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自宅前の畑でのトマト(接木苗)無肥料(→微肥料)栽培 [トマト]

(2023年からは別ページ→トマトの手抜き栽培

 トマトほど育てにくい夏野菜はない。トマトの栽培は、毎年、自宅前の畑に1畝、須賀前の畑で2、3畝を作付けしているが、自宅前の畑は、樹木や建物に囲まれて風通しが悪い、隣のお寺の高木がために朝は日陰になる、といったことが野菜栽培の条件を悪くしているのであろう。2016年に樹木をだいぶ伐採したので、どれだけかは改善されたと思うも、須賀前のようには、とても風は通らない。
 よって、トマトに限らず、ナスの育ちも非常に悪い。葉っぱが害虫に食い荒らされるのが最大の原因だ。オクラもナスと同様なことが言える。ただし、キュウリ、十六豆、ピーマン、ゴーヤは、風通しがいい須賀前の畑と変わらない。
 さて、条件が悪い自宅前でのトマトの栽培。2年連続して無収穫になったことがあり、それ以来(2012年から)接木苗を購入して栽培することにした。しかし、2014年は接木苗であっても、湿気畑という条件の悪い南区画であったがためか、ほとんど収穫できなかった。よって、条件が少しはいい北東区画か北西区画で栽培を続けてきた。
 ところで、2017年冬野菜から自然農法「たんじゅん農」を導入し、無肥料での栽培に取り組むこととした。トマトも同様である。はたしてうまくいくか、心配だが挑戦することにした。
 このページでは、自宅前での接木苗トマトの栽培の無肥料栽培について記し、従前の有機肥料栽培については「自宅前の畑でのトマト(接木苗)有機肥料栽培」に記録を残す。
 なお、2022年からは苗植え付け時に、牛糞堆肥を両手でひとつかみ(約1リットル)入れ込み、減肥料栽培にした。

<2022年>
(4月11日)
 前作のホウレンソウ畝は3月中旬に草刈機で草刈りしておいた。今日、畑起こしもどき(10cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)を行う。
(4月24日)
 接木トマト苗を昨日購入し、本日植え付け。例年どおり12株とし、植え付け穴をテボで大きく掘り、牛糞堆肥を両手でひとつかみ(約1リットル)入れ、土とかき混ぜてから植え付け。
 例年無肥料では出来がイマイチなので、初期生育を促すため、こうした。
(4月25日)
 株際に本支柱、株間に細い支柱を差し、細い麻紐で3弾に結わい付け。
(5月12日)
 少し生長してきた。芽欠きし、トマトを支柱に軽く結わい付け。
 今年の苗も太い脇芽が生長してきているので、1株を2本仕立てにする。
(5月22日)
 芽欠きしつつ、結わい付け直し。2本仕立ての片側の一部も結わい付け。
(6月5日)
 まだ実が小さいが、どういうわけか1個だけ程よく色み、初収穫。
(6月8日)
 芽欠きを若干。結わい付け直しを少々。
(6月17日)
 芽欠き、もう1段上を結わい付け。
(6月21日)
 花が3~4段咲いているが、これ以上は望みないから、トップ芽を全部切る。
(6月25日)
 本格的に色付きだし、少しずつ収穫できるようになった。
(7月3日)
 今年は鳥に突かれる被害は今のところ1個だけ。本格的な収穫が始まった。
(7月7日)
 毎日4個ほどと調子良く収穫が続いている。
 ハクビシン被害と思われる1個が畝から2mほどの所で食われており、生っている実1個はハクビシンか鳥の被害。生っているもので2個突かれており、これは鳥の被害。
(7月9日)
 畝間と法面の草叩き、削り上げ
(8月7日)
 その後順調に生り、鳥害などもほとんどなく、本日で収穫終了。評価★★★☆☆
 垣根壊しをし、残骸はビワの木周りへ。
 小型コテで草叩きし、後作(ホウレンソウⅠ)の準備。

<2021年>
(4月3日)
 前作のホウレンソウ畝をざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。
(4月11日)
 畑起こしもどき(10cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)を行う。
(4月30日)
 接木トマト苗(麗月6ポット、桃太郎6ポット)を花屋さんで購入。JAで普通苗「大安吉日」(名前が面白いから)を2ポット買い足し(@120円)。
(5月3日:購入苗定植)
 テンワで草叩きと削り上げをし、畝整形。購入苗14株を定植。支柱を苗際に差し、麻紐で2段連結。苗を連結下段の麻紐に軽く結わい付け。
 なお、苗は、植え付け直前に軽く散水後、竹酢液400倍散をポットの上から少々与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
(5月23日)
 どれだけか大きくなり、本日から脇芽欠きを開始。
(6月12日)
 少々雑草が気になりだしたので、草叩きをしつつ削り上げ。水はけがよくなるよう少々高畝とした。生育は例年どおりイマイチの感がする。
(6月18日)
 少し伸びてきているから、2段目の結わい付け。
(6月27日)
 雑草は少ないが法面を軽く草叩きし、峰に退けてある雑草で根付いたものを引き抜き。
(6月30日)
 くずっぽいもの2個が色み、初収穫。3、4日すれば順次色んでこよう。
(7月3日)
 芽欠き、結わい付け。第2回収穫4個。鳥害はなく、助かる。
(7月8日)
 4日以降、鳥害が出るようになり、今朝は、まだ十分に色んでいないもの(3個)も食われてしまい、無収穫。実を食いちぎって地面に落して突くという、今までとは違った食い方で、よほど飢えているのか?
(7月11日)
 依然として鳥害(カラス&ハト?)が激しく、1個収穫できたのみ。
 ていねいに芽欠き。
(7月22日)
 鳥害と思っていたのは、実はハクビシンの被害であった。隣のトウモロコシが激しくやられ、そのついでにトマトも齧っていったようだ。
 少々色付いたところで、連日2個程度が食われ、ここ10日以上無収穫。やむを得ず、少々色付いた未完熟品を今日2個収穫。
(8月15日)
 その後はけっこう順調に収穫できていたが、数日前からごくわずかとなった。今日で概ね収穫終了。評価★★☆☆☆
(8月26日)
 引き抜いて残骸は柿の木の下へ。支柱を片付け、手で草引き。

<2020年>
(3月30日)
 前作のホウレンソウ畝を3月16日にざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。今日は、畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末&草木灰を適量入れ込む。微肥料栽培となるが、これで生育がよくならないだろうか。
(4月27日)
 昨日JAで接木苗(品種:王様トマト<昔懐かしい品種>)12株購入。
 今日植え付け。その前に、雑草がどれだけか生えているので、テンワで草叩きし、削り上げ。等間隔に並べ置き、テボで穴を掘り、植え付け。叩いた草は手でほぐし泥を取り、株周りに敷いて、株のぐらつき防止と草抑えに。
(5月3日)
 ずっと雨なしだから、ジョウロで水やり。
(5月4日)
 本日、支柱を立てて、結わい付け。昨年同様に脇芽を伸ばして1株を2本立てにすべく、本支柱(太・短)の間に副支柱(細・短)を差し、麻紐で2段結わい付け。
 接木苗のぐらつきを防ぐため、下段の麻紐にゆるく結わい付け。
(5月17日)
 2本立てにすべく、大きな脇芽を残し、他の脇芽は全部芽欠き。
 成っている実は生育遅れになるから摘果。
(5月28日)
 少々早いが、2本立てしたものを麻紐でそれぞれの支柱に結わい付け。
 一番生りは前回摘果したが、その後3分の1ほどの株の実が膨らみ、これは放置。
(6月7日)
 株周りを手で草引き、法面を削り上げ。好天が続き、ジョウロで水やり。
(6月10日)
 再度株周りを手で草引きし、乾ききった法面の土を手で株元に土寄せ。
 小々生長したので、伸びが大きい株の枝を支柱に結わい付け。少々芽欠き。
(6月17日)
 10日に梅雨入りし、生長が目覚ましい感がする。伸びが大きい株の枝を支柱に結わい付け。少々芽欠き。
 本日、初収穫5個(5月17日に摘果できなかったもの)。玉は小さい。
(6月23日)
 その後、一番生りを数個収穫。今日、芽欠き、一部結わい付け。
(6月29日)
 数日おいて昨日から2番生りが色付きだしたが、鳥に突かれる。
(7月1日)
 鳥に突かれぬよう、完熟少し前に収穫することとした。(翌日も被害なし)
(7月12日)
 鳥害はすぐに止んだようだ。ほぼ毎日ボツボツ収穫できている。
 脇芽欠きし、4段目は実が付かないだろうから主芽も欠き取る。
(8月13日)
 けっこう順調に収穫できていたが、今日からごくわずかとなった。腐りはほとんどなかった。評価★★★☆☆(少々甘いか)
(8月30日)
 まだ実を付けている3株を残して垣根を壊し、処分。
 雑草を鎌で刈り取り、トマトの残骸と雑草はしだれ梅の株周りに敷く。
 後作のため、畑起こしもどきをし、蛎殻粉末と木灰を入れ込む。
(9月2日)
 最終収穫。

<2019年>
(4月22日)
 昨年、トマトの接木苗「桃太郎」を栽培した畝の後作は菊菜(もちろん無肥料)で、それが随分と大きくなり、今日、草刈り機で伐採し、隣の畝に積み置く。
 菊菜跡は菊菜の根がびっしり張っているせいか、土が柔らかそうで、何も措置せず。今日は、オピニオンプランツとして、ネギ苗の残り(極小)を畝の法面中ほどに植えておいた。
 この畝で、トマトを連作する。接木苗を予定しているし、無肥料栽培だから、連作は問題ないであろう。
(4月26日)
 昨日、JA売店で接木苗「ホーム桃太郎」12株を買い、今朝、定植。
 あらかじめ、広幅畝をスコップで畑起こしもどき(10cm間隔、2列)し、空気を入れ込んでやった。
 菊菜の残骸などを株元に当て、風で倒れないようにしておいた。
(5月13日)
 本日、支柱(太・短)を立てた。昨年同様に脇芽を伸ばして1株を2本立てにすべく、本支柱(太・短)の間に副支柱(細・中長)を差し、麻紐で2段結わい付け。
 昨年同様に、もう実が付いているが、昨年は千切り取ったものの、今年は初生りを早くするため、そのまま生長させることにした。
(5月26日)
 昨年以上に生育が遅い感がするが、少しは伸び、倒れやすくなっているものがあるので、支柱(大半は届かないから、下段の麻紐)に結わい付け。 
(6月16日)
 一番生りが小さいながら程よく色づき、7、8個を収穫。
 どれだけか伸びてきたので、昨年同様に脇芽を伸ばして1株を2本立てにし、支柱に結わい付け。余分な脇芽は芽欠きする。
 南面に雑草が目立ち、鎌でざっと草刈りし、株周りを覆っておいた。
(6月22日)
 少し伸びたので、3分の1ほどを麻紐で結わい付け。
(6月29日)
 成育促進に万田酵素がどれだけか期待できそうで、500倍散(仕様書には1000倍散となってるが、葉が雨で濡れており、また、今日は曇天で雨が降るやもしれぬから倍の濃さに)をたっぷり噴霧しておいた。
(7月5日)
 昨年は幼苗についていた実を全部除去して育成したが、今年は除去せず育成したせいか、樹勢はまだまだ弱い。
 昨年の初収穫は7月4日で、今年は幼苗についていた実を6月半ば過ぎに収穫し、しばらくストップしていたが、今日から昨年と同様に毎日1個程度収穫できるようになった。
(7月8日)
 2回目の万田酵素噴霧(1000倍散)、畝の法面をざっと草刈機で草刈り。
(7月23日)
 毎日1個程度収穫も、月半ばから3日に1個程度に落ちたが、再び1個程度になった。昨年に比べて大きさも小さく、自家消費にも事欠く。
(7月29日)
 3回目の万田酵素噴霧(600倍散)
(8月6日)
 樹体はヒョロヒョロしており、やっと生きていると言った感じ。小さ目のものがポツポツ採れているだけ。評価★☆☆☆☆
 お盆過ぎには終了となろう。今日、後作のため草引きをしておいた。
(8月27日)
 今日、小さな実を2個収穫して終了。
(8月29日)
 ここへきて一部が樹体を大きくしてきたが、実は付いておらず、本日処分。残骸は切り刻み、畝に置く。雑草を鎌で刈り取ったり、引いたりしておいた。
(9月12日)
 枯草や残骸を畝の両サイドに退け、法面に鍬で溝立てし、手で枯草を埋め込み。
 
<2018年>
(5月6日)
 トマト苗は、接木の「桃太郎」12本。2日前にJAで1本200円で購入。今日6日定植。
 定植場所は、前年、晩生枝豆(無肥料栽培)を栽培した箇所。冬季に畑起こしするとき、刻み藁や枯草をすき込んでおいた。その後、2度ほど草叩きしてある。
(5月17日)
 5月13日に支柱(太・短)を立てた。今日は、株間が十分あるので、脇芽を伸ばして1株を2本立てにすべく、本支柱(太・短)の間に副支柱(細・短)を差し、ビニール紐で2段結わい付け。
 下段の紐にトマトを緩く結わい付け。
(6月3日)
 生育は思わしくなく、少々心配だが、脇芽を伸ばして1株を2本立てにすべく、他の脇芽を欠き、支柱に結わい付け。
 もう実が幾つも付いているが、樹体が小さいので、生育の障害となろうから、全部切って落とす。
(6月9日)
 ここへ来てグーンと伸びだした。1株を2本立ての目論見は、なんだかうまくいきそうな気配で、支柱への結わい直しをした。
(6月10日)
 雑草が多いので、畝を削り上げ。
(6月18、24日)
 2本立ての結わい付け、芽欠き。
(7月2日)
 芽欠きと、もう1段上を結わい付け。一部で色付きだした。
(7月4日)
 初収穫3個。今年は「桃太郎」だが、ちょっと玉が小さい。7日に2個。8日に1個。
(7月8日)
 2本立てにつき、欲張らずに花芽3段程度のところで摘心。
 一部に虫食いが発生し、それは除去。
(7月20、21日)
 毎日2個程度の収穫が続いている。依然として玉は小さい。
 梅雨が明けて10日以上経ち、ここ数日の猛暑で、土がからからに乾いており、ホースを伸ばして水やり。
(7月28日)
 25日に夕立があり、良きお湿り。今が最盛期で、鳥害は一切なし。玉は小さい。
(8月11日)
 毎日ボツボツ収穫でき、残り数個となる。生っていない樹を株元で切り取り、撤去処分。畝の雑草をきれいに刈り取る。大半の支柱を片付ける。
(8月17日)
 今日、1個収穫して全部終了。評価★★☆☆☆

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固定種「世界一トマト」無肥料(→減肥料)連作栽培5年目 [トマト]

