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5.29 や、や、やっ、我がブログ記事が高順位にでんと座っているではないか! [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

(5月17日に下書き保存に失敗して消えてしまった記事。長文の労作。書き直す勇気が湧いてこず、お蔵入りにすることにしたのですが、その旨をこのブログで触れたら、読者からケツを叩かれ、重い腰をあげて再度キーボードを叩くことにしました。)

 別立てブログ「ファーマー・ファーマシーの日記」にはファーマシーのことはほとんど書かず、もっぱらファーマーのことを書いている。
 それも、ブログタイトルの説明文として「薬屋(ファーマシー)稼業の傍ら畑を守りせねばならない高齢者です。畑仕事(ファーマー)に20年間従事するもなかなか進歩せず、何とか一人前にならんかと願っているところです。」と書いているように、失敗の連続であり、それを正直に記事にしている。
 うまくいったことを書いても、自分にとっても読者にとってもたいして参考になるものではない。失敗したことのほうがよほど参考になるというものだ。
 だから、失敗を包み隠さず記事にしている。

 さて、5月半ばに柿の木の夏剪定をやり、それを追記した。その記事「柿の木の夏剪定と摘果、その後の管理」にはけっこうアクセスが多いことは前から知っていた。今回、その数をしっかり目に入れたら、1万2千を超えていた。こんなに多いのかあ…。
 じゃあ「柿の木 夏剪定」と検索ワードを入れて検索してみたらどうだろうか。そう思って、いつも使うYahooでやってみたら、ビックリ仰天。なんと第3位にランクされているではないか!!!
 これには焦った。柿の木の夏剪定は、20年以上前からやっているが、ちゃんとした柿を生らせるのを目的にして始めたものではない。ある年、柿が熟しだしたところでカラスの猛被害に遭い、ネット掛けをしようにも真っすぐ上に伸びた徒長枝が邪魔して何ともならず、その太く長い枝を鋸で切ってネットを張った次第。そりゃ大変だった。よって、翌年からは秋のネット張りを考えて、夏の間に徒長枝を全部切ることにしたのである。
 その後、カラス除けネットを使ったのは2度ほどで、熟す初期に被害が多いだけのことであるから、ここ10年以上ネット張りはしていないが、夏剪定はずっと続けている。といっても、カラス対策が頭にあるから、徒長枝を徹底的に取り去る以外は、いい加減にしかやっていない、お粗末なものである。
 数年前に、この記事にコメントがあり、「夏剪定をやってしまったところ、通りがかった人から、やっちゃダメと言われて心配になったが、このブログを見て、やったほうがいいと分かり安心しました。」と感謝された。
 そこで、夏剪定は本当にやるべきか否か、検索してみたら、柿の本場では当然やるべきものとなっており、安心したところである。
 剪定理由は定かでないが、無駄な枝へ栄養がいかないようにする、実への日当たりを良くする、風通しを良くし病害虫を抑止する、といったところだろう。
 そして、柿の本場の夏剪定のやり方をかいつまんで記事に書き込んでおいた。これで、まあ格好は付いたといったところだが、「柿の木の夏剪定と摘果、その後の管理」には、剪定以外にもあれこれ書いている。

 その多くは、夏剪定とともに行うことがある摘果だが、Yahoo検索で「柿の木 摘果」と打ち込むと、この記事が2ページ目に登場する。これにも焦らされる。
 摘果は当初おおむねマニュアルどおりにやっていたが、消毒回数を減らしたところ、ヘタムシ被害で落果が激しくなり、摘果と落果とのダブルパンチで散々な目に遭ったことがある。それ以降はさらに消毒回数を減らし、今では無農薬としたから、摘果は全くぜず、ヘタムシによる自然落果に任せることにした。
 こうなると、この記事は「摘果」でアクセスした方には参考とならず、申し訳ないことになり、何か考えねばならぬ。
 だいたいが、7年ほどにわたる柿の木の夏剪定の記事は、今では無農薬栽培への取り組みが中心の記事になってきたし、毎年追記して繰り返しが多くなり、長文となってきてもいる。これをなんとか見やすくせねばならない。
 しかし、自分としては過去の失敗をちゃんと残しておき、それを踏まえて改善を考えねばならないから、どう整理したらいいか、なかなか難しい。
 そこのところは何か方法があろう。これから考え、ぼつぼつ記事修正を図るしかない。

