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5..15 貸し農園の世話も楽しい [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 今年からアパート入居者に畑の一部、といってもたったの1坪ほどであるが、貸すことにした。ここは以前グラジオラスを栽培していた区画の一部であり、スギナが多かった。
 3、4年前にカレー料理屋に貸してあげ、その際かなりスギナ除去をしたつもりでいたが、スギナはそう簡単には除去できない。なんせ地下茎が伸びに伸び、それでもって地上に芽を出すのだから。加えて、カレー料理屋は忙しくって畑までなかなか手が回らないとのことで、たいして作付けされず、管理も不十分でスギナを猛烈に繁茂させてしまった。
 厄介なことになったなと思っていたところ、アパート入居者でちょっとだけ家庭菜園をやりたいという人が現われた。そうなると、スギナ除去を徹底してやらねばならぬ。
 そこで、晩秋以来、数度にわたってビッチュウで起こしたり、鍬ではつったりしてスギナの地下茎を放り出す。それでもまだまだスギナは顔をだす。この先も1か月に1回ほどは引き抜きをせねばならんだろう。手間のかかる作業だが、たったの1坪であるから短時間で終了するので、そうたいしたことはない。
 畝は3つ作ってあげ、2畝にピーマン各4株、1畝にスイカ2株が1週間ほど前にアパート入居者が植えられた。その後の管理は“何もしなくていい、小生が畑仕事のついでにやっておいてあげるから”と言ってある。畝づくりのときに少々肥料を入れ込んであるが、この先、ときどき施肥せねばならぬ。うちの畑は基本的に無肥料だが、貸し畑は慣行農法でいくしかない。つまり施肥するという普通の農法でいかないと失敗する恐れがたぶんにあるからだ。貧弱な収穫に終わってはファーマーのメンツが立たない。
 ピーマンは毎年作付けしているから心得たものだが、スイカは栽培経験がなく、どう施肥していいやら皆目分からないが、まあ、そこはいいかげんにやっておけばよかろう。第一、この畑は砂地ではないからスイカ栽培には適さないのであり、採れたスイカは水っぽいに決まっていようから、責任逃れできる。当の本人は“小さな実がどんどん大きくなっていくのを見るのが楽しみ”と言っているのだから、施肥はいいかげんでいい。
 さて、今後の世話であるが、ピーマンがある程度成育したら3本支柱を立てて結わい付けをし、それ以降も枝がどんどん伸びるから、定期的に枝折れ防止の結わい付けをせねばならないが、これは入居者にさせよう。スイカについては、伸びに伸びるツルはグラジオラスの畝間に誘引し、生った実は適当に摘果し、実の下にはカボチャに使う台座を敷いてやればいい。あとは、実が大きくなってから、カラスに突かれる恐れがあるからその防護措置が必要だが、これはどうしたものか。今すぐには思いつかないが、そのうち何か妙案がうかぶだろう。
 といったことで、1坪農園を貸したはいいが、あらかたの世話は小生が全部やることになりそう。まあ、どれだけの手間もかからないことだから、ここは入居者に喜んでもらえばいい。その喜び顔を見るのが何より楽しいではないか。
 2、3か月先が楽しみ。捕らぬ狸の皮算用とならねばいいが。特にスイカは。

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