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自宅前の畑でのトマト(接木苗)無肥料(→微肥料)栽培 [トマト]

(2023年からは別ページ→トマトの手抜き栽培

 トマトほど育てにくい夏野菜はない。トマトの栽培は、毎年、自宅前の畑に1畝、須賀前の畑で2、3畝を作付けしているが、自宅前の畑は、樹木や建物に囲まれて風通しが悪い、隣のお寺の高木がために朝は日陰になる、といったことが野菜栽培の条件を悪くしているのであろう。2016年に樹木をだいぶ伐採したので、どれだけかは改善されたと思うも、須賀前のようには、とても風は通らない。
 よって、トマトに限らず、ナスの育ちも非常に悪い。葉っぱが害虫に食い荒らされるのが最大の原因だ。オクラもナスと同様なことが言える。ただし、キュウリ、十六豆、ピーマン、ゴーヤは、風通しがいい須賀前の畑と変わらない。
 さて、条件が悪い自宅前でのトマトの栽培。2年連続して無収穫になったことがあり、それ以来(2012年から)接木苗を購入して栽培することにした。しかし、2014年は接木苗であっても、湿気畑という条件の悪い南区画であったがためか、ほとんど収穫できなかった。よって、条件が少しはいい北東区画か北西区画で栽培を続けてきた。
 ところで、2017年冬野菜から自然農法「たんじゅん農」を導入し、無肥料での栽培に取り組むこととした。トマトも同様である。はたしてうまくいくか、心配だが挑戦することにした。
 このページでは、自宅前での接木苗トマトの栽培の無肥料栽培について記し、従前の有機肥料栽培については「自宅前の畑でのトマト(接木苗)有機肥料栽培」に記録を残す。
 なお、2022年からは苗植え付け時に、牛糞堆肥を両手でひとつかみ(約1リットル)入れ込み、減肥料栽培にした。

<2022年>
(4月11日)
 前作のホウレンソウ畝は3月中旬に草刈機で草刈りしておいた。今日、畑起こしもどき(10cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)を行う。
(4月24日)
 接木トマト苗を昨日購入し、本日植え付け。例年どおり12株とし、植え付け穴をテボで大きく掘り、牛糞堆肥を両手でひとつかみ(約1リットル)入れ、土とかき混ぜてから植え付け。
 例年無肥料では出来がイマイチなので、初期生育を促すため、こうした。
(4月25日)
 株際に本支柱、株間に細い支柱を差し、細い麻紐で3弾に結わい付け。
(5月12日)
 少し生長してきた。芽欠きし、トマトを支柱に軽く結わい付け。
 今年の苗も太い脇芽が生長してきているので、1株を2本仕立てにする。
(5月22日)
 芽欠きしつつ、結わい付け直し。2本仕立ての片側の一部も結わい付け。
(6月5日)
 まだ実が小さいが、どういうわけか1個だけ程よく色み、初収穫。
(6月8日)
 芽欠きを若干。結わい付け直しを少々。
(6月17日)
 芽欠き、もう1段上を結わい付け。
(6月21日)
 花が3~4段咲いているが、これ以上は望みないから、トップ芽を全部切る。
(6月25日)
 本格的に色付きだし、少しずつ収穫できるようになった。
(7月3日)
 今年は鳥に突かれる被害は今のところ1個だけ。本格的な収穫が始まった。
(7月7日)
 毎日4個ほどと調子良く収穫が続いている。
 ハクビシン被害と思われる1個が畝から2mほどの所で食われており、生っている実1個はハクビシンか鳥の被害。生っているもので2個突かれており、これは鳥の被害。
(7月9日)
 畝間と法面の草叩き、削り上げ
(8月7日)
 その後順調に生り、鳥害などもほとんどなく、本日で収穫終了。評価★★★☆☆
 垣根壊しをし、残骸はビワの木周りへ。
 小型コテで草叩きし、後作(ホウレンソウⅠ)の準備。

