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柿の木の冬剪定&施肥 [柿]

 小生が生まれる前からある柿の木が3本。少なくとも樹齢70年以上に違いない。それ以外に若木が2本あったが、2012年、2013年とで2本とも切り倒してしまった。どれだけも実が生らず、邪魔になるからである。なお、一番東の若木の跡には2013年にビワを植え、北西の角の若木の跡はタラ(根から芽吹く)を進出させた。よって、柿の栽培は老木3本である。
 柿の栽培については、記事を4本立てにしている。
 「柿の木の冬剪定&施肥」は、このページであるが、他の事項については次のページで記録する。
 柿の木の消毒は2015年から止め!するとヘタムシ被害が激しくなったのだが…
 柿の木の夏剪定と摘果、その後の管理 
 今年の柿の収穫状況

 柿の木の冬剪定は12月から2月で、その間にいつやってもいいようだ。うちでは例年2月中旬にやっていたが、早いに越したことはないと2012年からはできれば1月中に行うようにした。そして、2017年からはもっと早めて12月に実施。
 剪定の方法は、友人が研究して、そのノウハウを伝授してくれたから、それに従っている。
 そのポイントは、枝先を切ると、その枝にはその年は実がならないことを承知しておかねばいかんとのことである。
 あとは我流であるが、上に伸びた新枝は全て切り落とし、これ以上に柿の木が大きくならないようにしている。そして、隣接する他の果樹と枝葉が触れ合わないよう、どれだけかの枝落としをし、込み合っている枝を落としたり、小枝を切り落としたりしている。
 なお、剪定作業は、2012年までは手が届く所は下からやり、届かない所は木に登ってやっていたが、歳をとり、木から落ちそうになることもあるので、2013年からは脚立を多用している。
 また、2011年か12年に、わりと低木になるよう思い切った剪定を行い、柿の収穫に脚立をあまり使わなくてもいいようにした。そして、2018年1月に樹皮の皮むきをしたとき、上のほうの太い枝を思い切って切り落とした。
 なお、2017年頃から伸ばせる枝はどんどん伸ばし、つっかい棒で支えることにしたが、東隣のビワの木や西隣のイチジクの木が大きくなったので、2020年12月剪定で、大きく切り落とした。

 次に施肥であるが、柿の木に施肥することはなかったのだが、2005年頃に畑の果樹全部の周りに、それぞれ深さ50センチほどの溝を掘り、大量に有機肥料と相当量の化成肥料を入れ、2010年頃にもそれにどれだけか近い形(深さは20センチ程度)で施肥し、2013年はもう少し浅く(10から5センチ)クワで溝立てして施肥したところである。
 して、その効果はというと、柿については収穫量も甘みも変化はない感じである。でも、施肥した方が良かろうと思って、その後は簡単な方法(肥料のばら撒き)で果樹全部の周りに施肥することにしたのだが、2015、16年は鶏糞と草木灰を撒きすぎたせいか、果樹の中には枯れたり、枯れそうになったものが出たし、柿の木はヘタムシの被害が増えた。
 よって、果樹への施肥はすべて当面見合わせることとしたところである。

<2023年度>
(12月11日)
 柿の木の管理は大変だから、11月に庭師さんに1本(西)伐採してもらった。
 残り2本を今日剪定。畑側へ延びだした大きな枝を幾本か切除。
 徒長枝は元より、込み入った枝もバッサバサと剪定。

<2022年度>
(12月4~5日)
 今年の夏に、強い風が吹いたのではないが、中央の木の大きな枝がぽきりと折れた。だいぶ老木であることの証明だ。
 昨年、一昨年と、むしろを切って幹に巻いてやり、早春に外して、そこに潜んでいる虫もろとも燃やしたが、ヘタムシ被害に全く効果はなく、もう止めにした。
 東の柿の木は隣のビワの木とごっつんこ、西の柿の木は隣のしだれ梅とみかんの木そして来年は伸びるであろうイチジクとごっつんこしているから、柿の木のほうを大きく枝を剪定。また、中央の木もミニハウスや畑に伸びだしているから、これもどれだけか剪定。
 こうして、大きな枝を除去した後、例年どおり上に伸びた新枝は全て切り落とし、込みすぎた箇所は小枝を少々選る。
 なお、上に伸びあがった枝で必要なものは、曲げこんで隣の枝の下に押し込む。
 剪定前と剪定後の写真を撮ったが、変化はよく分からない。
(2022年12月4日撮影:剪定前の東と中央の木)
柿剪定前2022.JPG

