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固定種「白ナス」無肥料(→減肥料)連作栽培5年目(付録:2017年露地種蒔き有機栽培記録) [白ナス]

(2023年からは別ページ→白ナスの手抜き栽培

 例年、固定種の「白ナス」苗は、自家用約30株と隣近所や友人などに差し上げる分として100~200株を、お隣の新家(分家)のビニールハウスで3月初めに種蒔きし、老夫婦に育苗していただいていた。ところが、夫婦併せて180歳となられた2017年からは夏野菜の苗作りを止められてしまった。
 これは数年前から予想されていたことであり、そのために2014年に自宅前畑にミニビニールハウスを作り、ここで3月初めに種蒔きして育苗する段取りをしたのだが、電熱器を買う必要があるし、毎日の温度管理・水やりが欠かせない。毎日の管理はおふくろに頼もうと思っていたのだが、そのおふくろも2015年に他界し、薬屋稼業が本職の自分一人ではハウス育苗は不可能だ。よって、「白ナス」苗の早期育苗はあきらめ、2017年から露地栽培することとした。
 そして、白ナスは2018年から自然農法「たんじゅん農」によることとし、無肥料・連作でいく。なお、ナスは連作障害が大きいとのことだが、自然農法がうまくいけば、連作障害は起きないとのことであるから、果敢に挑戦することとした。

<2022年>
<種を蒔いての苗づくり>
(4月20日:種蒔き)
 昨年から種蒔きのやり方を変え、苗移植をしない方法をとることとした。
 大きな発泡スチロール箱に小ポットが35個入るので、これを使用。ポットに培養土を入れて4粒ずつ種を置き、軽く押さえ、再び培養土を少々乗せて軽く押さえる。軽く水やり。
 発泡スチロール箱を大きなポリ袋の中に入れ、少し空かし、保温。夕刻には発泡スチロール箱に蓋をし、ポリ袋を密閉し、冷え込みがないようにする。
 これから毎日、この作業の繰り返し。10日後の初発芽を期待。
(5月3日)
 やっと多くのポットから2~3本の発芽が見られた。
(5月15日)
 発泡スチロール箱から出し、苗トレイに入れる。そのとき選って2本立てにする。
 堆肥場の上に板とビニールシートを敷き、苗場にし、寒冷紗でトンネル仕立て。
(5月22日)
 わりと順調に生育中。選って1本仕立てに。

<連作畝2畝の土壌改良> 
(2021年11月26日)
 肥料を欲しがり、連作を嫌うナスである。よって、ナスの生育は極端に悪く、実の付きようも芳しくない。特に、紫ナスにその傾向が強く、普通苗は無収穫に終わった。ただし、今年初めて接木苗も栽培したが、こちらは大成功であった。これは根っこが他の植物であるゆえ、肥料も欲しがらず、連作も利くからだ。
 さて、白ナスだが、これは冷床種蒔きでの苗づくりをして育てており、接木の仕方も分からないから、普通苗で栽培するしかない。白ナスの無肥料連作栽培を成功させるには、土壌細菌が適正化してくれるのを期待するしかなく、そのために土壌改良を実施するしか手が残っていない。
 なお、過去に行った土壌改良は次のとおり。 
(2017年10月31日)
 半月前に刻み藁を乗せておいた。それをビッチュウではつり込んでおいた。
(2018年10月25日)
 畝の表土5cm程度をビッチュウで畝の東側に退ける。雑草の細かな根っこが非常に多い。これは土壌細菌の格好の餌となるとのこと。なお、白ナスの根っこは掘り出さないようにした。ついで、テンワで、ほぐれた土を東側に退ける。
 次に、畝と畝間をスコップで畑起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら10cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行う。これで根張りが深く進むというもの。
 休耕田から運んできた刻み藁をばら撒き、東側に退けた土を鍬を使って被せながら戻す。十分に被らなかったので、敷地境界の先(排水路の公共用地)から土を調達し、再度土を被せる。
(2019年11月17日)
 まず、枯れ草を畝の両サイドに退ける。小型ビッチュウで表土を数センチ削り、畝の両サイドへ。次に、刻み藁をばら撒き、スコップで畑起こしもどき。このとき、刻み藁をどれだけか地中に入れ込めた。最後に、退けておいた枯草をばら撒き、鍬で土寄せしながら枯草を埋め込む。
(2020年3月31日)
 畑起こしもどきをしながら、西の畝だけ牡蠣殻粉末&草木灰を適量入れ込む。微肥料栽培となるが、これで生育がよくならないだろうか。
(2021年4月5日)
 畑起こしもどきを行う。昨年1回牡蠣殻粉末の投入を畑起こしもどきのとき行ったが、今年も行う予定にしていたものの、忘れており、出直して、上から振りかける。どれだけかは雨で溝に流れ落ちるだろう。
(2021年11月26日)
 今回は、本格的な土壌改良を実施。まず、2畝とも畝が大きいから、表層の土1cmぐらいと一緒に枯草や雑草もろとも土移動させ、隣の畝(サツマイモ畝、ビタミン大根畝)へ。
 次に、表土数cmをテンワで西側に退ける。そして、その下の表土10数cmを小型ビッチュウで東側に退ける。これで畝間と概ねフラットになった。ここに刻み藁をたっぷりばら撒き、ビッチュウで起こしながら刻み藁を入れ込む。
 最後に、東側に退けておいた表土に刻み藁を混ぜ込みながら小型ビッチュウで戻し、そして、西側に退けておいた表土をテンワで戻す。なお、このとき、東畝の表土の一部を両サイドの畝(ビタミン大根畝、トマト畝)に寄せた。これで、畝の大きさが適正規模になった。
 この作業により、刻み藁(まずまずの高炭素素材)がけっこう地中深くまで入り、土壌細菌の適正化が期待できないかと思っている。

<定植畝の整備・植え付け>
(2022年4月4日、5月6日)
 雑草がけっこう生えてきているので、草叩き。
(6月5日)
 苗はまだ小さいが、定植に耐え得る大きさだし、今晩からまとまった雨が降るので、今日、定植することに。
 ところで、白ナスと一緒に、まだちょっと早いがオクラも定植することにした。そこで、考えた。白ナスもオクラも足が長く、一毛作で無肥料連作しているから、単一栽培畝とするよりも、2種類混植にしたほうが育ちが良くなるのではなかろうかと。
 白ナス苗は33ポットあり、オクラ苗は30ポットある。3畝に交互に植え付ければ、ちょうどうまく納まる。もっとも、ネキリムシ被害に遭ったら、その部分は歯抜けになるが、昨年の植え方だと両方とも予備苗を残し、苗の若干は処分しているから、それを思えば歯抜けになったっていい。
 ということで、1畝(10m強)に白ナス11株、オクラ10株を定植することにした。まず、白ナスを1畝に11株均等に植え付け、その株間にオクラ10株という、やり方である。
 なお、白ナスもオクラも無肥料で栽培していたが、今年は植え付け穴に牛糞堆肥を両手で一握り(約1リットル)を投入し、初期の根張りを促進させることにした。また、苗には、定植前に木酢液500倍散をポットの上からジョウロでたっぷりかけておいた。(木酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
(6月29日)
 生育にムラがあるも、白ナス苗はだいぶ生育してきた。去年のオクラ畝が全般に生育がいい。
 株周りはたいして雑草が生えていないが、畝全体に雑草が繁茂しだした。テンワで草叩きし、削り上げ。
(7月24日)
 東畝のみ、小型コテでざっと草叩き。
(7月26日)
 2個を初収穫。育ちのいい株、ヒョロヒョロにした育たないでいる株、と個体差がけっこうある。
(8月1日)
 ボツボツ収穫できているが、勢いのいい株は少ない。実に黒い斑点ができているものが今年は目立つ。樹体がまだ小さいので、悪そうな実は全部除去。
(8月7日)
 例年のように実が大きくならず、小さい状態で収獲。今年は種取りできそうにない。
 西2畝は、草刈機で法面&畝間を草刈り。
(9月20日)
 依然として生りは悪いが、小さな樹体でありながら、なんとか生ってくれている。
 花芽に虫が入って不良となるものが半分はある。形のいい良品を小さいうちに収穫している状況である。評価★☆☆☆☆
 なお、連作していない畝(昨年までのオクラ専用畝)のほうが成績が悪いのは、土壌改良の有り無しの影響か。
(9月26日)
 少し涼しくなり、実の膨らみようが落ちた。小さ目のものを収穫。
(10月21日)
 ここのとろこ3日に1回の収穫で、2~3個収穫出来たり、ゼロであったり。今日はゼロ。あと収穫できそうなのは2~3個残っているだけ。
(10月30日)
 小さなものを2個最終収穫。草刈機で刈り取り、残骸はヤーコンの畝間へ。

<2021年>
<種を蒔いての苗づくり>
(4月19日:種蒔き)
 今年から種蒔きのやり方を変えた。苗移植をしない方法をとることとした。
 中ぐらいの発泡スチロール箱に小ポットが4×8個(32個)入るので、これを使用。ポットに培養土を入れて軽く押さえ、4粒ずつ種を置き、再び培養土を軽く乗せて軽く押さえる。軽く水やり。
 発泡スチロール箱を大きなポリ袋の中に入れ、今日は天気がいいので少し空かし、保温。夕刻には発泡スチロール箱に蓋をし、ポリ袋を密閉し、冷え込みがないようにする。
 これから毎日、この作業の繰り返し。 
(5月1日)
 今年は低温傾向だが、昨年同様10日後に初発芽。その2日後の今日、発芽4本。
(5月7日)
 種蒔きして18日になるも発芽しているのは4割程度。これではダメだ。竹ヘラでほじってみると、3ポットほど発芽が始まったものが見られたが、それも含めて追加種蒔き。
 ほじった後で種を数粒ばら撒き、竹ヘラでかき混ぜ、軽く押さえる。
(5月14日)
 1週間でどれだけか発芽が見られた(再種蒔き分か当初のものか不明)。
 今日は暑くなり、もう冷え込みはないから、全部の苗を苗用トレーに移し、5トレイを堆肥場の上に並べて寒冷紗(当分二重)掛けしておいた。
(5月19日)
 不発芽ポットが8つほどあり、複数株発芽ポットを2分割して30ポット確保。不発芽ポットの半分ほどは芽吹きかけた。
 寒冷紗は昨日から一重。なお、雨が多い日はビニールシートを重ねて掛ける。
(5月30日)
 まだ小さいが、半分ほどは定植可能につき、定植。残りは引き続き苗場で管理。
(6月6日)
 小さかった苗がだいぶ大きくなり、本日定植。予備苗3本。
(6月11日)
 昨日、欠損1株発生。本日、予備苗を定植。

<定植畝の整備・植え付け>
(3月22日)
 昨年11月9日に撤去して以来、そのまま放置。雑草はそれほど生えておらず、株間に植えてあった薬味ネギを全部収穫(大半は処分)。草刈機(紐タイプ)でざっと草刈り。
(4月5日)
 畑起こしもどき(スコップを10~15cm間隔で刺し込み、前方へ少し押す)を行う。
 昨年1回牡蠣殻粉末の投入を畑起こしもどきのとき行ったが、今年も行う予定にしていたものの、忘れており、出直して、上から振りかける。どれだけかは雨で溝に流れ落ちるだろう。なお、振りかけた量は畑起こしのときの投入量に比べて4割減程度となった。
(4月26日)
 大きな雑草は草刈機で刈ってからテンワで草叩き。少々削り上げ、定植畝整備完了。
(5月15日)
 明日から梅雨入り模様。畑がよく乾いており、細かな草をテンワで草叩き。
(5月30日)
 大きそうな苗15株をまず西畝に水を差さずに(土は適度に湿っている)定植。なお、苗は、植え付け直前に軽く散水後、竹酢液400倍散をポットの上から少々与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
(6月6日)
 西畝に残りの苗15株を竹酢液処理して定植。土は適度に湿っており、水を差さず。
(6月24日)
 成育はあまり芳しくない。今後を期待。
 雑草が繁茂し、株周りの草引きをしつつ、テンワで草叩きしながら、削り上げ。
(7月23日)
 けっこう生育してきた。数日後には収穫できよう。1本だけ紫ナスが生っており、これは交配したものである。引き抜いて処分。
 雑草が繁茂し、株周りの草引きをしつつ、鍬で畝間を中心に草叩きしながら削り上げ。
(7月28日)
 随分と大きくなり、気持ち白くなりかけた4個を初収穫。
(8月1日)
 概ね初生りを全部収穫。まだ小さい初生りは数日後に。2番生りは当分先になる。
(8月8日)
 草刈機で畝間、法面の草刈り。畝間も少し草刈り。
(8月24日)
 二番生りがポツポツ収穫できているが、長雨で花が流れるのだろう、生りはイマイチ。
 長雨で雑草の伸びがすごい。再度草刈機で草刈り。
(9月12日)
 まずまずの生りが続いている。まだ枯れるものはない。
(9月19日)
 枯葉、虫食いの葉、込み入った枝や葉を剪定。雑草を手でざっと引き、畝に覆い。
(10月21、23日)
 小振りの樹体ながら元気な株もある。少しずつ収穫できていたが、4日前からの冷え込みで、実の生育はストップした感がし、もう終わりだ。出来は昨年並み。評価★★☆☆☆
(10月29日)
 最後の2個を収穫し、概ね終了。
(11月7日)
 小さな実を数個収穫。
(11月21日)
 草刈機で白ナスをなるべく細かく切り、株元から切り取る。畝の雑草も刈り取り。

<2020年>
<種を蒔いての苗づくり>
(4月26日)
 例年4月半ばに冷床種蒔きしているが、昨年は失敗し、28日に蒔き直したので、今年は今日(26日)冷床種蒔きすることにした。種は、昨年は生育が悪くて種取りできなかったので、一昨年の種を使用。
 小さ目の発泡スチロール箱を用意し、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト、白ナスの種を適当量ばら撒く。軽く散水して種を浸みらせる。
 この箱を大きな発泡スチロール箱に入れ、大きなビニール袋に包んで、日中はビニール袋で温室にし、夕刻前に2重の蓋をして冷えるのを防ぐ。
(5月10日)
 例年、芽吹きに2週間ほどかかっていたのが、昨年より種蒔きを遅らせたから、10日で芽吹いた。発芽率は3割程度だろうか。
 まだ小さな苗だが、同じ箱に種蒔きしたトマトがだいぶ大きくなったので、今日、ともにポット詰め。1トレイ(35ポット)作る。芽吹いたばかりの苗は引き続き発泡スチロール箱で養生し、予備とする。
 堆肥場に板を敷き詰めて臨時苗場に。白ナス・世界一トマト同時に作ったポット苗に軽く水を打って、苗場にトレイを並べ、寒冷紗を二重に掛け、さらにビニールシートを二重に掛ける。ビニールシートは当面雨除けと夜間保温に使い、日中は当面二重の寒冷紗で日差しを和らげ、後日一重にし、防虫のために使う。
(5月30日)
 数日後、ポット詰めしたもののうち2、3株は発育不良で、予備苗を詰め直す。
 まだ少々小さな苗だが、トマトのついでに本日定植。残り苗は小さなものがわずか。
<定植畝の整備・植え付け>
 連作・無肥料栽培3年目となる今年。西畝(牡蠣殻粉末&草木灰入れ込み)はそのとおりとするが、東畝(牡蠣殻粉末のみ入れ込み)は同じナス科のトマト連作・無肥料栽培畝跡とし、違いを見てみることにする。
(3月31日)
 秋以来そのままにしていた昨年のトマト畝を3月16日にざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。
 今日は、畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、西の畝だけ牡蠣殻粉末&草木灰を適量入れ込む。微肥料栽培となるが、これで生育がよくならないだろうか。
(4月5日)
 今日は、東畝の畑起こしもどきを行ない、牡蠣殻粉末のみ入れ込み、栽培比較する。
(4月29日)
 雑草が少々生えており、草刈機(紐タイプ)で草刈り。
(5月30日:定植)
 雑草がかなり生え、テンワで草叩き。
 植え付け穴にたっぷり水を差し、1畝15株、計30株植え付け。
(6月1日)
 ネキリムシに2本食いちぎられてた。株周りを探すも虫は発見できず。
 コンパニオンプランツとして畝の峰、白ナスの株間にネギ苗を10本ずつ植え付け。
(6月5日)
 欠損2株に予備苗を再定植。ずっと雨なしだから、たっぷり水を差して行う。
 北のほう2株に鳥害あり、葉を1枚ずつ大きく食われていた。
(6月6日、7日)
 畑が乾いてきており、当分雨なしだから、2日連続たっぷり水やり。
 株間のネギ苗も枯れそうだから、併せて水やり。
(6月9日)
 白ナスとコンパニオンプランツとして畝の峰に植えたネギの周りを丁寧に草引きし、枯草は白ナスの株周りに草抑えに敷く。
(6月10日)
 今日の午後から雨となり、梅雨入り。よって、欠損1株を予備苗で再定植。
(6月15日)
 欠損1株生ずる。予備苗で再定植。
 少しは大きくなったが生育速度はのろい感じがする。
(7月5日)
 畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。ざっと草引き。
(7月12日)
 北のほう3分の1ほど木灰を散布。生育を比較実験する。
 だいぶ生長しだした。連作の西畝のほうが生育がいい。
(8月7日)
 3日前に初収穫2個、今日1個。いずれも白っぽくなり、種が多い。生育は良くない。
 株周りを鎌で草刈り。
 株間のネギはちっとも大きくならず。周りを手で草引き。
(8月13日)
 その後1回、今日も収穫したが、小さなもの2、3個。
 畝間と法面を草刈機で草刈り。
(8月17日)
 1か月前の木灰散布は効果現れず。
 西畝(牡蠣殻粉末&草木灰入れ込み)と東畝(牡蠣殻粉末のみ入れ込み:昨年のトマト畝)では生育が若干違ってきた。草木灰入れ込みに成育効果あり。
 小さ目のもの5個を収穫。今後もどれだけか収穫できよう。
(9月14日)
 その後の収穫はパッとしなかったが、猛暑が去り若干涼しくなった今日、4個良品を収穫。樹体は小さいながらもイキイキしており、今後もボツボツ収穫できそう。
(9月26日)
 その後も数日ごとの少しづつ収穫できていたが、今日は良品10個をゲット。樹体は小さいが、生き生き元気で、当分収穫が続こう。
(10月7日)
 週2回ぐらいのペースで毎回10個ほど良品を収穫中。調子いい。
(10月25日)
 随分と涼しくなり、今日でほぼ収穫終了。昨年よりはいい。評価★★☆☆☆
(11月9日)
 本日撤去作業。鎌で株元の根切りをし、根っこの大半は地中に残す。残骸はヤーコン畝間に放り、ヤーコン収穫時に埋め込む予定。

