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カブの手抜き栽培 [手抜き栽培:カブ]

 カブの栽培は、過去、慣行農法(ただし有機肥料栽培)でやってきたが、2017年から、無肥料連作栽培に取り組むこととした。
 参考としたのは次の農法である。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い  三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 当初からけっこううまく育ったのだが、有機肥料栽培時に比べると玉の大きさが気持ち小さい感がし、若干不満が残る。
 無肥料連作栽培で楽ができた点は、畑起こしをしなくて済むことと、輪作計画を立てなくていいこと。ただし、畑起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、約10cmピッチで行う。)は植え付け前に行うこととしている。
 そこで、2022年は、作付け区画の半分に小々肥料を入れ込み、無肥料との比較実験をすることとした。
 参考:2021年までの栽培記録→カブの無肥料栽培
 なお、従前の有機肥料栽培の記録は「カブの有機肥料栽培」に残す。

<2023年度>
 昨年のエンドウ畝での作付けとするが、従前どおり普通の大根「青首宮重尻丸大根」&カブ「天王寺かぶ(丸葉)」を1畝に半々作付けとする。
 エンドウは土壌改良したところ無肥料でうまく育つようになり、ここ5年間は無肥料栽培であり、普通の大根&カブも無肥料で十分育つ(若干小振り)から、無肥料とする。
8.27エンドウ終了後、何度か草刈りや草叩きをし、今日、畑起こしもどき。
9.10雑草が生えてきているのでマンノウで草叩き。 
9.24大根と同じ畝の種蒔きとする。南5m弱に普通の大根、北5m強をカブ。
 マンノウで畝を台形に整形し、大根は鍬で2列転圧し、カブは全面転圧。
 カブは、種を1袋全部ばら蒔く。手で土を軽く被せ、再び鍬で全面転圧。
  

<2022年度>
 カブの栽培は須賀前の畑をメインに自宅前でも行っていたが、自宅前は風通しが悪く虫害で全滅することもあり、近年は須賀前だけにしており、今後もそうする。畝の長さは約10mだが、畝幅がけっこうあるから、普通の大根とカブを半々作付けしている。
 普通の大根とカブはセットで1畝とし、一毛作で、絹サヤエンドウ1畝と輪作とする。なお、普通の大根は南半分(約5m)に種蒔き済み。
 9月初めまでに、エンドウと普通の大根&カブの2畝は、繁茂した雑草を草刈機で刈り取り、刈り残しを鎌など使っての手作業で概ね雑草を除去し、スコップで畑起こしもどき(ショベルを10cm間隔で刺して前方に少し押し、空気を入れる形で行う)してある。
9.11今年収穫したエンドウ畝は土寄せして大きくなっており、その分普通の大根&カブ畝は小さくなっている。また、細かな雑草がけっこう生えてきている。そこで、エンドウ跡畝の表土を1cmほど草叩きしながら、今年種蒔きするエンドウ畝のほうに土移動。これで、今年の普通の大根&カブ畝は雑草がゼロとなった。
9.17予定より3日早いが、今日の午後からずっと雨模様なので、今日種蒔き決行。
 今年は、作付け区画の半分に小々肥料を入れ込み、無肥料栽培との比較実験をすることとした。
 半畝(北半分)がカブ区画であり、そのうち北寄りに半分に施肥(苦土石灰は適量、牛糞堆肥は少なめ)をし、小型ビッチュウではつり込み。無肥料栽培部分とともにテンワで均して台形にし、鍬で転圧して真っ平らにする。去年の余り種と今年購入の種「天王寺かぶ(丸葉)」を全部ばら蒔く。畝の法尻を土をばら撒いて軽く覆土し、再び鍬で転圧。これにて種蒔き終了。
10.02発芽は良好。草引きしながら第1回選り
10.09第2回(最終)選り。生育は順調そうだ。
10.24テンワで畝の法面草叩き、手で株周り草叩き&若干の土寄せ。生育不良の除去。
11.13大きくなった1個と少々小さい3個を初収穫。葉は炒め物、根は漬物に。
11.19本格的な収穫を始める。初収穫から6日で、けっこう大きくなった。
12.4どんどん大きくなる。20個ほど収穫。評価★★★☆☆
2023.1.22順次収穫し、残り少なくなったが、まずまずの大きさのものが収穫できている。
3.20その後2月上旬に1回収穫(甘味が減った)し、残りを処分。今日、大きな雑草を草刈り機で刈り取った後、テンワで草叩き。
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普通の大根の手抜き栽培 [手抜き栽培:普通の大根]

 2016年から普通の大根は須賀前の畑での「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)にしぼった。少々小振り(このほうが使い勝手がいいし、宅配便で送るのにも便利)ではあるが、成育はよく、巣が入りにくく、味もいい。
 ところが、2022年産は巣が入ったものが多くて、一族郎党に送るのに都合が悪く、2023年からは「青首宮重尻丸大根」に切り替えた。
 2017年から、野菜全般に無肥料栽培を始めた。
 無肥料栽培のやり方は、主として次に準拠した。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 そうしたところ、慣行農法(有機肥料栽培)に比べ、やや小ぶりとなったものの、従前と変わらぬ大きさになるものもあり、大根は無肥料でも問題なく育つことが分かった。
 なお、各野菜とも基本的に連作としているが、連作を極度に嫌う絹サヤエンドウ(一毛作)だけは当初は4年ローテーションとし、2023年度からは2年ローテーションを目論んでいる。ために、その相方となる野菜が必要となり、当初は普通の大根&カブ(一毛作)1畝とタマネギ2畝(一毛作)とし、2023年度からは普通の大根&カブとする。
 また、従前は須賀前と自宅前の2か所で、普通の大根を栽培していたが、須賀前は気持ち広幅畝ゆえ、2列栽培し、同量の作付けとし、来年以降もそうしたい。
 参考:2021年までの栽培記録→ 普通の大根「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)の無肥料栽培
 なお、従前の有機肥料栽培については『普通の大根「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)の有機肥料栽培』に記録を残す。

<2023年度>
 昨年のエンドウ畝での作付けとするが、従前どおり普通の大根「青首宮重尻丸大根」&カブ「天王寺かぶ(丸葉)」を1畝に半々作付けとする。
 エンドウは土壌改良したところ無肥料でうまく育つようになり、ここ5年間は無肥料栽培であり、普通の大根&カブも無肥料で十分育つ(若干小振り)から、無肥料とする。
8.27エンドウ終了後、何度か草刈りや草叩きをし、今日、畑起こしもどき。
9.10雑草が生えてきているのでマンノウで草叩き。
9.24カブと同じ畝の種蒔きとする。南5m弱に普通の大根、北5m強をカブ。
 マンノウで畝を台形に整形し、大根は鍬で2列転圧し、カブは全面転圧。
 大根は、種を2cm強の間隔で置いていき、手で土を軽く被せ、再び鍬で転圧。
 少々残った種は後日蒔き、葉食用として時差栽培。 

