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8.30 無肥料栽培3年目の冬野菜の成功を祈ろう [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 何年かかろうとも無肥料栽培を何が何でも成功させたい。
 そういう思いで、無肥料栽培3年目の今期の冬野菜の作付けを始めた。
 過去2年の経験からして、有機肥料栽培のときと比べて、無肥料だと初期生育がのろいのが分かった。よって、何もかも早め、早めの作付け考えている。
 スタートはハクサイで、有機肥料栽培を含めて、ここ3年失敗している。よって、種蒔き(ポット苗づくり)を1週間早め、新たに別品種も栽培することにした。
 キャベツは昨年まで2、3回に分けて時差定植していたが、今年は最初の苗購入で1畝全部に定植することとした。そして、小さな玉しか巻かなかったから、密植することとし、昨年24株を今年は30株に増やした。
 通常の大根は、まだ種蒔き時期でないが、ビタミン大根(中まで緑色)は、昨年と同じ日になってしまったが、既に種蒔きし、今日、きれいに芽吹いていた。
 そして、今日、ブロッコリーとカリフラワーの苗を買ってきた。この2つは無肥料でも通常どおり生育し、まずまずの収穫があったから、例年どおり9月初めの定植とし、この2種類は娘や息子にしっかり送れるよう、従前の5割増しの作付けとする。
 さ-て、ここにあげた5種類の冬野菜、ちゃんと生育して高収穫となるのを祈ろう。
 天の神様、地の神様、各種野菜の神様、どうぞお恵みを与えたまえ。
 今後の冬野菜の作付けは、しばらくしてから大根、カブ、ホウレンソウ、小松菜の種蒔きが待っている。なお、春菊はコンパニオンプランツ(虫除け用)としてキャベツ類2畝の法尻に種蒔き済だし、後日ハクサイ畝にも同様に種蒔きする予定。
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8.23 雨が小止みになって野菜や果物の収穫がスムーズに [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 何ともしっかりした今年の秋雨前線だ。梅雨に逆戻りの様相を示している。
 今朝、6時半頃、その少し前からかなりの雨勢だ。野菜の収穫のため畑に出かけようとしたのだが、小止みになるのを待とうかと思うも、いつになるのか分からないから、長靴にカッパ、帽子は雨用と完全武装して出かけた。
 そうしたら、畑に着く前に、霧雨に変わった。せっかく完全武装したのに、と思うも、収穫作業は雨が上がっていたほうがやりやすい。収穫といっても須賀前の畑ではオクラとミョウガだけ、自宅前の畑では裏生りのトマトだけである。簡単に終わる。
 あとは、一応の点検。キュウリはどうか、十六豆はどうか、ゴーヤはどうか。いずれも収穫できそうなものはなし。
 おっと忘れていた。一昨日イチジクを初収穫したが、今日はどうだろう。霧雨だから、上を向いてチェックができる。
 防鳥ネットをくぐって中に入ると、あれあれネットの上から鳥に突かれてしまったイチジクが4個もある。もったいない。ネットがたるんでいて鳥のくちばしが届くようになっていたのだ。少々引っ張って他のイチジクが届かないようにしておいた。
 表皮が少々傷っぽいものは完熟だ。けっこうある。そして、気持ち色が薄くなっているものは触ってみて柔らかければ完熟。一昨日に完熟を見逃して、ダラッと崩れたイチジクも3個あった。これまたもったいない。
 というようなことで、イチジクを10個ほど収穫。これが畑に出かけるときのような雨勢であったら、今日の収穫は止めておこう、となっていただろう。そうだと、鳥害や腐りがもっと多くなったに違いない。雨が小止みになってラッキー!である。
 今年、今までに野菜や果物そしてグラジオラスの収穫に数十回、早朝に畑に出かけたであろうが、今日のような完全武装で出かけたのは今までに1回あったかどうかだ。それも空振りに終わっていよう。ザンザン降りの中で収穫作業をした記憶がない。
 実に運がいい小生である。お天道様のご配慮に感謝、感謝、感謝。
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鳥害対策は「釣り糸」を張り巡らすに限る!? [鳥獣害]