 もう一つある。これも先に書いたがヘタムシに関してだ。ヘタムシ対策は、夏剪定の記事とは別記事にしてるが、同様にYahoo検索で「ヘタムシ」と打ち込むと、2ページ目に登場する。こちらのアクセスは1万9千もある。夏剪定より多いアクセスだ。
 消毒がらみの記事になっているが、最近行った対策は「幹や太い枝の皮剥ぎ」だ。初年にはどれだけかの効果が見られたが、2年目となる今年は落果がどうなるものか、全くの未知数。
 消毒しなきゃヘタムシで落果が激しく、収穫がわずかしか得られない。さあ、どうしよう。皮剥ぎに果たして効果があるの? ただいま悪戦苦闘しながら無農薬栽培に挑戦中。といった現在進行形の記事であり、アクセスした方々にあまり参考にならない。
 でも、せっかくアクセスなさった方には、少なくとも読みやすいように記事修正しておかないと失礼に当たる。これの修正にも、ぼつぼつ取り掛からねばならない。

 柿に関してはこれくらいであるが、他にアクセスが多いものに「ウリハムシ」がある。Yahoo検索で「ウリハムシ対策」と打ち込むと、5ページ目にしか登場しないが、「ウリハムシ アルミホイル」と打ち込むと6番目に、「ウリハムシ ネギ」と打ち込むと2ページ目に登場する。こちらのアクセスは1万もある。
 キュウリ、メロン、カボチャにやたらと付くウリハムシには泣かされるが、「アルミホイル」も「ネギ」も、やってみたが効果はさっぱり。行きつく先は、絶対にウリハムシが入れない防虫ネットしか方法がない。
 いっそ記事を削除したほうがいいくらいだが、キュウリは3回に分けて時差栽培するから、その折々の対策が違ってくるし、年によってはウリハムシの発生が物凄かったり、なかったりで、場合によってはネットなしで済むこともあるから、ちゃんと記録しておかねばならぬ。
 この記事も、毎年継ぎ足し継ぎ足しで書いているから、アクセスなさった方に分かりやすいように記事を修正せねばならない。これまた、ぼつぼつ取り掛からねばならない。

 アクセスが1万を超える記事がもう一つある。それは、使い捨てカイロの肥料化である。鉄剤補給は野菜にもいい。
 Yahoo検索で「使い捨てカイロの使い道」と打ち込むと、2ページ目に登場する。「使い捨てカイロ 肥料」なら、3位に登場する。コメントもいっぱい付いている。
 この記事は、なんら問題ない。大いに参考にしていただきたい記事だ。
 一つ問題があるとすれば、皆さんに使い捨てカイロは良い肥料になるからと勧めておきながら、自分ではやらなくなったことだ。ここは老体に鞭を打って、木槌でカイロ叩きを再開せねばいかんわ。

 こうしてみると、我が「ファーマー・ファーマシーの日記」も随分と読まれている。
 今まで全然意識しなかったが、公開記事なんだから、読者が見ることを前提にして、記事づくりせねばならないことを肝に銘じておかねがいかん。こんなことは当たり前のことなんだが、それがお留守になっていた。いかんいかん。

 「ファーマー・ファーマシーの日記」がどの程度読まれているかというと、毎日300人台で推移している。けっこう多い。これだけの方が農作業の参考にしたくてアクセスなさるのだから、責任重大である。
 ここのところ、ヘタムシの記事がずっと一番多くて4、50人が毎日ご覧になっている。まずは、この記事から修正作業に取り掛かろう。
 冷や汗かきかき、でも、うれしい作業。
 ということで、3本の主要記事について取り敢えずの修正作業が終わり、今日はこれといった一楽がなかったので、懸案の記事を思い出しだし再度書き起こしたところです。
  
