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絹サヤエンドウの無肥料栽培 [エンドウ]

(2022年からは別ページ→絹サヤエンドウの無肥料手抜き栽培

 エンドウは種蒔き時期に少々留意せねばならない。
 毎年栽培している絹サヤエンドウの種蒔きは、おふくろが言うには11月1日が良いとのこと。ところが、2012年にそうしようとしたところ、お隣の専業農家の老主人から、昔と違って最近の11月・12月は暖冬気味だから、ちょっと遅らせたほうが良いとアドバイスを得た。冬越しさせるには、少々背が低い方が雪が降ったときに痛まないからとのこと。
 そこで、2012年は月初めが大忙しであったこともあって11月9日に種蒔きをしたのだが、11月・12月が例年より寒く、どれだけも生育せず、心配したが、翌春暖かくなってからグングン成長し、遅れを取り戻してくれたから安堵したところである。
 それ以来、遅らせ気味で種蒔きすることにしていたのだが、2017年は11月8日に種蒔きしたところ、その直後からの異常低温で大半が芽吹かず、やむを得ず多くを春蒔きしたが、春蒔きでは収穫量は微々たるもの。やはり月初めに種蒔きせねばいかん。
 エンドウ栽培については、何本かにわけて記事にしている。
・エンドウの垣根づくりの記録(2022年まで)は、「エンドウの垣根づくり」の記事
・エンドウ初収穫以降の収穫記録は、「エンドウ収穫時期の経年変化」の記事
・エンドウの種取り、垣根壊しの記録は、「エンドウの種取り」の記事
・もう一つの種取りの記録は、「自宅前の畑で栽培した種取り用のエンドウ」の記事
 そして、2017~18年栽培から無肥料栽培としたので、これはこのページで記事を書き、それ以前の有機肥料栽培に関しては「絹サヤエンドウの有機肥料栽培」に記録を残す。

<2021~22年>
 前年度に引き続き自然農法を導入することとし、無肥料栽培5年目となる。
 参考とした自然農法は主として次のとおり。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る
 エンドウは連作障害がために数年間隔を置くのが望ましいとのことで、今までそうしてきたが、新たな自然農法の導入に伴い、当面、タマネギとエンドウを隔年作付けとし、タマネギを2018年から2畝に改め、エンドウは4年ローテーション(3年置く)の作付けとする。土壌が十分改良されれば連作可能とのことで、将来的には連作を画策している。今期は今年タマネギを収穫した畝での栽培で、前回エンドウを栽培したのは3年前。
(6月27日)
 畝の南のほうにスギナがひどく生えている。ていねいに掘り出し。
 雑草が多いので、草刈機でざっと草刈り。(8月8日も草刈り)
(8月10日)
 今年は昨年同様に、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行なった。なお、昨年行った牡蠣殻粉末入れ込みはしなかった。
 次に畝の両サイドを鍬で溝立てし、枯草を埋め込んでおいた。
(8月30日)
 南のほうにスギナが多く、また伸びてきたので、テボを使って掘り出し。
 畝がだいぶ平らになっているので、草叩きしながら少しかまぼこ型に。
(9月13日)
 8月10日に畑起こしもどきをしたことを失念しており、今日も実施。ただし、8月10日には牡蠣殻粉末を入れなかったが今日は入れ込み。
 今季は微肥料栽培となるが、もらいものの炭の灰があり、ばら撒いておいた。
(10月4日、24日)
 スギナ除去と草叩き、畝の粗整形
(11月1日)
 昨日、畝の草叩きと畝整形をし、今日、種蒔き。なお、今年は種取りしなかったから、昨年の種を使用。
