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11.21 明日は雨模様、休耕田の枯草を今日運び出さなきゃ [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 無肥料栽培をやり始めて3年目になるが、それに合わせて極力自然農法を取り入れようと、雑草は原則的に生やしっ放しにしている。枯草がいずれ土に還り、土壌細菌にとってもいいことだろう。でも、雑草が青葉のときは随分と繁茂している感がするが、枯れてしまうと大したことない。
 休耕田には草刈機で刈った枯草がたんとある。去年もそうしたのだが、これを軽トラに積んで畑へ持っていき、まあまあ分厚く畝に被せる。こうすれば、どれだけかは雑草抑えになり、なんとかメロンの敷藁代わりにもなる。
 近いうちに、これをやろうと考えていたのだが、今朝天気予報を見ると、明日の午前中から雨模様となる。その後も天気がすぐれない。そうなると、今日しかない。
 そこで、開店後、店は女房に任せて、休耕田の枯草運びをすることにした。ここのところ雨なしだから、枯草はほとんど濡れていないから運びやすい。4時間弱かけて須賀前の畑へ3往復。ナス3畝、山芋2畝、オクラ1畝に枯草を覆い、既にサツマイモのツルや枯草を乗っけてある山芋2畝、メロン&サツマイモ畝には休耕田の枯草を若干補い、これら9畝は十分に枯草で覆うことができた。
 軽トラに半分ほど残っていた枯草を自宅前の畑へ運び、メロン畝に乗せている途中で、枯草がなくなる。その続き、里芋畝、アスパラガス畝が残ったが、これは、また機会を捉えて枯草被せを行うこととしよう。
 こうして、予定していた枯草被せは今日7割方が片付いた。ほっと一安心。風は弱く、ほぼ快晴の暖かい日であり、こういう日はやっぱり百姓仕事にかぎるってぇもんだ。
(追記)
 翌日(今朝)、まだ雨になっていないので、一輪車で休耕田の枯草運びをし、自宅前の畑(やり残しのメロン畝、里芋畝)に枯草被せを実行。残すは、須賀前の畑のアスパラガス畝のみとなった。よし、よし。
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2019年 2年ぶりに堆肥場の更新 [土づくり]

<2019年>
(11月16日)
 前回もそうであったが、今回も2年ぶりの堆肥場の更新となった。
 前回に空にした堆肥場は、その後、無肥料栽培がために枯草などは畝に埋め込んでしまうから、どれだけも溜まっておらず、まだ2、3年は使えようが、近くに植わっているソテツが、通るのに邪魔になるから従兄弟に頼んで伐採することにした。それを埋め込むには堆肥場が良かろうと、今日、堆肥場に積もった堆肥化した土を掘り出すことにした次第。
 さて、その土をどこへ持っていくか。野菜畝は無肥料栽培だから不適当であり、近くの菊畑に投入することに。ここは土がやせていて、菊の生育があまり良くないからちょうどいい。適当にばら撒き、堆肥場の底のほうの土は真土であるから堆肥場の周りにばら撒いておいた。
(11月18日)
 昨日、従兄弟がソテツを伐採してくれ、それを堆肥場に投入。これだけで、ほぼ堆肥場が埋まってしまった感じ。

<2017年>
(9月15日)
 冬野菜の畝立てをするにあたり、納屋前の堆肥場の堆肥化した土を冬野菜の畝に入れ込むこととした。
 乗っかっているトマトの残骸を除け、草箕(くさみ)に小型ビッチュウで堆肥化した土をはつりながら入れ、木の枝は放り出して甘夏の株周りに放置。
 ちょうど2年分の堆肥だが、ほとんどが完全な土の状態になっていた。5畝分に使って、底をついた。
 トマトの残骸を戻し、今日できた十六豆Ⅰの残骸を入れ込む。今後、野菜の残骸を入れることにする。
 なお、柿の木の際にある2箇所の堆肥場は、前回同様に手を付けず、野菜の残骸置き場とし、時機を見て堆肥化しそうにないものは休耕田で野焼きすることにしている。