2012-08-02
 トマトに3日前に鳥害が今シーズン初めて発生。ほど良く色付いた3個が全部突かれている。早朝にやられた模様。これから全部が鳥害を被りそうで心配。
 その話を同級生の自動車屋に話したところ、「釣り糸」を適当に張り巡らせておくと効果覿面とのこと。ごくアラアラに張るだけで鳥が寄り付かなくなるという。これは、トマトの本場、海津市でも行われているとのこと。そして、トマトに限らず鳥害が出るものなら何にでも効果があるという。
 いい話を聞いたものだ。魚釣りが趣味の小生である。釣り糸なら持っている。ところで、太さは?色は?となると、無色の細めが良さそうらしい。在庫はあったかな?
 今度鳥にやられたら、「釣り糸」を張ってみよう。
 今のところ、1回突かれただけだから、様子見することに。
(8月6日追記)
 その後の鳥害は全くない。助かる。
(8月14日追記)
 昨日、別の同級生と「釣り糸」のことについて話をしていたら、これは「ためしてガッテン」でやっていたそうで、それほどまでに大袈裟な効果は期待できないとのこと。
 また、所々に釣り糸を垂らしておく必要もあるとのことだし、カラスには黄色の釣り糸が良いようでもある。
(同日追記)
 詳細を知ろうと「ためしてガッテン」で検索したが載っていない。学術的なものとして、九州大学が実験して、カラス対策として釣り糸の効果が高いとの報告があったが、大規模な果樹園を想定してのもののようで、釣り糸の張り方が特殊で、あまり参考にならない。
 その他、検索を続けたところ、少々密に(50センチなら完璧)する必要がありそうだが、1メートル間隔でも良さそうである。
 今度、被害があったら、これらを参考に、適当に釣り糸を張ってみよう。なお、釣り糸は黄色の太いものが良いとの記事もあったが、何でもよいようにも思われる。
(8月18日追記)
 釣り糸は、カラスには有効であっても、他の小さな鳥にはダメなようである。うちでも、ブルーベリーはネットを張ってあるが、わずかな隙間から入り込んで食べられてしまったし、最近、近所で2箇所、イチジクにネット張りしておられるのを見かけた。
 そうしたことからすると、自動車屋の同級生の言うことは、あまり信用できないようだが、釣り糸をびっしり張ったらどんな鳥にも効果があるかもしれない。そのうち、うちのイチジクも少々鳥害に遭うから、釣り糸をビッシリ張ってみることにするか。

2019.8.22追記
 この記事へのアクセスが多いので、補足します。
 うちではカラスの被害はまれであり、何だか知らないが小さな鳥の被害が圧倒的に多い。細かい目のネットを張っても、ちょっとした隙間から入り込み、出口が分からなくなって右往左往している小鳥も時々いる。
 よって、一時は網目が10cm角ぐらいの漁網を張ったことがあるが、目が粗すぎて効果はなかった。そこで、ブルーベリーはあまり大きな樹体にならないので、キュウリ用の長い支柱を組んで小屋を作り、猫除けネットを隙間なくしっかり張って永久建造物を作って鳥害から守った。
(2016年6月18日撮影)
DSCN0470.JPG

<2019年>
 そして、イチジクが大きくなった2019年から、細くて細かな鳥除けネット(縦横約10mの大きなもの)をすっぽり被せ、鳥が絶対に入り込めないようにした。
DSCN0686[1].jpg

 上の写真はイチジク「ダルマティー」に網掛けしたところ。網掛けのやり方は「イチジク「ダルマティー」の栽培」で記事にしました。
 その後、ネットに近い実がけっこう鳥に突かれるようになり、そこで、ネットを枝葉が持ち上げているから、ネットと枝葉の間にビニール袋(大きなものを切り裂いて広げたもの)を3か所に挟み込んでおいた。風が吹いてもビニール袋が外れることはなかろう。→翌々日、風で2枚が外れ、はめ直して洗濯ばさみで固定。

 他にイチゴやトマトに鳥に突かれる被害が時々あるが、これは一時的であり、たいていは放置している。
 カラスの被害として柿の木があり、過去に漁網を被せたことがあるが、掛けたり外したりするのが厄介で、被害はたいてい一時的だから最近は何も対処していない。

2020.6.10追記
 ビワの木はまだ小さく、房にビワ袋を被せているが、昨年葉半分が鳥に食われ、今年も食われ始めた。犯人はカラスであることを発見。
 カラスには釣り糸を張り巡らすとよいのだが、面倒だから、間に合わせに漁網を掛けることにした。下部はアッパッパだが、カラスは警戒して潜り込むことはないのではなかろうか。
 詳細は→ビワ袋をカラスが破り、ビワの実を食べてしまう
 
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果樹栽培は無肥料・無農薬が基本とのこと。でも施肥したい。しかし、やっぱり止め。 [土づくり]

(2013年に投稿した記事)
 青森県のリンゴ農家に、昭和24年生まれの木村秋則さんという方がいらっしゃいます。20年ほど前に、11年もかかって、絶対に不可能と言われてきたリンゴの無肥料・無農薬栽培に成功されました。
 その切っ掛けは、嫁いできた奥さんが農薬過敏症で、畑に農薬を撒く度にアレルギー症状を起こし、何日も寝込むという状態が続いたからです。
 まず無農薬栽培に挑戦するも、りんごが1個もならず、木が枯れそうにもなります。万策尽き、とうとう追い詰められて、枝振りの良い木を探して山の中に入り、首を吊ろうとします。そこで、感じた足元の土の軟らかさと香り。
 これにハッと気付き、リンゴ畑のガチガチに固められた土を、今いる場所の土と同じ状態にしてやればリンゴが実るかもしれないと思って、土づくりに励まれたところ、とうとう無肥料・無農薬栽培に成功されたのです。
 
