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10.30 大根と大根葉 切り離して別々の所に送る [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 大根は様々な品種があり、年中何らかの料理に使える。よって、うちの畑でも年中収穫できないかと、あれこれ品種を選んで作付けしているが、真夏は難しい。
 やはり大根は冬が旬である。冬大根の作付けは2種類。
 ごく普通の大根、といっても少々小振りに生育する「打木(うつき)源助大根」(石川県特産)をここ何年かは栽培している。ちょっと、ここで補足しておくが、小振りになるのは、うちの畑は無肥料連作栽培しているから、そうなるのかもしれない。
 もう1品種は「ビタミン大根」(またの名を「衛青(アオナガ)大根」という)で、これはうんと小さい。もっとも、これも無肥料連作栽培しているからで、有機肥料栽培のときは普通の大根よりかなり小さいが、無肥料とすると重量が半分以下になってしまった。
 この「ビタミン大根」をたくさん栽培している。そのほとんどは当店のお客さんに差し上げるためのものである。大根の上部3分の2ほどは中まで緑色で、下のほうだけ中が白いという変わり種であり、珍しいからだ。
 大根おろしにすると、色もいいし、いい香りがしておいしい。ただ、ちょっとピリピリするものが多い。このピリピリ感が小生は好きなのだが、嫌う人も少しはいる。
 そして、大根の葉は食べられるのだが、普通の大根の葉は小さいうちに選ったものはおいしいが、大きくなった大根の葉はあまりおいしくない。しかし、「ビタミン大根」の葉は大きくなってもかなりおいしい。
 市場には出回らない、大きくなった大根の葉であるが、「ビタミン大根」の葉は、うちでは食べている。東京に住んでいる娘もこれが好きだ。明日には野菜を少々送ることにしているから、これも送ることにした。ただし、根っこのほうはピリピリするからと、娘は嫌うので送らない。
 そうしたところ、今日、遠方の方から商品注文が入った。これはグッドタイミングだ。「ビタミン大根」の葉っぱは娘に、根っこはお客さんに、である。
 少々時期が早いから、まだ小振りだが、お客様へは本数多く送れば格好が付く。加えて、今年は葉っぱの虫食いがけっこうあるから、良い葉っぱを全部足してもたいした量にならない。同時にうまく処理できる。
 こうして、今日、根っこをお客様に、明日、葉っぱを娘に送る、ということになった次第。うまくいった。
 当店のお客様の中にも大根の葉っぱを好まれる方もいらっしゃる。来月の月初めセールでは、根っこと葉っぱを切り離し、片方差し上げるなり、両方差し上げるなりして、無駄なくもらっていってもらおう。そう考えている。
 今年もまずまず豊作になった「ビタミン大根」である。地の神、天の神そして大根の神に感謝、感謝、感謝。
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10.16 雨前に田んぼから刻み藁を大回収 [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 当地では10月半ばとなると稲刈の最盛期となる。今朝、4、5日ぶりに畑へ野菜の収穫に行ったら、2つ隣りの田んぼの稲刈が済んでいた。昨年から、その田の地主さんにお願いして、刻み藁をもらうことにしている。ただし、耕作は別の方で、どなたがやっておられるか知らない。農協のあっせんで耕作されるようになったが、耕作者は地元の方ではなさそうで、その方にはご無礼ではあるが、地主さんに了解を取れば、まあよかろう。
 天気予報を見てみると、明日は一日雨模様だ。そうなると、今日中に刻み藁を回収せねばいかん。そこで、お昼過ぎに地主さんにお願いにいってきた。手土産にうちで売っている10本入りドリンクを持って。
 了解を得たから、早速今日好きなだけいただくことにしよう。といっても、1反をはるかに超える広い田んぼだから、その一部をいただくだけだが。
 幸いうちはたばこ屋でもあるゆえ、たばこ50カートン入りの大きなダンボール箱がたっぷりある。たばこ配送のとき、まあまあの注文をすれば、この箱に詰め合わせで配達されるからだ。これを2つに切ると、手頃な大きさの箱になり、何かと百姓仕事に使っている。刻み藁入れ用に、2つ切りの箱を24箱準備。
