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ニンジン(秋冬収穫)の無肥料栽培 [ニンジン]

 2012年に栽培を始めたニンジン栽培。2015年から、3月下旬(夏収穫)と6月下旬(秋冬収穫)と、年2回種蒔きすることにした。
 ここでは、秋冬収穫の栽培について記すこととし、夏収穫のニンジン栽培は別途記事にする。

 2017年には新たな自然農法「たんじゅん農」と出会い、2018年からは無肥料・連作でいくこととした。
 このページでは、2018年からの無肥料・連作栽培について記事にし、従前の有機肥料栽培については「ニンジン(秋冬収穫)の有機肥料栽培」に記録を残す。

<2022年度>
 例年、連作ニンジン1畝の北側(6割ほど)を秋冬収穫用にしていたが、昨年、夏収穫ニンジンの後作としてブロッコリー&カリフラワーを栽培したので、夏収穫と秋冬収穫のニンジンの作付け位置を逆にした。
(5月22日)
 ブロッコリー&カリフラワーを収穫後、2度ほど草叩きしておいたが、今日、ニンジン畝の南のほう4割ほどをスコップで畑起こしもどきを行った。なお、畝の中央2割ほどは、1月16日に北のほう4割ほどとともに秋冬ニンジン収穫後にある程度の土壌改良をしてある。
(6月19日)
 テンワで草叩き、粗整形。今日明日天気がいいから、きれいに枯れるだろう。
(6月26日)
 少し大きめの草が所々にあり、引き抜く。細かな草が発芽中。
(6月29日)
 ここ4日間、良く晴れて都合がいい。細かな草をていねいに叩いておいた。
(7月3日)
 再び梅雨入りし、今日午後から雨の予報で、今朝、種蒔き。
 鍬で畝の法尻を削り上げ、テンワで均して台形に。雑草は全くない。鍬で軽く転圧し、新たに購入した「春蒔き五寸人参」をばら撒く。ちょうど1袋使い切る。
 籾殻を土が見えなくなる程度に撒いておく。
(7月14日)
 概ねきれいに芽吹いた。細かな草をていねいに草引き。
(7月25日、8月1日)
 雑草の芽吹きが目立ち、ていねいに草引き。ついでに少々選る。
(8月15日)
 草引きしながら最終の選り。
(10月24日)
 まだ小さいが、大きそうなものを数本初収穫。昨年同様に不作の感がする。
(11月18日)
 大きそうなものを全部収穫。ある程度の土壌改良をした北のほうは若干育ちがいいが、全体に小さなものしか収穫できず。残りは大半がクズだろう。評価評価★☆☆☆☆
(2023年1月3日)
 残り全部収穫。
(1月15日)
 土壌改良。畝の盛り土を両側に退け、籾殻を撒き、ビッチュウではつり込み。退けた土を戻す。なお、ニンジン畝は幅が広すぎ、両サイドの畝に、あらかじめ土移動。

<2021年度>
 2017年から畝を固定して連作開始、2018年から無肥料栽培。なお、1畝10m強を夏ニンジン(南)、秋冬人参(北)と半々に使い、一毛作である。
(2月1日)
 畝全体の草叩きをし、枯草などに軽く覆土しておいた。
(5月14日、6月11日)
 どれだけか草が生え、しっかり草叩き。
(6月12日)
 スコップで畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、土ほぐし)を行ない、牡蠣殻粉末粉末を入れ込み。
(6月23日)
 細かな草が生えだしたので、草叩き。
(6月28日)
 種蒔きは7月1日を目途にしているが、今晩当たりから若干の雨模様で、今日が種蒔きの好機と思われ、種蒔きすることに。
 まず、畝を整備する。土はよく乾いており、テンワで台形に整え、鍬で叩いて転圧したあと、鍬で淵に小さな峰を作り、雨で種や籾殻が流れ出ないようにした。
 春の残り種「春蒔き五寸人参」をばら撒く。昨年と同様に少々種が足りないが、梅雨時は発芽率がいいから、これで十分よかろう。
 最後に、籾殻を土が見えなくなる程度に十分に覆うつもりだったが、少々不足。 
(6月29日)
 夜中に小々の雨が降り、朝から晴れ。よって、お昼に水やりをしておいた。
(7月11日)
 概ねきれいに発芽し、細かな草をていねいに引く。
(7月25日)
 少々遅れたが、2回目の草引き。大きくなりすぎた雑草がけっこうあり。
(7月28日)
 細かな草を削るため、小型コテを探したが見当たらず、代わりにテボで細かな草を削り取る。ついでに若干の間引き。
(7月29日)
 畑が乾き過ぎており、成育促進のため水やり。
(8月8日)
 草刈機で畝間、法面の草刈り。
(8月9日)
 畝の細かな雑草を引きながら、最初かつ最終の選り。
(10月21日)
 今日、太そうなのを選んで収穫しようとするも、全然見当たらない。やむなく、まだ小さいが数本を引き抜く。昨年より出来が悪い感がする。
 葉っぱはまだ青々として元気がいいから、これから成長するのを期待しよう。
(11月7日)
 20本ほど掘ってみるも、やたらと小さい。まだ葉っぱが青いから少しは期待しよう。
(11月28日)
 だいぶ大きくなってくれたが、全部小さい。何とか食用になるものを30個ほど収穫。
 まだ葉っぱが青いので、これから少しは大きくなるかも。評価★☆☆☆☆
(12月25日)
 今までに大きそうなものを4割程度収獲している。少しは大きくなっているようで、今日は残りの半分ちょっとを収穫。うち小さ過ぎるもの(引き抜いた株の3分2ほど)はその場で処分。評価★★☆☆☆(少々甘め)
(2022年1月9日)
 残り全部を収穫。小さなものに混じって、けっこう大きなものもあった。凍みたものは全くなかった。
(1月16日)
 今年初めて不作になり、これは、今まで地中深くまでの土壌改良をしていなかったのが原因ではなかろうかと、本格的な土壌改良を行うこととした。
 まず、ニンジンの残骸や枯草を削り取り、これは西隣のナス畝に退ける。ついで、表層数cmの土をテンワでナス畝に寄せる。引き続き、表層土数cmを同様に退ける。
 これで、畝間と概ねフラットになり、今度は約10cmの土をビッチュウで東隣のオクラ畝に被せる。ビッチュウとテンワでこれを行う。
 近くの田んぼから刻み藁をいただいてきて、これを窪みにばら撒き、次に、使い捨てカイロから取り出した酸化鉄(細かく砕いたもの)を少量ではあるがばら撒き、ビッチュウで起こしながらすき込む。一部硬く固まっていた硬盤層があっただけで、大半はほぐれた土壌であった。(となると、今年の不作は別の原因なのかもしれぬが。)
 後は埋め戻し。まず、オクラ畝に乗せておいた土に刻み藁をばら撒き、刻み藁を混ぜ込みながらテンワで土を元に戻す。今度はナス畝に退けておいた表層土(下)に刻み藁をばら撒き、テンワで土を元に戻す。最後に表層土(上)をテンワで元に戻す。
 こうして、土壌細菌叢の上下が混ざり込んだり、逆転しないように気を付けながら、土壌細菌の餌となる刻み藁を入れ込んだ。
 これで土壌改良できたであろうから、来年以降、ずっと豊作になってほしいものだ。

<2020年度>
 2017年から畝を固定して連作開始、2018年から無肥料栽培。なお、1畝10m強を夏ニンジン(南)、秋冬人参(北)と半々に使い、一毛作である。
(5月30日)
 収穫終了の翌日(2月3日)法面にけっこう草が生えているので、それを中心に草削りと草叩きをしておいた。ついで、3月15日、5月3日に法面の削り上げと草叩き。
 草は生えるものであり、今日(5月30日)も畝の草叩きと法面の削り上げ。
(6月27日)
 5日前に丁寧に草叩きしておいた。種蒔きは7月1日を目途にしているが、昨日は晴れ、梅雨の雨間の今日しか種蒔きの好機はない。
 まず、畝を整備する。土壌が多少湿りすぎの感があるが、テンワで台形に整え、淵に小さな峰を作り、雨で種や籾殻が流れ出ないようにした。
 鍬で叩いて転圧。これは、種が均等にばら蒔かれ、かたまらないようにするため。
 春の残り種「春蒔き五寸人参」をばら撒く。少々足りないが、梅雨時は発芽率がいいから、これで十分よかろう。
 最後に、籾殻を土が見えなくなる程度に十分に覆う。
(7月5日)
 種蒔きして8日経った。今日見たら、きれいに発芽していた。
(7月12日、20日)
 順調な芽吹き。細かな草をていねいに草引き。
(8月3日)
 細かな草を大雑把に草引き、最終選り。
(8月17日)
 細かな雑草がいっぱい生えている。ミニ鎌で削り取る。2本立ちを幾つか発見し、1本に。なお、ニンジン数本ほどミニ鎌で切ってしまった。
(10月30日)
 今日、太そうなのを10本ほど初収穫。良型は少なく、太短い。不良が数本あり、現時点では昨年より出来が悪い。
 やはり無肥料のせいか、若干色が薄い。なお、ネコブセンチュウ被害はなし。
 葉っぱはまだ青々として元気がいいから、これから成長するのを期待しよう。
(11月30日)
 初収穫から1か月経ち、十分に大きくなった感がする。10日ほど前に10本弱、今日10本強を収穫。太さは十分であるが、大半が太短い。はっきりとしたネコブセンチュウ被害が1本。
 太短い原因は、土が硬く締まっていたからだろう。スコップでの畑起こしもどきをしていなかったからと思われる。
(12月6日)
 20個ほど収穫。皆、太短い。小さいもの、割れなど不良品がけっこうあり。
(2021年1月26日)
 12月末に手で土寄せし、根塊の露出を防止しておいた。
 地上部はほとんど枯れ、本日でもって収穫終了。評価は昨年より悪く、★★☆☆☆