 このお話は映画にもなっていますし、度々テレビや新聞・雑誌で紹介されていますから、ご存知の方が多いと思いますが、昨日届いた「みやざき中央新聞」(10月28日)にも紹介されていました。
 無農薬によって樹木が自然治癒力を発揮することは、以前に聞いた木村さんのお話から知っていましたが、無肥料栽培をするとどういうことが起きるか、このことについては十分には承知していませんした。
 このことについて、その講演要旨から以下に抜粋します。

 本来、土にはバクテリアや微生物がたくさん生息していて、栄養分を生み出しています。ところが、肥料を与えられると、微生物たちはもう働かなくていいと勘違いして、休んでしまうのです。ですから、肥料を与えると土が痩せてしまうので、さらに肥料が必要になるのです。
 私の畑の土は、30年以上肥料を与えていません。しかし、窒素分は、通常の畑の何倍もあります。肥料を与えなければ、微生物やバクテリアが本来の力を発揮するので、土が肥えてくるのです。
 無肥料・無農薬栽培に挑戦し始めた当初、畑の土は、「うちの主人は肥料を一切与えてくれない。一体何を考えているんだ!」と思ったことでしょう。それで、バクテリアや微生物たちが会議を開いて、「栄養が足りない。みんなでまた働こう」ということになったのではないでしょうか(笑)。
 私は長い間、「土の上」しか見ていませんでした。しかし、大切なのは、「土の中」だったのです。
 木は根から土の栄養分を吸い上げます。土が豊かなら、木が健康になるのは当然のことです。「目に見えないこと」こそ、本当は大事だったということです。…

 いやー、これには驚きました。そして、納得させられました。
 考えてみれば、山の中の樹木は何かの動物によってガチガチに踏み固められた土なんてありませんし、落ち葉をバクテリアや微生物たちが分解して、それが樹木の栄養となる、という循環を繰り返しているのですから、樹木もイキイキ元気に育ち、実もたわわに付けることでしょう。

 さて、うちの柿の木ですが、昔は無肥料・無農薬で十分に実が生り甘かったです。もっとも無肥料といっても畑と隣合せですから、伸びてきた根っこが畑に撒いた肥料のおこぼれを吸っていたことでしょう。でも、3本の柿の木のうち1本は別棟の法面に植えられており、根が伸びているとしても畑とは少々距離があり、無肥料の状態なのですが、甘みは変わりませんでした。
 最近の20年間は数年ごとに柿の木の周りに数十センチ溝を掘り、有機肥料・堆肥・化成肥料を敷きこんでいますが、収穫量も甘みも変化が感じられません。
 柑橘類(みかん2種、甘夏)も柿の木と同様に施肥したのですが、こちらも何ら変わらずです。(注:施肥法を変えたら2年後に変化あり)
 何だか無意味なことをやっていたとしか思えないです。
 よって、今後は、この施肥の仕方を止めようと思っています。
 その変わりに、果樹の幹の周りをなるべく“立入禁止”にし、落ち葉や雑草は自然の状態でバクテリアや微生物たちに分解してもらえるように心がけたいと考えています。
 ところで、イチジクをどうするかです。物凄い勢いで枝が伸び、年に2回剪定しますから、土の中の栄養が不足してしまうのではないかと、心配になります。剪定した枝の草木灰(窒素分は枝には有れど灰には無し)と鶏糞(窒素あり)を少々撒かせてもらうことにしましょう。

<2016年>
(10月21日)
 以上、2013年に記事にしたのですが、なるべく樹木周りを踏みつけないようにし、伸びすぎた雑草は草刈機でざっと刈り、そのまま放置して堆肥化させる、これを基本としながらも、ついつい施肥してしまいました。
 というのは、甘夏は以前は酸っぱかったのですが、幹周りに有機肥料をじゃんじゃん施肥すると甘味が出るという話を聞き、そうしたところ年々甘味が出て酸っぱさが減ったからです。
 よって、他の果樹にも、ついでに鶏糞、米糠などをばら撒いてしまいました。これによって、味も素っ気もなかったみかんが甘くなりました。
 また、イチジクには草木灰を多くばら撒いたりしています。また、2014、5年に苗を植えたビワや桑には米糠をたっぷり撒くなど、施肥のし過ぎかもしれません。
 2016年春にはラジノ・クローバの種を果樹園全体にばら撒き、クローバ園にしようと目論んだのですが、伸びすぎて邪魔になる雑草を引いたり、雑草の上部を草刈機で刈ったりしたものの、クローバは雑草に負けてしまい、ほとんど全滅しました。
 今日は、雑草が伸びすぎている箇所が多かったですから、しっかりと草刈し、また、草引きし、刈り取った雑草を果樹園全体に敷き詰めておきました。
 今後の施肥は、甘夏だけに止めときましょう。
 なお、11月(7日に種蒔き)に、半分残っているラジノ・クローバーの種をばら撒き、あとは自然に任せましょう。
(12月19日)
 野焼きが近年難しくなってきました。そこで、野焼きはどうしても燃やさねばならないものに止め、堆肥化できる雑草などは樹木周りにまき散らすことにします。
 今日は、草引きで出た枯草などを柑橘類の周りにばら撒きました。

