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7.25 宿儺かぼちゃを食す [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 宿儺かぼちゃについては3月20日に記事にしたのだが、その概要は次のとおり。
 ここ数年、カボチャ栽培に取り組んでいるが、どうせ作るなら面白いカボチャにしようと、ここ2年はラクビーボールの形の「ロロン」という品種にした。
 これはこれで面白いが、もっと面白いものがあることを思い出した。当地濃尾平野でもちゃんと作れるという話を聞いた「宿儺(すぐなorすくな)かぼちゃ」である。岐阜県高山市丹生川町(旧大野郡丹生川村)の特産品で、ヘチマのような形をしており、長さは50〜80cm。重さは1個2.5kg前後で大きな物は5kg程にもなるという。表皮は淡い緑色に濃い緑色のまだら模様が入り、表面は滑らかで、果肉は鮮やな黄色をしており、糖度が高く、スープやデザート、煮物、なんにでも向く、とのことだ。
 ということで、今年は「宿儺かぼちゃ」とした次第。もっとも、この品名は商標登録されており、種屋もこの名前を使えず、「飛騨かぼちゃ」としていたが。
 なお、このカボチャは固定種であり、繰り返して種が自家採取できるから有り難い。今年うまく育てば、種取りし、来年から種代がタダとなるのだ。
(再掲ここまで)
 さて、今日、カボチャの畝周りに雑草が繁茂しているので、伸びたツルを退けてから草刈機で草刈りを行った。そうしたところ、カボチャの葉っぱや雑草に隠れていたカボチャのツルやカボチャそのものを3個切ってしまった。長さは50〜80cmになるというが、無肥料栽培ゆえ、30~40cmと小さい。
 カボチャの首元を見ると、どれだけか縦に黄色く筋が入り(コルク化)、そろそろ収穫適期の状態にある。概ね完熟といったところだろう。それを早速女房が煮てくれた。
 その味はというと、甘味は少ない(無肥料栽培のせいか未完熟なのか)ものの、ほこほこした食感で水っぽくない。その昔、北海道産のまさかりカボチャを食べたときに近い。
 これはいい。姿はヘチマそっくりだから、ヒトに差し上げるのに面白いカボチャだ。1株に2個ぐらいは生ってくれないかと期待するも、やはり無肥料ゆえにまともな大きさになるのは1個だけだ。来年の栽培法をちょっと考えねばならん。

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