(2023年からは別ページ→トマトの手抜き栽培

 例年、固定種の「白ナス」約30株と「世界一トマト」約60株は、お隣の新家(分家)のビニールハウスで3月初めに種蒔きし、老夫婦に育苗していただいていた。ところが、夫婦併せて180歳となられた2017年からは夏野菜の苗作りを止められてしまった。
 これは数年前から予想されていたことであり、そのために2014年に自宅前畑にミニビニールハウスを作り、ここで3月初めに種蒔きして育苗する段取りをしたのだが、電熱器を買う必要があるし、毎日の温度管理・水やりが欠かせない。毎日の管理はおふくろに頼もうと思っていたのだが、そのおふくろも2015年に他界し、自分一人ではハウス育苗は不可能だ。
 よって、夏野菜の早期育成はあきらめ、2017年から固定種の「白ナス」と「世界一トマト」は露地栽培することとした。
 そうしたところ、従前のような豊作にはならなかったものの、まずまず栽培に成功。そして、2017年は、草ぼけを防ぐために肥料をうんと控えたが、2018年は無肥料(ただし植え付け時に少々牛糞は入れる)とした。これは、自然農法「たんじゅん農」による栽培法で、前作の冬野菜も無肥料としてきている。
 加えて、「たんじゅん農」がうまくいくと、連作可能とのことで、2018年からは前年の畝で連続して連作することとした。
 その結果、冷床種蒔き1年目の収穫評価は★★★☆☆と温室種蒔きに比べて落ちたがまずまずであったものの、連作初年度の2018年は★★☆☆☆、2019年は★☆☆☆☆と悲惨なものとなった。まだ土壌が十分に改善されておらず、無肥料連作栽培は難しいものである。
 よって、2020年は、土壌が酸性化しているかもしれないと思い、牡蠣殻粉末を入れ込むとともに2畝中1畝には草木灰も入れ込み、比較栽培することとした。→草木灰の効果は感じられなかったが、3年連作・無肥料なるもまずまずの収穫となった。評価は★★★☆☆(少々甘いか)
 翌2021年は何も土壌に入れずの栽培で、昨年より若干の減収で評価は★★☆☆☆。
 2022年は、植え付け時に定植穴に牛糞堆肥を入れ、減肥料栽培とする。

<2022年>
<定植畝の整備>
 連作・無肥料栽培5年目(ただし東畝は2020年から白ナス畝跡)となる今年。
(3月27日)
 西畝はブロッコリー&カリフラワー畝、東畝はキャベツ畝で、収穫済みの株を草刈機で刈り取り、草叩き。
(4月17日)
 4月11日に残りキャベツ4玉を全部収穫し、今日、スコップで畑起こしもどき。
(5月12日、29日)
 雑草が生えてきたのでテンワで草叩き。

<種を蒔いての苗づくり>
(4月25日)
 過去の経験から、冷床種蒔きの期日は4月25日前後が良さそうなので、今日実施。
 今年は、昨年と同様にやり方で、苗用培養土を入れた小ポットに自家採取した「世界一トマト」の種を3、4粒ずつ埋め込みの形で種蒔き。
 大きな発泡スチロール箱に小ポットが35個入り、それを2つ用意し、計70ポット。
 発泡スチロール箱を大きなポリ袋の中に入れ、今日は暑いような天気なので日中は露天にする。夕刻には発泡スチロール箱に蓋をし、ポリ袋で密閉し、冷え込みがないようにする。
 これから毎日、この作業の繰り返し。
(4月29日)
 種蒔きして4日後だが、もう3本ほど芽吹きが始まった。その後も順調に芽吹き。 
(5月15日)
 発泡スチロール箱から出し、苗トレイに入れる。そのとき選って2本立てにする。
 堆肥場の上に板とビニールシートを敷き、苗場にし、寒冷紗でトンネル仕立て。
(5月22日)
 わりと順調に生育中。選って1本仕立てに。
(5月29日)
 まださほど大きくないが、小ポットに付き、もう定植していい程度に生育。

<定植とその後の管理>
(5月29日)
 本日須賀前の2畝(昨年と同じ畝)に定植。
 概ね30株弱となるよう、まず目分量で支柱を差し、麻紐で2段結わい付けて連結したところ、西畝28株、東畝30株が植えられることとなった。
 苗には、木酢液500倍散をポットの上からジョウロでたっぷりかけておいた。(木酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
 支柱の際をテボで大きめに空け、牛糞堆肥を両手で一握り(約1リットル)を入れてかき混ぜてから定植。麻紐で苗をゆるく結わい付け、風でもまれないようにした。
 天気が続くから、念のため、最後にジョウロで水やりしておいた。
 なお、ネキリムシ被害に遭ったときに再定植するため、残った7ポット(小さな苗)はしばし苗場で管理する。
(6月5日)
 ネキリムシ被害1本。予備苗を移植。
(6月12日)
 少しは伸びてきたので、結わい付け直しをしながら、芽欠き。
 1株だけ虫に本芽を食われてしまっていた。
(6月20日)
 成育はけっこう良さそう。芽欠きしながら、2段目の結わい付け。
(6月30日)
 芽欠きをする。実の付きようは思ったほどよくない。特に東畝が。
(7月1日)
 2畝とも草叩き、削り上げ。
(7月11日)
 芽欠きと3段目の結わい付け。依然として実の付きようは思ったほどよくない。
(7月24日)
 腐りが来たり、虫食いに遭ったり。本日初収穫するも、小さなもの数個。
(8月7日)
 今日3個収穫して終了。垣根を壊し、鎌で株元から切り、残骸はヤーコンの畝間へ。
 草刈機で畝&畝間を草刈り。
 今年は植え付け穴に牛糞堆肥を入れたが、無肥料のほうが良かった? 評価★☆☆☆☆
(8月15日)
 畝の雑草をざっと手で引き、スコップで畑起こしもどき。

<2021年>
<種を蒔いての苗づくり>
(4月25日)
 過去の経験から、冷床種蒔きの期日は4月25日前後が良さそうなので、今日実施。
 今年は、初めてのやり方だが、苗用培養土を入れたポットに自家採取した「世界一トマト」の種を3、4粒ずつ埋め込みの形で種蒔き。
 大きな発泡スチロール箱に小ポットが35個入り、それを2つ用意し、計70ポット。
 発泡スチロール箱を大きなポリ袋の中に入れ、今日は天気がいいので少し空かし、保温。夕刻には発泡スチロール箱に蓋をし、ポリ袋を密閉し、冷え込みがないようにする。
 これから毎日、この作業の繰り返し。 
(5月1日)
 種蒔きして6日後の今日、数本、芽吹きが見られた。
(5月7日)
 種蒔きして12日になるも発芽しているのは6割程度。これでは苗が不足する。竹ヘラでほじってみると、3ポットほど発芽が始まったものが見られたが、それも含めて追加種蒔き。
 ほじった後で種を数粒ばら撒き、竹ヘラでかき混ぜ、軽く押さえる。
(5月14日)
 1週間でどれだけか発芽が見られた(再種蒔き分か当初のものか不明)。
 今日は暑くなり、もう冷え込みはないから、全部の苗を苗用トレーに移し、5トレイを堆肥場の上に並べて寒冷紗(当分2重)掛けしておいた。
(5月19日)
 概ね全部が発芽した。
 寒冷紗は昨日から一重。なお、雨が多い日はビニールシートを重ねて掛ける。
(5月23日)
 1ポットに2~3本生育しており、1本に選った。(鋏で根元から切り取り)
 大きいもの27ポット(といっても小さいが)を定植し、残りは引き続き養生。
(5月29日)
 残り1畝に今日、定植。幼苗が10本ほど余り、これは自宅前の大根畝で種取り用に。

<定植畝の整備・植え付け>
 連作・無肥料栽培4年目(ただし東畝は2020年から白ナス畝跡)となる今年。
(3月22日)
 前作のキャベツ類の跡をざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。
(4月5日)
 2畝の畑起こしもどきを行なう。牡蠣殻粉末は昨年2回入れており、今年は入れず。
(4月26日)
 大きな雑草は草刈機で刈ってからテンワで草叩き。少々削り上げ、定植畝整備完了。
(5月15日)
 明日から梅雨入り模様。畑がよく乾いており、細かな草をテンワで草叩き。
(5月23日)
 まだ小さな苗だが、大きそうなもの27ポットを西畝に定植。なお、苗は、植え付け直前に軽く散水後、竹酢液400倍散をポットの上から少々与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
 30ポット畑に持っていき、適当な間隔で並べていったら27ポットが並んだ。ポット際に支柱を差してから、植え付け。
 支柱を麻紐で2段結わい付けて連結。
 下段の麻紐に、苗を細い麻紐でゆるく結わい付け、風でもまれないようにしておいた。
(5月24日)
 トマトの東畝は隣の白ナス畝より大きいので、トマト畝をテンワで少し削り、しのナス畝に土移動。土移動したところ、トマト畝はけっこう平べったいので、両側の法尻をテンワで叩きつつ削り上げ、気持ち小高くした。
 来週あたりの植え付けとなろうから、先行して支柱立てをした。27本立った。
(5月29日)
 残り1畝を今日、竹酢液処理をし、定植。まだ幼苗が数本あったが、大丈夫だろう。
 なお、先植えの畝で1株ネキリムシ被害に遭い、欠損。再定植した。
(6月13日)
 2畝ともにまずまず生長し、芽欠きし、結わい付け直し。
(6月23、24日)
 随分と成長した。芽欠きをていねいに行い、麻紐で2段目の結わい付け。
(6月26、27日)
 草刈機(チップソー)で法面をざっと草刈り、畝の峰は小型テボで草削り。
(7月3日)
 まずまず順調に生育。芽欠きし、麻紐で3段目の結わい付け。
(7月11日)
 再度芽欠き。伸びすぎた一部の株は主芽を切除。実の付きようはあまり芳しくない。
(7月20日)
 芽欠き、結わい付け、主芽を切除。
(7月23日)
 雑草が畝間に繁茂し、株周りの草引きをしつつ、鍬で畝間を草叩きしながら削り上げ。
(7月28日)
 昨年より4日遅く今日初収穫10個弱。鳥に突かれたもの4個ほどあり、また腐りが来たもの4個ほどあり。大きくてひび割れが来たものを1個種取り用に残す。
(7月29日)
 昨年は種取り用に残した3個が盗まれてしまったので、札「とるな!種取り用」を、大きくて色んだもの3個にくくり付け。⇒8月1日収穫し、鍋に当分の間入れておく。
 自宅前で種取り用トマトの栽培を試みたが、今年も失敗。隣の畑の人は大きく離れた箇所でトマト栽培してみえるから、交配の恐れは少なく、これを種とする。
(8月1日)
 最盛期に入った感がするが、腐りが若干あり、ひび割れがけっこう目立つ。
(8月15日)
 その後は腐りもひび割れも少なくなり、順調に収穫。数日前から腐りやひび割れが出だし、収穫量も落ちた。今日はそれがひどくなり、収穫量はがた落ちし、概ね収穫終了となった。今年も虫食いは今のところ全くない。評価★★☆☆☆
(8月19日)
 まだ10個ほど残っているが、いずれも大きくひび割れが来ており、色んでも食べられそうになく、本年の収穫終了。
(8月24日)
 引き抜いて残骸はヤーコンの畝間へ。支柱を引き抜き、草刈機で畝を草刈り。

<2020年>
<種を蒔いての苗づくり>
(4月26日)
 例年4月半ばに冷床種蒔きしているが、昨年は失敗し、28日に蒔き直したので、今年は今日(26日)冷床種蒔きすることにした。種は、昨年のものを全部使用。
 小さ目の発泡スチロール箱を用意し、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト、白ナスの種を適当量ばら撒く。軽く散水して種を浸みらせる。
 この箱を大きな発泡スチロール箱に入れ、大きなビニール袋に包んで、日中はビニール袋で温室にし、夕刻前に2重の蓋をして冷えるのを防ぐ。
(5月10日)
 例年、芽吹きに2週間ほどかかっていたのが、昨年より種蒔きを遅らせたから、6日したら芽吹いた。発芽率は良く90%程度だろうか。
 芽吹きから8日経ち、もう十分な大きさになったので、今日、ポット詰め。2トレイ(70ポット)いっぱいの苗を小ポットで作る。少々余りが出たが、これは引き続き発泡スチロール箱内で養生し、予備とする。
 堆肥場に板を敷き詰めて臨時苗場に。白ナス・世界一トマト同時に作ったポット苗に軽く水を打って、苗場にトレイを並べ、寒冷紗を二重に掛け、さらにビニールシートを二重に掛ける。ビニールシートは当面雨除けと夜間保温に使い、日中は当面二重の寒冷紗で日差しを和らげ、後日一重にし、防虫のために使う。
(5月30日)
 数日後、ポット詰めしたもののうち2、3株は発育不良で、予備苗を詰め直す。
 その後、ぐんぐん生長し、今日定植。
<定植畝の整備・植え付け>
 連作・無肥料栽培3年目となる今年。西畝(牡蠣殻粉末&草木灰入れ込み)はそのとおりとするが、東畝(牡蠣殻粉末のみ入れ込み)は同じナス科の白ナス連作・無肥料栽培畝跡とし、違いを見てみることにする。
(3月31日)
 秋以来そのままにしていた昨年の白ナス畝(東)と前作のキャベツ類跡を3月16日にざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。
 今日は、畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、西の畝だけ牡蠣殻粉末&草木灰を適量入れ込む。微肥料栽培となるが、これで生育がよくならないだろうか。
(4月5日)
 今日は、東畝の畑起こしもどきを行ない、牡蠣殻粉末のみ入れ込み、栽培比較する。
(4月29日)
 雑草が少々生えており、草刈機(紐タイプ)で草刈り。
(5月30日:定植)
 雑草がかなり生え、テンワで草叩き。
 鉄棒で支柱穴を目分量で40cm間隔で空け、支柱を差す。東27本、西28本。
 支柱の際にテボで定植穴を掘り、水をたっぷり差してから、植え付け。
 麻紐で支柱を2段に結わい付け。
(6月5日)
 6月1日にネキリムシに1本食いちぎられてた。本日、予備苗を再定植。
(6月7日)
 ずっと天気がいいから、水やり。
(6月10)
 畝の雑草を手で草引きし、乾ききった法面の土を手で株元に土寄せ。
(6月15日、23日)
 梅雨の雨でグンと伸びた感がする。芽欠きし、結わい付け。
(6月29日)
 芽欠きし、結わい付け直し。(少し上の段に結わい付け)
(7月5日)
 畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。芽欠きし、結わい付け。
(7月12日)
 脇芽欠きし、4段目は実が付かないだろうから主芽も欠き取る。一応3段目まではどれだけかの実が付いており、昨年よりはずっといい。
 北のほう3分の1ほど木灰を散布。今後の生育を比較実験する。
(7月20日)
 若干の芽欠き。
(7月24日)
 本日初収穫数個。いずれも小さな玉。他に3、4個腐りがきているものあり。
(7月30日)
 隔日収穫しているが、今日は10数個収穫でき、腐りはわりと少なくなった。
 種取り用に型のいい完熟ものを3個残す。
(8月2日)
 種取り用に残した完熟物3個は泥棒に取られてしまい、今日収穫したもののうち完熟に近いものを3個種取り用に自宅でキープ。
 今、最盛期で、とても自家消費できない。明日、息子の会社に送ろう。
(8月13日)
 初期に腐りがけっこうあったが、その後はほとんどなく、終盤となって少々腐りが出だした。でも、虫食いはない。
 隔日収穫の前回までかなり収穫できたが、今日からはガクンと減った。これからは少量ずつとなり、間もなく終了。評価★★★☆☆(少々甘いか)
 畝間と法面を草刈機で草刈り。
(8月17日)
 もう終わりかけた。虫食いが1個あり、腐りが数個出た。
(8月27日)
 その後の虫食いや腐りはほとんどない。あと数個残して終了。
 数株を残して垣根撤去。西畝のみ鎌でていねいに草刈り。
(8月28日)
 西畝をスコップで畑起こしもどきし、蛎殻粉末を入れ込み。
(8月29日)
 東畝を鎌でていねいに草刈り。残すは数株(トマト数個)となった。
(8月31日)
 東畝をスコップで畑起こしもどきし、蛎殻粉末を入れ込み。
(9月2日)
 最終収穫。