<2017年>
(5月10日)
 ラジノ・クローバーの秋蒔きがうまくいったようで、全部ではないが、けっこう広い範囲にクローバが繁茂している。
(8月13日)
 果樹は無施肥でいいと聞きながらも、つい施肥してしまった近年ですが、甘夏とみかんは施肥によって甘くなりましたが、それ以外は甘さに変化はなく、逆に「オレンジがかかったみかん」は枯れそうになったのですが、これは施肥の悪影響かもしれません。また、ブルーベリーが2年連続して実を付けなかったのも施肥のせいかもしれません。
 よって、今年からは全く施肥せず、畑で出た枯草で処分に困ったものを敷く程度に止めることにしました。
 本日、果樹園の大半に背の高い雑草が繁茂していましたので、草刈機でざっと草刈をしておきました。これが自然に堆肥化することでしょう。
(2019年8月追記)
 その後、ラジノ・クローバーはほとんど雑草に負けてしまいました。
 新たにスモモを植えましたが、そのときは深く掘って、刻み藁や枯草を埋め込むにとどめました。そして、果樹園には施肥はせず、枯草や剪定した枝の葉っぱをその場に置くにとどめています。
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8.21 甘いイチジク「ダルマティー」が今年から豊作に [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 2014年3月、グループでヤーコン栽培を始めようとされる方々にヤーコンの種芋を差し上げたところ、そのお礼としてイチジク「ダルマティー」の苗木をいただいた。フランス原産とのことで、熟した実の表皮の色は緑色、中身は真っ赤、糖度は20%以上もあるそうで、とてもおいしいとのことであった。。(下の写真は2019.8.22撮影)
DSCN0689[1].jpg

 その年は実が生らないだろうと思っていたが、けっこう立派な苗木であったから、早々と10数個が収穫できた。しかし、残念なことに秋に幹が虫食いで折れてしまい、根元の少し上から小さな脇枝が出ていたから、これでもって再生できないかと期待した。
 ところが、2015年春にその脇枝も枯れてしまい、これでご臨終かと諦めていたが、夏には枯れた株元付近から細い脇枝が4本芽吹き、うち2本が秋には1mほどに生育した。以前にそうした木があったが、イチジクの生命力はすごいものがある。
 2016年は実は付けなかったが、まずまず生長し、幹に虫食いが所々にあったから「塗布する殺菌剤 トップジンMペースト」を塗っておいた。これが功を奏し、幹の虫食いを防ぐことができた。
 2017年には樹体がけっこう大きくなり、7月初めから10月半ばにかけて20個ほど実が生ったが、半分は鳥に突かれてしまった。
 2018年、鳥害を完全に防止しようと、夏前にキュウリ用の長い支柱を使って防鳥ネット掛け小屋作りをし、漁網を掛けたのだが、目が粗すぎて鳥の侵入を許し、7月には全部食われてしまった。そこで、漁網の上に目の細かい防鳥ネットを掛けたのだが、どこかに隙間があったのであろう、その後に熟したイチジクも全部鳥に突かれてしまい、1粒も食べられなかった。憎っくき鳥め!である。
 2019年、またまた樹体が大きくなり、防鳥ネット掛け小屋は撤去して、ここで初めて剪定を行ない、加えて幹や枝が全体に上向きになっているので、幹や太い枝数本を引っ張り、横に広がるように整形した。
 剪定をした影響か、実の生りよう、熟しようは随分と遅れ、お盆にやっと一部の実が膨らみだし、これが間もなく熟すかなと思っていたところ、まだ未熟にもかかわらず、8月15日に数個が鳥に突かれていた。
 そこで、細くて目の細かい防鳥ネット(約10m角:こんな便利なものがあるとは知らなかった。なお、様々なサイズがあり、中には30m角のものも売っており、これなら果樹園全体を覆うこともできる。)を買ってきて、8月18日にイチジクの木をすっぽり覆った。これで鳥一匹入れないし、外からも突けない。
DSCN0686[1].jpg

