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8.25 イチジク「ダルマティー」が食べきれないほど実る [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 フランス原産のイチジク「ダルマティー」。熟しても外皮は緑色のままである。少々色が薄くなったら完熟となる。甘くておいしい。今年、樹体が完成形となり、昨年の倍近い収穫になりそうだ。
 2年前の小木のとき、鳥に全部突かれてしまい、昨年から鳥除けネット掛けすることにした。10m角の鳥除けネットである。鳥が突き始めた8月9日にネットを張り、以来、隔日で収穫している。
 ところが、毎回3、4個は鳥に突かれている。ネットに近い部分は分かるが、ネットから1m以上も離れた所をどうやって突くのか、わけが分からんが、大した数じゃないから、突く鳥の賢さを誉めてやろう。
 ここのところ毎回20個以上収穫できており、濁河温泉へも風呂上がりに食べるべく10個以上を持っていって、女房と2人でたっぷりいただいた。
 さて、今日が収穫日である。熟したものが相当数ある。30個以上収穫できた。収穫後半に入って一気に熟しだした、といったところである。千切り忘れでブヨブヨになった実をその場で食べたのだが、気持ち腐りかけているものの、とても甘くておいしかった。
 小生はだいぶ食べ飽きてきたから、毎日4個程度で十分だが、女房はというと、彼女の大好物であり、いくつでも食べると言った感じだ。婦人薬でもあるイチジクゆえ、隔日収穫を繰り返し、どんどん奥方に貢ぎましょうぞよ。
 そして、在来のイチジクの木も、まだ小木ながら、毎回1個程度熟した実を付け出した。この調子だと、来年は、こちらも相当に実を付けそうだ。うれしい悲鳴となる、我が家のイチジクである。
 今年、すでに3人のお客さんに差し上げたが、これからも何人かのお客さんに差し上げられよう。来年はもっと多くのお客様に。捕らぬ狸の皮算用にならねばいいが。

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8.22 とうとう休耕田を売ることにした [休耕田]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 自宅前の万年休耕田。親父が商売を始めた47年前(冷夏で米不足となった翌年だけ米作したが)から、ずっと休耕している。
 20年ぐらい前に、レンゲ田にして地域の子供たちに遊んでもらおうとレンゲ種をたっぷり買い込んでばら蒔いたりしたが、うまくいかず、その後も種を回収したりしてレンゲ田づくりに挑戦したが、ごく一部にしかレンゲは群生せず、失敗に終わった。
 10年ぐらい前からは、土手だけに生やしていたコスモスを、休耕田の一部にも生やしてやろうと、ビッチュウでくねたを3畝つくり、種蒔きしたりして、狭いながらもコスモス田づくりに挑戦した。毎年大きな雑草を除去したりして、これは成功し、秋には奇麗にコスモスが咲き誇り、近くの老人介護施設から見学にも来てもらえた。
 しかし、その後は手入れを怠り、コスモスが雑草に負けてしまってみすぼらしくなり、コスモス田ではなくなってしまった。なんとか土手にコスモスが生えているだけで、せいぜい通行人の目を楽しませるだけとなった。
 ここ20年来、休耕田は毎年2、3回、草刈機で草刈りし、秋に刈り取ったときはその一部ときには全部を集めて、庭木の剪定ゴミなどとともに草燃やしし、出来た灰を肥料として使うことが多い。でも、10年ほど前から野焼きが厳しくなり、燃やす規模を縮小せざるを得なくなった。
 それに代わって、刈り取った雑草を畑に持っていき、藁代わりに雑草を敷くという利用法が多くなった。特に、ここ3年は年に2、3回刈り取った雑草を全部回収し、無肥料栽培の土壌づくりに活用したりもした。この6月に草刈り(8月にも一部草刈り)した雑草も全部有効活用した。
 この草刈り作業も年々しんどくなってきた。休耕田は857㎡もあるから、今では一気に刈り終えることができない。少なくとも午前と午後の2回に分けて行わねばならぬ。体力的なものもあるが、近年は雑草の種類が少し変わり、伸び方がすさまじいものがけっこうでてきたからである。
 今後は、畑での無肥料栽培も、これまでのように大量に雑草を入れ込む必要はなくなり、休耕田からの雑草運搬もたいして必要なくなる。
 庭木の剪定ゴミだって、野焼き規制で、今年は大幅に縮小した。
 こうなると、休耕田は、単に守りするために年に2、3回、草刈機で無駄な草刈り労働をするだけとなる。よって、10年もしないうちに売ってしまおうと思っていた。
 そうしたところ、昨日のことであるが、ポットに種蒔きしたハクサイの管理に店から自宅へ行ったところ、お寺の総代長さんたちと不動産屋が来ているではないか。休耕田の隣の畑、ここは隣のお寺の所有地だが、うちの新家(分家)が長年借りておられたものの、もう耕作できなくなって、昨年、寺に返却された土地だ。先日のお常飯のとき、住職がしばらくはそのままにしておくと言っておられたが、急きょ売りに出されたとのこと。
 だったら、うちの田んぼも一緒に売れば、効率よく分譲住宅が立てられよう。なんせ間に用水路があり、これが邪魔になっているが、この用水路を畑の端に付け替えすればいいのである。
 そこで、顔見知りの不動産屋に、そう話をしたら、せひそういう形にさせてほしいというから、お寺の畑もうちの田んぼも一緒に処理してくれと、話をしておいた。
 こうして、うちの万年休耕田も急きょ売ることとした次第。
 娘も息子も東京で根を生やして帰って来ないのだから、財産は不動産から金融資産に変えたほうが喜んでくれるし、休耕田の管理も10年もしないうちにギブアップするのだから、ちょうどいい機会じゃないか、である。土地は売れるときに売る、これに限る。
 