<2022年度>
 須賀前の畑は広いゆえ、一毛作にする畝がけっこうあり、広幅畝でカボチャ(後作はハクサイ)を栽培し、その両側各2畝(タマネギ2畝、エンドウと普通の大根&カブで2畝)は一毛作とし、ここにカボチャのツルを思う存分這わせることにしている。
 カボチャの収穫が終わり、9月初めまでに、エンドウと普通の大根&カブの2畝は、繁茂した雑草を草刈機で刈り取り、刈り残しを鎌など使っての手作業で概ね雑草を除去し、スコップで畑起こしもどき(ショベルを10cm間隔で刺して前方に少し押し、空気を入れる形で行う)してある。

9.11今年収穫したエンドウ畝は土寄せして大きくなっており、その分普通の大根&カブ畝は小さくなっている。また、細かな雑草がけっこう生えてきている。そこで、エンドウ跡畝の表土を1cmほど草叩きしながら、今年種蒔きするエンドウ畝のほうに土砂移動。これで、普通の大根&カブ畝は雑草がゼロとなった。
 カブの種蒔きは後日となるから、今日は南半分の約5mに普通の大根の種蒔きをすることとした。マンノウで畝を台形に整形し、鍬で2列転圧して、種を2cm間隔で置いていき、手で土を軽く被せ、再び鍬で転圧。残った種は葉食用にすることとし、畝の嶺に2mほど同様にして種蒔き。
10.02発芽は良好。草引きしながら第1回選り。畝の嶺2mほどは全部収穫。
10.09第2回(最終)選り。生育は順調そうだ。
10.24テンワで畝の法面草叩き、手で株周り草叩き&土寄せ
12.4もう十分な大きさになっている。大きいものから4本初収穫。
2023.1.16順次収穫中。太いものは昨年同様に巣が入っている。
 太くならないよう、種蒔き時期を遅らせたほうがいいかもしれぬ。
1.22本日最終収穫。太いものは巣が入っているもの多く、そうでないもの10本弱を残し、処分。良さそうな品は自宅裏の軒下で土中保存。
3.5甘夏を同じ場所に埋め込むため、土中保存品を全部掘り出し。
3.15掘り出して籠に保管していたものを2つ割してみたら、巣が入っているものが大半であった。3本のみ巣が入らず、これを食用に。
3.20大根畝の南の方にスギナが生えており、テボで掘り出した後、テンワで草叩き。
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今日の農作業&9月の農作業 [月別農作業記録]

9.24大根(青首宮重尻丸大根):畝整形、種蒔き
  カブ(天王寺かぶ(丸葉)):畝整形、種蒔き
  ナスほか混植畝:草叩き
  グラジオラス畝:畝間と法面を草刈機で草刈り、手で畝の草引き
  ビタミン大根:東列の選り
  コブトリソウ(須賀前):上半分を鎌で刈り取り
  春ニンジン畝:草刈機で草刈

(下旬)
ホウレンソウⅢ:種蒔き
ネギ苗床:種蒔き
柑橘類:夏剪定(甘夏、みかん)
十六豆:垣根壊し


<2023年>
9.01貸畑:畝整形
9.03キャベツⅠ:苗定植(黒p早生「湖月」16、金p「とくみつ」16)
  ブロッコリーⅠ:苗定植(金p「夢ひびき」8)
  カリフラワーⅠ:苗定植(ピンクp「オレンジブーケ」6、白p「スノークラウン」7)
  本伏ネギ(須賀前):全面草叩き
9.04キュウリⅡ:2畝中ほとんど枯れた北畝の除去、垣根壊し、草叩き
  ホウレンソウⅠ畝:草叩き、畝整形
  ネギ育苗畝:草叩き、畝整形
  昨日定植したキャベツ類3種類の水やり
  春菊:歯抜け部分に追加種蒔き
9.10ホウレンソウⅠ:畝整形、種蒔き
  キャベツⅡ:草叩き、苗定植
  ハクサイ:草叩き、苗定植
  大根&カブ畝:草叩き
  ビタミン大根:株周りの草引き
  春菊:株周りの草引き
9.11イチゴ:ランナーから伸びた苗を掘り出し、定位置に植え付け
  キュウリⅡ:残り1畝がほとんど枯れたので除去し、垣根壊し
9.16ブロッコリーⅡ&カリフラワーⅡ畝:草叩き
  山芋畝(一番東):法面の草叩き
9.17ブロッコリーⅡ&カリフラワーⅡ畝:苗の定植
  キャベツ類&ハクサイ:欠損株の再定植
  ホウレンソウⅡ&Ⅲ畝:草叩き
  ニンニク:草叩き
  大根(青首宮重尻丸大根)&カブ畝:草叩き
  ブロッコリーⅢ&カリフラワーⅢ畝:草叩き、施肥
  小松菜(キュウリⅡ跡南畝):草叩き
  ニンニク畝:草叩き
  ネギ苗床:草叩き
  トウモロコシⅤ畝:土寄せ
  タマネギ畝:草叩き
  ビタミン大根畝:草叩き
  エンドウ畝:草叩き
  春菊:草引き
  キャベツⅠ畝:草叩き
  定植した冬野菜苗全部:水やり(翌朝たっぷりの雨)
9.18自家採取種:取り出しor発酵処理(メロン、十六豆2種、ゴーヤ、キュウリ、オクラ)
9.20ホウレンソウⅡ:畝を均し、種蒔き
  ニンニク:畝を均し、種球植え付け
  ホウレンソウⅢ:施肥(苦土石灰、石灰窒素、牛糞堆肥、鶏糞)し、畑起こしもどき
  小松菜(キュウリⅡ跡):苦土石灰を振り、畑起こしもどき
  枝豆跡:畑起こしもどき
  ビタミン大根:西列の選り、2本移植
9.22トウモロコシⅤ:昨日の強い風雨で傾き、立て直し
9.24大根(青首宮重尻丸大根):畝整形、種蒔き
  カブ(天王寺かぶ(丸葉)):畝整形、種蒔き
  ナスほか混植畝:草叩き
  グラジオラス畝:畝間と法面を草刈機で草刈り、手で畝の草引き
  ビタミン大根:東列の選り
  コブトリソウ(須賀前):上半分を鎌で刈り取り
  春ニンジン畝:草刈機で草刈
  