 ネットを張って3日後の今朝、幾つかにアリ(蟻)が集っているのを発見。よくぞ完熟イチジクを見つけるものである、アリというものは。その感知能力には感心させられる。でも、これによって、ああ完熟したのだな、というのが分かるから助かる。熟しすぎていたものが2個あり、アリもわんさと中に入り込んでいる。食べてみると実に甘い。
 面倒だからアリごと食べる。“えっ、アリを食うなんて気持ち悪う~”と思われるだろうが、チンパンジーはイチジクをアリごと食べるのであり、食べたって無害だし、かえって薬効があっていい。その薬効とは関節炎の予防・改善である。チンパンジーはそのためにわざわざアリだけを採って食べたりするのだし、中国ではアリの粉末をリウマチの改善薬に使ったりもするのだから。
 大きく膨らんだ実を触ってみて、柔らかければ完熟だ。少々アリが入り込みかけている。これらを10個ほど収穫。女房が好きなイチジクであり、イチジクは婦人薬でもある。女房にいいお土産ができた。今年は100個ほどは生っていよう。その100%が人間様の食用となる。防鳥ネットが功を奏している。今年はもう鳥たちには1個たりとも食させんぞ。去年の敵討ちだ、ざまあみろ!ってえもんだ。
 こうして、イチジク「ダルマティー」は、途中で出戻りして2年遅れたものの5年経った今年、見事に栽培に成功した。よし、よし。
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8.18 ハクサイの種蒔き、数打ちゃ当たる、でいってみよう [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 2016年は有機肥料栽培、2017年、18年は無肥料栽培したハクサイであるが、3年連続して玉がほとんど巻かなかった。原因は、無肥料というよりは品種のせい、あるいは蒔き時の影響が大きいと思われる。
 そこで、3年連続して使っていた種「松島新二号白菜」(固定種)であるが、これを「愛知白菜」(これも固定種)という品種に変えた。なお、固定種とは、種を自家採取して栽培可能なものをいい、それができないものを一代交配種、F1種、ハイブリッド種などという。うちではハクサイの種取りはしないが、固定種にこだわっている。
 ところで、今日、葬儀の席で隣になった方、うちの畑の隣の畑を借りておられる方であるが、今日にもハクサイの種をポットに蒔こうかしゃん、とおっしゃる。
 うちの種蒔きは、2016年、17年が9月2日、2018年は8月26日である。昨年より1週間ほど早い種蒔きとなるが、ポット蒔きだから真夏の日照りでやられることはなく、問題ない。ただし、新品種の生育期間がどの程度なのか分からないから、場合によっては早すぎたという結果になるかもしれないが、無肥料に近い施肥で済ませる予定だから、生育速度は落ちるに決まっており、ちょうどいい種蒔き時期になるやもしれぬ。そんな心配もあって、昨年購入した「松島新二号白菜」と半々に種蒔きすることにした。
 ということで、70ポット、苗トレイ2杯いっぱいいっぱいを作ることに。広幅の畝につき、2列植えできるし、どうせ小さな玉にしかならないだろうから、株間は30cmもとればよく、60株植え付けになるからだ。10ポットは予備。
 もし、これが全部うまく生育して玉を巻くとなると、多すぎて処理に困るが、まずそうしたことにはならない。数打ちゃ当たる、でいってみよう!ということだ。
 ところで、原則完全無肥料で2017年冬野菜から栽培を始め、2毛作の夏野菜も翌年からそうしている。しかし、ハクサイとその後作のカボチャはどちらもめっぽう肥料を欲しがるとのことで、昨年はハクサイには半畝だけ少々牛糞堆肥を入れて定植した。その結果はというと、大差なかった。後作のカボチャも無肥料(ただし、休耕田から搬入した枯草や刻み藁を軽くすき込んだ)で、成育は悪く、生りも悪かった。
 そこで、今年はバーク堆肥(樹木の皮を発酵させた堆肥)を入れ込むこととし、30リットル2袋を買ってきた。なお、バーク堆肥は肥料ではなく、土壌改良材の類であるゆえ、どれだけハクサイに効果があるか分からないが、分解されにくい性質をもつゆえ、後作のカボチャに有効ともなろうかと期待している。
 といったようなわけで、3年目に入った無肥料栽培、今年も試行錯誤の年になりそうだが、あれこれ挑戦するのは愉しいものである。 
  
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2019.8.15 台風10号襲来 [台風の被害など災害]

(2019年8月15日)
 数日前から台風10号が四国辺りを目掛けて北上し、発達しながら襲来するとのことで、やきもきさせられた。
 とりあえず打つ手は打っておこうと次のとおり措置した。
8.12山芋(冬越し2年目):台風に備えて補助支柱を結わい付け
8.15トウモロコシ:残してあったキュウリ用の支柱に結わい付け
  ピーマン:支柱に結わい付け

