SSブログ
小松菜 ブログトップ

小松菜の無肥料栽培 [小松菜]

 例年、自宅前の畑で栽培している小松菜。当地では、“正月菜”と呼び、これは、雑煮に必ず入れる野菜であることから、そう呼ぶようだ。うちは、ほとんど雑煮を食べなくなったから、近年は少しの作付けで済ませることにしている。
 種蒔き時期は2013年から10月10日、22日の2回、時差蒔きすることにしていたが、第2弾は生育不良になることがあるので、2019年からは第2弾を1週間早めることとした。この時期、種蒔きが1週間遅れると収穫は1か月遅れる、と言われる。
 例年、有機肥料で慣行農法栽培してきたが、2018年からは、同じ畝で連作し、かつ、無肥料・無農薬(自然農法)栽培とする。
 自然農法で参考としたのは次のものである。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い  三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 なお、従前の有機肥料栽培の記録は「従前の小松菜有機肥料栽培」に残す。

<2021-22年>
 ここ何年かずっと北東区画の十六豆跡と同区画トウモロコシ第1弾跡での連作としていたが、今年は十六豆跡での連作と、新たにキュウリ第1弾跡(昨年まではホウレンソウ連作)での栽培とする。第2弾は昨年と同様に十六豆第1弾跡。
 昨年は2畝ともスコップでの畝起こしもどきをしたが、今年はせずにいく。
 十六豆もキュウリも終わり次第、垣根を壊した後、草叩きしてある。10月2日に雑草をていねいに叩き、枯草などはピーマン畝に被せておいた。
<第1弾:キュウリ第1弾跡>
 無肥料栽培4年目、北東区画のキュウリ第1弾跡の畝に小松菜第1弾を作付け。
(10月15日)
 種蒔き時期は例年10月10日、17日の2回に分けて2畝栽培だが、今年のは高温傾向にあり、若干遅らせることとし、第1弾を今日、5日遅れで種蒔き。
 種は昨年と同様に固定種「早生丸葉小松菜」。1袋全部使用したが少々粗くなった。
 テンワで畝の上っ面を畝尻に落とし、鍬で転圧し、まっ平らな台形に。小松菜の種をばら蒔き、法尻の土をほぐしながら適量を覆土。再度鍬で転圧。
(10月21日)
 暑いくらいの陽気につき、2日経ってもう発芽したが、一部空白があり、第2弾の残り種をその箇所にばら撒いて薄く覆土し、散水。
(11月21日)
 もう部分的に食べ頃となり、初収穫。ほとんど虫食いなし。
 昨年とは違った畝での栽培で順調な生育だが、畝の真ん中あたりから東側の一部(全体の3割ほど)は生育がとんと悪く、東端のほうもパッとしない。原因不明。
(11月29日)
 真っ黒な小さなイモムシがけっこう付いている。虫食いが少々進んだようだ。
 本日、大きそうなものから2回目の収穫。
(12月20日)
 虫食いが若干進み、食べられるものはほとんどなさそう。評価★☆☆☆☆
 成育が悪い箇所は土壌が酸性化していると思われ、苦土石灰を散布し、ジョウロで散水。
(2022年3月20日)
 苦土石灰の効果はなし。
 ここのところに陽気で皆、菜の花になりかけ、ツクシと一緒に炊くため菜の花を収穫。
 これにて、全ての収穫終了。
(3月25日) 
 草刈機で刈り取り、テンワで叩きながら、法面を削り上げ。

<第2弾:十六豆第1弾跡>
(10月17日)
 細かな草が生えてきており、テンワでざっと草叩き。
(10月21日)
 予定より5日遅らせるつもりでいたが、急激に寒くなり、4日遅れで種蒔きすることに。第1段で種を全部使ったので、先日ホームセンターで「正月菜(ウタネ)」を買い、全部ばら蒔く。種蒔きの方法は第1弾に同じ。なお、天気が続くのでジョウロで水やりしておいた。
(11月29日)
 畝の中ほどの中央部の発育が悪い。東の方も少々生育が悪い。
 大きそうなものを少々初収穫。虫食いは極めて少ない。  
(12月20日)
 成育がいい箇所はもう十分すぎるほど大きくなっている。
 成育が悪い箇所は土壌が酸性化していると思われ、苦土石灰を散布し、ジョウロで散水。
(2022年3月14日)
 正月に雑煮用に収穫したが、その後は良品がなく、収穫せず。評価★☆☆☆☆
 ここのところに陽気で皆、菜の花になりかけ、ツクシと一緒に炊くため菜の花を収穫。これにて、全ての収穫終了。
(3月25日) 
 草刈機で刈り取り、テンワで叩きながら、法面を削り上げ。

<2020-21年>
 今年も昨年と同様に北東区画の十六豆跡とトウモロコシ第1弾跡で連作する。
 一昨年行なった(昨年は行わず)が、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行なうこととした。そして、その際、土壌のアルカリ化を図るために蛎殻粉末を入れ込み、また、木灰が大量に手に入ったので、これもついでに入れ込むことにした。
 8月16日、トウモロコシ第1弾跡を、畝起こしもどき&蛎殻粉末・木灰入れ込みを実施。なお、トウモロコシ残骸や枯草は退け、これはニンニク畝に敷き込む。
 8月23日、十六豆第1弾跡を畝起こしもどき&蛎殻粉末・木灰入れ込みを実施。なお、十六豆のや枯草は退け、これは菊畝の雑草抑えに使用。
 9月20日、10月4日に2畝とも、12日に1畝、16日に1畝、雑草が生えてきたのでテンワで草叩き。
<第1弾>
 無肥料栽培3年目、北東区画のトウモロコシⅠ跡の畝に小松菜第1弾を作付け。
(10月15日)
 種蒔き時期は例年10月10日、17日の2回に分けて2畝栽培だが、今年は高温傾向にあり、若干遅らせることとし、第1弾を今日、5日遅れで種蒔き。
 種は昨年と同様に固定種「早生丸葉小松菜」。少々不足気味だから、粗くばら蒔き。
 テンワで畝の上っ面を畝尻に落とし、鍬で転圧し、まっ平らな台形に。小松菜の種をばら蒔き、法尻の土をほぐしながら適量を覆土。再度鍬で転圧し、散水。
(11月23日)
 今年は種蒔きを遅らせたから、まだ小さい。丁寧に草引き。
(12月11日)
 これまでずっと暖冬で、少しずつ大きくなって部分的に食べ頃となり、初収穫。
 葉の裏面に白い粒々が付いている葉がどれだけかある。
(2021年1月14日)
 寒くても生育する小松菜。その後、何度か収穫している。葉の裏面に白い粒々が付いている葉があまり目立たなくなった。まだたっぷり残っている。評価★★★☆☆
(2月24日)
 久しぶりに収穫。虫食いの少なそうな株がまずまず残っていた。
(3月8日)
 3月1日に菜の花になりかけ、ツクシと一緒に料理するため、大半の花芽を摘む。1週間後の昨日・今日、再びツクシと料理するため、けっこう出てきた菜の花を全部摘む。
(4月3日)
 その後も菜の花摘みをするも、もう終わり、草刈機で切り刻んで処分。
 雑草も少々生えており、テンワで叩き、畝間と法面を削り上げ。