 種蒔き方法は、昨年のやり方と概ね同じ。畝はかまぼこ型になっており、鍬に足を乗せて峰を転圧。種を2cm弱の間隔(昨年までは2~3cm)で並べる。並べながら軽く指で押し込む。畝の両法面の土を手で振りかけ、再度、鍬に足を乗せて転圧。
 土は乾きに乾いており、いつ雨が降るともわからないので、翌日、ジョウロでたっぷり散水。峰が凹んでいるから、水が十分に浸み込んだであろう。
(11月7日)
 ずっと雨なしで畑が乾いている。あわてて水やりしたが、大丈夫かしらん。
(11月8日)
 昨年と一昨年の種が十分余っているので、念のため再度種蒔き。1週間前に種蒔きした位置の西7~8cmの所に小型コテで溝を立て、前回と同じ感覚で種を置いていき、指の背で押さえつけ。今晩から明日に掛けて雨が降るから、ちょうどいい。
(11月11日)
 芽吹きが気になって、朝、畑を覗いてみたら、1日に種蒔きしたものがけっこう芽吹きつつあった。ほっと一安心。
(11月29日)
 追加種蒔きしたものも過半が芽吹いている。後日、選らねばいかんだろう。
(2022年2月12日)
 随分と大きくなった。追加種蒔きしたものを選るつもりでいたが、そのままでいくことにした。少々混みこみになるが。本日、垣根作り。
(3月14日)
 だいぶ伸びてきたから、西側にビニール紐を張り、倒れ防止。
 西面は草叩きしながら削り上げ。東面は草叩きせず、雑草を埋め込む形で、東隣畝(夏作は休耕)の土を若干使いながら、鍬で土寄せ。これでかなりの広幅畝となった。
 土寄せは、雑草の少ない、もう少し早い時期に行うべきであった。
(4月3日)
 花が随便と咲き、少しずつ伸びてきているから、東面をビニール紐で垂れ下がり防止。
(4月12日)
 今年も無肥料栽培(連作ではなく、昨年とは異なる畝)としたが、昨年同様にもう一度牡蠣殻粉末を入れた。そして、もらいものの炭の灰を少々入れた。
 牡蠣殻粉末や炭の灰は他の野菜栽培では効果は特に認められなかったが、ことエンドウに関しては、今年初めて畝全体の生育が非常に良くなり、有機肥料栽培時と同程度の生育になった感がする。
 今日、初生りを収穫したが、ここのところ暑い日が続いているので、引き続きどんどん収穫できそうな気配である。
(4月28日)
 今年は有機肥料栽培時とさほど差はない生りようである。ただ、1連に2個実るところ、片方の花が流れてなかったり貧弱であったりするものが少々目立つ。
 一昨日もまずまず高収穫であったが、今日は大収穫であった。今日がピークだろう。
 南端は種取り用にし、千切らずにきたが、実がポンポンに膨らみ始め、鳥に突かれないよう、きめの細かい防鳥ネットでしっかり覆っておいた。
(6月5日)
 5月14日に収穫を終了し、今年は豊作であった。
 5月25日に種取りを行い、今日(6月5日)垣根壊しを行い、千切り忘れなどを予備の種とした。残骸は直ぐ隣のカボチャ畝の敷き藁代わりにした。
 なお、後作はせず、カボチャのツルを這わせる場所とする。

<2020~21年>
 前年度に引き続き自然農法を導入することとし、無肥料栽培4年目となる。
 参考とした自然農法は主として次のとおり。
 「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 三浦伸章「ガッテン農法」を知る
(2020年9月6日)
 エンドウは連作障害がために数年間隔を置くのが望ましいとのことで、今までそうしてきたが、新たな自然農法の導入に伴い、当面、タマネギとエンドウを隔年作付けとし、タマネギを2018年から2畝に改め、エンドウは4年ローテーション(3年置く)の作付けとする。土壌が十分改良されれば連作可能とのことで、将来的には連作を画策している。今期は一昨年タマネギ(2畝栽培のうちの1畝:前作は大根・カブ)での栽培で、前回エンドウを栽培したのは何年も前。