<2015年>
(9月12日)
 2014年2月17日に、自宅前の畑に3箇所ある堆肥場の更新を3年ぶりに行った。
 穴を掘って野菜屑や引いた雑草を積んでいくだけのものであり、適当に腐って沈んでいくから、山になることはない。それでも土が入り込むから少しずつ盛り上がっていき、何年かに一度は全部を掘り出さねばならない。3箇所とも果樹(甘夏、柿2本)が根を伸ばしてきている場所であり、どれだけかは根っこを切ってしまうから、あまり好ましくない位置にある。
 加えて、この作業は重労働であり、何時間もかかる。67歳の身には少々こたえる。
<メイン堆肥場の新設>
 よって、いままでの堆肥場はそのままにしておき、1箇所新設することにした。
 甘夏の隣の堆肥場の東側である。ここは10年以上前に堆肥場にしていた所であり、その後は草花がゴチャゴチャに植えてあり、毎年一人生えしている。
 どれもおふくろが植えたものであり、おふくろが死んだ今は不用の草花であるから、その球根や根っこを全部掘り出し、隣の堆肥場に積み上げる。
 その堆肥場は甘夏の根っこが伸びてきているから、施肥をした。種粕と鶏糞をたっぷり振りかけ、新設堆肥場から掘り出した土を掛ける。
 まだまだ土を掘り出さねばならず、これをどこへ持っていくかであるが、ネギを本伏せした一番端は寄せ用の土が足りないから、まずここへ運び込む。まだまだ土を掘り出さねばならず、その土は昨日作ったニンニクの畝が低いので、とりあえずその畝の畝間(南側)に置くことにした。
 これで、深さ60cmほど、120cm×60cmの広さの堆肥場ができた。なお、雨が流れ込まないよう、縁に軽く土盛りした。土に湿り気があるから、手でパンパンと押さえるだけで土盛り完成。
 これを行うのに2時間半を要した。
 ところで、この堆肥場は、たぶん更新することはないだろう。4年は持つだろうし、そのときは70歳を超えており、今日のような重労働はやる気がしないだろうからだ。
<柿の木の淵2か所の堆肥場>
 ここはそのままにしておき、積みあがった野菜の残骸は野焼きすることとし、堆肥化した土が盛り上がった状態になったら、その盛り上がり部分だけ、適当に畑に撒くこととする。その下は柿の木の肥料とし、掘り起こさないでいく。
 
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ブルーベリーの木が枯れかけて処分、里芋畝を延長 [果樹一般]

 自宅前の畑に1本あるブルーベリーの木。小振りの木で、鳥害防止ネットでスッポリ覆ってあり、毎年補修してきた。こうしておかないと、鳥に全部食われてしまうからだ。なお、2016年6月に全面的に更新し、補修は当分しなくてよいように改造した。
 2011年までは、収穫時期が来ると、おふくろが実を摘んでジャムにしていた。ところが2012年は94歳になったおふくろ(2015年8月他界)は体の弱りで全く摘むことをしなかった。その年はネットとネットの結わい付けがほころびて、鳥が入りやすくなっており、案の定鳥に全部食われてしまった。
 そこで、2013年から小生が摘み、女房がジャムを作ることにした。無味のヨーグルトに混ぜて食べると実にうまい。
 7月に入るとブルーベリーが色付き始め、7月半ばから収穫を開始して8月初めに終るのが毎年のことであり、何回かに分けて収穫していた。
 そのブルーベリーの木も、おふくろが他界したのに合わせて弱り出し、実を付けなくなり、ついに過半の枝が枯れて、青息吐息となり、2019年に処分することにした。
 跡地は、里芋畝を延長して、里芋づくりとする。

<2019年>
(8月18日)
 枝の過半が枯れてしまい、一部の枝に実がけっこう生ったが、採れてもわずかだから、収穫しなかった。枯れた枝は再生しないだろうから、今年、囲み小屋を除去。
(11月13日)
 本日伐採。ノコギリで枝落としをし、ツルハシで根元を叩いたら、案外簡単に掘り出せた。また、数年前に伐採した樹木の切り株もツルハシで掘り起こし、里芋畝をきれいに延長することができた。