<2019年度>
 2017年から畝を固定して連作開始、2018年から無肥料栽培。なお、1畝10m強を夏ニンジン、秋冬人参と半々に使い、一毛作である。
(5月23日)
 いつだったか記録にないが、昨期の秋夏ニンジンを3月に収穫後、畝起こしの代わりにスコップで「畝起こしもどき」しておいた。
 なお、昨年のような刻み藁などのすき込みはせず、無耕起・無肥料栽培とする。
 雑草が多いので、今日、徹底的に草叩き。
(6月21日)
 数日前に草刈り機で草刈りしておいた。今日は、テンワで奇麗に草叩き。長い梅雨の晴れ間が続き、叩いた雑草は全部枯れるだろうから有り難い。
(6月24日)
 昨日、畝を整備。ずっと雨なしで表層はよく乾いている。
 7月1日を種蒔きの目途にしているが、今日種蒔き。
 鍬を引きずって平らにし、鍬でよく転圧。畝の上面の淵は小さな峰を作り、豪雨で種が流れ出ないようにしておいた。
 春の残り種をばら撒く。少々足りないが、梅雨時は発芽率がいいから、よかろう。
 籾殻を土が見えなくなる程度に覆う。
 今日は水やりせず。やっと6月27日からずっと雨模様の予報。それまでは土が乾いているから発芽することなく、実質の種蒔き日は6月27日となる。
(7月8日)
 若干空白域ができたが、順調に発芽。丁寧に草引き。
(7月23日)
 随分と雑草が芽吹いてきている。梅雨で土が湿っているから、とてもきれいには草引きできない。可能な限り草引きし、ニンジンが込み合っている所は若干の選り。
(7月29日、8月4日)
 またまた雑草が芽吹いてきている。ざっと草引きし、若干の選り。
(8月10日、11日)
 またまた草引き、そして最終選り。完璧に奇麗にしておいた。
(9月15日)
 秋雨前線がためか、随分と生育した。調子がいい感じがする。
 株間の雑草はたいして生えていない。畝間と法尻を草刈機で丁寧に草刈り。
(9月16日)
 畝の法尻の雑草を手で引き、最終選りのチェック(10本近くを間引く)。
(10月25日)
 今日、太そうなの(淵のほうが生育よし)を20本ほど収穫。不良は数本。昨年と同様に無肥料のせいか、若干色が薄い。ネコブセンチュウ被害はなし。
 葉っぱは青々と元気がいいから、まだ、これから成長するのを期待しよう。
(11月13日)
 大きそうなものを数本収穫。まずまず良品。
(12月9日)
 北のほうから20本ほどずべっと収穫。生育不良や不良品数本。まずまず良品10本。なんとか使えるもの数本といったところ。昨年と異なり、巨大なものはない。まだ半分は残っている。(12月22日)
 10本ほど収穫。3割は不良品だが、まあまあ良い型だ。
(2020年1月6日)
 10本ほど収穫。3割は不良品だが、まあまあ良い型だ。残り少なくなった。
(2月2日)
 残り全部を収穫。けっこう太いものが多かった。評価は★★★☆☆
 連作3年目、無肥料2年目で、従前の輪作・有機肥料栽培と大差なく、質、量ともに十分満足がいく収穫となった。

<2018年度>
(2018年1月7日)
 昨季の秋冬収獲ニンジンの収穫が1月7日に終わり、同日、ニンジンの残骸と枯草そしてたっぷりの刻み藁をすき込んでおいた。ここで連作することとし、無肥料とするが、残留肥料(各種有機肥料と石灰窒素)があることだろう。
 なお、畝作りに当たり、グラジオラスは固定畝とし、ヤーコン6畝と野菜3畝の全部を気持ち扇形に展開することとしたので、ニンジン畝の南端は同じ位置だが北端は若干のずれを生じさせた。
(5月28日)
 4月ごろに1回草たたきをしたが、今日も草たたきをしておいた。
(6月8日)
 3回目の草叩きを本日実施。
(7月1日)
 1週間前に丁寧に草引きをしておいたが、もう雑草の芽吹きあり、それをきれいに引く。次に、手で台形に均し、淵に小さな堤防を作り、種が流れ出ないようにしておく。
 残り種の「春蒔五寸人参(蒔き時:春3、4月、夏7、8月)」を全部ばら撒き、軽く土を掛ける。翌日、籾殻を土が完全に隠れるほどに撒いておいた。
 梅雨らしい梅雨が続いているから、水やりの心配は無用。
(7月4日)
 台風の接近で大雨の予報。雨で種が流れる恐れがあり、ビニールシートで覆い、石を重しにして所々に置く。当分このままに。
(7月8日)
 今日の早朝で雨は終わった。お昼前に日が射しかけたのでシートを外す。
 もうかすかな芽吹きがある。昨年も8日目にそうであった。
(7月11日)
 きれいに芽吹いている。ビニールシートで4日間覆っておいたので土がほこほこになっており、乾きやすいから、今朝、たっぷり水やりしておいた。
(7月14、18日)
 雑草の生え方がすさまじい。こまめに草引き。
(7月20日)
 梅雨明けして10日以上経つし、ここ数日猛暑ゆえ、水やり。(22日も)
(7月23日)
 畝間と法面の草削り、畝整形。少々の草引き。
(7月28日)
 25日に夕立(20mm)があり、ホッと一息。今日、草引きと若干の選り。
(7月31日)
 その後は29日に軽い夕立だけで、再び土が乾きだし、水やり再開。(8月2、8日も)
 草はいくらでも生えてくるから、今日も草取り。そして、若干の選り。
(8月17日)
 水やりと15日の雨で、グーンと伸びた。これで、もう心配はない。
(8月29日)
 随分と背が高くなった。選りを忘れていて、今朝、あわてて行う。もう子指ほどの大きさになっているものあり。夏収穫ニンジンとは異なり、極めて順調だ。
 少々込み合っていたから、畝の中にはたいして雑草は生えていない。法尻の大きな雑草を大雑把に引き抜くにとどめた。
(10月3日)
 地上部は文句ないほど生育が良く、大きそうなもの3本を初収穫するも、まだ小さかった。
 無肥料連作がために根部の生育が良くないのであろう。
(10月15日)
 今日、太そうなのを7本収穫したが、良品4本、短かすぎたり2股だったりで捨てたのが3本。無肥料のせいか、若干色が薄い。ネコブセンチュウ被害はなし。
 葉っぱは青々と元気がいいから、まだ、これから成長するのを期待しよう。
(11月17日)
 葉っぱはまだ青々と元気がよく、気温も高め傾向だから、根の部分も成長中であろう。
 今日、久しぶりに大きそうなものを数本収穫。巨大になって割れが生じているものが多いが、二股になっているものなし。ネコブセンチュウ被害もなし。
 けっこう密に栽培しているが、他のものもまずまずの太さになっているものがけっこうある。無肥料でも、葉も根も例年並みの生育だ。
(12月10日)
 少々葉っぱが黄色くなりかけてきた。今日、残りの半分ほどを収穫し、親類縁者へ送付。ネコブセンチュウ被害を受けたものが若干あった。良品は半分弱で、巨大なものも1割あり。
(2019年1月30日)
 残りの半分ほどを収穫。思いのほか良品が多かった。残りは作付けした分の2割ほど。評価は★★★☆☆
(3月18日)
 新芽が伸びだしたので、今日全部収穫。まずまず良品が多かった。

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ニンジン(夏収穫)の無肥料栽培 [ニンジン]

 2023年からは連作無肥料栽培をあきらめ、輪作微肥料栽培に切り替えることにした。→「夏ニンジンの手抜き栽培
 2018年から始めた連作無肥料栽培の記録をここに残す。

 2012年に始めたニンジン栽培。種蒔き後の水やりが大変だが、2、3年したら慣れてきて、まずまずの収穫ができるようになった。2014年から、夏収穫と秋冬収穫と2回に分け、同じ1畝で半々に作付けしている。ここでは夏収穫ニンジンについて記す。
 2017年には新たな自然農法「たんじゅん農」と出会い、2018年からは無肥料・連作でいくこととした。
 そうしたところ、天候のせいもあって2018年はひどい不作となった。なお、同じ畝の北半分の秋冬ニンジンは無肥料のせいか生育速度は鈍かったものの、平年並みの収穫となった。
 2019年の夏収穫ニンジンが好成績となるよう、2018年秋に畝を抜本的に改良することとした。参考としたのは、三浦伸章「ガッテン農法」を知る で、硬盤くずしである。
 なお、従前の主として有機肥料を使っての栽培は、「ニンジン(夏収穫)の有機肥料栽培」に記録を残す。

<2022年産>
 同じ畝での連作とするが、例年の夏ニンジンと秋冬ニンジンの作付け位置を今年は変え、秋冬の位置に夏ニンジンを作付けすることとした。
(2022年1月16日)
 秋冬ニンジンは、今年初めて不作になり、これは、今まで地中深くまでの土壌改良をしていなかったのが原因ではなかろうかと、本格的な土壌改良を行うこととした。
 まず、ニンジンの残骸や枯草を削り取り、これは西隣のナス畝に退ける。ついで、表層数cmの土をテンワでナス畝に寄せる。引き続き、表層土数cmを同様に退ける。
 これで、畝間と概ねフラットになり、今度は約10cmの土をビッチュウで東隣のオクラ畝に被せる。ビッチュウとテンワでこれを行う。
 近くの田んぼから刻み藁をいただいてきて、これを窪みにばら撒き、次に、使い捨てカイロから取り出した酸化鉄(細かく砕いたもの)を少量ではあるがばら撒き、ビッチュウで起こしながらすき込む。一部硬く固まっていた硬盤層があっただけで、大半はほぐれた土壌であった。(となると、今年の不作は別の原因なのかもしれぬが。)
 後は埋め戻し。まず、オクラ畝に乗せておいた土に刻み藁をばら撒き、刻み藁を混ぜ込みながらテンワで土を元に戻す。今度はナス畝に退けておいた表層土(下)に刻み藁をばら撒き、テンワで土を元に戻す。最後に表層土(上)をテンワで元に戻す。
 こうして、土壌細菌叢の上下が混ざり込んだり、逆転しないように気を付けながら、土壌細菌の餌となる刻み藁を入れ込んだ。
 これで土壌改良できたであろうから、来年以降、ずっと豊作になってほしいものだ。
(3月21日)
 細かな草を叩き、畝を粗整形。
(4月3日)<種蒔き>
 従前は畝の南4割ほどを使っていたが、今年は土壌改良した北のほう4割ほどに種蒔きすることとし、まず、テンワで削り落とししながら土均しし、フラットにする。なお、淵は少し盛り上げ、後日の水やりで、水や籾殻が流れ落ちないようにしておく。
 次に、鍬で転圧して平らにし、種をばら撒く。3月購入の種「春蒔五寸人参」を今年は全部使った。少々密になるが、選ればいい。
 最後に、籾殻を土が見えなくなる程度(好光性の種につき、覆いはこれが限度)にばら撒き、その上にほんの少々土をばら撒き、籾殻が風で飛ばないようにした。
 これにて作業終了。今日明日は一日小雨だから、水やりは当面せずに済みそう。
(4月4日)
 天気予報が外れて、雨は3日に1.5mで、4日は晴れ。10時と15時に水やり。当分の間、毎日水やりを強いられそう。
(4月14日)
 種蒔き以後、雨なしで気温も高く、ずっと毎日13日までの水やり。
 12日には発芽を少し、13日には所々に発芽を観測。
 14日には雨となり、これにて水やりはしなくてよくなった。
(4月20日、5月9日)
 部分的に空白地帯があるが、まずまず良好な芽吹き。細かな草をていねいに引く。
(5月11日)
 法面の草叩き、削り寄せ
(5月22日)
 草引きをしつつ、第1回選り。
(6月17日)
 少々遅れたが、最終選り。なお、けっこう太くなっていたニンジンは食用に。
(6月19日)
 畝の法尻をテンワで草叩きし、土寄せ。
(7月10日、14日)
 土壌改良したせいからか今年は育ちがいい。10日に、まだ早いが大きそうなものを選んで10本ほど収穫。2本を除いて良品であった。14日も同様に収穫。
(8月30日)
 その後に、お盆前であったろうか、1回収穫し、水もらいした畑の隣の方に差し上げたが、少しは大きくなっていた。だが、あまり大きくなかった。
 3日前に一部のニンジンが花を咲かせるようになり、葉っぱの元気さもなくなってきたようだから、もうこれ以上の生育はなかろうと、今日、全部を収穫。
 二股に分かれたり、ずんぐりむっくり、といった不良品はほとんどなく、ネコブセンチュウ被害も全くない。しかし、皆、小さい。少々密に生育させたこともあろうが、連作無肥料栽培では致し方なかろう。評価★★☆☆☆
(2023年1月15日)
 土壌改良。畝の盛り土を両側に退け、籾殻を撒き、ビッチュウではつり込み。退けた土を戻す。なお、ニンジン畝は幅が広すぎ、両サイドの畝に、あらかじめ土移動。