 その台風10号だが、2、3日前からの予報どおり、足摺岬付近に15日10時頃に上陸したようだ。975hPaと大したことはない。でも、風はけっこう吹いている。岐阜気象台で9時半頃に最大瞬間風速19.8m。まだまだこれからだ。
 去年の9月4日には、台風21号が室戸岬辺りに上陸し、950hPaとけっこう強く、岐阜気象台では風速は18m前後に達し、最大瞬間風速は39.3 mであった。ここまではいかないが、農作物が無事であってほしいと願っている。
(翌日追記)
 岐阜気象台の観測では、風速10m前後の強風が午前10時から翌日3時まで17時間にわたって吹き続け、最大瞬間風速は15日の11:51に24.3mを記録。雨のほうは15日は大したことなかったが、16日に80mm超のけっこうな量になった。
 さて、被害状況。本伏せしたばかりのネギが気になったが、無被害。やれやれ。
 トウモロコシは、大ざっぱな結わい付けしかしなかったから、半分は大きく傾いていた。適当に立て直すも、また傾くかもしれぬ。
 オクラは案の定少々傾いた何株かあり、足で土寄せし、立て直しておいた。
 アスパラガスも細すぎる支柱であったがゆえに、半分は傾いていた。後日立て直し。
 それ以外には被害らしいものはなし。

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8.13 素足で農作業 [ファーマーの“一日一楽”日記]

 今は亡きおふくろ。元気だった頃に、その昔は夏の農作業は地下足袋でも履いてやっていたのかと聞いたら、素足でやっていたという。
 今朝、須賀前の畑に仮伏せしてあったネギを掘り起こしてきたのだが、小生の足元は、鍬を使うときはいつもそうだが、厚手の靴下を2枚履いた長靴姿だ。靴下を2枚も履くのは長靴が大きすぎて小足の小生にはぶかぶかになるからだ。
 こうして、真夏でも長靴を履くことが多い。
 そのせいか、水虫がちっとも治らない。初めて水虫に罹ったのが2012年で、それ以来、毎年のように水虫が騒ぎ、今年もそうだ。
 このことについては、「2012年以降、毎年、水虫が騒ぐようになってしまったが…」で書いておるのだが、なんとか完治させたいものだ。
 さて、今朝、長靴姿で須賀前の畑からネギを運んできて、自宅前の畑で本伏せを開始しようとしたときに、そういやあ昔おふくろが夏は素足で百姓やってた、というのを思い出し、素足でやろうと思い立った。
 長靴と靴下を脱いで素足になる。まず、素足で土の上を歩くっていうのは実に気持ちいいもの。いつ以来だろう。思い出せない。次に、畑に足を踏み入れると、土の塊が足の裏を刺激する。これまたいい感触である。
 既に立ててある畝の法面にテボで穴を掘ってネギを埋めていくのだが、掘った土が足の甲にかかる、その感触がまた気持ちいい。
 1時間ほど素足で農作業したが、実に快適であった。足がなんとも涼しいのである。
 なんだか病みつきになりそうだ。
 これをしょちゅうやっていると、水虫が治ってくれるかもしれぬ。なんて淡い期待もしている。これからは、いつも素足で百姓をやろうか。
 そして、水虫治療のためにもなろうかと、作業終了後は足を洗わず、歩いているうちに泥は落ちようというもので、スリッパを履いて一日をすごすことにした。これまた気持ちいい。やっぱり夏は素足に限る。
 ところで、めったに素足にならない小生である。なぜかというと、五本指靴下にはまってしまっていて、夏でもけっこう長い時間、靴下を履き続ける癖ができてしまっているからだ。この五本指靴下、けっこう厚手のものだが、通気性もあって夏でも苦にならない。一番の効果は、履いた瞬間から体の柔軟性を保持できることにある。それについては、別立てブログに記事にしている。ご一読あれ。
 足指発、全身行き脱線列車、「新・五本指靴下(サポーター)」でリニアモーターカーに大改善!
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8.7 雑草は刈るべきか、刈らざるべきか、それが問題だ [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 畑の雑草が物凄い勢いで繁茂してきている。梅雨明けが遅れたのと植物にとって好都合な暑さで、そのような現象が起きる。 
 無肥料栽培を始めて2年経ち、基本は雑草との共生ということなるが、雑草がなくても無肥料栽培ができたりするから、これまた理解するのが難しい。
 過去に雑草との共生、つまり放任栽培して大失敗したのは菊畝である。菊はけっこう背が高くなるから雑草に負けんだろうと放置しておいたら、菊の下のほうの葉が皆、枯れてしまい、ひょろ長くなって、雑草が枯れるとともに菊も枯れてしまった。多年草の菊であるから、春に根元から新たな芽吹きがあろうと高をくくっていたら、なんの、大半が芽吹かずじまい。
 成功した例もある。それは3、4年前から雑草との共生を図っているヤーコンである。けっこう大きく生育するヤーコンであり、雑草とどっこいどっこいの高さになる。暑さに弱いヤーコンであり、雑草が適度な日陰を作ってくれ、日射を緩和してくれるし、地温上昇を食い止めてくれる。お盆頃から雑草が枯れ始め、ヤーコンが優勢となり、さすが下葉は完全な陰になって枯れてしまっているも、その後、脇芽もどんどん出し、立派に生育し、収穫量も多くなるのである。
 もっとも、6月にヤーコンが雑草に負けそうになり、草刈機でざっと1回草刈りしたが、7月にはやっていない。過去、7月にも草刈りしたことが多いが、今年は止めにした。きっと、これでうまくいくだろう。
 さて、里芋をどうするかである。
 これも6月にざっと草刈りしたが、雑草が繁茂してきている。ヤーコンは土の湿り気を嫌うから高畝にしており、真夏の日照りで雑草が枯れ始めるのだが、里芋は湿り気を求めるから低畝にしてあり、これからますます雑草が繁茂することだろう。今のところ、里芋の葉っぱは雑草に勝っており、お日様が十分に当たり、光合成は進むだろう。
 しかし、これだけ雑草が繁茂していると、雑草の根っこも物凄いだろう。里芋の根っこと絡み合いすぎてはいまいか。そして、里芋は栄養吸収が不十分となろう。現に、この時期に至っても小さなままで、大幅な生育不足だ。
 原因の一つに、慣行農法(施肥栽培)では連作障害がでるから里芋は4年は空けよというが、3年目の連作に入った里芋であり、無肥料は2年目で、土壌細菌がまだ適正化されていないがために連作障害も出ていよう。もう一つは、やはり雑草の根っこが高密度になっているからではなかろうか。
 そこで、今日、鎌で大雑把に、株周りはていねいに、草刈りをし、刈った雑草を畝に敷いておいた。こうなれば、少なくとも株周りの雑草は死に絶え、その根っこは枯れて土壌細菌の格好の餌となり、里芋の生育に好都合となろう。
 そう考えて草刈りしたところである。
 これがうまくいくかどうか、いやいや放任しておいてもよかったのかどうか。3畝もあるのだから、草刈りする畝、放置する畝と、比較実験すればいいものを、昨年と同様に全部草刈りしてしまってから、そう思うという、なんとアホな小生の頭。
 今のところ、去年より育ちがうんと悪い今年の里芋である。今年は梅雨が長く、土がよく湿っていたから、里芋に好都合で、去年より大きく育っていいはずなのだが、連作障害がためか、去年より小さい。これじゃあ里芋がほとんど採れないのでは?
 一方、くず芋を放っておいた堆肥場では、景気よく大きく育っている里芋である。こちらで、どっさり里芋が収穫できそう。なんとも皮肉だ。
 無肥料栽培というものは、なんとも悩ましい。来年はもうちょっと利口になって、比較実験せにゃいかんですなあ。ちゃんと頭を使って。
  
