SSブログ

イチジク「桝井ドーフィン」栽培 [イチジク]

 ずっと以前から庭先の畑にイチジクの木が2本あって、西区画の東西の端に各1本植えられていた。これは、1990年頃に、今は亡き女房の親父さんからいただいた苗木を、小生の、これまた今は亡き親父が植えたところ、あっという間に成長し、毎年おいしい実を付けてくれていた。
 それが、西側の木は2017年夏には完全に枯れてしまった。原因は虫害なのか過剰肥料なのか、その両方なのか、いずれかであろう。
 以前にも2度ほど枯れてしまったが、幸い株元から生えていた脇芽が生長してくれ、息を吹き返したのだったが、今回はそれが全く期待できない状態だ。
 そこで、2017年晩秋に西側のイチジク跡に新品種の苗木を1本植えることとした。19年に初生り。20年に初剪定。21年から防鳥ネットですっぽり囲み、鳥害防止。23年にまずまずの大きさになり、本格的に剪定。

<2024年>
1.03虫食い穴が所々にあり、また、剪定した枝で空洞になっているものもある。そうした箇所に殺虫スプレーで殺虫剤を流し込む。次に、塗布する殺菌剤「トップジンMペースト」の塗り込みを行う。いずれも、初めて行ったカミキリムシ防除対策だが、初夏以降でないと無意味か?

<2023年>
1.9樹体はまずまずの大きさになり、本格的に剪定。といっても細かな枝を除去し、大きな枝は枝先を切るにとどめる。
6.26株周りにドクダミがびっしり生えており、除草剤を噴霧。(よく効き、8月末現在無草)
6.28夏生りが間もなく熟すので鳥除けネットを被せる。
7.2ほとんど生らない夏果であるが、でかいのが1個だけ生り、収穫。
8.9秋果の初収穫1個、8.11に1個。
8.25ここのところ順調に毎日2個弱の収穫。
8.31樹木回りに施肥(米糠、鶏糞)
10.8今年は樹体が少し大きくなり、けっこう収穫できた。
 遅くなったが、今日、ネット外し。一部の枝がネットを付け抜け、外しにくかった。
11.27剪定ごみの細かなもの(葉付き)を敷き込み
12.18今季の剪定は、年明けではなく年内に行った。
 まだ十分な大きさになっていないから、小幅剪定に留める。

<2022年>
1.9まだ小さな樹体であるから、少々の剪定で済ます。なお、細い短い枝は全部除去。
6.1勢いよく枝を伸ばしだした。実が付かない細かな枝を除去。
6.26雑草が繁茂してきているから、草刈機でざっと草刈り。
8.8本日防鳥ネット掛け。柿の木側、ミニハウス側へ伸びた枝は少々上に引っ張り上げる。2021年購入の防鳥ネット(8m×10m)を使い、すっぽり覆う。まだ樹体が小さいので、ネット伸ばしがしやすい。最後に周りに板を敷き詰め、ネット押さえ。
8.18一昨日から1日平均1個ぐらいのペースで収穫できるようなった。
9.7その後だんだん良く生りはじめ、8月終わり頃からは1日4個程度。昨日あたりから収穫量が減り、今日は2個だけ。間もなく終了か。
9.15ここ2日間は収穫ゼロであったが、今日4個、明日か明後日2個期待できよう。
9.18そろそろ収穫終了。鳥除けネットを外す必要があり、雨模様だから、とりあえず地面まで垂れ下がっているネットを地上1m位置までたぐり上げて野菜縛り(細針金入り板ビニール)で絡げる。(6時間後、まだ雨は降らず)さらにたぐり上げてビニール紐で絡げる。まだ幼木だから、脚立に乗らず引きずり降ろす。袋に収納し、エフを付けて、どの木か分かるようにしておいた。
 果樹園全体を草刈機で草刈り、幹回りは鎌で草刈り、株周りに雑草を敷き詰める。
11月 剪定ゴミ(大半が枝を除去し葉っぱだけ)を敷き詰める。

<2021年>
1.10剪定。主幹から出た細い短い枝を除去。真っすぐ上に伸びた枝も除去。伸ばしたい主幹の枝先を軽く除去。
7.26雑草が繁茂しだしたから、草刈機でざっと草刈り。実がけっこう付いている。
8.1新しく買った防鳥ネットですっぽり囲む。回りに板を敷いてネット抑え。
8.14普通のイチジクのような夏生りはなかったが、秋生りの走りが1個収穫できた。
9.12その後、ポツポツ収穫できたが、終わりがけは雨のせいか腐るものが多かった。
 本日、鳥除けネットを外す。地面までの垂れ下がりをまくり上げてビニール紐で10か所程度絡げる。これを来年も使用。
11.20庭木の剪定くずを樹木周りに敷き詰める。雑草抑えと堆肥化が目的。

<2020年>
1.12剪定。横への枝が2本出ているので、真っすぐ上に伸びた主幹を除去。 
6.21樹木周りの雑草を鎌で草刈り。
8.2雑草が繁茂。草刈機(紐タイプ)でざっと草刈り。実も思いのほか付けている。
8.9鳥除けネット(2m幅)をぐるっッと巻いておいた。
9.17今年は10個ほど収穫できただろうか。3本のイチジクのうち、これが晩生。
 ほぼ丸3年経ち、収穫できるようになったが、樹体はまだ小さい。
9.22草刈機で下草刈り。

<2019年>
1.14「たんじゅん農」(炭素循環農法)にのっかっての土づくりだから、肥料らしきものは、当初に腐葉土と刻み藁を入れただけだが、草木灰がけっこう溜まっているので、幹回りに広く散布しておいた。 
7.9and8.19雑草が繁茂してきたので、草刈り機でざっと草刈り。 
 まずまずの生育を始め、幹は1本真っすぐ伸びているだけだが、実が幾つか付いた。
9.4他の2本のイチジクはつい最近まで鳥にかなり突かれていたが、ここのところ突かなくなったようで、今日、「桝井ドーフィン」で1個完熟物が収穫できた。