<2019年>
<冷床種蒔き>
(4月14日)
 ここ2年、4月15日冷床種蒔きで成功したので、それに習って同様に行う。
 小さ目の発泡スチロール箱を用意し、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト・白ナスの種を適当量ばら撒く。種は昨年種取りしたものがたくさんあり、その一部を使用。
 軽く散水し、種を浸みらせる。
 大きい発泡スチロール箱に収納し、蓋を取った状態で大きな透明ビニール袋で包み、昼間は太陽光で保温し、夕刻に蓋をして冷気を防ぐ。今年は発泡スチロール箱を2重にしたから、より冷気を防げるだろう。これから毎日この繰り返し。
 なお、今日は雨だから、透明ビニール袋を使うのは明日から。
(写真は4月16日撮影。手前は里芋の芽出し箱、後方が世界一トマト&白ナスの小箱にトウモロコシ種蒔きポット6個を収納した大箱。)
DSCN0639.JPG

(4月28日)
 種蒔きして14日経った。昨年は12日でけっこう発芽したが、今年は全く芽吹いていない。ほじってチェックしたがたった1個発芽しかかっていただけである。
 よって、昨年採取と一昨年採取の種を半々混ぜて、種蒔きを追加した。
(5月12日)
 5月初めに白ナスかトマトか不明だが、若干の芽吹きあり。今日現在、白ナスもトマトもまだ小さいが、ポット詰めし、苗トレイに入れて日中は日陰で養生。
 夕刻に、今年作った簡易苗場に置き、防虫ネットを二重に掛けておいた。これはいきなり直射日光に当てると焼けてしまうので、それを防ぐため、昨年から実行。
 なお、簡易苗場は、堆肥場に厚手の板を並べ、苗トレイを置きやすくしただけのもの。
 トマトは70ポットほどでき、全部成育すれば事足りるが、昨年のように枯れるものが多いと不足するので、小さすぎる苗は引き続き発泡スチロール箱で養生するとともに、苗不足とならないよう、再度種を蒔き直しておいた。
(5月14日)
 昨日まで続いた暑さも終わり、今日は雨になる。防虫ネットを二重掛けしてあるが、あまりの幼苗につき、雨に当てるのは良くないのでビニールシート(狭い幅のもので裾に隙間あり)を掛けておいた。これから当分の間、雨の場合はこうすることに。
(5月21日)
 発泡スチロール小箱に発芽した幼苗は、大半が白ナスで、トマトを探すも10本ほどしか見つからない。見つけたトマトをポット詰めする。これで苗は十分に間に合うだろう。
<定植畝の整備及び定植後の管理>
(4月21~22日)
 トマト&キャベツ類の二毛作で無肥料・連作するから、昨年の10~11月にキャベツ類の苗を植え付ける前に畝を整備してある。また、キャベツ類収穫後に、スコップを差し込み「畑起こしもどき」してある。畝は枯草で覆ってあるから、たいして草は生えていないが、今日、草刈り機でざっと草刈り。
 コンパニオンプランツとして、小さなネギ苗の残りを2、30cm間隔で3本ずつ法面の下のほうに植えこんでおいた。なお、ネギ苗を植える辺りは丁寧に草引き。
(5月30日)
 本日定植。ここ数日の暑さで苗がグングン伸び、まだたいした大きさでないが、昨年並みに良いものは12~15cmに育ったので、定植することとした。1畝に28株、2畝計56株となった。なお、昨年行ったネキリムシ対策防御壁(2ℓペットボトルで作った囲い:高さ10cm弱、2分割)は、予備苗が十分あるし、外すときに根を傷めるので使わなかった。
 残り苗は、まだ10cmに満たない10数株。
 定植位置周りの細かな雑草を抜き、テボで穴を掘って植え付け。
 一昨日の雨で程よい湿り気があり、水は差さず。
(5月31日)
 ネキリムシに2本、株元を食われた。ヨトウムシらしきものを各1匹発見し、潰す。
 エンドウ畝の処理後に、その支柱(太・中長)をトマト1畝に流用して支柱を立てる。余りと自宅から持ってきた支柱((太・短)でもう1畝に支柱を立てる。
(6月1日)
 ネキリムシ被害の欠損2株を予備苗で再定植。麻縄で支柱を2段結わう。
(6月7日)
 再びネキリムシ被害1本。これで3本目。予備苗で再定植。
 枯草を株周りに敷き込んでおいた。
(6月17日)
 コンパニオンプランツとして植えた小さなネギ苗の周りを5月に1回草引きしたが、また雑草で埋まりそうになり、今日も草引き。
 前作(冬野菜)のコンパニオンプランツ、菊菜が花を咲かせて大きくなっており、これを鎌で刈り取り、畝に置き、雑草抑えにする。
 反対側の畝は、草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。
(6月28日)
 わずかずつ成長している。結わい付けできそうな大きさになったので、支柱(一部は下段の麻紐)に麻紐で結わい付け。 
(6月29日)
 成育促進に万田酵素がどれだけか期待できそうで、500倍散(仕様書には1000倍散となってるが、葉が雨で濡れており、また、今日は曇天で雨が降るやもしれぬから倍の濃さに)をたっぷり噴霧しておいた。
(7月6日)
 雑草が生い茂っており、株周りを鎌でざっと刈り取る。ついでにネギ周りも。
(7月8日)
 2回目の万田酵素噴霧(1000倍散)
(7月28日)
 なかなか生育しない。1段目に1、2個小振りの実が付いているだけ。
 草刈機でざっと畝の両サイドを草刈りし、株周りを手で草引き。ネギは面倒だから草刈機で処分。
(7月29日)
 3回目の万田酵素噴霧(600倍散)
 1段目の生りつきを初収穫3個。2段目の生りつきはほとんどなし。
(8月17、18日)
 万田酵素の効果はなかったろう。悲惨な成績。評価★☆☆☆☆(甘め)
 実が付いている2株を残し、残骸を撤去し、隣の白ナス畝に置く。支柱を除去。
 2畝とも後作のため鎌で丁寧に草刈り。
 
<2018年>
 昨年、まずまず栽培に成功し、今年も同様に栽培計画を立てた。なお、昨年は肥料をうんと控えたが、今年は無肥料とする。これは、自然農法「たんじゅん農」による栽培法で、前作の冬野菜も無肥料とした。
 加えて、「たんじゅん農」がうまくいくと、連作可能とのことで、今年は連作することとした。
<冷床種蒔き>
(4月15日)
 昨年、4月15日冷床種蒔きしたものは失敗し、4月30日にポットに種蒔きしたのは成功した。今年も、同様に挑戦することとする。
 小さ目の発泡スチロール箱を用意し、昨年は軽石を敷いたが今年は省略し、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト、白ナスの種をばら撒く。種はともに昨年と一昨年のものを半々に使用。
 軽く散水し、種を浸みらせる。
 大きい発泡スチロール箱に収納し、蓋を取った状態で大きな透明ビニール袋で包み、昼間は太陽光で保温し、夕刻に蓋をして冷気を防ぐ。今年は発泡スチロール箱を2重にしたから、より冷気を防げるだろう。これから毎日この繰り返し。
(4月27日)
 種蒔きから12日で幾つもの芽吹きを確認。
(4月30日)
 発芽は40個弱。まだこれから発芽するであろうが、本数不足になろう。そこで、発芽がない場所はかたまっているので、そこに追加種蒔きをしておいた。
(5月7日)
 当初の種蒔き分の大半が2、3cm以上の長さになり、ポット詰めの時期となった。後蒔きも一部発芽が見られる。本日、ばらして小ポットに1本ずつ移植。
 3cm以上の良品55、2cm以下で青葉がでたもの10、発芽したばかりのもの35、合計100ポットできた。良品から大中の発泡スチロール箱にビッシリ入れ込み、引き続き前と同様に保温管理。
 なお、箱に入りきらなかった20数本はトレイに載せ、夜間はプラスチック箱を被せて冷気を防ぐことにし、昼間は完全露地とする。
(5月11日)
 昨日、今日、出かけることが多くて、昼の苗管理がお留守となり、2日連続して苗の一部を枯らしてしまった。苗が少々不足しそうである。
(5月14日)
 直射日光が当たる所に置いたポット苗は紫外線でやられてしまった。
 昨日の雨で発泡スチロール箱に水が入り、苗トレイに移し、堆肥場の上に各種全部の野菜苗トレイを並べ置く。直射日光対策として、寒冷紗を3重に掛け(夕刻前から2重)、日差しを和らげる。明日以降、当分の間、2重とし、その後一重にする。
(5月27日)
 育苗が順調に行き、半分はもう定植していい大きさ(12~15cmほど)となり、1畝分を今日定植。残りのまだ小さな苗は後日もう1畝に定植することとし、育苗を続ける。

<定植畝整備>
(4月23日)
 昨季トマトを栽培した2畝での連作に挑戦。これは「たんじゅん農」に基づくやり方で、無肥料でいけば連作が可能となるという。ポイントは高炭素素材の投入で、容易に手に入る藁や刻み藁を入れ込んで挑戦している。昨季のトマト栽培では定植半年前に藁を敷き込み、これは畑全体のネコブセンチュウ対策に取り組み、菌剤とともに藁を入れたのであるが、これは「たんじゅん農」でもあろう。しかし、無肥料としたかったものの、つい定植穴に牛糞を少し入れてしまった。
 後作として冬野菜(ブロッコリー&カリフラワー1畝。キャベツ1畝)をトマトの残骸や雑草を入れ込むだけで無肥料作付けし、まだキャベツが数株残っているが、今日で概ね畝の整備が終わった。整備の仕方は、野菜の残骸と刻み藁を畝にばら蒔き、軽く土寄せするという方法であるが、キャベツ畝は少し東に移動させる必要が生じたので、刻み藁をはつり込み、若干の土移動を行った。
<苗の定植> 
(5月27日)
 1畝に25株(株間40cm)定植することとし、定植穴にたっぷり水を差してから植え付け。
 ところで、昨年、ネキリムシに株元を食い千切られる被害がどれだけかあり、白ナスに顕著で、その対策として白ナスには急きょ2ℓペットボトルで作った囲い(高さ10cm弱、2分割)をして防御できたから、今年も白ナスとともにトマトにも同様な対策を施すこととした。
 もう1畝は、後日、苗が大きくなってから定植する。
(6月2日)
 苗がまずまず大きくなったので、残りのもう1畝に定植することに。1畝に26株(株間40cm)植わった。ネキリムシ対策は前回と同様に施す。
 なお、先植えの1株が茎の上方や葉が全部なくなっていたので予備苗を植え直す。こんなことは初めて。鳥か?
(6月8日)
 すぐ隣のオクラはネキリムシ対策防御壁なしだが、全く被害がない。そこで、白ナスとともにトマトも防御壁を外すことにした。
(6月14日)
 後植え(東)はまだ小さいが、先植え(西)は風で傾くようになり、今日、2畝とも支柱立て。東畝は過半が短太、西畝は全部が中太の支柱。株元から2本に枝分かれしている株は両側に2本支柱を立て、2本立て栽培とする。また、南端も同様にする。
 支柱に緩く結わい付け、西畝は脇芽が多く出ているので芽欠きも行った。
(6月21日)
 順調に生育。西畝は脇芽がもう伸びて、芽欠きを行い、支柱に結わい付け直した。
 東畝は第1回芽欠き。
(6月24日)
 西畝は勢いがよく元気だ。再度結わい付け直したり、部分的に上段に追加結わい付け。芽欠きも行う。
 東畝はだいぶ遅れている感がする。結わい付け直しと芽欠き。
(7月2日)
 芽欠きと、もう1段上を結わい付け。
 連作・無肥料にもかかわらず、実の付きようもまずまずで、枯れる様子もなく、今のところ元気に育っている。
(7月9日)
 芽欠きと、過半はもう1段上を結わい付け。花芽3段程度のところで摘心。実のほんの一部に虫食いが発生し、それは除去。畝全体の草引き。
(7月18日)
 実の虫食いや病気で腐るものが若干出てきて、それは除去。
 生長が遅れている東畝もだいぶ大きくなったが、実の付きようは少し落ちる。
 1段目、2段目は例年より少ないが昨年並みに生っている。ただし、昨年同様に3段目は花がほとんど流れてしまっている。
(7月22日)
 本日、1個初収穫。昨年より2日早いが、あとが続かない。
(7月28日)
 西畝は25日頃から順調に収穫が続くも、3分の2は鳥に突かれている。
 東畝は腐りも目立ち、収穫は1日に1個あるかなし。
(7月30日)
 鳥に突かれる被害は一向に減らない。今日は全滅。
 そこで、生りのいい西畝に120cm幅の防鳥ネットを両側から掛け、上面はビニール紐で結わい付け、下面は石で重しにしておいた。
(8月9日)
 7月末にスズメ(小鳥)が1匹入り込んでいたが、バタバタするも直ぐに出ていった。数日前には鳥害がなくなった。
 枯れたものは数株にしかならないが、大半が実を全くつけていないので、実が付いている株以外は全部撤去処分することに。
 紐を全部外してから、鎌で株元から切り取り、切り刻む。太い軸は30cmぐらいに切り、オクラの畝や白ナスの畝に置く。ついでに畝の雑草を鎌でざっと草刈り。これらは枯れたら、畝の表層に埋め込む予定。
 無肥料連作をしたトマト2畝。無収穫になりはしないかと心配したが、自家用には十分すぎたから、これでよしとしよう。
 立ち枯れするものは終盤に少々出ただけだし、実の虫食いは昨年よりかなり少なかった。ただし、初期に病気で腐る実が散見され、心配したが、その後は腐りは少なかった。総合評価は★★☆☆☆(少々甘いか)
 なお、西畝に比べて東畝の収穫量が悪かったのは、苗が小さかったからであろう。早期育苗しないといかんだろうが、なかなか難しい話だ。
(8月13日)
 まだ未収穫の数本を残し、後作のため雑草をきれいに削り取り、法面に溝立てし、雑草を埋め込み。
 スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、20cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)。8月20日に法尻も同様に行う。
(8月17日)
 本日、最終収穫し、全部終了。  
 
<2017年>
 2畝栽培を予定しているから、露地種蒔きも2回に分けて行うことにしよう。なお、種は昨年初めて種取りしたから、それを使うことにする。
 説明書は次のようになっている。
 播種期 温床で3月中旬。冷床で4月中旬。露地播きは5月から。
 播種法 浅箱にスジまきする。スジ間隔6cm、種の間隔2cm位
 覆土 種子の厚みの2、3倍。発芽まで乾かさぬこと。
 以上のことから次の2回とする。
 4月15日 発泡スチロール箱でスジ蒔き。発芽後ポット苗。
 5月 1日 ポットに種埋め込み。発芽後に定植。