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5.28 今日は朝から雨、よいお湿りとなった [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 1週間ぶりの雨、この間、暑さ厳しく、カンカン照りで、梅雨明け後の気候のようであった。今朝は6時半から雨となった。
 畑が少々乾き気味になってきているところで3日前に幾種類かの夏野菜苗を定植したから、これが恵みの雨となり、これで活着してくれることだろう。
 ところで、昨日の夕刻の予報では、いつも見ているYahoo民間予報は6時から傘マーク、気象庁は正午から傘マーク。さてさて、どうしよう、となった。
 というのは、隔日収穫のイチゴは今朝、畑へ行って摘んでくる予定にしていたのだが、Yahoo民間予報が当たるとなると雨の中での収穫となり、これは御免こうむりたい。よって、夕刻に収穫してきた。
 正解であった。気象庁の予報は外れたのである。民間の勝ち。
 最近、天候に大きく左右されそうな場合、両方の予報を見て、悪いほうの予報を元にして行動するようにしている。こうすれば失敗することがない。
 
 ついでながら、降雨量はというと、今朝の予報では、民間は3時間予報で正午以降6、8、11、8mmと強い雨となっているが、気象庁は、1、1、1、2mmと弱い雨となっている。随分と違う。あまり降りすぎるのは好ましくはないが、気象庁予報を下回ってはほしくない。
 その結果はというと、気象庁予報とどっこいどっこいの降り方で、これは民間の負け。トータルして1勝1敗の引き分けに終わった。
 近年、スーパーコンピュータを導入しての天気予報だが、大気の流れ、空気の対流というものは、予測不能な部分が非常に大きい。
 天気は気まぐれ、といったほうがよかろう。つまり、お天道様の勝手なのである。
 いずれにしても、今回の雨、お天道様に感謝。
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5.25 どでかいタマネギをいただく [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 うちの畑のタマネギは小さい。一昨年は有機肥料栽培したが、苗のせいか、天候不順のせいか小さな玉であった。昨年は無肥料栽培に挑戦し、今度は肥料不足で小さな玉であった。そして、今年も無肥料栽培だから、残留肥料はすっからかんになっているに違いなく、去年よりも小さな玉の感じがする。
 タマネギは肥料を欲しがるという。無肥料栽培を何年か続けて土壌細菌が健全化すれば、施肥栽培とあまり違わないタマネギが収穫できるとのことだが、小生はええかげんに土づくりをやっているだけだから、永久にだめかもしれない。
 ただし、小さな玉のほうが保存がきく。腐りにくいのである。単位面積当たりの収量は小さくなるが、広い畑を守りしているだけであるから、それでいいんだ、と、やせ我慢。
 ところで、うちの須賀前の畑の隣の畑を借りて、家庭菜園を始めた方がいる。2人の方だ。どちらもタマネギを作っておられ、物凄い出来だ。
 出来過ぎの原因は、3年ほど前までその畑を耕作してみえた方が体力的限界から休耕とし、年に3、4回トラクターで雑草かき混ぜをしておられ、ゆえに、土が肥えているのである。そこへもってきて、化成肥料を施肥してのタマネギ栽培だから、施肥過剰の状態になったのである。
 うちの畑とは真逆。よって、玉の大きさも両極端。
 さて、家庭菜園2名の方のうち1名は小生の従兄弟。今日、畑仕事をしていたら、タマネギの収穫に彼が来た。“うちとは正反対に滅茶苦茶どでかいタマネギだなあ”と欲しそうな顔をしたら、“持ってけ、持ってけ”という。しめしめ、である。オニオンスライスにするため2個いただいた。彼は“そんだけでええのか?”というも、“これを食べ終わったら、うちの小さなタマネギでオニオンスライスにするから、2個で十分”と返事。
 このどでかいタマネギ、うまいだろうか? 近いうちに、うちの小さなタマネギと味比べしてみよう。なにはともあれ、初物のタマネギをオニオンスライスにして旬を味わうのはいいものである。
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5.13 畑のシャクヤクが満開となった [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 去年より1週間ないし10日遅れで畑のシャクヤクが満開となった。例年、白い花が先に咲き、若干遅れて赤い花が咲くのだが、今年はここのところの暑さでほぼ一緒に一気に咲いたといった感じだ。一部は散りかけている。これをそのままにしておき、眺めるのもいいものだが、やはり切り花にして飾った方がいい。
(写真は5月14日朝撮影)
DSCN0660[1].jpg