<第2弾>
 無肥料栽培3年目、北東区画の十六豆Ⅰ跡の畝に小松菜第2弾を作付け。
(10月21日)
 17日予定を4日遅らせて今日種蒔き。要領は第1弾に同じ。散水は省略。
(11月23日)
 第1弾の6日後の種蒔きだが、大差なくなってきた。丁寧に草引き。
(12月11日)
 これまでずっと暖冬で、少しずつ大きくなって部分的に食べ頃となり、初収穫。
(2021年1月14日)
 寒くても生育する小松菜。その後、何度か収穫している。葉の裏面に白い粒々が付いている葉は第1弾に比べてうんと少ない。まだたっぷり残っている。評価★★★☆☆
(2月24日)
 その後、虫食いがどれだけか進み、収穫できそうなものは皆無の状態。
(3月8日)
 3月1日に菜の花になりかけ、ツクシと一緒に料理するため、大半の花芽を摘む。1週間後の昨日・今日、再びツクシと料理するため、けっこう出てきた菜の花を全部摘む。
(4月3日)
 その後も菜の花摘みをするも、もう終わり、草刈機で切り刻んで処分。
 雑草も少々生えており、テンワで叩き、畝間と法面を削り上げ。

<2019-20年>
<第1弾>
 無肥料栽培2年目、北東区画の十六豆第2弾収穫跡の畝に小松菜第1弾を作付け。
(9月24日)
 6日前に十六豆第2弾跡の畝の草叩き・法尻の削り上げをし、垣根を壊す。今日、畝の両サイドを鍬で溝立てし、枯れたツルや雑草を畝の両サイドに埋め込み。
(10月10日)
 今日、種蒔き。使う種は今年初めての固定種「早生丸葉小松菜」。少々不足気味だから、昨年の残り種も使うことにした。
 昨日、少々芽吹いた細かな雑草をテンワで草叩きしておいた。今日は、テンワで畝の上っ面を均して土を少々畝尻に落とし、鍬で転圧し、まっ平らな台形に。小松菜の種をばら撒き、少々粗々だから昨年の残り種もばら撒く。
 法尻の土をほぐしながら適量を覆土。再度鍬で転圧し、たっぷり散水。
(11月4日)
 少々まばらな芽吹きである。細かな雑草をていねいに草引き。
 ホウレンソウに虫食いがひどく、それが飛び火して小松菜第1弾も被害が出だした。そこで、虫除けのため2品種6畝に竹酢液噴霧。なお、少し濃いめの竹酢液をホウレンソウ・小松菜栽培の区画全体に、ジョウロで畝間に撒く。
(11月10日、21日)
 竹酢液を噴霧。虫食いが若干進んでいる感がするが、効果は不明。
(12月9日)
 竹酢液が効いたかどうか分からないが、虫食いは止んだようだ。生育はすこぶる順調で、もう十分すぎる大きさになっているから、収穫しようとしたが、葉の裏に白い斑点が付いているものがほとんど。これじゃあ食用にならない。例年、ほんの少しだけこうしたことはあった気がするが、全面的にこうなったのは2015年以来。評価☆☆☆☆☆
(2020年3月1日、9日)
 ツクシと一緒に料理するため、菜の花を摘む。
(3月15日)
 菜の花を摘む。これが最終か。

<第2弾>
 無肥料栽培2年目、北東区画のトウモロコシⅠ跡の畝に小松菜第2弾を作付け。
(10月17日)
 トウモロコシ収獲後、残骸を刻んだり、畝の草引きは済ませてあり、8月1日に畝に乗っている刻み藁やトウモロコシの残骸などを畝から除け、鍬で畝の法尻に鍬で溝を掘り、手で順次埋めて、畝整備は早めに済ませた。8月27日にびっしり生えた雑草をテンワで叩く。9月16日に細かな雑草の草叩き。
 昨日、再度細かな雑草の草叩きをし、今日、種蒔き。要領は第1弾と同じ。ただし、今晩から雨だから、散水はせず。
 なお、種不足につき、東のほうは昨年の残り種とした。→発芽せず。
(11月4日)
 少々まばらな芽吹きである。細かな雑草をざっと草引き。
 ホウレンソウに虫食いがひどく、小松菜第1弾も被害が出だした。そこで、虫除けのため2品種6畝に竹酢液噴霧。なお、少し濃いめの竹酢液をホウレンソウ・小松菜栽培の区画全体に、ジョウロで畝間に撒く。
(11月10日、21日)
 竹酢液を噴霧。虫食いが若干進んでいる感がするが、効果は不明。
(12月9日)
 竹酢液が効いたかどうか分からないが、虫食いは止んだようだ。
 一部が食べ頃に生育したから、初収穫。こちらは第1弾のように葉の裏に白い斑点が付いていない。助かった。
(12月22日)
 どんどん大きくなり、2回目の収穫。良好な生育。評価★★☆☆☆
(2020年3月1日、9日)
 ツクシと一緒に料理するため、菜の花を摘む。

