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しだれ梅の陰でニラの栽培を続ける [ニラ]

 10年ぐらい前までだろうか、自宅前の畑の縁にあちこちニラが生えていた。それがいつしか消えてなくなってしまったと思っていた。というのは、同様にしてラッキョウが植えられていたからである。
 今は亡きおふくろが “ニラは欲しかったら採っていけ。ラッキョウはわっちが酢漬にするわ。”と言っていたのだが、他界する数年前からはラッキョウの酢漬を作らなくなり、小生が雑草と共にこれらを草刈機で刈り取っていた。
 こうして毎年草刈をするうちに “ラッキョウが一人生えしているな” と思うようになってしまったのである。
 以来、女房はニラを料理に使わなくなったが、たまにはニラが少し入った炒め物が食べたい。
 そこで、2014年に「野口のタネ」にネット注文して種(たいりょうにら)を入手し、4月半ばに種蒔きし、栽培に初挑戦したのだが、芽吹きは悪かったものの何とか少量の苗をタラの木の東側に定植し、7月には収穫することができた。
 ところで、そんな頃に、畑の中の椿の木の北東側に何年も放置していたのはラッキョウかと思ったら、なんとニラであった。その後、柿の木やしだれ梅の枝先辺りなどにもニラがかたまって生えているのを発見。
 それらのうち一部を掘り出し、栽培畝の隣に移植し、栽培することにした。2列並べて栽培比較すると、「野口のタネ」で求めた品種より、一人生えのもののほうが生育がいいのが分かった。
 2015年から畑の改造を始め、2016年になって、ニラの畝周りは背が高い雑草が生えるし、母屋から離れた場所にあるから管理が手薄になり、ニラの栽培箇所の場所移動をすることにした。移動場所は、しだれ梅の枝先の東側である。それが、しだれ梅の枝で隠れるようになり、けっこう日陰での栽培となったが、このほうが調子がいいことがわかった。以来、ここで自生させることにした。
 それにしても、このニラはすごい。2週間もすれば元通りに復元し、年に10回以上刈り取って食べることができる。もっとも、毎年数回ぐらいしか収穫しないが。
 なお、うちのニラは、少々葉幅が小さく、硬い(ニラはこんなもんだろう)が、匂いはまずまずであり、ちょくちょく使うことにしている。
 ところで、2016年秋にニラ栽培地を変えたときには、その場所を掘り返して有機肥料をどれだけか入れ込み、その後はらしい施肥はしてこなかった。もともとやせた土地であったのだろうか、2017年春の最初の収穫以降、やせたニラしか収穫できていなかった。2018年以降は大半の野菜を無肥料栽培にしたから、ニラも施肥はしなかった。草抑えに被せた籾殻ぐらいなものであったが、2019年に若干の草木灰を撒き、2020年には米糠、牛糞堆肥、有機肥料粒を間隔を空けて撒いたが、施肥効果は感じられなかった。2021年には2月に鶏糞をばら撒いた。そうしたところ、4月の第1回収穫では多少葉が厚くなり、5月の第2回収穫でははっきりと葉が厚くなった。
 やはり施肥すると違うものである。無肥料栽培は省力化を最大の主眼として始めたものであり、植えっ放しのニラにあっては、単に肥料をばら撒くだけであるから手間らしい手間はかからず、今後はニラの葉がやせてきたら、施肥を続けることとした。

<2022年>
(2月28日)
 今年は寒かったので、まだニラはかすかに芽吹いているだけだ。雑草がけっこう生えており、草引き。特に、球根性のミニ草花が勢力を付けてきており、これを極力抜く。いっしょにニラの株も抜けてしまうが、適当に埋め戻しておいた。
 分厚く籾殻が被っており、草引きの後、ざっと均す。そして、周りに板で雑草抑えしているが、これの下の雑草も処理。東面(法面になっている)にも板を置く。
 東面法尻の土を削り、籾殻の上にばら撒く。少しは籾殻の堆肥化促進になろう。
 昨年の10月と重複してしまったが、ホウレンソウに使った苦土石灰が少々余ったので、それを薄くばら撒いておいた。
(4月11日)
 もう十分な大きさになっており、今年第1回目の収穫。草引きしつつ全部刈り取り。肥料が効いたのか、けっこう良品ばかりであった。
 なお、ずっと雨なしだから、数日前から2度たっぷり水やりしておいた。
(5月16日)
 今年第2回目の収穫。全部刈り取り。まずまずの生育となっていた。
 雑草は細かなものがわずか。それを全部引く。
(5月22日)
 お礼肥えとして鶏糞をまずまずの量、ばら撒く。
(9月2日)
 6月終わりに1回、全部刈り取りし、その後はたぶん今日(4回目)まで収穫せず。
 けっこう花芽が伸び出した。
(9月15日)
 少々痩せた葉だが、もう十分な大きさになった。5回目の収穫。
(9月17日)
 苦土石灰と牛糞堆肥をばら撒いておいた。
(10月16日)
 もう十分な大きさになった。6回目の収穫。

