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10.28 山芋を掘り、3品種の味比べ [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 うちで2013年から栽培している山芋(イチョウ芋)は、どうやら大石芋(富士河口湖町大石地区産)のようだが、産地との気候・土壌がまるで違うも、けっこう当地の気候・土壌に馴染んでくれて、まずまずの収穫を得ている。
 今まで3畝栽培だが、山芋がうまくできるようになると、別の品種も栽培したくなる。そこで、今年、短形山芋と丸芋の種芋を注文し、試験栽培を始めた。従前のイチョウ芋を加え、1畝に3品種栽培し、収穫量と味(とろろ)を見るのである。
 新たに導入した短形山芋と丸芋のツルはほとんど枯れたので、今日、掘ることとした。新品種を順次掘り進め、イチョウ芋(ツルが枯れていた)1株を掘ったところでストップ。残りのイチョウ芋はまだ葉が青々しているから芋は成長中であろうからだ。
 さて、その収穫量はというと、新品種2種はけっこう大きな種芋であったが、無収穫株が半分ほどあったし、1株当たりの取れ高も少ない。貧弱な種芋で栽培したイチョウ芋より少々いいだけ。
 これじゃあ、採択できない。もっとも、種芋はどこの産か不明で、繰り返し栽培すれば当地の気候・土壌に馴染んでくれ、収穫量が上がるかもしれないが。
 女房に聞くと、今日はとろろは作れないから後日、ということになり、味比べは早速にとはまいらなくなって残念だが、新品種がメチャうまいとなれば、作付け採択、ということにしたい。
 いずれにしても、とろろが食べられる季節となった。味のほどは十分に満足できているイチョウ芋のとろろ。今年のイチョウ芋もツルが元気良く生い茂り、高収穫間違いなし。天の神、地の神、山芋の神に感謝、感謝、感謝。
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10.23 季節は秋の土用、各種芋類の収穫で忙しくなる [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 今年は10月21日が秋の土用入り。田んぼではどんどん稲刈が進んでいる。収穫の秋だ。うちは米作りをしていないから、のんきに見ておられるが、あちこちの稲刈につられて気分は小忙しくなってきた。
 畑が広いから、手間が掛からない各種の芋類をたくさん栽培しており、できればそれを秋の土用(11月7日まで)のうちに収穫したいものだ。
 まずは里芋。通常ならもっと先でもいいのだが、無肥料連作(里芋は連作を極端に嫌う)という横着なやり方をしているから、大半がもう枯れてしまい、収穫量は少なかろうが、3畝(総延長17m)を掘らねばならぬ。
 ついで山芋。これも大半が枯れてしまっているから、もう掘っていい。4畝(総延長40m)もあり、1畝は2か年栽培の1年目だから放っておけばいいが、3畝は掘らねばならぬ。山芋といってもイチョウ芋が大半だから、さほど深掘りしなくてもすむが、毎年けっこう手間が掛かっている。
 山芋も無肥料連作であり、里芋ほどには連作障害がないが、はたして収穫量がどの程度になるか気になる。2か年栽培の2年目の畝は地上部の生育がすごかったから豊作だろうが、単年栽培の他の2畝は地上部の生育が悪く、あまり期待できないだろう。
 最後にサツマイモだが、6列(総延長54m)もあるから、これが一番骨が折れる。栽培品種は2種類。焼き芋に最適の紅はるか3列と干し芋に最適の安納芋である。
 サツマイモも無肥料連作であり、連作が利くサツマイモだが、無肥料2年目の今年は残留肥料ゼロであろうから、はたしてどの程度の芋ができているか、少々心配。
 それ以外にはキクイモが数株あるが、これはわずかであり、簡単に終わろう。
 以上を順次掘り進めるには、天気都合もあって当店連休日だけでは掘り終わりそうにない。加えて、もう年(71歳)だから、丸1日芋掘りなんぞしようものなら、体が壊れかねない。よって、営業日に店番を女房に任せて畑に行かねばならんだろう。そして、土用のうちにはとてもじゃないが無理で、初冬(11月8日が立冬)に相当ずれこもう。
 ぼつぼつ収穫。そうするしかないが、なんにしても収穫は楽しみ。ワクワクする。
 もう一つ芋があった。ヤーコンが5畝(総延長50m弱)もあるが、11月下旬から毎月1畝ずつ掘ることにしており、こちらはマイペースでいけるから有り難い。
 いずれにしても豊作であれ! 天の神、地の神よ、大いなる恵みを与えたまえ!