<2021年産>
(2020年9月21日)
 雑草が多くなり、テンワで草叩きした後、雑草を振り出してオクラ畝に除ける。
 来年用の畝づくり。畝の南4割ほどをスコップで畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、土ほぐし)を行ない、蛎殻粉末を入れ込み。
(11月22日)
 雑草をテンワで草叩き。 
(2021年2月1日)
 畝全体の草叩きをし、枯草などに軽く覆土しておいた。
(3月22日)
 畝全体の草叩きをし、畝の南4割ほどをスコップで畑起こしもどき。牡蠣殻粉末を投入。これは昨年9月にも行なったが、再度実施。牡蠣殻粉末投入はこれで2回目である。
(3月27日)<種蒔き>
 畝が低く、幅広になっているので、鍬で畝間の土を少し削りながら嵩上げする。
 テンワで土均しし、フラットにする。なお、淵は少し盛り上げ、後日の水やりで、水や籾殻が流れ落ちないようにしておく。
 次に、鍬で転圧して平らにし、種をばら撒く。3月購入の種「春蒔五寸人参」を4割ほど使用。残りは例年どおり7月に秋冬用に使用。
 最後に、籾殻を土が見えなくなる程度(好光性の種につき、覆いはこれが限度)にばら撒き、これにて作業終了。明日は一日雨だから、水やりは当面せずに済みそう。
(水やり)
 種蒔き翌日28日は一日雨。翌3月29日は水やり不要だが、畑に行ったからついでに水やり。その後は晴天が続き、4月3日まで連日お昼に水やり。その後、雨もあったが、エンドウが早生りして畑に行く機会が多いから、その都度水やり。
(4月8日)
 種蒔きから10日して、所々で芽吹きを観測。もうしばらく水やりを続けよう。(4.1,2,3-5,6-8,9,10-12)
(5月14日)
 どれだけか草が生えており、明後日から梅雨入りの感がするから、しっかり草引きし、併せて最初で最後の選りを行う。法面の草叩きをし、削り上げ。
 わりと芽吹きは少なかったが、幸い、空白スペースができるほどではなかった。
(6月25日)
 草引きしつつ、選り忘れを除去。遅く芽吹いた小さなニンジンがけっこうあり、それも除去。法面に雑草が多いから、テンワで削り上げ。
(7月29、30日)<31日:待望の夕立>
 そろそろ収穫時期だが、畑が乾き過ぎており、成育促進のため水やり。
(8月1日)
 大きそうなもの10個ほどを収穫。まだ小さいし、短いもの多し。
(8月14日)
 大きそうなものを探すも、前回収獲済みで小さなものしかない。10個ほどを収穫。クズは刻んで捨てる、これが5個ほど。残りはもっと小さかろう。
 牡蠣殻粉末の投入(間違えて2回連続)はかえって良くなかった感がする。昨年より不作となり、評価★☆☆☆☆
(8月28日)
 葉っぱの勢いがなくなり、残り全部収穫。小さいものがほとんど。お盆頃からの長雨にもかかわらず、腐りは1個しかなかった。
(9月27、28日)
 今年初めてだが、夏ニンジン跡にブロッコリーとカリフラワーを作付けした。3月末には収穫が終わるであろう。その後で、できれば土壌改良を行いたいと思っている。

<2020年産>
(2019年10月21日)
 雑草が多くなり、草叩きし、土と混ざった雑草を振り分けて畝に積み置く。
(11月17日)
 来年用の畝づくり。まず、枯れ草を隣畝のオクラ跡に退ける。小型ビッチュウで表土を数センチ削り、畝の両サイドへ。
 次に、刻み藁をばら撒き、スコップで畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、空気を入れ、土ほぐし)。このとき、刻み藁をどれだけか地中に入れ込めた。
 最後に、鍬で土寄せしながら刻み藁を土で覆い。
(2020年2月3日)
 細かな草が生えて生きているので、草叩き。
(3月15日)
 細かな草が生えて生きているので、草叩き。法面を削り上げ整形。
(3月26日)
 明日からずっと雨で暖かい予報。よって、昨年より2週間ほど早いが、種蒔き。
 テンワで均し、淵に城壁を作り、水や籾殻が流れ落ちないようにする。
 畝の南側4割ほどを鍬で丁寧に転圧し、種をばら撒く。3月購入の種「春蒔五寸人参」を4割ほど使用。残りは例年どおり7月に秋冬用に使用。
 籾殻を土が見えなくなる程度にばら撒き、水やりで流れないようにするため、ほんの軽く土で覆う。好光性の種につき、覆いはこれが限度であろう。
 これにて作業終了。水やりは当面せずに済みそうで、1週間後からだろう。
(4月4日)
 2日前から晴れが続くようになった。まだ土が湿っていたが、お昼に軽く水やり。
(4月9日)
 その後連日水やり。14日後の今日、発芽が少々見られた。しばらく水やり続行。
(4月12日)
 水やりも昨日まで。今日は曇天で午後から恵みの雨となる。
(5月3日)
 順調に生育中。あまり草は生えていないが、ていねいに草引きし、少々間引き。
 畝の法面を削り上げ。
(5月17日)
 だいぶ大きくなった。本格的な選り第1回。あまり生えていないが雑草を除去。
(5月30日)
 畝の法面を削り上げ、雑草を叩く。畝間も削る。
(6月6日)
 最終選りと草引き。畑が乾いており、引き抜くとちぎれ、テボを補助的に使う。
(7月20日)
 今年は梅雨前が少雨で、梅雨入り後は多雨で晴れることが滅多にない。生育遅れのようで、今日、試しに大きそうな2本を初収穫。でも、小さい。
(8月3日)
 大きそうなものから半分弱を収穫。小振りだが、良品が多く、いい出来だ。
(8月17日)
 残ったニンジンのうち大きそうな10株ほどを収穫するも、やはり小さい。これは、水もらいした隣地の住宅の方に差し上げる。
(8月29日)
 本日、残り全部収穫。20本ほど。いずれも小さい。評価★★☆☆☆
(9月21日)
 連作する来季の畝づくりを行なったところ、小さいが食用となる4本のニンジンを発見。どれも腐りがなく、8月29日に全部収穫せず、もっと残しておくべきであった。昨年は9月15日が最終だったし、有機栽培していたときも、そんな頃に最終としたことがある。

