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10.16 今年初めて成功したホウレンソウ栽培 [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 4年ほど前から大半の野菜を無肥料栽培しているのだが、ホウレンソウはその前から育ちが悪くって、凶作になる年が多い。無肥料栽培にしたら壊滅状態がほとんど。そこで、品種をあれこれ変えてみたり、種の蒔きどきをずらしてみたりしたが、やはりだめであった。
 こうなると、無肥料を貫徹するのは無理であり、野菜の中で酸性土壌を一番嫌うホウレンソウゆえ、土壌のアルカリ化を図るしかない。そこで、一昨年から遅効性の土壌改良剤である牡蠣殻粉末を入れてみたが、少ししか効果はなく、今年はホウレンソウ栽培の定番である石灰窒素に加えて苦土石灰も投入し、即効的に土壌のアルカリ化を図ることとした。
 そうしたところ、グングン成育し、栽培成功! ただし、化成肥料や牛糞堆肥などの、これぞ肥料というものは入れていないので、葉の色は若干薄めである。肥料を多く入れれば葉の色は濃くなり、入れなければ薄くなるのは、野菜一般に言えること。自然農法で栽培したものは、葉の色は薄めで、これが本来の野菜の色である。
 まだ小さかったが、待ちきれず、10月6日から第1弾の大きそうなものを収穫し、おひたしにして食べる。柔らかく、ほのかな甘み、やさしい香りのホウレンソウ。たぶん無肥料栽培のものに近い味であろう、と勝手に思っている。
 ところが、第1弾は10月6日には虫食いがほとんどなかったが、たったの3、4日の間にワーッと虫食いが進み、大きそうなものを収穫するも、葉っぱが虫食いだらけで、ほとんどが食用にならない。この時期、高温がずっと続いたことも影響していよう。
 隣の畝に第2弾(第1弾の8日後に種蒔き)を栽培しており、こちらはまだ小さいからか虫が寄り付かなくて助かるも、大きくなれば虫が付きかねない。そこで、2、3日置きに木酢液を薄めたものを噴霧。なんとか虫食いを防ぐも、部分的にやはり少々虫が食いだした。
 この第2弾も、数日前から、小さめながら少しは大きいものを選んで収穫した。木酢液の効果があるのかどうか分からないが、虫食いの進み具合は少しずつで済み、今のところ気になるほどではなく、収穫できている。
 さて、第1弾は2回ほど少々収穫した後、全部ダメになってしまったから、半分は引き続き虫に差し上げ(虫寄せ場にする)、半分は削り取って処分し、10月10日に第3弾の種蒔きをし、時差栽培することにした。ずっと暑い日が続いているから、直ぐに発芽した。石灰窒素も苦土石灰も追加投入していないが、たぶんうまく生育してくれることであろう。
 明日からいきなり涼しくなる。これによって、虫食いもなくなるかもしれない。それを期待しよう。木酢液を2、3日置きに噴霧していたが、けっこう面倒だから、その噴霧は明日で終わりにしよう。もし、虫食いが進んで収穫不能になってきたら、虫寄せ場のままで放置してある第1弾の半分の場所を削り取って第4弾の種蒔きをすればいいから。
 こうして、今年は食べきれないほどにホウレンソウが収穫できそうだ。来年も、無肥料ではなく、石灰窒素&苦土石灰投入(他の肥料は入れず)で栽培してみよう。


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