<2018年>
(4月29日)
 過去2年、全く実を付けていない。太い枝が一部枯れ、樹体の弱りが出てきたようだ。
 今年は花をけっこう付けたような気がするが、今日、見てみると、実になりかけた房は数個しかない。花なり蕾が虫に食われたのかもしれない。
 というのは、大半が葉の下であるが、蓑虫がいっぱいぶら下がっている。こいつが食ってしまったのではなかろうか。例年、若干は見られたが、こんな異常大発生は初めてだ。
 下草を大雑把に刈り取るとともに、蓑虫を全部ちぎり落としておいた。
(7月2日)
 雑草が繁茂しているので、草刈り機でざっと草刈り。
 西向きの枝が1本枯れていた。
(10月14日)
 随分と雑草が伸びたので、ネットの内側を鎌で草刈り。 

<2017年>
(7月9日)
 昨年に続き、今年も実が全く生っていない。どうしたことか? ここ2年ほど鶏糞や草木灰をばら撒いて、肥料過剰になったからか?
(7月16日、9月27日)
 雑草が随分と伸びているので、下草刈。

<2016年>
(7月2日)
 ブルーベリーの樹木周りがあまりにも草ボウボウであったので、この春にはきれいに草刈し、果樹との相性がいいラジノクローバの種を蒔き、鶏糞を少々施肥しておいた。
 その後、クローバの生長を促すために大きな雑草を引いたり摘まんだりして、株周りを整備してきたのであるが、6月になってブルーベリーに花が咲いて良さそうなものの、全く花が付かなかった。
 おかしいなと思って昨年の収穫記録を見てみたら、7月半ばから収穫しているではないか。
 一昨年は大収穫。昨年は小収穫で、表裏があり、今年は表年に当たり、大収穫を見込んでいたのだが、裏切られた。
 これは一体全体どうしたことだろう。全く分からない。

<2015年>
(7月13日)
 今年から、果樹は雑草との共生ができるからと、草刈りは全くせず、放任してある。そして、春には鶏糞をばら撒いておいた。また、ネットの繋ぎ目を補修しておいた。
 さて、収穫のシーズン到来。数日前から、部分的に紫色に熟した実が幾つも見られるようになり、本日、初収穫。例年並みの収穫が期待できそうだ。
 昨年は第1回収穫時にイラがけっこういて何度も刺されて大変な目に遭ったが、今年は2回ほど少しシカッとしたが、イラはいそうになく、残っていたイラの毛によるものであろう。あとでタワシで擦り洗いし、それで済んでしまった。が、しかし、晩酌後に痒くなり、少し腫れてきたし、翌日も痒かった。
(7月19日)
 薄手のビニール手袋をはめて第2回目の収穫。けっこうな量あった。同日、女房がジャム作り。宮城からタイミングよくヨーグルトの御中元が届く。
(7月26日)
 第3回目の収穫。少ない。
(8月2日)
 最終収穫。わずかであった。

<2014年>
 少々遅れたが、今日(7月15日)第1回収穫をした。
 既に熟しきった実がどれだけか落ちており、まだ腐っていないものを拾う。そして、収穫。30分もかからず収穫作業が終了した。今年は、昨年に比べて生りが悪いようだ。
 ところで、昨年は大丈夫だったが、今年は小さなイラが所々にいて、シカッとする。4回ほどやられた。その処置は作業終了後に行ったが、後々大変な腫れようとなった。 
(追記)
 第2回収穫:7月20日。2回分をまとめて女房がジャム作り。ヨーグルトに混ぜていただく。実に美味い!
 第3回収穫:7月27日。ほんの少々。
 第4回収穫:8月 3日。ほんの少々。これでもって終了。
 今年の収穫は昨年の4分の1程度だ。

<2013年>
(7月11日)
 今年は、せっかく実がたくさん生るブルーベリーであり、これを小生が実を摘むことにし、女房にジャム作りをさせることにした。
 2、3日前にブルーベリーを見てみると、所々で紫色になった実があり、食べてみると甘味は少なかったが柔らかい。そろそろ鳥の被害がどれだけかは出るだろうと思って、本日、網の総点検をした。
 一昨年以降、張りっぱなしにしている網であり、網の繋ぎ止めが脆くなっているところがあるので、それを補強し、絶対に鳥が入れないようにしておいた。
 次に、網から上や横に伸びだした枝を網の内側に入れ込んだり、切り取ったりした。これは、冬にもやったのだが、新芽を中心にはみ出しが生じたものである。
DSCN0190.JPG

