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12.16 柳の木を丸裸に [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 須賀前の畑の真ん中あたりの南端に、でかい柳の木があり、今頃の時期に行っている、柳の木の枝落とし。毎年丸裸にするのだが、こうするのには理由がある。丸裸にしてしまっても、翌年にはうっそうと生い茂り、細い長い枝をたくさん伸ばしてくれる。その柳の生命力には驚かされる。
 柳の枝は、亡きおふくろとその友人が正月の飾りにしていた。枝が2mぐらいの極細のものを丸めて床の間に飾るのである。しかし、段々ともらい手が少なくなって枝が随分と余るようになり、数年前からは大阪の妹に送るだけとなってしまった。
 よって、数年前からは畑作業の邪魔になるから、夏にも柳の木の枝落としを随分と行っていた。ところが、今年は昨年と同様に、枝の垂れ下がりが随分と少なくなり、夏の枝落としは若干するだけで済んでしまった。木が弱ってきた感じがする。
 ここ3、4年、畑の土壌改良をしてきたが、その深起こしをするときに根っこが邪魔になり、ツルハシでだいぶ切ったりしたから、それが原因していようか。
 さて、今日、例年どおり柳の木の枝落としに取りかかった。木に登って枝落としをするために、地上数十cmの所に足を掛けられるよう、幹に切り込みを入れてあるのだが、登りやすいよう、そこに少しノコギリを入れたら、中はかなり空洞になっていた。また、登ったところ、太い枝を切った箇所が2か所もボロボロになっている。随分と老木になった状態だ。
 加えて、以前は新枝の中には随分と太くなっていて、切るのに難儀することがあったのだが、今年はそうした枝はない。容易に丸裸にすることができた。よって、今年の柳の枝は、正月飾り用に適した細長いものが随分と少なく、まあまあ良さそうなものを何とか20本ほどを選び出せただけである。
 おふくろが死んでから、庭木で枯れるものが目立つようになったし、畑のブルーベリーも枯れたし、タラの木も過半が枯れた。そして、今度は柳の木が弱ってきた。
 樹木がおふくろの後を追っていくようで、なんだか薄気味悪いが、樹木がいかにも多すぎる庭であり畑であるからして、多少は枯れてくれたほうが都合がいい。
 特に、柳の木を丸裸にする作業は、どうしても木に登らねばならず、その足場となる太い枝の切り口がボロボロになりつつあって、間もなく登るのが危険となるから、いっそのこと枯れてほしい。
 今年、妹に枝を送るとき、“そろそろ柳も寿命となる。枝を送るのは今年が最後かもしれぬ。”と言っておこうか。
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