 昨年は行わなかったが、エンドウ作付け前作業として、今年は一昨年同様に、スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)を行なった。
 なお、その際、土壌の改良(酸性化防止)として蛎殻粉末を入れ込む。エンドウについては今年初めての取り組みである。
 そして、最後に半分堆肥化しかけた枯草(カボチャの敷き藁代わりに使ったもの)を、鍬で溝立てし、少々畝の西法面に埋め込んでおいた。
(9月20、29日)
 細かな雑草が生えてきたので、畝全体をテンワで草叩き
(10月18日)
 南のほうにスギナがけっこう芽吹いており、テボで掘りながら引き抜く。
(10月25日)
 再度スギナ除去。細かな雑草をテンワで叩き、畝を粗整形。
(11月1日)
 本日、予定通り種蒔き。種が若干心配。というのは今年、隣の畑の方のエンドウと距離はだいぶ離れているも交配した恐れがあるからだ。やむを得ない。
 種蒔き方法は、今年は昨年のやり方より、少々面倒なやり方をしてしまった。
 畝は粗整形できており、テンワで少々削り落とし、概ね台形にする。畝の中央を、鍬に足を乗せて転圧。種を2、3cm間隔で並べる。並べ終わったら、指で押して埋め込む。畝の法面の土を手で振りかけ、細かな雑草を摘まみだす。両方の法面ともに、これを行う。再度、鍬に足を乗せて転圧。
 土はわりと乾いているが、明日は雨だからタイミング良し。
(11月9日)
 種蒔きして8日経った今日、所々で発芽しだした。ほっと一安心。
(2021年1月25日)
 平年並みに生育してきている。本日、垣根づくり。 
(2月21日)
 最下段両側にビニール紐を張り、倒れ防止。
(3月7日)
 少々伸びた。東面に飛び出しているツルを西面に。西面のビニール紐を張り直し。
(3月22日)
 まずまず順調に生育。ついでがあったので、草刈機(紐タイプ)でざっと草刈り。
(4月5日)
 暖かい3月で生育が良く、4月2日に初収穫。今日、東側にビニール紐張り。
 成育状況は昨年と同様で、北のほうが生育が良く、南のほうは生育が悪くてその分生りも悪い。
  写真(4月19日撮影<デジカメが故障してピンボケ>)
DSCN0732[1].jpg

(4月19日)
 まだ夏日になることかなく、一気に大ピークがくることなくて助かっている。今日あたりがピークではなかろうか。
 だいぶ伸び、軸折れするものが出てきたから、もう一段上に東側にビニール紐張り。
 有機肥料栽培時の伸び方からすると、今年は随分と背が低いし、生り方も少ない。収穫量は、昨年と同程度か若干落ちる感がする。
 なお、隣の畑の方に昨秋種を差し上げ、すぐ近くで栽培されているが、化学肥料を多量投入され、葉の色はうちよりずっと青々しており、また、うっそうと生い茂っているも、エンドウもツルぼけするのであろうか、生り方は差がない感がする(5月9日には、けっこういっぱい生っていたから、思い違いしていた)。
(5月9日)
 今年は早く生り始めたから、早く終わってしまった。(最終収穫は5月3日)
 今年は種取りをしない(今年は隣の方の畑の別品種と交配する恐れ大。昨年採った種がたくさんあるから来年もそれを使用)から、今日、早速に垣根壊し。ツルは枯れてからメロン(あるいはカボチャ)の敷き藁代わりにしよう。
(6月27日)
 畝の南のほうにスギナがひどく生えている。ていねいに掘り出し。
 雑草が多いので、草刈機でざっと草刈り。

<2019~20年>
 前年度に引き続き自然農法を導入することとし、無肥料で行くこととする。
 エンドウは連作障害がために数年間隔を置くのが望ましいとのことで、今までそうしてきたが、新たな自然農法の導入に伴い、当面、タマネギとエンドウを隔年作付けとし、タマネギを2018年から2畝に改め、エンドウは4年ローテーション(3年置く)の作付けとする。土壌が十分改良されれば連作可能とのことで、将来的には連作を画策している。今期は昨年タマネギ(2畝栽培のうちの1畝)での栽培で、前回エンドウを栽培したのは何年も前。