<2018ー19年>
<第1弾>
 十六豆第1弾収穫跡の畝に小松菜第1弾を作付けする。
 十六豆の垣根撤去後、9月17日、草引きを行った後、細かい草の草叩きしておいた。あらかじめ草引きを行なったのは、秋雨前線の停滞で土が湿りすぎているからである。
 一切の肥料も入れなければ、畝起こしもしていない。ただし、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行なっておいた。
(10月10日:種蒔き)
 隣の畝の雑草などで畝を覆ってあり、雑草の生え方は少ない。
 今日、枯草や十六豆の残骸をピーマン畝に退け、テンワで粗削りした後、台形に整形。鍬で鎮圧し、真っ平にする。
 使った種は、昨年JAで購入した「トーホク 正月菜(もち菜)」で、気持ち粗目に種をばら蒔くも、若干不足した。残りは第2弾のときに種蒔きしよう。
 法尻の土を軽く覆土し、再び鍬で鎮圧し、終了。
(10月12日)
 今朝、見てみると、地表近くを虫が這って土が盛り上がった箇所が例年以上にけっこうあり、鍬で全体を再鎮圧せねばならなかった。 
 昨年ネット検索したら、次のとおり。
 地表近くを虫が這って土が盛り上がった状態になるのは「ネキリムシ類(ガの幼虫)の可能性が高いように思います。ネキリムシ類は、カブトムシの幼虫と同じ形をしていますので、一度土の中を探ってみていただき、カブトムシの幼虫のような虫が出てくれば、間違いなくそれが原因だろうと思います。もし、見つからなければ、他のコオロギのような昆虫が悪さをしている可能性もあります。
(10月23日)
 その後順調に発芽し、生長中。地表近くを虫が這って土が盛り上がった箇所が乾いてきており、先日も行ったが、その部分にジョウロで散水。
(11月11日)
 ここのところの暖かさでグングン生長し、本日、大きいものを初収穫。
(11月18日)
 1週間で大きくなるもの。第2回収穫。葉の虫食いは少ない。去年は低温で年末に小さなものを雑煮に使ったが、今年は高温傾向で大きくなりすぎ。
(11月25日) 
 さほど冷え込まないが、生長スピードはガクンと落ちた。虫食いは大したことない。3回目の収穫。食べきれない。
(12月2日)
 畝の法面の雑草を削り上げる。
(2019年1月30日)
 12月下旬から生育が止まった感がする。葉が硬くなってきたようでもあり、虫食いも少しずつ進んでいる。評価★★★☆☆
(3月3日)
 今年になってからは、ほとんど収穫していない。暖冬で菜の花の芽がどんどん出だし、今日、ざっと全部花芽を摘む。今年早かったツクシと一緒に料理。
(3月14日)
 皆、菜の花になり、一部咲きだした。第2回目のツクシ採りを今日行ったから、それと一緒に料理。
 第1弾は肥えているが、第2弾は痩せている。種蒔き時期による違いか、土壌の違いか、不明。
(3月18日)
 菜の花を全部収穫。これで終わりだろう。
(3月27日)
 花が咲いたものがあり、それは捨て、蕾の菜の花を全部収穫。
 株元から切り取り、全部処分。残骸はその場に置く。

<第2弾>
 トウモロコシ第1弾収穫跡の畝に小松菜第2弾を作付けする。
(7月30日)
 昨日、トウモロコシ収穫跡の雑草を畝の両サイドに削り落としておいた。今日、小型ビッチュウで土を5cm強削り落とし、トウモロコシの枯れた残骸と萎れた雑草を手で入れ込み、テンワで土寄せし、畝を粗整形。なお、トウモロコシの切り株は掘り起こさずに、そのまま埋め込み。
(9月17日)
 草引きを行った後、細かい草の草叩きしておいた。あらかじめ草引きを行なったのは、秋雨前線の停滞で土が湿りすぎているからである。
 一切の肥料も入れなければ、畝起こしもしていない。ただし、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、20cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行なっておいた。
(10月10日)
 トウモロコシ第1弾を無肥料で栽培した畝であり、その後、雑草などで少々畝を覆ってあり、雑草の生え方は少ない。テンワで粗削りし、雑草を絶やしておいた。
(10月18日)
 枯草を隣のニンニクの畝の淵に退け、テンワで細かな草を叩き、テンワで畝を台形に整形。
(10月21日)
 畝を鍬で鎮圧し、真っ平にする。新しく購入した昨年と同様の種「トーホク 正月菜(もち菜)」の半分ほどを適当にばら蒔く。畝の法面の土をほぐして覆土し、再び鍬で鎮圧。
 なお、第1弾の畝で種が不足した1mほどにも同様に種蒔き。
(10月23日)
 地表近くを虫が這って土が盛り上がった箇所が、第1弾ほどではないがけっこうあり、鍬で鎮圧。その部分が乾いていたのでジョウロで散水。夜には雨となり、以後、水やり不要。
(11月25日)
 その後、順調に芽吹く。まだまだ小さい。
(12月2日)
 少し大きくなった。畝の法面の雑草を削り上げる。
(2019年1月30日)
 12月下旬から生育が止まった感がする。種蒔き時期が遅かったからか、全体に少々小振りだが、まあまあ十分な大きさ。評価★★☆☆☆
 今日に至って、外葉が黄変しだしたが、虫食いはごく少ない。
 第1弾は十六豆の跡で調子良かったが、第2弾はトウモロコシの跡であり、その差もあろうが、しかし、第1弾畝の種不足で第2弾のときの種を第1弾の空き(少々日当たり悪し)に種蒔きしたが、その部分は第2弾以下の成績である。
(3月18日)
 菜の花を全部収穫。これで終わりだろう。
(3月27日)
 花が咲いたものがあり、それは捨て、蕾の菜の花を全部収穫。
 株元から切り取り、全部処分。残骸はその場に置く。

コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

従前の小松菜有機肥料栽培 [小松菜]

 例年、自宅前の畑で栽培している小松菜。当地では、“正月菜”と呼び、これは、雑煮に必ず入れる野菜であることから、そう呼ぶようだ。うちは、ほとんど雑煮を食べなくなったから、近年は少しの作付けで済ませることにしている。
 なお、2013年から種蒔き時期は10月10日、22日の2回、時差蒔きすることにしている。
 例年、有機肥料で慣行農法栽培してきたが、2018年からは、同じ畝で連作し、かつ、無肥料・無農薬(自然農法)栽培とする。
 自然農法で参考としたのは次のものである。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い  三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 無肥料栽培の記録は「小松菜の無肥料栽培」に記す。

