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ピーマンの無肥料(→微肥料)連作栽培 [ピーマン]

(2023年からは別ページ→ピーマン手抜き栽培

 ゴールデンウイークに苗を植えつけるピーマン。毎年順調に成育し、6月下旬から収穫が始まり、10月下旬に冷え込むようになると、さすが生りは悪くなるものの、最終収穫は11月中旬で、非常に長く収穫できる。
 例年、自宅前と須賀前の両方の畑で栽培してきたが、多すぎるので、2015年から片方の畑で栽培することにし、2016年からは自宅前のみとした。
 ところが、2017年春に自然農法「たんじゅん農」を知り、2018年からは無肥料かつ連作栽培に挑戦することとした。ピーマンは連作障害を避けるため3年は空けよと言われるが、あえて連作する。
 このページではそれを記録することとし、従前の輪作・有機肥料栽培については「ピーマンの輪作・有機肥料栽培」に記事を残す。

<2022年>
(2021年11月15日)
 甘夏が剪定してもだんだん大きくなってきて、ピーマンに覆いかぶさるようになったから、約7mの畝を約3mに縮めることにした。そして、残す東の方は、今の畝と堆肥場との間に1畝取れるので、来年は約3mの畝2畝での栽培とすることに。
 そこで、新設畝の土壌改良を行う。土を15cmほど今のピーマン畝のほうへ退け、籾殻を適当量撒いてからビッチュウではつり込む。刻み藁を適当に撒いてから、退けた土の半分を戻し、再度刻み藁を撒いて残りの土を戻す。これでは畝が低いから、枯草を少々乗せ、今のピーマン畝の土を少々運んで盛り土する。
 今年、ピーマンの出来が悪かったので、残す畝についても、同様に土壌改良をする。
 2つの畝を見比べてみると、新設畝のほうが盛り土がまだ低い。この時点で、牡蠣殻粉末を入れると良かったことを思い出し、牡蠣殻粉末を振ってから、使わなくした畝から土を運んで被せる。これで、同じ高さの畝となった。
(2022年3月7日)
 雑草がけっこう生えてきているので、畝全体を草叩き。
(4月24日)
 ピーマン苗を昨日購入し、本日植え付け。各畝に4株ずつとし、植え付け穴をテボで大きく掘り、牛糞堆肥を両手でひとつかみ(約1リットル)入れ、土とかき混ぜてから植え付け。
 例年無肥料では出来がイマイチなので、初期生育を促すため、こうした。
(4月25日)
 細い支柱を垂直に1本立て、麻紐で軽く結わい付け。
(4月30日、5月3日)
 今朝、ネキリムシに株元を1本食いちぎられた。ヨトウムシを見つけ、潰す。早速苗購入し、植え付けし直し。5月3日に2本目をやられ、同様に植え付け直し。
(5月23日)
 草叩きしながら削り上げ。
(6月17日)
 まだ背丈は低いが、初生りを4個収穫。
(6月20日、26日、7月9日、8月1日)
 畝間と法面の草叩き、削り上げ
(8月1日)
 半月ほど前に1本枯れた。牛糞堆肥を入れたが、成育具合は無肥料所と変わりない。ほんのボツボツ収穫できているだけだ。
(9月26日)
 だんだん枯れてきて、今日で半分の4株に。依然として生りはポツポツ。
(10月16日)
 また枯れ始めた。全部収穫。評価★☆☆☆☆
(11月19日)
 引き抜いて処分。残骸は柿の木周りに。畝の草叩き。枯草はグラジオラス畝に被せ。

<2021年>
 2017年からピーマンを連作(一毛作)している畝で、今年も連作する。また、無肥料栽培4年目である。
(4月3日)
 雑草がけっこう生えており、草刈機でざっと刈ってから、畝間と法面を削り上げ。
(4月11日)
 枯れ草を畝の北面に除け、畝が小高くなっているからテンワで両側に小々削り落とす。
 畑起こしもどき(10cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)を行う。
(5月3日:購入苗定植)
 テンワで草叩きと削り上げをし、畝整形。花屋さんで購入した苗(普通の大玉)10株を定植。支柱を各1本差し、軽く結わい付け。
 なお、苗は、植え付け直前に軽く散水後、竹酢液400倍散をポットの上から少々与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
(5月7日)
 今朝、見てみると、苗が1本、株元から食いちぎられていた。まだどれだけも前ではなさそうだ。地表近くを掘ってみたら、ヨトウムシを直ぐに発見し、殺す。
(5月9日)
 欠損1株、苗購入し、再定植。今回も竹酢液使用。
(6月9日)
 雑草が繁茂。一部の雑草は草引きしてから、全体を草叩きし、土寄せ。
(6月18日)
 数個初収穫。結わい付けが株元でなされているので、上部の枝に結わい付け直し。
(6月27日)
 雑草は少ないが法面を軽く草叩きし、峰に退けてある雑草で根付いたものを引き抜き。
(7月23日)
 1週間に1回程度ポツポツ収穫できている。
 土が乾いてきているのでジョーロで水やり。(25、26日も)
(10月21日)
 今年は昨年に比べて樹体の生育は同じでも生り様は悪い。支柱は1本のままであっても、枝の垂れ下がりは少なく、支柱は3本仕立てにせず。週1回、ポツポツの収穫も、4日前からの冷え込みで生りが悪くなった。
 西の方は甘夏とごっつんこしているからか、生りが悪い。評価★★☆☆☆(少し甘い)
(11月15日)
 数日前に最終収穫。昨年より1か月以上早く終わってしまった。