 そして、紫色になった実を摘む。どれだけも収穫できなかったが、今後、定期的に摘むことにしよう。女房が冷蔵庫か冷凍庫に入れて保管し、まとめてジャム作りすることになる。
 このブルーベリージャム、味付けなしのヨーグルトに混ぜて食べると滅法美味い。娘がそれを教えてくれ、一昨年おふくろがくれたジャム1瓶をそうして食べた。今年のジャムは半分はそうして食べ、おふくろに渡すのは残り半分でよかろうというもの。
(7月17日)
 紫色に熟した実が随分出てきた。今日、1時間以上かけて収穫。
 
DSCN0191.JPG

(7月20日)
 明日、女房がジャムを作るというから、30分掛けて熟した実を摘む。
(7月28日) 第3回収穫。
(8月 4日) 第4回収穫。
(8月11日) 第5回収穫。残りわずか。
(8月19日) 第6回収穫。中途半端な量。次回で最終とする。
(8月27日) 最終回。ほんのわずか。

<2012年7月のこと>
 おふくろが毎年収穫し、手間隙かけてジャムを作り、毎朝パンに塗って食べているブルーベリー。だいぶ熟し始めた。
 ぼつぼつ部分的に収穫を始める時期であり、昨年は7月18日に開始している。今年、7月22日に、おふくろに“そろそろ採れや”と言うと、“今日は雨やから明日やるわ”との返事。
 おふくろは少々体が弱ってきており、本当にやるかな、と思っていたら、何日かして、“網が破れていて、鳥にみんな食われてしまった。”と言う。
 それからまた何日かして、ブルーベリーの木をすっぽり覆ってある「小屋」を見てみると、確かに網の繋ぎ止めが一部切れて少々開いていた。なんせ、鳥がめっぽうブルーベリーをうまがり、網の裾が地面にしっかり着いていないと、下から入り込んでくるくらいだから、始末が悪い。
 こうして、昨年は、おふくろはジャムを作らなかった。 
 しかし、である。網の繋ぎ止めが一部切れて少々開いている箇所は、おふくろでも簡単に塞ぐことができる位置にあり、気が付かないわけがない。きっと、ジャム作りが面倒だから、鳥のせいにしてジャムを作らなかっただけのことであろう。

