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9.23 十六豆の復活収穫がすごい [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 十六豆(十六ササゲ)、この生産が盛んなのは当地岐阜だけのようで、あまり一般的ではないが、けっこううまい。茹でておひたしにしたり、味噌和えにしたり、あるいは、卵とじにしたり、毎日食べても飽きない。
 いんげん豆をうーんと長くした、3、40センチくらいの、とても細長い豆で、種を自家採取し続けている固定種であるから、環境や土壌に完全に適応しており、安定した収穫が見込める。
 そして、いったん生り終わったようでも、しばし休憩してから復活することがあり、そうした年(2年に1回程度か)は思わぬ高収穫となる。
 長く収穫できるように、今年も2回に分けて時差栽培することとし、第2弾は8月6日から18日に収穫のピークとなった。8月末にはいったん収穫できなくなったが、樹勢は良く、生き生き元気で、しばらくして花もかなり付け出した。
 花が散れば、ごく小さな細い実が伸びてくるのだが、しかし、それが全然伸びてこない。十六豆の花が全部鳥に突かれて全く収穫できないことがあるとは聞いてはいるが、うちの畑でそうしたことは過去になかった。それが、今年初めてうちの畑でも起きたのだ。
 復活収穫を半ばあきらめていたのだが、そのうち下のほうの脇芽が伸びて、花をいっぱい付けだした。下のほうは、鳥が怖がってか、寄ってこないようで、花を食われず、実が付きだし、9月13日から毎日半束の収穫ができ、19日から毎日1束の収穫となった。復活のピークを迎えたのである。
 樹勢はまだまだ元気そのもの。上のほうも鳥が突くのが減ったようで、少しは実が伸びだしてきている。下のほうは依然として花も付き、実も伸びている。
 この分だと、少なくとも1週間は連日1束以上の収穫が期待できそうだ。夫婦2人では、とても食べきれるものではなく、今日の収穫分は2人のお客様に差し上げた。
 今年、絶好調の十六豆第2弾である。無肥料連作栽培3年目であるが、有機肥料栽培していたときより高収穫の感がする。うれしい。やっと無肥料連作栽培成功。
 十六豆だけを捉えて物言えば、そういうことになるが、無肥料連作栽培はなかなか難しい。3年目になってまずまずの収穫ができるようになったトマトやキュウリのような例があるが、ナスは不作も不作、オクラは年々悪くなってくる、といった状態で、悪戦苦闘させられている。
 ここは辛抱強く、土壌細菌が健全化するよう、どうすればいいか、あれこれ模索するなかから、良い方法を探し出していくしかない。
 その悩みも、また楽しい無肥料連作栽培である。
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9.20 過ごしやすい秋となり、百姓仕事に精を出す [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 今年は残暑が厳しかったが、お彼岸ともなれば、さすが涼しくなる。暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものだ。
 今日は朝6時前に起床し、百姓仕事を始めた。ずっと曇で、風はほとんどない。軽作業が主だが、うっすらと汗をかく程度で、暑さは感じない。お昼頃に時々お日様が顔を覗かせ、少々暑いなと思ったが、それもすぐに雲に隠された。仕事がはかどる。
 種蒔きを予定している2畝に細かな雑草が少々生えており、それを午前中に叩いておいた。今日はあまり日が射さなかったので、叩いた雑草が完全に枯れることはなかろうが、明日は晴れそうだから、午前中には枯れてくれ、午後には種蒔きができよう。
 店が連休だと、こうして2日かけて種蒔きできるから有り難い。草を叩いて直ぐに種蒔きとなると、雑草が枯れてくれないから、摘まみだす作業が余分に必要となる。
 午後3時まで9時間ぶっ続けでの農作業。例によって朝は白湯に梅干し、昼食は抜き。少々バテてきた。本日はここまで。
 けっこう仕事がはかどったので、明日はたいしてやることがない。そう思っていても、畑を見回せば、あれもやったほうがいい、これも今日済ませたほうがいい、となって、明日も丸一日やることとなろう。百姓とはそんなもんだ。探せばいくらでも仕事がある。
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9.13 休耕田の管理が不要となる [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 8月21日付けで記事にしたとおり万年休耕田を売ることにした。まだ、不動産屋と契約書を取り交わしていないのだが、不動産屋から一昨日電話があり、契約前だが残土処分をしたいから休耕田に残土を入れていいか聞いてきた。もちろん2つ返事。
 そうしたところ、昨日、早速残土入れが北のほうから始まり、東のほうからも重機が入ったようで、みっともなく伸びた背が高い雑草やコスモスもなぎ倒されていた。
 近日、一度草刈りをせにゃいかんと思っていたが、それをせずに済んだ。
 有り難いことである。
 でも、残念なこともある。セリが固まって生えている個所が重機で押しつぶされてしまった。年に1回はセリ飯が食べたく、そのセリの塊を納屋の横にあるU型側溝へ移植しようと思っていたのに、それができなくなってしまったのである。もっとも、以前に一度セリの塊をU型側溝へ移植し、それが細々と生きているから、ちゃんと手入れしてやれば、それが元通り群生してくれるかもしれない。
 もう一つ、これはあきらめざるを得ないのだが、野焼き場がなくなってしまうことである。庭木の剪定ごみなどを大量に焼却し、草木灰を作っていたのだが、もうそれができなくなってしまった。代替方法としては、少量ずつ、畑の空いた箇所で剪定ごみを燃やすことだが、それがはたしてうまくいくかどうか。野焼きがうるさくなり、最近は剪定ゴミを果樹園に置くことにしており、葉っぱは果樹園で自然に堆肥化するが、小枝は後ほど除去せねばならぬ。今後はそれを畑のどこかで燃やすということになるが、それはそのとき考えよう。もし、燃やすのが不可能となれば、小枝あるいは太い幹や枝は「緑ごみ」として指定日に町民センターへ持っていけばいい。これはタダで役場が処理してくれるのである。これも有り難いことだ。

