2.12 ブロッコリーとカリフラワー、花蕾は人間様用で葉っぱは野鳥用 [ファーマーの“一日一楽”日記]
別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。
2月上旬から中旬までは鳥害に要注意である。野鳥は冬の間、山のほうで何を食べているのか知らないが、春(立春)の訪れとともに野に降りてきて野菜を突き始めるような気がする。例年、なにがしら野菜に被害が出る。
野鳥の種類によって好みに違いがあるかもしれないが、最も好まれるのはブロッコリーとカリフラワーの葉っぱであり、キャベツの葉っぱである。ホウレンソウも好まれる。そして、時にはハクサイの葉っぱ、まれにはまだ小さいエンドウ。一方、小松菜や春菊は彼らの好みではなさそうで、これらは決して食われない。
うちは畑が2枚あるが、自宅前の被害が激しい。隣にあるお寺はうっそうと生茂った高木が何本もあり、彼ら野鳥の仮の住まいになっていて、間近にあるうちの畑がかっこうの餌場になり、狙われるのであろう。
2月初めには、まだたいした食われようではなかったが、久しぶりに今日、自宅前の畑を見に行って来たら、あれあれ、である。ブロッコリーとカリフラワーの葉っぱは完全にきれいさっぱりなくなっているではないか。軸だけが残り、真ん中のポッコリとした花蕾だけが残されている。
“俺たちは葉っぱしか用はない。人間様が欲しがる花蕾だけは残しておいてやる。そろそろ収穫して食えよな。”と言わんばかりだ。有り難いお言葉ではあるが、ブロッコリーもカリフラワーも今年は生育が悪く、花蕾はまだ小さいものが多い。“葉っぱがなくては花蕾の生育が進まないではないか。”と文句を言いたいところである。
今年、彼らはよほど餌が不足したのであろう、こうまで葉っぱをきれいに食べ尽くしてしまうとは。こうした飢饉の年も何年かに一度はあろうから、ここは彼ら野鳥を許してやろう。花蕾には一切手を付けず、無傷で残してくれているんだから。
ところが、である。キャベツの畝を見てみたら、外葉がだいぶ食われていたが、所々、巻いた玉の天辺が少々突かれている。これ以上突かれては困る。
“おい、そこに宿っている野鳥どもよ、外葉はくれてやるが、玉は人間様用だぞ。玉は食うな。”と、文句を垂れ、早速、鳥除けネットを引っ張り出して、これ以上食われないようにすっぽり覆うこととした。キャベツの玉が突かれるなんて実に久しぶりだ。彼ら野鳥にとっては決してうまくない玉なんであろうが、こんなものまで食べねばならぬとは、かわいそうにも今年はよほどの飢饉なんだろうなあ。
2月上旬から中旬までは鳥害に要注意である。野鳥は冬の間、山のほうで何を食べているのか知らないが、春(立春)の訪れとともに野に降りてきて野菜を突き始めるような気がする。例年、なにがしら野菜に被害が出る。
野鳥の種類によって好みに違いがあるかもしれないが、最も好まれるのはブロッコリーとカリフラワーの葉っぱであり、キャベツの葉っぱである。ホウレンソウも好まれる。そして、時にはハクサイの葉っぱ、まれにはまだ小さいエンドウ。一方、小松菜や春菊は彼らの好みではなさそうで、これらは決して食われない。
うちは畑が2枚あるが、自宅前の被害が激しい。隣にあるお寺はうっそうと生茂った高木が何本もあり、彼ら野鳥の仮の住まいになっていて、間近にあるうちの畑がかっこうの餌場になり、狙われるのであろう。
2月初めには、まだたいした食われようではなかったが、久しぶりに今日、自宅前の畑を見に行って来たら、あれあれ、である。ブロッコリーとカリフラワーの葉っぱは完全にきれいさっぱりなくなっているではないか。軸だけが残り、真ん中のポッコリとした花蕾だけが残されている。
“俺たちは葉っぱしか用はない。人間様が欲しがる花蕾だけは残しておいてやる。そろそろ収穫して食えよな。”と言わんばかりだ。有り難いお言葉ではあるが、ブロッコリーもカリフラワーも今年は生育が悪く、花蕾はまだ小さいものが多い。“葉っぱがなくては花蕾の生育が進まないではないか。”と文句を言いたいところである。
今年、彼らはよほど餌が不足したのであろう、こうまで葉っぱをきれいに食べ尽くしてしまうとは。こうした飢饉の年も何年かに一度はあろうから、ここは彼ら野鳥を許してやろう。花蕾には一切手を付けず、無傷で残してくれているんだから。
ところが、である。キャベツの畝を見てみたら、外葉がだいぶ食われていたが、所々、巻いた玉の天辺が少々突かれている。これ以上突かれては困る。
“おい、そこに宿っている野鳥どもよ、外葉はくれてやるが、玉は人間様用だぞ。玉は食うな。”と、文句を垂れ、早速、鳥除けネットを引っ張り出して、これ以上食われないようにすっぽり覆うこととした。キャベツの玉が突かれるなんて実に久しぶりだ。彼ら野鳥にとっては決してうまくない玉なんであろうが、こんなものまで食べねばならぬとは、かわいそうにも今年はよほどの飢饉なんだろうなあ。
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