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5.20 ニラ栽培の経験から無肥料栽培を一部止めて有機肥料栽培に変更 [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 数年ほど前のことであるが、畑の樹木周りの所々にニラがかたまって生えているのを知った。それは、てっきりラッキョウだと勘違いしていた。
 そこで、ニラも料理によっては入れると美味しくなるものがあり、このニラを使って栽培を始めた。2年ほど試行錯誤して、2016年秋にニラの栽培箇所をしだれ梅の枝先の東側に決め、自生していたニラを移植して、ここで植えっ放しの栽培を始めた。
 このニラはすごい。夏場は2週間もすれば元通りに復元し、年に10回以上収穫可能だ。もっとも、そんなに頻繁に食べないから、毎年数回ぐらいしか収穫しないが。
 ところが、うちのニラは、少々葉幅が小さく、薄っぺらいが、匂いはまずまずである。市販物より貧弱だが、品種の違いで小振りにしか育たないのだろうなあ、と思っていた。
 2016年秋にニラ栽培地を決めたときには、その場所を掘り返して有機肥料をどれだけか入れ込み、その後はらしい施肥はしてこなかった。もともとやせた土地であったのだろうか、2017年春の最初の収穫以降、やせたニラしか収穫できていなかった。2018年以降は大半の野菜を無肥料栽培にしたから、ニラも施肥はしなかった。肥料効果が出るのは、草抑えに被せた籾殻ぐらいなものであったが、2019年に若干の草木灰を撒き、2020年には米糠、牛糞堆肥、有機肥料粒を間隔を空けて撒いたが、施肥効果は感じられなかった。そこで、2021年には2月に鶏糞をばら撒いた。
 そうしたところ、今年4月19日の第1回収穫(全部刈り取り)では多少葉が厚くなり、5月20日(今日)の第2回収穫(全部刈り取り)でははっきりと葉が厚くなった。
 やはり施肥すると違うものである。無肥料栽培は省力化を最大の主眼として始めたものであり、植えっ放しのニラにあっては、単に肥料をばら撒くだけであるから手間らしい手間はかからず、今後はニラの葉がやせてきたら、施肥を続けることとした次第。 
 さて、収穫したニラのボリュームは今日は1か月前に比べて5割増ぐらいになっていた。女房が、こんなにたくさんのニラをどうしようかと、ネット検索してニラ料理を調べていた。きっと何かうまいニラ料理を作ってくれるのではと期待。晩飯のおかずに早速作ってくれたものの、平凡な卵とじであった。それなりにおいしかったから文句は言えないが。
 こうして、ニラ栽培は5年目にしてうまくいくようになった。ただし、慣行農法(肥料をたっぷり与える)でいくと、植えっ放しではやがて収穫量が落ちてくるという。でも、減肥料栽培なら長年栽培し続けることができるのではなかろうか。うちの場合、鶏糞が効いたような感がし、今後はこれを少々使っていくこととしよう。
 そして、ニラ以上に植えっ放しでいけるアスパラガスはけっこう肥料を求めるようであり、栽培に着手した3年目の今年、まずまずの収穫を得られるようになったが、慣行農法でも10年は植えっ放しで行けるのだから、ここは無肥料栽培にこだわらず、たいした手間はかからないから有機肥料を株周りに撒くこととした。使う肥料は当面、牡蠣殻粉末と有機肥料粒(動物残差発酵肥料)で、第1回目の施肥を4月に行った。これでしばらく様子を見よう。
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