全部収穫。
(10月22日)
 刻み藁を法尻に搬入。収穫時に混ぜ込む。
(11月15、16日)
 本日収穫。刻み藁と枯草を入れつつスコップで掘り進む。欠損株やごく小さな芋しかできていなかった株があり、水洗い後の計測で、収穫量は8.4kgと少なかった。連作無肥料が災いしたようだ。

<2019年産:山芋(イチョウ芋)>
 昨年と同様のやり方で2畝作付けし、収獲は従前どおりのやり方の1畝とむかご2年越しの1畝の2畝となる。都合、3畝栽培の形となる。
 そして、ヤーコン栽培を縮小したから、そこで山芋栽培を1畝増やし、違う種類の種芋(短形山芋&丸芋)を購入し、栽培比較に取り組むことにした。 
(2018年11月8日)
 3日前の収穫時に、刻み藁を入れながら山芋を掘る。
 本日、畝づくり。まず、刻み藁を追加して全体に少々振り撒く。畝に生えていた雑草の枯草、そして半分堆肥化しかけた休耕田から運び込んで畝の覆いに使った枯草が、サツマイモ側に退けてあるので、それを畝の法面に埋め込むべく、鍬で溝を掘り、畝の粗整形をしつつ埋め込む。
 東側はネギ畝が間近にあり、先にネギ畝の寄せを鍬で行っておく。その後で、ネギ側の法面を鍬で粗整形。けっこうな量の刻み藁が入った感がする。
 前年と同程度の高畝となったが、法面の傾斜が緩い幅広の畝となった。
(11月14日)
 2日前に安納芋を掘り、そのツルを山芋畝に被せた。そして、今日、休耕田から刈り取った雑草を搬入し、畝に覆い被せた。これは畝の雑草抑えと乾燥防止、そして晩秋に山芋収穫後の土への有機物投入のためでもある。
(2019年4月27日)
 本日、種芋を定植することにした。
 種芋用に保管しておいた小さな山芋を点検したところ、首元から芽が出ているものが数個あった。凍みているものはないか調べてみると、3割ほどは部分的に凍みており、大半を処分。凍みが少ないものは凍みた部分を除去して使用。
 1畝(10m強)に種芋を30cm弱の間隔で並べ、支柱(150cm)を差す。昨年は40数個植えられたが、今年は30数個となった。
 支柱際の枯草をかき分け、芽が出ていたり、出そうな箇所を支柱際に来るようにして埋め込む。深さは5cm程度で、種芋はほぼ水平に置いた。最後に、枯草を覆い直す。
 支柱の結わい付けは後日(→翌日、麻縄で支柱を結わい付け)。
(5月13日)
 5月に入ってからどんどんツルが伸びている。放っておくと上に伸びたツルが風で折れてしまうものがある。よって、こまめに麻紐に巻き付けている。
 なお、畝の法面でむかごの自然発芽があり、軸太の数本は生長させることにし、株元近くに細短支柱を立て、目印(草刈りで切らないように、また、収穫時に掘る場所の目安)とした。
(5月31日)
 1か月経つが芽吹きはまだ半分ほど。大きな雑草とむかご発芽をむしり取る。
(6月6日)
 6、7割は発芽したが、未発芽なものも多い。腐ってしまったかもしれず、2箇所掘ってみたら、1つは種芋が凍みていたが、1つは種芋からけっこう根が出ていた。
 これから芽吹くものも多かろうが、まだ芽吹いていない個所のは支柱の際にむかごの余りを埋め込んでおいた。小さな自然薯につき芋は大きくならないだろうが、来年用の種芋に使える。
(6月17日)
 雑草が繁茂しだしたので、畝の両面を草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。
(6月24日)
 休耕田の枯草を運び込み、雑草抑えのため畝全体に枯草を被せた。
(7月15日)
 昨年に比べて雑草の繁茂が激しい。鎌で草刈りしながら、刈った草などでしっかり畝を覆っておいた。なお、軸が細い数株を切ってしまった。これは、お陀仏となろう。
(9月1日)
 成育は芳しくない。これでは芋がたいして大きくならないだろう。枯れてしまった株もけっこうある。
 雑草が繁茂し、西法面で長く伸びた雑草を足で踏み倒し、西隣畝のサツマイモのツルを乗せておいた。これで山芋のツルに十分に日が当たろう。
(9月16日)
 再び雑草が繁茂し、鎌で草刈りし、畝全体を草マルチ。
(10月20日)
 例年より、ツルの元気さがない。大半がもう枯れてしまった。
 むかごを収穫したが、わずかしかなかった。
(11月4日)
 2日前に支柱を除去。掘る前に近くの田から刻み藁を運び込んだ。
 スコップで掘り進めるも、欠損株が約半分。掘り進めるとともに枯草や山芋のツルそして刻み藁を混ぜ込む。
 大きな山芋は先端を折ったり、切ったりするものがどうしても出るが、それほど大きい芋はなく、めったにそうしたことはなかった。
 最後に、刻み藁を畝にばら撒き、小型ビッチュウで畝尻の土をかき揚げ、粗整形。この畝で、再び来年も無肥料単年栽培することとする。
 さて、収穫量だが、昨年収穫のものは無肥料栽培で21kgあったが、今年は6.5kgしかなく、散々な成績となった。2017年有機肥料栽培で28kg、同じ畝で連作し無肥料とした昨年は21kg、3連作・無肥料2年目の今年が6.5kgという結果からして、連作と無肥料のダブルパンチで悪い成績となったのだろうか。もっとも、今年の種芋は前年より悪かったし、数も少なかった面も少々あるが。
(11月21日)
 雑草抑えと堆肥化のため、休耕田から枯草を搬入し、畝全体を覆う。

