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ホウレンソウの手抜き栽培 [手抜き栽培:ホウレンソウ]

 ホウレンソウの栽培は簡単だと、高を括っていたのだが、小生が全部やるようになった2014年以降は失敗することが多い。それ以前は、亡きおふくろが化学肥料中心の慣行農法でもって、年に3回種蒔きし、きれいに生え揃い、多すぎるほど収穫できていた。
 2014年以降、小生が有機肥料を中心にして、我流でやるようになったら、種の選択が悪かったり、古い種で発芽しなかったり、鳥に突かれて全滅することがあったりと、まともに収穫できたためしがない。なお、アルカリ土壌でないと育たないホウレンソウゆえ、苦土石灰や石灰窒素を十分に投入する必要があるのだが、その分量が少なかったであろうとも思われる。
 そして、2018年のことであるが、たいていの野菜を無肥料自然農法で栽培しすることとし、ホウレンソウもそうした。
 自然農法で参考としたのは次のものである。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 ホウレンソウはアルカリ土壌にせねばいかんから、そのために苦土石灰に代わる牡蠣殻粉末を2年間にわたりけっこうな量入れ込んでみたが、これは遅効性であるうえ、そうそう土壌に溶け込むものではなく、ことごとく失敗した。
 そこで、4年目の2021年からは、土壌のより酸性化改善のため、苦土石灰と石灰窒素を使うこととした。また、アルカリ化してくれる炭灰が大量に入手できたので、これも適量入れ込むことにしたものの、炭灰だけで作付けした畝はやはり不作であり、苦土石灰と石灰窒素の両方が欠かせない。

 参考:2021年までの栽培記録→ ホウレンソウの無肥料(→減肥料)栽培
 なお、従前の有機肥料栽培については「ホウレンソウの有機肥料栽培」に記録を残す。

<2023年度>
 自宅前の畑で例年どおり次のとおり時差栽培する。→残暑厳しく日程変更
 第1弾種蒔き(枝豆跡)      9月7日 → 9月10日
 第2弾種蒔き(キュウリⅠ跡)  9月14日 → 9月20日
 第3弾種蒔き(キュウリⅡ跡北畝)9月21日 → 9月27日
 なお、種は昨年初めて購入した「豊葉」(固定種:野口のタネ)1品種のみ。
<第1弾(枝豆跡):予定9月7日→10日種蒔き(一部20日追加種蒔き>
8.6前作の枝豆の収穫が終わって、草叩きしてある。
 今日、苦土石灰、石灰窒素、鶏糞、牛糞堆肥を振り、スコップで畑起こしもどきし、小型ビッチュウではつり込み。
9.4記録にないが、その後1回草叩きをし、今日、草叩きして畝整形。
9.10マンノウで再度草叩きし、台形にし、鍬で全面転圧。種をばら撒き、覆土し、再度鍬で全面転圧し、ジョーロで水やり。
9.17昨日あたりから発芽しつつある。所々で地表を這う虫が表土を浮き上がらせ、発芽したものが枯れてしまうので、ジョーロで部分水やり。その後も適宜水やり。
9.20思いのほか不発芽箇所が多い。そうした箇所に追加種蒔き(ボルトの頭で土を凹ませて種を入れ、埋める)。→9.26追加種蒔き分がまずまず発芽
10.02細かな草の草取り
10.15生育のほどはバラバラ。土壌が十分にアルカリ化していなかったようで、生育不良が多い。また、第2弾は虫食いはほとんどないが、第1弾はけっこう虫食いがある。
 大きそうなものを選んで初収穫。
2024.1.22その後、第2弾が追い付いて、第1弾はほとんど収穫せず。
 肥料不足か?葉の色が薄く、黄変するものも多し。評価★☆☆☆☆
1.29残りを叩いて処分

<第2弾(キュウリⅠ跡):予定9月14日→20日種蒔き>
8.12キュウリはまだ少々生るが、台風接近で垣根壊し。
 苦土石灰、石灰窒素、牛糞堆肥、鶏糞を振り、スコップで畑起こしもどき。
9.17マンノウで草叩き
9.20本日、種蒔き。畝をマンノウで均して台形にし、鍬で全面転圧。種をばら撒き、覆土し、再度鍬で全面転圧し、ジョーロで水やり。
9.26ほぼ全体にきれいに発芽
10.02細かな草の草取り
10.19びっしり生えて細いもの多し。虫食いほとんどなし。初収穫。
11.5虫食いが少々進んでいるが、たいして支障ない。
2024.1.22その後、第3弾が追い付いて、第2弾はほとんど収穫せず。
 肥料不足か?所々で葉の色が薄く、黄変するものも多し。評価★★★☆☆
2.10濃い緑色のものがまだまだあり、収穫。
3.28とう立ったものが多くなったが、今日、最終収穫し、大雑把に鎌で草刈り

