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11.8 サツマイモ掘りを楽しむ [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 今年のサツマイモ栽培は、全部で6列、総延長約54m、200株を植え付け。サツマイモは栽培の手間がかからないから、広い畑を守りするに都合がいい。よって、たくさん作付けしており、収穫量は自家消費分の何倍かになる。でも、日持ちするから、そのうち誰かにやればいい。いずれ全部がはけていく。
 なお、サツマイモ用の広幅畝がもう一つある。どの畝も連作しているから、ネコブセンチュウ被害がだんだんひどくなり、その畝は今年はサツマイモは作付けせず、ネコブセンチュウ対抗植物(コブトリソウ)を生やしてネコブセンチュウを退治することにした。来年、この畝でサツマイモを2列栽培することにしており、その効果のほどを見ることにしている。いずれにしても、畝のローテーションを組んで1畝休ませ、しばらくはネコブセンチュウを退治することにしている。
 昨年は、ネコブセンチュウにどれだけか効果があるというマリーゴールドを1畝に種蒔きし、夏はお花畑とし、花が終わった後で退治薬剤を撒いた。よって、この畝は、昨年、サツマイモの作付けはせず、1年休んで今年再び作付けした。
 さて、今日、店を女房に任せて、サツマイモ広幅畝を1畝掘ることにした。昨年マリーゴールドを栽培した畝である。品種は「安納芋」と「紅はるか」各1列(どちらも10m、37株)である。安納芋は切干にするととてもうまい。紅はるかは10年ちょっと前に開発された、甘くてうまい焼き芋・ふかし芋用。
 掘るに当たって、まず気になったのはネコブセンチュウ被害である。順次掘り進めるも、らしい被害はほとんどない。有り難い。さほど効果がないと言われているマリーゴールドでも十分効果的だったのか、退治薬剤が効いたのか、どちらなのか分からないが、良かった、良かった。なお、収穫後に全部水洗いしたところ、どれだけかは依然として被害に遭っていたが、さほどのことはなく、ホッとしたところである。
 ところで、最初に掘った安納芋は出来が悪く、平年作の5割にも達しない。計量したら15kg弱。夏場のツルの伸びように元気さがなく、隣列の紅はるかのツルに圧倒されてしまっていて、案じていたとおりの結果となった。
 安納芋を掘り終わってから、紅はるかを掘り始めたのだが、こちらはすごい出来だ。どでかい芋もかなりある。計量したら45kg強。1列でこれだけの量が収穫できたのは豊作であった年の安納芋並みである。今まで、焼き芋・ふかし芋用に紅あずまや鳴門金時を栽培していたが、良かった年の倍近い収量だ。なお、紅はるかはネコブセンチュウ被害を受けにくいと聞いたが、そのとおりであり、ほとんどが大丈夫であった。
 紅はるかに比べて安納芋が3分の1しか採れなかったのは、どういうことだろう。ここ3年ほどは、他の大半の野菜同様に無肥料で栽培しているサツマイモ。そもそもサツマイモは肥料が多いとツルぼけ(ツルは立派に生長するが芋はできない)ということになる。過去に、紅あずまや鳴門金時は正しくそうなった。でも、安納芋は前作の残留肥料がかなりあってもツルぼけしなかったから、安納芋は肥料を欲しがるのだろうか。
 今のところ何とも言えない。まだ2品種とも各2列残っているから、それらを全部掘ってみれば、何か原因が分かるかもしれない。早く掘って、原因をつかみたいものだ。
 ところで、今日は9時半から14時半まで、総延長20m(74株)のサツマイモ掘りの一連の作業に5時間を要した。鎌でツルの切り取り、ビッチュウで芋掘り、軽トラで運搬、水洗い、計量という作業で、これだけかかった。けっこうな重労働。心地良い疲れではあるも、年々バテさ加減が高まってくる感がする。これで2列とも大豊作となったら、グロッキー。願わくは、やや不作が望まれるようになった我が身体。

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