<2021年>
(4月3日)
 前作のホウレンソウ畝をざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。
(4月11日)
 畑起こしもどき(10cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)を行う。
(4月30日)
 接木トマト苗(麗月6ポット、桃太郎6ポット)を花屋さんで購入。JAで普通苗「大安吉日」(名前が面白いから)を2ポット買い足し(@120円)。
(5月3日:購入苗定植)
 テンワで草叩きと削り上げをし、畝整形。購入苗14株を定植。支柱を苗際に差し、麻紐で2段連結。苗を連結下段の麻紐に軽く結わい付け。
 なお、苗は、植え付け直前に軽く散水後、竹酢液400倍散をポットの上から少々与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
(5月23日)
 どれだけか大きくなり、本日から脇芽欠きを開始。
(6月12日)
 少々雑草が気になりだしたので、草叩きをしつつ削り上げ。水はけがよくなるよう少々高畝とした。生育は例年どおりイマイチの感がする。
(6月18日)
 少し伸びてきているから、2段目の結わい付け。
(6月27日)
 雑草は少ないが法面を軽く草叩きし、峰に退けてある雑草で根付いたものを引き抜き。
(6月30日)
 くずっぽいもの2個が色み、初収穫。3、4日すれば順次色んでこよう。
(7月3日)
 芽欠き、結わい付け。第2回収穫4個。鳥害はなく、助かる。
(7月8日)
 4日以降、鳥害が出るようになり、今朝は、まだ十分に色んでいないもの(3個)も食われてしまい、無収穫。実を食いちぎって地面に落して突くという、今までとは違った食い方で、よほど飢えているのか?
(7月11日)
 依然として鳥害(カラス&ハト?)が激しく、1個収穫できたのみ。
 ていねいに芽欠き。
(7月22日)
 鳥害と思っていたのは、実はハクビシンの被害であった。隣のトウモロコシが激しくやられ、そのついでにトマトも齧っていったようだ。
 少々色付いたところで、連日2個程度が食われ、ここ10日以上無収穫。やむを得ず、少々色付いた未完熟品を今日2個収穫。
(8月15日)
 その後はけっこう順調に収穫できていたが、数日前からごくわずかとなった。今日で概ね収穫終了。評価★★☆☆☆
(8月26日)
 引き抜いて残骸は柿の木の下へ。支柱を片付け、手で草引き。

<2020年>
(3月30日)
 前作のホウレンソウ畝を3月16日にざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。今日は、畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末&草木灰を適量入れ込む。微肥料栽培となるが、これで生育がよくならないだろうか。
(4月27日)
 昨日JAで接木苗(品種:王様トマト<昔懐かしい品種>)12株購入。
 今日植え付け。その前に、雑草がどれだけか生えているので、テンワで草叩きし、削り上げ。等間隔に並べ置き、テボで穴を掘り、植え付け。叩いた草は手でほぐし泥を取り、株周りに敷いて、株のぐらつき防止と草抑えに。
(5月3日)
 ずっと雨なしだから、ジョウロで水やり。
(5月4日)
 本日、支柱を立てて、結わい付け。昨年同様に脇芽を伸ばして1株を2本立てにすべく、本支柱(太・短)の間に副支柱(細・短)を差し、麻紐で2段結わい付け。
 接木苗のぐらつきを防ぐため、下段の麻紐にゆるく結わい付け。
(5月17日)
 2本立てにすべく、大きな脇芽を残し、他の脇芽は全部芽欠き。
 成っている実は生育遅れになるから摘果。
(5月28日)
 少々早いが、2本立てしたものを麻紐でそれぞれの支柱に結わい付け。
 一番生りは前回摘果したが、その後3分の1ほどの株の実が膨らみ、これは放置。
(6月7日)
 株周りを手で草引き、法面を削り上げ。好天が続き、ジョウロで水やり。
(6月10日)
 再度株周りを手で草引きし、乾ききった法面の土を手で株元に土寄せ。
 小々生長したので、伸びが大きい株の枝を支柱に結わい付け。少々芽欠き。
(6月17日)
 10日に梅雨入りし、生長が目覚ましい感がする。伸びが大きい株の枝を支柱に結わい付け。少々芽欠き。
 本日、初収穫5個(5月17日に摘果できなかったもの)。玉は小さい。
(6月23日)
 その後、一番生りを数個収穫。今日、芽欠き、一部結わい付け。
(6月29日)
 数日おいて昨日から2番生りが色付きだしたが、鳥に突かれる。
(7月1日)
 鳥に突かれぬよう、完熟少し前に収穫することとした。(翌日も被害なし)
(7月12日)
 鳥害はすぐに止んだようだ。ほぼ毎日ボツボツ収穫できている。
 脇芽欠きし、4段目は実が付かないだろうから主芽も欠き取る。
(8月13日)
 けっこう順調に収穫できていたが、今日からごくわずかとなった。腐りはほとんどなかった。評価★★★☆☆(少々甘いか)
(8月30日)
 まだ実を付けている3株を残して垣根を壊し、処分。
 雑草を鎌で刈り取り、トマトの残骸と雑草はしだれ梅の株周りに敷く。
 後作のため、畑起こしもどきをし、蛎殻粉末と木灰を入れ込む。
(9月2日)
 最終収穫。