<2019年>
<種を蒔いての苗づくり>
(4月14日)
 ここ2年、4月15日冷床種蒔きで成功したので、それに習って同様に行う。
 小さ目の発泡スチロール箱を用意し、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト、白ナスの種を適当量ばら撒く。種は、昨年種取りしたものが十分あり、そのほんの一部を使用。
 軽く散水し、種を浸みらせる。
 大きい発泡スチロール箱に収納し、蓋を取った状態で大きな透明ビニール袋で包み、昼間は太陽光で保温し、夕刻に蓋をして冷気を防ぐ。今年は発泡スチロール箱を2重にしたから、より冷気を防げるだろう。これから毎日この繰り返し。
(写真は4月16日撮影。手前は里芋の芽出し箱、後方が世界一トマト&白ナスの小箱にトウモロコシ種蒔きポット6個を収納した大箱。)
DSCN0639.JPG

(4月28日)
 種蒔きして14日経った。昨年は12日でけっこう発芽したが、今年は全く芽吹いていない。ほじってチェックしたがたった1個発芽しかかっていただけである。
 よって、昨年採取と一昨年採取の種を半々混ぜて、種蒔きを追加した。
(5月12日)
 5月初めに白ナスかトマトか不明だが、若干の芽吹きあり、これは最初に種蒔きしたものであろう。その後、順調に芽吹いた。今日現在、白ナスもトマトもまだ小さいが、ポット詰めし、苗トレイに入れて日中は日陰で養生。
 夕刻に、今年作った簡易苗場に置き、防虫ネットを二重に掛けておいた。これはいきなり直射日光に当てると焼けてしまうので、それを防ぐため、昨年から実行。
 なお、簡易苗場は、堆肥場に厚手の板を並べ、苗トレイを置きやすくしただけのもの。
 白ナスは苗トレイ1個分(35ポット)ほどでき、これで事足りるが、育苗に失敗することもあるから、小さすぎる苗は引き続き発泡スチロール箱で養生するとともに、苗不足とならないよう、再々度、種を追加蒔きしておいた。
(5月14日)
 昨日まで続いた暑さも終わり、今日は雨になる。防虫ネットを二重掛けしてあるが、あまりの幼苗につき、雨に当てるのは良くないのでビニールシート(狭い幅のもので裾に隙間あり)を掛けておいた。これから当分の間、雨の場合はこうすることに。
(5月21日)
 発泡スチロール小箱に発芽した幼苗は、不足するかも知れないトマトを探すも10本ほどしか見つからず、大半が白ナス。白ナスの大きそうな数本をポット詰めする。白ナスの1畝分(15株)は親戚からいただいた大きな苗で定植済みで、残り1畝分の苗を育てればよく、これで十分に間に合う。
(6月1日)
 育苗中の苗が順調に生育し、だいぶ大きくなり定植することに。苗の余りはたっぷりあるが、当分そのまま管理し、定植した苗のネキリムシ被害に対処しよう。

<定植畝の整備・植え付け>
(4月21日)
 連作するから、昨年の10~11月に畝を整備してある。枯草で覆われているから、たいして草は生えていないが、今日、草刈り機でざっと草刈り。
 コンパニオンプランツとして、小さなネギ苗の残りを2、30cm間隔で3本ずつ法面の下のほうに植えこんでおいた。なお、ネギ苗を植える辺りは丁寧に草引き。
(5月19日)
 育苗中の苗はまだ小さく定植できない。
 ところが、親戚のTMさんが白ナスの苗の余り15本を持ってきてくださった。
 早速、これを西畝に定植。畝にびっしり雑草が芽吹いているので、植え付け箇所周りを丁寧に草引きし、植え付け。最後に畝全体の芽吹き雑草をざっと引き抜き、枯草とともに畝全体を覆っておいた。
(6月1日)
 育苗中の苗がだいぶ大きくなり、定植。1畝15本。昨年は、ネキリムシ対策として、防御壁(2ℓペットボトルで作った囲い:高さ10cm弱、2分割)を設置したが、今年は予備苗がたっぷりあるし、防御壁を外すときに根を傷めるから、使わず。
 植え付けに当たっては、畝にびっしり雑草が芽吹いているので、植え付け箇所周りを丁寧に草引きした。
 なお、コンパニオンプランツとして畝尻にネギを植えているから、これを所々から引き抜き、白ナス苗1株にネギ1本を寄せて植え付け。こうすると、ネギの根が害虫防除になるとのことだ。
 それを思い出したのは白ナスを数株定植してからのこと。先植えの白ナスやトマトそしてメロンなどにもそうすればよかった。
(6月3日)
 昨日、1株がネキリムシに株元を食いちぎられた。ほじってみたらヨトウムシらしき虫を1匹発見。今日、苗場から予備苗を持ってきて補充。
(6月7日)
 再びネキリムシ被害1本。これで2本目。予備苗で再定植。
 後植えの白ナスに枯草を株周りに敷き込んでおいた。
 なお、先植えの1畝は連作・無肥料のせいか葉色は薄く、生長もほとんどない。
(6月17日)
 コンパニオンプランツとして植えた小さなネギ苗の周りを5月に1回草引きしたが、また雑草で埋まりそうになり、今日も一部草引きするも、手間がかかりすぎるから途中で止め。
 雑草が生い茂っているので、畝の両面を草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。
 どちらの畝も、成育スピードは実にのろい。
(6月23日)
 西畝の西法面にのみ、休耕田から持ち込んだ枯草を敷いておいた。
 成育スピードは実にのろいが、苗を後から植えた東畝のほうが大きくなった。一昨年は白ナスを作付けし、昨年はオクラを栽培したから、少しは連作障害を免れたのだろうか。あるいは、今年の苗が、冷床種蒔き2年、無肥料栽培1年の記憶をしてくれているから、その適合によるものなのか。いずれかであろう。
(6月29日)
 成育促進に万田酵素がどれだけか期待できそうで、500倍散(仕様書には1000倍散となってるが、葉が雨で濡れており、また、今日は曇天で雨が降るやもしれぬから倍の濃さに)をたっぷり噴霧しておいた。
(7月6日)
 雑草が生い茂っており、株周りを鎌でざっと刈り取る。ついでにネギ周りも。
(7月8日)
 2回目の万田酵素噴霧(1000倍散)
(7月15日)
 生育速度は実にゆっくりしたもの。無肥料栽培1年目の昨年は7月20日に初収穫できたが、今年は花もほとんど咲いておらず、収穫ゼロの恐れもある。
 周りの雑草の成長がすごいので、畝全体を草刈機でざっと草刈り。
(7月27日)
 白ナスの生育は遅々たるものだが、2畝で2個小さな実を付けていた。
 再び雑草が生い茂ってきたので、ネギ周りも含めて畝の峰とナス周りの草引き。
(7月29日)
 3回目の万田酵素噴霧(600倍散)
(8月10日)
 どれだけか生育し、実を少しずつつけ出した。
 4日前に初収穫2個、今日4個、まだ小さいうちに収穫。実がなかなか大きくならず、種だけが生育しており、焼きナスにして食べたら、種っぽかった。
(9月14日)
 その後もぼちぼちの収穫で、もうこの先は望めないかと思っていたが、ここのところ生長が目立つ感がし、秋ナスとしてどれだけか望みが出てきた。
(9月15日)
 草刈機で畝の両サイドをざっと草刈り。
(9月16日)
 畝の西面とサツマイモとの間の畝間を鎌で草刈りし、サツマイモのツルを白ナス側に伸ばしておいた。
(10月27日)
 今日収穫したが、細々とした収穫も次回で終わりだ。なお、いただいた苗を定植した西畝はすでに終わっており、東畝のほうがの成績がいい。これは、無肥料栽培種から育てたことによるのか、畝の土壌の違いか、それははっきりしない。
 今年は昨年ほどの猛暑でなかったが、昨年より成績が悪く、種取りもできなかった。ただ、遅くまでぼつぼつ収穫できただけ。評価★☆☆☆☆
(11月8日)
 東畝から2個収穫し、これで終了。鎌で株元から切り、畝間の雑草も鎌で草刈り。白ナスの残骸はヤーコンの畝間に入れる。
(11月17日)
 来年用の畝づくり。まず、枯れ草を畝の両サイドに退ける。小型ビッチュウで表土を数センチ削り、畝の両サイドへ。
 次に、刻み藁をばら撒き、スコップで畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、空気を入れ、土ほぐし)。このとき、刻み藁をどれだけか地中に入れ込めた。
 最後に、退けておいた枯草をばら撒き、鍬で土寄せしながら枯草を埋め込む。
(11月21日)
 雑草抑えと堆肥化のため、休耕田から枯草を搬入し、畝全体を覆う。
 
<2018年>
(4月15日)
 昨年、4月15日冷床種蒔きで成功したので、それに習って同様に行う。
 小さ目の発泡スチロール箱を用意し、昨年は軽石を敷いたが今年は省略し、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト、白ナスの種をばら撒く。種はともに昨年と一昨年のものを半々に使用。
 軽く散水し、種を浸みらせる。
 大きい発泡スチロール箱に収納し、蓋を取った状態で大きな透明ビニール袋で包み、昼間は太陽光で保温し、夕刻に蓋をして冷気を防ぐ。今年は発泡スチロール箱を2重にしたから、より冷気を防げるだろう。
これから毎日この繰り返し。
(4月27日)
 3日前に2粒の発芽を観測したが、今日、幾つもが芽吹きかけた。
(5月7日)
 順調に成育し、3、4cmの大きさになった。ポット苗にする時期が来た。トマトもポット詰めに程よい状態となり、今日、両方ともばらして1本ずつポット詰め。
 白ナスは芽吹きがよく、大きそうなものから使用。必要量の倍の数(52)を作る。
 大中の発泡スチロール箱にビッシリ入れ込み、引き続き前と同様に保温管理。
 なお、箱に入りきらなかった10数本はトレイに載せ、夜間はプラスチック箱を被せて冷気を防ぐことにし、昼間は完全露地とする。
(5月11日)
 昨日、今日、出かけることが多くて、昼の苗管理がお留守となり、2日連続して苗の一部を枯らしてしまった。苗が少々不足しそうである。
(5月12日)
 おっと、忘れていた。白ナスはポット苗が十分作れたからと、余った苗を空きプランターに入れておいた。日陰に置いてあったから、まだ枯れていない。これでもって10ポット作り、足りるようにしておいた。
(5月14日)
 2日前に直射日光が当たる所に置いたポット苗は紫外線でやられてしまった。
 昨日の雨で発泡スチロール箱に水が入り、苗トレイに移し、堆肥場の上に各種全部の野菜苗トレイを並べ置く。直射日光対策として、寒冷紗を3重に掛け(夕刻前から2重)、日差しを和らげる。明日以降、当分の間、2重とし、その後一重にする。
(5月27日)
 育苗が順調に行き、おおかたはもう定植していい大きさとなった。まだ小さな苗(10株弱)は予備苗とし、育苗を続ける。
 1畝に13株(株間80cmほど)定植することとし、定植穴にたっぷり水を差してから植え付け。
 ところで、昨年、ネキリムシに株元を食い千切られる被害が多発し、その対策として、急きょ2ℓペットボトルで作った囲い(高さ10cm弱、2分割)をして防御できたから、今年もそうしたが、7株分は囲いが不足して防御壁なしとなった。
 なお、作付け場所は、1畝は昨年と連作。もう1畝は一番東の昨年オクラを栽培した畝とした。
(6月8日)
 近くに植えたオクラ(防御壁なし)に全然ネキリムシ被害がなく、防御壁を外すこととした。西の畝1株にネキリムシ被害あり。大きな芋虫が1匹いた。
 ネキリムシ被害1株と育ちの悪い1株にポット苗を植え直す。
(7月9日)
 連作した西区画の畝のほうが生育がいい。東区画のオクラ跡のほうが生育が悪いとは、どうしたことだろう。
 3本やぐら仕立てで支柱を立てる。畝全体を手で草引き。
(7月20日)
 西区画(連作)のまずまずの大きさになった1個を初収穫。
 南淵の株の1個は鳥に齧られている。こんな被害は経験ない。
 地面に着きそうな実はプラスチック座布団を敷く。
 東区画(オクラ跡)は花は咲いているが、まだ実らしいものは無し。
(7月23日)
 東区画の畝:畝の雑草を簡単に草叩き。畝間の草叩きと削り上げ。
(7月24日)
 西区画でやっと2個目が収穫できた。昨年より1週間以上の遅れであり、生りも悪い。東区画はもっと遅れている。
(7月30日)
 西畝で2日に1個程度の収穫。東区画で1個初収穫。
(8月2日)
 東畝もだいぶ収穫できるようになったが、2畝とも昨年より成績が悪い。
(8月5日)
 西畝が雑草で負けそう。鎌でざっと畝の草刈り。軸の下部の脇芽や枯葉を除去。
(8月6日)
 東畝の畝間の雑草を鎌で刈り取り、畝に被せる。軸の下部の脇芽や枯葉を除去。
 本日、東畝を中心に、初めてけっこうな量を収穫。
(8月8日)
 今日、数個収穫したが、あとが続かない。昨年の今頃は絶好調であったが、寂しい限りだ。
 カラカラ天気の影響で生育が止まった感がする。
 西畝も樹体はイキイキ元気で連作障害を感じさせない。
(8月11日)
 西畝の西法面の雑草がけっこう刈り残しが多く、残っている雑草を大雑把に鎌で削り取る。
(8月18日)
 3日前の雨で生き返ったのか、実の生育がスピードアップした感がする。少々小さめで数個収穫。
(8月19日)
 種用に型の良い1個を残す。(交雑しない西畝で残す。)
(8月20日)
 台風接近に備え、支柱に結わい付け。
 東畝でコゴメが大発生している1株を引き抜いて処分。例年、お盆過ぎからコゴメが目立つようになるが、今年はそうしたことはない。
(8月30日)
 両畝とも肥料不足で背は低いが、例年とは違って、まだまだイキイキ元気。ただし、生りようは少なく、自家消費分を若干上回る程度だ。
 チャノホコリダニの発生もなく、きれいな実が収穫できている。
 雑草がけっこう繁茂してきているが、共生を図ろう。
(9月2日)
 台風21号が直撃しそうである。強風で支柱が倒れる恐れあり。そこで、不安定な3本支柱の株に支柱1本補強。
(9月5日)
 最大瞬間風速39.3 mの猛烈な風が吹いたが、大丈夫であった。
(9月16日)
 ぼつぼつ収穫できているが、台風で擦られて皮が硬くなっているものあり、今まで半分は捨てた。チャノホコリダニの被害が少々出だした。
(9月19日)
 雑草が繁茂しているので、草刈り機(紐タイプ)でざっと草刈り。
 数は少くないが、みずみずしい白ナスがまだまだ生ってくれている。
(10月15日)
 その後の生りは低調で、今日、小さな良品を3個収穫。どちらの畝も昨年ほどの収穫はなかった。評価:★★☆☆☆
 西畝は連作だが、障害は感じられなかった。
 不作の原因は、無肥料ということもあるが、梅雨明けが早く、異常な猛暑で旱魃被害が紫ナスにひどかったから、白ナスも干ばつ被害で生りが悪かったとも思われる。
(10月21日)
 最終収穫し、白ナスの株元を鎌で切り取り、柳の木の下へ。草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈りしておいた。
(10月23日)
 連作する西畝について来年用の畝づくり。
 まず、畝の表土10cm程度をビッチュウで畝の東側に退ける。雑草の細かな根っこが非常に多い。これは土壌細菌の格好の餌となるとのこと。なお、白ナスの根っこは掘り出さないようにした。雑草の細かな根っこはさほどない。
 ついで、耕土10m程度の土を西側に退ける。
 窪地をスコップで畑起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら20cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行う。これで根張りが深く進むというもの。
 休耕田から運んできた刻み藁を窪みに撒く。西側の土、東側の土の順で埋め戻すのだが、全部の土を戻さず、若干低畝にした。ナスは水を好むから、今年のような高畝は望ましくないからだ。
 これで、来季の白ナス用の畝づくり終了。
(10月25日)
 前年のオクラ跡に今年白ナスを栽培したのだが、来年はこれを再びオクラ栽培に戻すべく、10月21日に白ナスの株元を鎌で切り取り、草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈りしておいたのだが、今日、畝づくりを行なった。
 畝の表土5cm程度をビッチュウで畝の東側に退ける。雑草の細かな根っこが非常に多い。これは土壌細菌の格好の餌となるとのこと。なお、白ナスの根っこは掘り出さないようにした。ついで、テンワで、ほぐれた土を東側に退ける。
 次に、畝と畝間をスコップで畑起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら10cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行う。これで根張りが深く進むというもの。
 休耕田から運んできた刻み藁をばら撒き、東側に退けた土を鍬を使って被せながら戻す。十分に被らなかったので、敷地境界の先(排水路の公共用地)から土を調達し、再度土を被せる。
 けっこうな高畝となったが、これで来季のオクラ用の畝づくり終了。
(10月29日)
 昨日草刈りをした休耕田の草を軽トラで運び、雑草抑えに畝全体を覆う。
(11月19日)  
 白ナスの西の畝の隣、サツマイモ&メロン混植畝づくりを今日行ったら、少々畝幅が大きすぎるので、白ナス畝を少々動かすことにした。
 覆ってある枯草を退け、細かな雑草を叩きながらテンワで若干の土移動。畝の峰を10cmほどサツマイモ側にずらした。
 そして、再度枯草で覆ったが、枯草の一部をサツマイモ&メロン混植畝に使ったから、覆いが薄くなりすぎ、田んぼから刻み藁を持ってきて被せた。これで草抑えがまあまあできよう。

