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5.9 スイカ栽培に挑戦 [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 スイカの産地は全国あちこちにある。どこもかも周辺より少し小高い地形の所にあり、水はけがいい砂地である。こんな条件の所で野菜を栽培しようと思っても、水を欲しがるキュウリやナスは枯れてしまうし、水を嫌うトマトでさえ難しいであろう。つまり、どんな野菜も作れないから、やむなくスイカでも作るしかない、といったところだ。
 さて、当地は沖積層にあって、いくぶん小高い砂地の畑があることはある。そうした畑は一番水を欲しがる里芋の栽培は無理だが、たいていの野菜は育つ。そして、スイカもできる。残念ながら、うちの畑はそうではない。湿気畑でスイカには不向きだ。もっとも、昔は畑が4枚あり、そのうち1枚はわりと砂地であったから、親父がそこでスイカを少々作ったことがある。でも、やはり水っぽくて甘味が少なかった。
 そうしたことから、小生が百姓をやるようになってから、スイカを栽培しようなどとは考えたこともなかった。ところが、である。うちのアパートの住民に少しばかり貸し畑を提供したところ、昨年、小玉スイカを栽培された。畝立ては小生がやってあげたのだが、スイカなら少なくとも水はけを良くしてやらねばいかんからと、高畝にしてあげた。そしたら、全然枯れることなく元気に生育し、いつまでも実を付け、いくつも生ったスイカのうち1個をいただいて食べたところ、けっこう甘かった。
 なんだ、うちの湿気畑でもちゃんとスイカが育つではないか。
 そこで、今まで夏作にメロンを栽培していた1畝をスイカに切り替えることにした。メロンも水を嫌うから、梅雨明けしたら地温上昇とのダブルパンチで実る前に枯れてしまうことが多い。その点、スイカのほうは、昨年の貸し畑のスイカを見ていると、そうしたことは全くなさそうだ。
 ということで、1畝約10mに小玉スイカを今日、作付けしたところである。もっとも、昨年の貸し畑のスイカもそうであったが、接木苗であり、台木は湿気に強いのかもしれぬ。
 ところで、小玉スイカもいろいろな品種がある。苗屋さんへ行ったところ3品種あった。中が赤い普通の小玉スイカ、中が黄色のもの、そして表皮が黄色で中が赤い変わりだね。面白いから次の3品種各3株買って味比べすることにした。
・黄小玉:極早生 果重1.5kg 1株15~20個
・金のたまご:果皮は硬くて割れにくく、黄皮がためか鳥に突かれにくい
・紅小玉:極早生 果重2kg 1株15個以上
 さあ、うまく育ってくれるだろうか。貸し畑のほうは慣行農法で有機肥料を十分にすき込んでおいてあげたが、うちの畑は基本的に全体を無肥料栽培しているから、今年新たに作付けするスイカも無肥料の畝である。メロンは十分に実を付けたから、スイカもそうあってほしいところだ。別畝のカボチャは肥料をやたらと欲しがるから、無肥料では収穫量がガクンと落ちる。カボチャのようになっては困る。なんとかメロン並みに実を付け、かつ、枯れず、加えて甘くておいしいスイカが生ってほしい。
 あまりに欲張りな願望で、捕らぬ狸の皮算用をしているのだが、さてどうなる? 

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