<2018年>
 昨年と同様のやり方で2畝作付けし、収獲は従前どおりのやり方の1畝とむかご2年越しの1畝の2畝となる。都合、3畝栽培の形となる。
(2017年11月29日)
 2018年栽培は連作とし、2017年産の収穫時に少し深めに掘り、刻み藁をまぶしながら入れ込み、翌年用の高畝作りを行っておいた。これは、「たんじゅん農」にのっとった無肥料栽培法であり、炭素素材として田んぼに放置してあった藁を入れ込むこととし、「たんじゅん農」も最初は深く耕すほうがいいようであり、また、山芋は深く伸びるものがあるから、可能な限り深く土起こしすることにした。
(2018年4月16日)
 雨で土が流れたのか、少々畝が低いので、大きな草を引きながら鍬で土寄せしておいた。
(4月23日)
 種芋用に保管しておいた小さな山芋を点検したところ、首元から芽が出ているものが数個あった。凍みているものはないか調べてみると数個はかなり凍みており、処分。表皮がゴリゴリしたものはネコブセンチュウ被害と思われ、これも捨てる。
 良さそうな小芋で芽吹きがない首がひょろ長いものは、首をばっさり切り取る。
 これでは種芋が不足し、食用に残してあるダンボール箱を持ち出し、種芋の大きさが100g程度以上になるよう、大きな山芋から上部を切り取る。芽が出ていた数株以外は、首元も切り取る。
 切り口に草木灰を付け、数日、倉庫内で切り口を乾かす。用意できた種芋は50数個。40個ほど植付け予定であり、これで十分足りよう。
(4月29日)
 ネギの収穫跡(種取り用の畝の北隣を芽出し場とし、西のほうから順に並べて埋め込み、芽出しをさせることに。
(5月2日)
 今日から明日にかけて大雨となる予報。小さな畝となっているが水浸しとなってはまずいであろう。よって、ビニールシートで雨除けをした。以後、雨の前は同様に。
(5月17日)
 何本かはツルが随分と伸び、もう定植しないとツルが折れかねない。そこで、芽出し場から全部掘り出した。芽が出ているものは少ないが、根が出ているものが大半であった。不良は数株程度。
 畝に良品を20cm強の間隔で並べ、40数個並んだ。なお、むかごから勢い良く太いツルが伸びたものが数本あり、それはそのまま生育させることにし、際を空けて種芋を並べた。
 穴を掘り、芽が出ているものは芽が畝の峰に来るように置く。芽が出ていないものは種芋の中央が畝の峰になるように置く。
 支柱を種芋の際に差し込む。120cm支柱が不足し、90cm支柱を多く使った。支柱を差し終えたところで、埋め戻し。
 麻紐で支柱を2段結わい付け。長いツルは支柱や麻紐にもたしかけておいた。
 残った種芋は、自然薯(むかご)からの2年栽培の畝の法面上方に埋め込んでおいた。
(5月22日)
 十分にツルが伸びたものあり。順次、芽吹きっつある。
 畝が乾いてきたので、気休めにしかならないが、畝の峰に水やり。
(5月28日)
 90cm支柱では短すぎ、150cm支柱を少々買ってきたので、それを所々に差し、麻紐で結わい付けておいた。
 畝の法面に若干雑草が生えだしたので、削り上げておいた。
(6月5日)
 6、7割は発芽したが、未発芽なものも多い。腐ってしまったかもしれず、その箇所に自然薯(むかご)の余りを埋め込んでおいた。小さな自然薯につき芋は大きくならないだろうが、来年用の種芋に使える。
(8月5日)
 高畝につき、畝の雑草は少ないが、東隣の畝間に雑草が繁茂し、テンワで叩いて畝に寄せ、法面保護。西隣(サツマイモ)の畝間も同様。
(8月23日)
 西隣(サツマイモ)の畝間に休耕田から搬入した枯草を敷く。
(9月2日)
 台風21号が直撃しそうである。強風で支柱が倒れる恐れあり。そこで、1m弱間隔に支柱をもう1本立て、しっかり差し込み、支柱同士を結わい付け。
(9月5日)
 最大瞬間風速39.3 mの猛烈な風が吹いたが、大丈夫であった。
(9月19日)
 雑草が繁茂しているので、ネギ側を草刈り機でざっと草刈り。
(11月5日)
 ほとんど枯れているので、今日、山芋掘り。
 むかごが少々生っており、大半はこぼれている。草引きをしながら、むかごを極力回収。結わい付けに使った麻紐とツルをハサミで切り、支柱から除去して隣のサツマイモの畝に置く。少々むかごがこぼれ、再度回収。むかごは柳の木の株元に捨てる。
 支柱を取り去ってから、スコップで山芋掘り。大きなものは、どうしても先っちょが折れたり、スコップで切ってしまう。
 今年も刻み藁を入れながら掘り進める。12時すぎに初めて6時過ぎに掘り終わる。少々くたびれる。
 掘った山芋を自宅に持ち帰り、ジェット水流で泥落としをし、大、中、小(割れを含む)に分別し計量したら、それぞれ10.2kg、5.5kg、5.0kgあり、計21kgであった。輪作・肥料投入して栽培した昨年は28kg、同一昨年は26kgであったから、連作・無肥料栽培初年度は3割減の収穫となったが、高畝のため夏の旱魃被害もあったかもしれない。
 大きな芋は硬盤層に入り込んでいたものが若干あったが、先っちょが黒ずむものはなかった。これは、昨年、割と深くまで掘って刻み藁を入れたからだろう。
 よって、今年は、刻み藁は投入したが、単に掘るだけとした。
 来年もこの畝で連作し、無肥料栽培とする。
(11月10日)
 来年用の種芋づくり。40数個いるから、60個弱を確保する。
 小芋はそのまま種芋にする。今年は単年栽培とむかごからの2カ年栽培の両方を収穫したから、小芋が倍の量となるが、2カ年栽培物はほぼ全部の芋に全体に小さなイボイボがびっしりついており、どうやら、これはネコブセンチュウ被害のようで、ネコブセンチュウ被害が生じたサツマイモと同様に保存性が悪いかもしれないので、来年用の種芋は単年栽培品からのみ賄うことにした。
 これでは不足し、大きい芋の先端を折り取ったり、形の悪い芋の先端を折り取ったりして、少なくとも50g以上のものを種芋として60個弱確保した。
 なお、芋の先端に丸っこい小さなものがくっついているものは千切り取り、また、細長い小さなものはそのまま、むかごの代わりに2カ年栽培用にした。それが10個ほど確保できた。