<2017年>
 栽培法をネット検索するも、イマイチはっきりしないので、2畝栽培を予定しているから、露地種蒔きも2回に分けて行うことにし、栽培比較することにした。「世界一トマト」(これも2畝栽培で、同様に露地種蒔き)については、次のような説明書きがあるから、「白ナス」もトマトと同時平行して行うこととする。
 播種期 温床で3月中旬。冷床で4月中旬。露地播きは5月から。
 播種法 浅箱にスジまきする。スジ間隔6cm、種の間隔2cm位
 覆土 種子の厚みの2、3倍。発芽まで乾かさぬこと。
 以上のことから次の2回とする。
 4月15日 発泡スチロール箱でスジ蒔き。発芽後、ポット苗に。
 5月1日 ポットに種埋め込み。発芽後に定植。→4月15日種蒔きが成功し、止め。
<苗作り>
(4月15日)
 発泡スチロール箱(水抜き穴なし)に軽石(草花プランター栽培用)をたっぷり敷き、苗用培養土を敷き詰め、世界一トマト、白ナス、ペポカボチャの順に種を並べ、培養土で覆う。軽く水やり。
 庭の角に置き、今日は雨模様だから、蓋を逆さ(多少の空気抜き)に被せ、重石を置く。晴天の昼間は、ビニールで覆い、温室と同じ状態にすることに。
 午後1時過ぎに急に晴れてきたので、、ビニール袋をかけ、少しすかせておいた。日暮れ前に蓋を被せる。これから毎日この繰り返し。 
(4月30日)
 25日に2本の芽吹きあり、その後も少しずつ芽吹いている。今日で10本以上になった。よって、第2弾のポットに種埋め込みは止めにした。
(5月8日)
 例年だと3月末頃に芽吹いた苗をポット詰めするのだが、その時よりもやや小さながら、今日、ポット詰めした。できたポットは30個。あまりに小さい苗は数本、予備に残しておいた。
 ポットは別の発泡スチロール箱に入れ、引き続き保温管理する。
(5月11日)
 ほぼ全部が活着した。
 暑くなってきたし、朝の冷え込みもないから、今日から日中のビニールの覆いと夜間の蓋はなしとし、完全露天とした。
(5月28日)
 少しずつ大きくなり、まだ例年より小さな苗だが、今日、定植することに。この分なら、例年より少し収穫時期が遅れるだけで、十分に時期的に間に合いそうだ。
(6月2日:追加種蒔き)
 ネキリムシに株元を食い千切られる被害が多発。半分がやられた。よって、15ポットに種蒔き。
(6月12日)
 かすかな芽吹きが大半のポットで見られる。
(7月4日)
 各ポット2、3本芽吹いたが、苗の生長が止まった感がし、一部の葉が黄色に変色したり、虫食いもある。
 そこで、大きいポットに詰め直し、全部で24ポットをしばらく育苗。
(7月18日)
 2週間経つもどれだけも大きくならない。間もなく梅雨明けだから、小さいままで定植することに。 

<畝作り・定植>
(5月8日)
 須賀前の予定位置に畝作り。肥料敷き込み。肥料は、苦土石灰、草木灰、混合(鶏糞、種粕、有機肥料粒)そして石灰窒素。
 随分と高畝になってしまった。
(5月28日)
 まだ例年より小さな苗だが、定植しても十分に大丈夫に思われ、定植することに。 
 例年どおり1畝13株とし、定植穴に牛糞をたっぷり入れ、土とかき混ぜて、たっぷり水を差し、植え付け。
 クズ苗2株は捨て、予備苗2株を株間に植え込んでおいた。
(6月3日)
 ネキリムシに株元を食い千切られる被害が多発し、その対策をあれこれ実行。次の記事に記す。
 http://miyakekazutoyo.blog.so-net.ne.jp/
(6月16日)
 ネキリムシの被害は止まる。
 11日から毎日水やりし、ずんぐりむっくり生長しだした。
(6月18日)
 晴天続きで草はあまり生えていないが、削りあげ。
(6月20日)
 ネキリムシ対策のペットボトルで作った囲いを取り外す。
(7月8日)
 1番花が咲いた。下部の小さな脇芽を全部欠く。
 株周り草引き、畝削り上げ。
(7月9日)
 3本やぐら仕立てで支柱を立てる。
(7月19日)
 本日、初生りを6、7個収穫。
 樹勢は近年にない良好な状態で、多収穫が望めそう。
(7月21日)
 本日でもって一番生りの収穫は概ね終了。
(7月25日)
 2番生り以降が24、25日と連続し、1番生りも混じって毎日数個収穫できている。樹勢もものすごく、こんな元気な白ナスを見たのはちょっと経験にない。
(8月1日)
 2日置いての収穫で、籠いっぱい採れた。絶好調。3個を種取り用に残す。 
(8月9日)
 枝が伸び、ビニール紐で幾箇所か枝ぶら下げ。絶好調。
 1株だけ病害虫で葉がけっこうやられており、生りが悪い。
(8月17日)
 順調に収穫が続いているが、ここへきてコゴメが全体に湧き出した。よくあることだが、少々心配。
(8月23日)
 だいぶ樹勢が弱ってきて生りも悪くなった。今日の収穫でしばしストップの感がする。コゴメは若干治まりぎみ。コゴメがひどい葉を切り落とす。不良品も多くなった。
(9月9日)
 コゴメがひどい葉の切り落としを続けてきたが、コゴメは少々下火になり、元気な葉が出てきた株もある。収穫はボツボツといったところ。
(9月10日)
 元気な枝以外は秋ナス仕立てに剪定。コゴメがついた葉も切り落とす。
(9月23日)
 涼しきなって、どんどん生りが悪くなった。今日3個収穫したが、当分だめだ。
 だいぶ前にコゴメはほとんど消失した。まだ、けっこう生き生きした樹体を保っているものがあり、秋ナスが楽しめよう。
(10月11日)
 株によっては、ここへ来てイキイキ元気になり、若々しい葉をいっぱい付け、生った実もみずみずしい。こんな年も珍しい。
 樹勢の弱いもの、半分ほどを引き抜き、処分。樹勢のいいものも実を付けていない枝を選る。
(10月22日)
 明日は台風で1日風が強まろう。少々小さ目のものまで収穫。
(10月27日)
 台風よりもその吹き返しが強かったから、ナスがかなり擦れて肌が茶色になっている部分が目立つ。朝晩冷え込むようになって、もう生長は望めない。良さそうなものを収穫し、明日、処分する。評価:★★★☆☆

<補充定植>
(7月18日)
 当初の定植は、予備苗(2株)をもってしても、ネキリムシ被害には対応できず、ちょうど半分が歯抜けとなり、追加種蒔きで対処したのだが、苗の生長がとんと悪い。
 間もなく梅雨明けだから、小さいままで定植することに。 
 苗はほぼ倍の数あるから、歯抜け箇所に2本ずつ(間隔10cm)植え、前に行ったネキリムシ対策は当面見送ることとした。なお、水やりの必要が生じた場合に備え、植え付け箇所の周りを少々高くし、水が流れ出ないようにしておいた。
(7月19日)
 本日から3日間連続して水やり。
(7月28日)
 大半は元気よく生長しだした。これからグングン伸びるだろう。ネキリムシ被害はゼロ。
(8月6日)
 生長の仕方にむらがあり、ほとんど大きくならないものがある。2本ずつ植えたもので2本とも勢いがいいものがあるので、3か所から、それを生長遅れの箇所に移植した。明日は大雨となる予報だが、念のため水をたっぷり差して移植。
(8月23日)
 半分ほどはスクスク成育し、第1弾はコゴメが付いても、この若木にはコゴメが付いていない。ただし、貧弱な若木は免役力が弱いようでコゴメが付いている。
(8月31日)
 元気な若木に小さな実が幾つか生りだした。
(9月7日)
 順調に生育中。1個、初収穫。みずみずしい良品だ。
(9月11日)
 元気な若木は数本しかないが、今日2回目の収穫で2個。
(9月18日)
 順調に良品が収穫できている。
 昨夜の台風で傾いたから、第1弾の老木の支柱を外し、若木を立て直した後、支柱立て。
(9月23日)
 ここのところ涼しさで少々元気を失った。しばらく収穫できそうにない。
(10月9日)
 多くの株が、ここへ来てイキイキ元気になり、若々しい葉をいっぱい付け、生った実もみずみずしい。
 一部の樹勢の弱いものを引き抜き、処分。樹勢のいいものも実を付けていない枝を選る。
(10月22日)
 明日は台風で1日風が強まろう。少々小さ目のものまで収穫。
(10月27日)
 台風よりもその吹き返しが強かったから、ナスがかなり擦れて肌が茶色になっている部分が目立つ。朝晩冷え込むようになって、もう生長は望めない。良さそうなものを収穫し、近日処分する。評価:★★☆☆☆

<後処理>
(10月31日)
 本日、引き抜いてヤーコンの畝間に放置。
 半月前に刻み藁を乗せておいた。それをビッチュウではつり込んでおいた。「たんじゅん農」にのっとり、無肥料で1畝は連作予定、もう1畝はオクラ栽培の予定。
 
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共通テーマ:日記・雑感

「白ナス」の種取り [白ナス]

 固定種の「白ナス」であるから、毎年、今頃には種の自家採取に取りかかる。かれこれ20年ほど繰り返しているが、2015年は不作で病気をもっているかもしれないと思い、中止した。
 なお、うちの白ナスは鹿児島の「白ナス(丸なす:巾着型)」にほぼ間違いないことが2015年に分かり、万一の場合は、「野口のタネ」が最近この種を販売し始めたのでネット購入ができ、安心した。

<2021年>
(9月13日)
 無肥料連作栽培で生育が悪いが、昨年と同様に、生り始めから2週間ぐらいした頃に、わりと良さそうなものを3個ちぎらずに残した。
 1か月ほどしたら順次黄色くなり、1個は落下したので、それをまず納屋で発酵するのを待つことにした。その後、1週間ほどして真っ黄色になった2個を収穫。
 落下した1個は十分に発酵したので、種取り出して水洗いし、金網ザルに入れて日陰干し。残り2個は発酵を待って種取り出しの予定。
(9月17日、22日)
 2個目、3個目が醗酵したので、前回同様に種取り出し。金網ザルに入れて日陰干し。
(10月3日)
 十分に乾いたであろうから、紙封筒に入れチャック付きポリ袋に入れ、冷蔵庫保管。

<2020年>
(10月11日)
 無肥料連作栽培で生育が悪いが、昨年種取りしなかったので、今年は種取りしようと、生り始め(8月4日初収穫)から2週間ぐらいして頃(8月20日頃)にわりと良さそうなものを2個ちぎらずに残した。
 1か月ほどしたら黄色くなったので、ちぎり取り、納屋で発酵するのを待つことにしたが、2週間経った今日、しなびるだけで腐らず。
 そこで、やむなく種を取り出すこととした。指先でそぎ落とし、金網ザルに入れる。あまり大きくなっていない白ナスであるが、種は一人前。2個あると十分すぎるほどの種が採れる。
 水洗いして、肉の部分を拾い取り、また、浮いた種も拾い取る。
 当分の間、若干夕陽が射す納屋の軒先で日陰干し。

<2019年>
 無肥料連作で非常に生育が悪く、種取り中止。

<2018年>
(8月19日)
 今年は昨年同様に種蒔きをハウス育苗から冷床育苗としてので収穫が遅れているし、カラカラ天気で成長が鈍く、実の生りようも悪い。よって、種用の良品がなかなか見つからず、やっと今日、1個を残せることができた。1個で十分に種が取れるから、これが腐らず完熟するのを期待しよう。もし、腐ったら、来期の種は昨年一昨年のものを使うことにする。
(9月6日)
 4日に台風が襲来し、猛烈な風が吹いたが種用に残したナスは無事だった。部分的に黄色くなってきた。真っ黄色になったら収穫しよう。
(10月29日)
 9月中頃には真っ黄色になり、収穫し、納屋に入れておいた。それを忘れており、今日、探し出す。
 黄色のナスが部分的に黒く乾いていた。種を手でそぎ落とし、果肉が混ざったものを金網ザルに入れて手で押し付け、大半の果肉を押し出し、概ね種だけにしたが、黒く乾いた切れ端がかなり混ざっている。
 陰干してから、何とかしよう。

<2017年>
(7月31日)
 今年は種蒔きをハウス育苗から冷床育苗としてので、例年より収穫が20日程度遅れた。初収穫から2週間ほど経ち、良品が勢いよく生りだしている。そこで、その中から4個残して、種取り用のものとして残すことにした。昨年まで4個としていたが、1個で十分に種が取れるから、完熟前に2個が腐ってしまっても大丈夫だ。
(8月26日)
 種取り用に残したものは、その後白くなり、そして黄色くなった。もう十分に黄色くなったから、今日、収穫。ザルに4個入れ、当分の間、放置しておく。昨年、一昨年と同様、4個とも腐ることなく収穫できたのは珍しい。
(9月3日)
 腐りはまだきてないが、少し柔らかくなった感がする。8つ切りにして、指で種をそぎ落とす。水に漬け、ワタや浮いた種を捨て、半日日干しし、大雑把にかき混ぜてくっつきをどれだけか外し、後は陰干し。
 