<2022年>
9.02草引き:ホウレンソウ畝Ⅰ、Ⅱ、ニンニク畝、ネギ苗床
9.03草引き:本伏せネギ畝(自宅前)
9.04柑橘類:夏剪定(甘夏、みかん)
  しだれ梅:夏剪定
  草刈機で草刈り:グラジオラス畝間、白ナス&オクラ畝法面
  手で草引き:グラジオラス畝、白ナス&オクラ畝
 <ニラ収獲:第4回>
9.05本伏せネギ:施肥(追肥)、土寄せ、法面に施肥(種粕)
  山芋畝、紫ナス畝:手で草引き
  F1メロン跡:畑起こしもどき
  ビタミン大根:細かな草を手でていねいに引く
  ニンニク畝:畑起こしもどき
  キュウリⅡ:処分し、垣根壊し
 <ミョウガ収獲:第4回>  
9.11ホウレンソウⅠ:畝整形し、種蒔き(接木トマト跡:8.7施肥済み)
  大根&カブ畝:畝土をエンドウ畝へ少々移動
  大根:畝を整形し、種蒔き
  畝の草叩きor草引き:ホウレンソウⅡ&Ⅲ、ニンニク、ハクサイ
  イチゴ:ランナーから伸びた苗を掘り出し、定位置に植え付け
  自家採取種の収納:十六豆(黒種・白種)、キュウリ、ゴーヤ
9.12ブロッコリーⅡ&カリフラワーⅡ:苗植え付け
  キャベツ類の欠損株:苗再定植
  ハクサイ:購入苗定植(中早生28株、空き12株)
9.14菊菜:周りの細かな雑草の草引き
  ビタミン大根:株周りをざっと草引き(2回目)し、周りの土を手で掘って土寄せ
9.15<ミョウガ収獲:第5回>
 <ニラ収獲:第5回>
9.16ニンニク:植え付け
  ホウレンソウⅡ:種蒔き(キュウリⅠ跡:8.16施肥済み)
  ホウレンソウⅢ:畝の草叩き
  ネギ苗床:草叩き
  キャベツ類畝:草叩き、株元へ手で土寄せ
  ビタミン大根畝:草叩き
  本伏せネギ:畝の草叩き
  サツマイモ:ツル返し
9.17カブ(天王寺かぶ(丸葉)):半畝施肥(苦土石灰、牛糞堆肥)、畝整形、種蒔き
  ニラ:施肥(苦土石灰、牛糞堆肥)
9.18イチジク:鳥除けネット外し
  果樹園:草刈機で草刈り、幹回りは鎌で草刈り、株周りに雑草敷き詰め
  里芋:草刈機で草刈り、幹回りは手で草引き
  サツマイモ(自宅前):ツル返し、草引き
  ウド:草刈機で草刈り、幹回りは手で草引き
  ショウガ(自宅前):草引き
9.20ビタミン大根:第1回選り(今日1列、9.22残り1列)
9.21ホウレンソウⅢ:種蒔き
  菊:ざっと草引き
  金柑&ユズ:下草(ミョウガ、アジサイ)刈り取り
9.25ハクサイ:第2弾植え付け
  ブロッコリー&カリフラワー:第3弾(and欠損株)定植
  キャベツ:虫食い株再定植
  イチゴ:苗から伸びたランナー切り、3株移植、草取り
  山芋:むかご取り(少々時期が遅かった)
  貸畑:シシトウ処分、施肥、畝立て
  グラジオラス(自宅前):畝と畝間の草引き
  ネギ育苗床:種蒔き
9.26カリフラワー2株、キャベツ1株を追加植え付け
  キュウリⅢ&Ⅳ:垣根壊し、残骸処分、畝の草引き
  十六豆Ⅰ&Ⅱ:垣根壊し、残骸処分、畝の草引き
  タマネギ畝:草刈機で草刈り
  菊菜:株周りをていねいに草引き
 <ミョウガ:今日が最終収穫か?>
9.29ビタミン大根:第2回(最終)選り(まず1列だけ)
9.30ホウレンソウⅠ&Ⅱ:細かな草を草引き

<2021年>

<2020年>

<2019年>

<2018年>
9.01~9.02台風対策
9.05台風の後始末:枝折れしたサルスベリの片付け
9.30<大型台風対策>

<2017年>
9.18台風被害措置
9.21梅の木:毛虫消毒
9.22梅の木:毛虫再消毒
  ぶどう:毛虫消毒
9.2梅の木:毛虫再々消毒
  ぶどう:毛虫再消毒
9.26ぶどう:毛虫叩き落し

(2016年)
9.21台風被害対応

(2015年)
9.16盆栽棚跡:畑の新設
9.27自宅前畑(南区画):樹木伐採
9.28自宅前畑樹木伐採(南区画の残り、北東区画)
 
(2014年)

(2013年)
9/17台風被害の復旧作業

(2012年)
90.8 白ナスの消毒
9.10 紫ナス、青シソに消毒
9.27 消毒(冬野菜の全部)
9.29 台風直撃の恐れあり:対策

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9.20 営業日の半日、店をさぼって百姓仕事 [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 当店休業日の一昨日は、雨が降ったり、パソコン購入とその立ち上げで、まったく百姓仕事ができなかった。
 店は暇すぎる状態にあり、女房一人で十分に対応可能だから、一昨日に予定していた冬野菜の種蒔きや苗植え付け畝の整備を行うことに。
 待ったなしは、ホウレンソウ第2弾の種蒔きとニンニク球の植え付け、そして遅れていたビタミン大根の選り。また、ホウレンソウ第3弾の畝づくりも遅れている。
 こうした作業を今日の午前中いっぱい実施。終わって帰ってきてしばらくしたら、けっこうなにわか雨。ちょうどよかったわい、である。
 店の営業日にときおり百姓をやるが、定休日と違って、なんだかせかされる。のんびりたらたら農作業をする気にはなれず、これが終わったら次はあれ、という調子で、休みなく続けてしまう。
 こうなると、終わった後はグッタリ。よって、店の仕事に集中できず、じっと椅子に座っているだけ。これじゃあ、なんにもならない。
 まあ、今日のところは、午後は雨が降ったり止んだりでお客は来ないから、問題なし。
 そして、体を動かした日の晩飯はうまい。小生は基本的に1日1食生活ゆえ、夜になっても腹が減ったという感覚は全く生ぜず、空腹は最高の御馳走というが、小生はそれには無縁ではあるも、やはり我が体はエネルギー補給を望んでいるのであろう。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、もう一つの別立てブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
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ニラの手抜き栽培 [手抜き栽培:ニラ]