<2017年>
 今年から山芋(イチョウ芋)の栽培は2畝とする。1畝は従前どおり、山芋の上部を切って種芋としたものを植え付け、晩秋に収穫する。もう1畝は新規の取り組みだが、昨年の晩秋にむかごがけっこうな量、得られたので、そのむかごを植え付け、1年寝かせて翌年の晩秋に収穫することとしたい。今後何年か比較栽培をすることにする。
 このページは従前の栽培法の畝について記すこととし、むかごからの2年がかりの栽培は別ページ「むかごからの山芋(イチョウ芋)栽培」で記す。
(4月2日)
 ネギ(仮伏せ)2畝の隣に山芋の種芋を植えることにしており、ネギの畝立てのついでに、山芋の畝立てを行った。
 イチョウ芋といえどもけっこう長いから深く耕しておく必要がある。そこで、畝の峰となる位置に大きく凹を付けるべく鍬で土を退ける。
 施肥は、まず苦土石灰、混合肥料(鶏糞、種粕、有機肥料粒)、草木灰を凹に振り、小型ビッチュウではつり込む。
 両側から鍬で軽く土を被せてから、牛糞を撒く。再度鍬で土寄せし、可能な限り高畝とした。なお、施肥はどれも少なめにした。
(5月15日)
 保存しておいた種芋(昨年掘った山芋の上部を切り取ったものやごく小さいもの)の一部は柔らかくなって(凍みていて)使い物にならない。昨年もそうであったから、来年こそ保管場所を変えねばいかん。
 本日、植え付け。昨年は60個ほど用意できたが、今年はクズっぽいものを入れて45個ほどであり、1列植えとし、約25cmの間隔である。
 なお、植え付け時に牛糞を少し入れたが、畝立て時に既に入れてあったから、不要であった。
(5月30日)
 昨年山芋を栽培した箇所でむかごの芽吹きがけっこうあり、クズっぽいものを植えた南のほうは芽吹かないだろうから、そこに10本弱を移植しておいた。
(6月18日)
 3分に1ぐらいは発芽し、1週間前に一部に支柱を刺す。
 晴天続きで、11日から毎日水やり。→20日まで連続10日間行い、途中朝夕実施も4回。
 本日、草はあまり生えていないが、削りあげ。芽吹いたものに支柱立て。
(6月25、26日)
 やっと少しずつ芽吹きかけた。芽吹いた所に支柱立て。なお、支柱は短いものを使っていたが、中長の支柱がけっこうあり、使い道がないから、これを使うことにした。
 ていねいに草引きをしておいた。
(7月8日)
 昨年山芋を栽培した箇所でのむかごの自然芽吹き苗を今までの2、3度行ったが、今日最終移植。追加支柱立ても最終。まだこれから少しは芽吹くだろう。
(7月24日)
 法面の草引き。雨で土が流れ、芽吹きした種芋が露出しているものあり。来年はもう少し深く植えないといかん。今年は7月8日以降の芽吹きはなかったようだ。
(8月27日)
 8月4日に法面の草引きをしたが、その後、片側の法面はサツマイモのツルで覆われて雑草は少なく、越境しているサツマイモのツルを退ける。もう片側は大して草は生えていないが草引きをしておいた。
(10月8日)
 大して草は生えていないから、草引の要はなし。
 サツマイモのツルの越境が進んでいる。退けることができる箇所は退けたが、無理すると山芋のツルが切れるから、半分ほどはそのままに。
 むかごが生っているし、こぼれ落ちたものもある。数は少ないが拾い集めた。来春の栽培用だ。
(11月29日)
 11月半ばには、昨年と同様、次々と葉っぱが黄色くなった。
 昨年より2週間遅れだが、今日、掘り出す。この作業が大変。
 栽培は1畝(10m強)であり、昨年は2時間で掘り終えたが、今年は4時間もかかった。というのは、この畝で連作することとしたから、可能な限り深く掘って、芋が十分に生長しやすいようにしようとしたからである。昨年は大きく生育した芋が硬盤層にぶち当たって、黒く凍みたような芋が幾つかあった。この経験を踏まえて、そうすることにした次第。
 まず、スコップでなるべく深く掘り、折れないようにして掘り出す。そして、さらに硬盤層(黄色っぽく、砂が気持ち多い固まった土)を10cmほど掘り出し、田んぼから集めてきた刻み藁をまぶしながら若干埋め戻しつつ、順次掘り進めていく。なお、耕土を掘るときにも少しずつ刻み藁をばら撒いていった。こうして、例年より深く掘っていったから、倍の時間がかかった。
 掘り終わった後、来季の畝作りを行う。掘るときに刻み藁が概ね混ざっているが、さらに掘り跡に刻み藁をばら撒き、小型ビッチュウで大雑把に畝作りを行う。次に、鍬でざっと畝整形。最後に畝の法尻を鍬で軽く土さらいし、高畝にして、畝作り完成。
 刻み藁を入れ込んで、一度深く耕すという農法は、「たんじゅん農」にのっとった方法であり、これでもって連作し、無肥料無農薬栽培しようという企てである。
 → 「チャレンジ自然農法」、山芋の連作・無肥料無農薬栽培
 さて、掘った山芋を自宅に持ち帰り、ジェット水流で泥落としをし、大、中、小(小は種芋にすべく泥落としせず)に分別し計量したら、それぞれ12.5kg、10.2kg、5.5kgあり、計28kgであった。昨年は26kgであったから、ほぼ同量だ。昨年より施肥量を少なくしたが、十分な施肥量であったろうと思われる。
 自然薯(むかご)が発芽したものを移植した株は、中が半分、小が半分といったところか。
(12月10日)
 小さい芋は種芋にすべく泥落としせずに籠に入れっぱなしにしておいたものを、発泡スチロールの箱に入れ替え、母屋の居間兼寝室に置くことにした。昨年は、段ボール箱に籾殻を入れ、母屋(洋間)で保管したが、一部凍みたので、もう少し暖かいところにした次第。
(2018年4月8日)
 保管場所を倉庫に変え、点検してみたら、一部分凍みたもの、全部凍みたものが昨年ほどではないが少々あった。
(4月23日)
 食用にしたものは玄関入った所にダンボール箱詰めしてあったが、小さいものや首の部分を種芋用にすべく取り出したら、ごく少数が部分的に凍みていた。 