<第3弾(キュウリⅡ跡北畝):予定9月21日→27日種蒔き>
9.4&9.11キュウリ第2弾の垣根壊し、草叩き
9.17マンノウで草叩き。
9.20施肥(苦土石灰、石灰窒素、牛糞堆肥、鶏糞)し、畑起こしもどき
9.27本日、種蒔き。畝をマンノウで均して台形にし、鍬で全面転圧。種をばら撒き、覆土し、再度鍬で全面転圧し、ジョーロで水やり。
11.5もう食べ頃となり、初収穫。虫食いは少ない。
2024.1.22その後、順次収穫するも、どんどん大きくなり、収穫しきれない。虫食いも少なく、上出来である。評価★★★★☆
3.28とう立ったものが多くなったが、今日、最終収穫し、大雑把に鎌で草刈り

<2022年度>
 自宅前の畑で例年どおり時差栽培することとし、第1弾種蒔き9月7日(接木トマト跡)、第2弾種蒔き9月14日(キュウリⅠ跡)、第3弾種蒔き9月21日(枝豆Ⅱ跡)とする。
 各畝とも前作の収穫が終わった8月中に、苦土石灰、石灰窒素はしっかり、鶏糞と牛糞堆肥は適量を振り、小型ビッチュウではつり込んでおいた。2017年までの慣行農法とほとんど同じであり、違いと言えば有機肥料を少し少なめにしたことぐらいである。
 大きな違いと言えば、慣行農法では新たに畝を作り直して輪作するのであるが、畝は前作のものをそのまま使い、夏作冬作とも連作して、省力化することである。
 種は、今年初めて「豊葉」(固定種:野口のタネ)を使うことにした。
<第1弾(接木トマト跡):9月11日種蒔き>
9.11夏の長雨で予定より4日遅れの種蒔き。畝を整形後、鍬で転圧して真っ平らにし、全体に種をばら蒔き、軽く覆土して再度鍬で転圧。少々土が乾き気味で、ジョウロで散水。
9.30芽吹きはまずまず良好。細かな草の草引き。
10.11種蒔きしてちょうど1か月。まだ小さいが初収穫。今年は虫食いが全くない。
11.6グングン大きくなる。順次収穫中。少々虫食い。一部を息子の会社に送る。
11.19良品は少なくなり、少々虫食い進む。
12.28ずっと収穫していなかったが、今日どれだけか収穫。厳冬期入りしたが、まだまだ収穫可能。評価★★★☆☆
2023.1.16今日で概ね良品の収穫を終わる。
3.13その後は収穫できず、残りは不良品につき、畝全体を草叩き。

<第2弾(キュウリⅠ跡):9月16日種蒔き>
9.16第1弾の遅れが影響し、予定より2日遅れの種蒔き。要領は第1弾に同じ。
9.30芽吹きはまずまず良好。細かな草の草引き。第1弾とさほど差がない成育ぶり。
10.11種蒔きして25日。まだ小さいが初収穫。今年は虫食いが全くない。
10.16第1弾より第2弾のほうが大きくなった。自家用に収穫(初)。
10.21ここへきて畝の東のほうで虫食いが少々目立つようになってきた。
11.6グングン大きくなる。順次収穫中。少々虫食い進む。一部を息子の会社に送る。
11.19良品は少なくなり、虫食いがだいぶ進むも食用に支障なし。
12.11虫食いがさらに少し進んだが、食用になるものがまだあり、今日、それを全部収穫。小さなものがまだあるが、寒さで生育は止まっているようだ。評価★★★☆☆
12.28良品はほとんど収穫済み。厳冬期入りしたが、どれだけかは収穫可能な状態。
2023.1.16正月に少しだけ収穫できただけで、残りは不良品につき、雑草とともに畝全体を草叩き。

<第3弾(枝豆Ⅱ跡):9月21日種蒔き>
9.21予定どおりの日に種蒔き。要領は第1弾に同じ。これで、5日毎の時差蒔きとなった。
10.16細かな草を手で引く。
11.6部分的に随分と大きくなり、それを数日前に収穫。
11.16畝の西のほうが生育悪い。まだまだ酸性土壌のようだ。本格的に収穫するも、全体に生育は第1、2弾より劣る。
12.28その後はほとんど収せず。葉が黄色くなったもの目立つ。評価★☆☆☆☆
2023.1.16その後も収穫不能で、雑草とともに畝全体を草叩き。

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