 「野人エッセイす」というサイトがあり、その中に「協生農法 実践マニュアル2016年度版」がある。これは一つの自然農法であるが、その基本は、福岡正信(著:無「Ⅲ」自然農法)のそれと同じと思われ、不耕起・無施肥・無農薬で雑草との共生であるが、より具体的に栽培方法が書かれている。
 そのなかで興味を引いたのは、「P.20 野菜は半日陰でよく育つ。果樹との混合栽培が望ましい。」とあり、うちの果樹園でも取り入れたいと感じたところである。その部分を以下に抜粋する。
<野菜はなぜ半日陰でよく育つ?>
 一般の常識に反して、無肥料状態では野菜は日向より半日陰でよく育つ。これは、野菜の原種がもともと他の植物との混生密生状態で進化し、樹木の半日陰などの適した光合成効率を進化させてきたことに由来する。
 野菜類中心の収穫をする場合、果樹は育っても2~3m高に収まるよう剪定し、…果樹については収穫が目的ではなく、野菜が育ちやすい環境づくりが優先である。果実の収穫は副産物と考える。
 果実中心の収穫をする場合、果樹を他種混生し大きく育ってしまってよい。野菜類は果樹園の下草として補助的に生産できる。(引用ここまで)

 さて、ニラであるが、これも半日陰のほうが都合がいいようだ。たぶん葉が柔らかくなるのであろう。2014年にニラの種を買って、一人生えしていたニラとの栽培比較をしたら一人生えのほうが成績が良かった。そこで、2016年10月に栽培場所を変え、しだれ梅の枝先でちょうど隠れる辺りに、従前からのニラだけを移植し、有機肥料を敷き込んだ慣行農法をしたところ、ここは雑草の生え方が少なく、かつ、好成績が得られた。
 なお、栽培区画は約50cm×約100cmと小さいが、自家用にはこれで十分だ。
 ここは、木漏れ日が午前中にせいぜい数時間射す程度の場所で、かなりの日陰だ。2年目以降は無肥料自然栽培に切り替え、雑草防止のために籾殻を時折被せるも、植えっ放しで毎年ニラを何度も刈り取ってきた。
 ところが、3年も経つと、当初にくらべて少々痩せてきた感がする。
 そこで、無肥料栽培はあきらめて、2020年1月に籾殻の上にだが米糠を撒き、6月には同様にして牛糞堆肥を撒いた。そして、2021年2月には鶏糞を少々撒いた。それが効いてきたのか、2021年4月のニラ収獲時には、葉っぱが多少大きくなり、5月の収穫では明らかに大きく、また厚くなった。
 定期的にニラを収穫するときには、小々の雑草を先に引き抜いてからニラを皆伐するという方法をとっており、4月から毎月1回、11月まで収穫でき、実に楽ができる。
 ところが、月1回のペースで収獲していると、だんだん細いニラになっていく。そこで、2021年は夏に米糠、晩秋に施肥(鶏糞、種粕、苦土石灰)しておいた。その結果、2022年は4月5月と良質のニラが収穫できた。
 こうしたことから、気まぐれ的ではあるが、時折あれこれ施肥(といっても肥料をばら撒くだけ)し、同じ場所で繰り返しニラ栽培を続けているところである。
 参考:2022年までの栽培記録→ しだれ梅の陰でニラの栽培を続ける

<2023年産>
 しだれ梅の枝先に栽培場所を固定したのが2016年10月であるから、2022年秋で、もう6年になる。2022年の最終収穫後に、お礼肥をすることとしよう。
2022.10.29最後の収穫前に、ついでがあったから籾殻被せ。
11.21最終収穫後、草引きし、施肥(苦土石灰、種粕、鶏糞、牛糞)を適量する。
2023.3.13けっこう雑草が生えてきているので、ていねいに草引き。
4.2そろそろ収穫可能。少々生えてきた雑草の草引き。
4.14第1回全部収穫
5.22第2回全部収穫
8.28まずまずの大きさになり、花芽が出だしたので全部収穫しようと思ったが、柿の木(南)に自生しているニラがうんと良品で十分な量採れたのでニラ栽培区画のものは全部切除し、処分。
8.31米糠、鶏糞を施肥
9.20花芽が大きく伸びており切除する。収穫可能だが、柿の木2本周りに自生しているニラがうんと良品で、十分な量採れたので、ニラ栽培区画のものは放置。
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小松菜の手抜き無肥料栽培 [手抜き栽培:小松菜]

 例年、自宅前の畑で栽培している小松菜。当地では、“正月菜”と呼び、これは、雑煮に必ず入れる野菜であることから、そう呼ぶようだ。
 種蒔き時期は2013年から10月10日、22日の2回、時差蒔きすることにしていたが、第2弾は生育不良になることがあるので、2019年からは第2弾を1週間早めることとした。また、暖かすぎると生育が良くなりすぎるので、第1弾を5日程度遅らせることもある。なお、この時期、種蒔きが1週間遅れると収穫は1か月遅れる、と言われる。
 例年、有機肥料で慣行農法栽培してきたが、2018年からは、基本的に同じ畝で連作し、かつ、無肥料・無農薬(自然農法)栽培としてきたが、小松菜はまずまずうまく育つも、前作の夏野菜が芳しくないことが多く、2022年の夏野菜から、微肥料栽培とした。よって、後作の小松菜は無肥料で行くも、苦土石灰だけはを軽く撒くことにした。
 自然農法で参考としたのは次のものである。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い  三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 参考:2021年までの栽培記録→小松菜の無肥料栽培
 なお、従前の有機肥料栽培の記録は「従前の小松菜有機肥料栽培」に残す。

<2023-24年>
 毎年、北東区画の十六豆跡は小松菜としているが、今年もそうした。もう1畝はその隣であったり第4畝であったりするが、今年は第2畝(キュウリ第2弾跡)とした。
 昨年から無肥料栽培をあきらめたが、どちらの畝も夏野菜苗を植え付けるときに牛糞堆肥ほかを施肥祖いているから残留肥料があり、小松菜は無肥料でもまずまず育つから無肥料で行くが、苦土石灰だけは撒くことにする。
<第1弾:キュウリⅡ跡南畝or十六豆Ⅰ跡>
9.20キュウリⅡ跡南畝に苦土石灰を振り、畑起こしもどき
<第2弾:キュウリⅡ跡南畝or十六豆Ⅰ跡>

<2022-23年>
 毎年、北東区画の十六豆跡は小松菜としているが、今年もそうした。もう1畝はその隣であったり第4畝であったりするが、今年は第4畝(キュウリ第3弾跡)とした。
 今年は無肥料栽培をあきらめ、どちらの畝も夏野菜苗を植え付けるときに牛糞堆肥を少々入れた。小松菜は無肥料でもまずまず育つから、無肥料で行くが、残留肥料があろうから、小松菜の種蒔き前に苦土石灰を撒くことにする。
 種蒔き時期は例年10月10日、17日の2回に分けて2畝栽培だが、気象動向をみると暖秋ぎみであり、若干遅らせることとした。