<2016年>
(5月5日)
 本日畝立て。まず予定位置に施肥(鶏糞・種粕・有機肥料粒)し、片側を土寄せ。次に、施肥(苦土石灰)し、もう片側を土寄せ。
 最後に、施肥(化学肥料N・K)し、両側から土寄せしながら整形。まずまずの高畝となった。
(5月16日)
 保存しておいた種芋(昨年掘った山芋の上部を切り取ったものやごく小さいもの)の4分の1ほどは柔らかくなって(凍みていて)使い物にならない。
 本日、植え付け。昨年は80個ほどあったから2列植えにしたが、今年は60個ほどであり、1列植えにした。20cm弱の間隔である。
 なお、むかごが10個弱あり、これは芽吹かなかった箇所に後植えしよう。
(6月3日)
 畝の峰を丁寧に草引き。法面は削り上げ。
(6月10日)
 2株に発芽が見られた。丁寧に草引き。
(6月14日)
 今日から支柱立て。芽吹いた際に順次、細く短い支柱(昨年作った2列用の2本絡げ:今年は作付けが少なく1列植えにつき、そのまま使うことに)を立てていくことにした。
(6月24日)
 新たに数株が芽吹いたので、支柱を差しておいた。
(7月11日)
 今日で支柱が約20本立った。約3分の1の発芽である。昨年の同時期は約5割であり、ちょっと遅れている。丁寧に草引き。
(7月29日)
 峰を中心に大ざっぱに草引き。新たに1本芽吹き。もう期待できないだろう。
 むかご10個弱を発芽してない箇所に埋め込み、枯草を掛け乾燥防止。
(7月31日)
 60株のうち発芽は29株。未発芽の箇所にも支柱を差し、隣のツルが巻き付くようにしておいた。
(8月7日)
 むかご2株がもう発芽していた。
 軽く草引きし、隣の空き畝の草刈した草を畝の法面に覆っておいた。
 サツマイモの侵入が激しく、畝と平行に生るようにツルの向きを変えておいた。
(9月24日)
 うっそうと茂った1株が重みで支柱が倒れ、株元でツルが切れ、枯れてしまった。
 今までに3回、むかごを30個ほど採集。一人生えの箇所からも20個ほど。
(10月10日)
 隣のネギとの畝間を草引きしていたところ、でかいむかごを数個発見。そこで、山芋の畝の両サイドを探したら、山芋のツルの下のほうにけっこう大きなむかごが付いている株が3、4株あり、それらを収穫。
(11月16日:全部収穫)
 今年は昨年よりも枯れるのが1週間ほど遅くなったが、ここ数日で次々と葉っぱが黄色くなった。若干青みがあるのは2株だけであり、今日、掘ることにした。
 栽培は1畝、10m強であり、スコップでなるべく深く掘り、折れないようにして掘り出す。今年は1列植えにしたから掘り出しやすい。
 朝7時半から1時間、9時過ぎから1時間、計2時間で掘り終わり、自宅に持ち帰り、ジェット噴射で水洗い。
 計量したら、26kgであった。昨年は17kgであったから、約5割増しの収穫である。発芽本数が少ないわりに思いのほか豊作となった。一つひとつの芋がでかいから、そういうことになったのだが、これは、施肥量との関係があるのではなかろうか。昨年は畝立て後に施肥(化学肥料N・K)しただけだが、今年は畝に苦土石灰・鶏糞・種粕・有機肥料粒・化学肥料(N・K)粒を十分に入れ込んだところである。
(11月20日)
 来年の作付けは、例年どおり(小さな芋はそのまま、大きい芋は上部を切り取り)の種芋で1畝、むかご植付けで2年越し栽培を1畝と予定している。
 むかごは、一人生えの箇所を主に十分な数を確保してあり、菓子箱に入れたままにしてあるが、毎年これで越冬可能である。
 小さな芋は一人生えの箇所から20個ほど確保してあるが、今日、栽培畝から収穫したものを選り分け、小さな芋を種用に残し、大きな芋は上部を切り取り種用にした。とりあえず籠に入れておいた。
(12月5日)
 段ボール箱に籾殻を入れ、母屋で室内保管。

