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8.18 長雨冷夏もいいことがある [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 まずは雨がよう降る。梅雨時以上で、滅多に陽が射さない。高校野球も甲子園が雨また雨でいつまで経っても試合が始まらない。こんなことはちょっと経験にない。
 近年の8月の長雨を調べてみると、2017年、2010年、2003~5年である。いずれの年もスカッと晴れ渡った日(日照時間10時間以上)は数日以下しかない。なかでも2003年と2005年はたったの2日しかなく、梅雨と同然。
 今年は、9日以降おかしくなった。梅雨真っただ中の天気がもう10日も続いている。2週間天気予報を見てみると、もう10日続きそうだ。
 こうなると、今年はひどい長雨冷夏となる。
 百姓をやっている身にあっては、いろいろと焦りが出てくる。野菜の根腐れ(特に特産品の徳田ねぎ)そして冬野菜の種蒔きが大幅に遅れることだ。そして、イチジクが生り始めるとともに長雨となったから、イチジクが熟すと同時に腐ってしまい、無収穫がずっと続いている。イチジクの無収穫がこんなに続くのは初めて。
 反面、いいこともある。8月8日は最高気温が39.0℃を記録し、百姓をやっていて熱中症になりかけたが、あれ以来そうしたことは全くない。もっとも、熱中症対策ドリンクが全く売れないから、商売あがったりだ。
 次にいいことは、毎年店頭にヤーコンの鉢植えを飾っているのだが、ヤーコンは赤道直下の南米アンデス高地が原産であり、寒さにも暑さにも弱いゆえ、真夏の猛暑で枯れてしまうことがけっこうある。例年4鉢作るも、生き残るのは1、2鉢だ。だが、今年は8月上旬に猛暑日を5日経験するも、8月8日を最後に冷夏となり、ぐったりしていたヤーコンであったが、皆元気を取り戻してくれた。
 また、店頭に飾ってある草花のプランターも8月8日頃には随分と元気をなくし、花を付けなくなったり、花を付けてもみすぼらしい花しかよう付けなくなっていたが、ここへきて元気を取り戻し、花を咲かせるようになってくれた。もっとも、最盛期のような華やかさとは程遠いが、でも猛暑のときはやはりヤーコン同様に枯れるものがでるも、今年はそういうことにはならないから助かる。
 いずれにしても、あと10日で長雨が終わってほしい。多くを当店のお客様に差し上げるビタミン大根の種蒔きは、例年8月25日には行っているから、あまり遅らせたくはないのである。遅れれば遅れるほど小さな大根にしかならないからだ。

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