<2019年産>
(2018年9月19日)
 草刈り機(紐タイプ)で草刈り。
(10月7日)
 今夏不作であったから、三浦伸章「ガッテン農法」に基づき、硬盤くずしを行う。
 まず、テンワで畝間も含めて草叩きをし、畝に乗せる。次に、ビッチュウで表層15cm程度を削り、畝の西側に山積みする。次に、20cm程度の土を畝の東側に山積みする。
 これで窪みができ、スコップを差し込んで空気を入れ、10~15cm間隔で後退していく。これを往復し、硬盤くずしができた。
 休耕田から運んできた枯草を敷く。東側に山積みした土を半分入れ、再び枯草を敷き、残りの土を入れる。最後に西側に山積みした表層の土を戻す。
 かなり幅広の大きな畝ができた。5mの畝ながら、けっこう疲れた。
(2019年3月3日)
 春草がけっこう生えてきているので、テンワで草叩きしておいた。
 そして、ニンジンは鉄分を欲しがろうと思い、使い捨てカイロから取り出した鉄粉(よく砕いたもの)を軽く散布しておいた。
(3月18日)
 畝の形が少々歪んでいるので、真っすぐになるよう若干の畝整形。
(4月8日)
 その後、1回畝の雑草叩きをし、今日、少々の草を丁寧に草引き。
 テンワで均し、淵に城壁を作り、水や籾殻が流れ落ちないようにする。
 鍬で丁寧に転圧し、種をばら撒く。3月購入の種「春蒔五寸人参」を3、4割使用。
 籾殻をざっとばら撒き、水やりで流れないようにするため、軽く土で覆う。もう一度籾殻を撒き、たっぷり水やり。3時間後に再度軽く水やり。
 これにて作業終了。好光性の種につき覆土ができないので、これから毎日水やり。
(4月22日)
 水やりを欠かさないようにしたが、適度に雨が降ったりして土が乾くことはなく、今日、14日目にして発芽を観測。今しばらく、水やりが必要だろう。
(5月12日)
 その後、適度に雨が降ったりして、ほとんど水やりせず。
 ここのところ雨がなく、土が乾いている。丁寧に草引き。明日は水やりしよう。
(5月24日)
 その後は草はほとんど生えず。畝の淵に雑草が目立つので畝間も併せて削り上げ。
(5月26日)
 少しずつ大きくなってきた。雑草を奇麗に引きつつ第1回間引きを行なう。
(6月6日)
 順調に生育中。第2回(最終)間引き、草引きを行う。
(7月18日)
 少々早いが太そうなものを6本引き抜く。良品3品、短いもの1本、不良2本。
 無肥料栽培は一般に生育速度が落ちるようであり、ニンジンも2週間ほど遅れる感がする。これから先、まだ太くなるのではないか。
 地盤改良したせいか、無肥料栽培1年目の昨年より成績がいい。
(7月26日)
 2か所へ送るため、昨日と今日で10数本、太そうなものを収穫する。良品が4分の3ほど。ただし、まだまだ小さい。太くなるのを期待したいが、どうなるか?
(8月4日)
 太そうなものはなく、細いもの10本ほど収穫。良品が4分の3ほど。
(8月7日、8日)
 残ったのは細いものばかりだから、少しは太くしたい。
 気休めだが、細すぎるものを選り、ここ10日間雨なしだから、たっぷり水やり。
(8月11日)
 発芽するまで毎日お隣さんから水もらいしたから、その御礼に10数本を引き抜いた。不良2、3割、細すぎるもの2、3割。細いがまあまあのものを7、8本差し上げた。
 残りはまだ半分以上あるが、はたして太くなるだろうか。
(9月4日)
 息子に送るために大きそうなものを収穫したが、気持ち太くなったろうか。
(9月15日)
 まだ葉っぱは概ね生き生きしており、少しは太くなるかもしれないが、腐りが来ることがあり、本日全部収穫。小さ目のを残してあったから、やはり小さい。半分は小さ過ぎて捨てる。うちクズも若干あり。良さそうなものを持ち帰ったが、うち半分はやはり小さすぎ、捨てる。何とか生りそうなのは6、7本残っただけ。評価★★☆☆☆
 畝全体の草引きをし、畝に被せておいた。

<2018年>
(3月26日)
 夏収獲ニンジン跡の畝を昨年10月末に起こし、藁を敷き込んでおいた。ここで連作することとし、無肥料とするが、残留肥料(各種有機肥料と石灰窒素)があることだろう。
 なお、畝作りに当たり、グラジオラスは固定畝とし、ヤーコン6畝と野菜3畝の全部を扇形に展開することとしたので、南端は同じ位置だが北端は若干のずれを生じさせた。
 種を注文するのを忘れており、昨日、「野口のタネ」に「春蒔五寸人参」を注文したところであるが、10日~2週間かかるようだ。
 ここ1週間は雨なしの予報で、細かい雑草の草叩きをしておいた。
(4月9日)
 まだ種は届かない。種蒔きできるよう、畝を台形状(気持ち凹形)にし、均しておいた。
(4月11日)
 やっと種が届き、お昼前に早速種蒔き。半分弱の種を使った。残りは秋冬ニンジン用。
 鍬で軽く転圧して平にし、両サイドに少々淵を付け、凹形にする。これで、雨が降っても種や籾殻が流れ出ない。
 大ざっぱに種をばら蒔き、籾殻を土が見えなくなるほどに被せる。去年は、ほぐした土をほんのわずか気休め程度に撒いたが、今年は少々籾殻を多く撒き、土は撒かなかった。
 そして、ジョウロで3度水を撒き、土を十分に湿らせ、土が露出した所に籾殻を軽く乗せた。午後から少雨の予報。降ってくれるのを祈るのみ。
(4月27日)
 種蒔きから2度ほどまとまった雨があり、水やりは連日しなくてもよかった。
 数日前にかすかな芽吹きがあったが、今日、けっこうな芽吹きあり。ただし、水やり時に流れて偏ってしまったかもしれない。
(5月12日)
 まだまだ細かな芽吹きだが、丁寧に草引き。固まって生えている個所は間引き。全体に偏りが大きく、過半は空地といった状態で、収穫本数は例年の3分の1程度となろう。
(5月28日)
 法面に雑草が繁茂しだしたので、畝の淵(小高くしてある)を削り落とし手から削り上げ。法面で芽吹いているニンジンは残すこととし、その部分だけ土寄せしておいた。
 全体にざっと草引き。
(6月24日)
 ていねいに草引き。去年は今頃に初収穫できたが、今年は大幅に遅れそう。
(7月20日)
 大きそうなものはないかと探すも小さなものばかり。娘に送るため数本抜くも、やはり小さいし、半分は先割れ。
(7月21日)
 梅雨上げ後10日以上経ち、ここのところの猛暑でからからに土が乾いている。少しは大きくなってほしいから、たっぷり水やり。(22、23、24日も)
(7月31日)
 25日に20mmほどの雨があったが、その後は軽い夕立だけで、再び土が乾きだした。生長を祈って水やり再開。(8月2日も)
(8月11日)
 葉先が枯れ始め、もうこれ以上の成長は望めない。半分強を収穫するも、皆、細い。過半を捨て、何とか食用になりそうなものを持ち帰る。水もらいしたお隣さんに差し上げるほどの良品は皆無。お隣さんには秋冬ニンジンを差し上げよう。
(8月28日)
 残り全部を収穫。形のいいのはたったの2本。不良が半分。残り半分の小さなものまで持ち帰る。
 無肥料、連作、旱魃の3つの悪条件が重なったからだろう。評価☆☆☆☆☆ 

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ニンジン(秋冬収穫)の有機肥料栽培 [ニンジン]

 2012年に栽培を始めたニンジン栽培。2015年から、3月下旬(夏収穫)と6月下旬(秋冬収穫)と、年2回種蒔きすることにした。
 ここでは、秋冬収穫の栽培について記すこととし、夏収穫のニンジン栽培は別途記事にする。
 ところで、2017年には新たな自然農法「たんじゅん農」と出会い、2018年からは無肥料・連作でいくこととし、これについては「ニンジン(秋冬収穫)の無肥料栽培」で記事にする。

 有機肥料ではないが、施肥について興味ある情報を得たので、ここに記しておく。
 石灰窒素の特性(日本石灰窒素工業会)
 ニンジンの栽培:
 ニンジンは根菜類のなかで色沢や形状の良否が一番問われることから、窒素肥料より、りん酸、カリなどに視点がおかれるむきがあります。
 しかし、石灰窒素を施用すると肌は、滑らかで艶があり、鮮紅色で色づきがよく、増収に結びつくことなどで主産地では欠かせないものとなっています。
 また、連作圃場で問題となるネコブセンチュウなどの被害についても、いろいろな施用事例から軽減される効果が認められております。
 なお、ネコブセンチュウ対策としては、ニンジンとサツマイモのために、これらを輪作する箇所に2016年11月から順次、本格的に菌剤2種類をすき込んで、一順したところで対策を終了。効果のほどははっきりしなかった。 

<2017年>
(3月25日)
 今日は畝作り。夏収穫は南半分、北半分を秋冬用とし、1畝全部、肥料敷き込みをしておいた。
(6月18日)
 5月にも草叩きしたが、草がけっこう生えているので、今日も草叩き。
(6月24日)
 枯草を除け、台形状に粗整形。
(7月2日)
 6月30日を予定していたが、今日の日曜日に種蒔き。
 1週間ほど前に畝を粗整形しておいたが、もう雑草がどれだけか生えている。手で引けるものは手で引き、そのあとテンワで整形。鍬で転圧して平らにし、残り種の「春蒔五寸人参(蒔き時:春3、4月、夏7、8月)」を全部ばら撒いた。最後に籾殻を土が完全に隠れるほどに撒いておいた。
 梅雨らしい梅雨が続いているから、水やりの心配は無用。
(7月8日、10日)
 畝が乾き気味になっていて、念のため水やり。
 10日には若干の芽吹きあり。
(7月16日)
 芽吹きが疎らである。草引きをする。なお、草引きは隣畝の毎日のオクラ収穫時に少しずつ行うことにした。
(7月23日)
 畝の淵の草叩きをし、整形。こぼれ芽吹きを移植。
(7月31日)
 丁寧に草引きをし、最初で最後の選り。少々歯抜けの箇所があるが、まあまあ十分な本数が残った。
(8月6日、15日)
 丁寧に草引き。梅雨のような天気がずっと続き、雑草がすぐ生えるから往生する。 
(10月11日)
 その後はニンジンが繁茂したから雑草は生えず。
 もう収穫の時期だが、北海道から届いたニンジンがあるから収穫を見送っていたが、本日、試しに数本収穫。十分な大きさになっているが良品は少なかった。
(10月14日)
 娘に送るために数本収穫。巨大なものもあり、まずまず上出来。
(11月17日)
 1か月経つと太く長くなるものである。今日、2回目の収穫。太そうなものを全部引き抜いたのだが、過去にない大きなものが多かった。半分近くは何本かに分かれていたから、切り分けたが、まずまずの大きさである。けっこう大量に収穫したから、その多くは当店のお客様に差し上げることにする。
 夏収穫のニンジンと半々に1つの畝で栽培し、施肥は一緒に済ませてあるのだが、昨年も秋冬収穫のほうが大きくなった。ニンジンというものは、こうしたものか。
(12月12日)
 残っているもの、半分を収獲し、自家用と2か所へ送付。まずまず良品多し。
(12月下旬)
 全部収獲。評価は★★★★☆
(翌年1月7日)
 11月に刻み藁を畝の淵に入れ込んで置いた。それとニンジンの残骸やクズをビッチュウではつり込んでおいた。「たんじゅん農」にのっとり、無肥料で連作予定。