<第1弾:キュウリ第3弾跡>
10.2前作のキュウリは9.26に垣根壊し、畝の草引きをしてあり、今日残骸を果樹園へ。
 軽く草叩きし、苦土石灰を軽く振る。スコップで畑起こしもどき。
10.16畝の細かな雑草の草叩きを2日前に行い、今朝土かき混ぜ。午後3時に、再度土かき混ぜし、細かな雑草を概ね枯らす。テンワで平らに均し、鍬で軽く転圧し真っ平らに。
 予定より6日遅れで種蒔き。少々種が少なく、種袋の概ね半分を使い粗くばら撒き。畝の法尻の土を振り撒ける。明日は一日雨につき、鍬での再転圧は省略。
10.21全体に芽吹きあり。発芽率は良さそう。
10.29細かな雑草がびっしり生えている。手で草引き。(数日後に再度草引き)
11.11~12細かな雑草を再度草引き
11.19法面に繁茂した雑草をコテで草削り
11.28もう十分に大きくなったものあり、一部収穫。虫食いや病気はほとんどない。
12.4また少し大きくなった。大きいものから2回目の収穫。
12.15全般に出来がいい。虫食いや病気はほとんどない。評価★★★★☆
2023.2.20その後だんだん虫食いが進んだが食用に支障なし。久し振りに今日少々収穫。
3.15、3.20菜の花(蕾)を収穫。

<第2弾:十六豆第1弾跡>
10.2前作の十六豆は9.26に垣根壊し、畝の草引きをしてあり、今日残骸を果樹園へ。
 軽く草叩きし、苦土石灰を軽く振る。スコップで畑起こしもどき。
10.22畝の細かな雑草の草叩きを14日に行い、16日と20日に土かき混ぜし、概ね雑草を枯らすも、まだしぶとく枯れないでいるものあり。
 予定より5日遅れ、第1弾の6日後の種蒔き。概ね残り半分の種を粗くばら撒く。種蒔きの手法は第1弾に同じ。ただし、雨は期待できず、種蒔き後に鍬で再転圧し、散水。
11.11~12発芽率は良さそう。細かな雑草の草引き。部分散水。
11.19法面に繁茂した雑草をコテで草削り
11.28もう十分に大きくなったものあり、一部収穫。虫食いや病気はほとんどない。
12.15出来がいいのは西端だけ。他は生育不良で淵が黄色い葉が目立つ。評価★☆☆☆☆
2023.2.20その後だんだん虫食いが進んだが食用に支障なし。久し振りに今日少々収穫。
3.15、3.20菜の花(蕾)を収穫。
3.28草刈り機で刈り取り。

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ニンニクの手抜き栽培 [手抜き栽培:ニンニク]

 うちでのニンニク栽培について、今までの概要を記す。
 2013ー14年から試験栽培し、翌年以降、あれこれ幾品種かで栽培試験を行った。最終的に「ホワイト6片」の種用ニンニクを購入しての栽培に落ち着いた。ここまでは慣行農法(ただし、有機肥料栽培で連作)で行った。
 そして、6年目の2018年から自宅前の畑で無肥料栽培(ただし草木灰なり、トウモロコシや枯草の残骸を入れ込んだ。また、防寒に籾殻や刻み藁を使用し、それが自然に堆肥化する。)で連作することとし、トウモロコシとの二毛作とした。でも、トウモロコシはハクビシン被害に遭い、全滅することもあるから、2022年からトウモロコシ栽培をあきらめ、ニンニクの一毛作とした。
 無肥料栽培で参考としたのは次の農法である。
 ①たんじゅん農
 ②ガッテン農法

 ところで、「無肥料栽培を実現する本」を著された岡本よりたか氏によると「無肥料では必ず成長の悪くなる玉ねぎ、にんにくなど、ユリ科の作物…」と解説されている。「よりたか農法」によれば、こうした場合は無肥料栽培にはならないが「ボカシ液肥」を作って散布するとよい、とのことであるが、これを作るのはしごく面倒なことである。同農法で、野菜全般に栄養不足の恐れがある場合は「草木灰を足し込む方法も有効ですが、この場合の注意点は、土がむしろアルカリ性が強くなることです。これを防ぐためには、必ず希釈した酢を一緒に撒くことです。」とある。
 草木灰の利用は、無肥料栽培か否か、という問題が生ずるが、なにも無肥料栽培に固執する必要はなく、うちの場合、庭木の剪定ごみなどを休耕田で燃やさざるを得ず、けっこうな量の草木灰ができるから、これをニンニク畝に単にばら撒けばいいのであり、そして、どうやって使おうか困っていた、いただきものの竹酢液があるから、これを希釈してジョウロで散布すればいい。こうしたことから、十分に発芽した晩秋に、草木灰+竹酢液を撒くことにした。
 なお、草抑えと保温のため、毎年、籾殻なり刻み藁をたっぷり乗せることにしている。
 その結果、2018-19年産はやや小ぶりのニンニクしか収穫できなったし、2019-20年産はさらに若干小振りとなった。
 ところが、2020-21年産そして2021-22年産も無肥料(ただし、トウモロコシの残骸や枯草を埋め込み)にもかかわらず、まずまずの大きさのニンニクが収穫できた。
 そうしたことから、無肥料(籾殻や刻み藁は自然堆肥化する)を貫徹し、一毛作でニンニク栽培をすることにした次第。

 参考:2021年までの栽培記録→ニンニクの無肥料(減肥料)栽培
 なお、従前の有機肥料栽培については「従前のニンニク有機肥料栽培」に記録を残す。

※ニンニクの収穫適期:葉が全体の2/3ほど枯れたら収穫
           or地上の茎葉が3~4枚ほど枯れた状態
 収穫したら根を切り落とし、天日干し。2~3日後に茎を15cm残し切り落とす。
 1か月後、よく乾いてから茎も切り落とす。

<2023ー24年>
 23年は5.28に収穫を終えたが、畝の東端1mほどは小さな玉にしかならなかった。これは、垣根の土を移動させただけの畝増設ゆえに土壌条件がわるかったのであろう。
 そこで土壌改良をすることとした。その方法は、過去に各種野菜を無肥料栽培したとき、出来の悪い場合に行った、炭素材投入と土壌のアルカリ化である。
6.4表層土を退け、ついで中層土を退ける。小型ビッチュウで少しずつ土をはつり、藁を埋め込む。その上に藁を少々ばら撒き、中層土を少しずつ戻し、これを繰り返す。なお、藁入れのとき、化石貝殻(石灰)を少しずつばら撒いた。最後に表層土を戻す。
6.25,7.19法面を主に雑草がどれだけか生えており、マンノウで草叩き。
8.28出来の悪かった東のほうだけ苦土石灰を振り、畝全体を畑起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、約10cmピッチで行う)。
9.17マンノウで草叩き
9.20本日、植え付け。購入した「ホワイト6片」の種12個は、先日ばらしておいた。
 マンノウで畝を台形に均してから、鍬で3列の溝立て。ニンニク片を適当に並べていったら各列26個となり、クズが8個ほど残っただけで、ちょうどよかった。覆土厚は3cm強ほど。半分堆肥化した籾殻の大半が表層土に混ざり込んだ状態で、今年も施肥はせず。