<第1弾:発泡スチロール箱でスジ蒔き>
(4月15日)
 発泡スチロール箱(水抜き穴なし)に軽石(草花プランター栽培用)をたっぷり敷き、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト、白ナス、ペポカボチャの順に種を並べ、培養土で覆う。軽く水やり。
 庭の角に置き、今日は雨模様だから、蓋を被せ、重石を置く。晴天の昼間は、ビニールで覆い、温室と同じ状態にすることに。気温が上がれば、少しすかすことに。
 午後1時過ぎに急に晴れてきたので、、ビニール袋をかけ、少しすかせておいた。日暮れ前に蓋を被せる。これから毎日この繰り返し。
(4月30日)
 まだ2、3本の芽吹き。
(5月6日)
 その後の芽吹きはなく、芽吹いたものも枯れそうである。失敗に終わった感がする。
(5月11日)<種を蒔き直し>
 かろうじて3本が生きているが、ひ弱い。→小ポットに移植。
 今日、同じ場所に種の蒔き直しをしておいた。
 暑くなってきたし、朝の冷え込みもないから、今日から日中のビニールの覆いと夜間の蓋はなしとし、完全露天とした。 
(5月20日)
 小ポットに移植したものは少し生長した。
 苗床のほうは数本が芽吹いてきたが、いずれも小さい。ポットに追加埋め込みしたほうは随分と伸びたが、どうしたことか?
(5月23日)
 追加種蒔きの苗床の苗はまだまだ小さいが、管理しやすいよう中ポットに詰めた。小ポットに移植してある3株も中ポットに詰め直し。24ポットできる。
(6月9日)
 ポット苗はまだ10cmほと小さいが定植。

<第2弾:ポットに種埋め込み>
(4月30日)
 大きな発泡スチロール箱(水抜き穴なし)に中ポットがぎっしり30個入る。培養土を入れ、種を3個ずつ乗せ、培養土を軽く乗せ、手で少し押さえて、軽く散水。
 種蒔きした発泡スチロール箱と同様の管理をすることに。
(5月8日)
 半分ほどのポットに何とか芽吹きが見られたが、半分ほどは枯れそうな感がする。
(5月11日)
 大半が元気よく成長しだした。芽吹かなかったポットに再度種を埋め込み。
 暑くなってきたし、朝の冷え込みもないから、今日から日中のビニールの覆いと夜間の蓋はなしとし、完全露天とした。
(5月20日)
 再度種を埋め込みポットもすぐに芽吹き、小さいながら様になってきた。そこで、全ポットともに1本仕立てにし、培養土を足しこんでおいた。
(5月28日)
 ポット苗はまだ10cmほどと小さいが定植。

<第1回:苗の定植>
(5月28日)
 ポット苗はまだ10cmほどで、定植には早そうだが、畑に植えたほうが成長が早いだろうから、今日、定植。第2弾の苗を中心に1畝に28株を植えた。
 畝がまだ立ててないので、所定の位置に2畝作ったが、肥料の敷き込みはしなかった。幼苗の場合、肥料がきつすぎると草ぼけしやすいとのことだからである。ただし、定植穴には牛糞を適当量入れ込んだ。
 畝立てのとき苦土石灰を振るのを忘れており、定植後に畝に振りまいておいた。
(6月2日)
 ネキリムシに株元を食い千切られる被害が発生。昨日で3本、今日また1本。第1弾苗で残してあったもの4本を移植。(その後、2本被害)
(6月14日)
 ずっと雨なしで今後1週間も雨は期待できない。これでは生長遅れが気になる。そこで、植えたばかりの安納芋のついでに11日から水やりを実行。
 本日は支柱立てを行った。2本ネキリムシ被害で欠落しているが、隣から脇芽を伸ばして二股仕立てにすることとし、28本の支柱(中)を立て、2か所で結わい付け。
 脇芽がけっこう出ているので芽欠き。
(6月18日)
 晴天続きで草はあまり生えていないが、削りあげ。
 その後、ネキリムシにまた2本食われ、辛うじてくっ付いていたので土を被せて水やりを続けていたら、生き返った。
(7月8日)
 何度も芽欠きしているが、今日も芽欠き。結わい付けも気が付いたときにしているが、今日も結わい付け。まずまずの実の付きようである。
 草は少ないが、畝の削り上げ。
(7月16日)
 芽欠きと結わい付け直し。虫が入ったり腐るものがけっこうあり、これらは千切って捨てる。
 実の付き様は、例年に比べると少ない。
(7月24日)
 本日、初収穫。これより毎日、まだ1、2個程度の収穫となろうが、うち半分はヘタなどに虫入りの感がする。
(7月30日)
 毎日1、2個程度の収穫であったが、昨日からは数個ずつ収穫できるようになり、虫食い・病気も少なくなった。
(8月8日)
 毎日数個の収穫だが、ひび割れがし出し、良品は少なくなった。
(8月16日)
 毎日2、3個、昨日は4個収穫ができたが、今日からは1個程度。評価★★★☆☆(ちょっと甘めの採点)
(8月21日)
 本日、撤去。跡を草引き。
  
<第2回:苗の定植>
(6月9日)
 ポット苗はまだ10cmほどで、定植には早そうだが、畑に植えたほうが成長が早いだろうから、今日、定植。第1弾の蒔き直し苗を中心に1畝に25株を植えた。
 第1回同様に肥料の敷き込みがしてない畝であり、定植穴には牛糞を適当量入れ込んだ。苦土石灰は後日。
(6月14日)
 白ナス2畝、トマト第1弾1畝はネキリムシ被害が頻発したが、幸いトマト第2弾は被害ない。
 ずっと雨なしで今後1週間も雨は期待できない。これでは生長遅れが気になる。そこで、植えたばかりの安納芋のついでに11日から水やりを実行中。
(6月18日)
 晴天続きで草はあまり生えていないが、削りあげ。
(6月24日)
 だいぶ大きくなってきた。芽欠き、支柱立て。
(7月8日)
 何度も芽欠きしているが、今日も芽欠き。結わい付けも気が付いたときにしているが、今日も結わい付け。少しは実が付いてきた。
 草は少ないが、畝の削り上げ。 
(7月16日)
 芽欠きと結わい付け直し。実に虫が入ったり腐るものがけっこうあり、これらは千切って捨てる。
 実の付き様は、第1回定植のものより少ない。
(7月29日)
 本日、初収穫。
(8月8日)
 毎日3個程度の収穫だが、ひび割れがし出し、良品は少なくなった。
(8月16日)
 毎日1、2個、今日は1個。もう終わり。評価★★☆☆☆
(8月21日)
 本日、撤去。跡を草引き。


(参考:過去の冷床種蒔き)
<2013年>
 2012年9月にトマト時差栽培敗北宣言を発したところであるが、その後、旧来の品種の種「世界一トマト」を入手し、これはF1種ではなくて種取り可能な生命力のあるトマトであるから、苗を露地栽培してもうまく育つであろう思って、再び時差収穫を試みることにした。
 第3弾として「世界一トマト」を種蒔きしてポット苗を作り、これを作付けすることにした。
 ところで、この種はどうらや直播きが望ましいようでもあるのだが、離れた畑では水やりの管理が不可能であるからポット苗にするしかなく、4月29日、24ポットに種を2粒ずつ培養土「土太郎」を入れたビニールポット(中)に埋め込んだ。
 水をたっぷりかけ、ダンボールを被せて乾燥防止。これは、昨年買った別の種の袋に書いてあったやり方である。
 5月12日、ダンボールをめくってみると、大半のポットにヒョロヒョロっとした苗が芽吹いていた。これからは、陽に当て成育させよう。
 5月下旬には、芽吹かなかったポットに2本芽吹いたポットから植え替えをし、その後、各ポット1本ずつにした。
 6月23日、ここ数日の間にグーンと伸びた。梅雨の前と曇天でそうなった。長いものは30cmを超え、本日定植。24ポットと、捨てた苗が地面に着いて成長した2本の計26本。
 7月19日、生り芽が少なく収穫はあまり期待できない。
 8月8日、花が全部流れたようで収穫はゼロになりそう。
 8月17日、実が付いたのは1株だけで、それも中玉3個だけ。大失敗に終わった。

<2012年>
 時差収穫を目論み、2010年から第2弾、第3弾を種蒔きしてポット苗をつくって作付けしたのだが、いずれも大失敗に終わった。
 今年、第2弾として、4月25日に「ホーム桃太郎EX」を蒔いた。
 5月31日に、ポット苗の水やりが面倒だからと、まだ小苗であったが定植してしまった。定植後に物の本を見てみたら、苗を十分に大きく育ててから定植すべきで、本葉8~9枚で1~2花開花後が良いとあり、小苗を定植すると肥料や水を自由に吸いすぎて草ぼけしてしまい、実どまりが悪くなるとも書いてあった。
 毎年、同じ失敗を繰り返していたのであり、今年の第2弾も着果が悪い。第1弾の2割程度しか実が付いていないし、樹勢も弱く、第1弾の3分の2程度の背丈しかない。
 7月11日には、遅まきながらトマトの着果剤を買ってきて花に噴霧したものの、開花して日が立ちすぎており、果たして効いたかどうか疑問。
 7月21日に初生りを1個収穫したが、他はまだ青々としており、隔日収穫できるようになるのは随分先になるだろう。
 7月22日、尻腐れするものが1株出てきた。けっこう草ぼけが激しく、脇芽がどんどんでてきている。
 7月25日、隔日収穫で少しずつ収穫。草ぼけの影響で、小さな実(中玉程度)が色付き始めた。
 7月30日、色付きがストップ。本日は収穫ゼロだし、当分の間、見込みなし。
 8月3日、久し振りに4個収穫したが、隔日でせいぜいこの程度の収穫しか見込めそうにない。草ぼけには参る。
 8月22日、わずかずつの収穫も数日前に途切れ、昨日、生り終わった株、全体の約半分を処分。残した株も、どれだけも実を付けていない。やはり、草ぼけがために、失敗に終わった。
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トマトの種採り [トマト]

 うちで栽培しているトマトは固定種の「世界一トマト」である。
 本当に美味しいものは在来の固定種である。昔から栽培され、生った実から種採りができ、次世代に同じものが同じように収穫できる。昔は、たいていの農家が、こうして毎年繰り返し野菜の作付けを行っていた。
 しかし、今は専業農家であっても、たいていは種屋さんから種を買う。「見た目に良く、均一な品質のものがたくさん採れる」ことを第1にして作り出された「F1種」(交配種)である。
 この交配種は無理やり産みだされた品種であるから、次世代がまともに育たなかったり、次世代は均一な品質にならない。何と言っても一番の悪い点は、美味しくないことであろう。美味しさまで加味しようとするのは至難の技であるからだ。それに成功している品種はまれではなかろうか。F1種は、均質なものを多収穫し、高利益を目論むものにすぎず、販売目的に特化している。
 やはり美味しさを追求するとなると、これは在来の固定種に行き着く。どれも見た目に悪いし、大きさは不揃いになる。専業農家にとっては利益が出ないから、誰かこだわりの人がいないと消えてしまう。
 その一例が「世界一トマト」である。ヘタの付近まで赤くなると熟しすぎの感がし、ヘタの付近がまだ少々青い状態で収穫する。昔のトマトに特有の青臭さがあって、トマトらしいトマトである。
 この「世界一トマト」の種を「野口のタネ」で2013年から購入し、栽培することにしている。
(写真は完熟した「世界一トマト」2014年7月撮影)
DSCN0312.JPG

 さて、うちでは鹿児島県特産の「白ナス」(固定種)を毎年種採りしており、「世界一トマト」も固定種であるから、2016年から種採りすることにした。その方が理想的である。というのは、植物は育った環境を記憶する能力があって、種がそれを覚えているのであり、2、3年すると丈夫に育ち収穫量も上がるのである。
 種採りの方法は、ネットで検索してみたら次のとおり。
 完熟トマトを10日間ほど追熟させてから種を取り出す。1週間ほどで腐ってきて、種周りのぬめりを取り、水洗いし、2週間ほど陰干し。白ナスより簡単である。
 ところが、そう簡単にはいかなかった。ぬめりが取れず、日陰干しすると種が幾つもくっ付き合って何ともならない。大きく広げて、種をバラバラの状態にして干さねばならないのである。

<2021年>
 例年、固定種の「世界一トマト」約60株を須賀前の畑で栽培しており、ここ3年は種を自家採取して栽培し始めた。ところが、一昨秋から北隣の畑を借りて各種野菜を栽培されだした方が、各種野菜を作付けされ、大きく離れたところではあるが、ミニトマトをたくさん栽培されることとなった。これでは交配の恐れがある。
 そこで、昨年と同様に自宅前の畑で種取り用トマトの栽培をすることとした。これについては、別途記事にする。→ 種取り用トマトの栽培(追記:残念ながら実が採れず失敗)
(7月26日)
 自宅前での種取りに失敗したから、交雑の恐れはあるが、須賀前の畑で3個種取り用に残したものを今日収穫。しばらく放置し腐らせる。
(8月4日)
 十分に発酵し、果肉と種を金網ザルにていねいに入れ、水洗いしながら浮いたものなどを除去し、概ね種だけとなったものを陰干し。
(8月5日)
 ちぎり忘れの完熟トマトでひび割れたものがあったから、これも種取り用に。
(9月7日)
 紙袋に収納し、他の種とともにチャック付きポリ袋に入れ、冷蔵庫保管。

<2020年>
 例年、固定種の「世界一トマト」約60株を須賀前の畑で栽培しており、ここ2年は種を自家採取して栽培し始めた。ところが、昨秋から北隣の畑を借りて各種野菜を栽培されだした方が、うちのトマトのすぐ隣でミニトマトをたくさん栽培されることとなった。これでは交配してしまう。
 そこで、自宅前の畑で種取り用トマトの栽培をすることとした。これについては、別途記事にする。→ 種取り用トマトの栽培(追記:残念ながら実が採れず失敗)
(8月2日)
 自宅前での種取りに失敗したから、交雑の恐れはあるが、須賀前の畑で3個種取り用に残したものを今日収穫。しばらく放置し腐らせる。
(8月9日)
 今日、種を取り出し、ザルに入れてしばらく日陰干し。
(8月18日)
 日陰干ししておいた種を紙袋に収納。近日、冷蔵庫へ。

<2019年>
 例年、固定種の「世界一トマト」約60株を須賀前の畑で栽培しており、ここ2年は種を自家採取して栽培し始めた。ところが、昨秋から北隣の畑を借りて各種野菜を栽培されだした方が、うちのトマトのすぐ隣でミニトマトをたくさん栽培されることとなった。これでは交配してしまう。
 そこで、自宅前の畑で種取り用トマトの栽培をすることとした。これについては、別途記事にする。→ 種取り用トマトの栽培(追記:残念ながら実が採れず失敗)

<2018年>
(7月31日)
 今年も種蒔きをハウス育苗から冷床育苗としてので、例年より収穫が1か月程度遅れた。初収穫から1週間ほど経ち、良品を3個残して、種取り用のものとして残すことにした。
(8月3日)
 真っ赤に熟した適度な大きさのトマトを2個を収穫。もう1個あったはずだが、1、2日前に収穫してしまったようだ。
 今年は、そのままで10日間ほど追熟させるのは省略して(というか追熟させるのを忘れ)、すぐに種部分を手で押し出して、タッパウエアに入れてから、納屋で熟成(カビを生やして殺菌)させることとした。
(8月6日)
 タッパウエアを空けてみたら、白いカビが表面全体を覆っており、これでよかろうと、水洗いし、種を折込チラシの上にくっ付き合わないよう広げておいた。
(8月11日)
 チラシを爪でひっかいたところ、うまくはがれてくれ、紙袋に収納。
(8月22日)
 冷蔵庫で保管。昨年、一昨年の残り種袋と絡げておいた。