 と、神頼みしたくなりますが、願ったところで御利益があるわけではない。
 収穫量の大小にかかわらず、天の神、地の神にただただ感謝するのみ。天の神に感謝、地の神に感謝をまず行い、それから芋を掘り進める。これが収穫時の流儀だ、そう思っている小生です。
 だけど、やっぱり掘るに当たっては、こっそり豊作を願っちゃいますね。なんせ人間は皆、煩悩の塊なんですから。小生とて、そう。
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10.21 今年も刻み藁がたっぷり手に入る [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 例年、うちの田んぼ(他の方に稲作をして守りしてもらっていた)から、稲の刈り取り後に生じた刻み藁を好きなだけ拾い集め、直ぐに使ったり、ダンボール箱でも保管していた。何かと重宝する。
 早速使うのがイチゴとニンニクの敷き藁であり、間もなく芋類を掘り起こすときに来年の土壌づくりのため混ぜ込むのに使う。そして、来年の夏のメロンの敷き藁。
 だがしかし、今年のうちの田んぼは守りしていただける方が代わり、エコモダケ栽培となったから刻み藁が手に入らない。そこで、その隣で耕作しておられる方に刻み藁をいただけるよう、昨日頼みに行った。そうしたら、もう自分では耕作しておらず、地主さんが農協に頼んで、誰かほかの人に耕作してもらうようになったとのこと。じゃあ、地主さんに頼もうということにし、了解を得た。
 刻み藁の回収は、例年たいていうまくいき、刈り取り直後であれば乾いた刻み藁が回収できて、そのままでダンボール箱保管できる。しかし、今年の10月は雨が多く、刈り取り直後の一昨日にも雨が降って田んぼに水が溜まり、濡れたものが多い。今後も雨のことが多く、いつまで待っても乾きそうにない。
 そこで、今日、ありったけのダンボール箱とプラスチックの大箱を持っていって、ぽんぽんに詰めて回収してきた。今後、2、3日天気が続く日に、自宅のかど(庭先)にばら撒いて乾燥させ、箱に詰め直そう。
 こうして、来年以降も刻み藁がたっぷり手に入ることになった。有り難い。
 なお、今日は、先にイチゴとニンニクに、これは濡れていてもかまわないから、たっぷり敷き藁しておいた。
 刻み藁は最終的には土に還ってくれ、無肥料栽培に取り組んでいる小生にとっては実に有り難いものである。刻み藁に感謝。田んぼの神、天の神に感謝。
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10.20 タイミング良く、明日は緑ゴミを出す日 [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 庭木の夏剪定が延び延びになり、東の垣根の樹木の枝が公園との境の道路の半分を塞いでいる。道路と言っても公園の淵で行き止まりになっており、全く車が入らないから支障はないが、いつまでも占有していては横着も度が過ぎよう。
 8月以来、暇ができたら、これを剪定しようと思っていたのだが、なかなか取り掛かれなかった。そうこうしていたら、従兄弟が昨日、21日は緑ゴミを出す日だから、頼まれ仕事でそれを出したいから軽トラをその日の朝貸してくれと言う。
 ああそうか、20、21日の当店連休は畑仕事に余裕があるから、小生もそうしよう。今日、樹木の枝を切って、その場に積み置きし、明日、従兄弟が軽トラを戻してくれたら、それを積んで、集積場の三宅町民センターへ搬入すればいい。
 こうして、非常に効率良く剪定&搬出ができた。これからは、毎月1回ある緑ゴミの日の前日に剪定をすることにしよう。
 なお、従前は、剪定ゴミ・野菜の残骸は全部休耕田へ運び込み、冬から春にかけて野焼きしていた。苦情が出ないよう、風向きに注意して燃やしていたのだが、今年の春そうしたところ、かなり遠方にいた警ら中のパトカーに発見され、お小言をいただいた。
 よって、今年の剪定ゴミの野焼きは最小限にせざるを得ず、その多くは緑ゴミとして出すしかなくなったのである。こうすると、草木灰があまり手に入らなくなり、極力自然農法に近いものを取ろうとしている野菜作りに支障が出るが、これは止むを得ないことだ。
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10.16 今年は柿を一族郎党に少しは送れそうだ [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 例年、畑に3本ある柿の木に、少なくとも年に1回は農薬噴霧(ヘタムシ防除薬)していたが、ここ5年間、無農薬にした。
 そうしたところ、実が生るのは例年どおりであったが、梅雨の途中から落果が始まり、梅雨明け後一時的に落果が少なくなるものの、お盆頃から再び激しくなり、9月半ばには少なくなり、やっと9月末に落果は終わる、といった有様であった。落ちずに残った柿はわずかばかりで、10月初めから熟しだすも、それらは全部鳥に突かれてしまい、やっと10月半ば頃から被害は下火になる、という状況を呈することが多い。よって、収穫できるのは10月半ばから、といったところである。それ以降、順次熟したものから収穫し、11月末には収穫が終わるのだが、あまりの落果の多さのため、柿の木が3本あっても、自家消費分が何とか確保できるだけであり、年によっては全然足りないこともあった。
 そうした状態が3年続いた後、ヘタムシなどは幹や太い枝の皮の中で越冬するとのことであるから、皮を剥ぐ作業を行ったが、大変な手間がかかり、3日間を要した。