<2018年>
2.25これから暖かくなるので、苗木に掛けておいた覆いを外す。
7.2いくらも伸びていないが芽が出て葉っぱもちゃんと付いている。
 雑草が繁茂しだしたので、草刈り機でざっと草刈り。(再度8.12も)
9.2大型台風21号が直撃しそうである。支柱を1本立て、軽く結わい付け。
10.14果樹園全体の草刈り(紐タイプ草刈り機)をざっと行った。まだ枝は出ていないが、元気がいい感がする。

<2017年>
7.7今年苗木を購入して植え付ける予定であり、まず土づくりを行う。
 最近知った自然栽培の「たんじゅん農」(炭素循環農法)のやり方を取ることに。
 苗木植え付け場所の南に敷いておいた畳は完全に堆肥化しており、畳に入っていた合成樹脂製の糸を全部引き抜く。
 雑草と堆肥化しつつある枯草などを除去し、これはウドの畝の雑草抑えに使用。
 枯れたイチジクの株も除去したが、大半の根は残ったままである。
 肥料過剰と思われる表層の土を除去したかったが、そうすると低くなり過ぎるので止め。そのままでビッチュウで軽く整形し、肥料を吸わせるためトウモロコシの種を蒔く。→トウモロコシ栽培のページ
10.9苦土石灰を撒かなかったせいか、トウモロコシの育ちが悪く、虫害もひどかった。よって、土壌改良にはならなかったことであろう。
 今日、植え付け場所の畑起こしをする。大型ビッチュウとツルハシを使い、土起こしを少ししては枯草を埋め込む、という作業の繰り返し。枯草を入れ込むことによって、これが土壌中の微生物の餌となるとのことだから、そうした。
 思いのほかイチジクの根っこは少なく、容易に作業ができた。もっとも、細い根はイチジクの特徴である地表近くにけっこう走っていたが。
 なお、隣接してタラの木があり、ここからけっこう根が進出しているから、タラの木の根切りをどれだけかしておいた。
10.30刻み藁がたくさんあるので、土壌改良のため、すき込んでおいた。
11.15苗木をネットで発注。品種は「桝井ドーフィンR接木苗」。説明書きは<超豊産性。夏果は最大で220g、秋果は糖度約20度の優秀品種。日本市場を独占する「イチジクの王様」です。>とある。
12.3昨日、ネット注文した苗木が届いた。苗木の植え方の説明書も付いていた。従前なら、それに従ったのだが、ここのところ「無肥料栽培」の虜になっており、枯草や刻み藁を入れるだけにして、その準備も整っている。
 だが、しかし、である。説明書には3種類ほどの肥料を適量のほか、腐葉土を大量に入れると良いとある。
 ここで、迷いが出た。腐葉土も刻み藁も似たようなもんじゃあねえのか。
 実際には、土壌細菌の立場に立つと、大きく違うのだが、苗木はきっと腐葉土主体の土壌で育ったと思われるから、いきなり無肥料状態では苗木が面食らうだろう、と勝手に解釈し、少しでも早く生長せんかと、昨日JAへ行って、腐葉土を買ってきてしまった。
 そして、今朝、腐葉土1袋をぶちあけて、刻み藁混じりの土と混ぜ合わせ、定植したところである。
 なお、耕したことにより、地面がけっこう高くなっており、もう1本のイチジクとスモモの植え付け場所(同様に耕してある)のレベルが低いから、事前にどれだけかの土移動を行っておいた。
12.5今年は早く寒さがやってきた。そこで、覆い掛けをすることに。
 大きな藁束の先端を少し切り、苗木にすっぽり被せてから、大きなビニール袋を掛け、石を重しにして風で飛ばないようにしておいた。
  
コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 2

蓬莱柿のお使い

はじめまして
「桝井ドーフィン」を栽培に選ばれたと見かけたのでコメントさせていただきます。出荷せず家庭で食べるなら「桝井ドーフィン」より「蓬莱柿」の方が美味しいですよ。日持ちはしませんが。「桝井ドーフィン」の味に満足できなかったら早めに切り替えをおすすめします。「桝井ドーフィン」なら青果店に売っていますのでいつでも手に入ります。もぎたての「蓬莱柿」は栽培した人しか味わえないです。樹勢があって耐寒性もありますので栽培も簡単です。剪定して捨てる枝をもらってくれば挿し木で簡単に根が付きます。ぜひ「蓬莱柿」の栽培をご検討下さい。

イチジクの販売数量は8割が「桝井ドーフィン」、1割が「蓬莱柿」、残り1割が「その他の品種」。鮮度や流通の関係で「蓬莱柿」は産地の近くでしか見られないです。

【葉形での見分け方】
「桝井ドーフィン」葉が5本に深く割れている
「蓬莱柿」葉が3本に浅く割れている(あるいは割れていない)
by 蓬莱柿のお使い (2019-09-04 10:50) 

どろんこ

蓬莱柿のお使い様、
「蓬莱柿」をご紹介いただき有り難うございます。
イチジクは、従前からのもの(どうやら「桝井ドーフィン」)と、この「桝井ドーフィン」、そして「ダルマティー」の3本です。
ただいま果樹園は各種果樹でいっぱいになっており、「蓬莱柿」の植える場所がありません。
もし、たぶんそのうち、1本が枯れるでしょうから、そのときは「蓬莱柿」の苗木を買うことにします。ネット検索したら、ちゃんと売っていましたゆえ。
ご教示有り難うございました。
by どろんこ (2019-09-04 14:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0