<2017年>
(7月31日)
 今年は種蒔きをハウス育苗から冷床育苗としてので、例年より収穫が1か月程度遅れた。初収穫から1週間ほど経ち、良品がよく生りだしている。そこで、その中から3個残して、種取り用のものとして残すことにした。
(8月4日)
 真っ赤に熟した巨大な3個を収穫し、納屋で熟成させる。
(8月7日)
 腐りが出だしたので今日、種の取り出しを行った。ステンレス製ザルに種部分をこそぎ落とし、手で軽く押さえて果肉部分を押し出す。水洗いしながら、浮いたものを拾い出したり、押し出したりを繰り返す。
 まだワタが残っているので、しばらくザルごと水に漬けておき、腐らせよう。
(8月15日)
 水に漬けておいたのだが、受けに使っていた小鍋に穴が空いており、カラカラになっていた。よって、別の小鍋に漬け直し。
(8月23日)
 今日、見てみたら発芽しているものが数個あった。これはいかん。種はくっ付き合っているものが多いが、新聞折込チラシに乗せ、乾かすことにした。
(8月30日)
 くっ付き合っている種を軽く手でもみほぐし、紙封筒に入れ、封をする。後日、冷蔵庫で保管。
 
<2016年>
(7月12日)
 今日収穫のトマトの中から、ほぼ完熟した型のいいトマト4個を種採り用に残しておいた。
(7月28日)
 種の取り出しを忘れていた。16日経過しているが、1個だけ一部に腐りがきているだけ。
 目の細かい篩に種部分をこそぎ落とし、手で軽く押さえて果肉部分を押し出す。水洗いしながら、これを繰り返す。
 篩に入れたまま陰干し。
(7月31日)
 篩に入れたまま陰干したら、種周りのぬめりでくっ付いてしまい、剥がせない。再び水に漬けておき、擦ってみるも容易にはぬめりは取れない。新聞紙の上にでも乗せておこう。
(8月15日)
 ザルに新聞紙を敷き、日陰干しして半月。ぬめりが取れていないから種同士がくっ付いているもの多い。軽く揉むと少々バラけた感じがした。もうしばらく陰干ししておこう。
(9月9日)
 まだ少々固まり加減だが、紙袋に入れて冷蔵庫で保管。

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種取り用トマトの栽培 [トマト]

 例年、固定種の「世界一トマト」約60株を須賀前の畑で栽培しており、ここ2年は種を自家採取して栽培し始めた。
 種を自家採取するのには理由がある。無肥料栽培を2年前から始めたから、「肥料が皆無の畑だぞ」というのをトマトの種に記憶してもらう必要があるからだ。種は、こればかりでなく、生まれ育った土地の気候や土壌の状態だって記憶してくれるのである。
 須賀前に畑は、幸い近くにトマトを栽培しておられる方がいないから、交配の心配はない。
 ところが、2018年秋から北隣の畑を借りて各種野菜を栽培されだした方が、うちのトマトのすぐ隣でミニトマトをたくさん栽培されることとなった。これでは交配してしまう。
 そこで、自宅前の畑で種取り用トマトの栽培をすることとした。
 自宅前の畑では北東区画で接木苗のトマト(購入苗)を栽培しているから、ずっと離れた南西区画を候補地とした。ここは、エンドウの種取り用(トマト同様に、須賀前での隣の畑の方との異種のエンドウとの交配を避けるため)に使った場所だ。

<2021年>
(5月30日)
 2年連続してトマトが生らなかったが、再再度チャレンジ。
 昨年と同様に夏大根の畝の南のほうで、大根畝の法面に3株を植え、支柱を立てる。
(6月6日)
 予備苗が7本残り、処分するのももったいないから、大根畝の続きに7株を追加して植え、支柱を立てる。これだけの本数があれば、全部が枯れることはなかろう。
(6月20日)
 支柱に結わい付け。支柱を麻紐で連結。1本枯れた。
(7月11日)
 芽欠き、2段目結わい付け。実の付きようは悪く、まともなトマトは生らないかも。
(7月20日)
 半分は枯れてしまい、残ったものも貧弱で、実はほとんど付けていない。
(8月9日)
 実を全くつけずに終わり、本日、処分。 

<2020年>
(6月10日)
 昨年と同様に夏大根の畝の南のほうで、大根の合間に3株を植え付け。
(6月16日)
 支柱を立て、結わい付け。
(6月30日)
 残念ながら2本枯れてしまった。残り1本も生育が悪い。
(7月3日)
 土壌が酸性化しているきらいがあり、木灰を株周りに広く(隣の夏大根へも)散布。
(7月12日)
 ちっとも成育せず。今日も木灰を散布。
(7月29日)
 樹体はか弱く全く実を付けず。今年もダメだ。
 交配があるかもしれないが、須賀前の畑で種取りするしかない。

<2019年>
(6月20日)
 余っているトマト苗をずっと水やりして管理してきたが、須賀前の畑でのネキリムシ被害は止まり、今日、全部処分することにしたのだが、そのなかから良さそうな2本を所定の場所に定植した。
 優良品のトマト1個取れれば種は十分間に合うから、1株が生育してくれれば十分だ。なお、トマト1個では交配危険度が増すから、3個を種取り用に取る予定だ。
(6月23日)
 支柱立て、軽く結わい付け。
(6月29日)
 成育促進に万田酵素がどれだけか期待できそうで、500倍散(仕様書には1000倍散となってるが、葉が雨で濡れており、また、今日は曇天で雨が降るやもしれぬから倍の濃さに)をたっぷり噴霧しておいた。
(8月6日)
 残った1株は実を付けず、枯れ始めた。種取り不能。

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自宅前の畑でのトマト(接木苗)有機肥料栽培 [トマト]

 トマトほど育てにくい夏野菜はない。トマトの栽培は、毎年、自宅前の畑に1畝、須賀前の畑で2、3畝を作付けしているが、自宅前の畑は、輪作したり、今まで作付けしたことのない場所で作付けしたりしているが、これがけっこう難しい。
 専業農家のお隣さんから分けてもらったハウス育苗の良い苗をゴールデンウイークに植えつけるものの、全滅することもある。2012年がそうであった。
 自宅前の畑は、樹木や建物に囲まれて風通しが悪い、隣のお寺の高木がために朝は日陰になる、おふくろが植えている草花がジャングルとなり病害虫の巣になっている、といったことが野菜栽培の条件を悪くしているのであろう。2016年に樹木をだいぶ伐採したので、どれだけかは改善されたと思うも、須賀前のようには、とても風は通らない。
 よって、トマトに限らず、ナスの育ちも非常に悪い。葉っぱが害虫に食い荒らされるのが最大の原因だ。オクラもナスと同様なことが言える。ただし、キュウリ、十六豆、ピーマン、ゴーヤは、風通しがいい須賀前の畑と変わらない。
 さて、条件が悪い自宅前でのトマトの栽培。2年連続して無収穫になったことがあり、それ以来(2012年から)、接木苗を購入して栽培することにした。しかし、2014年は接木苗であっても、湿気畑という条件の悪い南区画であったがために、ほとんど収穫できなかった。もう、この区画でのトマト栽培はだめだ。北東区画か北西区画にしよう。
 ところで、2017年冬野菜から自然農法「たんじゅん農」を導入し、無肥料での栽培に取り組むこととした。はたしてうまくいくか、心配だが挑戦することにした。この無肥料栽培については「自宅前の畑でのトマト(接木苗)無肥料栽培」で記録し、このページは2017年までの有機肥料栽培についての記録を残す。

<2017年>
 今年は、メインとする固定種「世界一トマト」を種蒔きから露地育苗(これが定植は須賀前の畑)せねばならず、失敗する可能性があるから、自宅前の畑で、ゴールデンウイーク過ぎに購入苗を栽培し、成功させねばならぬ。
 以前にトマトやナスを作付けしたことがない条件のいい箇所(北東区画)でトマト栽培することにしたから、成功するだろうが、念のため接ぎ木苗としよう。本数は12本。
(3月31日)
 畝立てをしておいた。施肥は、苦土石灰、混合肥料(鶏糞、種粕、有機肥料粒)、草木灰、牛糞であり、ビッチュウではつり込んだ後、テンワで土寄せし、畝を粗整形。苦土石灰は多めにし、他は控え気味に。
(5月8日)
 昨日JAで接木苗(200円)を12本購入。背丈は15cmほどで小さい。品種は「サターン」で「昔ながらの夏秋トマト」と説明書きしてあった。本日、植え付け。
自宅前の北東区画の真ん中あたりでナス科の栽培歴なし。大きく穴を空け、牛糞を入れて土とかき混ぜ、差し水し、植え付け。 
(5月20日)
 全然雨が降らないので、念のため水やり。
(5月21日)
 支柱(短)を立て、結わい付け。芽欠き。
(5月29日)
 一部結わい付け直し。2株に芽欠き忘れがあり、これは2股にして栽培することに。
(6月2日)
 グングン伸びる。少々の芽欠きと、もう1段上を結わい付け。 
(6月5日)
 昨日は草叩き。今日はカラカラに乾いているからたっぷり水やり。
(6月9日)
 昨日一昨日の雨のせいか、グンと伸びた。2段目の結わい付けを少し上に結わい直し、芽欠き。
(6月18日)
 3段目の結わい付けと芽欠き。
 両側を大きく土寄せ。
(7月3日)
 2個初収穫
(7月9日)
 その後、1日に1、2個程度の収穫。順調に収穫できそう。
 畝の両面削り上げ、北面を鍬で土寄せ。
(7月11日)
 初期の鳥害として、今までに数個突かれた。3分の1程度の被害だが、今日はゼロ。
(7月19日)
 最盛期に入ってきたが、鳥に突かれる被害が続出。少々早めの収穫としているが、それでも半分以上突かれている。防鳥ネット張り。
(8月4日)
 ピークは7月末頃であった。小さめのものが毎日4、5個といったところ。ひび割れが目立ちだした。
 あまり樹体高くならず、収穫量も接木にしては期待したほどにはならなかった。評価★★☆☆☆
(8月8日)
 1日平均2、3個で、腐りも出てきた。まだしばらく採れる。
(8月16日)
 その後は毎日1、2程度で、今日は無し。もう終わり。
 14日にネットを外し、イチジクの防鳥ネットに再利用。
(8月23日)
 その後もクズっぽいものが1日に1、2個収穫できている。
(8月28日)
 昨日、最終収穫5個。本日、撤去。

<2016年>
(6月24日)
 今年は須賀前の畑だけでトマト栽培することにしていたが、自宅前の畑の改造により空き畝が出てきたので、急きょ思い立って時差栽培することにした。
 時期的に、ちょっと遅すぎる感がし、過去にも失敗したが、ダメモトで栽培することに。
 北西区画で一昨年まで連年春菊を栽培していた空き畝に買ってきたトマト苗(接ぎ木でない)を植えた。
 まず支柱を10本立て、2段で結わい付け。
 次に、支柱の際に定植穴を大きく空け、牛糞(足りなかったので有機肥料粒を混ぜる)を入れて土とよく混ぜてから定植し、支柱に軽く結わい付け。
 最後に、畝の峰を軽く掘り、株間に鶏糞、種粕を埋め込む。
(7月9日)
 けっこう伸びた。気が付いたら脇芽の生長が著しい。大きな脇芽は鋏で切り取り、他は手でもぎ取った。
 ところで花芽の出が悪いし、花芽が少ない。これでは枯れなくても大した収穫にはならないのではなかろうか。
(7月28日)
 1段目に花は全部流れた。2段目、3段目の花芽も弱々しい。いまだ実は生らず。 
(8月1日)
 10株で実が3個程度しか付いていない。
(9月1日)
 今までの小さなトマトを3、4個収穫できただけ。一番西の株に3、4個熟しそうだが、他はダメ。1株残して今日撤去。評価☆☆☆☆☆
(9月4日)
 残した1株から小さなものを3個収穫し撤去。やはり、時期が遅すぎて、ツルボケしてしまったようだ。

<2015年>
 今年は最も条件がいい北東区画での作付けとなる。昨年、須賀前の畑で在来種「世界一トマト」の成績が良かったので、今年もこれにし、自宅前の畑でも接木苗ではなく、これを植え付けることにする。
 「世界一トマト」は、種蒔きから自分で行い、今、ポット苗にして育苗中であるが、その管理はお隣さんの大型ビニールハウスで老婦人にお願いしている。ただし、半端をうちのミニ・ビニールハウスで育苗中である。
(4月16日追記)
 本日、畝立て。苦土石灰を振り、各種有機肥料を敷き込み。
(4月29日追記)
 定植に先立って支柱立て。約40cm間隔で1畝13本。長すぎる支柱とちょうど良い支柱(細いもの2本絡げ)を交互に立て、ビニール紐を2段張る。
 ところで、苗のほうだが、もう定植して良い大きさに育っている。しかし、こうも晴天が続くとビニールハウスで育ったトマトが紫外線で焼けてしまうかもしれない。そこで、今日から半日陰となる東の柿の木の北側で養生することにした。(詳細は別記事)
(5月3日追記)
 本日13本を定植。例年、丈夫に育てるため根張りが多くなるよう、斜め植えするのだが、今年は本数が多いから、垂直植えにした。
 テボで深めに穴を掘り、水を差して植え付け。
 支柱にビニール紐で結わい付けで、終了。
 苗の余りが10本弱あり、これをどうするかであるが、後日、何とかしよう。
(5月8日追記)
 定植から5日しか経っていないが、少し伸びた。若干の株はビニール紐を2段目結わい付け。
(5月16日追記)
 本日、芽欠き。若干の株を結わい直し。これは今後頻繁に行うことにする。
 須賀前の畑より生長がよく、脇芽が大きかった。
(5月28日追記)
 トマトは苦土石灰を好むようだから、今日適度に撒いて散水し、土に染み込ませた。
(6月14日追記)
 順調に生育中。4段まで花がしっかり付いたので、5段目は無理だろうから、生長点を摘む。
(7月18日)
 須加前と同様に順調に収穫できているが、少し生りが少ない感がする。また、ここへきて葉の色が薄くなり、肥料不足であったことだろう。
(7月25日)
 須賀前と同様に、23日に比べ収穫がガクンと減った。残りはほんのわずか。
 須賀前に比べて、6、7割の出来であった。

