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9.15 無肥料・連作栽培の紫ナス・白ナスともにけっこう生り出した [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 大方の野菜を無肥料・連作栽培しだして2年目になるが、ナスを連作するとは何事ぞ、とお叱りをうけることだろう。ナスは3、4年は空けないと連作障害が出るからだ。加えて、ナスは肥料をけっこう欲しがる野菜だから、無肥料ではたして育つか?と言われる。おまけに草ぼうぼうにしてあるから、隣の畑の方(借りてみえる)はたいそう面食らっておられる。というか、こいつは変人きわまりない輩と仰天されていることだろう。
 うちの畑と隣の方の畑では作物の育ち方がまるで違う。隣は2年間休耕され、その間、トラクターで年に4、5回も雑草をすき込んでおられたから土壌が肥沃になっており、それに加えて、借りられた方が慣行農法で化学肥料を施肥されたものだから、たまったものじゃあない。育つわ育つは育ちすぎるわ、である。
 一方、うちの畑は無肥料栽培2年目ともなると、残留肥料が底を突き、頼りになるのは土壌細菌だけだ。その土壌細菌もそう簡単には増殖せず、適正化もしない。正念場の今年、紫ナスは例年どおり苗を買ってゴールデンウイークに定植し、白ナスはうちで冷床種蒔きして1か月遅れで定植した。そうしたところ、どちらの苗も生長は遅々として進まず、通常なら最盛期となる7月半ばになっても、まだまだ小さなままで実も収穫できない。やっと小さな実が収穫できたのは紫ナスが7月末、白ナスは8月10日であった。
 通常、お盆過ぎからは秋ナスとなり、生りようは落ち、小さ目で収穫することになるが、今年はまだはしりだ。
 そして、それから1か月が経ち、朝晩が涼しくなって、通常ならナスはもう終わりを迎えようとする時期だが、無肥料・連作栽培2年目の紫ナス・白ナスともに、まだまだ小さいながらも樹勢は衰えることなく、元気そのものである。そして、実の付けようも上がってきた。今日は紫ナス・白ナスともに3、4個(樹体が小さいから小さ目で)収穫してきた。紫ナスは塩もみがうまいし、白ナスは焼きナスにすると絶品だ。
 連作は昨年から始め、何ら連作障害はなかったが、無肥料1年目であったから若干生育が悪かった。今年も連作障害らしきものは何もないが、無肥料のせいだろう、樹体はチビもチビ、なんとも惨めな姿で、収穫量は去年の半分にもならないが、間もなくお彼岸という時期になっても、まだ上向き状態だから、少しは希望が出てきた。
 野菜は、無肥料だと生育遅れし、収穫時期が後ろにずれるものが幾種類かあるが、ナスのように大幅に遅れるものはなく、ビックリさせられる。今年は過渡期ということでそうなったかもしれず、来年3年目の無肥料・連作栽培が正念場となろう。
  
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