<2021年>
(2月14日)
 すでニラが少し伸びかけている。雑草がけっこう生えており、草引き。
 鶏糞を少々振り、籾殻をたっぷりかけて草抑え。
 ずっと施肥らしい施肥はしていなかったが、昨年は米糠と牛糞堆肥、晩秋に有機肥料粒をしたし、今回、鶏糞を施肥したから、成育が良くなるかも。
(4月3日)
 ニラ区画周りの雑草をテンワで削る。区画内の雑草は少ないが、球根を持った草花の勢いが激しい。引くとちぎれてしまい、やっかいだ。
(4月19日) 
 今年第1回目の収穫。草引きし、全部刈り取り、籾殻被せ。
 昨年6月の牛糞堆肥と10月の有機肥料粒が効いたのか、葉っぱが多少分厚くなった感がする。
(5月20日)
 今年第2回目の収穫。全部刈り取り。1か月前に籾殻を被せたせいで雑草はわずか。
 肥料効果と暖かさの両方が効いたのであろう、葉っぱがより分厚くなった。
(5月23日)
 ニラ栽培地の淵から雑草の侵入がけっこうあるから、東側以外は10cm幅の板を敷き込んで雑草抑えとした。
(7月11日)
 6月に米糠をばら撒く。少々遅れたが、本日、今年第3回目の収穫。全部刈り取り。若干生育が悪い状態にあり、枯れた葉もけっこうあった。雑草はほとんど生えず。
(8月26日)
 少々遅れたが、今日、第4回目の収穫。もう部分的に花芽が伸び出した。早めに切り取らないとニラが弱るから、全部を刈り取り。
(9月15日)
 部分的に花芽が出ていた。今日、第5回目の全部収穫。
(10月22日)
 今日、第6回目の全部収穫を行い、今年は終了。少々小振り。
 柿の木の下のほうが勢いがいい。ここは、9月に続いて今年2回目の収穫。
(10月25日)
 2日前に籾殻を分厚く被せ、今日施肥(鶏糞、種粕、苦土石灰)をたっぷり。

<2020年>
(1月2日)
 成育が悪いから、たっぷりかかっている籾殻の上に、さらに米糠で覆う。
(5月21日)
 例年より1か月遅れで第1回全部刈り取り。右端のほうは他より肥えている。
 撒いた米糠はごわごわになっており、まだ土に馴染んでいない。
 少々雑草が生えており、きれいに抜く。
(6月9日)
 ずっと雨なしのせいか、伸びが悪いし、葉先が黄変。2回目の全部収穫。
 2016年に今の場所にして、そのとき施肥して以来、時に草木灰を振ったものの籾殻を乗せるだけで無肥料栽培してきたが、随分と育ちが悪いので、1月に米糠を乗せ、今日、さらに牛糞堆肥をたっぷり乗せ、その上に雑草防止に籾殻を被せておいた。
(6月24日)
 昨日で食べ頃の大きさに生長。2週間で再生する。今日、全部刈り取り(3回目)
 籾殻を分厚く掛けたからだろう、雑草はほとんど生えない。
 施肥のせいか、梅雨のせいか、どちらか分らないが、幾分生育のよいニラとなった。
(7月16日)
 成育は良く、1週間以上前に食べ頃となり、本日、全部収穫(4回目)
 雑草はほとんど生えず。目に付いたものは引き抜く。
(8月13日)
 本日、全部収穫(5回目)。雑草はほとんど生えず。目に付いたものは引き抜く。
(9月16日)
 今年は去年の1か遅れで花芽が伸び出した。早めに切り取らないとニラが弱るから、今日、全部を刈り取り収穫(6回目)。
(10月12日)
 今日、全部を刈り取り収穫(7回目)。1月米糠、6月牛糞堆肥が今頃効いてきたのか、まずまず生育はいい。
 そして、今日、有機肥料粒をばら撒き、雑草防止に籾殻をたっぷり被せる。

