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8.22 とうとう休耕田を売ることにした [休耕田]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 自宅前の万年休耕田。親父が商売を始めた47年前(冷夏で米不足となった翌年だけ米作したが)から、ずっと休耕している。
 20年ぐらい前に、レンゲ田にして地域の子供たちに遊んでもらおうとレンゲ種をたっぷり買い込んでばら蒔いたりしたが、うまくいかず、その後も種を回収したりしてレンゲ田づくりに挑戦したが、ごく一部にしかレンゲは群生せず、失敗に終わった。
 10年ぐらい前からは、土手だけに生やしていたコスモスを、休耕田の一部にも生やしてやろうと、ビッチュウでくねたを3畝つくり、種蒔きしたりして、狭いながらもコスモス田づくりに挑戦した。毎年大きな雑草を除去したりして、これは成功し、秋には奇麗にコスモスが咲き誇り、近くの老人介護施設から見学にも来てもらえた。
 しかし、その後は手入れを怠り、コスモスが雑草に負けてしまってみすぼらしくなり、コスモス田ではなくなってしまった。なんとか土手にコスモスが生えているだけで、せいぜい通行人の目を楽しませるだけとなった。
 ここ20年来、休耕田は毎年2、3回、草刈機で草刈りし、秋に刈り取ったときはその一部ときには全部を集めて、庭木の剪定ゴミなどとともに草燃やしし、出来た灰を肥料として使うことが多い。でも、10年ほど前から野焼きが厳しくなり、燃やす規模を縮小せざるを得なくなった。
 それに代わって、刈り取った雑草を畑に持っていき、藁代わりに雑草を敷くという利用法が多くなった。特に、ここ3年は年に2、3回刈り取った雑草を全部回収し、無肥料栽培の土壌づくりに活用したりもした。この6月に草刈り(8月にも一部草刈り)した雑草も全部有効活用した。
 この草刈り作業も年々しんどくなってきた。休耕田は857㎡もあるから、今では一気に刈り終えることができない。少なくとも午前と午後の2回に分けて行わねばならぬ。体力的なものもあるが、近年は雑草の種類が少し変わり、伸び方がすさまじいものがけっこうでてきたからである。
 今後は、畑での無肥料栽培も、これまでのように大量に雑草を入れ込む必要はなくなり、休耕田からの雑草運搬もたいして必要なくなる。
 庭木の剪定ゴミだって、野焼き規制で、今年は大幅に縮小した。
 こうなると、休耕田は、単に守りするために年に2、3回、草刈機で無駄な草刈り労働をするだけとなる。よって、10年もしないうちに売ってしまおうと思っていた。
 そうしたところ、昨日のことであるが、ポットに種蒔きしたハクサイの管理に店から自宅へ行ったところ、お寺の総代長さんたちと不動産屋が来ているではないか。休耕田の隣の畑、ここは隣のお寺の所有地だが、うちの新家(分家)が長年借りておられたものの、もう耕作できなくなって、昨年、寺に返却された土地だ。先日のお常飯のとき、住職がしばらくはそのままにしておくと言っておられたが、急きょ売りに出されたとのこと。
 だったら、うちの田んぼも一緒に売れば、効率よく分譲住宅が立てられよう。なんせ間に用水路があり、これが邪魔になっているが、この用水路を畑の端に付け替えすればいいのである。
 そこで、顔見知りの不動産屋に、そう話をしたら、せひそういう形にさせてほしいというから、お寺の畑もうちの田んぼも一緒に処理してくれと、話をしておいた。
 こうして、うちの万年休耕田も急きょ売ることとした次第。
 娘も息子も東京で根を生やして帰って来ないのだから、財産は不動産から金融資産に変えたほうが喜んでくれるし、休耕田の管理も10年もしないうちにギブアップするのだから、ちょうどいい機会じゃないか、である。土地は売れるときに売る、これに限る。
 
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