<2022-23年>
 22年収穫は6月3日で、従前は後作にトウモロコシを栽培したが、昨年、ハクビシン被害で全滅したから、今後はニンニクだけの一毛作でいく。
 収穫後の管理は比較的楽である。籾殻がたっぷり乗っていて、雑草が生えにくい。でも、ときどき草引きや草叩きが必要。実施日:7月2日、9日、8月1日、9月2日。
9.5スコップで畑起こしもどき。
9.16本日、植え付け。購入した「ホワイト6片」の種用ニンニクをばらしたら約90片となり、3列植え(27・26・27)で合計81個を使用。
 マンノウで畝を台形に均してから、同じくマンノウで3列の溝立て。ニンニク片の大きいものから順に並べていき、中央列は小振りとなった。少々土を掘り、覆土。覆土厚は約3cm。半分堆肥化した籾殻の大半が表層土に混ざり込んだ状態となった。
10.2芽が出る前に細かな雑草の草叩き。(ただし4本芽吹きがあった)
10.09半分ほどが芽を出した。小型コテで草叩き。
10.16概ね芽吹いた。マンノウで細かな草の草叩き。
10.29小型コテで草叩き、鍬で法面の土寄せ、籾殻被せ
11.14草引き、籾殻追加被せ
11.19法面を小型コテで削り上げ
11.28畝間を鍬で軽く削り、法面に土寄せ(籾殻が風で飛ばないように)
2023.1.16ていねいに草引き。法面の草叩き。
5.27その後、草はあまり生えず、目立つ草を4月に抜いたり、畝の法尻は隣畝の整備のときに削り上げたりした。今日、軸太のものを10数個、生ニンニクとして初収穫。けっこういい出来だ。なお、東1m強の部分は早くして枯れ、出来は悪く、小さな玉であり処分。ここは畝増設した個所につき、土壌が悪かったからだろう。
5.28明日から梅雨入り模様のため、気持ち時期が早いが、急きょ全部収穫する。天日干しが不可能なため、根切りし茎を15cm残し切り落とし、苗トレイに入れて、納屋の棚に置く。まずまずの出来であった。(その後、天気のいい日に2日間、天日干し)評価★★★☆☆
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絹サヤエンドウの無肥料手抜き栽培 [手抜き栽培:エンドウ]

 絹サヤエンドウは、大昔から種を自家採取し、栽培してきた。小生が百姓を行うようになってからは有機肥料栽培をしてきたが、2017~18年栽培から無肥料栽培とした。
 参考としたのは次の農法である。
 ①「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 ②三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 この農法で楽ができた点は、畑起こしをしなくて済むことと、輪作計画を立てなくていいこと。ただし、畑起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、約10cmピッチで行う。なお、「畑起こしもどき」とは小生が勝手に命名したもので、別立てブログ「三浦伸章「ガッテン農法」を知る」で紹介しているが、スコップを差して空気を入れるもので、ビッチュウによる畑起こしを軽作業化したものである。)は植え付け前に行うこととしている。
 当初の1~2年(あるいはその後も、あれこれ土壌改良を試みて、無肥料栽培を5年間続けたのだが、うまくいったり失敗したりするも、無肥料でも概ねうまくいくようになったから、このまま無肥料で続けようと考えている。ただし、雑草の枯草が近くの畝からけっこう出来るので、これをエンドウ栽培畝の法面両側に埋め込むことにしている。
 参考:2021~22年までの栽培記録→絹サヤエンドウの無肥料栽培
 なお、従前の有機肥料栽培については「絹サヤエンドウの有機肥料栽培」に記録を残す。

 ところで、エンドウは種蒔き時期に少々留意せねばならない。
 毎年栽培している絹サヤエンドウの種蒔きは、おふくろが言うには11月1日が良いとのこと。ところが、2012年にそうしようとしたところ、お隣の専業農家の老主人から、昔と違って最近の11月・12月は暖冬気味だから、ちょっと遅らせたほうが良いとアドバイスを得た。冬越しさせるには、少々背が低い方が雪が降ったときに痛まないからとのこと。
 それ以来、遅らせ気味で種蒔きすることにしていたのだが、2017年は11月8日に種蒔きしたところ、その直後からの異常低温で大半が芽吹かず、やむを得ず多くを春蒔きしたが、春蒔きでは収穫量は微々たるもの。やはり月初めに種蒔きせねばいかん。

<2023~24年>
 前年度に引き続き自然農法を導入することとし、無肥料栽培7年目となる。
 エンドウは連作障害がために数年間隔を置くのが望ましいとのことで、有機栽培時にはそうしてきたが、新たな自然農法(無肥料)の導入に伴い、昨年度まではタマネギとエンドウを隔年作付け(ともに一毛作)とし、タマネギを2018年から2畝に改め、エンドウは4年ローテーション(3年置く)の作付けとしてきた。
 土壌が十分改良されれば連作可能とのことで、今季(2023~24年)からは、エンドウ用2畝(片方は大根&カブの一毛作)で交互作付けすることにした。
 昨季のエンドウは5.21に収穫を終了し、5.27に種取りを行い、同日に垣根壊しを行った。残骸は直ぐ隣のカボチャ畝の敷き藁代わりにした。
 エンドウ畝と隣の大根&カブ畝はカボチャのツルを這わせる場所とし、雑草は生え放題にしておいた。
8.21カボチャの残骸を引き抜き、その両側各2畝(反対側はタマネギ跡)ともマンノウで草叩き。8.29今季のエンドウ畝をスコップで畑起こしもどきし、両側の法面を鍬で溝立てし、野菜残骸を手で埋め込み。
9.17生えてきた雑草をマンノウで草叩き。

