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4.17 今日から季節は「春の土用」、土いじりする百姓仕事が忙しくなる [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 中医学(漢方)では季節区分は5つ。なんでも5分類したがる中医学ゆえ、季節は「四季折々」というように4つであるが、季節の変わり目(これは春や秋であろう)として「土用」があると言う。よって、春は3か月ではなく、2か月半弱しかない。そして、年に4回ある「土用」は各18日ほどずつある。これは、1年365日を5(季)で割った73日を、さらに4(回)で割るからだ。
 なんとも強引で無茶な決め方だが、大昔の百姓(これはいまにも通ずる)には、けっこう理にかなっているから面白い。大昔の中国大陸において人々の9割以上が百姓であったから、健康管理のため農業歴を季節区分に取り入れたと考えられるのである。
 夏の土用が一番有名だが、これは日本列島の農業歴にぴったり合っている。概ね梅雨明けから立秋までの期間に相当し、この時期、百姓は冬野菜の作付け準備で湿りに湿った畑の土いじりをする。特に当地岐南町では、この時期に特産の「徳田ネギ」の本伏を行うのだが、そりゃ大変だ。猛暑という暑さもさることながら、これが肝腎なのだが、猛烈な湿気に襲われ、湿邪で体を壊す恐れがあり、これに対する健康対策が説かれているのが中医学だ。
 秋の土用(10月20日頃から立冬まで)となると穀類・芋類・豆類の収穫の時期であり、日本列島では特に稲刈りに忙しい時期となる。冬の土用(1月17日頃から立春まで)は一番寒い時期で、この間に収穫が終わった畑を、たいそうな重労働だが、ビッチュウで「寒起こし」を行うのである。こうすると、粗起こしされた土の中奥深くまで冷気が入り、冬眠している病害虫を凍死させることができるのである。
 さて、今日から始まった「春の土用」であるが、各種夏野菜の作付けが一斉に始まり、忙しくなる。概ね畝整備はできていようが、まだのこともあり、そして、苗の植え付けは土をテボで掘り返すから、けっこう湿気を吸う。よって、湿邪で体を壊す恐れあり、となる。
 では、土用に時期にどのような健康管理をしたらいいかというと、これは重労働がつきものの職業に限られようが、それについての食養生を別立てブログで紹介している。興味がお有りの方は、下記をクリックしてご覧あれ。
 →春の土用がやってきました。食事の内容も変えたほうが良いです。
 いずれにしても、なんとも強引で無茶な5季の決め方であるが、百姓をやっていると、変に納得させられてしまう中医学である。もっとも、こじつけがましいと感ずる部分がどれだけかは残るが。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、もう一つの別立てブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
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