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11.24 女房が精を出し始めた切干芋づくりを手伝う [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 今年はサツマイモがまずまず豊作であった。延べ60m弱の畝で150kg超の収穫。
 サツマイモの栽培を始めてちょうど10年になる。順次作付けを増やし、5年前に現在以上の規模にしたのだが、連作によるネコブセンチュウ被害がだんだん大きくなり、ここ3年間は、2年連作のあと1年はネコブセンチュウ対抗作物であるコブトリソウを生やすこととし、被害の軽減と労働の軽減の両方を図っている。
 作付け品種をいろいろ試してみたところ、焼き芋やふかし芋にするには最新品種の「紅はるか」、切干芋にするには「安納芋」が最適であることが分かった。ただし、サツマイモ全般に肥料を嫌うが、安納芋だけはけっこう肥料を欲しがり、数年前から無肥料連作栽培を続けていたら、一昨年「安納芋」の出来が極端に悪くなったしまった。一方、「紅はるか」は甘味がけっこうあって、切干芋にしても「安納芋」ほどのことはないがけっこううまいし、また、ネコブセンチュウに割りと強いから、昨年から全部の作付けを「紅はるか」一本に絞ったところである。

 今年収穫の150kg超ものサツマイモをどうするかであるが、一族郎党に40kgほどを送り、残りの一部は我が夫婦で焼き芋やふかし芋にして毎日食べることにするが、とても食べ切れるものではなく、収穫量の過半は女房がせっせと切干芋づくりをすることになる。その切干芋づくりはもう9年になる。
 この切干はとても評判がよく、娘も息子も喜ぶし、息子の会社の人たちにも好評を博している。よって、女房が、残るであろうサツマイモの全部を切干芋にしてしまうのである。

 ところで、切干芋づくりには悲しい出来事もあった。一昨年のこと、総収穫量は124kgであったが、その過半を切干芋にし、最初の頃にできあがった切干芋(2割ほど)を送ったり、家で食べたりしたものの、残りを順次、小生が寝泊まりする自宅の相当古い冷蔵庫で冷凍保存しておいたのだが(完成した切干芋を一度冷凍し、それを解凍すると味が良くなる)、その冷蔵庫がいつしか故障して常温保存となってしまい、見事に全部がカビだらけになってしまった。女房が精魂込めて作った切干芋が完全に無駄になってしまったのである。女房のガックシした様が、いかにも痛々しかった。そこで、昨年からは店の2階の住まい屋にもう1台冷蔵庫を置き、そこで冷凍保存することとした次第。

 さて、木枯らしが吹き、寒風で切干芋を乾かすのに良い時節となった。当店連休日を使って、女房がこの前の月曜日から切干芋づくりに着手。3段の網籠2つに蒸してから切った芋をびっしり並べて干すのである。日中は店の2階の住まい屋のベランダの物干竿に引っ掛けて干し、初期は毎日ひっくり返し、夕刻になるとバルコニー内に引っ越す。この籠が初期はけっこう重いから、日に2回の移動作業は小生の役目となり、これから2か月間ぐらいはそれが日課となる。この程度の請負作業はどってことなく、小生も女房が作った切干芋が大好物だから、喜んでさせていただいているところです。 

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