<2019年>
(2月3日)
 完全に枯れてあとかたもない状態。籾殻を追加してばら撒き、草木灰もばら撒く。
(4月19日)
 同じ場所で3年目の収穫となる。そろそろ食べ頃となり、第1回目の収穫。半分刈り取る。籾殻を厚めに敷いておいたから雑草はほとんど生えていない。
(5月16日)
 1か月前に刈り取った箇所も同じ大きさに生長。全部刈り取る。
 雑草が少々生えてきており、きれいに草引き。なお、しだれ梅の枝が覆い被さってきており、地面から10cmほどのところで枝先を切る。
(6月20日)
 だいぶ前に収穫可能になったが、今日、全部刈り取る。第3回の収穫。
 籾殻のお陰でほとんど雑草は生えず。
(6月23日)
 草抑えに籾殻をドッサリ覆う。
(8月5日)
 その後、収穫したかどうか記憶にないが、たぶん無し。今日、全部収穫。
 ずっと前から、ニラが若干細い感がしており、そこで、肥料として草木灰を適当に振り、雑草抑えのため籾殻をたっぷり撒いておいた。
 籾殻は有難い。雑草がほとんど生えないから助かる。
(9月6日)
 8月27日に見つけたのだが、花芽が伸び出した。早めに切り取らないとニラが弱るそうだ。少々遅れたが、今日、全部を刈り取り。
(11月10日)
 籾殻がたっぷり入手できたので、ニラにも分厚く被せておいた。
 もう収穫せねばいかんが、柿の木の下で群生しているものが良質だから、放置。
(11月15日)
 しだれ梅の下を全部収穫し、今年は終わり。まだ柿の木の下には十分あり。

<2018年>
(4月14日)
 そろそろ食べ頃となり、第1回目の収穫。全部刈り取る。晩秋に籾殻を厚めに敷いておいたから雑草はほとんど生えていない。
(7月10日)
 その後、立て続けに2回ぐらい刈り取って料理に使ったが、しばらく間をおいて、本日全部刈り取り。
(7月16日)
 きれいに草引きし、雑草抑えに籾殻をたっぷり撒く。
(8月30日)
 その後1回収穫し、今日また収穫。各3分の1。前回収穫箇所が、また間もなく収穫できそう。尽きることがない。なお、花芽が少々出だした。
(9月2日)
 残り3分の1を収穫。昨年のこの時期はすでに6回目の収穫をしているから、今年はピッチが遅い。
 けっこう花芽が出だした。8月20日頃に収穫した箇所は、びっくりするほど早く、もうけっこう新芽が大きく伸びている。
 草引きをし、籾殻をたっぷり撒き、雑草抑え。
(9月13日)
 花芽が大きく伸び出し、花を咲かせそうなものがけっこうある。11日前に刈り取ったニラもけっこう葉が伸びている。全部を刈り取り。
(10月3日)
 20日経っただけなのに、もう元通りに伸びきっている。全部刈り取り。
(10月18日)
 15日経過、さすが伸び方は小さい。長そうなものを半分刈り取り。
(10月29日)
 残りの半分と18日に刈り取ったもので伸びがいいものを刈り取り。
 籾殻をたっぷり被せて雑草抑え。

<2017年>
(4月9日)
 そろそろ食べ頃となったが、施肥として草木灰を振りかけておいた。
(4月24日)
 全部刈り取る。少々遅れたようで、一部葉先が枯れている。
(5月8日)
 もう、元通りの姿に回復している。近日、2回目の刈り取り。
(5月24日)
 再び2週間で元通りの姿に。本日、3回目の刈り取りと草引き。
(6月26日)
 部分的に4回目の刈り取りするも、けっこうな量ある。1か月も経つと、一部葉先が黄変している。
 綺麗に草引き。
(7月23日)
 部分的に5回目の刈り取り。葉先の黄変はほとんどない。ほとんどしだれ梅の陰になっているから調子がいいのかも。
(8月22日)
 部分的に6回目の刈り取り。絶好調。雑草はほとんど生えないので助かる。
 ところどころで花芽が出だした。
(9月17日)
 その後、けっこう花芽が出て、花も咲いた。遅ればせながら、花も葉も全部刈り取り。
(10月6日)
 もう元通りに生育しており、いつでも収穫できる。→9日に全部刈り取って収穫。
(11月20日)
 数日前に最後の収獲。部分刈り取りも含めて9回目の刈り取り。
 本日、ていねいに草を引き、若干の土を被せる。その上に、雑草防止のため籾殻を厚めに敷く。

<2016年>
(10月21日)
 しだれ梅の枝先の東面には一人生えがけっこうあるし、切り株が幾つかあって通常の野菜栽培には適さないから、少量のニラ栽培に一番適している。
 まず、しだれ梅の奥の方のニラを掘り出し、次に、ウドの続きの栽培畝から同一品種のものを掘り出し、「野口のタネ」で求めた別品種はそのまま放置。
 しだれ梅の枝先の東面をテボでできるだけ深く掘り起こし、施肥(苦土石灰、鶏糞、種粕、有機肥料粒)し、かき混ぜる。退けておいた土を被せてから牛糞を撒き、かき混ぜる。
 そして、溝を掘り、ニラを株分けし、3本ずつ程度で植えていく。1mほどを3列植えして終了。
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