<2022~23年>
 前年度に引き続き自然農法を導入することとし、無肥料栽培6年目となる。
 エンドウは連作障害がために数年間隔を置くのが望ましいとのことで、有機栽培時にはそうしてきたが、新たな自然農法(無肥料)の導入に伴い、当面、タマネギとエンドウを隔年作付け(ともに一毛作)とし、タマネギを2018年から2畝に改め、エンドウは4年ローテーション(3年置く)の作付けとしてきた。
 土壌が十分改良されれば連作可能とのことで、来季(2023~24年)は、エンドウ用2畝(片方は大根&カブの一毛作)で交互作付けを目論んでいる。
 昨季のエンドウは5.14に収穫を終了し、5.25に種取りを行い、6.5に垣根壊しを行った。残骸は直ぐ隣のカボチャ畝の敷き藁代わりにした。
 エンドウ畝と隣の大根&カブ畝はカボチャのツルを這わせる場所とし、雑草は生え放題にしておいた。8.15にカボチャを最終収穫し、その両側各2畝(反対側はタマネギ跡)とも草刈機で草刈り。8.28に、大きな草は手で草引きし、そのあとテンワで草叩き。
2022.8.29今季エンドウ畝(昨季は大根&カブ)をスコップで畑起こしもどき。そのあと畝の法面両側を鍬で溝立てし、8.15に刈り取った枯れ草を溝に入れ、手で埋め戻し。
 今季のエンドウ畝は、昨年冬作の大根&カブ畝で少々小さい畝になっているから、大根&カブ畝を整形する段階で、土移動させ、エンドウ畝を大きくする予定。これは例年のことで、大きな畝のほうがエンドウが高収穫となりそうだから。 
10.02今季の大根&カブ畝からの土移動は実施済み。
 だいぶ雑草が生えてきた。テンワで草叩き。
10.23細かな草が生えており、テンワで草叩き。スギナをテボで掘り出す。
11.6少々遅くなったが本日種蒔き。
 テンワで細かな草を叩き、畝整備。テンワで軽く溝を立て、種を2cm間隔で並べる。覆土し、手で転圧。土が乾いており、当分雨なしだから水やり。軽く籾殻被せ。
11.18ほとんど雨なしだから心配したが、部分的に芽吹き。ほっと安心。
2023.2.6当初は部分的に歯抜けがあったが、その後遅れて発芽し、概ねきれいに生育。
 10年前(2013年2月)にヒヨドリと思われる野鳥に幼いエンドウが激しく突かれた。以来、2月に入ったらなるべく寒冷紗を掛けるようにしていたが、それも面倒で2018年にやって以降、寒冷紗をかけていなかったが、今年はなんだか嫌な予感がして寒冷紗掛けすることに。
 なお、その作業の前に、小型コテで雑草叩きしながら、株元に軽く土寄せ。
3.5もう鳥に突かれることはなかろう。寒冷紗外し。
 エンドウが風で東側に倒れているので、手で土寄せし、立たせる。
 中長の支柱を株の東側に40cm間隔(両サイド4本は20cm)で差す。 
 上下2段、麻縄張りし、上段に漁網を引掛ける。下段は所々縛る。
 テンワで畝の両サイド削り上げ。
3.20もう花が咲きだし、だいぶ伸びてきた。東側へ伸びた枝の多くを西側へ戻した。
4.3またまた伸びてきたので、両面にビニール紐を張る。
 北の方が育ちがよく、南半分は少々背が低い。
4.8本日けっこうな量を初収穫。これより隔日で収穫することになる。
5.1南端を種取り用に残してあり、鳥害防止のため、ネットで囲う。
5.27今年はまずまず豊作であった。21日に収穫終了。評価★★★☆☆
 今日、からからに枯れた種を収穫し、垣根壊し。残骸はカボチャの敷き藁代わりに。
6.5サヤから種の取り出し、紙封筒に入れ収納。たっぷり取れた。冷蔵庫保管。
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9.15 白ナス3種類栽培比べの結果にがっかりしたり喜んだり [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 5月13日に次のように記事にした。
 ナスの品種は様々あるものの、紫ナスが大半である。ところが、この日記に幾度か書いたが、うちでは白ナスという珍しいナスをメインに栽培している。色は薄緑色で、千切らずに放置しておくと白くなるが、そうなると種が成長してうまくない。食べごろとなる、その大きさは、普通のナスの2倍(重量比)程度。もっとも、9月中旬以降は普通のナス程度の大きさにしかならないが。
 このナス、鹿児島の一地方では、これが普通のナスであって、九州各地にけっこう広まっているようだが、うちのお客様で“なつかしいわ”と鹿児島出身の方がおっしゃる。
 この白ナス(鹿児島に3種類あるが、そのうち「丸なす(巾着型)」)は、焼きナスにすると、ふんわりとし、滅法うまい。絶品!
 京都にある「翡翠(ひすい)ナス」の焼きナスを食べたことがあるが、その食感や味は全く差がなく、姿かたちも類似しており、これと同系統と思われる。
 うちでは、この白ナスは30年ほど前から種取りして栽培を続けているが、その育苗は大変手間がかかる。定植できる大きさに育てるまで約2か月もかかるからだ。
 苗が売られていれば、苗を買えばいいが、単なる「白ナス」だと全く違う、とんでもない硬いものであったりすることもあり、安心できない。
 ところで、先日、夏野菜苗をR園さんへ買いに行ったら、珍しい白ナス苗を売っており、お店の方に話を聞くと、うちの白ナスとは品種が違う(品種育成者:トキタ種苗 ダイヤ交配「とろ~り旨なす」)が、焼きナスに適しているようであり、試しに栽培してみようと、4月24日に苗を4株購入して植え付けた。
 さらには、今日、JA売店に「翡翠ナス」の苗が売られていたので、試しに栽培してみようと、これも6株購入し、早速植え付けた。
 今、大きな発泡スチロール箱で夜間保温し、育苗している鹿児島産の「白ナス」を定植できるのは、例年どおり6月10日頃になろうが、これは数を減らして8株植え付けることにする。
 そして、3種類の白ナスの育ち具合、収穫量の大小、そしてなにより味を比較し、来年からはう~んと楽できる栽培法に切り替えられないかと願っている。「とろ~り旨なす」なり「翡翠ナス」が、従来の鹿児島産白ナスと同等であってほしい。そう願っている。
(再掲ここまで)
 下の写真は何年か前に取った鹿児島産白ナス、初生りゆえに少々不格好。
 
