SSブログ

5.1 暑いほどの陽気で景気良く絹さやエンドウが生る [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 今年の中下旬は平年より気持ち気温が低く、絹さやエンドウの収穫はボツボツ続いていただけであった。それが、ここ2、3日は暑いほどの陽気となり、絹さやエンドウが景気良く生りだした。隔日収穫しているが、今朝は一昨日の倍も収穫できた。
 絹さやエンドウほど気温に左右される野菜も少ないであろう。4月中下旬に暑い日が続くと5月初めには終わってしまうし、4月がずっと寒いと5月になってやっとなり始める、といった具合で、年によって収穫時期が大きくずれる。
 一番厄介なのは、まあまあ暖かい日が続いていて、けっこうな収穫ができだしたところへ急に暑い日が数日続くと、一気にさやが大きくなるとともに実が膨ら、その数日は毎日収穫しても大収穫となり、それでもってストンと収穫が終わってしまう。その先は、先端に生った裏生りの小さなさやだけとなる。
 ここが百姓泣かせとなり、農家も自家消費用にしか作らない方が多くなった。一気に採れては収穫作業が大変だし、価格は暴落するからである。
 加えて、時間と手間がかかるエンドウだから、なおさらだ。11月に種蒔きし、芽抜いて少し生育した状態で越年させ、春になって生長しだしたら垣根をいわねばならない。収穫終了は5月半ばとなる。また、連作障害が激しいから数年は空けねばならず、その位置決めも苦労する。畑をフルに活用しようと思うと、前作、後作、そして数区画のローテーションがかなり複雑になる。
 なかなか大変なエンドウづくりとなるのだ。さらに、年によっては2月ぐらいに野鳥の襲撃を受け、きれいに全部食われてしまって、ほぼ無収穫となることもある。
 さて、うちの場合、一気に生っても当店のお客さんに差し上げればいいから、豊作貧乏にならずに済み、5月の月初めのセールに収穫ピークがうまく合致してくれればいい。
 今年は有り難い。今日5月1日がセールの初日で、ドカンと収穫できた。今日明日のお客様にまずまずの量を差し上げることができる。明後日の日曜日にもドカンと収穫できるであろうが、日・月曜日は当店連休につき、これは親類縁者に送るなり差し上げることとなろう。その後は火曜日の収穫となるが、前日から雨模様で収穫量は少々落ちるであろうが、まずまずお客様に差し上げられよう。
 というような塩梅で、今年は有り難い絹さやエンドウの生り方だ。
 お天道様に感謝、感謝、感謝。

コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。