 今日は3か月に1回の定例のお常飯の日。3本切ってきて仏壇に飾った。亡きおふくろが育てたシャクヤクであり、こうして仏壇に飾れば、おふくろも喜んでくれよう。あまり日持ちしないが、しばらく仏壇の前に飾っておくことにする。
 明日、満開の花を全部切ってきて、一部を店に飾り、残りをお客さんに差し上げることになる。といっても、1、2名分しかないが。
 ところで、名前がよく似ていて同じような花が咲くシャクナゲ、庭に1本植わっているが、昨年はかろうじて花が咲き、葉っぱもどれだけか付けていたが、今年は芽も出ず、とうとう枯れてしまった。おふくろが他界してから、枯れる木がなにやら目立つのだが、シャクナゲもとうとう逝ってしまった。
 また、昨年の今頃、例年花を付けていた八重桜の小木が花も付けず、枯れそうになっていたが、こちらは今年、花は付けなかったものの、今、若葉が元気よくいっぱい付き、枝も伸びて生き生きしている。生き返ったのだ。来年は花を付けてくれるのではなかろうか。そう期待している。
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ウリハムシに泣かされる [病虫害]

この記事は古い記事ですが、アクセスがけっこう多いですから、少しでもお役に立てればと、その後の対処法を記録することとします。(最新更新 2019.5.26)
(2013年8月1日)
 ウリ類の葉っぱを好物とするウリハムシ。毎年キュウリにどれだけかの被害が出る。そして、今年新たに栽培を始めたメロンも同様だ。
 キュウリ第1弾として例年ゴールデンウイークに大きな苗を定植するのだが、どこからともなくウリハムシが来て葉っぱを少々齧る。例年、これは、苗が大きいこともあって大した被害はでず、どれだけも生長に影響しない。
 キュウリの第2弾として5月下旬にポット苗を作るのだが、芽吹いて直ぐにウリハムシが来ることがまれにあり、昨年から網(網戸用のもの)を被せてポット苗を守ることにしている。これが定植は、6月中旬に、まだ苗が小さい段階で行っている。この時期は、例年ウリハムシが一時的に減るようで、大した被害はない。ある程度生長したところで、ウリハムシがドッと押し寄せてくる年があり、下のほうの葉がひどく齧られることがあるが、さほど生長には影響しないだろう。 
 さて、遅蒔きのキュウリ第3弾の栽培は、まだ3年目ぐらいであるが、7月上旬にポットに種蒔きすると、芽吹いて直ぐにウリハムシが来て、苗の葉を齧られてしまうのが常で、網(壊れた網戸から切り取ったステンレス製の細かな網)をしっかり被せることにしている。
 そして、小さな苗を7月下旬に定植するのだが、一昨年は大丈夫だったが、昨年は直ぐにウリハムシが来て、植えた苗が無残な姿になってしまい、多くが生育できそうもない状態になってしまった。そこで、種を撒き直したり苗を買ったりもし、虫除けネット(寒冷紗)をトンネル掛けし、被害を防止することにした。
 なお、寒冷紗はキュウリの葉が網につかえるほどになってからめくったのだが、直ぐにウリハムシの襲来に遭い、葉が随分食われたものの、特段には生長に影響がなかったようだった。
 以上は自宅前の畑の状況であるが、今年(2013年)新たに栽培を始めたメロンは須賀前の畑での作付けで、直播きしたのだが、やはりここにもウリハムシが来て、葉っぱをかなり齧られた。1株に2本ずつ育成させたから、被害の酷いほうを除去し、残した1本も成育遅れしたであろうが、その後、何とか無事生長してくれた。

 ウリハムシを退治する農薬があるだろうが、基本的に無農薬で行きたい。なお、調べていないが、あるとすれば、かない強い農薬と思われる。よって、ウリハムシ対策は、基本的にウリハムシが取り付けないよう、網なりネットで防御することにしている。