 そうしたところ、無農薬4年目はほとんど落果しなかったが、皮剥ぎで樹が弱ったのか実の付きようがさほどではなく、収穫量はたいした量にならなかった。よって、一族郎党に送ることはできず、お隣りさんや一部のお客様に少々差し上げられただけで終わった。
 さて、無農薬5年目の今年、柿の木3本中、1本は並みの実の付きようだったが、2本はめちゃめちゃ実を付けた。昨年のように落果がなかったら、皆、小さな実ばかりになってしまうと心配したほどだ。しかし、例年どおり梅雨半ばから落果が始まり、9月末まで続いた。約7割の落果、といった状態だ。でも、無農薬最初の3年間に比べれば、うんと歩留まりはいい。
 10月になって熟しだすとともに、例年どおり鳥害が出だし、ずっと“お鳥様に献上”してきた。彼らも生き物ゆえ、他に食べ物がなければ柿でも食うしかないから、しばらくの間であれば許そうじゃないか。そうあきらめている。
 10月12日には台風が襲来し、事によっては強風が吹くであろうから、10日に実が幾つか付いて垂れ下がった枝で概ね熟した柿(ぶよぶよの柿も)を10個ほど収穫した。その台風は思ったことのほどはなく、風害は全くなかった。
 今日になって、熟すものもだんだん多くなり、幸い鳥害も減り出した。そこで、取り敢えず完熟したもの(ぶよぶよの柿も)の中から10数個を2回目の収穫。
 数日したら、また収穫し、自家消費することができる。その後、1、2回収穫してからだろうが、少なくとも完熟もの30個、まとめて収穫できないだろうか。あまり大きい柿じゃないから、一族郎党のどこか1か所に送るには、これくらいの数を一度に収穫できないことには、なんともならぬ。
 今年は、これが可能にならないかと期待している。しかし、送り先は少なくとも4か所あり、全部の所へはとても送れないだろう。送れない所には、岐阜が本場の富有柿を産地から届ける手配を例年どおりせにゃならんだろうなあ。
 いずれにしても、今年は当分の間、毎日、柿が食べられるし、どこかへは送ることもできる。有り難いことだ。来年もぜひ今年並みには熟してほしいものだ。
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10.4 キクイモに花が咲いた [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 一昨年末に、ヤーコンの種芋を差し上げた方からお返しにキクイモを送っていただいたので、それを2個残しておき、正月早々に柿畑の隅に埋め込んでおいた。4月下旬には芽吹き、順調に生育したが、1本は8月に枯れ、残る1本も9月末には枯れてしまった。
 これじゃあ芋はできていないだろうと、あきらめていたが、6月下旬にキクイモらしきものが10本ほど生えてきているのを発見した。それを数本に選っておいたら、やはりキクイモであり、その後順調に生育。
 昨年同様、お盆過ぎに2本が枯れたが、他は昨年より背が低いものの2m近くに生長し、10月に入っても枯れることなく今日に至った。
 昨日、台風の影響でほんの少し風が吹いた(風速7m、最大瞬間風速16m)ことにより、残ったキクイモが柿畑なりネギ畝のほうに倒れてしまった。そして、黄色い花を付けているのを知った。
 キクイモというだけあって、菊のような花だ。色は黄色で、けっこう奇麗だ。
 去年は花が咲く前に枯れてしまって花が見られなかったが、今年は花が見られたし、この分なら今年は芋が収穫できそうだ。
 あきらめていたキクイモがこうして生き返り、収穫もできそうで、楽しみだ。
  
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9.30 ネコブセンチュウ対抗植物、コブトリソウに花が咲く [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 畑でサツマイモを幾畝か栽培しているのだが、連作を始めたところネコブセンチュウの被害がだんだんひどくなった。芋の表面に齧ったような跡がつき、早めに食べればそうたいしたことはないが、保存しておくと全体が凍みたような状態となり、まずくて食べられなくなる。
 そこで、ネコブセンチュウを退治してくれる植物はないかとネット検索してみたら、けっこう効きそうな植物が見つかった。幾種類かあったが、背が高いものが多く、これでは隣畝のサツマイモや他の野菜が陰となるから、一番背の低そうなコブトリソウを栽培することとした。
 春に種を買い、サツマイモを1畝休耕とし、6月に種蒔きした。きれいに発芽し、どんどん背が伸びる。8月に一度、上部を草刈機で刈り取り背を低くしたものの、再び背が伸び、9月にも上部を刈った。
 9月に刈ったとき、花芽ができかけており何やしら実ができそうな様子だった。でも刈ってしまったから、無理だろうと思っていた。
 ところが、である。今日、畑へ行ったら、コブトリソウもしぶとく子孫を残そうとしているのであろう、黄色い花があちこちで咲き始めていた。へえ~、こんなきれいな花が咲くのか。
(写真を載せるといいのですが、カメラを持っていかなかったし、面倒だから省略)
 これから先、しばらく花見をし、種ができる前に(ひょっとして種がこぼれて来年一人生えがひどくなると後作のサツマイモが減収になるおそれがあるかもしれないから)根元から刈り取ることにしよう。
 そして、コブトリソウの残骸はその場に被せ置き、草抑えにして、来年の6月にサツマイモを栽培しようと考えている。来秋のサツマイモはネコブセンチュウ被害がうーんと軽減することを祈って。
 それにしてもコブトリソウの花はきれいだ。ずっとそのままにしておこうか。一人生えしたら、それはそのとき考えればいいじゃないか。
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