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11.8 サツマイモ掘りを楽しむ [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 今年のサツマイモ栽培は、全部で6列、総延長約54m、200株を植え付け。サツマイモは栽培の手間がかからないから、広い畑を守りするに都合がいい。よって、たくさん作付けしており、収穫量は自家消費分の何倍かになる。でも、日持ちするから、そのうち誰かにやればいい。いずれ全部がはけていく。
 なお、サツマイモ用の広幅畝がもう一つある。どの畝も連作しているから、ネコブセンチュウ被害がだんだんひどくなり、その畝は今年はサツマイモは作付けせず、ネコブセンチュウ対抗植物(コブトリソウ)を生やしてネコブセンチュウを退治することにした。来年、この畝でサツマイモを2列栽培することにしており、その効果のほどを見ることにしている。いずれにしても、畝のローテーションを組んで1畝休ませ、しばらくはネコブセンチュウを退治することにしている。
 昨年は、ネコブセンチュウにどれだけか効果があるというマリーゴールドを1畝に種蒔きし、夏はお花畑とし、花が終わった後で退治薬剤を撒いた。よって、この畝は、昨年、サツマイモの作付けはせず、1年休んで今年再び作付けした。
 さて、今日、店を女房に任せて、サツマイモ広幅畝を1畝掘ることにした。昨年マリーゴールドを栽培した畝である。品種は「安納芋」と「紅はるか」各1列(どちらも10m、37株)である。安納芋は切干にするととてもうまい。紅はるかは10年ちょっと前に開発された、甘くてうまい焼き芋・ふかし芋用。
 掘るに当たって、まず気になったのはネコブセンチュウ被害である。順次掘り進めるも、らしい被害はほとんどない。有り難い。さほど効果がないと言われているマリーゴールドでも十分効果的だったのか、退治薬剤が効いたのか、どちらなのか分からないが、良かった、良かった。なお、収穫後に全部水洗いしたところ、どれだけかは依然として被害に遭っていたが、さほどのことはなく、ホッとしたところである。
 ところで、最初に掘った安納芋は出来が悪く、平年作の5割にも達しない。計量したら15kg弱。夏場のツルの伸びように元気さがなく、隣列の紅はるかのツルに圧倒されてしまっていて、案じていたとおりの結果となった。
 安納芋を掘り終わってから、紅はるかを掘り始めたのだが、こちらはすごい出来だ。どでかい芋もかなりある。計量したら45kg強。1列でこれだけの量が収穫できたのは豊作であった年の安納芋並みである。今まで、焼き芋・ふかし芋用に紅あずまや鳴門金時を栽培していたが、良かった年の倍近い収量だ。なお、紅はるかはネコブセンチュウ被害を受けにくいと聞いたが、そのとおりであり、ほとんどが大丈夫であった。
 紅はるかに比べて安納芋が3分の1しか採れなかったのは、どういうことだろう。ここ3年ほどは、他の大半の野菜同様に無肥料で栽培しているサツマイモ。そもそもサツマイモは肥料が多いとツルぼけ(ツルは立派に生長するが芋はできない)ということになる。過去に、紅あずまや鳴門金時は正しくそうなった。でも、安納芋は前作の残留肥料がかなりあってもツルぼけしなかったから、安納芋は肥料を欲しがるのだろうか。
 今のところ何とも言えない。まだ2品種とも各2列残っているから、それらを全部掘ってみれば、何か原因が分かるかもしれない。早く掘って、原因をつかみたいものだ。
 ところで、今日は9時半から14時半まで、総延長20m(74株)のサツマイモ掘りの一連の作業に5時間を要した。鎌でツルの切り取り、ビッチュウで芋掘り、軽トラで運搬、水洗い、計量という作業で、これだけかかった。けっこうな重労働。心地良い疲れではあるも、年々バテさ加減が高まってくる感がする。これで2列とも大豊作となったら、グロッキー。願わくは、やや不作が望まれるようになった我が身体。