<2017-18年>
(9月15日)
 第2弾用の畝立て。鍬で溝立てし、施肥(苦土石灰、種粕、鶏糞、有機肥料粒、堆肥場の土)し、小型ビッチュウではつり、埋め戻し。テンワで整形。
(9月22日)
 第1弾用はキュウリⅢの跡とし、今日キュウリを撤去し、早速畝作り。なお、畝の東2mはネギの苗床とし、小松菜は残り5mとする。
 先ず、施肥。先日、堆肥場の土をキュウリ畝に乗せておいたが、ここに苦土石灰、種粕、鶏糞をばら撒き、ビッチュウではつり、粗畝完成。
 第2弾用の畝に雑草がいっぱい芽吹いている。テンワで削り込み。
<第1弾の栽培>
(10月9日)
 予定より1日早いが、今日は定休日につき時間があるから種蒔きすることにした。
 畝をテンワで整形し、クワで転圧して台形状に均す。種を適当にばら蒔きし、畝下の土をほぐし覆土し、再びクワで転圧。土が十分に湿っているが、念のため水やり。
 なお、使用した種は一昨年の残り種「トーホク 正月菜(もち菜)」を全部使い、これで概ね足りたが、昨年の残り種「トーホク 小松菜 味彩」が少々あったので、これも使い切った。
(10月10日)
 種蒔きして直ぐに、地表近くを虫が這って土が盛り上がって乾いた箇所が所々にけっこうあり、これはよくあることだが、昨日も今日も手で押さえておいた。
(10月13日)
 早くもあちこちで芽吹き。
(10月23日)
 芽吹きが悪い箇所がある。第2弾のついでに部分的に追加種蒔き。土を軽く振り、ジョウロで水やりし、種を隠す。
 なお、昨日の台風の強い雨で土が流れ、今日の吹き返しが凄まじく、倒れたものが多いが、まだ小さいから、そのまま放置。
(12月5日)
 ちっとも大きくなっていない。11月の異常低温、12月も気温は低めで、正月菜として使えそうにない。当店お客様も嘆いておられた。
 なお、虫食いは全くといっていいほどない。
(12月31日)
 その後少しは大きくなり、大き目のものを選んで雑煮に利用。
(2月1日)
 西の方、1mほどが鳥に葉先を食われている。
(2月24日)
 鳥害はその後進んでいないが、念のため防鳥ネット掛け。
(3月16日)
 数日前からの高温で一気にとう立ちしだした。今日、良品を収獲し終了。今後は菜の花として収獲。評価★★☆☆☆
(3月18日)
 防鳥ネット外し。花芽を菜の花として収獲。
(3月24日)
 少しばかりだが、菜の花を摘み、処分。
 畝に刻み藁を撒き、残っている小松菜とともに、畝にすき込む。

<第2弾の栽培>
(10月23日)
 昨日、種蒔きを予定していたが、台風の雨でできず、今日種蒔き。手順は第1弾に同じ。使用した種は先日JAで購入した「トーホク 正月菜(もち菜)」。税込155円とメチャ安い。
(12月5日)
 第1弾と大差ない大きさだが、ちっとも大きくなっていない。11月の異常低温、12月も気温は低めで、正月菜として使えそうにない。当店お客様も嘆いておられた。
 虫食いが少々目立つ。
(2月1日)
 第1弾より成績は悪く、全く収獲していない。虫食いが進んでいる。
(2月24日)
 大きくならず。第2弾は防鳥ネットを掛けたが、第1弾はそのままでいく。
(3月16日)
 数日前からの高温で一気にとう立ちしだした。今日、良品をほんの少し収獲し終了。今後は菜の花として収獲。評価☆☆☆☆☆
(3月18日)
 花芽を菜の花として収獲。
(3月24日)
 少しばかりだが、菜の花を摘み、処分。
 畝に刻み藁を撒き、残っている小松菜とともに、畝にすき込む。

<2016年>
(9月5日)
 昨年は虫害で不作であったので、今年は倍の2畝栽培とする。予定の場所はキュウリⅢの畝の両側の畝とする。早蒔きを10月10日、遅蒔きを10月22日とする。
 鶏糞を土に馴染ませるため早目の畝作りとした。
 北畝は少々盛り上がっているので、畝の峰を鍬で窪みを作り、施肥(苦土石灰、鶏糞、種粕、有機肥料粒、牛糞)を撒き、小型ビッチュウではつり込み、テンワで粗整形。南畝は平らにつき、窪みを作らず、以下同様の作業を行う。
(9月6日)
 北畝を大根Ⅱの畝に変更。小松菜を十六豆Ⅰの北側とする。
 苦土石灰、鶏糞、種粕、有機肥料粒を撒き、小型ビッチュウではつり、粗畝を完成。
(10月3日)
 2畝とも草引きをした後、キュウリや十六豆の畝から土を削り寄せ、土盛りして畝を整形。これで種蒔き準備が整った。