 ところで、今年はウリハムシの発生が少ないと感じたので、キュウリ第3弾を、キュウリ第1弾の跡に支柱を残したままで、試験的に6株を7月27日に定植したのだが、朝植えたら夕刻には既にウリハムシの襲来に遭っており、残っていたスミチオン乳剤を試しに噴霧したのだが全く効果はなかった。4日後には見るも無残な姿になってしまっていた。いかんともしがたい状態だ。
 そこで、これは全滅だと感じ、定植した翌28日に不足する分の種をポットに蒔き直し、ポット苗を追加して作ったところである。
 そうしたところ、8月1日の朝、畑を見てビックリ! 年老いたおふくろ(95歳)が残しておいた苗を第3弾キュウリ畝に定植してしまっていた。
 またまたその分の種の蒔き直しをせねばならないだろうが、まずはこのまま様子を見て、ひょっとしてキュウリが育つかどうか観察することにした。
 そして、ウリハムシ対策としてネット掛け以外に何か方法はないかと、ウリハムシの駆除法についてネット検索をかけたところ、2つのアイデアを知った。
 一つはウリハムシはネギの臭いを嫌うとのこと。→ネギを周りに置く。
 もう一つは、光反射を嫌うとのこと。→アルミホイルを敷く。
 物は試し。先ずはアルミホイルを敷いてみることにした。
 畑に行くと、既にウリハムシが飛来しており、おふくろが植えた苗の葉をこれから齧ろうとしているところであった。ヒトが来れば危険を感じて飛んでいくウリハムシ。“このやろう”である。
 アルミホイルを40cmほど破いて真ん中に切り目を入れ、キュウリの株元に敷く。四隅を土で押さえて終わり。
(翌8月2日)
 朝は日が当たらずアルミホイルの光反射効果なく、ウリハムシが1匹来ていた。少々齧られた葉があるといった状態。
(8月3日)
 夕刻に見に行ったら、またウリハムシが1匹来ていた。でも、葉は昨日以上には齧られていそうにない。
(8月4日)
 朝、見たら、被害は止まっていた。アルミホイルの光反射効果があったのだろう。
DSCN0204.JPG

 なお、最初に植えた6株のうち1株はウリハムシに葉を食べつくされて枯れ、もう1株も枯れる寸前であるが、他の4株は芽が食われていなければ何とかなるかもしれない。
(8月7日)
 アルミホイルに加えて、ウリハムシはネギの臭いを嫌うとのことでネギ苗を千切って周りに置いたのが、8月4日の昼。ウリハムシの被害は止まっている。
(8月12日)
 その後の被害は皆無。最初に植えた苗も元気を取り戻し、成長し始めた。ここにはネギしか置いてないし、そのネギも臭いを発しなくなったから、その効果はなくなっており、ウリハムシが一時的に消滅したと思われる。と言うのは、第2弾のキュウリに全くウリハムシが来ていないから。
 こうして、8月1日以降、アルミホイルとネギで対策を講じてみたものの、時を同じくしてウリハムシが自然消滅してしまったようであり、その効果はどの程度あったのか確認できなかった。

<2017年3月31日追記>
 この記事を書いてから4年近く経つ。その後の状況を記す。
 ポット苗を育苗中は、その後に自作した網籠(下の写真)をすっぽり被せてウリハムシを防御している。
DSCN0297.JPG

 ウリハムシは年に2、3回発生するようであり、年によって若干時期がずれもし、あまり発生しない年があったりする。
 畑が離れて2か所あり、自宅前の畑でキュウリ、離れた須賀前の畑でメロンを栽培しているが、苗が小さい場合は面倒だが基本的に寒冷紗をトンネル掛けしている。特に、メロンは苗が小さいから、これが欠かせない。
 なお、メロンについてはアルミホイルで試したことがあるが、ほとんど効果がなかった。また、ネギが豊作で大量に捨てねばならない年はキュウリ周りに敷いたが、どれほどの効果もなかった。やはりネット掛けしか策はなさそうだ。
 話に聞くと、酢と焼酎をブレンドしたものを1週間に1回ほど小まめに噴霧するとよいようだが、ネット掛け以上に面倒だから、やったことはない。
 ところで、ウリハムシはカボチャにも付く。2015年から自宅前の畑でカボチャ栽培を始め、初年は大丈夫だったが、2016年はウリハムシの猛襲に遭った。大きな苗を定植したのだが、枯れる寸前まで行き、大幅な生長遅れで、収穫も期待した半分にもならなかった。
 その原因は、畑の南東角で作付けしたのだが、畑の南側は空き地で雑草が繁茂し、東側は寺の境内の林でここも雑草が繁茂している。どうやら雑草地帯がウリハムシの発生源になっているようである。