<2016年>
(7月16日)
 そろそろ種取り用の実を残さねばならない。今年はうちの畑の離れた場所に紫ナスを3株栽培しているから交配の恐れもあり、4株から4個を種取り用のものとして残すことにしている。
 樹体が元気なもので、大きくて形の綺麗な実4個を選択したいのだが、今年はそうした実が全般に少なく、選択に苦労する。まあまあのものを4個残したが、少々心配。
(8月15日)
 種取り用に残したものは、その後白くなり、そして黄色くなった。もう十分に黄色くなったから、今日、収穫する。
 ザルに4個入れ、当分の間、放置しておく。昨年と同様に、4個とも腐ることなく収穫できたのは珍しい。
(9月22日)
 ザルに入れておいた4個のうち2個は腐り、2個は腐っていない。
 腐ったものは細かい目の篩に入れ、水を流せば種が篩にかかる。残ったワタなどを浮遊物を取り除いて終わり。
 腐ってないものは4つに切り、包丁で削ぎながら叩いて、別の篩に落とす。7割方種が篩に落ちれば終了。
 十分な種が得られ、2つの篩を陰干し。
(9月24日)
 白ナスの種はトマトと違ってぬめりがないが、それでも少しはある。篩にけっこうくっ付いている。それを掻き落として、1つの篩にまとめ、陰干し。
(10月9日)
 その後、丸1日直射日光に当て、本日収納。紙封筒に入れ、昨年産の袋をセロテープでくっ付け、ブリキ缶にしまいこみ、冷蔵庫で保管。種はたっぷりある。

<2015年>
(7月14日)
 そろそろ種取り用の実を残さねばならない。例年、1個あれば十分に種が採れるが、実る前に腐ったりすることがあり、また、紫ナスとの交配(近くで栽培されている所はないが過去に1例あり。今年はうちの畑の離れた場所に3株栽培)の恐れもあるから、4株から4個を種取り用のものとして残すことにしている。
(7月19日)
 樹体が元気なもので、大きくて形の綺麗な実4個を選択。ビニール紐で、その枝を3角やぐら支柱の頂点から吊るす。間違って収穫しないよう、選択したナスにビニール紐でリボンを付ける。
(8月5日)
 黄色に変わりだしたものがある。もう少ししたら順次千切ってよかろう。
(8月16日)
 4個とも真っ黄色になったいたから千切り取り、とりあえず籠に収納し、日陰に置く。4個とも腐ることなく収穫できたのは珍しい。
(8月31日)
 全然腐りが来ず、当分放置。
(9月13日)
 腐る様子はないので、8つに切り分けて包丁で種をそぎ落としたり叩いたりして7割がた種を回収。
 ザルに入れ、浮かんだ種や実を捨て、沈んだ種のみ回収し、日陰干し。たっぷり種が得られた。
 
<2014年7月16日>
 昨年採取した種は病気を持っていたのか育苗時に病気を拾ったのか分からない(どうやら育苗時のようだった)が、半分は枯れたり葉が縮んだりして処分せざるを得なかった。加えて、昨年は葉っぱが例年より早めに黄変したのが気になったし、今年も同様の傾向にある上に、全体に葉っぱの縮れが気になる。こんなことは過去に経験がない。もっとも昨年は思いのほか高収穫であったし、今年の収穫は始まったばかりだが、順調そのものである。
 よって、葉っぱの状態をそれほど気にすることはないのだろうが、例年、作った苗の9割ほどは人に差し上げているから、どうしても慎重にならざるを得ない。
 先日、ネット検索をしっかりやってみたら、うちの「白ナス」は、鹿児島の「白ナス(丸なす:巾着型)」にほぼ間違いないことが分かり、「野口のタネ」でネット購入できることも分かった。
 あわせて、「白ナス」の種は5年以上前のものであっても十分に発芽することも知った。
 昨年の種も一昨年の種も十分に在庫があり、今年の収穫ぐあいを見てみなければ、はっきりした結論は出せないが、一昨年の種で来年は苗作りを行うのが良かろうと思っている。それでも具合が悪そうなら、再来年は「野口のタネ」で種の更新をすればいい。
 そうしたことから、今年は「白ナス」の種は自家採取しないことにした次第である。
 今年も豊作になり、来年も病気がない苗がすくすく育つのを祈るのみです。

<2013年7月17日>
 市場に出回っている大半の野菜の種はF1種子であるとのこと。F1種子は生命力のない種で、一代交配つまり命が一代限りで次世代へ続いていかない種になっていることが多いようである。だから、極力自分で種を採ってやり、次世代へ命をつないであげねばいかんのである。
 うちで主力に栽培している「白ナス」は、市場に出回っていないナスであり、当然にF1種子でない。これの種取りをしている農家は近隣にはありそうになく、うちで毎年種取りしている。そして、苗をたくさん育てて皆さんに差し上げる。これを十数年来続けている。なお、昨年、岐阜市の知人が種取りを開始されたので、万一のときは、その方に助けてもらうことにしている。(翌年追記:うちの白ナスは鹿児島の「白ナス(丸なす:巾着型)」にほぼ間違いないことが判明。種も入手できる。)
 さて、種取りの方法。
 元気にバンバン実を付けていて、病気にかかっていない株の実を1個千切らずに残す。例年、1個あれば十分に種が採れるが、実る前に腐ったりすることがあり、また、紫ナスとの交配(近くで栽培されている所はないが過去に1例あり)の恐れもあるから、4株から4個を種取り用のものとして残すことにしている。
 そこで、本日まず3個を残した。近日また1個を残すことにしたいが、今年は例年になく病気(葉の黄変)が広がっており、予定どおりにいかないかもしれない。
(8月14日)
 その後3個中1個が腐り処分。10日ほど前に黄色くなった2個を収穫した。
 種用としてその後2個を残したが、千切り忘れが1個あり、それも種用とした。
 そのうち黄色くなったものを1個本日収穫。
(8月14日)
 先に収穫した種用のうちの1つが完全に腐ってから2、3日経つが、おふくろが種取りしない。そこで、小生が種取りすることにした。
 中身がトロトロになっており、目の細かい金網のザルに入れて洗い出す。浮かんだ繊維質を手で拾って捨て去り、種だけにし、とりあえずそのままにし、メモを残しておいた。
 あとは日向に干すことになるが、おふくろが果たしてそれをやるかどうかだ。
(8月15日)
 おふくろがそのまま日陰干しにしていた。それを小生が空き菓子箱に入れて日陰干し。
(9月18日)
 その後、半分腐った2個のナスからおふくろが種取してくれた。あと1個まだ腐りが全然ないナスがあるが、おふくろはどうするのだろう。種は十分過ぎるほど出来ているから捨ててもかまわないのだが。
(後日追記)
 最後の1個もおふくろが種取りしてくれた。それが放置してあり、種袋に仕舞いこんだのは翌年の6月。

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共通テーマ:日記・雑感

2017年6月ネキリムシが大発生し、緊急対応。以後、翌年も予防措置を取る。 [白ナス]

<2016年6月>
 ネキリムシの被害は毎年のように若干ある。よって、予備苗を用意しておくのが通例で、たいていはあったとしても1割ほどの被害だから、10本に1本程度、畝間か畝下に予備苗を植えておく。
 さて、5月28日に、まだまだ小さいが、種蒔きから苗を育てたトマト(世界一トマト)とナス(白ナス)を定植したところ、5日経った昨日(6月2日)、トマトは28本中4本、白ナスは28本(予備2本を含む)のうち15本がネキリムシの被害に遭った。
 トマトは、まだポット苗のままで残してあった予備苗の全部を欠損株の所に昨日植え直したのだが、白ナスは、予備苗2株を植え直したものの、13株が欠損してしまい、時期が大幅に遅れるが、昨日ポットに追加種蒔きしたところである。
 ネキリムシによるこんなひどい被害は初めてであり、トマトは何とかなるとしても、白ナスはさらに被害が拡大するおそれがある。どうしようか。
 昨日、ネット検索して、あれこれ対応することにした。
① 株周りを探ってネキリムシが見つかれば潰す。
② ハクサイ苗の植え付けのときに昔使った(今は無農薬)オルトランを株周りに振る。あまり効果は期待できないようだし、農薬は使いたくないのだが、緊急措置だ。
③ 同時に米糠を少々撒いて土と混ぜる。ネキリムシが食べると“腹痛”を起こし、どれだけかの防除効果があるとのことだが、野菜苗にとっても根の近くで発酵するから良くないものの、これも緊急措置。
④ 籾殻を株周りに撒き、いただきものの竹酢液(使い道がなく捨てようかと思っていたもの)を薄めて噴霧する。籾殻に竹酢を滲みこませれば、少しは土にも臭いが移り、ネキリムシが寄ってこないかもしれない。
⑤ これが最大の効果があると言われる「防御壁」づくり。ペットボトルを切って短めの円筒をつくり、1個ずつ苗に被せるのである。埋め込む深さは2cmで良さそうだ。なお、後日取り外し易いよう、円筒を縦に切っておく。
 以上の措置を取るべく、昨日、500mlペットボトル(後記:2ℓでないとダメ)を切っておいた。

 さて、今朝のこと、新たな被害はなかったようだ。
 まず、①を実行。白ナス13株の株周りを浅く掘りつつネキリムシを探す。1匹見つかり、潰す。
 次に、②と③を行う。①で凹みができたところにオルトランと米糠を振り、土と軽くかき混ぜ、埋め戻す。
 ここで、⑤の切ったペットボトルによる「防御壁」づくり。いかに小さい苗とはいえ、500mlペットボトルでは小さすぎた。少し開き気味にして土に1、2cm埋め込み、もう1個を抱き合わせの形で埋め込む。
 株元にはオルトランが振れていなかったから、「防御壁」内側にオルトランを振る。
 最後に④を行う。「防御壁」の外側に籾殻を撒き、薄めた竹酢液を噴霧器で湿らせる。濃度は当初200倍散にしようと考えていたが、これでは臭いがほとんどせず、籾殻を湿らせるだけだから20倍散とした。

 明日以降の作業は、時折薄めた竹酢液で籾殻を湿らせることだが、臭いがしなくなったら噴霧しよう。
 以下、その後の状況を書くことにする。
(6月5日)
 2日経った今朝、被害はなかったのだが、籾殻が風で飛んだのであろう、完全に散らかっており、④の対策(籾殻&竹酢液)は中止。
 なお、雨なしが続いて土が乾ききっているから、水を差しておいた。筒になっているから効率よく水差しできる。株周りに振ったオルトランがどれだけか溶けて土に浸みこむだろう。
 ところで、トマトは無対策であり、この2日間でまた1本食い千切られた。周りを浅く掘ってみたらネキリムシを発見。潰す。“このヤロウ”
(6月9日)
 昨日一昨日と雨。今朝、見てみたら白ナス・トマトとも被害なし。
(6月12日)
 白ナスは大丈夫。トマト第1弾に2本の新たな被害。トマトは辛うじてくっ付いていたので土を被せ十分に水やり。
(6月18日)
 その後の被害なし。辛うじてくっ付いていたトマトは水やりもあって生き返った。

<2018年6月>
(6月8日)
 5月27日に須賀前の畑で白ナス、トマト、メロン、6月2日にトマトの苗を定植し、ほとんどの株にペットボトルによる「防御壁」を施した。
 そうしたところ、白ナス1株だけネキリムシに突破され、根元ではなく芽を食いちぎられた。予備苗を自宅から持ってきて植え直したのだが、大きな芋虫を発見。潰す。
 隣のオクラは5月27日に定植したが「防御壁」なしでもネキリムシ被害は皆無。今年はネキリムシはほとんど湧かなかったのか?
 そうしたことから、少々早いかと思うが、白ナス、トマトは「防御壁」を外すこととした。これがけっこう面倒くさい。慎重にやらないと根っこを痛め、生育が止まるであろう。
 来年のことになるが、白ナス、トマトは2畝栽培だから、予備苗を十分に用意しておき、まず1畝を「防御壁」なしでやってみて、被害が大きければ2畝目に「防御壁」をセットする、というやり方がいいのではなかろうか。
 なお、須賀前のメロンは軸がまだ細いし、ウリハムシ対策で防虫ネット掛けしてあるから、「防御壁」外ずしは当分先となる。予備苗もないから。

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2016.7.4 白ナスに付くチャノホコリダニには農薬散布が欠かせないのだが… [白ナス]

 うちの畑の白ナスは、芽や花に虫が入りやすいようで、その被害はたいてい8月になってからだが、早いこともある。いつもの被害は、実の尻が薄茶色に変色し、かさぶたのようになる。
 これは、花芽に害虫が入ったことにより、病気を持ち込んだのであろう。どんな虫害なのか調べたら、チャノホコリダニに間違いなさそうだ。過去の調べではブプロフェジン水和剤が良いとのことであったが、2014年にネットで調べたら、10種類程度ある。
農薬一覧.jpeg

 ここのところ、各種野菜に年々農薬を使うのを止めてきているが、白ナスだけは欠かせないだろう。無農薬でいくと、うちの白ナスは、お盆過ぎあたりからは、どの実にも、その尻に薄茶色のかさぶたが貼るようになって何ともならないからである。
 それも、6月末から半月毎に9月半ばまで欠かさず行わないとダメだ。それでも9月半ば以降は少しずつ被害が出だす。その頃は生り方も少なくなるが収穫終盤だから、被害が出たナスは捨てることにしている。
 困ったものだが、毎年のように頻繁に消毒せざるを得ない。

<2017年>
 今年は苗作りを冷床種蒔きとせざるを得なかったから定植が1か月遅れ、かつ、半分がネキリムシにやられ、その部分は2か月遅れの定植になるなど、出だしが大きく狂ってしまった。
 そんなわけで、白ナス栽培に少々うんざりし、年に4回ほどの消毒は止めにした。
 そうしたところ、例年どおりお盆が近づいた頃にコゴメとともにチャノホコリダニが付いたようであったが、後植えには付かなかったし、先植えの痛んだ葉や枝を例年以上にバッサバサと切り取ったら、つまり秋ナス仕立て風まではいかないがそれに近いものとしたたところ、大半の葉っぱがイキイキとしてきて、ナスの尻に薄茶色のかさぶたが貼るようなものはほとんど生じなかった。
 10月2日現在、収穫量は減ったが、良品が過半であり、チャノホコリダニの被害はない。
 2017年は例年以上に白ナスがイキイキしていたから、免疫力を発揮してチャノホコリダニの被害が軽症で済んだのかもしれない。
 2018年も冷床種蒔きとなるから再び無農薬でいって、どうなるか見てみよう。

<2016年>
(7月4日)
 1番生りの収穫も終わり、一部2番生りの収穫となった。例年より少々遅れたが、本日、ダニ発生予防のために第1回目の消毒を実施。ダニコール1000(TPN・有機塩素系)1000倍散を使用し、余った農薬は畝間の雑草にも噴霧。
 なお、消毒に先立ち、変色した葉や幹元の小さな脇芽を欠いたり、地面にくっついている大きな葉も切り落とした。
 ところで、消毒した4時間後に夕立があった。どれだけ農薬が効いたのか心配。
 なお、ネット検索してみたら、次の記事があった。
 「散布後、薬液が乾く前に雨が降ると、せっかく散布した薬剤が洗い流されてしまうので、散布前から天気予報に注意しておく。なお、雨が降ってしまっても、散布後一時間くらい経過していれば、全て流れてしまうことはないらしい。」
 これによれば、先ず大丈夫だ。
(7月19日)
 ダニの発生はまだのようだが、今回も予防のために第2回消毒。黄変した葉、込み入った葉を除去し、ダニトロン・フロアブル2000倍散を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(7月31日)
 今年の白ナスは何かの病害虫にやられて元気がない。黄変した葉を思い切り切って、消毒。ダニだけでなく広範囲に対応すべく「アファーム乳剤1000倍散+スミチオン乳剤1000倍散」を噴霧。
(8月15日)
 白ナスの生りは悪いが、病気はなさそうだ。予防のため、ダニコール1000(TPN・有機塩素系)1000倍散を使用し、余った農薬は紫ナス他に噴霧。
(8月29日)
 割と元気な感がし、病気はなさそうだ。予防のため、アファーム乳剤1000倍散を使用し、余った農薬は紫ナス他に噴霧。
(9月14日)
 生育が悪く、生りがイマイチ。病気はなさそうだが、予防のため、ダニトロン・フロアブル1000倍散を使用し、余った農薬は紫ナスに噴霧。