 さて、ここから先が大失敗。9月25日に菊菜の種を蒔くことにしていたが、なんと小松菜の種を撒いてしまったのである。早早蒔きをしてしまった。そして、10月10日に早蒔きをし、10月22日の遅蒔きは無しとなってしまった。
 先ずは、菊菜と勘違いして早早蒔きをしてしまったものから。
<早早蒔き>
(9月3日)
 今年の菊菜の作付けは、夏大根の跡(ここに間違えて小松菜を蒔いてしまった)と決定。まだ未収穫の大根が残っており、その空いた部分を先行させ、大根の収穫後に追加種蒔きしよう。
 8月28日に畝起こしし、苦土石灰散布は済ませている。
 今日、肥料敷き込み。鍬で畝の土を両サイドに跳ね、窪みを作り、肥料(鶏糞、種粕、有機肥料粒)をばら撒き、テンワで埋め戻し。
(9月25日:種蒔き)
 種蒔き(菊菜のつもりで小松菜を)実施。
 時間にぼわれていたため、残っていた大根を2本引き抜き、前に引いた1本の箇所を含む1mほどの部分に施肥をせず、そこにも種蒔きを決行してしまった。
 時々やってしまうが、種蒔き前にブログ記事をちゃんと読んでおかんといかん!
 草が所々に生えてきているので、まず草引き。畝をテンワで整形し、クワで転圧して台形状に均す。
 種を適当にばら蒔きし、畝下の土をほぐし覆土し、手で軽く転圧。土が十分に湿っており、水やりなし。
 施肥あり、施肥なし、この2つの生育比較でもしてみるか。
(10月3日)
 綺麗に(小松菜が)芽吹いている。混み混みになっているところを間引きしておいた。これをやったのは初めてのこと。
(10月21日)
 施肥なしの部分は成長が悪い。なお、全体に虫食いが多い。
(11月9日)
 もう収穫できる大きさになり、初収穫。けっこう虫食いがひどく、西の方しか食い物にならない。大きい物を鎌で刈り取り、虫食いのひどい外葉を捨てて食用に。丸々ダメな物が半分ほどあった。
(11月25日)
 虫食い状態は変化ないが、第2弾が食べ頃となったので収穫放棄。
(2月18日)
 あまりの虫食いのひどさから、3月になってから菜の花を収穫することにしていたが、遅れて生長しだした株が少しずつ大きくなり、これは虫食いがほとんどなく、10日ほど前と今日、けっこうな量、収穫できた。
(3月27日)
 3月10日頃から菜の花を摘んでいたが、今日少々摘み、引き抜いて処分。
 小松菜(葉)の評価は★☆☆☆☆、菜の花の評価は★★☆☆☆
 
<早蒔き>
(10月10日:種蒔き)
 予定どおり十六豆跡の北側に早蒔きの種蒔きをする。
 テンワで畝の峰を均し、台形にし、鍬で転圧し、平らにする。
 昨年の余り種が2種類あり、その1方を使用。適当にばら撒き、少し種が残った。
 畝下から土をかき寄せばら撒いて覆土。再び鍬で転圧し、終了。
(10月13日)
 昨朝、今朝と、虫が地表近くを這った跡があちこちあり、その部分は土が乾燥して発芽しないので、鍬で転圧し、念のため散水。
(10月21日)
 その後も、虫が這った跡に散水を繰り返す。
 草引きをしながら、混んだ箇所の間引きをする。間引きは今年初めてのこと。
(11月25日)
 暖かさが続いたこともあって、部分的にもう食べ頃となり、大きそうなものを初収穫。
 1週間ほど前までは虫食いは目立たなかったが、全体に少々虫食い状態だ。
(2月18日)
 正月に雑煮に入れるため、何とか虫食いの少な目のものが収穫できた。遅れて生長しだした株が少しずつ大きくなり、これは虫食いがほとんどないがまだ小さく、今日はどれだけも収穫出来ず。
(3月27日)
 その後、どれだけか収穫したが、3月10日頃から菜の花を摘んでいる。それもそろそろ終わりかけた。
 ところが、畝の東の一角だけは肥料が多かったのか、軸太で葉はこんもりしており、まだまだ菜の花がどんどん吹き出している。当面、菜の花が収穫できそうだ。(4月10日もけっこう収穫。数日間隔で。)
 小松菜(葉)の評価は★☆☆☆☆、菜の花の評価は★★★☆☆
(4月24日)
 菜の花の収穫は2、3日前に終了し、本日撤去。

<2015年>
 さて、今年はどこに種を蒔こうか。あちこち空きが出てきたから迷うところである。とりあえずは納屋から最も近い草花跡にしよう。痩せた土であろうから、明日には有機肥料をたっぷりすき込み土ごしらえをせねばならぬ。
 種を探したが残り種がなく、今日(9月19日)JA売店で買ってきた。種類が多くて迷う。「正月菜(もち菜)」という品名が目に付いたので、これを買う。
(9月20日)
 予定どおり草花跡にした。まず、ビッチュウで起こしながら畝作り。次にたっぷり肥料を入れる。苦土石灰、牛糞、鶏糞、種粕。
 再びビッチュウで細かくはつりながら、根っこや雑草を取り除く。
 これにて終了。しばし養生し、種粕の発酵を促す。

<第1弾>
(10月10日)
 本日、畝の西半分に種蒔き。
 細かい草をテンワ(手鍬)で叩きながら畝の整形。鍬で転圧し、蒔き位置をフラットに。
 種が細かいから適当に種をばら撒く。
 畝下の土をほぐしながら掛け、再度鍬で転圧。
 念のため、水やり。
 3時間後に見てみると、綺麗なフラット状の畝に、もう虫が這った跡がけっこうあった。手で転圧
(10月21日)
 種蒔きの翌日に雨があったが、その後は晴天続き。発芽後に土が乾きぎみになっているのに気がついて水やりしたが、発芽率が2割程度。その後も水やり。
(11月11日)
 10月10日に種蒔きして、すんなり発芽したものは順調に成育し、一部は十分過ぎる大きさになった。今日、部分的に収穫。
 なお、歯抜け部分に種蒔きし、手で土掛けと転圧し、水やり。 併せて草引き。
(11月17日)
 2、3日前に2度目の収穫したときは虫食いはわずかであったが、今朝見たらかなりの虫食いがあり、糞も多い。どういう虫だろう。
(12月1日)
 その後も少々虫食いが進み、後蒔きしたものも虫食い進む。もう収穫できそうにない感がする。
(12月28日)
 追加種蒔き分も虫に食われており、収穫放棄。春に菜の花にして芽を収穫しよう。

<第2弾>
(10月22日)
 2日前にテンワで草叩きしておき、本日、予定どおり第2弾を種蒔き。今回は鍬で転圧せず、直接種蒔きし、畝下の土をほぐしながら掛け、手で転圧。たっぷり水やり。
(11月17日)
 芽吹きが良く、順調に成育し、虫食いもほとんどない。直ぐ隣なのに不思議なものだ。
(12月中頃)
 大きくなりすぎたものを収穫。ほとんど虫に食われていない。
(翌年1月1日)
 雑煮を食べるため、収穫に取り掛かるも、葉っぱの虫食いが思わぬ進んでいる。加えて、アブラムシが所々で発生し、また、何だか分からないが葉の裏側に白いものが付着しており、これは何かの虫の卵かも。
 ほとんどがそうなっており、被害軽微なもの2割ほどを選別して女房に渡すも、ほとんどが何らかの被害を受けたものばかり。
 こんな経験は初めてであり、12月の異常な暖かさが影響したかも。