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8.5 ヒャクニチソウの畝を眺めながら畑起こし [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 今日も暑い。畑起こしに取り掛かったのは8時頃。後から調べたら、この時刻に気温は30℃を超え、日が当たる場所だから、そりゃ暑いなんてもんじゃない。9時頃には防災無線で“熱中症に注意しましょう。屋外での作業は止めて…”とかなんとか言っているのが聞こえてきた。“どうでもええことを流すな。こちとら、やんなきゃいけねえから、畑仕事してんだ!”と文句を言いたくなる。
 しかし、暑い。5mを休み休み起こして中断。納屋の日陰へ避難し、畑から抜いてきた枝豆から実を千切り取る作業を挟む。この繰り返しで1時間半かけて4畝を起こし終わる。幅75cm、総延長20mほどの、たいした量ではないが、汗でぐっしょり。
 今時にこんな重労働をするのは、間もなく当地名産「徳田ねぎ」の本伏せをせねばならず、畝立て前の畑起こしをしておく必要があるからだ。
 それにしても、暑くって作業が進まない。畑起こしは1mも進まないうちに、その場で小休止。呼吸が整うまでじっとしている。すると、前方斜め前に、きれいに咲いているヒャクニチソウが目に入る。花を愛でるってえのはいいもんだ。一時、暑さも忘れる。
 このヒャクニチソウは亡きおふくろが仏花につかっていたもので、以前は畑の中に花畝があったのだが、それを最近野菜畝にしたから、ヒャクニチソウは垣根代わりに敷地境に移した。一人生えしてくれるから、管理はいたって簡単だ。それが10mぐらい帯状に生えて花盛りとなっているから、なかなか見ごたえもある。
 今日は3か月に1回のお常飯だ。仏花としてヒャクニチソウを供えよう。ヒャクニチソウを仏花として使うのはこの1回だけ。あとは放置して眺めるだけのヒャクニチソウ。
 女房が、花がなきゃ買ってくるというが、せっかく亡きおふくろが、そのために育てていたヒャクニチソウにつき、絶やさないようにしている。
 それが、今回のように小生が畑仕事をするときに、我が目を癒してくれもするのだから、ちゃんと管理しなきゃ、ですよね。
  