<2015年>
(5月16日)
 昨年栽培した品種は、JA売店で買った「山の芋(南部産)」と「河口湖産の丸芋(その後イチョウ芋に変化)」であるが、調理の容易さから、後者のみを栽培することにした。
 昨年栽培の河口湖産は、ツルに生ったむかごでの栽培であったが、掘ってみたところ、けっこう大きくなっており、かなりの部分を食用に使えた。
 よって、今年は、①食用にした芋の上部、②小さくて食用にしなかったもの、③拾い集めたむかご(ただし、わずか6個)を種とした。
 昨年の11月に、掘り起こし跡の土を小型ビッチュウでかき寄せ、少々小高い幅広の畝を作り、2列植えで山芋栽培をすることにした。その後、目立つ草は引き抜いたが、本日(5月16日)植え付けのため、畝の草叩きを行った。
 なお、こぼれ落ちたむかごが所々で芽を吹いており、10本ほどあったが、草叩きで2本ほど切ってしまった。
 事前の施肥はしておらず、畝作りのときに雑草を埋め込んだだけであり、種芋を埋めるときに施肥することにした。肥料は何十年も前の化成肥料(窒素、カリのみ)を使うことに。
 埋め込むに当たり、植え付け穴を掘り、化成を脇に少々入れる。①食用にした芋の上部は基本的に真っ直ぐに埋め込み、長いものは斜めに植える。②小さくて食用にしなかったものも同様な植え方とした。③拾い集めたむかごは際に化成を埋めて2cmほどの深さに埋めた。
 なお、むかごが発芽している箇所は少し離れた所に化成を埋め込み。
 最後に、2列植えにつき、峰に筋蒔き状に化成を埋め込み。
 ところで、種芋の切り分けでの栽培は2年連続して大半を腐らせてしまったのだが、今年はどうなるだろう。何とか芽吹いて欲しいものだ。
(5月28日)
 芽吹いているむかごと埋め込んだ種芋全部で80個はあろうか。これが芽吹いて伸びると、短めの支柱がたくさんいる。そこで、今日60本JAで買ってきた。5000円強。高いものだ。
 2列植えだから、両側から少し斜めに差し、上部を針金で絡げ、そこに長めの横棒(長く細い支柱を横に使う)を渡してビニール紐でくくりつける予定でいる。
(5月31日)
 雑草はあまり生えていなかったが、スギナとかなり大きくなる単子葉の雑草を丁寧に引き抜いておいた。
 そして、目論見どおり支柱を立てることができた。
 なお、芽吹いたむかごでツルが長くなっているもの3、4本は最寄の支柱にツルを巻き付けておいた。
(6月2日)
 出来上がった支柱は南北方向にぐらつき、台風が来たらなぎ倒される。よって、つっかい棒を8本南北から所々に立て、ビニール紐で結わい付けた。
 畝の削り上げ、雑草叩きを行う。 
 埋めた山芋が1本発芽したのを確認。
(6月14日)
 埋めた山芋の2本目の発芽を確認。雑草が繁茂しだしたので、草引きと削り上げ。
(7月5日)
 この畝は雑草の繁茂が激しい。今日は徹底的に草引き。
 順次芽吹いてきており、発芽率は5割近いか。
(7月12日)
 またまた芽吹く。調子いい。
(8月2日)
 芽吹きは落ち着きを示したようだ。畝の草は大したことないが、畝間に雑草が繁茂しだしたので、草刈機でざっと草刈。8月7日に手で畝の草引き。
(11月1日)
 その後は草引きをせずに済んだ。今年、台風はなかったが、強風が吹いた後、一部の支柱が倒れかけていたので修復。もう少し深く差し込まねばいかんかった。
(11月1日:試し掘り)
 まだ枯れてはいないが、枯葉が目立ちだしたので、今日(11月1日)試し掘りすることにした。北の方の2m弱を掘った。
 芋が縦にけっこう長く埋まっているから、スコップで順次掘り出した。形状は昨年と同様に縦長のイチョウ形あるいはやや平たい棒状である。購入したときはほぼ丸型であったが、随分と長い形になったものの、せいぜい30cm程度だから、掘るのにさほど苦労しない。
 1株が2、3個に分かれたものもあった。大きいものは、可食部分と種にする上部を切り分け、小さいものはそのまま種芋にすることにした。可食部分を計量したら約3kgであった。けっこう良い成績であった。
 残り8割強は、後日掘ることにする。
(11月7日:全部収穫)
 一部青々としていた葉っぱも昨日の段階で一気に黄色くなった。明日から3日間雨模様だから、もう掘らねばと、セール最終日だが午前中に山芋掘りを行った。
 北の続きから順次掘り進めて行ったが、やはり南へ行くに従って、種芋が小さいせいで掘り出した芋が小さくなる。一番南はむかごだから大半が食用には無理で、来年の種芋用にするしかない。
 本日の収穫量は13.5kgで全体で17kg。可食部は13kg、種芋用が4kgといったところか。まずまずの収穫であった。
 種芋用にする小さい山芋は、陰干し。食用になる大きいものはジェット噴射で水洗い。
(11月11日)
 種芋の保管作業を開始。
 試し掘りで食用にしたものは上部を切り取ってあり、まずこれを種芋にする。上部があまりに細長いものは先っちょを切り取り、草木灰を塗り、籾殻を入れたダンボール箱に入れる。
 次に、試し掘り・本掘りで出た食用には向かない小さなものも同様に上部を切り取り、草木灰を塗り、収納。
 山芋の先が2つ3つに分かれていて割り取ったもの、コブのように膨らんでいて割り取ったものも同様に収納。
 これだけで数十個の種芋ができた。まだ割り口が乾いていないので籾殻は被せず自然乾燥を待つ。
 その他にむかごやそれに類する小さなものが約10個あり、別途保管。
(11月13日、15日)
 本掘りで食用に回したものの上部を切り取り、草木灰を塗り種芋用にする。良さそうなのは10個強。これで、必要とする種芋80個は十分に確保できた。2日後に、籾殻を入れたダンボール箱にて来年の5月まで保管。
(11月22日)
 籾殻保管が早すぎたかもしれず、一部を取り出してみたら切り口に青いカビが付いていたものあり。
 全部放り出して点検。10個ほどがそうであり、切ってみると奥深くまで凍みているものもある。数個は処分。軽度のものは綺麗な切り口になるまで切り、草木灰を付けて日陰干し。
(12月中旬)
 再び青カビが発生したものあり。また、ネズミに齧られたものも2、3個。よって、ダンボールの蓋を閉じる。
(翌5月16日)
 今日植え付けようと箱から出したら4分の1ほどは凍みて柔らかくなっていた。使えるのは60個ほど。他にむかごが10個ほどあり、これは芽吹かなかった箇所に後植えする。
 今年は里芋もそうであったが、倉庫保管では真冬の冷え込みで凍みるようだ。来年は母屋での室内保管としよう。