<2016年>
(6月26日:種蒔き)
 施肥は、第1弾のときに既に畝下に敷き込んである。その後、雑草が生え始めるから、今までに3度ほどはしっかり草叩きしておいた。
 テンワ(手鍬)で畝を台形に均し、鍬で転圧。種は、「野口のタネ」から入手した固定種「春蒔五寸人参(蒔き時:春3、4月、夏7、8月)」で昨年購入した残りを使用。ちょうど空になった。
 籾殻を被せて終了。今日明日は晴れるが、その後梅雨模様となるから、水やりせずにいける。
(7月3日)
 梅雨の晴れ間が2日続き、念のため水やり。もう発芽が所々で見られた。
(7月11日)
 順調に芽吹き、雑草も少なく助かる。
(7月28日)
 雑草が繁茂しだした。草引きと若干の選り。
(8月1日)
 丁寧に草引きし、最終選り。枯草を敷き詰め、ニンジンのぐらつき防止、乾燥防止、雑草抑え。
(10月10日)
 昨年に比べて成育が遅れているのか、なかなか太くならない感がする。でも、本日、初収穫。クズは少なく、まあまあの太さのものが収穫できた。
(10月28日)
 今日、5、6本を収穫。かなり太くなり、良品ばかり。
(11月21日)
 2週間ほど前に女房が収穫したが、今日小生が収穫。かなり太くなったものがあったが割れがきていた。これは処分。太目のものを7、8本収穫。
 10月10日に太くならず案じたが、十二分に太くなってくれた。評価は★★★☆☆
(12月16日)
 2週間ほど前に女房が収穫したが、今日小生が収穫。かなり太くなったものが多く、割れがきているものが多い。まだまだ残っている。
(2月6日)
 その後、少しずつ収穫。本日の収穫では随分と太くなっていた。割れ太りした2本は捨て、良形の4本を持ち帰る。
(2月24日)
 娘に野菜を送るため数本収穫したが、皆ど太くなっており、縦割れがあったり、先割れがあったりするものが半分。残り数本となった。
(3月5日)
 本日、最終収穫。

<2015年>
(6月20日)
 今年から、ニンジンは夏収穫の半畝、秋冬収穫の半畝とした。
 第1弾(夏収穫)は昨年同様に3月29、30日に種蒔きし、昨日10本ほど初収穫した。
 間もなく秋冬収穫の半畝に種蒔きせねばならず、今日は、しっかりと草叩きしておいた。種蒔きは昨年の第3弾と同じ時期を予定している。
(6月28日)
 種蒔きできるよう、畝の整備。雑草を除け、水酸化鉄(使い捨てカイロ)を蒔いて、土と混ぜ込む。ところで、苦土石灰を振るのを忘れた。(追記:6月29日実施)
 なお、施肥は第1弾のときに既に畝下に敷き込んである。
 使う種は、春蒔きで成功した「野口のタネ」から入手した固定種の「春蒔五寸人参(蒔き時:3~7月)」「黒田五寸人参(蒔き時:3~4月、7~8月)」とする。ところが、在庫を見てみたら、不足する。そこで、30日にネット注文。
(7月5日:種蒔き)
 一昨日、種が到着し、本日種蒔き。南に少し残っていた「春蒔五寸人参」、その北に少し残っていた「黒田五寸人参」と購入した「黒田五寸人参」、これと概ね同じスペースに新たに仕入れた「冬越黒田五寸人参」の順。
 苦土石灰をまだ振ってないと思い込んでいたから、二重に振ってしまった。テンワ(手鍬)で畝整形しながら、土と混ぜ合わせる。雑草や根っこを退け、鍬で転圧。
 購入した種の半分程度をばら撒き、モミガラを被せて終了。
 梅雨真っ盛りで土は湿っており、今後曇天続きで雨も少々あろうから、当面、水やり不要。
(7月14日)
 所々で芽吹き。それより雑草の芽吹きが多い。
(7月19日)
 今年は梅雨らしい梅雨で、土が乾くことがなかったから、十分な発芽が期待されたのだが、思いのほか悪い。まずまずだったのは、何と去年の残り種の「黒田五寸人参」。「春蒔五寸人参」と今年種を買った「黒田五寸人参」はまばらな発芽であり、広く空いたスペースには少々混んでいる発芽を移植しておいた。まだ1、2cmだから、移植に耐えよう。
 なお、雑草がいっぱい芽吹いていたので、ていねいに引いておいた。
(7月21日)
 昨日、部分的に少し乾いていたから、念のため水やり。寝たものを土寄せして起こす。
(7月25日)
 細かい草の草引きを丹念に行う。
(8月5日)
 7月31日から猛暑の連続だが、軽い夕立が2度あり、雑草は元気である。またまた細かい雑草の草引きを丹念に行う。
 最終の選りを行う。
(8月11日)
 またまた草引きを強いられた。
(8月23日)
 随分と生長した。またまた草引き。
(9月15日)
 その後は、草引き不要で、順調に生育中。
(9月27日)
 そろそろ収穫できる状態となった。第1弾の収穫残りがまだあり、それを消費したら収穫だ。うまく繋がった。
(10月5日)
 首の太いものを10本ほど収穫するも、8割がクズ。先割れが激しい。
(10月12日)
 首の太いものを7、8本ほど収穫したが、クズは1本だけ。ホッと一安心。太くてでかいものが多かった。
(11月4日)
 首の太いものを9本収穫したが、クズは3本。2本捨てる。太くてでかいものが多かった。まだ6割がた残っている。
(翌年1月15日)
 12月に収穫したものもそうであったが、今日収穫したものも太くてでかいものが多かった。クズが半分近くある。まだまだ残りがけっこうある。評価は★★★☆☆
 
<2014年>
(7月3日)
 3年目になるニンジン栽培である。過去2年の経験を踏まえて、今年は1畝を3回に分けて時差蒔きすることにした。
 第1弾 3月下旬種蒔き 1/3畝
 第2弾 5月下旬種蒔き 1/3畝
 第3弾 7月上旬種蒔き 1/3畝

 第3弾を本日(7月3日)種蒔き。
 予定の箇所は、春ホウレンソウを栽培した場所で、既に粗起こししてあり、6月27日に苦土石灰を振り、肥料を敷きこんである。使った肥料は、有機肥料粒、種粕、牛糞、鶏糞である、
 種は、野口のタネ:春蒔五寸人参(こだわりの旧来品種)
 さて、覆土であるが、覆土すると芽吹かないとあるので覆土せず、モミガラを土が見えなくなる程度に撒く。
(7月8日)
 種蒔きの翌日から梅雨本番となり、水やりを一切しなくてよいから助かる。
 ところで、毎回そうであるが、ミミズが這って筋が付き、その部分の土がほぐれて盛り上がる。種蒔きの翌日と翌々日は筋の部分を手で押さえておいたが、その後は押さえては芽がやられる恐れがあろうと思い、放置。
(7月11日)
 種蒔きから8日目にして芽吹き始めた。連日の雨で湿り気たっぷり。
(7月24日)
 草引きを忘れ、本日大ざっぱに実施。芽吹きが少々まだらな所あり。
(7月26日)
 昨日は水やりし、今日は再度草引きし、一部を選った。
 昨日辺りから用水路の水が止まり、今日は水が取れなかった。
(7月28日)
 軽トラで水を運んだが、用紙路の水が導水されていた。たっぷり水やり。
(8月2日)
 草引きと水やり。
(10月4日)
 もう収穫していい時期になっており、本日初収穫。
 十分に太いが、先割れや極短のものが多く、中には腐りもあり。昨年に比べて良品は少ない。
(10月28日追記)
 やはり先割れや極短のものが多く、中には腐りもあって、昨年に比べて良品は少なく、不出来である。8月のみならず、9月10月も雨がけっこう降ったからだろう。
(12月22日)
 本日でもって収穫終了。自家消費にも事欠く、今年は不作であった。評価は★★☆☆☆

(2013年の記録)
 7月2日に種蒔き。明日から3日間、雨模様。発芽しやすいだろう。
(7月12日)
 今年は早い梅雨明けで、3日前から毎日水やり。野口のタネは芽吹いたが、他はほとんどまだ芽吹かず。
(7月22日)
 一番南のアタリヤ:極早生系五寸人参は全く芽吹かず。真ん中のアタリヤ:時なし三寸人参の芽吹きも悪い。
 グラジオラスの跡だから、細かな雑草が生えすぎて往生する。数日前と今日、草引き。
(7月31日)
 時々の雨そして一昨日の一日中の雨で、細かな雑草がビッシリ生え、ニンジンが負けそう。そこで、畝の片側を草引きしつつ、選る。(もう片面を8月2日実施)
 一番南のアタリヤ:極早生系五寸人参は所々わずかに芽吹き。芽吹かなかった所へ野口のタネ:春蒔五寸人参を移植したが、果たして着くか。着いたとして、うまく育つか、甚だ疑問ではある。
(8月15日)
 畝が乾きだしており、当分雨なし模様だから、本日、たっぷり水やり。
(10月29日)
 本日2回目の収穫。ど太く成長している。形が良いのが大半。
(翌年1月)
 凍てていないかと思ったが、大丈夫だった。残りを少々収穫して、終了。評価は★★☆☆☆
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ニンジン(夏収穫)の有機肥料栽培 [ニンジン]

 2012年に始めたニンジン栽培。種蒔き後の水やりが大変だが、2、3年したら慣れてきて、まずまずの収穫ができるようになった。ただし、施肥のしすぎか、巨大なものになることが多い。
 2014年から、夏収穫と秋冬収穫と2回に分け、同じ1畝で半々に作付けしている。ここでは夏収穫ニンジンについて記す。
 施肥については当初から各種有機肥料そして使い捨てカイロの水酸化鉄を砕いたものを使っていたが、2016年に石灰窒素の情報(下記)を得たので、これも加えた。
 石灰窒素の特性(日本石灰窒素工業会)
 ニンジンの栽培:
 ニンジンは根菜類のなかで色沢や形状の良否が一番問われることから、窒素肥料より、りん酸、カリなどに視点がおかれるむきがあります。
 しかし、石灰窒素を施用すると肌は、滑らかで艶があり、鮮紅色で色づきがよく、増収に結びつくことなどで主産地では欠かせないものとなっています。
 また、連作圃場で問題となるネコブセンチュウなどの被害についても、いろいろな施用事例から軽減される効果が認められております。(引用ここまで)
 なお、ネコブセンチュウ対策としては、ニンジンとサツマイモのために、これらを輪作する箇所に2016年11月から順次、本格的に菌剤2種類をすき込んで、一順したところで対策を終了。効果のほどははっきりしなかった。 
 ところで、2017年には新たな自然農法「たんじゅん農」と出会い、2018年からは無肥料・連作でいくこととした。また、三浦伸章「ガッテン農法」を知る で、硬盤くずしも行った。
 これについては「ニンジン(夏収穫)の無肥料栽培」で記事にし、このページでは従前の有機栽培(苦土石灰等も使用)について記録を残す。