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8.4 息子夫婦への野菜定期便 [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 4月に結婚式を挙げた息子夫婦、新婚4か月。でも、同居は1月からだから、もう7か月にもなり、とても新婚とは言えないが、嫁さんは息子に毎日のように手料理をふるまっておるそうだ。料理好きの嫁さんをもらった男は幸せ者だ。有り難いことに我が女房もしかり。特に年を食うと、食うことだけが楽しみとなり、より有り難味が増す。毎晩、女房に感謝。
 嫁さんが毎日のように手料理を作るとなれば、うちの畑で採れた野菜を定期的に送ってやりたくなる。このことについては、「6.23 息子夫婦に野菜の詰め合わせを送るも… 」で記事にしたところだが、悲しいかな“小生、只今各種野菜無肥料栽培実験中につき、あれこれ皆チョウ不作”ゆえ、なかなか送れないでいた。
 そうしたところ、昨日記事にしたように十六豆第2弾が例年どおり豊作になり、今日の収穫分を息子夫婦に送ることにした。これだけでは何とも寂しいから、あれこれ送れそうなものは何もかも詰め込むこととした次第。
 昨日今日とキュウリがけっこう採れた、オクラは順調に採れ続けている、トマトは小振りだが今日けっこう色付いた、といった状況なので、これらを送ることに。ついでに紫ナスは小さなものをまだ早いが2個収穫。
 そして、夏大根、ミョウガ、薬味ネギ、青シソを採ってきた。それから、自宅前で栽培しているメロン(「網干メロン」:かなり小振りの品種で、こちらは「みずほニューメロン」のようには枯れず、今、完熟物が採れている)も用意する。
 あと、もう一つ、細くてみっともない形のニンジンを20本ほど引っこ抜き、その中からまあまあのものを7、8本用意した。
 数えてみると、11種類となる。でも、それぞれのかさは少ないから、小さなダンボール箱にきれいに収まってしまう。送料は900円也。
 ところで、ミョウガ、薬味ネギ、青シソを入れたのには訳がある。これに加えて、チュウブ入りのおろし生姜とおろしニンニクを用意すれば、カツオのたたきの良き薬味となるのだ。この5種類の薬味をたっぷり乗せて食べるカツオのたたきは実に美味。これは、その昔、本場、高知市の料亭で出たカツオのたたきの食べ方だ。あの味は忘れられん。その旨、息子にメールしておいた。
 というようなわけで、毎月送ろうと考えていたのが少々遅れはしたものの、今日無事に送ることができ、ホッとしているところである。
 さーて、今月末にも送りたいのだが、なんかあるかなー? 時が来たら、また考えよう。なんとかなるんじゃない。
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8.2 おいしいトウモロコシが採れだした [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 無肥料栽培2年目のトウモロコシ。昨年はどれだけか残留肥料があったであろうが、肥料をことのほか欲しがるトウモロコシにつき、不作であった。
 今年はもっと不作になるだろうと思い、数打ちゃ当たらんかと、4か所で時差栽培することとした。第1弾は小松菜の後作で、背が高くならず、また、雌穂の出が大幅に遅れてチョウ不作。第2弾はソラマメの後作で、背が低くて育ちが悪く、雌穂は通常に出たものの、これまた不作。
 これじゃあ、ニンニク跡の第3弾もダメかとあきらめていた。ところが、背の高さは第1弾と変わりないが、雌穂もちゃんと出て、まずまずの大きさとなった。もっとも、肥料たっぷりのトウモロコシのようには成育せず、小振りではあるが。
 雌穂のヒゲがだんだん茶色になり、収穫時期が近づいてきた。そのなかで色の濃いものを1本収穫。皮をむいてみると、食べ頃のようだ。もう1本ちぎってむいてみる。これも食べ頃だ。こうして4本を収穫。1本は少々虫食いだが十分に食べられる。
 今晩、早速2本をゆで、晩飯時に食べる。おいしーい! 無肥料栽培成功!
 と、勝手に喜んでいるのだが、おいしさは普通に合格点が付けられる程度であり、2本で普通のトウモロコシ1本分ぐらいの実しか付いていない。
 ところで、どうしてトウモロコシの出来が畝によって違うのだろう。前作との相性もあろうが、何といっても各畝の土壌条件、特に土壌細菌の在り方の違いによることだろう。今回収穫の畝は、前作のニンニクも無肥料であったが有機肥料栽培時と変わりない良い出来であったから、そのように思われる。
 おっと忘れていた。ニンニクも肥料を欲しがる作物だから、小さな球になっては困るからと、完全な無肥料とはせず、どれだけかは草木灰を振った。これが効いたのか? いやいや、あの程度の草木灰はニンニクが全部吸ってしまったろう。
 なんにしても、前作のニンニクも後作のトウモロコシもうまくいったのだから、次作のニンニクも昨年同様にどれだけかは草木灰を振って育てよう。その後作のトウモロコシは今年と同様に無肥料だ。
 こうして、だんだん無肥料栽培が成功していってくれると有り難いのだが。
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