(2022年12月5日撮影:剪定後の東と中央の木)
柿剪定後2022.JPG


<2021年度>
(11月8日)
 昨年から始めたが、今日、むしろを切って幹に巻いてやり、早春に外して、そこに潜んでいる虫もろとも燃やすことにした。これで、ヘタムシにどれだけの効果があるのか分からないが、簡単な作業だから、やってみることにした。
(12月25日)
 東の柿の木は隣のビワの木とごっつんこ、西の柿の木は隣のしだれ梅とみかんの木とごっつんこしているから、柿の木のほうを大きく枝を剪定。
 例年どおり上に伸びた新枝は全て切り落とし、込みすぎた箇所は小枝を少々選る。
 上に伸びあがった枝は、曲げこんで隣の枝の下に押し込む。

<2020年12月>
(12月14、20日)
 東隣のビワの木や西隣のイチジクの木が大きくなり、どちらも鳥除けネット掛けするから、ネットが引っかからないよう、長く伸びた太い枝を思い切って切り取り、また、伸びすぎた細い枝もカットする。 
 次に、例年どおり上に伸びた新枝は全て切り落とし、込みすぎた箇所は小枝を選る。そして、太い枝で、重なり合っているものを鋸で切り落とす。実をたくさん生らせるなどと欲張らず、実への日当たりを重視することにした。
 3年前に、ヘタムシ駆除のため、樹皮剥きを手間暇かけてやったが、その昔に太い枝を落とした箇所がコブになっており、これも3年前に樹皮剥きを行なったのだが、不十分であったこともあり、コブが分厚くなっている。そこで、大きなコブだけ樹皮剥きを行なうことにした。
 今日は3本中、1本半できただけ。残り半分は後日(12月20日終了)。
 なお、11月17日に、むしろを切って幹に巻いてやり、早春に外して、そこに潜んでいる虫もろとも燃やすことにした。これで、ヘタムシにどれだけの効果があるのか分からないが、簡単な作業だから、やってみることにした。

<2019年12月>
(12月23日)
 例年どおり上に伸びた新枝は全て切り落とし。込みすぎた箇所は枝を少々選る。
 一昨年かなり思い切って剪定し、毎年夏剪定も行っているから、ほんの少々の剪定で済んでしまった。ただし、一番西の木は東側がしだれ梅とごっつんこし、西側がみかんとごっつんこしているので、少々太い枝を切り落とした。一番東の木についても、ビワとごっつんこしている枝を同様に切り落とす。
 なお、枝が粗くしか出ていない個所で、上方に伸びあがった枝がある場合は、隣の枝の下にねじ曲げて横向きにし、収穫しやすくしてやった。

<2018年12月>
(12月24日)
 例年どおり上に伸びた新枝は全て切り落とし。込みすぎた箇所は枝を少々選る。
 昨年、かなり思い切って剪定し、夏剪定も行っているから、ほんの少々の剪定で済んでしまった。
 なお、昨年も少しやったが、枝が粗くしか出ていない個所で、上方に伸びあがった枝がある場合は、隣の枝の下にねじ曲げて横向きにし、収穫しやすくしてやった。

<2017年12月>
(12月18日)
 例年どおり上に伸びた新枝は全て切り落とし。込みすぎた箇所は枝を選る。
 横へ伸びた枝であっても、畑あるいは隣の木の邪魔になるものは昨年同様に思い切って切った。
 斜め上に伸びている枝振りが良いものは、他の枝の下に入れ込んだりして、実を千切りやすくしておいた。
 木に登っての作業は危なっかしいから、なるべく脚立を多用しようと思ったが、風がほとんどなく体が暖かかった(休耕田での野焼きと同時進行での剪定作業)から、木に登っての剪定がけっこう多かった。
(追記:2018年1月14日、15、19日)
 ヘタムシ駆除のため、樹皮剥きを始めた。そのついでに、不要な老枝を切り取る。コブになった所の皮を削るのにたいそうな時間がかかるので、太い枝も数本切り取り、すっきりさせた。