<2015年>
(6月27日)
 明日にでも第1回目の消毒をすることにしよう。1番生りの収穫が今日ひとまず終わったからちょうどいい。
(6月29日)
 昨日は風が強く、消毒は不可能で、変色した葉や幹元の小さな脇芽を欠いて、準備だけしておいた。
 本日(6月29日)、ダニコール1000(TPN・有機塩素系)1000倍散を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(7月14日)
 第2回消毒。黄変した葉、込み入った葉を思い切って除去し、アファーム乳剤2000倍散を噴霧。特に、芽と花にしっかり噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(7月30日)
 第3回消毒。黄変した葉、込み入った葉を除去し、ダニトロン・フロアブル1000倍散(指示書では2000倍散)を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
 午前7時に実施したのだが、正午頃に一雨来た。たった5時間でダニ退治できただろうか?
(8月16日)
 第4回消毒。昨日、葉っぱをどれだけか千切り、本日、ダニコール1000を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。
(9月13日)
 第5回消毒。9月初めに行おうとしたが、秋雨前線がために連日雨模様で、やっと今日できた。
 所々の葉にダニが湧いていそうで、まだらに白くなっている。その葉っぱを全部切り落とし、黄ばんだ葉や込み合った葉も切り落として、葉っぱの裏表に十分に農薬が当たるようにしてから、消毒。
 使った薬剤は、アファーム乳剤2000倍散。
(9月27日)
 第6回消毒。所々の葉にダニが湧いていそうで、まだらに白くなっている。前回同様にして、消毒。
 ダニトロン・フロアブル1000倍散(指示書では2000倍散)を噴霧。 

<2014年の記録>
(6月29日)
 昨年、一昨年は、オールラウンドに効くであろうスミチオン乳剤を多用したが、これは強すぎて人畜に害がありそうだ。よって、今年は、チャノホコリダニに的を絞って、農薬を使うことにする。
 ネットで調べたもので在庫があるのは、アファーム乳剤(エマメクチン安息香酸塩)だけだが、ダニトロン・フロアブルは、ハダニ類に効くとあるから、これもたぶん良かろう。
 チャノホコリダニに同じ薬剤を繰り返し使うと耐性ができるので薬剤を変えよとのことであり、今日、JAでダニコール1000(TPN・有機塩素系)を買ってきた。
 この3つを順繰り使えば良いだろう。
 昨年は概ね20日毎に4回消毒を行ったが、それでも十分に虫害を防ぐことはできなかったから、今年は半月毎に1回行うことにする。分かりやすいよう、月末・15日にしよう。第1回は、今日(6月29日)の午後、アファーム乳剤を使うことにしている。
(同日追記)
 本日(6月29日)予定どおり農薬(アファーム乳剤)を噴霧。葉の裏側にもしっかり噴霧。周りの雑草にも噴霧すると良いとのことで、それも行い、農薬が余ったので、余計なことだが、西隣のトマト2畝と東隣のニンジンにも噴霧しておいた。
(7月15日:第2回)
 葉の縁を中心に黄変するものが昨年同様に多い。これは、病気というより、土壌の毒によるものと思われる。
 また、葉が白っぽくなってきたものも少しある。これはうどんこ病かダニがついたのかであろう。
 そして、花が枯れたものも目立つし、小さな実で尻に薄茶色のかさぶたが貼ったものが1個あった。これは、チャノホコリダニの害であろう。
 そこで、まず、枯葉と葉が少々黄変したものを全部除去し、消毒しやすくした。大半が、何だか秋ナス仕立てになった感がする。除去した葉はすべて回収し、堆肥場へ。
 そして、ダニトロン・フロアブル1200倍散(指示書では2000倍散)を葉の両面に噴霧し、芽と花には念入りに噴霧しておいた。
 なお、この農薬は、使用1日後に収穫してよいとなっているが、噴霧前に少々小さいものも収穫し、3日後に収穫することにした。
(8月1日:第3回)
 数日前に黄変した葉や縮れた葉を概ね切り取り、昨日さらに切り取り、幹の下の方の脇芽も欠きとっておいた。
 今現在、チャノホコリダニの害は認められないが、本日、少々小さ目の実を収穫した後、予定どおりダニコール1000(指示書どおり1000倍散)を噴霧。
(8月20日:第4回)
 15日に予定するも雨また雨で繰り延べ。18、19日に黄変した葉や込み合った葉を切り取り、20日に消毒。当初予定はアファーム乳剤を使用することになっていたが、これでよかったか自信がなく、次回用のダニトロン・フロアブルを使用した。
 今日現在、病害虫の被害はなし。
(9月8日:第5回)
 夏の長雨で前回から15日後に行おうとするも実施できず、本日やっと農薬噴霧。事前に黄変した葉や込み合った葉を切り取っておいた。ダニコール1000(指示書どおり1000倍散)を噴霧。
(9月23日:第6回)
 15日経ち、本日、第1回で使ったアファーム乳剤を噴霧。
 消毒に先立ち白ナスを収穫したが、10個中2個が尻に茶色のカサブタが張っていた。今までほとんどなかったが、涼しくなるとこの被害(チャノホコリダニと思われる)が多発する感がする。

<2013年の記録> 
(7月2日)
 初生りが終わって、2、3番目の実が大きくなりつつあり、少々小さめのものも収穫してから、スミチオン乳剤で本年度第1回消毒。実に農薬が多くかからによう気をつけながら、芽と花を中心に葉にも噴霧。
(7月20日)
 青々とした葉っぱが数日前から白っぽくなってきた。チャノホコリダニの発生と思われる。そこで、今朝、スミチオン乳剤で本年度第2回目の消毒。実にかかってもしかたがない。葉の裏面にもなるべく噴霧。特に、芽と花にたっぷり噴霧。
(7月31日)
 時々の夕立と一昨日の一日雨で畝が良く湿っている。これで、白ナスがイキイキし、その免疫力でもって立ち直ったのか消毒が効いたのか分からないが、白っぽい葉はなくなり、きれいな青葉ばかりとなった。
 当分、消毒の必要はなさそうだ。
(8月16日)
 1か月前にも葉が黄変するものがあちこちに出て、これは土壌中の何らかの毒の影響と思われるのだが、昨日、黄変した葉を全部切り取っておいた。
 また、根元の新脇芽を切り取って風通しを良くし、コゴメの発生を抑えることにした。
 そして、白っぽくなりかけた葉がまた増えてきたので、今日は、本年度第3回目のスミチオン乳剤の噴霧を行った。
 今日、生りついている小さなものを良く見てみると、実の尻が薄茶色に変色してかさぶたがはったものは少しあるだけで、前回(7月20日)の消毒の効果があったようだ。
(9月10日)
 涼しくなったものの白ナスはまだまだ元気であるが、本年度4回目、最終の予防消毒。スミチオン乳剤を使用。先ずは芽と花にしっかり噴霧し、その後全体に上から噴霧。最後に葉の裏側に全体噴霧。
 これで、これから多発する被害がけっこう防げるであろう。

<2012年の記録>
(6月26日)
 芽と花にスミチオン乳剤を噴霧しておいた。
(7月19日)
 スミチオン乳剤を芽と花に散布する。
(8月4日)
 昨日、何株かにコゴメ(アブラムシ)らしきものがうっすらと湧いていた。これを放置しておくとドンドン広がり、ナスの実までがベトベトになってしまう。
 そこで、今朝、全面消毒。使った農薬はベストガードで、アブラムシに使う弱いものであるから農薬汚染はどれだけも心配なかろうというもの。
 しかし、コゴメでなくてチャノホコリダニとすると、芽や花にダニが入るのをどれだけかは防げるであろうが、ベストガードでは効き目が弱いだろう。
(8月17日)
 虫害はどうやらチャノホコリダニらしい。やはりベストガードでは効き目が弱かったらしく、全体に広がったようだ。でも、自然消滅したのか、新たに伸びた葉っぱには付いていない。しかし、小さな実は多くがダニの害に遭っているようだ。そこで、本日、再度スミチオン乳剤を噴霧することとした。
 なお、農薬散布に先立ち、ダニが付いた葉っぱや脇からゴシャゴシャに伸びた新芽を切り取り、スッキリさせた。
(8月25日)
 オクラのコゴメ消毒のついでに、白ナスの芽と花にベストガードを噴霧。
(9月8日)
 これから大きくなろうとする白ナスの実の尻が薄茶色に変色するものが、けっこうある。花もどれだけか咲いている。よって、これからの虫害防止のため、今朝、芽と花に最終の農薬散布。あれこれ農薬の使いかけがあるので、4年前に使用期限が切れている****を噴霧。
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2016年までの白ナス初収穫後の栽培記録 [白ナス]

 「白ナス」とは、紫色のナスとは違い、薄い緑色をしています。うちで1990年代初め頃から種取りして栽培していますが、鹿児島県で盛んに栽培されている伝統野菜「白なす」3品種のうちの「丸なす(巾着型)」に間違いないと思っています。
 どんなナスか、まず写真で紹介しましょう。
(2015年6月25日:初生り<初生りは形が悪い>このように大きくしてから収穫するとよい。)
DSCN0420.JPG

(2014年6月29日:初生り<初生りは形が悪い>)
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(2014年7月9日:2番生り<これ以降、形が良くなる>待ちきれず少々小さめで2番生りを収穫しましたが、もっと大きくして採ったほうがよい。お盆頃までは、どでかくしてから収穫。種が気になりだしたら、大きくしないで収穫。)
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参考までにナスの樹形は次の写真のとおり。
(2014年6月29日撮影)
DSCN0306.JPG

 さて、この白ナス。焼きナスにすると抜群に美味いです。
 2010年頃に高級料亭に行ったら、焼きナスが出され、“翡翠(ひすい)ナス”と紹介されました。後で調べたのですが、若干品種が違いますが、形や味はうちの“白ナス”と一緒で、実に美味かったです。
 そんなわけで、こんな美味しいものは、うちで種採りして毎年栽培しなきゃと、おふくろが苗作りに励み、友人や近所の方に苗を配り、小生が当店のお客様や友人に苗を差し上げるということを、ずっと繰り返してきました。そして、当店(薬屋)のお客様に収穫した白ナスを差し上げています。
 ところが、おふくろの従姉妹も歳には勝てず、もう種採りしなくなりましたから、近辺で毎年種採りして栽培されているのは、おふくろからバトンタッチした小生(26株作付け)の他には、岐阜市在住の先輩1人(今年は100株作付け)になってしまいました。なお2015年から、近くの方で種取りを始められ、ホッとしています。
 この白ナスは、どなたにも評判が良く、遠くは埼玉県まで、ここへは苗を送るのは無理ですから種を送ったのですが、そちらでも評判が良くて、ある方が種採りして広まっています。
 そうしたなかで、当店(薬屋)のあるお客様、この方は生まれが鹿児島県の山間地で、“うちの方ではナスと言ったら、このナスのことを言い、とっても懐かしいわ。”と喜んでいただけました。また、何年か前にテレビで鹿児島におけるこのナスの栽培を紹介していましたが、残念ながらナスの名前は聞き逃しました。記憶にあるのは、栽培が難しいとの農家の方の言葉だけです。でも、当地でも、埼玉でも、栽培は普通のナスと何ら変わることなく、かえって育てやすいとの話も聞きます。
 こんな素晴らしいナスなのですが、近所のJA直売所に並ぶことも少なく、岐阜県内の道の駅に立ち寄った時に見てみても、まれに出品(それも、あまり大きくない状態で)してあるだけです。売店で単に見ただけでは、色が抜けたナスで気持ち悪い・・・当店のお客様にもそういう方がみえました・・・という印象を与えることがありますから、誰も買わないのでしょうね。
 対面販売がほとんどなくなり、セルフ販売になっている今日、余程のことがない限り、セルフでは購買に結びつかない時代になってしまっています。
 不要な情報ばかりがあふれかえり、本当に必要な情報が埋もれてしまうという、情報化社会の悪い面が、ここでも生じています。
(2014年7月6日の追記記事)
 3、4年ほど前でしたか、「白ナス」をネットで検索しても分からずじまいに終わってしまったのですが、昨日検索してみたら、いろいろと分かりました。3、4年前、何やってたんだか、です。
 判明したことを以下に記します。
 うちの白ナスは、鹿児島県の伝統野菜「白なす」3品種[丸なす(巾着型)、丸なす(米なす型)、長なす]の中の「丸なす(巾着型)」にほぼ間違いないです。鹿児島県HPに「古くから淡緑色の在来白なすが広く栽培されていた」との解説付きで、ちゃんと載っていました。鹿児島が中心のようですが、九州全般でもどれだけか作付けされているようです。そして、その種はあちこちで販売されてもいました。ネット販売なら「野口のタネ」で「白丸茄子」の商品名で販売されています。(入手困難であれば、種を無償提供します。ご希望の方は、このブログのプロフィールで住所などご覧いただき、返信用封筒を同封ください。今からの種蒔きはちょっと遅いですから、来シーズン用になりましょうが。)

 そして、商品特徴としては、検索結果を総合して申せば、「皮がやや硬めで、果肉は柔らかく、焼き茄子が最高。種子の充実が遅いので口当たりが良い。」となり、うちの「白ナス」にドンピシャリ当てはまります。なお、うちでは、お盆の頃までは種子の充実が進まないので、普通の茄子よりずっと大きくしてから収穫していますし、皆さんにもそうお話しているのですが、そのことについては全く触れられていませんでした。その点が残念です。
 なお、うちの白ナスに類似したものが全国各地にいろいろあるようです。
 淡緑色ですが、紫色が抜けているから「白なす」というのが一般的名称のようで、一部では、その色から「青なす」あるいは「緑なす」とも呼ばれているようです。また、完全に色抜けした真っ白ななすも特定の地域で栽培されているようです。
 淡緑色の「白なす」について、一番多くの種類がまとめて紹介されているのが、全農HPの「特長あるなす品種とはなにか」で、その中に紫色のなすの他に「青なす」として5品種が載っています。ただし、残念ながら、鹿児島の白なすは載っていませんでした。
 全農が紹介している5品種の「青なす」の中で、うちの「白ナス」に近いものとして、まず「翡翠なす」(主産地は関西のよう)がありましたが、「翡翠なす」はヘタの色が少し濃いように思われます。「埼玉青なす」は実の色が少々濃いようですし、「万寿満(ますみ)ナス」とも違う感がします。「在来青」は類似しますが、解説にたしか「鹿児島の白なすに近い」と書いてありました。これらのタネは財団法人:自然農法国際研究開発センターで入手可能です。