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8.19 畑の水もらいでお礼に農産物 [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 2日前のこと、須賀前の畑へ軽トラに乗って野菜の収穫に行って帰ろうとしたら、軽トラの助手席に箱入りのプリンが置いてある。これはきっと隣の畑の方が置いておかれたのだろう。来てみえるのに気が付かなかったが。探すとちゃんといらっしゃった。お礼を言う。この前、ネギ苗が余ったらもらえないかと言われ、少々余ったから里芋の畝の間に置いておいたし、随分前のことだが、エンドウの種が余るようなら欲しいと言われ、十分な量を差し上げた。それらのお礼である。余り物を差し上げただけだから、気を使わんでほしいと言っておいたが、義理堅い方である。有り難く頂戴した次第。
 さて、小生は夏ニンジンを栽培するに当たり、畑の隣地の住宅の方から、種蒔き後発芽するまでの水やりのため、その住宅の外側にある水道の蛇口から毎年水もらいしている。夏ニンジンはあまりよく育たなかったが、なんとか様になる10本ほどを2日前に収穫して水洗いし、それを今朝お礼に持っていった。ニンジンだけでは格好が付かないので、今朝その場で採ったオクラ10本ほども一緒に。
 水の使用量はごくわずかものだが、自宅からいちいち水を運ぶのは面倒だから、とても助かっている。少なくとも数十本は採れるニンジンゆえ、10本差し上げたってどってことないのである。
 助けられたらお礼をする。客観的に金銭比較すると、どちらもとんでもないアンバランスになるだろうが、欲しいものが安易に手に入るんだから、そのうれしさに見合う程度のものをお礼する。これで両者の関係は親密になる。いいものである。
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2015年に桑の苗木を購入、2年後から桑の実をつまみ食い [果樹一般]

<2015年>
(10月8日)
 自宅前の畑を全面的に見直して作付け計画を立てたところ、昨日、西区画は果樹園とすべきとの結論に達し、小振りの果樹を1品目新たに植えるスペースが生まれた。
 そうしたところ、昨日、ニンニク球を購入した育苗会社・国華園からDMがたまたま送られてきた。その中に果樹苗のチラシがあり、この中から候補を探した。木イチゴか桑の実くらいしかなかったが、昔懐かしい桑の実が食べたくなり、それに決めた。
 チラシには2品種しかなかったが、ネットで見ると10品種近くある。迷ってしまうからチラシに載っていた「クワ メディベリーR」とした。初夏と秋の2度収穫できるとのことで、それに魅力を感じたからだ。
 小学生の頃、通学路沿いに大きな桑畑があり、桑の実が生りだすと、学校帰りによく食べたものだ。特に土曜日は半ドンであったから、最盛期には腹いっぱい食べ、家に帰っても昼食をほとんど食べないことさえあった。当時、桑の実は、畑に入り込んで勝手に食べても許されていたから有り難かった。
 その懐かしさから、うちでも栽培しようという気になったところである。
 ただし、初夏は、うちの畑で栽培するイチゴを毎日いっぱい食べることになり、これと桑の実の収穫時期が重なりはしないかと心配である。何とか外れて欲しいものだ。(→2017年5月追記:イチゴから少し日にちを置いての収穫開始となった。)
 なお、施肥について興味ある情報を得たので、ここに記しておく。
 石灰窒素の特性(日本石灰窒素工業会)
 桑の栽培:
 桑樹は栽培期間が長く採桑量も多いので、緩効性で流亡の少ない石灰窒素は肥効が高く、特にその連用がきわめて効果的です。
1.使用時期
桑の肥料は冬肥、春肥、夏肥の3回に分けて施肥されますが、石灰窒素はその特性から冬肥と春肥が一番よいでしょう。
(1)冬肥:12月~1月ごろ。
(2)春肥:発芽1ヵ月ぐらい前。
2.使い方
(1)畦間に溝を掘って石灰窒素を散布し土とよく混ぜる。
(2)畦間全面に石灰窒素を散布してから表土と混ぜる。

