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ババウリハに泣かされる [おふくろ]

(2013年8月1日)
 ウリの類の葉っぱを好物とするウリハムシ。毎年キュウリにどれだけかの被害が出る。そして、今年新たに栽培を始めたメロンも同様だ。
 さて、遅蒔きのキュウリ第3弾の栽培は、まだ3年目ぐらいであるが、7月上旬にポットに種蒔きすると、芽吹いて直ぐにウリハムシが来て葉を齧られてしまうのが常で、しっかり網(壊れた網戸から切り取ったステンレス製の細かな網)を被せることにしている。
DSCN0296.JPG

 そして、小さな苗を7月下旬に定植するのだが、一昨年は大丈夫だったが、昨年は直ぐにウリハムシが来て、植えた苗が無残な姿になってしまい、多くが生育できそうもない状態になってしまった。そこで、種を撒き直したり苗を買ったりもし、虫除け網をトンネル掛けし、被害を防止することにした。
 なお、虫除け網はポット苗の葉が網につかえるほどになってからめくったのだが、直ぐにウリハムシの襲来に遭い、葉が随分食われたものの、特段には生長に影響がなかったようだった。

 ウリハムシを退治する農薬があるだろうが、基本的に無農薬で行きたい。なお、調べていないが、あるとすれば、かない強い農薬と思われる。よって、ウリハムシ対策は、基本的にウリハムシが取り付けないよう、網で防御することにしている。

 ところで、今年はウリハムシの発生が少ないと感じたので、キュウリ第3弾を、キュウリ第1弾の跡に支柱を残したままで、試験的に6株を7月27日に定植したのだが、朝植えたら夕刻には既にウリハムシの襲来に遭っており、残っていたスミチオン乳剤を試しに噴霧したのだが全く効果はなかった。4日後には見るも無残な姿になってしまっていた。いかんともしがたい状態だ。

 そこで、これは全滅だと感じ、定植した翌28日に不足する分の種をポットに蒔き直し、ポット苗を追加して作ったところである。やはり昨年と同様に、定植したら虫除け網をトンネル掛けし、被害を防止するしかなかろう。よって、別の空いている畝で作付けするしかないと考えていた。
 ところが、である。8月1日の朝、畑を見てビックリ! ポット苗に被せてあった網がめくれてしまっている。一瞬、犬か猫かと思ったが、育苗中のポット苗がないのが分かったから、おふくろが移植したに違いない。
 第3弾キュウリの畝を見てみると、やはり定植されている。先に定植した苗は、ウリハムシに葉を齧られて無残な姿になっているのは見れば分かろうというのに。これでは、新たに定植した苗も同じ運命になるのは必至である。
 ああ、ナンタルチア。何も考えず勝手に移植する年老いたおふくろ(95歳)にはほとほと参る。おふくろが“ババウリハ”に見えてきた。
 耳の遠いおふくろであるからして、どれだけ通じたか分からないが、そのことを話すと“消毒すりゃええ”と言う。ウリハムシに効く農薬がないことを知っていながら、そう言うのだから始末が悪い。元気だった2、3年前までは、消毒が効かんからと言って、ウリハムシを見つけ次第、1匹1匹潰していたおふくろである。
 最近少々まだらボケになってきたおふくろであり、暇に任せて余分なことをしてくれるから小生の仕事が二度手間になることが多い。
 またまた種の蒔き直しをせねばならないが、どうせ別畝で作付けするしかなく、今の畝はそのまま放置し、ひょっとしてキュウリが育つか観察することにしよう。

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