<2017年>
(3月25日)
 今日は畝作り。秋冬用を含めて1畝全部、今日実施。
 ニンジンは須賀前の畑、東ブロックで輪作するが、平行四辺形の畑だから、今まで3畝半となっていて使いにくかった。よって、畦に直角にしていたのを斜めにし、土手に平行の形にした。もっともグラジオラスは固定畝であるし、その隣のヤーコンも直ぐには斜めにできない。よって、北側の畝幅90cm、南側の畝幅110cmという扇形にした。
 今年のニンジンは東ブロックの新3畝の中央となる。両側の畝境に小支柱を差し、畝の峰となる部分を鍬で土退けし、くぼみを作る。
 ここに施肥。苦土石灰、石灰窒素、混合肥料(種粕、鶏糞、有機肥料粒)、草木灰を気持ち少なめに撒き、ビッチュウではつり込む。
 両サイドから鍬で土寄せし、台形に粗整形。
 これで、肥料はある程度の深さに収まったから、石灰窒素の根への害も防げよう。
 次に、牛糞堆肥を適当量振り、テンワではつりながら土と混ぜ合わせ、埋まっていた刻み藁や雑草を跳ね出す。水酸化鉄を振るのを忘れていた。
(4月3日)
 酸化鉄を振り、テンワで混ぜ混み。
(4月5日)
 昨日「(野口のタネ)春蒔五寸人参」が届き、今朝、半量を半畝に蒔くことにした。
 鍬で畝の頂を抑えて平にし、両サイドに少々淵を付け、気持ち凹形にする。これで、雨が降っても種や籾殻が流れ出ない。
 大ざっぱに種を蒔き、籾殻を土が見えなくなるほどに被せる。
 そのあとで、去年まではしなかったが、ほぐした土をほんのわずか気休め程度に撒く。これはジョウロで水を撒くとき、籾殻がけっこう流れて偏ったから、これがどれだけか防げないかと思ってのこと。
(4月6日)
 朝、ほんの少しの雨があり、種が濡れた程度。夕方から再び雨となり、明日以降4日間雨模様だから、水やりせずにすみ助かる。
(4月19日)
 土は十分湿っているが、その後、水やり。12,13,14,16,17,19日とやったが、本格的な水やりは14日だけ。
 コスモス(ニンジンとよく似ている)や雑草が先に芽吹き、2週間経った今日ニンジンらしきものが芽吹きだしたようだ。
(4月23日)
 綺麗に発芽している。先ずは一安心。土が乾いていたから念のため水やり。
(4月24日)
 丁寧に草引き。
(5月16日)
 順調に生育中。細かい草をきれいに引きながら、最初にして最後の選りを行う。芽吹きが多かったから、選りは迷うことがなく、楽であった。
(5月29日)
 またまた雑草が繁茂しだした。きれいに草引き。
(6月23日)
 少々早いが、大きそうなものを10本ほど収穫。クズは2本。
(7月9日)
 今年はなかなか成績が良い。ネコブセンチュウ対策を施したからか? 大きそうなものを20本収穫。クズは4本(捨てる)。
 種蒔き後の水やりで水道水をいただいた隣家に半分、残り半分は大阪へ送付予定。
(7月23日)
 先日は大宮へ、明日には川口へ送るため、けっこうな量を収穫。クズは1割程度で好成績。まずまず大きいものがこれで収穫終了。残りは半分ほどになり、まだ小さい。
(9月1日)
 その後、どれだけか収穫し、今日残りを全部収穫。腐りは思いのほか少なかったが、小さなものばかりであった。評価★★★☆☆
(10月31日)
 半月前に刻み藁を乗せておいた。それを退け、鍬で畝を軽く凹状にし、田んぼから持ち込んだ稲藁と退けた刻み藁を入れ込み、ビッチュウではつり込んでおいた。「たんじゅん農」にのっとり、無肥料で連作予定。

<2016年>
(3月20日)
 今日は畝作り。秋冬用を含めて1畝全部、今日実施。紫ナスなどの夏野菜の畝を使用。
 テンワ(手鍬)で枯草を削り落とし、鍬で土を両サイドに動かし、窪みを作る。
 肥料の敷き込み。苦土石灰、混合肥料(有機肥料粒、鶏糞、種粕、化成)、牛糞を振り、均しビッチュウではつる。
 テンワで土戻しをし、台形の畝を整形。本日ここまで。
(4月3日)
 ずっと雨なしで種蒔きできなかった。3日と4日に少々の雨という予報だから、2日に畝を台形に整形し直し、淵を少し盛り上げ、たっぷり水を打つことにした。
 ところが、細かな雑草がかなり芽吹きかけており、特に種蒔きを予定していた北半分に多い。2、3日前に畝の上面をかき混ぜておかねばいかんかった。そこで、比較的雑草の芽吹きが少ない南半分に種蒔きすることに変更。
 そして本日種蒔き(野口のタネ:春蒔五寸人参)し、籾殻を被せジョウロで散水。
(4月7日)
 予報どおりの雨があり、今日もしっかり雨。ここ当分は水やり不要であろう。助かる。
(4月9日)
 もう乾きかけている。水やり。コスモス種が芽吹き、引き抜く。以後、毎日水やりせねばならぬ。
 ところで、今年は一番大きいジョーロを使ったせいか、籾殻が偏ってしまう。これでは種も流れて偏ってしまうかもしれない。
(4月19日)
 毎日のように水やりしているから雑草の芽吹きが凄まじく、3、4回草引き。
 数日前からニンジンらしき芽吹きがほんの少し見られるようになった。今日で17日目になるが、それらしきものが増えてきて、どうやらニンジンの芽吹きが始まったようである。
 昨年、一昨年の例からして、この時期の芽吹きは、10数日後にポツリポツリと始まるようだ。今しばらく毎日水やりせねばならぬ。
(4月21日)
 昼から雨の予報で、今朝、最後の水やり。
 発芽率は非常に悪く、間引きをほとんど必要としない程度だ。
(4月24日)
 今年の水やりは一番大きいジョーロを使ったせいか、籾殻が偏ってしまい、種も一部が流れて畝の際で芽吹いたものもけっこうある。
 それにしても、ここは放置してあった畑だから雑草がすごい。今日もまた草引き。コスモスも芽吹いており、ニンジンと良く似ているから、果たしてどれだけのニンジンが芽吹いたのやら、定かでない。
(5月1日)
 かなり疎らながら何とか芽吹いて生長しつつある。ていねいに草引きし、畝の法面を削り上げ。
(5月2日)
 カラッカラに乾いている。農作業の合間に4回も水やり。
(5月8日)
 細かい草をきれいに取り除く。
 種が流れ落ちて芽吹いたもの数本あり。後日、移植しよう。←実行せず。
(5月25日)
 細かい草をきれいに引く。
 最初にして最後の選りを行う。一部疎らな所があるが、まずまず良い間隔に仕上がった。 
 法面の雑草をテンワで削り落とす。
(6月11日)
 細かい草をきれいに引く。
(6月26日)
 ほぼ同じ頃に種蒔きして、収穫できるようになったのは2014年は7月6日、2015年は6月19日。今年はまだ小さい。随分と差が出るものだ。小さいながら、今日、4本初収穫。
(7月11、19日)
 各回、10本ほどを収穫するも、大きなものは1本しかなかった。先割れなど不良が2、3割程度あり。
 例年より生長が悪いのは、家庭菜園に貸していた土地で、やせた土壌であったからか? 
(7月22日)
 10数本を収穫。小さめのものしかない。
(7月31日)
 10数本を収穫。やはり小さい。5本を水もらいした隣家へ。残りは3割。
(8月27日)
 残りを収穫。皆、小さい。評価は★★☆☆☆

<2015年>
(3月29日)
 昨年のこと。過去2年間のニンジン栽培の経験をもとに、3年目からは3回に分けて時差蒔きし、第1弾から第3弾まで順調に収穫できると踏んだ。ところが、昨年は夏の長雨で腐りが出たりして、あまりいい成績は残せなかった。
 そうしたこともあって、昨年の栽培途中で、翌年の作付け方針として、[2015年の作付け方針:第1・2弾を統合し、第3弾との2回種蒔きとしよう。そして種2種類で成長比較。]と、ブログに書き込んでおいた。しかし、これをすっかり忘れており、今日の種蒔き後にブログを書くにあたり、かようなメモの存在を知ったところである。加えて、なぜにかかる方針変更をしたのか、そのわけがよく思い出せないし、過去記事を読み直しても理由はどこにも書いてない。何ともお恥ずかしい限り。
 雨の直前が都合がいいとばかり、過去記事を見もせずにバタバタと今日種蒔きしてしまったのだが、何のためのブログなのかと言いたくなる。過去の反省を踏まえ、よりいい栽培法へと持って行くためのブログなのだから。自分で自分を叱ることしきり。
 済んだことはしゃあない。もう種蒔きをやり直すことはできず、今朝、実施したことをここに記録として残す。今後何かをやるときは、事前にしっかりブログ記事を見ることを肝に銘じて。
 ニンジンの種蒔き場所は、既に作成済みのダイヤグラムに従って、ネギ4畝のうち一番西の畝の収穫跡。
 まず、鍬で平べったい谷を作り、各種肥料(苦土石灰、草木灰、種粕、牛糞、鶏糞、有機肥料粒)を撒き、小型ビッチュウで軽くはつる。今日の種蒔きは第1弾(南3分の1畝=そう思い込んでいた)だから、その分だけ肥料の入れ込みをしようかとも思ったが、面倒だから第2弾、第3弾の分まで全部行うことにした。
 次に、鍬で土を戻し、台形の畝に大まかに整形する。
 そして、南3分の1畝を綺麗に整形し、鍬で転圧し平らにする。
 ここでニンジン「野口のタネ:春蒔五寸人参」(去年の残り種)を種蒔きし、モミガラで覆う。種は今回使った量と概ね同じ量が残ったから、第2弾なり第3弾で使えよう。
 お昼頃から雨となる予報だから、ちょうどいい。
 ということで、無事に種蒔きが終ったと思っていたのである。ちょっとだけ心配したのは去年の残り種だから、うまく芽吹かないかもしれないということ。昨秋、まさかと思っていたホウレンソウでこの失敗をした。
 さて、去年の反省の真意はどこにあったのか、もう1品種「野口のタネ:黒田五寸人参」を蒔こうか蒔かまいか、これについては2、3日考えてみよう。
(翌30日)
 よく思い出せないが、1番の理由は「3回にも分けると芽吹くまでの毎日の水やりが大変なこと」、2番目に「3回にも分けると途中で在庫欠乏の恐れがあること」である。よって、2回に分け、各回2品種で栽培比較し、適した方の品種を探り出すのが良かろう、ということではなかったか。
 そこで、今日、もう1品種「野口のタネ:黒田五寸人参」を6分の1畝に種蒔きした。これで、第1弾は2分の1畝の作付けとなる。
 ところで、昨日の雨は大したことなく、お昼過ぎには土が乾きかけている。よって、ジョウロでたっぷり水やりをした。昨年と同様に明日以降も毎日水やりがかかせないことだろう。
(31日)
 今日も暑いほどの陽気。ジョウロで水やり。明日は午前中雨模様だから水やりは不要になるか?
(4月1日)
 まずまずのお湿りであり、明日は晴れるが、その後5日間連続雨模様だから、水やり不要で大いに助かる。もっとも芽吹きまでに20日間ほどかかろうから、容易ではない。
(4月12日)
 3月29日に種蒔きした「野口のタネ:春蒔五寸人参」はけっこう芽吹きが見られた。14日目の芽吹き観測。翌日の「野口のタネ:黒田五寸人参」はまだのようだ。
(4月18日)
 春蒔五寸は順調な芽吹き、黒田五寸はまばら。連日雨模様が続き、これからまだ芽吹くだろう。選りは当分先。
(4月24日)
 本日、第1回選り。ただし、黒田五寸はまばらな芽吹きにつき、ほとんど選らず。
(5月5日)
 本日、第2回選りと草引き。
(5月10日)
 左が黒田五寸、右が春蒔五寸
DSCN0381.JPG