<2014年の記録>
 おふくろは従前、空いた畝、2畝、3畝と、毎年余りに余るほど作付けしていた。
 そのおふくろも、95歳となった昨年から、小生があれこれと種蒔きなどを督促するも、おっくうがってやらなくなった。よって、今年からは小生がマイペースで何もかもやることにした次第。この方が小生にとってはずっと楽なのだが、おふくろが楽をしすぎて、ボケが進みはしないかと心配である。
 思い起こせば、以前は力仕事以外は全部百姓仕事をしていたおふくろではあるが、ちょうど3年前の10月中頃、そろそろ小松菜の種蒔き時期を迎えた頃におふくろが体調を壊し、1か月ほど寝たり起きたりで、百姓は全くできなかった。その後回復したものの、それ以来段々百姓仕事をやらなくなったのである。そこで、ボケ防止のため、ここ3年間、様々な農作業のうち、おふくろができそうなことを何とかしてやらせようと色々と誘導したり、督促したりしてきたのだが、今年は気紛れ的に追肥をしたり、草引きをしたりするだけで、種蒔きや苗の植え付けは、唯一里芋の植え付けだけになってしまった。
 さて、今冬の小松菜栽培。
 昨年予定したとおり、半畝ずつ10月10日頃、22日頃の2回に分けて種蒔きすることにしたい。
 使う畝は、キュウリ第1弾の跡とし、自然農法に少しでも近づけるために、例年行っていたビッチュウによる畑起こしはなしとする。この方が楽でいい。
 施肥は、自然農法では全くしないそうだが、雑草が生い茂っていることはなく、自然農法に適した土壌に全くなっていないから、有機肥料を入れ込むことにする。
 その方法は、畝の峰を鍬で軽く土を除け、苦土石灰、有機肥料粒、鶏糞、種粕を撒き、土を戻して台形に整形する。なお、種蒔きしたら、牛糞を撒いてから土で覆うことにする。
 種粕は発酵するであろうから、早めに下ごしらえしておきたい。
(9月28日追記)
 どうしたことか、種入れの缶々から小松菜の種が取り出してあり、おふくろが種蒔きを目論んだようである。昨日、おふくろの脳トレのため、「小松菜の種蒔きは何時がいいか教えてくれ」と筆談のメモを渡したから、今日にでも種蒔きしようとしたに違いない。小生が予定していたキュウリ第1弾跡の畝を、たまたま片側だけ整形を完成させてもいた。
 こうなると、おふくろに種蒔きを任せるしかない。そこで、まずは立て札「小松菜、10月10日に種蒔きしてくれ」と記し、筆談でも伝えたのだが、果たしてその通りにやってくれるか疑問。
DSCN0343.JPG

 なお、おふくろに任せるのだから、半畝ずつの時差蒔きはできなくなった。やむを得ない。
 さて、畝の準備は、予定どおり有機肥料の敷き込みを行ったが、種蒔き時に牛糞を撒くことはおふくろなしないから、これは省略せざるを得ない。
(10月11日追記)
 昨日は、おふくろが種蒔きすると言っていたが、やらずじまい。今日、聞いてみると、やってくれと言う。多分こういうことになろうと思っていたが、そのとおりとなった。
 さて、種蒔き。畝は出来ているから、鍬で押さえて平にし、昨年の残り種2種類を混ぜて、全体に行き渡るよう適当にばらまく。少々濃密になったが、発芽しないものもあろうから、これでちょうどうまくいくだろう。
 土をほぐしながら適当に掛け、再び鍬で転圧。水やりもしておいた。
(10月18日追記)
 2、3日前には綺麗に芽吹いた。
 ところで、小生が種蒔きした3、4日後、おふくろが、お隣さんに「正月菜の種を蒔きたいが、ないから買ってきてくれ」とボケたことを言う。これにはまいった。
(11月2日追記)
 草引き。
(11月24日追記)
 もう食べ頃になったものが多くなった。大き目のものを根元からハサミで切り取る。
(11月29日追記)
 5日で、また大きくなった。2回目の収穫。2、3日すれば寒くなるから、生長が止まってほしい。
(3月16日追記)
 今季は早蒔きで成長が早く、1週間前と同様に、花芽を収穫する状態。

<2013年の記録>
 そろそろ正月菜の種蒔きの時期が迫ってきた。種蒔きの目安は、ずっと昔から隣村の手力祭の日10月23日(追記:これは間違いで正しくは22日)。でも、種蒔き後の気候によりけりで、暖冬であれば生長が著しく、正月には大きくなり過ぎてしまい、早々に冬が訪れて寒さが続くと正月になっても小さ過ぎてしまう。ここら辺りが難しいところだが、出荷するわけでもないし、ボツボツ収穫するだけだから、昨年から2回に分けて早蒔きと遅蒔きをすることにしている。
 そこで、今年は、昨年と一昨年の経験を踏まえて、10月10日頃、23日頃の2回に分けて種蒔きすることにした。
 1畝あれば十分足りるのだが、おふくろは空いている畝があれば何でも作付けしてしまうから、2畝準備するしかなかろう。
 とりあえずキュウリ第3弾の跡を早蒔き用に準備しよう。従前は、有機肥料を下ごしらえに使っていたが、おふくろは化成肥料をやたらと使うから肥料過剰の傾向にあり、特に第3弾キュウリはあまり生長せずに枯れてしまったから、苦土石灰を振るだけで畝立てをすることにした。
 今日10月6日にそれを行い、おふくろにメモを渡して種蒔きさせることにしたが、今年95歳の高齢ゆえか渋っており、やらないかもしれない。2、3日様子見しよう。
(10月10日追記)
 昨日は雨で土がよく湿っている。種袋を籠に入れて種蒔きするようメモで督促しておいたが、さて、おふくろは種蒔きするだろうか。
(10月17日追記)
 その後また督促するも、色よい返事は返ってくるが実行せず。やむなく本日、小生が種蒔きすることに。
 下ごしらえの有機肥料はなしでいこうと思っていたが、残り物のようこん(有機肥料ペレット)を適量入れることにした。畝にばら撒いてから、テンワ(手鍬)でかき混ぜながら台形の畝を整形し直す。
 種を撒く前に鍬で畝の上面全体を軽く押さえて均す。この方法は小生の独自の方法であり、おふくろのやり方は、畝に乗って足跡を付けていき、1足に12、3粒を蒔くというものである。どちらにしろ、土が均されていれば、1箇所に種がかたまることはないから良かろうというもの。ただし、小生の方法は、収穫時に葉っぱ同士の絡み合う度合いが大きくなり、刈り取りにくいという欠点があるが。
 種の蒔き方は、小生は大雑把であり、焦げ茶色の小さな種を適当にバラ蒔くだけだ。見えにくいから、蒔き終ってから目を近付けて偏りを直したり補充したりした後、畝の下にある土をほぐしながらかけていく。最後に鍬で軽く押さえて終了。
(11月6日追記)
 綺麗に芽吹いて成長中。化成をばら撒いておいた。
(11月25日追記)
 随分と大きくなった。標準より1週間早蒔きしたことと10月から11月初めの気温が高かったからであろう。混み込みになっている所の大きそうなものを選ることとし、根元からハサミで切り取る。
 近日、おひたしにして食べることになろう。
(4月1日追記)
 小松菜はツクシと一緒に卵とじにして食べる。ツクシは3月に3回採ったが小松菜が大きくなり過ぎており、3回目は菜の花の蕾となったものを使わざるを得なかった。
 やはり種を2回に分けて時差蒔きすべきであった。
(4月3日追記)
 本日処分。堆肥場へ。