 軽トラに乗せて、いざ出陣。ここのところ雨なしであったし、2、3日前に稲刈がなされたのであろう、刻み藁はよく乾いている。さして大きくない箱だから、すぐに1杯になる。2時間ほどで24箱の刻み藁を大回収。
 昨年回収し、まだ使っていないものが6箱あり、これだけあれば1年分は事足りる。何かと用途が多い刻み藁である。まずは、イチゴ畝、ニンニク畝、ミョウガ畝に雑草抑えに使う。春にはイチゴ畝に追加して敷き、イチゴの実に泥が付かないようにする。初夏にはショウガ畝、メロン畝に敷く。一番多く使うのはメロン畝であり、長い藁のほうが使いやすいが、刻み藁でも事足りる。メロンは藁を敷いておかないと実が腐ったり、虫に食われるから必須だ。
 こうして、今年はグッドタイミングで刻み藁が大量に手に入った。有り難い。
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10.7 今年最初で最後の台風がやってくるが影響なし [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 毎年お盆を過ぎると台風が気になってくる。日本暦の雑節に「二百十日」があり、これは台風の厄日で9月1日頃となる。こんな早い時期には当地岐阜はめったに台風は来ない。その10日後も同様な雑節「二百二十日」があり、こちらのほうが合っている。もっとも、子どもの頃の9月26日伊勢湾台風と9月16日第二室戸台風、この2つが恐ろしい台風であったから、「二百三十日」を厄日としたほうがいいであろうが。
 今年も気になっていた台風。「二百十日」頃に来ると、種蒔きしたり苗を植え付けて間もない冬野菜が打撃を受ける。物によっては寒冷紗(虫除け兼日除けネット)を掛けてあり、それが吹っ飛ぶ恐れがある。山芋の支柱も、ツルが繁茂している個所は倒れる恐れがある。などなど、それなりに対策を施さねばならないところが幾つもある。「二百二十日」にしろ、「二百三十日」にしろ、同様だ。
 今年は幸い、これまでずっと無風で済んだ。でも、10月半ばに台風が来ることも時折ある。そんな頃に来る台風は大した風は吹かないが、それでも気にはなる。
 そうした遅がけの台風14号が日本列島の南海上を通過していきそうで、当地は10月11日に最接近する。台風の北に位置するから、北寄りの微風で済み、影響は全くなし。有り難いことである。
 この台風でもって今年の台風は打ち止めとなろう。有り難い、有り難い。
 お天道様に感謝、感謝、感謝。
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10.5 今日で百姓仕事が一区切り付いたが、これはコロナのお陰だ [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 初夏の頃から店が定休日の日・月曜日はほぼ丸一日百姓仕事に精を出し、営業日も早朝に農作業をすることが多かった。それが5か月続いた。
 そして、今日を迎えた。今日の予定は半日もせず終わるから、午前中に所用があったので9時半までゆっくりしていた。その時刻になって自宅へ行くと、公園で自治会長さん一人で草刈りをやっておられる。まだほんのわずか雑草が芽吹いただけで、今年は草刈なしでいけると思っていたが、彼がやっていては放っておけず、小生も草刈りに加わる。それが終わったのが11時で、その後に所用を済ませ、11時半から農作業開始。
 紫ナスを撤去処分し、その跡にブロッコリー&カリフラワーの第3弾苗の定植である。その他若干の農作業をし、終了したのが午後3時。
 これにて当分、百姓仕事はこれといったものがない。10月10日に小松菜第1弾の種蒔き(それも長期予報次第では遅らせることになる)をするだけだ。
 ここのところ1週間ぐらいは、例年やったことのない余分な仕事(本来はやったほうがいいが時間が取れない)を随分とやった。それでも、仕事がパタリと止まる。
 なぜだろう? 一つは休耕田を急きょ売却してしまったから、その草刈りをしなくてよくなったことが挙げられる。でも、それは1日で済むから、他に何かある。
 ああそうだ、コロナだ。コロナ騒ぎがために様々な行事が皆、中止になってしまった。出かけたのは役場の会議1回と農協の委員会1回のたった2回だけで、それも短時間だから、無いに等しい。暇を持て余し、急きょ1泊2日の湯治旅行&魚釣りにも行った。
 なんだかコロナ様様で、百姓仕事がはかどった次第。有り難いコロナ様だ。
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