(5月16日)
 本日、最終の選り。若干の草引き。
(6月9日)
 うっそうと生い茂ってきた。法面に手ごわい雑草が勢力を増してきたので、法面のみ草引き。
(6月19日)
 「春蒔五寸」の太そうなもの10株ほど初収穫。いずれも良品。
(6月28日)
 「黒田五寸」の太そうなもの8株ほど初収穫。2株は先割れ。
(7月7日)
 「春蒔五寸」の太そうなもの20本程度を収穫。2割は割れが入り処分。残りはまだ細め。
(7月12日)
 「黒田五寸」の太そうなもの10数本収穫。3割は割れ、腐りで処分。
(7月26日)
 これ以上の生長は見込めないと思われる。
 「春蒔五寸」を10本程度収穫。2本は下のほうが少し腐っていた。残り20本ほど。
 「黒田五寸」は収穫せず。残り10数本。
(9月15日)
 ニンジンはたくさんは食べられない。3回ほど少しずつ収穫してきたが、今日残りの10本ほどを全部収穫。うち半分は先が腐っていた。
 お盆以降、ずっと長雨であったわりには腐りが少なかった感がする。まずまずの成功であった。
 夏収穫は「春蒔五寸」が「黒田五寸」より好成績であった。

<2014年の記録>
 一昨年初めて挑戦したニンジン栽培。何年か前に、おふくろに“ニンジンを作ってくれんか”と頼んだところ、”買やぁえぇ。”とつれない返事。
 百姓が超ベテランのおふくろ。うちの畑(沖積層)がニンジン栽培に最適ではないことを知っているからだろう。
 と言うのは、当地から3キロ東へ行くと、そこは各務原台地(洪積層・赤土)で、ニンジンの一大産地となっているからだ。
 でも、ニンジンは頻繁に料理に使うから、自家栽培したい。
 沖積層でも十分できるはずだ。
 3年前の秋、当時93歳のおふくろが体調を崩し、須賀前の畑への往復600mがきつくなり、一昨年は、畑仕事の全部を小生が行なうことになって、自分で自由に作付け計画が立てられるようになったから、ニンジン栽培に挑戦することにした次第。
 その結果は、先割れするものが多く、見た目には悪いが、味は良好であった。
 先割れの原因は、生長点が砂粒など当たって割れることも一因しているようだが、土壌菌のいたずらによることが多いようである。それを退治するのは容易なことではなさそうで、あきらめるしかない。
 昨年は、2年目の栽培となり、一昨年よりは少し上手にでき、まずまずの収穫を得た。種を3種類用意し、成長比較もしてみた。
 アタリヤ:極早生系三寸人参、アタリヤ:時なし五寸人参、野口のタネ:春蒔五寸人参(こだわりの旧来品種)の3つである。うちの畑には、野口のタネ:春蒔五寸人参が合うようで、発芽に大きな違いがあったし、収穫した根の大きさも断然大きかった。
 なお、昨年の作付けは次のとおり。
   第1弾 3月15日種蒔き  半畝
   第2弾 5月27日種蒔き 1/4畝
   第3弾 7月 2日種蒔き 1/4畝

 さて、3年目の今年。やはり3回に分けて種蒔きすることにするが、1/3畝ずつとしよう。そして、ホウレンソウの最終種蒔きをこの畝を使って1/3畝作付けすることにしたい。
 今年の作付け計画は次のとおり。
   第1弾 3月下旬種蒔き 1/3畝
   第2弾 5月下旬種蒔き 1/3畝
   第3弾 7月上旬種蒔き 1/3畝(この部分に先行して3月にホウレンソウを種蒔き、跡地に施肥し直して作付け)
 種は、昨年の3種類比較実験の経験で「野口のタネ:春蒔五寸人参」が芽吹きが良く、育ちも良かったので、その残りから使用し、冬越しは不向きとあるから「野口のタネ:黒田五寸人参」を第3弾の遅採り用に使ってみることにする。

 [2015年の作付け方針:第1・2弾を統合し、第3弾との2回種蒔きとしよう。そして種(たね)2種類で成長比較する。]

 1畝全体の下ごしらえを本日(3月2日)に実施。
 まず、施肥。肥料は、苦土石灰、牛糞、有機肥料(粒)、鶏糞、種粕を適当にばらまく。
 次に、ビッチュウで起こし。雑草がけっこうあり、何日か前にテンワ(手鍬)で叩いてあるが、なかなか枯れてくれず、隣のエンドウの畝に跳ね出す。後日、エンドウの畝の土寄せで埋め込むこととする。
 最後に、クワで畝の曲がりを直して、本日は終了。
(3月9日)
 使い捨てカイロから取り出した水酸化鉄を撒き、軽くはつり、混ぜ込む。クワで畝を整形しておいた。
<第1弾の栽培>
(3月29日) 本日、1/3畝に種蒔き。
 野口のタネ:春蒔五寸人参を使用。ちょうど種袋が空になった。
 種袋の指示通り土を掛け籾殻だけを掛ける。明日は雨だから散水せず。
(4月2日)
 種蒔きの翌日はけっこうな雨で、籾殻と一緒に種が流れなかったか心配であったが、籾殻は流れていなかったから一安心。土も乾いておらず、明日の晩からまた雨模様だから散水の必要がなく、助かる。 
(4月の水やり状況)
 その後雨がなく、まだ土は湿っているが、念のため8日に水やり。少々乾いてきた10日からは17日まで連日たっぷり水やり。18日は小雨で水やりせず。19日は薄曇~晴れで多少乾き気味たが、まずまず芽吹いており、水やりせず。
(5月26日)
 その後は水やりは不要で順調に成育。ちょっと遅れたが、本日間引き。約10cm間隔になるようにした。併せて、草引きをしておいた。
(7月11日)
 7月6日に太そうなものを5本初収穫。皆、型が良い。今年はうまくいったようだ。
 昨年より2週間遅れで種蒔きし、初収穫も2週間遅れ。
(7月25日)
 まだ成長中であるが、本日、大きそうなもの10数本を収穫。8割がたが良品である。ニンジンはそうそう食べられるものではなく、お客様にもらっていただくしかない。
(本日、店内で撮影。Pタイルの寸法は30cm角ですから、大きさの見当が付きましょう。普通の大きさより少し大きめ?)
DSCN0322.JPG


<2013年の栽培記録>
 3月3日、下ごしらえと畑起こしをすることに。
 栽培する畝は長年グラジオラスを栽培し、化成肥料を与えていた畝であるから、まず苦土石灰を振ることにした。そして、有機肥料ペレット、種粕、水酸化鉄(使い捨てカイロから取り出したもの)を撒いた。なお、牛糞も入れたかったが、まだJAから届いておらず、これは畝立てのときに入れることとする。
 施肥してから、畑起こし。ビッチュウでの人力作業である。
DSCN0051.JPG

 3月15日、予定を2週間ほど早め、昨年とほぼ同様な時期になってしまったが、本日、半畝に種蒔きすることとした。
 半畝に牛糞を撒き、小型ビッチュウではつる。クワで上部を均して台形に整え、種蒔きする位置をクワで押さえて平らにする。2列蒔きとし、幅は20センチとした。
 2種類の種袋には、3~5粒を10センチ間隔で蒔くとなっており、これに従う。
 種は3種類あり、成長比較のため、南から次の順番で種を蒔く。
 アタリヤ:極早生系三寸人参、アタリヤ:時なし五寸人参、野口のタネ:春蒔五寸人参(こだわりの旧来品種)
 さて、覆土であるが、アタリヤは種袋の説明では覆土するとなっており、種が隠れる程度に薄く覆土したが、野口のタネは覆土すると芽吹かないとあり、覆土せず。
 次に、モミガラを土が見えなくなる程度に撒く。(なお、野口のタネはモミガラを掛けよとなっている。)
 最後に、ジョウロで散水し、土を湿らせて発芽を促すとともに、モミガラが風で飛びにくいようにする。
 ここのところ雨が少なく、畑が乾き気味だから、毎日水やりが必要になろう。翌16日、17日と水やり。その後、雨。
DSCN0088.JPG