<2012年の記録>
 種蒔きは10月23日の前5日、後5日とし、10月18日と28日に半畝ずつを予定した。
 元気を取り戻したおふくろであるからして、彼女に種蒔きを任せることに。耳が遠いから、その旨をメモして渡すことにし、10月8日に種と一緒にそれを渡すと、正月菜の種は新家(分家)の従兄弟に既に買ってきてもらったから、それを蒔くと言う。種がダブってしまったが、残りは来年に回せばよい。
 なお、蒔き時が同じ頃になる菊菜についても種とメモを渡しておいた。
 そして、10月12日のこと。ああ、ナンタルチア!である。4日前に“菊菜は早速蒔け。正月菜はメモどおりに蒔け。”と大声で伝えて、メモを渡したのだが、おふくろは正月菜も10月10日に、それも1畝全部に種蒔きしてしまった。“正月菜は早すぎるわ。何をやっとる!”と言うも、何食わぬ顔。
 これには参りました。おふくろはメモをどこに置いたか忘れているし、以前に蒔き時は10月23日と言っておきながら今年は早蒔きし過ぎるし、これはボケ以外の何ものでもなかろう。
 10月30日のこと。またまたビックリ! おふくろが、空いている畝全部(3畝も)に正月菜を種蒔きしてしまった。そんなに食べれんがどうするの、である。たぶんメモを見つけだして後蒔きとして行ったのだろう。この3畝は年が明けてから、まだ菜が小さい状態で全部の畝をはつって処分した。
 なお、10月10日に早蒔きした正月菜は、まだ小さかったが11月24日に初収穫し、その後順次収穫。おふくろがあまり雑煮を食べなかったようで、1畝でもかなり余り、花が咲く直前に「菜の花」として蕾を収穫。

<2011年の記録>
 10月半ば頃におふくろが体調を壊し、菊菜や正月菜の種蒔きができる状態になかったので、お隣さんにコーチしてもらって小生が初めて種蒔きを行う。
 例年より1週間遅れで10月29日に種蒔きをした。これは、何とも遅過ぎて見事に失敗。年末に少しだけ収穫できただけだし、1月には2回収穫できただけで、3月にやっと大きくなっただけ。
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

2014.5.29 夏の小松菜栽培(5~8月) [小松菜]

 昨年の7月31日に記事にしたのだが、おふくろにまだらボケが出て、7月半ばに何やら種蒔きした。ビッシリと芽吹きがあったので、おふくろに“これは何だ?”と問うたところ、“正月菜や。皆が来たときに餅を食うからや。”と、間もなくやってくるお盆を正月と勘違いして、小松菜の種蒔きをしたのである。
 その結果はというと、猛暑の中、チャンと成長してくれ、お盆にちょうど食べ頃になった。面白いものである。もっとも、虫食いがひどく、お盆が過ぎたら食べられるところがなくなるほどに激しい被害に遭ったが。
 
 さて、夏というと葉物野菜がない。既に今の時期からない。ブログ友達もそう言い、小松菜を蒔いたという。その記事を見て、小生もそうしてみようと考え、今日JAの売店の近くに行く用事があったので、小松菜のタネを買い求めた。
 秋蒔きの種が残っているから、それを使う手もあるが、やはり夏蒔き用のタネの方がよかろう。買ったのは「夏の甲子園」というふざけた名前のもの。交配種ではあるが、種蒔き適期は夏の高校野球が終わる頃までという説明が面白かったから、買った次第。

 ブログ友達は自然農法を追求されており、小松菜の栽培もなるべく自然に近い状態で行おうとされている。それをそっくり真似できないが、自宅前の畑に少し空きスペースがあるから、そこで栽培してみよう。
 早速、明日、種蒔きすることにする。
 やり方は以下のとおり考えている。
 4月に起こして、そのままにしてある場所(こんもりと畝になっている)をクワで逆に窪みをつけ、苦土石灰を振って有機肥料(牛糞、有機肥料粒、鶏糞、種粕)を少な目にばら撒き、元の形に戻す。
 足で土を十分に踏み固めて台形状に整形する。種を蒔いて少々土を掛け、再度踏み固める。乾燥防止に雑草を刈り取ったものを掛けておく。 
 あとは、水やりも何もしないで放置し、草引きもせず雑草と共生させる。何だか面白そうだ。