<2014年の栽培記録>
(2月26日)
 昨日、JAに用事があって売店を覗いたら、「山の芋(南部産)」なる丸芋の種芋を売っていた。よって、これを買い込み、再挑戦することにした。
 河口湖産の丸芋(その後イチョウ芋に変化)もJAで購入した丸芋も、須賀前の畑で1畝(約11m)作付けすることとし、今日、畝作りを行った。
 一昨年まで長年グラジオラスを栽培していた場所で、昨年はニンジンを作付けした跡である。
 先ずは、ビッチュウで軽く畝の両サイドに土を退け、施肥。
 肥料は、有機肥料(粒)、牛糞、鶏糞、種粕、苦土石灰を適当にばら撒く。
 次に、ビッチュウで十分に起こし、肥料を混ぜ込む。
 柳の木の近くに差し掛かると、幹から約3mの距離まで柳の根が何本も伸びてきており、これをクワで断ち切る。
 最後にクワで大雑把に畝立てしたが、種芋などの植え込みは随分先になるから、ちゃんとした畝作りは直前に行うことにする。
(4月1日)
 草叩きと併せて畝の大まかな整形を行う。
(4月20日)
 4月8日に「山の芋(南部産)」を切り分け、切り口に灰を付けて日陰干ししておいた。これと、河口湖産の丸芋(イチョウ芋)のむかごを、今日、畑に埋め込んだ。雑草防止のため、隣のグラジオラスの畝の枯草を畝に覆っておいた。
(5月26日)
 なかなか芽吹かず心配していたが、今日見てみたら、南部産は綺麗に芽吹いていた。むかごのほうはまだ芽吹いていない。
<逆じゃねえかな。記録に書いておかなかったから分からなくなってしまった。>
 なお、畝の草引きをしておいた。
(6月2日)
 芽吹いた山芋を草と間違えて引いたら、むかごから発芽したものだった。よって、芽吹きがあった畝の南半分は河口湖産の丸芋(イチョウ芋)と判明した。どうやら、「山の芋(南部産)」なる丸芋は腐ってしまったようである。山芋を切り分けての栽培は、2年連続の失敗となりそうだ。
 本日、細長い支柱を25~30センチ間隔で立て、ビニール紐で結わい付けておいた。まだ、ツルが巻き上がるところまでは行っていないが、数日すればそうなるだろう。
(6月3日)
 2、3本は既にツルが巻き上がり始めた。本日、追肥し、目立つ雑草を少し引いておいた。使った肥料は残り物の化学肥料(窒素、カリのみ)で、畝の峰にばら撒いておいた。
(6月6日)
 「山の芋(南部産)」1本のみ芽吹き確認。
(6月12日)
 「山の芋(南部産)」に支柱を立てる。また、「河口湖産の丸芋(イチョウ芋)」むかごの垣根支柱は細いので、両サイドに太い支柱を立て、ビニール紐で結わい付けておいた。
(6月19日)
 あきらめていた「山の芋(南部産)」の芽吹きであるが、今日新たに3本を確認。埋めてから60日後の発芽とは恐れ入る。今後も芽吹くかもしれない。
(6月20日)     DSCN0299.JPG
 草引きしたときに間違って「山の芋(南部産)」1本の芽を摘んでしまった。
 大きく芽吹いた2本には支柱を立てた。
 写真に写っているのは「河口湖産の丸芋(イチョウ芋)」むかごで、奥のほうが「山の芋(南部産)」。
(7月3日)
 「山の芋(南部産)」が今になって1本芽吹いていた。どうなってんの?である。
(7月6日)
 「山の芋(南部産)」は、今までに3本の支柱を立ててある。その後の芽吹きもあり、今日、4本の支柱を畑に持っていったのだが、また1株芽吹きがあった。
 当初、全滅かと思っていたのだが、こんなに遅れて芽吹きるするとは???
(8月3日)
 もう新たな芽吹きはなく、今までに芽吹いたものが大きくツルを伸ばしている。ツルの生長はもうどれだけも進まなくなった感がする。
 今までに何度か大きな草を引いたり、削り上げを行っているが、割と楽にできており、助かる。
 今日は、全体の草引きをして畝に被せ、新たな雑草が芽吹くのを抑えることにした。
(11月12日)
 その後の手入れはせず、今日に至った。大半のツルが枯葉となった。
 河口湖産にむかごが付くのを期待していたが、全く付かず、栽培倍増を目論んでいたが、当てが外れた。
 山の芋(南部産)のほうもむかごが全く付かず、これによる栽培目論見もダメになった。
 ツルが垂れ下がるとむかごが付くとのことだが、そうでなくても前年には付いたと思うのだが…。
(11月16日)
 今日、「山の芋(南部産)」を掘ることにした。7株のうち、150g程度のまあまあの大きさのものが2個あったが、あとは50gにもならないものばかりが8個。やはり、切り分けて埋めた後、腐りが来て、やっと生き残っただけなのであろう。
 小さな芋は、春まで籾殻に入れて保存し、来春に埋めることにしよう。
 それにしても、種芋を切り分けての栽培は2年目になるが、実に難しいものだ。
 次に、むかごからの栽培である河口湖産山芋(イチョウ芋)も1株試しに掘ってみた。そしたら、予想がいいほうに外れ、何と200gもあろう大きな芋に成長していた。
 そこで、20数株全部を掘ることに。しかし、ほとんどは50g以下の小さなものばかり。大きな芋は7、8株。
 なお、小さな芋は1株から2個の芋ができているものがけっこうあった。また、1株はむかごが数個こぼれ落ちていた。
 これらは、春まで籾殻に入れて保存し、来春に埋めることにしよう。きっと、200g超のイチョウ芋に成長してくれるだろう。もっとも、掘ったときに、ひげ根を切ってしまっているから、成長遅れが生ずるかもしれないが。
(11月17日)
 小さな芋はそのままにし、大きそうで食用になる部分とそうでない部分に切り分け、来春に埋め込む種を用意した。むかご6個を含めて約80個できた。
 種用はしばらく陰干しし、よく乾いたら、箱に籾殻を入れて保存しよう。なお、切り口には草木灰を付けておいた。
 食用にできるものは、山の芋(南部産)2個、河口湖産山芋(イチョウ芋)が十数個で、数kgできたであろうか。窪みに泥が詰まっており、タワシでは落としきれないので、ホースのジェット噴射で落とすことにした。そしたら、綺麗に落ちた。
 2種類の山芋の食べ比べを早くしたいものだ。
(11月17日)
 時間があったので、掘り起こし跡の土を小型ビッチュウでかき寄せ、少々小高い幅広の畝を作っておいた。来春に2列植えで山芋栽培をすることにしよう。
(翌年5月11日追記)
 なかなか消費がはかどらず、南部産は先日まで手付かずであった。女房が煮物にしようと調理を始めたところ、凸凹の奥まった所がけっこう奥深く、トロロは作りにくいだろうし、皮むきも大変だと言う。食してみたが、身が締まっておりトロロ向きの感がしたが、煮物はホクホク感があるものの旨味はイマイチ。
 よって、種芋を残してあるが、作付けは止めにする。
 ところで、植付け予定畝を見たら、河口湖産山芋(イチョウ芋)のむかごがこぼれていたようで、芽吹きが4箇所で見られた。これはこのまま育てよう。
 間もなく種芋の植付けとなるから、今日は畝の峰に筋を立て、化成肥料(窒素、カリのみ)を少々埋め込んでおいた。