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11.5 あちこち配らねばならなくなった今年の柿 [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 5年ぶりに豊作となった今年の柿。それまでは無農薬としたことがたたって、ヘタムシ被害であろう、実る前に大半が落下し、自家消費に事欠く年もあった。
 でも、何としても無農薬を貫徹しようと、ヘタムシなどが越冬する樹皮を全部剥ぐという面倒な作業を昨年1月に行った。そうしたら、皮を剥ぎ取られて柿の木も風邪を引いたのであろうか、とんと生りようが悪かった。でも、落果は少なく、自家消費分の倍は少なくとも収穫できた。
 さて、今年、5月には、ものずごく実を付けた。ヘタムシ被害は6月と8月の2つのピークがあるが、6月は落果がほとんどなく、このままじゃあ実が生りすぎて全部小さな柿になってしまわないかと心配になった。摘果せんといかんかなあ、と思うも、8月にポタポタ落ちるかもしれぬから、そのままにしておいた。
 そうしたところ、お盆頃から落果が始まり、8月下旬には豪雨のように落ち、その後は小康状態となるも9月いっぱい続き、7割方は落果してしまった。
 やっと落果が止まった10月に入って熟しだすも、今度は片っ端から鳥に突かれる。これは例年のことだが、年によってその被害に大小があるも、10月も半ばになれば止む。
 さて、5年前までは一族郎党に生った柿を送っていたのだが、今年は何とか送れそうに思うも、それは鳥害次第という状態にあったので、昨年までと同様に富有柿の産地から進物用の柿を送る手配をした。
 発注してすぐに鳥害は一気に減り、あちこち配らねばならなくなった今年の柿。よって、一族郎党に食べ比べされたしと順次送ることにした。今までに2軒に送った。
 そろそろ3軒目に送ろうとしていたところ、遠方のお客様から漢方薬などの高額注文があり、商品と一緒に柿をどっさり詰めて今日発送。きっと喜んでいただけよう。
 この間に、一部のお客様にも進呈。まだまだ柿は生っている。順次食べ頃に熟してくる。1週間もすれば、一族郎党の3軒目に送らねばならない状態となるが、そんな頃には発注した産地の柿が届くであろう。ごっつんこしてしまう。どうしたものだろうか。
 来店されたお客さんに差し上げたほうがいいかもしれぬ。さあ、どうしよう。
 まあ、いずれにしても、今年は久しぶりに柿が豊作となって有り難いことである。
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11.4 山芋の食べ比べ [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 とろろにするととてもおいしいイチョウ芋(どうやら大石芋(富士河口湖町大石地区産)らしい)の栽培を続けているが、よりおいしい山芋がないかと、今春、ネット通販で2種類の山芋の種芋を購入した。短形山芋&丸芋である。
 この2つと従前からのイチョウ芋(極小の種芋)を1畝に植え付けて栽培し、芋の出来具合と味を比較することとした。ここ2、3年は大方の野菜は無肥料(といっても枯草や刻み藁はどれだけか入れ込むが)栽培であり、山芋の畝も前作のヤーコン(無肥料2年間)に引き続き無肥料である。
 その結果はというと、短形山芋10個のうち芋が採れたのは6株で、さほど大きくはなかった。丸芋は10個のうち同4株で、かなり小さい。イチョウ芋は11個のうち同7個で短形山芋と同程度の大きさであった。
 ここまでキーボードを叩いたところで、ちょっと待てよ、である。たしか何日か前に記事にしたことに気が付いた。見てみると10月28日に書いていた。物忘れも激しい。たった1週間前のことを失念いたし、実に申しわけない。
 でも、3品種の食べ比べについては後日となってしまい、それを今日実行し、その結果を書きたいと思っているから、その前置きとしてお許しいただきたい。
 さて、その結果。女房が言うには「とろろにすり下ろすとき、丸芋に粘りが一番大きく、短形山芋はイチョウ芋より若干さらっとしている。」とのことであり、また「丸芋は皮をむいたり、すり下ろしたりするときに、手がかゆくなった」と言う。
 粘りの判定は、丸芋が優位(といっても天然の山芋ほど粘っこくはない)、次いでイチョウ芋、短形山芋はシャビシャビの長芋にどれだけか近く、あまり山芋らしくない。
 肝腎の味はというと、丸芋はまずいと感じられて不合格。短形山芋はイチョウ芋と味がよく似ているが、交互に食べ比べてみるとイチョウ芋より若干味がいい。2、3度天然の山芋をいただいて食べたことがあるが、短形山芋・イチョウ芋は、その味より上である。
 以上を総合判定する。丸芋は不合格で採択できず。短形山芋は収穫量がイチョウ芋より悪そうであること、味は良くても粘り気が少々落ちて天然物と大きな差があることから、イチョウ芋に軍配が上がる。
 よって、新規導入はせず、引き続きイチョウ芋1本で栽培することにした。
 なお、昨日今日で全部のイチョウ芋を掘った。無肥料栽培が影響してか収穫量は落ちたが、まずまずの出来であった。
 そして、面白い結果も出た。芋の形がだんだん変わってきたのである。
 2012年の秋、富士五湖へ行った折、たまたま忍野八海で河口湖産の丸芋(売店のおやじさんの話)を買い、とてもおいしかったから、一部を種芋に残し、栽培することにしたのだが、初年度以降、丸芋は姿を消し、イチョウ芋(先端が開いて銀杏の葉っぱの形を思わせる)に多くが変化し、一部が短形山芋になった。それが繰り返し栽培していたら、だんだんイチョウ芋が減ってきて短形山芋が目立つようになり、今年は過半がそうなった。このほうが調理しやすくて有り難い。
 調べてみると、忍野八海で買い込んだ丸芋は、どうやら大石芋(富士河口湖町大石地区産:ここではイチョウ芋の形)らしく、栽培地の気候・土壌で形が変化するとの解説があった。同じ河口湖産でもイチョウ芋と丸芋になるとは驚きだが、気候がうんと温暖で土壌が沖積土壌である当地であるゆえ、短形山芋の形に変化していくことは十分にあり得よう。
 収穫量は、昨年同様に自家消費分の何倍かあるから、これから当店のお客様にも順次さしあげよう。