DSCN0420.JPG

 この3種類の白ナスの栽培結果が概ね出た。
 まずは「とろ~り旨なす」であるが、7月半ばに(樹体が小さかったから)小さめで初収穫。その後、2週間ほどポツポツと収穫できたが(樹体はいっこうに大きくならず)、混植した紫ナスにチャノホコリダが湧き、それを拾って花芽があらかたやられて(葉も被害大)、8月いっぱい無収穫。8月終わりにチャノホコリダが消え、復活するも、樹体は依然として小さいままで、実も小さいうちに真っ白になり、品質は、いと悪し。焼きナスにしても、あまりおいしくない。
 次に「翡翠ナス」であるが、7月20日すぎからポツポツと収穫できたが(樹体はなかなか大きくならず)、9月半ばになっても樹体はさほど大きくない。9月になってから、生った実は気持ち大きめにして収穫しているが、たいして収穫できない。姿かたちは鹿児島産の「白ナス」と見分けがほとんどつかず、焼きナスの味は変わりない。
 最後に鹿児島産の「白ナス」だが、苗の生育は前2者より1か月遅れで、収穫開始もお盆頃と、1か月遅れたが、8月末には樹体は「翡翠ナス」に追いつき、9月半ばには大きく追い越し、生りも多くなった。今、紫ナスの2倍(重量比)の大きさで収穫し、焼きナスを楽しんでいるところである。
 こうしてみると、面倒だが種蒔きから育苗した鹿児島産の「白ナス」が群を抜いて良い成績となり、ついで「翡翠ナス」、ダメだったのは「とろ~り旨なす」となった。でも、「とろ~り旨なす」はチャノホコリダ被害に遭ったから、これがなければ好成績で、大きな実が収穫でき、焼きナスもおいしかったかもしれぬ。
 たった1回の栽培で優劣は付けられないであろうから、来年も3種類の栽培比較をし、再来年に1品種に絞り込みを図るしかなかろう。手抜き栽培のためには、「とろ~り旨なす」なり「翡翠ナス」なりに頑張ってもらいたいところである。
 時期は遅れたが、9月になってから、2日に1回ぐらいは、夕食時においしい焼きナスが食べられ、幸せである。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、もう一つの別立てブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
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紫ナスの手抜き栽培 [手抜き栽培:紫ナス]

 うちでは種を自家採取する白ナスをメインにして栽培しているので、紫ナスは脇役の存在となる。従前、作付け場所は白ナスを条件の良い須賀前の畑にし、紫ナスは交配を避けるために自宅前の畑にしていたが、自宅前は風通しが悪くて病害虫が付きやすく、また、湿気畑であり、紫ナスの出来が悪かった。
 でも、2015年からは、前年まで家庭菜園に貸していた須賀前の畑の東のほうが作付け放棄で戻ってきたので、白ナスを西のほう、紫ナスを東のほう、と大きく距離を空ければ交配の恐れが少なくなろうと、同じ畑で両方を栽培することとした。そうしたところ、交配はなく、うまくいった。
 紫ナスはこうして須賀前の畑で有機肥料栽培で輪作し、高収穫を得ることができた。
 2017年春に自然農法「たんじゅん農」を知り、2018年から無肥料栽培に挑戦することとした。ナスは連作障害が出るから5年空けよと言われるが連作にも挑戦した。そうしたところ、ナスはよほどの肥料食いと思われる。2品種とも超不作となってしまった。そこで、2021年から紫ナスは苗を接ぎ木にしたところ、無肥料連作であっても好成績を収めた。
 紫ナスはどうせ苗購入せねばならず、8本もあれば十分だから、その後は接ぎ木苗で通すこととした。そして、2022年には株間にショウガ栽培し、2023年からはオクラ、白ナスを加えた4種類の混植栽培にすることとした。
 なお、無肥料連作は大方の野菜でうまくいかず、2022年は植え付け穴に牛糞堆肥を1株に1リットル投入したが、紫ナスは無肥料で十分育つから、牛糞堆肥を入れなかった。ただし、2023年からは混植する他の3種類は無肥料では成績が悪いから、微肥料とし、紫ナスにも肥料投与になる。
 紫ナスそして混植するオクラ、白ナスも収穫期間が長いので、この畝は一毛作でいく。
 2022年までの栽培記録は「紫ナスの無肥料栽培」に残す。

<2023年>
 紫ナスそして混植するオクラ、白ナス、ショウガの畝は、西から第2畝(前年はオクラ、白ナスの混植)とした。
 3.20大きな雑草を草刈り機で刈り取り、その後でテンワで草叩き。4.03畑起こしもどき、4.04苦土石灰とほんの少々有機肥料粒をばら撒いておいた。なお、「畑起こしもどき」とは小生が勝手に命名したもので、別立てブログ「三浦伸章「ガッテン農法」を知る」で紹介しているが、スコップを差して空気を入れるもので、ビッチュウによる畑起こしを軽作業化したものである。

 今年初めて本格的に3畝で混植栽培することにした。うち1畝が接ぎ木紫ナスの畝で、オクラ、白ナス、ショウガとの混植である。約10m強の畝に紫ナス8株を植え付けるが、後日、その株の北側にショウガを8株植え、株間にオクラまたは白ナス(各4株)を植えての混植栽培である。オクラと白ナスは樹体幅が異なるので、紫ナス同士の株間は均等にせず、若干の調整をする。
 ところで、白ナスは当初は、従前どおり冷床種蒔きして育てた苗を後日定植する予定にしていたが、R園さんで白ナス苗を売っていたので、試しにこの畝(4株)だけ紫ナスと同日に植え付けることとした。
4.23当初の計画では、接ぎ木紫ナス以外は植え付け時に牛糞堆肥を各1リットル投入することとしていたが、作業効率が悪くなるから、畝全体に入れ込むこととした。
 畝の峰をテンワで両側に少々土退けし、牛糞堆肥を1株当たり約1リットル相当を畝全体にばら撒き、テンワで少々はつり込んでから土を戻し、畝整形。
 樹体幅を考慮に入れて4種類の定植位置に4種類の棒を差す。
4.24接ぎ木紫ナス「千両二号」と白ナス「とろ~り旨なす」2種類は3日前に購入。今日指定位置に植え付け、麻紐で支柱に軽く結わい付け。
5.1ショウガ種を紫ナスの北隣に植え付け。
5.27雑草が目立つので、畝全体を草叩き。
5.31順調に生育中。生っている実はクズっぽいので除去。結わい付け直し。
6.19株周りを手で草引き、マンノウで草叩き。初生り1個だけ収穫。
7.2まだ樹体は小さいが、今日から本格的に収穫(5個)。枝が垂れ下がりだし、補助支柱を差す。
7.17順調に収穫できているが、チャノホコリダ被害がだいぶ出だした。
 株周りの草引き、テンワで畝の草叩き 
8.13チャノホコリダ被害がひどく、8月になってからは無収穫。若干の枝葉落としをしてきたが、台風対策のため、思い切って剪定し、秋ナス仕立てにする。評価★☆☆☆☆
8.14台風対策のため、支柱追加し、結わい付け。(風はまったく吹かずに終わる)
8.31チャノホコリダ被害が消え、ぐんぐん生育。ポツポツと再収穫が始まる。
9.13いっぱい実を付け、気持ち小さい状態で収穫を続けている。再評価★★☆☆☆
9.24マンノウで畝の草叩き、カブ周りは手で草引き。

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