(10月22日)
 本日入荷。早速、植えつける。
 マニュアルには直径50cm深さ50cmの穴を掘る、となっているが、気持ち小さめの穴をスコップで掘った。
 混合肥料を少し入れ土を少し被せる、これで半分ほど埋め戻し、今度は牛糞堆肥に変え手同様に埋め戻し、少々小高くする。
 水を差して完了。
 ところで小さな苗木であったが、既に実を幾つも付けていた。
(12月下旬)
 棒を差してビニールを掛け、防寒しておいた。

<2016年>
(4月上旬)
 防寒のビニールを外す。
(6月)
 周りの草引き。まだほとんど生長していない。実も生らず。
(7月31日)
 JA精米機から手に入れた米糠を樹木周りにばら撒く。
(10月21日)
 果樹園の草刈をし、雑草を敷き詰めておいた。生長し、だいぶ大きくなった。

<2017年>
(1月16日)
 神社において初詣イベントと左儀長の焚き火でできた灰・炭を回収し、砂利が混ざっているものを桑の木の周りにばら撒いておいた。
(5月31日)
 桑の木がだいぶ大きく生長し、桑の実がいっぱい生っているのを発見。苗木を植え付けて1年半で十分な量が収穫できるようになった感がする。
 淡緑や赤っぽいものが大半だが、一部は紫色になっており、食べ頃だろう。2個摘まみ食いしたが、懐かしい味がする。思ったほどの甘味がなく、もう少し日にちを置いて順次収穫しよう。
(6月2日)
 完熟して紫色になった実を初収穫。ただし、色は良くてもまだ酸っぱいもの多し。
(6月12日)
 2回目の収穫。ポロポロ落ちやすいものや柔らかいものを収穫。これは酸っぱくなかった。
(6月19日)
 3回目の収穫をしに行ったが、紫色のものはほとんどないし、随分と実の数が減っている。鳥に食われたに違いない。
 3回食べたら、飽きがきた。全然うまくない。小木で十分だから、晩秋に掘り起こして小幹だけ南区画の角に移植しよう。
(9月3日)
 晩秋の掘り起こしに向け、大きく伐採。
(10月1日)
 移植予定の南区画の角は南天などの樹木が植わっていた場所で、2年前に伐採し、ラウンドアップ原液を塗りつけて枯らしてある。本日、それを伐根。ツルハシを振るいながら根を切り、かなり時間は掛かったが、草引きと交互に力仕事をし、全部除けることができた。けっこう盛土してあったので、余分な土はぶどう園に運びこむ。
(11月13日)
 桑の木の周りをツルハシで根切りし、掘り出す。けっこう手こずった。
 ところで、移植場所は当初予定を変更し、西側の柿の木エリアの角とした。

<2018年>
(6月2日)
 移植したとき、太い根っこを切り、泥が完全に落ちた状態になっていたから、つくかどうか心配であった。周りの雑草の背が高くなったので、ざっと草引きしようとしたら、株元から2本脇芽が伸びだしていた。すんでのところで、それも引きそうになった。
 あまりにか弱い脇芽だから、実が生るのは来年以降となろうが、ほっと一安心。
(9月2日)
 今年は実を付けなかったが、随分と枝が伸びた。
(10月14日)
 果樹園全体の草刈り(紐タイプ草刈り機)をざっと行った。
 かなり元気よく成長している。

<2019年>
(7月8日)
 春以降、随分と枝も伸び、6月半ばに実が順次完熟し、2回ほどつまみ食いしたが、3粒も食べればもういい。6月末には終了。実は全部落ちたのか鳥に食われたのか。
 今日、伸びすぎた枝をばっさり除去。
 来年以降も、枝をばっさり除去しつつ、つまみ食いをしよう。

<2020年以降>
 毎年、元気よく枝を伸ばす。夏に2度ほど大きく伐採し、熟したものをつまみ食い。
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