(2019年9月16日)
 今年予定するエンドウ畝は、タマネギ収穫後、カボチャのツルを這わせておき、カボチャも終わって、敷き藁代わりに使った休耕田の枯草やカボチャ畝の雑草の枯草が被せてある。よって、雑草はほとんど生えていない。
 本日、それら枯草を畝間に退け、エンドウ畝の西面に鍬で溝立てし、退けた枯草を手で埋め込み。土壌細菌の餌として活用する。
(10月20日)
 細かな草がビッシリ生えてしまった。テンワで叩いてから、土と混ざった雑草を振るい出し、畝に積み置く。
(10月27日)
 ここのところ雨が多い。1週間前に積み置いた雑草は枯れることはない。これをテンワで除けて、山芋の法面に置く。そして、畝の整形。でも、細かな草がけっこう埋もれており、はたして枯れてくれるか。
(11月1日)
 本日、予定通り種蒔き。交配の恐れのない自宅前で種取り専用に栽培して得た種を使う。半分も使わなかった。なお、この畑で採取した種がたくさんあったが、隣の畑の方のエンドウと交配しているであろうから、使わず。
 まず、畝の峰周辺の細かな草を小型テコで削り落とす。次いで、畝の峰に小型テコで溝を作り、種を2、3cm間隔で並べる。溝立てで退けた土を戻しつつ、手で転圧。深さは1cmほどか。最後に片足で軽く踏んでいく。所々に沈む所(モグラ跡?)があり、その周りも片足で踏み均す。
 土の湿り気はかなりあり、今後ずっと雨なしだが十分に芽吹くだろう。そして、ここ1週間は平年より気温が高めだから、年内の生育が十分すぎるほどとなろう。
(11月18日)
 発芽率は5割を切る。部分的にまばらだがやむを得ない。これから遅れてどれだけか芽吹くのを祈るのみ。
 細かな雑草がびっしり生えだした。畝全体をテンワで草叩きし、畝の峰は手で丁寧に草引きしっつ、峰を台形状にする。草抑えと防寒にため籾殻をたっぷり撒く。
(2020年2月3日)
 今年は異常な暖冬が続き、エンドウの生長がかなり良い。晩秋に芽吹きがなかった箇所に、小さな芽吹きが数本あった。これから追いついて生育するのを期待。
 過去に2月に鳥にエンドウの葉っぱを突かれて全滅しそうになり、あわてて防鳥ネットを張ったことがあり、それ以来、垣根づくりは3月になってからにしていたが、今年はあまりに生育がいいから、昨年のように垣根づくりの後、漁網にもたしかける際に数多く軸折れさせてはいかんと思い、今日、垣根づくりをすることとした。
 金棒で40cmほどの間隔で株元より少々東側に穴を開け、太目の中程度の長さの支柱を差し込んでいく。使った支柱は約30本。なお、両サイド3本は20cm間隔とし、強風で傾かないようにした。
 次に、支柱の下部と上部を麻紐で連結させた後、魚網を支柱に引っ掛けて張っていく。漁網の下端は、支柱数本ごとに結わい付け。
 けっこうエンドウが伸びているので、ビニール紐で倒れたエンドウを起こしながら、そのビニール紐を概ね2mごとに支柱に結わい付け、それを繰り返す。
 この作業中、伸びすぎているものは、漁網に芽を差し込んだりが数本は軸折れさせてしまったが、昨年のように多い本数ではなかった。
(3月29日)
 成長度合いにムラがある。北のほう半分は生育がいいが、その中ほどは悪いし、南のほう半分はとんと生育が悪い。2年連続タマネギを栽培した2畝の片方での栽培であり、畝の南北でタマネギの出来具合は変わらなかったから、原因は不明。
 垂れ下がりを防ぐため、垣根の両面にビニール紐で結わい付け。
 すでに花盛りとなっており、暖冬に続く暖春で実がけっこう付きだし、間もなく1番生りが収穫できそうだ。 
(4月2日)