<2018年>
(5月30日)
 ポット苗を育苗中は、自作した網籠(先に紹介した写真)をすっぽり被せてウリハムシを防御し、ある程度大きくなって定植した後も、今年からキュウリ、メロン、カボチャの苗がけっこう大きくなるまで、これらすべての畝に寒冷紗を掛けることとした。
 というのは、ここのところ年々ウリハムシが増えてきている感がし、定植後の苗は当分の間、寒冷紗を張らないと葉食いの被害で生育が随分と遅れ、かつ、収穫にも影響しそうになったからである。
 5月上旬に須賀前の畑に定植したカボチャ苗はネットが短くて、1株が野ざらしとなり、ウリハムシに葉をけっこう齧られ、ネット内の株と見比べると大きさが全く違う。ここしばらくはウリハムシがいないようで生き返ったが、定植した頃とどれだけも大きさが違わない。今後順調に生育したとしても収穫に影響が出よう。
 一方、5月上旬に自宅前の畑に定植したキュウリは今年はどうしたことか生育が悪く、まだ十分な大きさになっておらず、ネット掛けしたままだが、ウリハムシがけっこういる。彼らは匂いで寄ってくるのか、ネットの上に何匹かとまっている。当面、ネットは外せない。
 ウリハムシで唯一救いなのは、彼らは芽を食べないことだ。ある程度大きくなった葉っぱを齧るだけであるから、いずれ不十分ではあるが何とか生育してくれるから、その点は助かる。
(6月8日)
 自宅前の畑に定植したキュウリがだいぶ元気になり、伸びてきたので、6月5日に寒冷紗を外し、支柱を立てて結わい付け。3日経ったがウリハムシはほとんど見ない。
 カボチャには少々ウリハムシが来ているが、野ざらしの1株もグングン成長しだしたので、寒冷紗を外す。ネット内のカボチャは随分と大きくなり、もう大丈夫だ。

<2019年>
(5月5日)
 自宅前の畑でキュウリ苗を定植して1週間経つ。当初ウリハムシの来襲はごくわずかであったが、昨日あたりから増え、今朝はいっぱい集っていた。一部の葉っぱは穴だらけ。
 そこで、やむなく寒冷紗を掛け、完璧を期した。
(5月6日)
 須賀前の畑のカボチャも1週間経つが、昨日までまったくウリハムシはいない。菊菜を刈り取った残骸を畝いっぱいに被せてあるから、菊菜の虫除け効果があるのだろうか。そう思っていたが、今朝、大挙してやって来た。早速、寒冷紗を掛けた。
(5月26日)
 昨日、今日で、メロン苗を6畝に定植した。少しだが直ぐにウリハムシが来たので寒冷紗掛けした。寒冷紗が1枚不足し、キュウリ苗を定植した畝から寒冷紗を外すも、キュウリにはほとんどウリハムシは来ず。 
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5.4 2年目の無肥料・連作イチゴ栽培も成功しそうだ [ファーマーの“一日一楽”日記]