(5月30日追記)
 朝6時に起きて、早速作業開始。しかし、脳の暖機運転ができておらず、作業手順を間違う。
 なるべく自然農法に近いもの、という思いが強すぎて、「足で土を十分に踏み固める」ことに神経が行ってしまい、肥料を埋め込むのを忘れてしまった。気が付いたのは、種をばら撒いてからである。
 よって、種蒔き後に、牛糞、ブレンドした有機肥料を撒き、少々土を掛けて再度踏み固め、雑草を引いてきて掛ける、という順序になってしまった。
 なお、苦土石灰は撒き忘れた。明日の朝に行うことにしよう。
 何ともお粗末。
(同日再追記)
 今日も暑い。30度を軽く超える。お昼過ぎに種蒔きしたあとを見てみると、雑草が干からびて地面が露出しており、種蒔き時には適度な湿り気があったのだが、表面が白く乾いてきている。大変だ。
 でも、なるべく自然農法に近いものにしたから、水やりせず、雑草をかき集めてきて継ぎ足した。たいした量が集まらなかったから気休めにしかならないだろうが、これで放置しておこう。
 当分雨なしの予報だから、雨が来るまで芽吹きようがないだろう。気長に待つこととしよう。
 なお、変わったやり方だから、おふくろが雑草を除けてしまうかもしれない。そこで、「小松菜 雑草は乾燥防止。のけるな。」と大きく書いた札を立てておいた。
(6月4日追記)
 苦土石灰を撒かなくてはと思っていたが、延び延びになり、今日、撒くことにした。種蒔きした場所に行ってみると、何と雑草が取り除かれている。参った。カラカラに土が乾いている。
 しかし、近づいてみると、あちこちに小松菜が芽吹いているのを発見。これにはビックリ!かすかな湿り気でも芽吹き、根を張るのだ。すごい生命力。
 今夜から何日か雨模様だから、このままでもいいのだろうが、せっかく自然農法に近いやり方にしたのだから、再び除けられた枯草を掛けて苦土石灰を振っておいた。そして、たまたま近くに耳の遠いおふくろが来たので、指で立て札を示し、「のけるな」を解らしめたところである。
(6月8日追記)
 一昨日、雨後に再び雑草がおふくろの手によって除けられてしまった。今日の時点で疎らにしか芽吹いていない。生えそこなった感がするが、もう少し様子を見よう。
(6月14日追記)
 疎らな芽吹きで終わってしまったようである。ここのところ大した雨がなく、畝が乾いているので、今日、たっぷり水やり。葉っぱの所々にかなりの虫食いがあり、生長したとしても、おひたし1回分ぐらいしかないだろう。
<反省>(後日追記:やはりちゃんと水やりせねばいかん。)

DSCN0287.JPG

(6月27日追記)
 食べ頃になり、大きいものを半分収穫。ひどい虫食いで、可愛らしいイモムシが2匹付いていた。
<反省>(後日追記:種蒔きから収穫まで約1か月であるからして、もう1か月早く第1弾の種蒔きをした方がいい。)

<小松菜第2弾の栽培>
(6月28日追記)
 第1弾で芽吹かなかった箇所、西半分に種蒔きしておいた。
(7月1日追記)
 第1弾は全く水をやらず放置したため疎らにしか芽吹かなかったが、今回は毎日水やりした。そしたら、今日、一斉に綺麗に芽吹いていた。
(7月21日追記)
 なかなか大きくならない。葉っぱがけっこう食われている。今日は庭木や雑草の洗面消毒を行なったので、ついでに小松菜にも消毒。使った農薬はパダン。
(後日追記)
 お盆には食べ頃となったが、夏野菜を食べねばならず、なかかな収穫できなかった。8月25日頃に収穫したが、虫食いがひどく、1回分のおひたしにできただけである。 

<小松菜第3弾の栽培>
(8月3日追記)
 第2弾がそろそろ食べ頃であり、今日、第3弾を種蒔き。施肥として、有機肥料粒と鶏糞を敷き込み、表層にも少量の有機肥料粒を混ぜ込んだ。
 小雨模様だから、水やりせず。
(8月6日追記)
 4、5日の朝、水やり。5日夕方によいお湿り、6日にはきれいに芽吹いた。
(9月1日追記)
 その後、虫食いがひどくなり、7割方は絶えてしまった。残ったものもまだ小さく、けっこう虫に食われている。
(9月24日追記)
 食べ頃となり、収穫するも、1回分しかない。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

2013.7.31 正月菜(小松菜)がすくすく生長中!! [小松菜]

 1週間ほど前、十六豆第1弾の隣の畝、これは、5月来、仏花用と書いた札を立て、おふくろが好きな花の種を撒けるように用意しておいた畝であるのだが、何かしらビッシリと芽吹きがあった。
 以前、おふくろは、大根を小さいうちに選り、おひたしにして食べていた。女房もそれをもらったことがある。よって、暇に任せて大根の種を撒いたのかと思っていた。
 ところが、少し生長したところ、様子が違う。
 そこで、耳が遠いおふくろに、“これは何だ?”と指差して問うたところ、“正月菜(小松菜)や。皆が来たときに餅を食うからや。”と言う。
 これは酷い勘違いだ。お盆には確かに皆(一族郎党)が来るのだが、餅を食うのは皆が正月に来たときだ。明らかに時期を間違えている。
 それを大きな声で指摘すると、おふくろは理解したようで、苦笑いしている。
 昨今、まだらボケが時々出るおふくろ。困ったものである。
 その対策として、銀杏葉エキス製剤(健康食品)と滋養漢方薬5種類(記憶力増強のもの1種類を含む)を飲むように言っているのだが、飲んだり飲まなかったりで十分に効いてこない。
 そこで、メモをしたため、ボケ防止のための用法を示しておいたのだが、こうしたことは過去に何度も指示しているものの従ったことがない。
 今日も、そのメモを手渡したのだが、“そうも飲めん”とのたまうだけで小生の指示は無視されそう。
 よって、ボケの証拠として、正月菜の生長とその収穫そして料理でもって、何度も時期間違えを確認させるしかなかろう。
 そのためにも、猛暑で育つかどうか分からないが、正月菜の生長を祈るしかない。“正月菜君たち、熱射病に打ち勝ち、何とか成長してくれ!!”
(8月14日追記)
 猛暑の中、チャンと成長してくれ、ちょうど食べ頃に。本日、大きそうなのを初収穫。お盆で妹たちが来ているので、下の妹におひたしにしておふくろに食べさせてやってくれと頼んでおいた。
(8月20日追記)
 その後2回収穫したが、葉っぱの虫食いが酷く、もう収穫は無理だろう。
(8月27日追記)
 葉っぱが虫に食われて軸だけになったものが大半。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感
小松菜 ブログトップ