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11.3 籾殻を大量にいただく [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 百姓をやっていると、籾殻をけっこう使う。冬越しするタマネギの防寒と草抑え、ニンジンの種蒔きした後の覆い、ニラの草抑え、これに欠かせないし、エンドウの防寒と草抑えにも利用したい。
 以前はお隣りさんから少しいただいたり、JAのコイン精米機(珍しく籾から精米できる機械)の籾殻ストック箱から時折入手できていたが、どちらもダメになった。
 そこで、新たな入手先を見つけるしかなくなった。
 うまい具合いに、ここのところ毎年玄米をわけてもらう篤農家は大量に籾摺りしておられ、先日玄米を買いに行ったときにお願いしたら、処理に困っているくらいだから持っていっていい、と有り難い返事をいただいた。
 そこで、今日、大きなダンボール箱を3つ軽自動車に乗せ、3箱いっぱいの籾殻をいただいてきた。買うとなると、けっこうな値段がするから、手土産としてドリンク10本入り1箱(仕入れ値1500円ほど)を持参。
 早速、今日植え付けたタマネギ苗の畝にたっぷりと被せておいた。
 さて、あの篤農家さん、間もなく80歳になられようが、あと何年百姓をやられるんだろう。今日お伺いしたところ、一人では籾摺りはできないから一族郎党の若手数名が手伝いに来ておられたものの、後継者はいないようであり、残念だ。
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自宅前の畑で種取り用専用のエンドウ栽培 [エンドウ]

 毎年、絹さやエンドウは須賀前の畑で栽培し、畝の端のほうを種取り用のエンドウとしていた。何十年、いや100年になるかもしれない、自家採取の種でのエンドウ栽培。
 ところが、2018年秋、北隣の畑を借りて各種野菜を栽培される方が、市販の種でエンドウを栽培されることとなった。それも、うちが栽培するエンドウ畝と至近距離に予定されている。
 よって、交配を避けるため、種取り専用に自宅前の畑でエンドウを少量栽培することとした。
 しかし、お隣さんは翌年は近くでエンドウ栽培されず、自宅前での栽培は不要となり、その後は面倒なこともあって、多少交配してもやむなしと横着に構え、須賀前の畑の南端で例年どおり種取りすることにした。

<2019ー20年>
(2019年11月4日)
 隣の畑にまだエンドウの種蒔きをした様子がない。聞いてみると、今年は別の畑で栽培するとのこと。よって、自宅前の畑で種取り用専用のエンドウ栽培は不要となった。