<2019年>
(4月22日)
 昨年、トマトの接木苗「桃太郎」を栽培した畝の後作は菊菜(もちろん無肥料)で、それが随分と大きくなり、今日、草刈り機で伐採し、隣の畝に積み置く。
 菊菜跡は菊菜の根がびっしり張っているせいか、土が柔らかそうで、何も措置せず。今日は、オピニオンプランツとして、ネギ苗の残り(極小)を畝の法面中ほどに植えておいた。
 この畝で、トマトを連作する。接木苗を予定しているし、無肥料栽培だから、連作は問題ないであろう。
(4月26日)
 昨日、JA売店で接木苗「ホーム桃太郎」12株を買い、今朝、定植。
 あらかじめ、広幅畝をスコップで畑起こしもどき(10cm間隔、2列)し、空気を入れ込んでやった。
 菊菜の残骸などを株元に当て、風で倒れないようにしておいた。
(5月13日)
 本日、支柱(太・短)を立てた。昨年同様に脇芽を伸ばして1株を2本立てにすべく、本支柱(太・短)の間に副支柱(細・中長)を差し、麻紐で2段結わい付け。
 昨年同様に、もう実が付いているが、昨年は千切り取ったものの、今年は初生りを早くするため、そのまま生長させることにした。
(5月26日)
 昨年以上に生育が遅い感がするが、少しは伸び、倒れやすくなっているものがあるので、支柱(大半は届かないから、下段の麻紐)に結わい付け。 
(6月16日)
 一番生りが小さいながら程よく色づき、7、8個を収穫。
 どれだけか伸びてきたので、昨年同様に脇芽を伸ばして1株を2本立てにし、支柱に結わい付け。余分な脇芽は芽欠きする。
 南面に雑草が目立ち、鎌でざっと草刈りし、株周りを覆っておいた。
(6月22日)
 少し伸びたので、3分の1ほどを麻紐で結わい付け。
(6月29日)
 成育促進に万田酵素がどれだけか期待できそうで、500倍散(仕様書には1000倍散となってるが、葉が雨で濡れており、また、今日は曇天で雨が降るやもしれぬから倍の濃さに)をたっぷり噴霧しておいた。
(7月5日)
 昨年は幼苗についていた実を全部除去して育成したが、今年は除去せず育成したせいか、樹勢はまだまだ弱い。
 昨年の初収穫は7月4日で、今年は幼苗についていた実を6月半ば過ぎに収穫し、しばらくストップしていたが、今日から昨年と同様に毎日1個程度収穫できるようになった。
(7月8日)
 2回目の万田酵素噴霧(1000倍散)、畝の法面をざっと草刈機で草刈り。
(7月23日)
 毎日1個程度収穫も、月半ばから3日に1個程度に落ちたが、再び1個程度になった。昨年に比べて大きさも小さく、自家消費にも事欠く。
(7月29日)
 3回目の万田酵素噴霧(600倍散)
(8月6日)
 樹体はヒョロヒョロしており、やっと生きていると言った感じ。小さ目のものがポツポツ採れているだけ。評価★☆☆☆☆
 お盆過ぎには終了となろう。今日、後作のため草引きをしておいた。
(8月27日)
 今日、小さな実を2個収穫して終了。
(8月29日)
 ここへきて一部が樹体を大きくしてきたが、実は付いておらず、本日処分。残骸は切り刻み、畝に置く。雑草を鎌で刈り取ったり、引いたりしておいた。
(9月12日)
 枯草や残骸を畝の両サイドに退け、法面に鍬で溝立てし、手で枯草を埋め込み。
 
<2018年>
(5月6日)
 トマト苗は、接木の「桃太郎」12本。2日前にJAで1本200円で購入。今日6日定植。
 定植場所は、前年、晩生枝豆(無肥料栽培)を栽培した箇所。冬季に畑起こしするとき、刻み藁や枯草をすき込んでおいた。その後、2度ほど草叩きしてある。
(5月17日)
 5月13日に支柱(太・短)を立てた。今日は、株間が十分あるので、脇芽を伸ばして1株を2本立てにすべく、本支柱(太・短)の間に副支柱(細・短)を差し、ビニール紐で2段結わい付け。
 下段の紐にトマトを緩く結わい付け。
(6月3日)
 生育は思わしくなく、少々心配だが、脇芽を伸ばして1株を2本立てにすべく、他の脇芽を欠き、支柱に結わい付け。
 もう実が幾つも付いているが、樹体が小さいので、生育の障害となろうから、全部切って落とす。
(6月9日)
 ここへ来てグーンと伸びだした。1株を2本立ての目論見は、なんだかうまくいきそうな気配で、支柱への結わい直しをした。
(6月10日)
 雑草が多いので、畝を削り上げ。
(6月18、24日)
 2本立ての結わい付け、芽欠き。
(7月2日)
 芽欠きと、もう1段上を結わい付け。一部で色付きだした。
(7月4日)
 初収穫3個。今年は「桃太郎」だが、ちょっと玉が小さい。7日に2個。8日に1個。
(7月8日)
 2本立てにつき、欲張らずに花芽3段程度のところで摘心。
 一部に虫食いが発生し、それは除去。
(7月20、21日)
 毎日2個程度の収穫が続いている。依然として玉は小さい。
 梅雨が明けて10日以上経ち、ここ数日の猛暑で、土がからからに乾いており、ホースを伸ばして水やり。
(7月28日)
 25日に夕立があり、良きお湿り。今が最盛期で、鳥害は一切なし。玉は小さい。
(8月11日)
 毎日ボツボツ収穫でき、残り数個となる。生っていない樹を株元で切り取り、撤去処分。畝の雑草をきれいに刈り取る。大半の支柱を片付ける。
(8月17日)
 今日、1個収穫して全部終了。評価★★☆☆☆

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