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10.16 今年は柿を一族郎党に少しは送れそうだ [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 例年、畑に3本ある柿の木に、少なくとも年に1回は農薬噴霧(ヘタムシ防除薬)していたが、ここ5年間、無農薬にした。
 そうしたところ、実が生るのは例年どおりであったが、梅雨の途中から落果が始まり、梅雨明け後一時的に落果が少なくなるものの、お盆頃から再び激しくなり、9月半ばには少なくなり、やっと9月末に落果は終わる、といった有様であった。落ちずに残った柿はわずかばかりで、10月初めから熟しだすも、それらは全部鳥に突かれてしまい、やっと10月半ば頃から被害は下火になる、という状況を呈することが多い。よって、収穫できるのは10月半ばから、といったところである。それ以降、順次熟したものから収穫し、11月末には収穫が終わるのだが、あまりの落果の多さのため、柿の木が3本あっても、自家消費分が何とか確保できるだけであり、年によっては全然足りないこともあった。
 そうした状態が3年続いた後、ヘタムシなどは幹や太い枝の皮の中で越冬するとのことであるから、皮を剥ぐ作業を行ったが、大変な手間がかかり、3日間を要した。
 そうしたところ、無農薬4年目はほとんど落果しなかったが、皮剥ぎで樹が弱ったのか実の付きようがさほどではなく、収穫量はたいした量にならなかった。よって、一族郎党に送ることはできず、お隣りさんや一部のお客様に少々差し上げられただけで終わった。
 さて、無農薬5年目の今年、柿の木3本中、1本は並みの実の付きようだったが、2本はめちゃめちゃ実を付けた。昨年のように落果がなかったら、皆、小さな実ばかりになってしまうと心配したほどだ。しかし、例年どおり梅雨半ばから落果が始まり、9月末まで続いた。約7割の落果、といった状態だ。でも、無農薬最初の3年間に比べれば、うんと歩留まりはいい。
 10月になって熟しだすとともに、例年どおり鳥害が出だし、ずっと“お鳥様に献上”してきた。彼らも生き物ゆえ、他に食べ物がなければ柿でも食うしかないから、しばらくの間であれば許そうじゃないか。そうあきらめている。
 10月12日には台風が襲来し、事によっては強風が吹くであろうから、10日に実が幾つか付いて垂れ下がった枝で概ね熟した柿(ぶよぶよの柿も)を10個ほど収穫した。その台風は思ったことのほどはなく、風害は全くなかった。
 今日になって、熟すものもだんだん多くなり、幸い鳥害も減り出した。そこで、取り敢えず完熟したもの(ぶよぶよの柿も)の中から10数個を2回目の収穫。
 数日したら、また収穫し、自家消費することができる。その後、1、2回収穫してからだろうが、少なくとも完熟もの30個、まとめて収穫できないだろうか。あまり大きい柿じゃないから、一族郎党のどこか1か所に送るには、これくらいの数を一度に収穫できないことには、なんともならぬ。
 今年は、これが可能にならないかと期待している。しかし、送り先は少なくとも4か所あり、全部の所へはとても送れないだろう。送れない所には、岐阜が本場の富有柿を産地から届ける手配を例年どおりせにゃならんだろうなあ。
 いずれにしても、今年は当分の間、毎日、柿が食べられるし、どこかへは送ることもできる。有り難いことだ。来年もぜひ今年並みには熟してほしいものだ。
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