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イチョウ芋の他に新たに取り組んだ、違う種類の山芋(短形山芋&丸芋)栽培 [山芋]

 とろろにするととてもおいしいイチョウ芋(どうやら大石芋(富士河口湖町大石地区産)らしい)の栽培を続けているが、よりおいしい山芋がないかと、今春、2種類の山芋の種芋を購入した。短形山芋&丸芋である。
 これで、1畝栽培することとする。予定した畝は、今までヤーコンを長年連作してきた畝(6畝中、一番東の畝)であり、あまりに広幅ゆえ2畝とし、1畝は山芋、もう1畝をアスパラガスの畝とし、3月半ばに畝立てしてある。どちらもかなりの高畝となった。
 前年のヤーコンは無肥料栽培であり、畝にはヤーコン栽培畝で生じた多量の枯草が埋め込んである。肥料らしきものは、これが堆肥化したものだけで、山芋栽培も無肥料でいく。

(2019年4月27日)
 畝の長さは約10mあり、株間概ね30cmで、北から短形山芋(けっこう大きい)10個、丸芋10個(小振り)を並べ、余ったスペースにイチョウ芋の極小の種芋11個を並べた。
 順次、埋め込みながら、際に支柱を差す。細い180cm支柱しかなかったので、少々長いが、これを使用。両サイドと中央2箇所には太い支柱とし、強風に耐えられるようにした。
 なお、支柱の結わい付けは、麻紐を使用し、2段結わい付けとした。
(5月31日)
 芽吹きはまだ半分程度。ざっと草引き。
(6月6日)
 北のほうの短形山芋10個、丸芋10個はまずまずの芽吹きだが、南3分の1に埋めたイチョウ芋の極小の種芋11個のうち芽吹きは1個だけ。未発芽部分を1か所掘ってみたら、根っこが少々出ていた。これから芽吹くだろう。
(6月17日)
 南3分の1に埋めたイチョウ芋は、その後の芽吹きなし。
 雑草が繁茂しだしたので、畝の両面を草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。
(7月8日)
 気休めだが、万田酵素(1000倍散)を噴霧。
 南3分の1に埋めたイチョウ芋は、その後も芽吹きなし。
(9月15日)
 その後、イチョウ芋も芽吹いたが、3品種ともパッとしない生育状況だ。枯れ草埋め込みだけで無肥料だから、弱々しいのだろうか。
 雑草だけが繁茂する。草刈機で畝の両面をざっと草刈り。
(9月16日)
 ついでがあったから、畝全体を鎌で草刈りし、畝全体を草マルチ。
(10月20日)
 全体にツルが弱々しく、既に枯れてしまったものも多い。むかごは全く付かず。
(10月28日)
 南3分の1に植え付けたイチョウ芋はまだツルが青々しているので、それ以外を今日掘ることとした。
 土壌改良のため、スコップで畝全体を掘りながら、枯草と刻み藁を結構な量、埋め込みながら掘り進める。次期も無肥料でこの畝で山芋栽培する。
 短形山芋10個のうち芋が採れたのは6株で、さほど大きくはなかった。丸芋10個のうち同4株で、かなり小さい。イチョウ芋も1株掘る。
(11月3日)
 3品種の食べ比べをする。とろろにすり下ろすとき、丸芋に粘りが一番大きく、短形山芋はイチョウ芋より若干さらっとしている。味はというと、丸芋は不合格、短形山芋はイチョウ芋より若干味がいい。総合判定:丸芋はダメ、短形山芋は収穫量がイチョウ芋より悪そうであり、味は良くても粘り気が少々落ちるから、イチョウ芋に軍配が上がる。よって、新規導入はせず、引き続きイチョウ芋栽培でいくことにした。
(11月4日)
 残りのイチョウ芋を収穫。種芋が小さかったから、大きな芋に生長せず、これを全部種芋に使うこととした。
(11月21日)
 雑草抑えと堆肥化のため、休耕田から枯草を搬入し、畝全体を覆う。来年はイチョウ芋単年栽培の予定。

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2016.5.31掘り忘れの山芋、こぼれた自然薯の発芽、11月に収穫 [山芋]