<2017年2月>
<剪定>
 予定よりだいぶ遅れたが、2月12日(日)朝11時から取り掛かった。
 例年どおり上に伸びた新枝は全て切り落とし。込みすぎた箇所は枝を選る。
 横へ伸びすぎた枝は、畑あるいは隣の木の邪魔になるものは昨年以上に思い切って切った。
 斜め上に伸びている枝振りが良いものは、他の枝の下に入れ込んだりして、実を千切りやすくしておいた。
 今年も、木に登っての作業は危なっかしいから、なるべく脚立を多用。3本で2時間強を要した。
<施肥>
 1月16日に、神社の焚き火の湿った灰・炭を回収し、うち砂利が混ざっているものを果樹園全体にばら撒いた。柿畑にはこれにて将来的に施肥せず。

<2016年2月>
<剪定>
 遅れたが、2月7日(日)朝10時過ぎから取り掛かった。
 例年どおり上に伸びた新枝は全て切り落とし。込みすぎた箇所は枝を選る。
 横へ伸びすぎた枝は、畑あるいは隣の木の邪魔になるものは切ったが、他はそのままにし、つっかい棒を今年あたり立てようと思う。
 斜め上に伸びている枝振りが良いものは、他の枝の下に入れ込んだりして、実を千切りやすくしておいた。
 今年は、木に登っての作業は危なっかしいから、脚立を多用。3本で2時間強を要した。
<施肥>
 休耕田で野焼きした草木灰が多量にあるが、湿っていて燃え残りもあるから畑には入れられず、これを果樹全般に施肥することにした。2月7日にかなりの量をばら撒いた。今年の施肥はこれで終わり。

<2015年1月>
<剪定>
 1月18日(日)朝8時過ぎから取り掛かった。
 例年どおり上に伸びた新枝は全て切り落とし。横へ伸びすぎた枝は今年は1本落としただけ。柿の木1本約30分、3本で1時間半弱で終了。
<施肥>
 休耕田で野焼きした草木灰を2月にばら撒いてある。3月7日、数日前に入手した米ぬか、そして鶏糞を適当にばら撒き、それら(特に草木灰)を地面に染み込みやすいよう手鍬で叩いておいた。

<2014年1月>
<剪定>
 1月12日に朝10時から剪定に取り掛かった。昨年と同様だ。
<施肥>
施肥は2月17日。たとえ15~20センチ程度でも掘るのは面倒だし、根っこを切ってしまう。そこで、今年初めて使うのだが、鶏糞をばら撒くだけにした。リンが多いから果実に効いてくれるだろう。

<2013年2月>
<剪定>
 下の写真は、柿の木3本のうち並んで生えている2本と離れた場所にある1本で、2013.3.3撮影のものだが、毎年概ね同じ状態に剪定している。
DSCN0068.JPG

DSCN0067.JPG
 
<施肥>
 2月頃に次のとおり施肥した。
 最初に北の木。これは、別棟のコンクリート敷きへ根を伸ばしており、施肥できるのは南側と東側であり、南側だけ2メートル程度に施肥することにした。まず、10~15センチ程度クワで溝立てする。伸びてきている根っこを少々切ってしまったが、新たに根が伸びるだろうから、これで良かろうというもの。次に、施肥であるが、有機肥料ペレット、牛糞、種粕を適当量撒く。そして、使い捨てカイロから取り出した水酸化鉄がたくさんあるから、これも撒く。最後に、周りの落ち葉なども埋め込みながら、土を戻す。
 2本目が西の木。これは畑に植わっており、北側2メートル弱と西側2メートル強に施肥することにした。なお、北側には堆肥場があって、そこへ根を伸ばしてきており、その部分は触らずにおいた。まず、15~20センチ程度、伸びてきている根っこを少々切りつつ、クワで溝立てする。次に、施肥であるが、牛糞がなくなってしまい、有機肥料ペレット、種粕、使い捨てカイロから取り出した水酸化鉄を適当量撒く。最後に、周りの落ち葉なども埋め込みながら、土を戻す。
 3本目が東の木。これは西の木と隣接しており、北側1メートル強と東側2メートル強に同様に施肥することにした。なお、北側には堆肥場があって、そこへ根を伸ばしてきており、その部分は触らず、堆肥場の上部の堆肥をこの木には併せて施肥した。
 そして、年末に食べた越前蟹のガラが堆肥場の隣に放置してあり、これも入れ込んだ。蟹のガラを入れると柿が甘くなると、おふくろが言う。よって、毎年、蟹のガラをおふくろが柿木の周りに埋めているが、今年は老体ゆえに放置しておいたのであろう。

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