<2014年の自宅前(接木苗)栽培状況>
 今年も、接木苗を購入して栽培することにする。その苗は、JA売店かホームセンターで購入するしかなく、須賀前の畑と時差収穫したいのだが、接木苗は、ゴールデンウイークでないと手に入りにくいので、その時期が来たら購入するしかない。
 なお、接木苗は高価で、今年の作付け箇所は少々長い畝であり、畝の一部は、脇芽を挿し木して時差収穫を目論むことにする。この方法はブログ仲間の一宮市の方から教えていただいたものであり、昨年3株やってみたが失敗し、今年再挑戦することにした。ただし、3年前にトマト全部が立ち枯れし無収穫に終わった条件の悪い場所だから、果たしてどうなるか。
(4月14日追記)
 11日に耕運機で耕運し、本日畝立て。施肥は苦土石灰を多めに撒き、有機肥料4種を畝に埋め込む。
(4月30日追記)
 接木苗の桃太郎(@203)やや小さ目のものだが12本購入。作付け予定位置に置き、植付けをおふくろに依頼。
(5月6日追記)
 おふくろはやろうとしない。その後どれだけも生長していないが、本日、小生が定植。南の方に3株分の空地ができる。ここは、脇芽を挿し木して時差収穫を目論むことにする。 
(5月8日追記)
 追肥(種粕、有機肥料粒)し、土寄せ。
(5月11日追記)
 畑が乾いてきており、水やり。
 本支柱を株から10cmほどの所に立てる。苗が小さかったから垂直植えしており、支柱への結わい付けはもっと生長してから行う。
 なお、脇芽がけっこう伸びたもの(10cm弱)があったので、それを芽欠きし、畝の空いている所に挿し木しておいた。たっぷり水を差したが、はたして着根するだろうか。
(5月12日追記)
 万田酵素100倍散を噴霧。植物の滋養になる。
(5月26日追記)
 2回目の芽欠きをする。
(5月26日追記)
 倒れたものを発見し、結わい付け。
(5月30日追記)
 第1回追肥・土寄せ。畝の東法面を少し削り、鶏糞、種粕、有機肥料粒を適度に撒き、土寄せ。湿り気が多い土壌であり、再度土寄せし、溝を深くしておいた。
(6月5日追記)
 芽欠き、結わい付け。なお、接木苗でありながら病気がきたものが1本あり、引き抜いて処分。
(6月9日追記)
 再チェックを兼ねて芽欠き。けっこうありました。
(6月12日追記)
 けっこう伸びるもの。今日、結わい直し。芽欠き少々。
(6月15日追記)
 西面を土寄せし、東面を削り上げ。施肥はせず。
(6月20日追記)
 接木苗でありながら、また3本に病気がきた。引き抜いて処分。
 なお、その4本の跡には挿し木しておいたが、根にも病気がきているだろうから、挿し木が着いても、たぶん病気を拾うだろうなあ。
(7月13日追記)
 1本が立ち枯れ。また、実が腐ったりして病気を持ったものあり、千切って捨てる。
(7月28日追記)
 今年はパッとしない。中玉程度のものがポツポツと収穫できるだけで、虫食いや腐りが1週間ほど前から目立つようになった。
(8月13日追記)
 まだ小さな実が10個弱なっているが、本日全部引き抜いて処分。
 通常の2割程度の収穫しかなかった。
 やはり、この場所(南区画)は、湿り気が多いし、日照が半分しかないから、接木でもだめだ。

<2013年の自宅前畑でのトマト(接木苗)栽培記録>
4月30日
 接木苗を12本購入し、定植。
5月5日
 その後の管理はおふくろに任せる。先日、施肥(種粕・化成の混合=おふくろの定番)と小支柱立て・結わい付けをしてくれた。
5月15日
 まだ早いが本支柱を立てた。その後のビニール紐2段張り、芽欠き作業は、おふくろ任せ。
5月26日
 ここのところの雨なしで時々ホースで散水。芽欠きはその後小生がやっているが、施肥はおふくろがやり、土寄せも片側はおふくろにさせた。
6月2日
 もう片側の土寄せはおふくろがやりそうになく、おふくろが施肥した後で小生が行なう。
6月17日
 グングン伸び、おふくろが支柱に結わい付け。
6月23日
 2、3日前に2個おふくろが、今日は5個小生が、少々早めだが初収穫。
 なお、今日、先端の芽を欠き取った。これ以上背を高くしても上の方には生りそうにないからだ。
6月26日
 病気発生。1本は「斑点細菌病」らしい。2本は「ウイルス病」に間違いない。ともに実がけっこう生っており、引き抜くのはもったいないから、幹の上部を切ったり、病変した葉を千切るに止める。
6月29日
 「斑点細菌病」らしき1本は引き抜き、休耕田へ処分。
7月31日
 須賀前の畑と歩調を合わせるようにして順調に収穫できたが、数日早く終わりを告げ、今日は1個の収穫しかできなかった。
8月8日
 残骸を処分し、堆肥場へ。

<2012年の自宅前畑でのトマト栽培記録>
 トマト第1弾の作付けは、ゴールデンウイークに、苗作りの名人のお隣さんからいただいたトマトの苗、今年は26本(自宅前に8本、須賀前に18本)を定植したもので、これが順調に成育してくれている。
 1段目の実は、数日前から所々で色付き始め、須賀前の畑から2個ではあるが、完熟したものを本日初収穫。昨年は6月27日だったから、3日早い初生りである。
 なお、全部が全部順調というわけではなく、須賀前の畑では2本がウイルス病にかかり、1本を処分し、1本は上部だけ約半分千切りとったし、自宅前の畑では、1本の実が全部所々茶褐色に変色し、たんそ病か、尻腐れ病か、はたまた別の病気か分からないが、伝染しては困るから、これも処分した。
(6月26日追記)
 どちらの畑も、尻腐れ病予防のため、苦土石灰を畝に撒き、葉っぱ全体にも少々振りかけておいた。
 また、3段目、4段目、ものによっては5段目の花が流れているものがあり、着果促進のため、免疫力アップを目論んで万田酵素を噴霧し、しばらく後で害虫防除のためスミチオン乳剤を花に噴霧。効くかな?
(7月5日追記)
 トマト第1弾は順調に収穫できている。ただし、遅れて色付き始めた自宅前の畑は、昨日2本上部が枯れ始めた。今日、見てみると、やはり立ち枯れである。明日には引き抜いて処分するしかない。
(7月21日追記)
 収穫の最盛期に入った感がする。須賀前の畑は、すこぶる調子が良い。ただし、自宅前は、また1本が立ち枯れし、実りも遅れている。
 ところで、毎年、どれだけけはカラスなどに実を突かれる被害が出るのだが、今年は一切ない。また、実のヘタに虫が入り、ポタポタ落ちることがあるが、須賀前に1本そうした被害が少々あるだけで、他には全く生じていない。実にありがたいことである。
(7月22日追記)
 樹勢に衰えが出だしたのか、実のヘタに虫が入りかけているようなものが多くなってきたような感じがする。
(7月26日追記)
 消毒しなくても何とかなりそうな気配。ところが、自宅前の畑は枯れるものが多く、とうとう2本残っただけである。たいして収穫していないのに残念。
(7月30日追記)
 残り少なくなり、虫食いで落ちたり、腐りが出るものがある。これは例年のこと。
 ところが、本日、鳥害が今シーズン初めて発生。ほど良く色付いた3個が全部突かれている。今朝やられた模様。
(8月14日追記)
 まだ収穫できているが、ひび割れするものが出てきている。
(8月22日追記)
 昨日、生り終わったトマト、全体の3分の1株程度を処分。
(9月8日追記)
 収穫が終了し、本日残りの全部を処分。
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2016年までのトマト「品種:世界一トマト(固定種)」収穫状況 [トマト]

<2016年の記録>
(6月28日)
 昨年からトマトの栽培は「野口のタネ」から取り寄せた固定種「世界一トマト」1品種にしぼって栽培している。うちの畑では、これが一番丈夫に育ち、多収穫となることが分かったからである。また、差し上げた方からの評判も非常に良い。
 6月21日から、まずまず色付いた実を収穫し始めたが、今日からは完熟したものを採ることとし、30個ほど収穫できた。今後は、これをなるべくその日のうちに自家消費したり、当店にお出でになったお客様に差し上げることにしている。なお、収穫は隔日で行う。
(7月5日)
 昨年は、そこそこの収穫から、7月2日、4日と買い物籠にほぼ1杯の大収穫となり、その後も好調であったが、今年はまだまだ大収穫とはまいらず、7月2日、5日とも昨年の6割程度と低調である。
 また、腐りがくるものが幾つかでてきた。鳥害は今日が2個目でともに南端の株である。
(7月12日)
 昨日大収穫(籠に約2杯)し、今日も大収穫(籠に1杯)。
(7月16日)
 隔日収穫しているが籠に1杯では収まらない収穫が続く。
 鳥に突かれるものが若干あるが、2日に1個以下。
(7月22日)
 昨日、今日、連続して収穫。ピーク時の6、7割といったところ。後はガクンと減りそう。
(7月28日~)
 26日10個ほど、28日は3個。以後、隔日で3、4個。
(8月7日)
 8月に入ってからは1日1、2個の裏生りしか収穫できず。
(9月13日)
 本日撤去

<2015年の記録>
(6月29日)
 昨年は3品種のトマトを栽培した。その経験を踏まえて、今年は「野口のタネ」から取り寄せた固定種「世界一トマト」1品種にしぼって栽培することにした。うちの畑では、これが一番丈夫に育ち、多収穫となるからである。
 6月25日(昨年とほぼ同時期)から、まずまず色付いた実を収穫し始めたが、今日からは完熟したものを採ることとし、10個ほどあった。今後は、これをその日のうちに自家消費したり、当店にお出でになったお客様に差し上げることにしている。なお、収穫は隔日で行う。
 昨年の作付けは3品種で合計58株(うち12株は条件の悪い場所であったからほとんど収穫できず)で実質46株の栽培に対して、今年は67株+アルファ(残り苗を樹木畑に定植:生りは悪い)だから、少なくとも5割増しの収穫が期待できよう。うれしい悲鳴があげられそうだ。
(7月5日)
 7月2日、4日と買い物籠にほぼ1杯の大収穫となり、今後も隔日収穫するが、同程度の収穫がずっと続くことだろう。
(7月25日)
 その後、収穫量が増え、籠1杯では収まらなくなったが、それも23日で終了。25日はガクンと減った。残りわずかである。

<2014年の記録>
(7月10日)
 今年のトマト栽培は、時差収穫をあきらめ、3畝一緒にゴールデンウイークに定植した。
 須賀前の畑(風通しがよく、土質は沖積層でほど良い湿り気)に2畝、自宅前の畑(風通しが悪く、土質は湿り気が多くて、最悪の条件の場所)に1畝である。
 須賀前の畑には、苗作り名人のお隣さん老夫婦からいただいた品種不明の10本と、自分で種蒔きを行い管理をお隣さんに頼んだ「世界一トマト(固定種)」36本、日宅前に畑には、接木苗の「桃太郎」12本である。
 収穫は品種不明のものが先行したが、ポツポツであり、遅れて「世界一トマト」の収穫が始まり、やっと昨日「桃太郎」を収穫した。
 3日前から、かなりの収穫ができるようになったが、ほとんどが「世界一トマト」である。味のほどは品種不明のトマトと変わらない。たぶん近い品種であろう。というのは、完熟してもヘタ周りは緑色であり、丸齧りした感触は変わらない。この点が「桃太郎」と違う。お隣さんもそうであるが、小生も「桃太郎」は好みでない。
(写真は完熟した「世界一トマト」)
DSCN0312.JPG

 3品種の実の付きようだが、「世界一トマト」は品種不明のトマトに比べ、5割近く多いような感がする。実の大きさは同じぐらいだ。もっとも、お隣さんから今年いただいた苗は例年に比べて少し背丈が低いし、生りも少々悪い感がする。「桃太郎」は接木苗であるが、条件が悪い場所につき、既に病気が来たり、枯れたりしたものがあり、生長も悪く、実の付きようも「世界一トマト」の3割程度と少ない。
 以上がうちのトマトの現状だが、隔日収穫で30個程度が収穫できるようになり、何年振りかに多くのお客様にお裾分けできるよになった。有り難いことだ。
(7月9日収穫したトマト)
DSCN0311.JPG

 ところで、この「世界一トマト」だが、昨年は時差収穫を試み、4月29日に種蒔きを行い、苗の段階では順調だったし、定植後の生長も良かったが、花が全部流れてしまい、無収穫に終わった。
 よって、今年は通常のハウス育苗としたのだが、数本は挿し木(場所は最悪の自宅前の畑)して時差収穫の実験をしている。

 来年以降も「世界一トマト」でいこうと考えているところであるが、そのタネは「野口のタネ」でネット購入したものである。これはF1(交配種)ではなく固定種だから、タネを自家採取しても、次世代に全く同じ品質が受け継がれる。そして、こうすることによって、トマトに限らず全ての植物のタネは、育った環境を記憶してくれ、翌年の芽吹き後は、その記憶を元に、より丈夫でより高収穫になり、3年ぐらいでマスターするのが一般的だ。どこにそんな記憶回路があるのか最新の脳科学でも全く説明不能だが、これは紛れもない事実だ。ただし、他の品種と交配しないよう気を付けねばならないし、病気を拾ったものであると次世代は何ともならなくなる恐れがある。
 でき得れば、うちもトマトのタネを自家採取したいのだが、買ったタネで期待以上の収穫が見込めそうだから、タネが生まれた環境とうちの畑の環境に大差ないと思ってよく、横着してこれからもタネをネット購入することになろう。
(8月16日)
 バンバン生ってくれた「世界一トマト」も今日で終わりを告げた。14日までは隔日なり毎日けっこうな収穫があったが、15日はそれまでの半分になり、16日はさらにその半分で10個弱となり、部分的に痛んだものが目に付いた。残りは僅かであり、1日に1、2個となろう。
 例年、お盆に一族郎党が集まっても、ほとんどトマトがなかったのだが、今年はお盆にも十分に生ってくれて有り難かった。
 なお、挿し木トマトは、ある程度成長したところで枯れてしまい、生き残った1本も花が流れて13日には処分した。湿り気が多く、日照時間が半分という、トマトにとって条件の悪い場所であったから、何ともならなかったのであろう。

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2016年までのトマト栽培(須加前の畑) [トマト]

 トマトは9月まで食べられるといい。収穫期間は比較的短く、ゴールデンウイークに苗を植えつけたものは8月初めに終わってしまう。
 そこで、時差収穫を目論み、過去4年間(2010~13年)にわたり第2弾、第3弾を種蒔きしてポット苗をつくって作付けしたのだが、いずれも失敗に終わった。
 一番の原因は、あまり大きくない苗を定植したがために、肥料が強すぎて草ボケしたことだが、2012年にそれを知り、2013年はある程度大きくしてから定植したものの、それでもだめであった。
 こうしたことから、2012年9月にトマト栽培敗北宣言を発したところであるが、その後、旧来の品種の種「世界一トマト」を入手し、これはF1種ではなくて種取り可能な生命力のあるトマトであるから、苗を露地栽培してもうまく育つであろう思って、再び時差収穫を試みるも完全なる失敗に終った。
 こうしたことから、2014年からは時差収穫を止め、従前どおりゴールデンウイークに苗を植えつけることとした次第。
 なお、2014年までは、全部または一部の苗を専業農家のお隣さんからいただいていたが、2014年の「世界一トマト」の成績が良かったから、以来、トマトの作付けの全部をこの品種にした。これは、種蒔きとポット詰めを小生が行なっているが、その育苗管理は全て専業農家のお隣さんにしていただいている。