 気温に左右されるエンドウであり、過去20年間で一番早い初生りとなった。ただし、それは生育の悪い南半分のことであり、北半分は1週間後に初生り。
 4日前にビニール紐で結わい付けたが、また伸びて北のほうは軸折れしそうで、もう1段ビニール紐で結わい付け。
(5月19日)<総括>
 有機栽培時の豊作年に比べれば、成育が良かった部分でも見劣りはする。全体ではやや不作といったところ。
 ピーク時は低温傾向で、一気に生ることはなく、助かった。
 虫食いは全くなかった。また、ちぎり忘れが鳥に突かれる被害は、昨年同様、今年も珍しく皆無であった。大収穫は5月1日、3日。その後の中収穫は5月15日まで。最終は5月19日。

<2018~19年>
 前年度に引き続き自然農法を導入することとし、無肥料で行くこととする。
 エンドウは連作障害がために数年間隔を置くのが望ましいとのことで、今までそうしてきたが、新たな自然農法の導入に伴い、当面、タマネギとエンドウを隔年作付けとし、タマネギを2018年から2畝に改め、エンドウは4年ローテーション(3年置く)の作付けとする。土壌が十分改良されれば連作可能とのことで、将来的には連作を画策している。今期は昨年の隣畝(一昨年タマネギ2畝栽培のうちの1畝)での栽培。
(2018年4月23日)
 今年11月に種蒔きする予定の畝(今季の東隣の畝)が立ててあるが、何も入れていない。北のほう3分の1はカレー屋さんに貸してあり、小松菜のようなものが1mほどに育ち、花が咲いている。これを全部引き抜く。
 次に、畝を大きく凹状にし、藁を敷き、土を少々入れ、引き抜いた小松菜のようなものも入れ込んで土盛りする。
(8月11日)
 その後はカボチャのツルを這わせておいたが、昨日収穫が終わり、今日、繁茂した雑草を鎌で削り取る。
(8月15日)
 カボチャのツルや枯草を、晩秋に種蒔き予定の畝の両サイドに埋め込み。
 スコップで畝起こしもどき(スコップを差し込み、前方に軽く押し、隙間を作り、空気を入れる。後退しながら、10~15cmピッチで順次行っていく。参照:三浦伸章「ガッテン農法」の一手法)。8月20日に法尻も同様に行う。これで、作付け準備完了。
(その後の雑草管理)
 9月19日に大きな雑草を草引き。10月8日に草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。10月25日にテンワで芽吹いた雑草を叩いておいた。
(11月2日)
 本日、種蒔き。昨年の残り種と、その倍はある今年採った種を混ぜ、半分も使わなかった。残りは来年の予備種とする。
 畝の峰にテボで軽く溝を掘り、昨年と同様の蒔き方だが少々密に2cm間隔で種を並べていく。並べ終わったら、左手で軽く押さえ、右手で少々覆土しつつ鎮圧。覆土が浅すぎる感がしたので、もう一度、軽く覆土し直し、手で叩き鎮圧。仕上げは峰の頂を歩いて足で鎮圧。
 ここのところ雨なしだが、土に湿り気があり、十分発芽するだろう。2日後からずっと曇で5日後に曇り時々雨の予報であり、それまで土が乾くことはあるまい。
(11月14日)
 昨日のこと、きれいに芽吹いたが、北のほうはまばらだ。よくよく見ると鳥が突いた跡があり、種が食べられてしまったようだ。
 本日、根元の防寒そして再度の鳥害防止のため、籾殻を撒いておいた。
(2019年3月18日)
 今年は暖冬で、順調に発芽し、成育もよい。ただし、北のほうは種を鳥に突かれ、まばらだ。
 その後、3月も暖かくグングン伸びたが、北のほう(10m中4m)は生育が悪い。これは、4月に引き抜いた小松菜のようなものを生のまま敷き込んだからだろうか。
 防鳥ネットは掛けなかったが、早春の鳥害は全くなく、助かった。
 今日時点で、全体に伸びすぎて、遅れたが、垣根作りを行なった。