<2018ー19年>
(2018年10月29日)
 毎年、絹さやエンドウは須賀前の畑で栽培し、畝の端のほうを種取り用のエンドウとしていた。何十年、いや100年になるかもしれない、自家採取の種でのエンドウ栽培。
 ところが、今秋から北隣の畑を借りて各種野菜を栽培される方が、市販の種でエンドウを栽培されることとなった。種袋の下端が畝に埋めこんであったから、それが分かった。
 うちが栽培するエンドウ畝と至近距離に予定されている。
 これじゃあ、交配してしまって種取りできない。
 こうなると、うちの種取り用のエンドウは自宅前で栽培せねばいかん。
 さて、どこで栽培しようか。
 使える畝は夏大根の畝だ。例年、3回に分けて時差蒔きし、最終は7月1日の種蒔きであるが、夏の暑さで溶けてしまうことが多くて収穫は期待できず、来季は止めようと思っていたところであり、この畝が少々空くから、そこに種取り用のエンドウを作付けすればいい。
 というわけで、急きょ種取り用のエンドウ作付箇所を決めた次第。
(10月30日)
 11月初めにはエンドウの種蒔きを予定しているが、夏大根の畝(南区画の西から第2畝)は日照が少々悪いから、早めに、今日種蒔きした。種蒔きが遅れると、去年みたいに年内発芽しないことがあるからだ。
 使った種は、今年と昨年収穫のもの各7粒ずつ。
 休耕田の草が被せてあるので、畝の頂の草を除け、軽く溝立てし、2cm間隔で並べ、軽く覆土し、手で鎮圧。これから天気が続くが土は十分湿り気があり、発芽するだろう。
(2019年2月24日)
 順調に発芽し、随分と大きくなった。鳥に葉っぱを食われる恐れがあるので、防鳥ネットの短いものを持ってきて、ネット掛けしておいた。
(3月19日)
 随分と伸び、ネットにつかえている。本日、垣根を結う。
 支柱3本と、これまで使っていた防鳥ネットでもって、垣根とした。エンドウが伸びすぎて倒れているので、ビニール紐で持ち上げ。
(4月16日)
 実が生り出したが、花が少ない感がし、種不足になりはしないか、少々心配。
 今後、実が膨らむと鳥に突かれるから、種取り用防鳥ネットで囲った。
(5月26日)
 完全に枯れており、ネットを外し、種取りし、残骸を処分。まずまず足りそうな種の量だ。鞘付きのまま紙箱に入れ、直射日光でしばらく干す。
 不足すると困るので、須賀前の畑のエンドウで、ちぎり忘れが実ったものが(隣の畑の方のものと交雑の恐れがあるが)けっこうあったので、それを予備として収穫した。毎年、ちぎり忘れは実が大きく膨らんだところで鳥に突かれるのだが、今年はそれが全然なかったから不思議なものだ。
(6月9日)
 梅雨入り前に天日に何日か干し、今日、サヤはずし。もう少し日陰で乾燥させてから、紙袋に入れて冷蔵庫保管。 

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11.1 ビタミン大根が大豊作、お客さんにどんどん差し上げよう! [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 うちで栽培している珍しい野菜として「ビタミン大根」がある。上部3分の2ほどは中まで緑色で大根おろしにすると香りがよくておいしい。ほんの少々ピリッとした辛さがあるのが普通だが、その程度は年によってかなり差があり、全く辛くない年もある。同一品種であっても種により気候や収穫時期により、辛さに強弱が出るようだ。そして、葉っぱは普通の大根より青々としており、かつ、おいしく、12月初めまで葉食が楽しめる。
 なお、「ビタミン大根」と言われるようになったのは最近の日本でのことで、開発されたのは中国であり、本当は「衛青大根(アオナガ大根)」という。主に中国北京市南部で多く作られているとのことである。
(下の写真は2013.2.28撮影のビタミン大根)
DSCN0048.JPG

(下の写真は2013年11月5日に収穫したもの)
DSCN0231.JPG

 ここ数年は、初期の虫食いや無肥料栽培(今年で3年目)がために、写真ほど大きなものにならなくて残念だが、大根おろしや生食に適するものだから、あまり大きくないほうが使いやすく、小振りであっても十分だ。
 さて、ここ数年、思わしくない出来だから、今年は5割増しで栽培した。そうしたところ、例年、初期に激しく虫に食われることが多いのだが、今年はそれが極めて少なく、かつ、気温が高めに推移したから、生育がかなりいい。
 そこで、今日からの当店のセールでお客さんが多かろうから、大きそうなものを10数本収穫してきた。根の部分はさほど大きくないが、葉っぱは通常の大根と同程度に茂っており、葉食が大いに楽しめよう。
 そうしたところ、セール初日とエステ会が重なって大盛況。主だったお客さん(ほとんどの客がそうだが)に1本なり2本をお渡ししたところ、閉店時には1本残っただけである。有り難い。収穫するとき、2日分あろうと思っていたが、これじゃあ明日も何本か収穫してこねばならぬ。
 これまた有り難い。なんせ畑にはまだまだ良品がいっぱい植わっているのだから。
 という大豊作の今年の「ビタミン大根」こと「衛青大根」。天の神、地の神、衛青大根の神に感謝、感謝、感謝。

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