<2016年>
(4月11日)
 昨年までは、2つの畑で栽培していたが、あまりにも多く生り過ぎるので、今年から須賀前の畑だけにした。
 苗は54ポットを育苗中であり、これでちょうど2畝分になる。4月20日頃に一回り大きいポットに詰めなおす予定である。
(4月16日)
 本日、畝立て。昨年は、雑草などを叩いて畝下に入れ込んだが、今年は止めた。というのは、昨年、トマトは大丈夫だったが白ナスが2畝中1畝ひどい成長不良になったからだ。
 よって、雑草などは畝の予定位置を避けて埋め込んであるが、畝によっては重なる箇所があり、畝の位置をずらしたり、埋め込み雑草をどけたりした。
 埋め込み雑草がないことを確認しつつ、ビッチュウで凹を作り、苦土石灰をたっぷり振り、肥料(鶏糞1、種粕3、有機肥料粒1)も十分に施した。そのあと、ビッチュウで土を戻しつつ削り上げて畝を大まかに立てる。
(4月27日)
 定植に先立って、中の長さの支柱立て。苗が54株だから、39cm間隔で1畝27本を立て、ビニール紐を2段結わい付け。
(4月30日)
 本日定植。テボで大きめに穴を掘り、牛糞をたっぷり入れ、土と混ぜてからポット苗を植える。畝に細かい草が芽吹いているので、手で掻き揚げて畝を整形。
 どういうわけか苗が2本余る。か弱い1本を引き抜き植え直し。残り1本は、とも苗とし、畝の中腹に植えておいた。
 最後に支柱に結わい付け。
(5月8日)
 順調に成育。結わい付けを少々上に付け直したり、脇芽欠きを少々しておいた。
(5月16日)
 脇芽の出方が思いのほかすごい。丁寧に芽欠きし、大半のものを2段目の結わい付けした。
 周りの雑草がかなり生えだしたので、テンワで削り上げて雑草を埋め込んでおいた。
 なお、東の畝(昨年ピーマン類作付け、冬作なし)は肥料が十分効いているようであるが、西の畝(ネギ苗の後、ネギ本伏せ)はあまり効きが良くないようだ。葉の色に差がある。しばし様子見。
 1株予備で植えておいたものは結わい付けてなかったので、立ち上がらせようとしたら折れてしまった。茎から少し根が出ていたので、堆肥場の際に埋め込んでおいた。今夜の雨で根付くだろう。→5月26日に根付き確認。
(5月26日、6月1・2日、9日)
 芽欠きと結わい付け
(6月18日)
 そろそろ摘心の時期となった。ネット検索すると「茎の先端を摘み取る摘心をします。花房の数が4~5段を目安にし、先端に葉を2枚残して、その先を摘み取ります。」とある。本日、そのとおりに摘心。
 東の畝は生長が良く、概ね5段まで、西の畝は相対的に生長が良くなく、4段目までで摘心。
(6月18日撮影)
 手前が東畝、後方が西畝、中央2畝は白ナス
DSCN0465.JPG

(6月21日)
 本日、初収穫。小さなものばかり数個。まずまずの大きさのものは鳥に突かれていた。昨年より4日早い初生り。
(6月28日)
 その後、鳥害は全くなし。今日から本格的な収穫が始まった。全株とも絶好調であるが、西の畝が多少出が低く、出遅れ気味である。
(7月11日)
 雑草が繁茂してきているので、草刈機(紐タイプ)でざっと草刈。
(7月12日)
 昨日気が付いたが2本目が立ち枯れし、引き抜いてヤーコンの畝に処分。
 株元から芽吹いた脇芽を生長させたものが3、4本あり、うち1本にまずまず実が付いたが支柱なしであるから軸折れてしまい、かすかにくっ付いている。実が熟すかどうか?
(7月16日)
 好調に大量収穫が続いている。
 2日前に3本目の立ち枯れ。引き抜いてヤーコンの畝に処分。
 腐りがきているものが少々あるが、例年並みで気にならない程度である。
(7月22日)
 3、4日前に4本目が立ち枯れ。
 昨日、今日、連続して収穫。ピーク時の6、7割といったところ。後はガクンと減りそう。
(7月28日)
 26日10個ほど、28日は3個。
 今年も、幹の株元から大きく伸びている脇枝を数本そのまま成長させて、実が付くかどうか観察することにしたが、昨年より出来が悪く、1個しか収穫できず。
(8月7日)
 8月に入ってからは1日1、2個の裏生りしか収穫できていない。
 7割方の株は収穫が終わっており、ビニール紐を外し、処分しやすくしておいた。
(8月13日)
 本日撤去。残骸はヤーコンの畝間へ。
 畝の雑草を草刈機で刈り、白ナスの畝に被せる。 

<2015年>
(4月24日)
 本日、畝立て。サツマイモの跡であり、雑草を叩いて畝下に入れ込み。施肥は草木灰を振っただけ。なお、翌日、苦土石灰を畝に振っておいた。
(4月28日)
 定植に先立って支柱立て。40cm間隔で1畝27本。長すぎる支柱とちょうど良い支柱を交互に立て、ビニール紐を2段張る。
 なお、定植は数日先になろうが、ずっと雨なしであろうから、支柱穴に水を差すことにした。ところが、3分の1ほどの穴はどれだけ水を差してもきれいに抜けていく。畦道にモグラ穴があったから、畝の下にモグラのトンネルが並行して走っているのかもしれない。それも2畝ともである。恐れ入った。
 ところで、苗のほうだが、もう定植して良い大きさに育っている。しかし、こうも晴天が続くとビニールハウスで育ったトマトが紫外線で焼けてしまうかもしれない。そこで、今日から半日陰となる東の柿の木の北側で養生することにした。(詳細は別記事)
(5月3日)
 本日、定植。テボで大きく穴を掘り、水をたっぷり差す。牛糞を2つかみ入れて、土とまぶす。
 苗は例年、根張りを多くするため斜め植えにするのだが、今年は本数が多いから、垂直植えにした。
 少々深めに植えつけ、ビニール紐で支柱に結わいつけて終了。
(5月9日)
 少し伸びた。ビニール紐の2段目結わい付けを準備するも、まだその必要はない。
(5月10日)
 法面に有機肥料(種粕中心に、鶏糞、有機肥料粒)を埋め込み。
(5月16日)
 本日、芽欠き。若干の株は結わい直し。
 1株だけ病気が来ているようで、これは処分。
(6月5日)
 小まめに芽欠きと結わい付けをしている。
 2、3日前に堆肥場でトマトが1本随分と生長しているのを発見。昨年捨てた屑トマトの種が芽吹いたのであろう。それを病気で欠けた箇所に移植しておいた。
(6月14日)
 4段まで花が咲いており、5段目は期待できないので、2畝のうち西の畝は生長点を摘まんでおいた。東の畝はそのまま成長させ、4段目の生りぐあいを比較することに。
(6月19日)
 東の畝の5段目の花に着果剤の残りものを噴霧。2、3年前のものだから効果のほどは不明。雨もしょぼついているし、たぶんダメだろうなあ。
(6月25日)
 本日、初収穫3個。同一品種「世界一トマト」の比較では昨年とほぼ同じ時期。
(6月28日)
 2畝のうち西の畝は4段花から上は生長点を摘まんでおいたが、東の畝はそのまま成長させたものの5段花はわずかしか付いていないので、その上の生長点を摘まんでおいた。
 なお、幹の株元から脇枝が大きく伸びているものが数本あるが、これはそのまま成長させ、実が付くかどうか観察することにする。うまくいけば時差収穫ができるかも。
(7月4日)
 7月2日から本格的な収穫が始まった。隔日収穫で、完熟がほぼ買い物籠いっぱい。
(7月5日)
 株元からの脇芽は小まめに摘まんできたが、摘まみ忘れがあり、それがけっこう伸びて花が咲いているものもある。そうしたもの数本に小支柱を立て、結わい付けておいた。時差収穫を期待して。
(7月18日)
 株元からの脇芽から成長した枝にトマトの実が付いているが何個もない。期待できない。
 7月2日からの本格的な収穫は今日も続いており、うれしい悲鳴。
(7月25日)
 大収穫も23日で突然終わり、今日はいつもの2割強。残りも少なく、これからはポツポツだろう。
(8月15日)
 依然としてポツポツ収穫できているが、間もなく終わる。
 6月28日に、幹の株元から大きく伸びている脇枝を数本そのまま成長させて、実が付くかどうか観察することにしたが、本日3個を収穫。少々陰になり、良品である。しかし、幾つも実が付かなかった。
(8月25日)
 その後はほとんど収穫できず、本日、垣根壊し。跡をていねいに草刈。

<2014年の栽培記録>
 今年は時差収穫をあきらめて、自宅前の畑に1畝(こちらは接木苗)と須賀前の畑に2畝をほぼ同時並行で栽培することにした。
 ところで、昨年8月にトマト栽培敗北再宣言を発したとき、翌年は、須賀前の畑には第1弾としてお隣さんからいただいた苗をゴールデンウイークに、第2弾として5月末にホームセンターで苗を買い半畝栽培、そして半畝に第1弾の脇芽を定植するとの目論みを立てた。新しい試みとして、苗が生長してから摘んだ脇芽を挿し木すれば十分に育ちトマトが生るというのを、ブログ仲間の一宮市の方から教えていただき、昨年3本挑戦したが残念ながら失敗に終わったが、その再挑戦をしようというものである。
 しかし、気まぐれな小生であり、昨年目論んだ第2弾・遅がけの苗購入の代わりに、3月9日に種蒔きしてハウス育苗にしてしまった。これが全て芽吹き、順調に育っているから、脇芽を挿し木する場所がなくなってしまいそうだ。でも、脇芽の挿し木は再度やってみたいので、これは自宅前の畑に接木苗を1畝作付けするから、その空きスペースで実行しようかとも思う。もっとも、その場所は3年前にトマトが色付く前に全部が一斉に立ち枯れしてしまった場所だから、条件が悪いのだが。

 さて、今現在の須賀前の畑での栽培予定は次のようである。
 例年、ハウス育苗した苗を専業農家のお隣さんから分けてもらうのだが、ゴールデンウイークに苗を植えつける。その数は20本程度になりそうだが、未確定であるものの、1畝弱がカバーできよう。これが第1弾となる。
 そして、昨年の残り種「世界一トマト」を白ナスのついでに3月9日に種蒔きし、お隣さんのハウスで管理していただいた幼苗を、3月29日にポット詰めした苗が30鉢ほどあるから、これを定植することにしているが、少々遅蒔きだからゴールデンウイークをどれだけか過ぎてからでないと無理であろう。昨年立てた目論みより少々早めの第2弾栽培となる。
 今後の栽培状況は、順次、このページに追記していくことにする。

(4月20日)
 「世界一トマト」のポット苗が随分と大きくなっている。お隣さんに聞いたら、一回り大きいポットに詰め替えてよいとのことで、今日、それを実施。
(5月2日)
 「世界一トマト」はもう少し養生してからの方が良さそうだ。
 お隣さんからいただけることになっていたトマト苗は育ちが早く、もう定植していい状態になって久しい。よって、これを本日定植。本数は10本。例年より株間を狭くした。
(5月6日)
 「世界一トマト」育った本数は36本。4日間でまた伸びた。もう定植して良かろう。これをお隣さんからの苗の隣に順次植え、もう1畝に均等に植え付けて完了。
(5月8日)
 追肥(種粕、有機肥料粒)を少々行い、土寄せ。
(5月11日)
 畑が乾いてきているので、水やり。どれだけも効果はなかろうが、やらないよりいいだろう。
 そして、本支柱立て。寝かせて植え付けてあるから、本支柱は株元からかなり離れ、根を痛めることはない。結わい付けも行っておいた。
 お隣さんから分けてもらった苗は、もう小さな実が付いていた。
 「世界一トマト」は花が付きだした。
(5月12日)
 万田酵素1000倍散を噴霧。植物の滋養になる。
(5月16日)
 少々伸びたので、結わい直し、ついでに芽欠き。
(5月26日)
 なかなか伸びないが、脇芽だけは伸びすぎているのを発見。早速芽欠きし、結わい直し。「世界一トマト」の方が脇芽の勢いがいい。
 実の生りはお隣さんのものが早い。
(6月2日)
 少々遅れたが。本日、追肥と土寄せ。
 畝の雑草は昨日叩いてある。今日は、畝の東面を少々削り、(既に根が伸びてきている)溝を作り、鶏糞を適度に撒く。クワで埋め戻しながら大きく土寄せ。
 芽欠きを行い、伸びた部分を結わい付け。
(6月9日)
 1週間で伸びるもの。今日も芽欠きを行ない、結わい付けまたは結わい直しをする。
 一株の一番生り部の幾つかに腐りがきていたので、その全部を千切り取り処分。
(6月15日)
 トマトは、もう伸びるところまでだいたい伸びた感がする。梅雨の中休みで畑が乾き始めたから、土寄せがしやすい。当初は施肥して土寄せしようと思っていたが、3段目に生ったトマトの先から葉が伸びているものがあり、これは肥料過剰の印であるから、施肥しないことにした。
 西面を土寄せし、東面は削り上げ。
(トマトの初収穫)
 お隣さんからいただいた苗、これが先に色付き始め、6月15日に2個、17日に4個収穫。他に色付いているものはなく、その後の収穫は暫く後になろう。
(7月1日)
 お隣さんからいただいた苗のトマトはまずまずの生りぐあいだが、「世界一トマト」は生りがすごい。3割増ぐらいは実を付けている。
 数日前に初収穫したが味は変わらなかった。本日から本格収穫。20個弱が採れた。
(7月3日)
 今日から隔日収穫を始めることにする。30個以上の収穫。
 なお、これ以上生長させても、上の方の花はどれだけも実を結ばないだろうから、上部を全株カットした。
 また、収穫時に目立つ雑草の草引き。
(7月9日)
 「世界一トマト」の成績が非常にいい。すこぶる順調に隔日収穫が進んでいる。
(7月18日)
 今日当たりがピークかもしれない。ぼつぼつ形の悪いものも出てきたし、虫食いも目立ちだした。
 今日も脇芽を摘まんだが、葉っぱの陰から長く伸びたのがけっこう多い。
 ところで、葉っぱも選ったほうがいいと、トマト栽培の動画でやっていた。実に光が当たったほうが色付きが良く、風通しを良くして病気を防ぐ効果もあると。そこで、今日、適当に剪定してやった。
 今年、鳥に突かれる被害は、珍しく今までにたったの2個だから、何ら問題ない。
(7月28日)
 22日まで隔日で数十個の大収穫。しかし、24日朝は10個も収穫できなかった。原因は盗難。
 26、28日もそれぞれ10個弱で、これは、樹勢いが落ち、色付きが極端に悪くなったことと、腐りや虫食いがかなり出始めたことによる。
(8月11日)
 昨日の台風で東側の畝の支柱が西側の畝にもたれかかった。今日、ビニール紐を結わい直し、何とか格好がついた。
 なお、台風で実の付いた枝が3、4本折れ、実が3、4個落ちた。
(8月16日)
 今までの経験したことがないくらいにたくさん収穫できた「世界一トマト」であるが、とうとう終わりを告げた。14日までは隔日、連日でけっこうな収穫が続いていたが、15日には半分となり、16日は更に半分の10個弱となり、それも痛みが目に付く状態になった。あとは、1日に1、2個程度であろう。
(8月23日)
 8月20日には収穫が終わり、まだ色づいていない小さなものが10個近くあるが、大半は腐りがくるであろう。今日、株を引き抜き処分した。
 今年は大成功の「世界一トマト」であった。

