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11.15 今日は晴れて無風、百姓日和で山芋掘りの一日 [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 今朝、8時過ぎに須賀前の畑へ行き、山芋掘り。むかごを埋めて2年がかりで栽培した畝(約10m)にまず取り掛かる。枯れたツルは1週間前に取り除いてある。
 畝幅が広いので2列植えしてあり、掘るのが少々面倒。支柱を抜き、2、3週間前に持ち込んだ刻み藁や枯草を掘り終わっているサツマイモ畝に除け、スコップで軽く表土を退けて、山芋の在り処を探る。
 ここでスコップを入れ、掘り進むのだが、大きな芋の場合は下部を切ってしまうことがある。よって、より深く、より広く掘り進まねばならぬ。こうして慎重に作業しても、予想外に大きかったり、イチョウ芋の形をしていると、やはり切ってしまう。これはやむを得ない。
 途中から、疲れるから少しばかり切れたっていいや、と横着をする。そうしたら、あまり大きな芋に生長しておらず、ほとんど切ることはなかった。楽はできるが、喜びは湧いてこない。といっても、まずまずの出来と感じた。無肥料連作だから、こんなもんだろう、といったところか。
(翌日、水洗いしてから計量したら、28.1kgあり、まずまず豊作)
 欠損株は皆無と言っていい。むかごは発芽率がいいが、それでも不発芽だったり、早々に枯れるものがあり、そうした箇所には昨年の今頃に種芋(食用にするにはちょっと小さい山芋)を埋めておいたので、それが概ね発芽し、ちゃんと生育してくれたようである。
 なお、小さなむかごがこぼれて発芽したものがけっこうあったが、それらは草引きのときなどに見つけ次第除去してあるも、どれだけかは発芽し、芋が生育していた。でも、種芋には使えない極小物が多く、これはむかご代わりに使えよう。
 掘り終わったら、ちょうど正午の時報が聞こえてきた。間にネギの土寄せを挟んだから、3時間ぐらいかかっただろうか。
 次に、種芋(食用にするにはちょっと小さい山芋)を埋めた単年栽培の畝(10m弱)の収穫に取り掛かる。こちらは1列植えだから掘りやすい。所々にデカい山芋があり、やはりスコップで切ってしまう。この畝には刻み藁を大量に搬入してあるので、掘り進めながら枯草ともども埋め込みを行った。
 株の半分は、小さな芋だったり欠損していたが、まずまずの収穫量。でも、むかごからの2か年栽培に比べると出来は悪い。なお、芋の表皮は単年栽培物のほうがきれいだ。
(翌日、水洗いしてから計量したら、8.4kgで、少々物足りない出来)
 この畝は1時間半ほどで掘り終わる。都合4時間半。ぐったり疲れるも、まずまずの出来であり、明日の水洗い後の計量が楽しみだ。
 ところで、今年むかごを埋めた2か年栽培畝が2畝ある。1畝はほどんど発芽したが、1畝は全体に生育が悪かったうえに欠損株がけっこう出た。そこで、欠損株に今日掘った小さな山芋を埋め込むことにした。支柱に枯れたツルが巻いていない個所が欠損株だから、その支柱近くに小芋を順次埋めていく。去年と同様のやり方であり、来年たいてい芽吹いて、まずまずの芋を付けてくれるだろう。
 というようなことで、晴れて無風、百姓日和の今日、山芋掘りを楽しんだ次第。
 この山芋、最初に買ったのは河口湖産で、当初は丸芋であったのだが、どうやらイチョウ芋で大石芋(富士河口湖町大石地区産)らしく、栽培初年度はイチョウ芋の形となり、それがだんだん短形芋になってきた。栽培地の諸条件で形が変わる大石芋とのこと。今年の収穫では95%ぐらいが短形芋で、わずか5%ほどがイチョウ芋だ。調理するには短形芋のほうがいいから助かる。
 ところで、単年栽培畝を掘ったとき、丸芋が2個出てきた。これは、昨年、試験導入で買い込んだ丸芋の掘り忘れから生育したものだろう。いったん短形芋になった大石芋が丸芋に変わるとはとても思えない。
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