<2016年の白ナス初収穫後の栽培記録>
(6月27日)
 白ナスの初収穫は、当地ではだいたい6月下旬から始るが、各株に1個が初生りしてから2個目が収穫できるのは1週間ほど置いてからとなる。
 この白ナスは10月半ばまで収穫でき、その管理は長丁場となる。
 本日、巨大なものを2個初収穫。明日、数個収穫予定で、これは当店のお客様に差し上げる。
 ところで、今年も西の畝の出来が悪い。大半の株の葉っぱが黄変し出し枯れていくのである。実の付きも悪く、初収穫はずっと先になる。
 例年たいていこうしたことが起きるのだが、その原因は2つあって、昨年がそうであったが畝下に雑草を大量に敷き込んだことによるものと、もう一つは連作障害であろう。
 ナスとトマトを2畝ずつ作付けし、3年ローテーションにしている。3年前のナスとトマトを逆位置にしているものの同じナス科であり、障害が出る。倍の6年ローテーションにするとよいのだが、畑全体の効率的作付けを考慮すると、3区画3年ローテーションとせざるを得ない。ただし、畝幅を広く取っているので、次回は今年作付けの畝間に畝立てすれば連作障害が防げるのではなかろうか。今年作付け位置に目印の棒を差しておこう。
(7月4日)
 もう一部で2番生りが収穫できつつある。だいぶ生長してきたので、3本やぐらの支柱に、太い幹を各1箇所縛り付けてぐらつかないようにした。
 例年より少々遅れたが、毎年恒例にしている消毒を本日実施。基本的に全ての野菜を無農薬で行くことにしているが、うちは白ナスだけは消毒せざるをえない。チャノホコリダニの被害を受けるからである。これについては別記事で記す。
 なお、消毒する前に、枯れかけた葉や地面にくっついている葉そして下部の小さな脇芽や葉を千切り取っておいた。
(7月11日)
 雑草が繁茂してきているので、草刈機(紐タイプ)でざっと草刈。
(7月15日)
 今年の白ナスは葉枯れは例年並みなるも、実の生育が悪く、あまり大きくならないうちに白っぽさがでてくる。よって、早めに収穫せざるを得ない。
 そろそろ種取り用に4個ほど残したいのだが、例年、候補は幾らでもあるが、今年はやっと3個まあまあのものを残せただけである。
(7月24日)
 全体に元気さがない。あまり大きくならないうちに白っぽさがでてくる傾向は変わらない。今年は最低の年になりそう。
(8月9日)
 半月毎に行っている消毒が効いたのか、まだ小さいが良品の実が生りだした。
(8月13日)
 株周りをざっと草引き。畝の法面と畝間を草刈機で草刈。畝に枯草を敷く。
(8月27日)
 病気も付かず、葉っぱの元気さが感じられる。
 けっこう早く白くなるので、小さめで収穫するしかないが、今日は20個弱収穫できた。何とか立ち直ってくれた感がする。
(9月6日)
 その後もかんばしくない。生りが悪くなった。葉っぱの元気さがちょっと悪くなった。肥料不足かも。
(9月7日)
 畝の峰に追肥(化成と即効化成ブレンド)。秋雨で浸透しよう。
(9月12日)
 病害虫はなさそうだが、元気さが回復しない。小さな実で白っぽくなり、早めの収穫。例年の1か月先の姿だ。
(9月14日)
 生育が悪く、生りがイマイチ。病気はなさそうだが、予防のため、ダニトロン・フロアブル1000倍散を使用し、余った農薬は紫ナスに噴霧。
 再追肥として、石灰窒素を使用。畝の法面(西側)に軽く振っておいた。
(9月27日)
 いかんともしがたい。元気さが全くなく、ほとんどならなくなった。1週間で小さなもの数個の収穫という有り様。今年の評価は★★☆☆☆

<2015年の白ナス初収穫後の栽培記録>
(6月25日)
 今年は2畝(1畝10m強、13株栽培)の作付けだが、東側の畝は例年以上に良く成育しているのだが、西側に畝は皆、生長が悪く、葉の縁が黄変してきているものが目立つ。その原因は今のところ不明であるが、精査して原因を突き止めたいと思っている。→(後日追記=原因は特定できず)
 好調な東の畝は一番生りが日増しに大きくなり、今日(6月25日)、例年どおり初収穫できた。13株中10個の収穫だ。西の畝の一番生りは2日後に2個程度の収穫か。
(6月29日)
 6月27日に一番生りの残りを4個収穫し、その後は当分収穫できず。
 そこで、毎年恒例にしている消毒を本日実施。基本的に全ての野菜を無農薬で行くことにしているが、うちは白ナスだけは消毒せざるをえない。チャノホコリダニの被害を受けるからである。これについては別記事で記す。
 なお、消毒する前に、地面にくっついている葉や下部の小さな脇芽や葉を千切り取っておいた。
(6月30日)
 28日は強風が吹き、支柱を全く立てていなかったから、多くが傾いている。そこで、立て直すとともに支柱を立てることにした。
 短めの支柱を株回りに3本立て、三角やぐらの形にして、頂点を結わい付ける。台風でも吹かなければ、これで持つであろうから、枝を支柱にくくりつけるのは省略。なお、生長がいい東の畝に少し長めの支柱、生長が悪い西の畝は少し短い支柱とした。
(7月4日)
 2番生りがそろそろ収穫できるようになり、今日、10個ほどを収穫。
(7月5日)
 最初のうちは実が大きくなると地面に着くものがけっこう多い。
 そこで、今年は、イチゴの敷き藁に使ったものを所々にかためて積んであるので、これを持って来て、折り曲げて座布団にし、地面に着きそうな箇所に敷いておいた。
 なお、枯れた葉、黄変が激しい葉、地面にくっついている葉、下部の小さな脇芽や葉を千切り取っておいた。
 できの悪い西の畝の実に腐りが来ているものが散見され、千切っておいた。
(7月12日)
 できの悪い西の畝は例年になく悲惨な状態。でも実が付いており、小さくても白っぽくなりかけたから収穫。どんなものか女房が切ってみたら、十分食用になるとのこと。安心。
 東の畝は例年以上に生き生き元気だが、2、3本は西の畝に近い症状を呈するものが出てきた。
DSCN0424.JPG

 なお、今年は雑草との共生を図らんと、草ボウボウである。負けそうになったら、上っ面を草刈機で撥ねようと考えている。
(7月14日)
 本日第2回目の消毒。
 それに先立ち、調子のよい東の畝は、黄変した葉、込み入った葉を思い切って除去。なお、ここへきて、葉の黄変が目立ちだしたが、例年よりは生きが良い感がする。
 西の畝は、黄変した葉を思い切って除去し、生っている実も少し調子の良い2株を残して除去。
(7月19日)
 種取り用4個に目印を付けて残す。
(7月23日)
 本日の収穫で一休みとなった。
(7月25日)
 西の畝が雑草で負けそう。長靴で草を踏んで横倒し。
(7月30日)
 消毒のため、少し小さめのものも収穫。でも順調だった東の畝も生りは悪い。
 第3回消毒として、ダニトロン・フロアブル1000倍散(指示書では2000倍散)を噴霧。なお、畝間の雑草にも噴霧。午前7時に実施したのだが、正午頃に一雨来た。たった5時間でダニ退治できただろうか?
(8月2日)
 畝間を草刈機で草刈。
(8月5日)
 前回の収穫から6日経ったが、まだ収穫できず。生りがストップ。こんなことは過去になかったと思うが…。
(8月16日) 
 昨日収穫し、葉っぱをどれだけか千切り、本日、第4回消毒としてダニコール1000を噴霧。
(8月24日)
 西の畝を処分し、草刈機でていねいに草を刈る。
(8月31日)
 残した東の畝は、樹勢が良い。お盆からの長雨が良かったのであろう。
 少しずつではあるが収穫できている。ただし、半分は良品だが、半分は形が悪いもの。
 第5回消毒の時期だが、長雨でできない。なお、ダニの被害は今のところ皆無。
(9月13日)
 第5回消毒をやっと今日できた。使った薬剤は、アファーム乳剤2000倍散。
 今のところ、実にダニの被害はない。
 けっこう良形の白ナスが収穫できている。今年は1列になってしまったが、例年になく調子良さそうだ。
(9月19日)
 幾分涼しくなり、実の膨らみはゆっくりだが、樹体は元気だ。
(手前が白ナスで、後方はピーマン)
DSCN0433.JPG

(9月27日)
 第6回消毒。所々の葉にダニが湧いていそうで、まだらに白くなっている。前回同様にして、消毒。
 ダニトロン・フロアブル1000倍散(指示書では2000倍散)を噴霧。
 朝の冷え込みで、少々元気さがなくなってきた。まずまず良形の実が少しずつ収穫できている。
(10月1日)
 少々小さめで4個収穫。涼しくなったから、生りが随分と悪くなった。
(10月12日)
 隔日で良品がまだ少しずつ採れている。小さめで数個収穫。
(10月18日)
 跡作にタマネギ苗を植えるから、今日、引き抜いて処分。小さめの良品を10個ほど収穫。

<2014年の白ナス初収穫後の栽培記録>
(6月27日)
 白ナスの一番生りが日増しに大きくなり、本日6月27日、4個を初収穫。昨年は23日で4日遅れ。
(7月1日)
 今年は、苗に病気が付いて、苗を半分は処分したが、畑に定植したものも病気を持っているようで、全体に葉が縮れたものが多い。一番生りは調子がいいし、今のところ2番生り以降も調子が良さそうだが、例年どおり10月半ばまで持ってくれるか心配だ。
 6月27日には、ウドンコ病に若干効果がある「重曹800倍液」を噴霧したし、29日には、チャノホコリダニ予防のため、アファーム乳剤を噴霧した。
 今日は、様々な病気予防のため、大きな下葉を2、3枚除去したり、下の方から出ている小さな脇芽を摘んで、下部の風通しをよくした。この時期としては、今年初めて行った作業である。
 そして、西面に施肥。大きく溝立てし、種粕、鶏糞、有機肥料粒を適当に撒き、埋め戻すようにして土寄せ。これで両側の施肥と土寄せが完了し、今後は削り上げる程度で、更なる追肥は様子見としよう。
(7月8日)
 大型台風が日本列島を横断する可能性が出てきた。支柱1本で支えているが、持たんだろう。そこで、その支柱を抜き取り、3本の支柱で支えることにし、主な枝1本を支柱に結わい付け直した。
 支柱が不足しているから、このようにしたが、買い増しする必要がある。
(7月9日)
 2番生りがだいぶ大きくなった。明日ぐらいが収穫適期だが、台風接近もあり、今日10個ほど収穫。
(7月15日)
 台風は問題なく済んだ。収穫も例年通り順調だったが、葉先の黄変が激しく、本日農薬噴霧に先立ち、そうした葉を切り取り、大半が秋ナス仕立てのようになってしまった。
 第2回目の農薬噴霧。
(7月26日)
 その後の生りは悪く、小休止といったところ。新しい葉が少しずつ開きだし、株によってはきれいな葉であり、今後が期待できよう。
DSCN0328.JPG

(7月29日)
 休耕田から春に刈った枯草を軽トラで運び、畝の峰や法面にビッシリ敷く。熱射と乾燥防止。
 雨なしであり、みずみずしい実となってくれるよう、水やりをした。これから、可能であれば連日行いたい。
 なお、その後も黄変する葉が生じたり、縮んだ葉が出てきた。それらの葉を切り取り、また、幹の下の方に出た脇芽を摘んでおいた。
(8月1日)
 本日、予定どおり第3回目の農薬噴霧。
(8月9日)
 葉っぱは、その後、皆、いきいきしたものばかりとなり、実の生りようも良くなり、これから大収穫が復活しそうな感がしてきた。
(8月11日)
 昨日の台風で傾いたものが数株あった。立て直して結わい直しをした。
 大きな実は風で擦れたことはなかったが、小さい実に擦れがどれだけか生じた。
(8月13日)
 農薬噴霧に先立ち、縮れた葉、込み合った葉、下部に脇芽を切り取ったり、選ったりした。
 なお、台風の風で擦れて傷が多いもの数個を摘果した。
(8月20日)
 雨また雨で5日遅れで消毒。なお、あらかじめ18、19日に黄変した葉や込み合った葉を切り取っておいた。
 綺麗なナスが順調に収穫できている。今日は、消毒に先立ち、かなり小さいものまで収穫。
(8月24日)
 処分したトマト畝の雑草を白ナスの畝に敷く。また、白ナスの畝間の雑草を叩き、畝に被せる。
(8月27日)
 25日に5日ぶりに収穫。籠いっぱいあった。その2日後の今日は10個程度で、気持ち小さめで収穫。今後は、もう少し収穫量が減る。
(9月1日)
 下の方に出ている脇芽にコゴメが付きだした。放置すると全体に広がる恐れがある。間もなくダニ予防の消毒せねばならぬので、それらや黄変した葉を切り取っておいた。
 ここのところの涼しさで収穫量が落ちているが、まずまず収穫できている。
(9月8日)
 今日は、消毒に先立ち、かなり小さいものまで収穫。
(9月28日)
 まだまだ良品が収穫できている。
DSCN0339.JPG

(10月12日)
 例年どおりのことだが、不良品がだいぶ出てきた。東の畝にイチゴを今日定植するから、東の畝だけ引き抜いて処分。
(10月18日)
 ここのところの朝の冷え込みで、実の生長がガクンと落ちた。
(10月24日)
 久しぶりの収穫。けっこう良品があったがクズが多い。間もなく終了。
(10月28日)
 良品もちっとも大きくならず。本日処分。

<2013年初収穫後の栽培記録>
(7月2日)
 各株とも初生りが一巡し、2、3個目が大きくなりつつある。少々小さいものも今日収穫し、消毒。芽と花を中心に葉にもスミチオン乳剤を噴霧しておいた。というのは、白ナスは芽や花に虫が入りやすいようで、その被害はたいてい8月になってからだが、年によっては早いこともあるからだ。
 ところで、今年は4割程度の株に障害が起きだした。葉先を中心に黄変する葉が多い。原因は土壌にあると思われるのだが、対応のしようがない。収穫量が落ちるし、大きな実にならない。
 うち、1本は近日処分するしかない。
(7月7日)
 黄変する葉を大半切り取る。2畝のうち、西の畝に被害が多い。
 西面に溝を立て、施肥(種粕、有機肥料ペレット、牛糞)し、削り上げ。
(7月12日)
 収穫のピークにあり、8日、12日と、川口、大宮へ送付。
(7月20日)
 葉が白っぽくなり、スミチオン乳剤を噴霧。
(7月22日)
 葉が白っぽいままであり、消毒の効果はわからない。また、葉先を中心に黄変する葉もまだまだ多い。こうした葉の多くを切り取ることにした。
 雑草退治のため、削り上げ。
(7月31日)
 夕立が時折あり、一昨日は一日雨。湿り気のせいか農薬の効果か分からないが、白ナスが元気を取り戻した。収穫も隔日で順調だ。
(8月12日)
 猛暑が4日続いているが、畝はまだ湿り気が十分あって樹勢は衰えず、本日も優良品を大収穫。病害虫の被害もほとんどない。
(8月15日)
 葉が黄変しているものが、株によって異なるがけっこうある。効果があるかどうか分からないが、これを全部除去。また、葉が白っぽいものもどれだけかあるが、目立つものは除去。そして、株元の陰になる脇枝も除去。
 これで、随分さっぱりした樹形となった。
 なお、畝が乾いてくると実のみずみずしさが減るので、本日、ジョウロでたっぷりと水やりした。これから暫く水やりをしよう。
(8月16日)
 本日、スミチオン乳剤で消毒。そして、たっぷり水やり。
 今日は少し小さいものも収穫したので、籠いっぱいとなった。
(8月26日)
 その後、3回ほど水やりしたが、降雨にはかなわない。やっと25日にまとまった雨があり、助かる。これで、みずみずしい実が膨らんでくれるだろう。
 病害虫の被害もほとんどなく、葉っぱが青々としており、樹勢がいいから、今年は例年以上に遅くまで良品が収穫できそうだ。 
(9月10日)
 本日、スミチオン乳剤で最終4回目の消毒。それに先立ち、少々小さめの物まで収穫。涼しくなったが、まだまだ元気で、これからも収穫が続くだろう。
(10月7日)
 今年は豊作だ。ここのところは、3日に1回程度の収穫で、小さめで収穫するが、今日は10数個の収穫。屑が多くなったが、まだまだ良品が取れ続けている。
(10月17日)
 昨年は10月14日に処分したが、まだいける。今日の収穫は少なかったが良品が小さいながらまだ採れそうだ。
(10月23日)
 昨日収穫し、次回の収穫でもって最終とするしかない。白ナスの跡にタマネギとエンドウの作付けが待っているからだ。
(10月27日)
 本日をもって収穫終了。残骸を堆肥場へ運ぶ。(後日ヤーコン畑で野焼き。)
 早速、その跡にタマネギ苗の植付けとエンドウの種蒔き準備に取り掛かる。

<2012年初収穫後の栽培記録>
(6月23日)芽と花にスミチオン乳剤を噴霧しておいた。その前に、免疫力アップを目論んで万田酵素を芽に噴霧した。
(7月6日)隔日で順調に収穫が始まった。伸びすぎた枝が折れるものが2本出た。
(7月9日)早々と最盛期に入った感がする。
(7月17日)今年ほどの豊作は過去にない。生り過ぎて処理に困るほどだ。
(7月18日)本日東面に第2回目の追肥。
(7月19日)芽か花に虫が入ったらしく、白ナスの尻が淡黄色のかさぶた状になったものが、先日1個出た。本日、今年2回目の農薬散布。スミチオン乳剤を使うこととした。
(8月4日)全面にコゴメ(アブラムシ)が着いてきたので、葉の両面にしっかり農薬ベストガード散布。
(8月5日枯れた葉や病気で所々黄変した葉が目立つようになり、それを除去した。
(8月7日)両面削り上げ、西面に追肥。
(8月14日)花に虫が入った被害が目に付くようになって来た。
(8月19日)両面削り上げ、西面または畝間に溝立てし、追肥をたっぷり行い、土寄せ。
(9月17日)中旬になると、朝の冷え込みもあって生長が大きく鈍り、種が目立つようになってきた。また、虫害で尻が茶色に変色し、長くならず、丸っこくなる。
(10月6日)本日10個弱を収穫し、良品が半分はある。まだ、どれだけか収穫できそうだ。
(10月14日)11月上旬には白ナスの跡にタマネギ苗の植付けとエンドウの種蒔きをせねばならない。よって、その準備のため、本日をもって白ナスを処分することにした。
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2016年までの白ナスの栽培 [白ナス]