 3月31日になっても、まだ、芽吹きはしてなさそうである。畝が乾いており、ジョウロで散水。そしたら、直ぐに雨が降り出してきた。無駄骨。なお、モミガラが風で吹き飛ばされているので、再々度蒔いておいた。
 4月19日:4月第1週にまとまった雨があったが、その後は雨なしで発芽がほとんどなく、ここ数日、隔日や連続で水やり。疎らにどれだけか生えるも、昨年のようには芽吹かず。
 固まって生えたところを数株移植し、草引き。追加種蒔きが必要。
 4月23日:21日の雨で、明らかに伸びた。でも、疎らであるから、今日、追加で種蒔き。
 また、2センチ程度に伸びたもので、1箇所に2本かたまって生えているものは、選って1本にした。
 5月5日:まだ芽吹かず。あれ以来、雨なしで、ジョウロで散水。
 5月10日:どうやら生え損なったようだ。野口のタネはまずまずの芽吹きで、これを間引きするとき、数株を移植。
 5月26日:メロンの水やりのついでにニンジンにも水やり。草引きと併せて、間引き。引っこ抜いたものを移植したが、うまく成長するか?
 5月31日:前々日の久し振りの雨で、水やりの必要がなくなった。
 なお、引っこ抜いて移植したものは、ほとんど枯れてしまった。
 また、追加種蒔きしたものを今日選るとき、移植した。
 6月23日:その後、順調に成育し、第2弾の種蒔き後の水やりと併せて第1弾にも時折水やりし、選ったりした。そして、本日、初収穫。収穫したのは、成長が早かった野口のタネ:春蒔五寸人参である。
 やはり、先割れするものが多く、見た目には悪いが味に変わりはない。
DSCN0175.JPG

 7月1日:第2回目の収穫。10本強。3割は何ともならず捨てる。良さそうなのは5割程度。
 7月22日:雑草が繁茂。大きくなったニンジンは良いが、追加種蒔きや移植したものは小さくて雑草に負けそう。よって、全面的に草引き。
 消費が少なく、まだ7割方が残っている。
 8月2日:当初に生長した分は本日をもって収穫終了。追加種蒔きなどは生長中。
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2014.5.26 ニンジン時差蒔き3回のうち第2弾の栽培 [ニンジン]

 2015年以降は、ニンジン栽培は2回に分け、中間の第2弾は省略することにした。以前の記録をここに残しておくことにする。
<2014年5月26日>
 3年目になるニンジン栽培。昨年は、3回に分けて時差収穫するとともに、3種類の種で生長比較をしてみた。その結果、うちの畑には野口のタネ「春蒔き五寸人参(こだわりの旧来品種:固定種)が合うようだ。
 その経験を踏まえて、今年も3回に分けて時差収穫を目論むこととした。第1弾は3月下旬に種蒔きし、順調に生育中である。
 第2弾の種蒔きを5月下旬に計画していた。今夜から雨の予報であるから、今日(5月26日)種蒔きを決行。昨年より1日早い種蒔き。
 
 約11mの畝を1/3ずつ時差作付けする。第2弾の畝は第1弾の畝立てのときに肥料が敷きこんである。使った肥料は、苦土石灰、牛糞、有機肥料粒、鶏糞、種粕、使い捨てカイロから取り出した酸化鉄。
 細かい雑草が生えているので、テンワ(手鍬)で削り、併せて畝を整形。クワで押さえて平にする。
 種を全体にパラパラと多めに蒔く。これで、生え損なっても必要な本数は芽吹くだろう。
 野口のタネは覆土すると芽吹かないとあるので覆土せず、モミガラを土が見えなくなる程度に撒く。
 雨が降らないかもしてないから、念のためたっぷり散水したところ、一部モミガラに偏りができてしまった。でも、問題なかろう。
 なお、種は、野口のタネ「春蒔き五寸人参」を使ったが、もう1種類準備してあり、同じ野口のタネであるが、これは第3弾で使うことにする。

(6月2日追記)
 畑が乾いてはニンジンが全滅するから、5月28日から毎日水やりすることにした。今日、ほんの少し芽吹きを発見。8日目の発芽である。
(6月12日追記)
 水やりは6月2日で止め、6月5日に良いお湿りがあったから、それ以降はもう水やりはしなくて済んだ。
 今日現在、ほぼ具合良く芽吹いて成長中。細かい雑草を引いておいた。
(6月21日追記)
 その後、ついでで2度ほど水やり。今日はびっしり生えた雑草を抜くとともに、第1回目の間引きをしておいた。順調に生育中。
DSCN0300.JPG

(7月2日追記)
 随分と成長。びっしり生えた雑草を抜くとともに、第2回目(最終)の間引きをしておいた。
(8月26日追記)
 そろそろ収穫時期が近づいた。真夏の長雨で腐りがきて枯れるものが少々ある。
 太そうなものを8本収穫。うち3本は腐りがきていた。
 他はまだこれから太くなるだろう。

(2013年の記録)
 第2弾を本日(5月27日)種蒔き。
 予定の箇所には既に苦土石灰は振ってあり、粗起こしもしてある。
 まず、畝の土をクワで両サイドに跳ね除け、窪みを作る。
 乾いているから十分に散水し、施肥。肥料は、有機肥料ペレット、種粕、牛糞。酸化鉄(使い捨てカイロから取り出したもの)も入れたかったが、畑に持ってくるのを忘れた。
 跳ねた土を戻し、台形に整え、再び散水。
 2種類の種袋には、3~5粒を10センチ間隔で蒔くとなっているが、これには従わず、全体にパラパラと多めに蒔く。これで、生え損なっても必要な本数は芽吹くだろう。
 種は3種類あり、成長比較のため、第1弾と同様に、南から次の順番で種を蒔く。アタリヤ:極早生系三寸人参、アタリヤ:時なし五寸人参、野口のタネ:春蒔五寸人参(こだわりの旧来品種:固定種)
 さて、覆土であるが、アタリヤは種袋の説明では覆土するとなっているが、野口のタネは覆土すると芽吹かないとあるので、どれも覆土せず、モミガラを土が見えなくなる程度に撒く。
 最後に、三度たっぷり散水。
(翌日追記)
 朝、水やり。午後から雨の予報だから、その後は水やりが不要。助かる。
 なお、忘れていた酸化鉄を上から振りかけておいた。
(6月3日追記)
 5月末に早々と梅雨入りしたものの、その後雨はなし。一部芽吹き(野口のタネ)があるが、他は芽吹きがほとんどなく、たっぷり散水。(4日も水やり。芽吹きが増えた。)
(6月17日追記)
 その後も散水したが、3、4日後に夕立があったりして定着した。
 そこで、昨日今日で選ったり草引きを行った。
DSCN0165.JPG

(7月22日追記)
 その後、草引きをしたり選るも、7月には行ってからは何もやっておらず、選り忘れであり、本日選る。
 順調に成育し、こんもりと茂って雑草を打ち負かしているが、雑草を全面的に引く。
(8月13日追記)
 大きそうなのを試しに収穫。まだ小さい。
(9月11日追記)
 本日、半分程度を収穫。野口のタネは良品が取れる。


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2012.6.11 初栽培のニンジンの収穫 [ニンジン]

 今年初めて挑戦したニンジン栽培。
 初めてのことだから、試験栽培とし、半畝とした。
 なお、これがうまくいったら、残りの半畝に、秋収穫ニンジンの種蒔きを7月にすることに。 
 少々早すぎたが、既報に書いたように、3月11日に5寸ニンジンを種蒔き。
 有機肥料ペレット、牛糞、酸化鉄ともに多めに入れ込んだから、栄養価が高く、甘いニンジンが収穫できないかと、多いに期待したことろである。
 雨なしの5月~6月上旬であったが、地上部は力強く、目に見えて生長したものの、これだけ雨が少なくては、ゴリゴリのニンジンにならないかと心配し、他の夏野菜の水やりに合わせて、ニンジンにも数回水やりした。
 そして、ワクワクしながら、6月7日と11日に、試しに数本ずつ抜いてみたところ、5寸の約半分、7、8センチであった。綺麗な姿のものは5割程度で、他は先割れしている。2つに分かれたものもあれば、中には、数本に先割れしたものもあり、薬用ニンジンそっくり!
 農学を学んだ友人の話では、根菜類は生長点が砂礫に当たると先割れする性質があるとのことで、うちの畑は砂混じり粘土であるから、ニンジンがそうなってしまうのであろうか。大根は1割程度の先割れで済んでいるが、ニンジンは過敏なのかもしれない。
 何年か前に、ニンジンを栽培してはどうかと、おふくろに相談したら、止めとけ、と言ったのは、これを指しているのかも。
 なお、その昔、うちでもニンジン栽培をしたことがあり、おふくろが、うちの畑には5寸ニンジンではなく3寸ニンジンが合う、と言っていた記憶があり、3寸ニンジンの方が先割れが少ないのかもしれない。その記憶があり、種を買うとき3寸ニンジンを探したが置いてなく、5寸ニンジンとした次第である。次回は3寸ニンジンの種をどこかで求めて、試験栽培を考えてみよう。
(9月1日追記)
 ニンジンの先割れについて、農協に勤めていた同級生の話では、ある種の土壌菌がそうさせるという。我が岐南町の畑は、皆、そのようで、大産地の各務原市でもそうしたことがあり、土壌殺菌したりしているとのこと。

 ところで、味の方はというと、女房が筑前煮にしてくれたが、買ったニンジンとは微妙に味が違う。少々カボチャがかった味がする。良く言えば、旨みが濃厚といったところ。
 女房に言わせると、切るとき、プーンとニンジンの匂いがし、買ったニンジンも漬物を作るために続けて切ったが、うちのニンジンの方が匂いが強かったとのこと。ということは、これが旨み濃厚の原因か。そして、カボチャががった味は、有機肥料を多めに入れたがためなのだろうか。
 なお、うちのニンジンは、買ったものより固かったとのこと。これは、きっと少雨の影響だろう。

 そんなことどもをあれこれ思い巡らせ、筑前煮を堪能したところである。
 さて、今日収穫したニンジンは、女房がどんな料理に使うのだろうか。またまた、楽しみである。

(6月18日追記)
 1週間経つと、ニンジンも大きくなるものだ。倍とは言わないが、はっきりと大きさが違う。これから、どんどん収穫しよう。
(6月23日追記)
 またまた大きくなった。食べ頃である。でも、先が2、3本に枝分かれしたり、ゴシャゴシャになっているものが多いのは、先日の試し抜きしたときと変わらず。
 女房が、また筑前煮を作ってくれたが、味は前回と類似しているが、ニンジン臭さが強まり、やっとニンジンらしくなった。甘味も旨みも濃厚で、初挑戦ながら、味は甲種合格といったところ。
(7月13日追記)
 7月初め頃が丁度食べ頃であったようだ。その後も太くなり、縦に割れるものも出てきた。残りは4本。
 初めての栽培にしては、まずまずの出来であったと自己満足。1回半畝、いや3分の1畝が丁度良い作付け量か。
(7月15日追記)
 本日をもって収穫終了。第2弾が綺麗に芽吹いている。その成長ぐあいが楽しみ。 
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