<2013年の第1弾トマト栽培記録(須賀前)>
 お隣さんから分けてもらった苗20本を4月28日に定植
(5月5日)
 須賀前の畑(お隣さんの苗)は定植以降雨なしで畑が乾いてきた。そこで、東面に施肥と合わせて土寄せし、乾燥防止。
 施肥は、種粕・有機ペレット・牛糞。そして、小支柱を立て、結わい付け。
 なお、自宅前の接木苗は丈夫で葉っぱが緑色だが、お隣さんの苗は定植後の冷え込みで黄緑色に変色。でも、上部は変色がわずかであり、枯れることはなかろう。
(5月15日)
 お隣さんの苗も、その後は黄緑色から緑色に戻り、少し成長した。
 まだ早いが、本日支柱を立て、2段ビニール紐を張る。小支柱から本支柱に結わい付け直す。そして、芽欠き。小さな脇芽を全部取る。
(5月26日)
 雨が少ないにもかかわらず、順調に生長している。今までに3度ほど水やりしたが、焼け石に水であったことだろう。
 本日、東面に第1回追肥と土寄せを行った。
 ここのところの雨なしで乾ききっているから、溝を掘って、まず水やりし、土を湿らせた。そこに、種粕、畑のカルシウム、有機肥料ペレット、牛糞を撒き、土寄せ。
 なお、ビニール紐を少し上に結わい直し、芽欠き忘れを芽欠き。
 ところで、後から気付いたのだが、第1回施肥は5月5日に既にやっており、同じ所に第2回目の追肥となってしまった。
DSCN0151.JPG

(6月17日)
 勢いがついて伸びるし、実も付いて膨らみつつある。
 そこで、西面に施肥。第3回目の追肥である。肥料は、種粕、有機肥料ペレット、牛糞、苦土石灰。まず、クワで溝立てし、肥料を順次入れてから土寄せ。
 ただし、数本、葉がちじれたり枯れたりしているものがある。1本は1週間ほど前に引き抜いて処分したが、他の数本は今日、苦土石灰を振りかけておいた。気休めかもしれないが、これ以上酷くならないのを祈っている。
 (苦土石灰を振りかけた後の写真)
DSCN0168.JPG

(6月26日)
 本日、3個初収穫。
 脇芽は小まめに取ってきたが、本芽も今日全て摘まんだ。これ以上伸びても上の方に実がなることは期待できないから。
 そして、枯れた1本の場所に、大きく伸びた脇芽を挿し込んでおいた。成育するだろうが、多分実はならないだろう。過去に何度かやってみたが、皆、失敗。
 なお、ウイルス病らしきものが数本に大なり小なり発生している。それらは、幹の上部を切り取った。
 ところで、実が生る枝先が伸びて葉が茂っているものが所々にある。これは、肥料過多とのこと。去年の化成肥料が残っているのが原因じゃなかろうか。
(7月22日)
 例年になく順調で、10日ほど前から大収穫が続いている。雑草退治のため、削り上げ。
(7月31日)
 29日に数個、31日に数個、明後日も数個と、もう終わりになった。
(8月8日)
 まだどれだけかは実が付いているが、生り終わったもの(約6割)を処分。
(8月12日)
 屑トマト4個収穫。もうだめだ。
(8月22日)
 4株に10個程度実が付いており、引き抜かずに残してある。お盆以降、全然色付かなかったが、一昨日1個、今日2個色付いてくれ、それを収穫。残りも早々に色付いて欲しいものだ。冬野菜用の畑起こしがその部分だけできないのだから。
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2016年までの在来品種「世界一トマト」の種蒔き&苗づくり [トマト]

 本当に美味しいものは在来の固定種である。昔から栽培され、種採りができ、次世代に同じものが同じように収穫できる。昔は、たいていの農家が、こうして毎年繰り返し野菜の作付けを行っていた。
 しかし、今は専業農家であっても、たいていは種屋さんから種を買う。「見た目に良く、均一な品質のものがたくさん採れる」ことを第1にして作り出された「F1種」(交配種)である。
 この交配種は無理やり産みだされた品種であるから、次世代がまともに育たなかったり、次世代は均一な品質にならない。何と言っても一番の悪い点は、美味しくないことであろう。美味しさまで加味しようとするのは至難の技であるからだ。それに成功している品種はまれではなかろうか。F1種は、均質なものを多収穫し、高利益を目論むものにすぎず、販売目的に特化している。
 やはり美味しさを追求するとなると、これは在来の固定種に行き着く。どれも見た目に悪いし、大きさは不揃いになる。専業農家にとっては利益が出ないから、誰かこだわりの人がいないと消えてしまう。
 その一例が「世界一トマト」である。ヘタの付近まで赤くなると熟しすぎの感がし、ヘタの付近がまだ青い状態で収穫する。昔のトマトに特有の青臭さがあって、トマトらしいトマトである。
 この「世界一トマト」の種を「野口のタネ」で2013年から購入し、栽培することにしている。
(写真は完熟した「世界一トマト」2014年7月撮影)
DSCN0312.JPG

 さて、うちでは鹿児島県特産の「白ナス」(固定種)を毎年種採りしており、あちこちに苗を差し上げるために大量に種蒔きをする。これは、2か月間、お隣さんのビニールハウスで、お隣さんの老婦人に毎日しっかり管理していただける。そのついでに、自家用分のトマトの種蒔きも行い、併せて管理していただいている。
 それもどうやら今年でお終いかもしれない。老夫婦があまりにも高齢となったからだ。

<2016年>
(2月26日)
 3月6日に種蒔きを予定。そこで、種の在庫を確認。残りわずか(後日追記:でも十分有った)。早速「野口のタネ」にニンジンの種と併せてネット注文。
(3月6日)
 本日、例年どおり白ナスとともに育苗トレイに2列種蒔きをした。昨年買った残り種(約80粒)を蒔いたら、それで十分に事足りた。袋に100粒と書いてあったから、十分間に合ったのである。今年買った種は来年使うことにするが、再来年は無理だ。
(3月20日)
 1週間前には発芽し、順調に育っている。
(3月28日)
 本日、トマト苗をポット苗にした。トマトは全部が全部芽吹いたようだ。作った本数は54ポットで、苗トレイ2つにちょうど納まる本数。小さいもの半分ほどは捨てた。
 引き続きお隣さんで管理してもらう。
 昨年は自宅前でも作付けしたから、もっと必要であったが、今年からは須賀前2畝だけだから、これでよかろう。なお昨年は須賀前で54株を定植。
(4月18日)
 順調に成育し、一回り大きいポットに詰め替えした。2トレイを3トレイにする。トレイの端は水が十分にかからず背が低い。背の低いものは中ほどに入れたから、定植時には背がそろうだろう。
(4月30日)
 昨日見たらビックリするほど伸びていた。気温が高めに推移したからだろう。よって、本日急ぎ定植。
 なお、54株のつもりでいたが56株あった。か弱い1株を処分し、残り1株はとも苗にした。

<2015年>
(3月8日)
 昨年(一昨年?)の残り種「世界一トマト」の種蒔きをした。ところが、タネが少々不足し、あわててネット注文したところである。数日すれば届くであろうから、時差蒔きとなるが、入手次第、種蒔きすることにしよう。
(3月20日追記)
 注文した種がやっと今日届き、早速20粒ほど種蒔きした。ところで、最初に蒔いた種が全部発芽したようで、追加は不要な感もした。
(3月29日追記)
 本日、白ナスとともにトマトもポット苗にした。トマトは全部が全部芽吹いたようだ。できた本数は、お隣さんで管理してもらう分が48ポット、今年初めて自宅のミニビニールハウスで試験育苗するのが16ポット(ほかに白ナス8ポット)である。
 これで十分だと思い、追加種蒔き分は捨ててしまったのだが、昨年のブログ記事を見てこなかったので、全部がうまく生育してもカツカツになりそうだ。
(4月19日追記)
 4月に入ってからの梅雨模様で、お隣さんのビニールハウスで管理をお願いしている苗の育ちが少々悪い。一回り大きいポットに詰め替えるのは、もう少し先で良さそうだが、本日実施。
 水やりの加減だけが原因ではなさそうだが、大きい小さいのムラがけっこうある。
 一方、自宅前のミニビニールハウスの生長はかなり悪いが、ほんの少しずつ大きくなっている。
(4月23日追記)
 自宅前のミニビニールハウスで育苗しているトマト苗も少しは成長し、今後晴れが続くから、水枯れしてはまずいから一回り大きいポットに詰め替えた。ついでに一緒に育苗している白ナスも。

<2014年の記録>
 昨年(路地でポットに種蒔き)の残り種「世界一トマト」を白ナスのついでに3月9日に種蒔きし、お隣さんのハウスで管理していただいた幼苗を、3月29日にポット詰めした苗が30鉢ほどできた。
(4月20日追記)
 「世界一トマト」のポット苗が随分と大きくなっている。お隣さんに聞いたら、一回り大きいポットに詰め替えてよいとのことで、今日、それを実施。
(5月2日追記)
 「世界一トマト」はもう少し養生してからの方が良さそうだ。
 お隣さんからいただけることになっていたトマト苗は育ちが早く、もう定植していい状態になって久しい。よって、これを本日定植。本数は10本。例年より株間を狭くした。
(5月6日追記)
 「世界一トマト」育った本数は36本。4日間でまた伸びた。もう定植して良かろう。これをお隣さんからの苗の隣に順次植え、もう1畝に均等に植え付けて完了。


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2015.5.7 余ったトマト苗を樹木畑での栽培に挑戦 [トマト]

 トマト苗作りを種蒔きから行った今年であるから、どうしても余りが出る。
 さて、この苗をどうしよう。8本ある。そこで、南区画の西端に2m幅ほどサツキが植えてあり、その隙間に植えることにした。
 テボで穴を掘り、牛糞堆肥を2つかみ入れて植え付け。当分はサツキが支えとなり、サツキにもたれかけさせ、その後も順調に生長するようなら、ちゃんとした支柱を立てることにしよう。
 追肥は、成長状態を見ながら決めることにする。
(5月17日)
 他の2箇所(畑)に比べて成長が遅く、芽欠きしようと思っても、脇芽があまりに小さすぎて、ほとんどできない。
(5月18日)
 ほとんどの株に支柱を立てた。
(5月28日)
 いかにもヒョロヒョロで肥っ気がない。そこで、各種混合肥料と苦土石灰をたっぷり撒き、散水。
 なお、支柱などに第1回目の結わい付け。
 ところで、南の2株は第1段の花が全部、虫に食われてしまっていた。
(6月9日)
 ヒョロヒョロの姿に変わりない。だいぶ伸び、2回目の結わい付けと芽欠き。実が少しなっている。各種混合肥料を追肥。
(6月14日)
 多少は肥料が効いてきた感がする。3回目の結わい付け。
(6月18日)
 花4段から先を摘まみ、これ以上大きくならないようにした。
 肥料効果がはっきり出てきたが、実の付きようは通常の半分以下。
(6月23日)
 葉が黒々としてきて、肥料が十分に効いてきた感がする。
 1本、立ち枯れ。
(7月5日)
 今日見たら、完熟トマトが3個ほど生っていた。
 実の付き方は畑の2、3割といったところだが、まずまずの大きさである。
 なお、株元から3、4本脇芽がグーンと伸びているが、時差収穫を期待し、そのままにしておいた。
(7月25日)
 玉の付き方が少なく、通常の3割程度。枯れるものが順次出て、今では半分が枯れた。残りわずか。
 ここでの栽培は無駄であった。
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2014.5.30 トマトの挿し木栽培に挑戦、しかし完全に失敗 [トマト]

 トマトの時差収穫に、ここ何年か挑戦しているが、ビニールポットに種蒔きした路地育苗の第2弾、第3弾は、ことごとく失敗している。
 ブログ友だちによれば、脇芽を挿し木すれば、苗を少し買うだけで経済的だし時差収穫もできるとのことである。
 挿し木は、以前にやってみたことがあるが、根付かなかったり、根付いて生長しても実が生らなかったりした。
 でも、再挑戦してみることにし、自宅前の畑のトマトの畝に4株分のスペースを空けておいた。

 5月中頃に、畝に窪みをつけタップリ水を差して、試しに小さな脇芽2本を挿し木しておいたら、当然のことながら萎れてしまったが、なぜか、1本、また1本となくなってしまった。なぜ? まったく解せない。

 次に、自宅前のトマト(接木苗)よりも生長の良い須賀前の畑のトマト(温室で苗作りしたもの「世界一トマト」)の芽欠きした脇芽を5月26に所定の位置に4本挿し木した。
 まとまった雨の直後だから、土がタップリ湿っており、ちょうどいいだろう。
 なお、脇芽は20センチ程度のものを使い、下の方の葉を千切り、茎の下端はカッターナイフで斜め切りしておいた。

 これも当然のごとく萎れてしまったが、今朝(5月30日)見てみたら、4本ともしゃんとしてきた。根付いたのだ。有り難い。これからぐんぐん生長してほしいものだ。

(6月5日追記)
 4本とも枯れていないが、元気がないものが1本あり、今日芽欠きしたものを隣に挿し木しておいた。今朝から雨であり、着根しやすいだろう。
 また、接木苗でありながら病気がきたトマトが1本あり、引き抜いて処分。そこに、同様にして挿し木しておいた。
(6月8日追記)
 今日も再チェックを兼ねて芽欠き。病気がきたトマト跡に挿し木を1本追加。
(6月14日追記)
 5月26日、6月5日に挿し木したものの大半は元気良く生長を始めた。2本根着いた所は近いうちに1本に絞り込みしよう。
<写真は6月17日撮影>

DSCN0293.JPG

(6月20日追記)
 接木苗でありながら、大きく生長したトマトが先日の1本に続き、また3本に病気がきた。これを引き抜き、その位置に挿し木。使ったのは、接木苗の脇芽1本、須賀前の「世界一トマト」の脇芽2本。
(6月22日追記)
 空きスペースに挿し木し順調に育っていた4株のうち2株が萎れてしまった。引っこ抜くと綺麗に根が出ていた。なぜだろう?
 接木苗でさえ病気を拾うのだから、この区画の土壌はトマトに合わないのかもしれない。キュウリや十六豆は調子がいいのに不思議なものだ。
 いずれにせよ、挿し木したものを大きく生長させたいので、須賀前の畑から「世界一トマト」の脇芽を持ってきて、再びあちこち複数本を挿し木しておいた。
(6月27日追記)
 空梅雨で雨が降らないが、挿し木した畝は適度な湿り気があり、挿し木後にはジョウロで散水している。でも、挿し木が根付きそうで根付かない。今日も数本追加で挿し木したが、少々面倒になってきたので、挿し木はこれでもって終わりにする。
 2株は成長中だから、それが今後どう育つか観察できるだけでもいい。
(7月3日追記)
 どの空きスペースも何とか1本ぐらいは根付きそうだ。今日から雨模様だから、活根するだろう。
<反省>(後日追記:生長したトマトの株元から脇芽が伸び、物によっては根が出ているものがある。来年は、こうしたものを見つけたら、土を寄せて根が出やすくしてやれば挿し木が一発で成功するだろう。)
(7月5日追記)
 昨日からの雨で、後植えの挿し木がイキイキしている。もう大丈夫だろうから、それぞれ1本ずつにしておいた。
(7月13日追記)
 根付いて成長中であるが、2本枯れた。同じ畝の接木苗から生長したものにも枯れるものがあり、この区画は環境がトマトにとって最悪の条件にあり、多くは期待できそうにない。
(7月28日追記)
 3本が成長中で、花が付いているものの、ひょろ長くひ弱な感がする。いつまで枯れずにいるか、それが気になる。
(8月13日追記)
 その後2本が枯れ、残り1本も花が流れたのか実が付かない。
 湿り気が多く、日射が半分という悪条件の場所ということもあって、今回も完全に失敗した。
 この畝の接木トマトも通常の2割程度の出来であった。
 本日、接木トマトとともに挿し木トマトも処分。
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