 焼きナスにすると抜群に美味い「白ナス」。うちで栽培しているものは、色が淡緑色で、鹿児島県を中心に九州で栽培されている「白なす(丸なす<巾着型>)」にほぼ間違いない。
 20年以上前から毎年種取りし、その種蒔きを3月上旬に行い、幼苗を3月下旬にビニールポットへの植え替えをするのだが、育苗の管理はお隣さんのハウスで老婦人に任せっきりである。
 施肥について、興味ある情報を得たので、ここに記しておく。
 石灰窒素の特性(日本石灰窒素工業会)
 ナスの栽培:
 ナスは生育期間が長いため、品質のよい実を長期間にわたって収穫するには養分吸収に合った施肥を行い「成り疲れ」をさせないことが大切です。
 また、ナスは酸性土壌を嫌いアンモニア態窒素と硝酸態窒素の両方ある方がよく生育するので石灰窒素の肥効特性にピッタリ合い品質・収量の向上に結びつくわけです。基肥として施す場合は、なるべく早めに堆肥などと一緒に60~100kg/10aを全面に施し、土とよく混和するように耕うんしておきます。
 さらに、石灰窒素を追肥として畦間施用すると増収効果があります。この場合、畑の乾燥が著しいときは畦間に潅水してから施し、施用直後に降雨が予想される場合には施用を避けて下さい。
 ついでながら、害虫駆除方法のバンカープランツ効果についても知見を得たので記しておこう。
 フレンチマリーゴールドはヒメハナカメムシを呼び寄せます。この虫はナスの害虫であるミナミキイロアザミウマの天敵なので減農薬に役立つそうです。マリーゴールドは育苗し、ナスの定植後に畝の両肩に20cm間隔で植える。

<2016年>
(4月11日)
 今年から、ナス科の夏野菜は、須賀前の畑で、トマト2畝、白ナス2畝を1ブロック栽培することに止めた。他に、離れたところに紫ナス1畝である。
 3年ローテーションの輪作となり、前作はネギ、ウリ・サツマイモ混植、ピーマン類である。3年前と同じにならないよう、トマトと白ナスの位置をひっくり返して作付けすることにした。
(4月16日)
 本日、畝立て。昨年は、雑草などを叩いて畝下に入れ込んだが、今年は止めた。というのは、昨年、トマトは大丈夫だったが白ナスが2畝中1畝ひどい成長不良になったからだ。
 よって、雑草などは畝の予定位置を避けて埋め込んであるが、畝によっては重なる箇所があり、畝の位置をずらしたり、埋め込み雑草をどけたりした。
 埋め込み雑草がないことを確認しつつ、ビッチュウで凹を作り、苦土石灰をたっぷり振り、肥料(鶏糞1、種粕3、有機肥料粒1)も十分に施した。そのあと、ビッチュウで土を戻しつつ削り上げて畝を大まかに立てる。
(4月30日)
 本日定植。1畝に13本で2畝合計26本。とも苗はなしとした。
 テボで大きめに穴を掘り、牛糞をたっぷり入れ、土と混ぜてからポット苗を植える。畝に細かい草が芽吹いているので、手で掻き揚げて畝を整形。
 なお、苗の全部にコゴメが発生しているが、そのままにしておいても直ぐに絶えるだろう。
(5月6日)
 ネキリムシに株元を1本食い千切られていた。植え替え。なお、コゴメは消滅。
(5月16日)
 少しずつ元気に育ちだした。周りの雑草がかなり生えだしたので、テンワで削り上げて雑草を埋め込んでおいた。
(6月18日)
 随分と大きくなった。数株が例年のような成育不良(葉が縮む)の傾向にある。
 本日、下のほうの葉や小さい芽を欠き取り、3本やぐら仕立てに。良く生長したものに少し長めの支柱、それ以外に少し短かめの支柱を使用。なお、昨年までは3本の頂点で結わいでいたが、今年は頂点の少し下で結わいだ。
DSCN0464.JPG

(6月24日)
 実がだいぶ大きくなり、尻が地面につくものが出てきた。このままでは地中の虫に食われて穴が空く。
 3日前に雑草や白ナスの葉っぱで座布団を敷いておいたが、完璧ではない。過去に、ビニールポットを敷いたりしたが、外れ落ちてしまうこともある。
 そこで、藁座布団を作り敷くことにした。藁を10本ほど楕円形に丸めて1本の藁で絡げ、はみ出しは丸めたところに差し込んで出来上がり。
 これを尻に敷くのである。これで虫に食われることはなかろう。
(6月27日)
 本日、巨大な白ナスを2個、初収穫。以下、別記事「初収穫後の栽培」で記録。

<2015年>
(5月3日)
 今年は、苗の生育は非常に順調で、全く病気が来ず、葉の縮れも全然なく、かつ育苗終盤にはコゴメ(アブラムシ)が湧くことが多いのだが、それもなかった。
 作った苗の数は例年より多く、315鉢。うちで使う分は予備苗を含めて28鉢。それ以外は皆さんに差し上げる分である。あちこち声掛けしたりして既に約80鉢は出て行った。
 なお、いつまでもお隣さんに管理をお願いするわけにもいかないから、4月30日に昨年12月に作ったうちのミニ・ビニールハウスに引っ越して自分で管理している。
 今日、須賀前の畑に定植した。2畝で各13本。
 定植穴を大きく掘り、ジョウロでたっぷり水を注入。そこへ牛糞を2つかみ入れ、土と混ぜて植え付け。
 予備苗を2本、畝の端の法面に植え付け。
(5月10日追記)
 有機肥料(種粕を中心に、鶏糞、有機肥料粒)を法面に埋め込む。
(6月20日追記)
 今年は畝の草叩きをしていないから草ぼうぼうであるが、放置してある。初生りが大きくなりつつある。
 東の畝は順調に育っているが、西の畝は葉先が黄変したり、成育が悪い。前作、前々作は似たような野菜の作付けであり、原因不明。
(6月22日追記)
 あまりにも草ぼうぼうで、雑草に負けそうな箇所もある。そこで、土手の草刈のついでに畝の法面と株間を草刈機(紐)でザッと草刈をした。
(6月25日追記)
 本日、一番生りを収穫。
 2畝の本日現在の姿。手前の畝の生育が悪い。
DSCN0418.JPG

<2014年の記録>
 毎年種取りし、その種蒔きをほぼ例年どおり3月9日に行い、幼苗を3月29日にビニールポットへの植え替えをして育苗していた。その管理はお隣さんのハウスで老婦人に任せっきりである。
 今年は、まれなことであるが苗に病気が来たようで、2割ほどは枯れてしまったし、半分ほどは葉の縮れが少々気になる。
 作った苗の数は例年並みで、7ケース250鉢。うちで使う分は予備苗を含めて30鉢。それ以外は皆さんに差し上げる分である。あちこち声掛けしたりして既に約80鉢は出て行った。
 ところで、今年は成長が鈍い。例年、ゴールデンウイークの初めに小さいながら定植していた。しかし、今年はいかにも小さく、もう少し定植を後にしたいのだが、いつまでもお隣さんに管理をお願いするわけにもいかず、今日(5月8日)、自宅前の畑へ移し、露天でポット苗を育苗することにした。
 そして、今朝、まあまあ良さそうな苗を須賀前の畑に定植したところである。
 何とか無事に育ってくれて、例年並みに白ナスが収穫できると有り難い。
 なお、今朝、悪そうな苗をまた処分し、残ったのは70鉢ほどだが、葉の縮れが気になる。これを差し上げてよいものかどうか、悩む。
 定植したのは2畝(各13本)で、畝間に予備苗4本埋め込み。なお、畑が少々乾いてきているので、ジョウロでたっぷり水を注入してから植え付け。
 また、直ぐに追肥(種粕、有機肥料粒ともにたっぷり)、土寄せし、株周りの乾燥を防ぐことにした。 
(5月11日追記)
 トマトのついでに白ナスにも水やり。
 予備苗1本が枯れていた。ネキリムシに株元を齧られたか?
(5月12日追記)
 万田酵素1000倍散を噴霧。植物の滋養になる。
(6月2日追記)
 だいぶ生長してきた。本日、施肥と土寄せ。
 昨日、雑草をテンワ(手鍬)で叩いてある。今日は、クワで畝の東面を少々削って溝を作り、種粕、鶏糞、有機肥料粒を適当に撒き、埋め戻しとともに土寄せ。
(6月12日追記)
 白ナスは脇芽がけっこう出てくるのが特徴だが、今まで放任栽培していた。今年は、気紛れ的に下の方の脇枝3、4本を整枝してやった。これで風通しが良くなり、病害虫が少しは防げるかもしれない。
(6月13日追記)
 夕べの嵐で傾いたもの3株あり。今日、支柱を立てて結わい付け。
 なお、生長の悪い株が1つあり、引き抜いて予備苗を移植。
(6月21日撮影)
DSCN0301.JPG

(6月26日追記)
 病気が心配だが、ほぼ順調に育っているようだ。明日にでも1番生りが収穫できそうだ。
 なお、例年7月になったら消毒しているが、これは、ダニかカビが取り付いて生りが悪くなるからだ。カビであれば、「うどんこ病」と同様に、「重曹800倍液」が効くかもしれない。メロンやキュウリ苗に使った残りを噴霧しておいた。
 以下、「7.1 白ナス初収穫後の栽培記録」に記す。

<2013年の記録>
(4月28日に定植)
 作付けする2畝は準備万端整っていると思い込んでいて、本日、定植すべく須賀前の畑に持って行った。ところが、1畝は春キャベツの跡に計画していたのをコロッと忘れていた。
 端の一株を残して収穫済みであり、早速その1株を残して、苦土石灰を振って跡を起こし、畝位置に溝を作り、施肥。溝を埋めて畝立てし、やっと準備完了。
 1畝に13株。約80センチ間隔で定植。予備苗を各列に3本。これは、初期成育が悪い苗のピンチヒッターである。
 これにて作業終了。先日の大雨で土はたっぷり湿っており、水やりの必要がないので助かる。
(下の写真は当店のお客様に差し上げるべき店頭に置いたもの)
DSCN0132.JPG

(5月5日追記)
 定植以降、雨なしで土が乾きだした。そこで、追肥&土寄せで乾燥防止。
 追肥は、種粕、有機肥料ペレット、牛糞。
(5月26日追記)
 5月5日に追肥したことを忘れていた。本日、同じ場所に追肥してしまったのだが、多分5月5日の追肥は株元に少々しただけであったから、分からなかった。
 土が乾ききっているから、まずは溝を立て、水やりし、土を湿らす。追肥は、種粕、畑のカルシウム、有機肥料ペレット、牛糞とし、畑のカルシウムは少々、他はたっぷり入れ込んだ。そして、土寄せ。
DSCN0144.JPG

(6月17日追記)
 順調に成長している。最初の実がだいぶ大きくなってきた。
 雑草がけっこう生えているので、本日削り上げ。
 なお、数株の葉が縮んだり黄変している。これは毎年のことだが、トマトには石灰を振ると多少効果があると聞いているから、ナスも同様だろうと、苦土石灰を振ってみた。気安めだろうが。
DSCN0171.JPG

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2016年までの芽吹いた白ナスのポット苗づくり [白ナス]

<2016年>
(4月3日)
 例年より若干遅れたが、本日、ポット苗作り。
 28ポット入るトレイが8個とバラ6ポットで計230ポットを作る。

<2015年>
(3月29日)
 鹿児島県の特産「白ナス」は、当地岐阜でも普通の紫ナス以上にうまく栽培でき、3月8日に種蒔きを行った。ところで、昨年の苗に半分以上病気がきたので昨年は種取りせず、一昨年の種を使用。過去の例からして、これでも充分に芽吹くはず。と考えていたが例年に比べ芽吹きが悪く、3月20日にもう1トレイ種蒔きして、苗が不足することがないように措置した。
 うちで使うのは30株もあれば充分だが、皆さんに差し上げるために毎年200株ほど苗を作ることにしている。今年はもう100株差し上げる先ができたから、種もたっぷり蒔かねばならぬのである。
 さて、今日、例年に比べまだ小さい苗だが、一緒に蒔いたトマト(1列)が十分な大きさになっているから、両方ともポット苗づくりをすることにした。
 出来上がったポット苗の数量は次のとおり
・お隣さんで管理をお願いする分:白ナスは7ケース半で約210ポット、トマト2ケースで48ポット
・自宅のビニールハウスで試験育苗する分:白ナス8ポット、トマト18ポット
(ポット苗を入れるケースはびっしり入れると7×5=35、少し余裕を持たせると7×4=28、十分余裕を持たせると6×4=24個が入る。今年の白ナスは1ケース28とし、トマトは24とした。)
 遅蒔きのトレイも少し芽吹きだしており、成育ぐあいを見て、またポット苗を作ることにしよう。
 作業手順やその後の管理は昨年の記事どおりです。
(4月9日追記)
 遅蒔きのトレイの白ナスがまずまずの大きさになっており、今日ポット苗を作ることにした。作った数は105ポット(35入りケース3箱)。
 なお、お隣さんのハウスの場所が不足し、最初にポット苗にしたものをケースにびっしり入れ直し、6ケース(35×6=210ポット)にした。合計で9ケース(315ポット)になった。
(4月30日追記)
 お隣さんのハウスからうちのミニ・ビニールハウスへ移し、納屋の洗い場からホースを延長して散水することにした。
 なお、3日ほど前に近隣の方々へポット苗を配布し、今日から店頭に置き、お客様に進呈。
 ところで、例年、コゴメ(アブラムシ)が4月末に発生するのだが、今年は全く発生を見ない。晴天続きが影響しているのかもしれない。助かる。
 そして、苗はいずれも良品ばかりで、例年、葉っぱに縮れが出るものが若干あるのだが、それもない。
(5月8日追記)
 追加種蒔きの苗もほぼ同じ大きさになった。大きさが逆転しているものも多いが、これは水やりの差である。今日、大口配布先2か所に分別。
 なお、1本だけコゴメが沸いているのを発見。これは処分。

<2014年の記録>
 焼きナスにすると抜群に美味い「白ナス」です。淡緑色のナスで、鹿児島を中心に九州で栽培されている「白なす(丸なす<巾着型>)」にほぼ間違いないです。
 その種蒔きを3月9日に行い、うちの隣にある新家(分家)の老夫婦が作っておられるビニールハウスの中に入れさせていただき、毎日の水やりなどの管理をしていただいています。
 お陰で順調に芽吹き、今日3月29日にビニールポットへの植え替えをすることにしました。
 種まき用のプラスチックケース(約60cm×約40cm、底は水切りのため網目状)に蒔いた種が、下の写真のとおり、きれいに芽吹いています。
(これは昨年の写真:今年は撮影省略<去年より苗が少し小さい感じ>)
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 今日の作業は、小さな苗を1本ずつポット詰めすることです。昨年は、小生は初めて行なうことにしましたので、毎年これを行なっているおふくろにやり方を手ほどきしてもらいました。
 何のことはない、実に簡単なことです。苗をバラバラにして、ポットに8分目ほど入れた培養土「土太郎」に苗を埋め込み、培養土を足しこんでいっぱいにし、これでお終い。
 なお、きれいに2葉がでている苗だけを使います。
 昨年は、おふくろが1時間手伝ってくれ、2時間で終わりましたが、今年95歳のおふくろは気力がなくて手伝おうとせず、小生一人で3時間ほどかけて、7ケース250鉢の苗作りを完成。
 ちなみに昨年は8ケース280鉢作り、種蒔きしたものが2割残りましたが、今年は残りませんでした。昨年より1割少ない種蒔き(トマト、紫ナスも1列蒔いた)でしたが、発芽率が少し落ちたのか、種の数が少なかったのか、どちらかでしょうが、たぶん後者と思われます。
(これは昨年の写真:今年は撮影省略)
DSCN0103.JPG