 金棒で40cmほどの間隔で株元より少々東側に穴を開け、太目の中程度の長さの支柱を差し込んでいく。使った支柱は約30本。なお、両サイド3本は20cm間隔とし、強風で傾かないようにした。
 次に、支柱の上部をビニール紐で連結させた後、魚網を張っていく。漁網の下端は、支柱3本ごとに結わい付け。
 さて、エンドウが伸びすぎているので、2mほどのビニール紐で倒れたエンドウを起こしながら、そのビニール紐を支柱に結わい付け、それを繰り返す。ビニール紐1段では起こしきれない所が多く、そこは2段とした。
 この作業中、伸びすぎているものがけっこう軸折れしてしまい、成育に悪影響を及ぼすが、いたしかたない。 
(4月16日)
 もう十分に膨らんだ実がけっこうあり、本日初収穫。
 背の低い北のほうも案外実を付けてくれている。
 南の方はまだまだ伸びるであろうから、軸折れしないよう、ビニール紐でゆるく結わいでおいた。
(4月29日)
 ほぼ隔日で収穫しているが、まずまずの生りようである。
 南の方はまたまた伸びたから、軸折れしないよう、もう1段上をビニール紐でゆるく結わいでおいた。
(5月2日撮影のエンドウ畝の姿。右のほうが低成長)
DSCN0647.JPG

(5月3日)
 まだまだ上へ上へと伸び、軸折れするものも出だした。そして、東面の収穫をするに当たり、カボチャ畝を踏み付けねばならなくなってきている。ちょっくらまずい。来年は作付け畝なり、支柱の位置なり、工夫せねばいかん。
(5月30日)
 順調に収穫でき、今日、最終収穫し、垣根壊し。
 有機栽培時の豊作年に比べれば、成育が良かった部分でも若干見劣りはする。全体ではやや不作といったところ。
(6月18日)
 生育不良だった北4割ほどの上の地盤改良を行う。基本は「たんじゅん農」を元に三浦伸章著「ガッテン農法」を応用したやり方だ。
 まず、表土15cmほどをビッチュウで東側に退け、畝は概ねフラットになる。次に、その下の20cmほどの土をビッチュウで西側に退ける。
 ここからが大変。その下の土をスコップで掘り、土を凹地に積み置く。これで深さ20cmほどになる。次に、スコップを差し込み、スコップを前方に押し、空気を入れる。
 休耕田から運び込んだ枯草を少しずつ敷きながら、退けた土を順次埋め戻していく。枯れ草は都合4層入れた。
 北4割ほどは、土がふかふかになり、枯草も入ったから畝が高く大きくなった。いずれ沈んでいくだろう。
(6月23日)
 1週間ほど前と今日、休耕田の枯草をエンドウ跡の畝にしっかり敷く。
 雑草抑えとカボチャの敷き藁代わりになる。

 
<2017~18年>
 今年は新たな自然農法(「たんじゅん農」)を導入することとし、無肥料で行くこととする。
(9月1日)
 西法面を鍬で溝立てし、カボチャのツル、雑草の枯れたものを手作業で軽く埋め込み、鍬で土寄せ。畝の中央を鍬で溝立てし、同様に措置。これらの枯草は肥料というよりも土壌細菌の餌となるものである。けっこう大きな畝になった。
(10月9日)
 10月1日に雑草を削り上げしたが、今日は畝全体の草叩き。
(10月27日)
 けっこう大きな畝になっているから、少々狭めることに。まず、鍬で畝の峰を崩し、凹状にし、刻み藁を入れ込んで、ビッチュウで埋め戻し。西面は概ねそのままの位置でテンワで粗整形。東面は一部を残し、テンワで粗整形。若干の残りは東隣の貸し畝に土移動。それでも、けっこう大きな畝になった。
(11月8日:種蒔き)
 早朝、小雨が降るなか、種蒔きを決行。あわてたがために、あらぬ畝に種蒔きを始める。3分の1ほど進んで間違いに気付き、済んだ部分はそのままにし、正規の畝に取り掛かる。
 種の並べ方は毎年変わってきて、今年は2~3cm間隔にずらっと並べた。右手の指で押し込み、左手の指で土を摘まむようにして覆土。雨がぽつぽつ来るなか、大急ぎで行った。
(11月9日)