(5月31日)
 昨年一昨年と連作した山芋(最初は丸芋であったがその後はイチョウ芋に変形)の跡地はフラットな状態にしてある。今年は、そこには夏野菜の作付けはしない。
 そうしたところ、昨年掘り忘れの山芋が2個勢い良く芽吹いてきているのを発見。その他に、こぼれた自然薯の発芽も数箇所で見られる。
(6月18日)
 さらに数箇所で発芽。
 雑草が随分と伸びてきたので、草叩きをしておこうと思ったのだが、さて、これらをどうするかである。
 冬野菜の作付けに一部がかかるかもしれないが、工夫すれば、ここは残せるであろう。
 そこで、株近くに棒を差し、ツルが伸びたものは結わい付けておいた。
 こうして、ここが第2山芋栽培場となった次第。
 秋の収穫が楽しみだ。
(7月17日)
 その後も芽吹き、20本ほどとなった。1本はツル植物?
 周りの雑草を引き、全てに棒を立てた。
(7月31日)
 その後、また2、3株発芽し、支柱を差す。株周りの草引きをし、全体を草刈機で草刈。
(9月30日)
 その後、株周りの草引き、今日また草引き。
 ほとんど生長しないものがけっこうある。
 むかご(自然薯)をけっこう付けているものあり、種用に収穫。
(10月10日)
 隣のグラジオラスの草引きをしていて、でかいむかごを2個発見。それ以外にも数個むかごを収穫。
 栽培畝にも大きなむかごがどれだけか生っており、来年はむかごだけでもう1畝栽培し、2年越しで収穫を目論むことにした。
(11月5日)
 皆、枯れ葉となり、掘ってみたところ、予想以上に大きく生長したものが5、6株あり、200g以上に育っていた。これは食用になる。
 小さな芋は保管し、来年植え付ける種芋にしよう。 

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2013.3.17 山芋の栽培に挑戦 [山芋]

 毎年10年以上にわたり、12月には富士山麓・鳴沢村の“強力芋(ごうりきいも)”を取り寄せ、トロロにして食していた。この芋は天然の山芋とほとんど同じで粘りが強くうまみもある丸芋である。難点は凸凹していて調理しにくいことにある。そんなことから、昨年12月は買うのを遠慮せざるを得なかった。

 食べる立場からは、強力芋は名残惜しい。何か代わりが欲しいものである。
 昨年の秋、富士五湖へ行った折、たまたま忍野八海で河口湖産の丸芋(イチョウ芋?)を売っており、これを買ってきてトロロにしたら、強力芋とそんなには差がなく、けっこう天然の山芋に近い味であり、調理もしやすい。
 よって、種芋として一部を残し、今年、作付けしようと目論んだ次第である。
 なお、強力芋の栽培を試したことがあるが、当地は暑すぎて育たなかった。
 河口湖産の丸芋は、いかに。河口湖はたしか標高900メートルであるから、夏は涼しかろう。よって、丸1日陽が当る場所を避けるなど、条件が異なる3箇所に分けて栽培してみようと思っている。
 何とか育ってほしいものである。

 ところで、先日JAの売店に立ち寄ったら、丸芋の種芋が売っていた。形状は強力芋に近いが、表面の凸凹がないから、調理しやすいだろう。
 よし、これも栽培してみようと衝動買い。さて、どこに作付けするか。
 目一杯夏野菜を作付けすることにしているから、余剰地がない。
 そこで、須賀前の里芋の畝の一部を使うことにした。
 どんな味なのか、今から楽しみである。
 
 こうして、今年、メロンに続いて、また栽培品種が増えてしまった。

(4月1日追記)
 物の本によれば、4月20日頃に植えつけ、その前に50~70gに切り分けて15~20日よく乾かすとある。よって、その作業を本日実施。なお、切り口には雑木・雑草の草木灰をたっぷり付けておいた。
(4月20日追記)
 河口湖産の丸芋は、真夏の照り付け具合が異なる3箇所に、2、3個植え付けることとし、既に場所決めし、立て札を立ててある。JAの売店で買った丸芋は里芋の畝の半分を使い、残りは伴苗として脇に埋め、芽吹かなかった所に移植することにした。(結果:伴苗は4株)
 一昨日切り口を見てみたら、芋の水分が飛んで少々凹んでいる。ところが、半分近く青っぽいカビが付いている。それを擦り落とす。もっと早めに点検すべきであったろう。
 畝がカラカラに乾いているから、昨日、定植場所に30cm間隔で凹みを作り、たっぷり水を注いでおいた。
 今日、適度な湿り気になっており、種芋を埋め込む。今晩から明日にかけ雨が期待できるから助かる。
 なお、施肥は後日としよう。
(5月27日追記)
 なかなか芽吹きが認められず、少々心配。5月半ばから、時々水やりしているが、焼け石に水だろう。
(6月20日追記)
 河口湖産の丸芋1本の芽吹きを確認。他はダメかもしれない。
(7月2日)
 JAの売店で買った丸芋を種にして埋めた場所を掘り起こしてみたら、皆、腐って皮だけになっていた。
 その最大の原因は、埋めるときに水を入れすぎたのが原因していよう。また、20日間も乾かして干からびたのも良くなかったのではなかろうか。
 河口湖産の丸芋1本は順調に伸びている。近くに花梅の木があり、それにツルをつたわせよう。
(7月10日追記)
 河口湖産の丸芋がほかに1本伸びているのを発見。タラの木の脇にあり、その木にツルがつたっていた。
 これでは日陰になってしまうから、支柱を3本組みにし、それにつたわせることに。
(11月追記)
 発芽した2株が葉っぱを虫に食われながらも、ヒョロヒョロと成長し、11月にはその葉っぱが枯れ、掘ったところ、1株は小さなズングリした長芋(100g程度)になっており、もう1株は200g程度でズングリした長芋の先がイチョウの葉の形になっていた。
 買ったときと形がまるで違う。不思議なものだ。
 写真を載せると良いのだが、掘るとき2、3切れに折ってしまったから、みっともなくて撮らなかった。
 味はどうか。トロロにして食べたら美味であった。
 なお、先端部分は保存し、既に収穫済みの「むかご」とともに来春、須賀前の畑で1畝栽培することに決定!

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