 これを再びお隣さんのビニールハウスの中に入れさせていただき、毎日の水やりなどの管理をしていただくことにしています。
 うちで使うのは30鉢弱、残りは近所や友人などに差し上げるものです。ゴールデンウイークには定植できる大きさになり、予定している方々に差し上げることができましょう。
(これは昨年の写真:今年は撮影省略)
DSCN0104.JPG

(4月5日追記)
 全部綺麗に根付き、少しだけ大きくなってくれた。
(4月10日追記)
 お昼に覗いたら順調に大きくなりつつあり、一部乾いていたので水やりしておいた。
(4月20日追記)
 10日で随分と大きくなるものである。ほぼ順調にいっている。
 ただし、病気がきたのだろうか、10鉢ほどが枯れている。年によって、どれだけかはこうしたことがあるが、今年は少し多い。お隣さんの話では特定の苗が全滅することもあるという。そこで、枯れかけたり、葉が縮んだりしているもの20個ほどを処分することにした。
(5月5日追記)
 その後に数個枯れ、今日もまた枯れたもの数個出た。葉の縮みも目立つ。これで、ちゃんと育つか少々心配である。
(5月16日追記)
 良さそうなものから順次、隣近所に差し上げ、少々悪いものをうちの畑に定植した。残った苗60鉢のうち良さそうなもの20鉢をヤーコンの苗260鉢とともに製薬会社に持っていってもらった。

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2016年までの白ナスの苗づくり [白ナス]

 鹿児島県の特産「白ナス」は、当地岐阜でも普通の紫ナス以上にうまく栽培できます。
 この白ナス、どんなナスかと言いますと、当地岐阜、と言っても、おふくろの従姉妹がそう呼んでいるから、おふくろも、これは“白ナスと言うんだ”と申すのですが、その色は、薄い緑色で、普通の紫色のナスの2、3倍の重さに育ってから、収穫します。
 今は亡きおふくろですが、その従姉妹がどこかで苗をもらい、食べたらとても美味しいナスだったから、種を採って栽培され、その苗をおふくろがもらったのが、うちでの栽培の切っ掛けとなりました。1990年代の後半のことでしょうか。
(下の写真は2013.6.23屋外撮影。初生りにつき、形が悪いですが、実際の色はこの程度の薄い緑色です。2番生りからは綺麗な形になります。)
DSCN0177.JPG

(下の写真は2013.7.15室内撮影。室内につき、実際より白っぽく写っています。普通の紫ナスよりもずっと大きくしてから収穫します。籠はスーパーのものと同じです。)
DSCN0178.JPG

 この白ナスは、焼きナスにすると抜群に美味いです。2010年頃に高級料亭に行ったら、焼きナスが出され、“翡翠(ひすい)ナス”と紹介されました。形や味は、うちの“白ナス”と一緒で、実に美味かったです。
 そんな訳で、こんな美味しいものは、うちで種採りし、毎年栽培しなきゃと、おふくろが苗作りに励み、友達や近所の人に苗を配り、小生が当店のお客様や知人に苗を差し上げるということを繰り返しています。
 ところが、おふくろの従姉妹も歳には勝てず、もう種採りされなくなりましたから、小生の知る限り、近辺で種採りしているのは、一時うちだけになってしまいました。でも、2013年から岐阜市内の友人が種採りしてくださるようになり、大量に作付けし、収穫したナスをJA直売所で販売されるようになりました。
 この白ナスは、どなたにも評判が良く、遠くは埼玉県まで、ここへは苗を送るのは大変ですから、種を送ったのですが、そちらでも評判が良くて、ある方が種採りして、広まっています。
 また、江南市の方には2010年頃に苗を差し上げ、その方が種取し、近隣に広められていましたが、紫ナスとの交配が起き、2016年に苗と種(翌年でも十分発芽する)を差し上げることにしました。
 そして、2015年には岐阜市のある地区のグループに苗と種を差し上げ、広めておられます。
 うちでは、毎年26株を作付けし、収穫した白ナスの大半を当店のお客様に差し上げています。お客様からの評判も抜群です。
 そうしたなかで、2010年頃、あるお客様、この方は生まれが鹿児島で、“うちの方では、ナスと言ったら、このナスのことを言うのよ。とっても懐かしいわ。”と喜んでいただけました。また、10年ほど前にテレビで鹿児島におけるこのナスの栽培を紹介していましたが、ナスの名前は聞き逃しました。記憶にあるのは栽培が難しいとの農家の方の言葉だけです。でも、当地でも埼玉でも栽培は普通のナスと何ら変わることなく、かえって育てやすいとの話も聞きます。
 こんな素晴らしいナスなのですが、近所のJA直売所に並ぶことも少なく、岐阜県内の道の駅に立ち寄った時に見てみても、まれに出品してあるだけです。単に見ただけでは、色が抜けたナスで気持ち悪い・・・当店のお客様にそういう方がみえました・・・という印象を与えることがありますから、誰も買わないのでしょうね。
 対面販売がほとんどなくなり、セルフ販売になっている今日、余程のことがない限り、セルフでは購買に結びつかない時代になってしまっています。
 不要な情報ばかりがあふれかえり、本当に必要な情報が埋もれてしまうという、情報化社会の悪い面が、ここでも生じています。
 なお、大量作付けされている岐阜市内の友人は、簡単な「焼きナスのレシピ」を入れておいたら、どんどん売れるようになった、とおっしゃっておられましたから、ちょっとした工夫さえすれば売れるのでしょうね。
 当店のお客様や知人も、美味しかったから苗を買おうと思ったが何処にも売ってないと、ぼやいてみえました。ナス苗もセルフ販売になっていますから、たとえ写真付きで苗を売ろうとしても、色が抜けたナスでは誰も手にすることはなく、売れない苗が続出して採算が合わないのは必至で、白ナスの苗が並ぶことは有り得ないことになってしまうのです。
 ところで、白ナスという表示の苗を買ったら、うちが差し上げたものとは全然違ったナスがなり、ちっとも美味くなかったという話もあります。ナスは余りにも品種が多すぎて、市場で混乱を起こしているのでしょうね。
 2014年7月に、うちで栽培している「白ナス」はどんな品種なのか? 3、4年前、ネット検索しても見つけられなかったのですが、しっかり検索してみたら、いろいろ分かりました。
 うちの白ナスは、鹿児島を中心に九州で栽培されている在来のナス「白なす(丸なす<巾着型>)」にほぼ間違いないです。そして、その種もあちこちで販売されており、興味がお有りの方は、ネット販売「野口のタネ」で「白丸茄子」をお求めになさるといいでしょう。「白丸茄子」が「白なす(丸なす<巾着型>)」です。
 興味のお有りの方は種を取り寄せて栽培なさってみてください。期待を裏切りませんから。
(育苗について)
 うちの隣家、新家(分家)の老夫婦は2人併せて間もなく180歳になられるのですが、まだ専業農家として頑張っておられます。毎年、ビニールハウスで夏野菜の苗を育てられ、近所の方に苗を販売もしておられたのですが、寄る年波には勝てず、2012年から自分の家に入用な分と末の弟の分そして本家のうちの分に止められました。2014年はさらに縮小し、自分ちの夏野菜は、出荷用は止めて自家消費用の苗づくりだけにされました。
 お隣さんのハウスの一画を借りて、亡きおふくろ(2015年8月死去)が、5年前(当時93歳)までは白ナスの苗づくりをさせてもらっていました。例年、200株ほどを成育させるのですが、おふくろはその前の秋に体調を壊したこともあって、2012年の苗作りはお隣の老婦人に大半を任せてしまいました。
 これでは失礼ですし、小生もそろそろ苗作りの方法を覚える必要もあって、2013年からはおふくろに代って小生が苗作りを行なうことにした次第です。といっても、種蒔きやポット苗を作るだけで、毎日の管理はお隣さんに任せっきりですが。それも、今年で終わりになるかもしれません。
(2017年:追記)
 お隣さんも年には勝てず、今年からハウス育苗を止められてしまいました。よって、自宅で冷床種蒔きから始めねばならなくなり、手探りで何とかかんとか育苗したところです。1か月遅れの定植、初生りとなりましたが、成功しました。
 その記事は→2017年から固定種「白ナス」は露地種蒔きから栽培

<2016年>
(3月6日)
 時期が来たので例年どおり今日種蒔きを行う。
 昨年種取りした種を使用。例年どおりのやり方で、種蒔き専用トレイに10列溝を立て、うち9列に白ナス、1列にトマトとした。
 お隣さんのビニールハウスに運び込んでお終い。管理をよろしく頼んでおいた。
(3月20日)
 白ナスがパラパラと発芽していた。発芽率10%程度。昨年と同様に発芽遅れがみられる。これから順次発芽しよう。
(3月28日)
 同時に種蒔きしたトマトはポット苗にしたが、白ナスはまだ小さすぎる。1週間後にポット詰めとなろう。
(4月3日)
 一部発芽遅れがあったが、大きくなりすぎているものもあり、例年より若干遅れたが、本日ポット苗作り。   28ポットが余裕を持って入るトレイ8個とバラ6ポットで計230ポットを作る。
 うち1トレイとバラ6ポットはお隣さんの弟さんに進呈。彼は去年も今年も種蒔きしたが発芽しなかったとのこと。うちは例年きれいに発芽するが、昨年と今年は発芽が遅れた種がけっこうあった。原因不明。
(4月29日)
 今年は生長がいい。本日、近隣に苗を配布。明日は江南市のグループ代表が50鉢取りにみえる。
 明日30日にはうちの畑に定植26株。
(4月30日)
 自宅に全部持ってきて選別。全部にコゴメが付いていた。生長遅れや葉が縮んだものがけっこう多く、毎年差し上げる製薬会社にはどれだけも渡せないだろう。

<2015年>
(3月8日)
 本日、種蒔きを行った。なお、昨年の苗に半分以上病気がきたので種取りせず、一昨年の種を使用。過去の例からして、これでも充分に芽吹くはずである。
 うちで使うのは30株もあれば充分だが、皆さんに差し上げるために200株ほど苗を作ることにしている。が、今年は他に100個ほど差し上げる先ができた。
 種蒔きの方法、その後の管理などは昨年の記事どおり。
(3月16日)
 一緒に種蒔きしたトマトはパラパラと発芽してきたが、白ナスはまだ発芽していない。一昨年の種だからダメなのか?
(3月20日)
 2日前に白ナスがパラパラと発芽していた。発芽率10%程度。新たな芽吹きは今日もない。これでは差し上げる苗が不足するから、もう1トレイに種蒔きした。ついでに、パプリカも種蒔き。
(3月29日)
 例年に比べまだ小さい苗だが、一緒に蒔いたトマト(1列)が十分な大きさになっているから、両方ともポット苗づくりをすることにした。
 出来上がったポット苗の数量は次のとおり
・お隣さんで管理をお願いする分:白ナスは7ケース半で約210ポット、トマト2ケースで48ポット
・自宅のビニールハウスで試験育苗する分:白ナス8ポット、トマト18ポット
(ポット苗を入れるケースはびっしり入れると7×5=35、少し余裕を持たせると7×4=28、十分余裕を持たせると6×4=24個が入る。今年の白ナスは1ケース28とし、トマトは24とした。)
 遅蒔きのトレイも少し芽吹きだしており、成育ぐあいを見て、またポット苗を作ることにしよう。
 作業手順やその後の管理は昨年の記事どおりです。
(4月9日)
 遅蒔きのトレイの白ナスがまずまずの大きさになっており、今日ポット苗を作ることにした。作った数は105ポット(35入りケース3箱)。
 なお、お隣さんのハウスの場所が不足し、最初にポット苗にしたものをケースにびっしり入れ直し、6ケース(35×6=210ポット)にした。合計で9ケース(315ポット)になった。
(4月30日)
 お隣さんのハウスからうちのミニ・ビニールハウスへ移し、納屋の洗い場からホースを延長して散水することにした。
 なお、3日ほど前に近隣の方々へポット苗を配布し、今日から店頭に置き、お客様に進呈。
 ところで、例年、コゴメ(アブラムシ)が4月末に発生するのだが、今年は全く発生を見ない。晴天続きが影響しているのかもしれない。助かる。
 そして、苗はいずれも良品ばかりで、例年、葉っぱに縮れが出るものが若干あるのだが、それもない。
(5月8日)
 追加種蒔きの苗もほぼ同じ大きさになった。大きさが逆転しているものも多いが、これは水やりの差である。今日、大口配布先2か所に分別。
 なお、1本だけコゴメが沸いているのを発見。これは処分。
  
<2014年>
(3月9日)
 3月になったら行なうと良いとのことで、昨年も今年も3月9日で、今日の日曜日に実施することにしました。
 種まき用のプラスチックケース(底は水切りのため網目状)に新聞紙を1枚敷き、培養土(土太郎)を6、7cm入れて均す。筋立て板で10本筋立て(深さ約1cm)し、その溝に種を蒔いていく。溝が埋まる程度に培養土を入れて終了。案外と簡単なものです。
(写真[2013.3.9撮影]の説明:ケースの大きさは約60cm×約40cm、10本の筋立てをしたところ。この後、1筋に種を数十個程度蒔き。)
         
DSCN0073.JPG

 昨年、以上のことをお隣の老婦人にご指導いただき、ビニールハウスの一角に置かせてもらいましたが、今年も同様にお願いした所です。
 これから毎日の水やり、そして温度管理をお世話いただくことになります。約2か月、毎日がお天道様と相談しての育苗です。これを全部お任せできるのですから実に有り難いです。
         
DSCN0074.JPG

 今後の作業としては、ポット詰めが3月末頃になりそうです。そして、苗が少し大きくなったら2回目のポット詰め(少し大きいポットに詰め直し)をすると良いようですが、数が多くて面倒ですので、おふくろも従前からこれを行わずに済ませています。
(3月29日)
 ビニールポットへの植え替えをすることにしました。
 種まき用のプラスチックケース(約60cm×約40cm、底は水切りのため網目状)に蒔いた種が、下の写真のとおり、きれいに芽吹いています。
(これは昨年の写真:今年は撮影省略<去年より苗が少し小さい感じ>)
DSCN0102.JPG

 今日の作業は、小さな苗を1本ずつポット詰めすることです。昨年は、小生は初めて行なうことにしましたので、毎年これを行なっているおふくろにやり方を手ほどきしてもらいました。
 何のことはない、実に簡単なことです。苗をバラバラにして、ポットに8分目ほど入れた培養土「土太郎」に苗を埋め込み、培養土を足しこんでいっぱいにし、これでお終い。
 なお、きれいに2葉がでている苗だけを使います。
 昨年は、おふくろが1時間手伝ってくれ、2時間で終わりましたが、今年95歳のおふくろは気力がなくて手伝おうとせず、小生一人で3時間ほどかけて、7ケース250鉢の苗作りを完成。
 ちなみに昨年は8ケース280鉢作り、種蒔きしたものが2割残りましたが、今年は残りませんでした。昨年より1割少ない種蒔き(トマト、紫ナスも1列蒔いた)でしたが、発芽率が少し落ちたのか、種の数が少なかったのか、どちらかでしょうが、たぶん後者と思われます。
(これは昨年の写真:今年は撮影省略)
DSCN0103.JPG

 これを再びお隣さんのビニールハウスの中に入れさせていただき、毎日の水やりなどの管理をしていただくことにしています。
 うちで使うのは30鉢弱、残りは近所や友人などに差し上げるものです。ゴールデンウイークには定植できる大きさになり、予定している方々に差し上げることができましょう。
(これは昨年の写真:今年は撮影省略)
DSCN0104.JPG

(4月5日)
 全部綺麗に根付き、少しだけ大きくなってくれた。
(4月10日)
 お昼に覗いたら順調に大きくなりつつあり、一部乾いていたので水やりしておいた。
(4月20日)
 10日で随分と大きくなるものである。ほぼ順調にいっている。
 ただし、病気がきたのだろうか、10鉢ほどが枯れている。年によって、どれだけかはこうしたことがあるが、今年は少し多い。お隣さんの話では特定の苗が全滅することもあるという。そこで、枯れかけたり、葉が縮んだりしているもの20個ほどを処分することにした。
(5月5日)
 その後に数個枯れ、今日もまた枯れたもの数個出た。葉の縮みも目立つ。これで、ちゃんと育つか少々心配である。
(5月16日)
 良さそうなものから順次、隣近所に差し上げ、少々悪いものをうちの畑に定植した。残った苗60鉢のうち良さそうなもの20鉢をヤーコンの苗260鉢とともに製薬会社に持っていってもらった。

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