 間違えた畝は白ナスの畝。追加種蒔きし、ほぼ1畝に種蒔き。これは、豆苗(とうみょう)として若葉の段階で食べることにしよう。(→芽吹いたものは、本来の畝の発芽不良で全部移植し、豆苗は食べられず。)
(11月29日)
 かすかに芽吹いたものは数個しかなく、隣をほじってみると豆のまま。2012年は低温で芽吹きが悪かったが、それ以上に悪い。これじゃあ、年内に芽吹かない恐れあり。
 ちなみに旬ごとの気温は2012年より低く、平年値を大幅に下回っている。特に中旬は平年に比べ、平均気温で2度低く、最高気温は3度低い。下旬も1度以上低い。
(12月1日)
 ダメもとで保温対策を二重に施すことにした。遅がけの発芽促進対応で、たぶん無理だろうが、打てる手は打っておくことにした次第。
 作業に先立ち、ジョウロで散水し、土を十分に湿らせた。まず、黒ビニール(ごみ袋)を芽吹いている所を避けて敷き、淵に土を少々乗せる。次に透明ビニールトンネルを仕立てる。(12月5日:トンネル補強)
 豆苗用にした畝も同様に措置し、芽吹いたものを春にエンドウ畝に移植しよう。
(12月24日)
 今晩から久し振りの雨になるから、雨に当てるべくトンネルのビニールを西側にめくり込み、黒ビニールは除去。
 そしたら、10数本がヒョロヒョロと芽吹いていた。芽吹くなんて思わなかった。
 黒ビニールを当ててない箇所はけっこう雑草が生えていたので、丁寧に草引き。
(12月25日)
 あまりにヒョロ長いものは茎に半分ほど土をかけ、再度ビニールを張り直す。
(1月28日)
 一部ビニールがめくれており、ここのところの冷え込みで若干凍みたものあり。露天の1株は葉が若干変色しているも元気そうだ。ビニールをしっかり掛け直しておいた。苗はだいぶ生長している。
(2月19日)
 けっこう草が生えており、草引き。新たな芽吹きも若干あり。
 ビニールで完全密封の状態にあり、これからは温度が上がりすぎるので、東側を少しすかしておいた。
(2月22日)
 ビニールトンネルを外し、豆苗用にした畝で芽吹いているものをエンドウ畝に移植。掘り起こしたとき、若干芽吹いたものが数個あり、それも移植。
 2日前に購入した細くて粗い網の防鳥ネットを手間取ったが何とか張り終えた。
(3月4日)
 生え損なった箇所に追加種蒔き。
(3月11日)
 防鳥ネットを外し、垣根作り。(別途記事)
(3月26日)
 追加種蒔きしたものが全部ではないが、まずまずの大きさに芽吹きしていた。
 畝の両面の草叩き。
(4月9日)
 3月の異様な暖かさと4月になっても高温傾向で、はや初生りが収獲できる状態となった。
 晩秋芽吹きのものの一部がまずまずの大きさになり、垣根の東面にビニール紐を張り、垂れ下がり防止。
 春の追加種蒔きのものはまだまだ小さい。
(4月16日)
 1週間経って、晩秋芽吹きのものから第2回目の収獲がまずまずできたが、背が低い。特に春蒔きが顕著。施肥しなかったから肥料不足の状態になったのだろうか。
 例年、掛けたネットの最上端を超えるものが多いのだが。
DSCN0557.JPG

(6月 収穫終了後)
 昨年の晩秋の異常低温でほとんど発芽せず、大半が春蒔きとなったがために、非常に生りが悪い。また、春蒔きの株は収穫が遅れた。
 今年は3月の異常高温(4月上旬も)により、晩秋発芽の株は開花も早く実の付きも早かった。よって、4月10日に初収穫でき、過去に例のない早生りである。
 その後、例年になく早期収穫が続くも、どっさり収穫できることはなく、だらだらと一定の収穫が続いたが、ほとんど自家消費してしまった。超不作となってしまった今年、無肥料でどうなるかは判別不可能であった。
 なお、虫食いはほとんどなかったが、ちぎり忘れは鳥に突かれる被害が顕著。

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