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 ここ2年ほど各種野菜の無肥料・連作栽培に取り組んでいる。加えて、種や苗は可能な限り自家採取しようと考えている。同じ場所で繰り返し、こうしていると、野菜は自らの知能で学習し、最適な成長を遂げてくれ、人に恵みをもたらせてくれるのである。
 動物は賢い。それはヒト並みなことは昨日の日記で書いたが、植物も賢い。これは当然のことだろう。なんせ同じ生き物なのだから。もう少し突っ込んで考えると、植物のほうが賢いのではなかろうか。なぜならば、動物は他の生き物を食わないことには生きていけないカタワ者であるのに対し、植物は空気と水そして土があれば生きていける無欠の生き物であるからだ。
 その植物の中で、イチゴは面白い増殖をする。出芽して増えるのであり、動物のヒドラやサンゴそしてクラゲを思わせる。
 うちの今季のイチゴは、同じ場所で3連作目に入り、無肥料栽培は2年目である。物の本には「イチゴは連作障害が出るから2、3年空けよ。無肥料で育つわけがない。」となっているが、昨年は思いのほかうまくいった。
 そして、今日、初生り。初期は鳥に突かれることが多く、2、3個食われていたが、完熟物を3個見つけ、その場で食した。甘酸っぱくてうまい。これからどんどん生るだろう。今年も成功しそうだ。
 さて、来季はどうするか。今年初めてのやり方だが、次のように目論んでいる。
 既にイチゴの親株はランナーを出し始めた。これからランナーがどんどん伸びていって、そのうち節々から出芽し、親株と同じような小株が生まれる。7月にはイチゴの畝が小株でいっぱいになろう。そんな頃に親株を除去し、その後は小株が大きくなるのを待ち、10月には大半の小株を除去して、定着した丈夫そうな小株を残して冬越しさせる。
 こうすれば、今までの夏季育苗、秋の移植という手間が省ける。出芽したイチゴの小株にしたって、“俺は、こうして生まれて、こうして根を張り、こうして生長し、やがて実を付け、最後には親と同じように子を作る。”と、実にスムーズに一生を終わることができ、満足してくれようというもの。
 移植すれば、イチゴの小株の根の過半がやられ、いっとき生死の境をさまよう。移植後の畑を見れば一目瞭然だ。皆、グッタリしている。中には枯れてしまう株もある。そんなかわいそうなことはしたくない。
 さあーて、この目論見、はたしてうまくいくだろうか。こまめに畑を見て、イチゴの小株君に話しかけ、どうしたら互いに納得できるものになるか、よう相談することだな、これは。相手も賢い生き物なのだから、きっと妥協点が見つかろうというものだ。
 無肥料・連作栽培、これを自然農法というのだが、今朝のイチゴの摘まみ食いをしたところで、ますます面白くなってきた。 

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5.2 ヤーコン苗、今年はけっこう多くの方にもらっていただける [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 一昨年までは全国の方々にヤーコンの種芋を無料で進呈してきたが、種芋が不作であったり、送るのに随分と手間がかかることから、昨年からは苗の無料進呈だけにした。
 そして、苗だと送るのは無理であり、取りに来ていただくことにしている。よって、近場の方に限られる。別立てブログで、その期間は5月1日から11日まで(日・月曜日を除く)としており、毎年、数名の方がいらっしゃる。
 さて、今年はどうかというと、昨日3人おみえになり、今日も2人みえた。いずれもブログを見て、あらかじめ電話をいただいた方で、あと1名が近日いらっしゃることになっている。今のところ、この6名で7人分だ。ざっとで100ポット。過去にない多さである。
 1名を除いてどなたも初めての栽培であり、けっこう意気込んでおられ、たいそう喜んでいただけた。今年の栽培がうまくいき、去年のような猛暑がなければだが、晩秋にはヤーコン芋が大収穫となる、そう祈っている。
 なお、お出でになった方々のうち、1名はオピニオンリーダーの素質がある方であり、この方が中心となってヤーコンの輪が広がりそうな感じがする。ヤーコンの普及を夢見ている小生。この方によってヤーコン栽培が広がってくれるとうれしい。 

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5.1 ここのところの涼しさで絹さやエンドウのピークと当店セールがうまく合致 [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 畑で絹さやエンドウを1畝、約10m栽培している。昨期は晩秋発芽に失敗し、チョウ不作で自家消費分程度しか収穫できんかったが、今期は例年どおり順調にいった。ただし、無肥料栽培を始めたから樹体の勢いは若干落ち、加えて北のほう4mほどは土壌が悪く、成育がかなり悪い。
 それにもかかわらず、実の生りようは例年とそれほど変わらない感がする。
 さて、エンドウの収穫時期は、天候に大きく左右される。4月の気温が高いと早く生り始めるし、収穫のピークに気温がグーンと上がると実が一気に膨らみ、あっという間に終わってしまう。
 今年の4月の気温は低めで、20日前後に気持ち暖かくなった程度であるから、生りは後ろにずれてくれた。そして、ゴールデンウイークも前半は低温で、暑くなるのは5月3日からだ。
 こうなると、数日前からけっこう生り出したが、程よい量であり、今日からの当店セールのお客様にも適度にお渡しできる。そして、明後日からは高温傾向だから大収穫が見込まれ、セールの中盤、後半のお客様に大判振る舞いできそうだ。
 実に有り難い、今年の絹さやエンドウの生り方である。こんな年は珍しい。
 お天道様に感謝、感謝、感謝。
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