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9.7 イチジクを食べに来たのはハクビシン? [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 今日でイチジク(ダルマティー:フランス原産)の収穫が終わり、鳥除けネットを外した。一昨年はまだ若木の小木でネットを張らなかったから、鳥にほとんど全部食われてしまった。そこで、昨年は鳥に突かれだしたところで鳥除けネット(10m角)を買ってきて張り、被害を防いだ。
 さて、今年、再び鳥除けネットを張り、鳥害を防ぐことにした。だがしかし、ネット近くに生ったイチジクは一部鳥に突かれたが、ネットから1m以上離れた、奥のほうに一部被害が出た。隔日収穫しているが、毎回、2、3個ないし4個程度は鳥以外の何か小動物に食われているのである。
 どうやら犯人はハクビシンのようである。隣のお寺にハクビシンが巣くっているという話は何年か前に聞いた。それを駆除したとも聞いたのだが、再び侵入したのか、寺以外に住み着いているのかもしれない。
 2、3年前には、うちでは被害がなかったが、近所でトウモロコシ畑で被害があったとのこと。トウモロコシがきれいに食われて、芯だけが残っているというもので、その芯は隣のお寺との境で2、3個見た。その犯人はハクビシンの可能性が高いという。
 そのハクビシンは甘い果物に目がないという。今日ネット検索してみたら、鳥除けネットが張ってあっても、その下部にちょっとした隙間があれば入り込むという。うちのイチジクの場合、大方はネットをピンと張り、所々に石で押さえてあり、鳥は絶対に入れない。でも、収穫に入る箇所辺りはネットの張りが弱く、鳥がくぐり込めないよう石で押さえてあるも、ハクビシンであれば入り込めるであろうから、そこから入り込み、甘い匂いがするイチジクを食べていった、ということで間違いないだろう。
 イチジクを隔日収穫しているが、一時は食べ頃の10個ほどを全部食われ、無収穫に終わったこともある。でも、張ったネットの奥のほうの毎回の被害は2、3個ないし4個程度だ。収穫は毎回少なくとも10個強はできていた。
 ハクビシンらしき小動物による被害率は全体では2割程度のものだ。ネット際の鳥としか思われない被害は初期に集中し、今は全くなく、全体では鳥害は1割を切る。
 犯人をハクビシンと決めつけられはしないが、その食べ方は、毎回2、3個ないし4個程度と、実におしとやかだ。この程度の被害であれば許そうじゃないか。
 毎日女房と二人でたっぷり食べ、生りすぎたときには何人かのお客様にも差しあげることができた。収穫総数は百数十個はくだらないだろう。十分に堪能させてもらえた今年のイチジク・ダルマティー。鳥やハクビシンにもお裾分けできた。彼らたちだって何か食わなきゃ生きていけないのだから、3割ほどの被害は大目にみてやろうじゃないか。
 今日、最終収穫し、来年も豊作を祈って、ネットを外したところである。
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9.6 雨前に種蒔き完了 [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 半月遅れで猛暑がやってきた今年、まだまだ猛暑が続いている。そろそろ種蒔きしたい冬野菜があるが、猛暑が続くなかで種蒔きすると土の表層がすぐ乾いてしまい、毎日水やりせねばならぬ。そんな手間がかかることはしたくない。
 週間予報を見ていると、明日は台風10号の影響で丸一日雨だし、その後も天気が悪い日が続く。よって、今日が種蒔きするに最適な日である。
 例年9月10日頃に種蒔きする大根とホウレンソウ第1弾。自宅前のホウレンソウは畝の準備ができているが、須賀前の大根の畑はまだだ。急ぎ昨日から大根の畝づくりに着手し、今朝完成させた。
 そして種蒔き準備。土が乾いているから作業が楽だ。どちらも、まずは畝の峰を均して鍬で軽く転圧し、まっ平らにする。スイスイと作業が進む。こうしないと、種が一箇所に偏るから必須の作業。
 ここでやっと種蒔きができる。あとは簡単。最後に軽く覆土し、鍬で軽く再度転圧。
 土が乾いているから、今日は芽吹きがストップしたまま。でも、明日の雨以降、順調に芽吹いていってくれる。その後、週間予報からして土が乾くこともない。
 有り難や、お天道様。

 それにしても今回の台風の進路予想はスゴイ。まだ熱帯低気圧であったとき、超大型の台風になる恐れがあるとして世界各国の予想進路が図示されていた。九州の西海上から紀伊半島あたりへやってくるという10本以上の予想進路。一番右のルートをたどると伊勢湾台風に近似する。
 弱ったもんだと案じていたが、台風になって最初に示された気象庁の予想進路は、当初の一番西のルートに近い。そして、ずっと予想進路は変わらず、今夜鹿児島に最接近。当地岐阜は明日“微風”が吹くだけだから、なんも対策せずに済む。
 しかし、気になることがある。息子の嫁さんの実家が枕崎。その100km西を通過したとのことだが、海風をもろに受けるだろうから心配だ。アメダスの記録を見ると19:49最大瞬間風速45.9mとある。もっとも枕崎は台風銀座にあり、建物は当初からそれなりに考えてあろうから(一度だけ訪問したが平屋建てでしっかりした建物に見受けられた)さほど心配はなかろうが。何事もなかったことを祈るのみ。 

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