SSブログ

ネギの栽培法も所変われば様々 [岐南町特産「徳田ねぎ」の栽培]

 今日の日曜日は雨模様。ファーマー仕事は昨日で一段落し、ファーマシーの仕事は幾らでもあるのですが、気乗りしなくてファーマーの勉強を始めました。「家庭菜園大百科」なる本を引っ張り出し、そのうち注文した苗が届くであろうタマネギの栽培法を見た後で、ネギの栽培法が目に入りました。以前にもざっと見たのですが、よくよく見てみると、丸っきり栽培法が違います。
 ところ変われば栽培法も変わるのでしょうね。物の本どおりにやったら、根腐れしそうです。当地は粘土質が比較的多い沖積土壌だからでしょうね。もっと大きな違いは、種から育てた苗をいきなり定植するのではなく、一度苗を移植して、ある程度大きくなってから、全部引き抜いて、本伏せ(伏せ替え)して育てます。
 例年の作業工程は次のとおりです。(これは、鍬を用いて人力で行う場合であって、当地専業農家は機械を用いて土寄せされますので、異なると思います。)
 10月15日  これを目安に種蒔き
  4月上旬  苗を引き抜き、育苗のため、定植と同様な植え付け
  6月上旬  施肥、土寄せ
  7月下旬  梅雨明け後に、大きくなった苗を引き抜き、本伏せ
         (畝の法面に持たし掛け、浅植え。根元=溝に藁を敷く)
  9月上旬  施肥、畝を少々削り降ろし
  9月半ば  畝の片面を軽く土寄せ
 10月上旬  施肥し、畝のもう片面を大きく土寄せ
 10月下旬  9月に軽く土寄せした面を大きく土寄せ
 11月~    必要に応じて両面を再度大きく土寄せ
         (出荷の3、40日前にやれば、土に隠れた所が白くなる)
 11月下旬~  順次収穫(2月まで) なお、種取り用に数株を残す。

 当地特産の「徳田ねぎ」。自家消費と親戚への贈答、そして当店のお客様への進呈用に作付けし、出荷はしないのですが、大量に作付けしています。特産品ですから、ブランド名を傷つけるわけにはいかず、栽培に力が入ります。今年は、例年以上に有機肥料を入れ込みましたから、「甘くて、柔らかくて、美味しい徳田ねぎ」が収穫できないかと期待。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0