<2020年>
 2017年からピーマンを連作(一毛作)している畝で、今年も連作する。また、無肥料栽培3年目である。
(4月6日)
 畑起こしもどき(スコップを差し込み、空気入れ、若干の土ほぐしにもなる)をしながら、牡蠣殻粉末と若干の枯草を入れ込む。
(4月27日)
 昨日JAで苗(京みどり)を10ポット購入。
 植え付け前に、雑草がどれだけか生えているので、草叩きし、削り上げ。
 等間隔(約60cm)でポット苗を並べ、テボで穴を掘り、植え付ける。なお、叩いた雑草を手でもみ、株周りに寄せ、草抑えとした。
 けっこう背が高い苗であったので、風で揺られては苗が弱るから、短い支柱を差し、軽く結わい付けておいた。
(5月2日)
 ずっと雨なしだから、ホースで散水。
(5月17日)
 昨日たっぷり雨が降り、土が湿っているから、ネギ苗をピーマンの株間に植え付け。小さな苗で、株の両側に3本ずつ少し間隔を取って植え付け。コンパニオンプランツとしてたいして働かないが、ネギを薬味に使う予定。
(6月5日)
 まずまず順調に生育中。ずっと雨なしだから、ジョウロで水やり。
(6月7日)
 株周りと峰のネギ周りを手で草引きし、テンワで削り上げ。ジョウロで水やり。
(6月10日)
 本日、初収穫。(15日:その後も割りと順調に収穫)
(6月17日)
 3本やぐらで支柱立て。
(6月29日)
 少しずつ大きくなっていく。そして少しずつ収穫できている。無肥料1年目の一昨年より少し生育が悪いかもしれないが、昨年よりうんといい。
(7月3日)
 所々生育が悪い箇所があり、土壌が酸性化しているきらいがあるから、その株周りに木灰を散布。
(7月12日)
 再度木灰を2株に散布。
(7月29日)
 長梅雨のせいか生育は昨年よりずっといい。収穫も順調だ。
 木灰を散布した2株は気持ち元気になってきた感がする。
(8月2日)
 雑草が繁茂。草刈機(紐タイプ)で法面をざっと草刈り。
(8月17日)
 まずまずの収穫が続いている。
 8月7日にまとまった雨があって以来、13日に11mmの雨があっただけで畑が乾いてきて、キュウリのついでに、たっぷりホースで散水。
(11月13日)
 順調に収穫できており、まさまだ樹体は元気があり、コンスタントに収穫中。1本は枯れ、もう1本も枯れそう。収穫量は昨年より良く、評価は★★★☆☆
(11月29日)
 まだ冷え込みはきつくなく、実の生長は鈍ったが、良品が収穫できている。
(12月6日)
 たいして冷え込まないが、葉っぱに元気がなくなってきた。今日まずまず収穫し、次回が最後となろう。
(12月13日)
 もう生長は望めない。少々小さいものまで全部収穫。
 なるべく根っこを残しながら引き抜き、残骸は堆肥場へ。

<2019年>
(4月22日)
 2017年からピーマンを連作(一毛作)している畝で、今年も連作する。また、無肥料栽培2年目である。
 枯れた雑草がけっこうあり、それで畝が覆われている。春草が所々で大きくなっており、草刈り機(紐タイプ)でざっと草刈り。畝整備はこれだけ。
 今年初めての試みであるが、オピニオンプランツとして、ネギ苗の残り(極小)を畝の法面中ほどに植えておいた。
(4月26日)
 昨日、JA売店で「京みどり」8株を買い、今日、植え付け。
 植え付け前に、広幅畝をスコップで畑起こしもどき(10cm間隔、2列)し、空気を入れ込んでやった。
(5月5日)
 めずらしくネキリムシに1本食いちぎられてしまった。掘ってみると、ヨトウムシらしきものが2匹もいた。JAで品種は不明だが1本買ってきて穴埋め。
(6月8日)
 ネキリムシに2本目がやられた。JAでらしい苗が売っていなかったのでパプリカ(黄色)苗を買ってきて補充した。
 連作・無肥料2年目ということもあってだろうか、葉色は薄く、ちっとも大きくならない。昨年より生育速度が鈍いのではなかろうか。
(6月17日)
 雑草が繁茂しだしたので、畝の両面を草刈り機(紐タイプ)で丁寧に草刈り。
(6月20日)
 まだまだ成長しない。一番生りで大きくなったものを3個収穫。
(6月29日)
 成育促進に万田酵素がどれだけか期待できそうで、500倍散(仕様書には1000倍散となってるが、葉が雨で濡れており、また、今日は曇天で雨が降るやもしれぬから倍の濃さに)をたっぷり噴霧しておいた。
(7月8日)
 2回目の万田酵素噴霧(1000倍散)し、株周りを鎌でざっと草刈り。
 一番生りで大きくなったものを3個収穫(2回目)。昨年よりずっと成績が悪い。
(7月9日)
 まだ小さいが、3本やぐら仕立てで支柱立て。
(7月29日)
 なかなか大きくならない。3回目の万田酵素噴霧(600倍散)
(8月2日)
 雑草が繁茂してきているので、鎌でざっと刈る。
(8月15日)
 少しは生長した。今日は台風が襲来するから、各株1か所ほど支柱に結わい付け。
 2番生りを少々収穫しているが、量はほんのわずか。
(8月19日)
 たいして雑草は繁茂していないが、草刈機で畝の南面だけざっと草刈り。
(8月27日)
 多少とも涼しくなったからか、秋雨前線の影響なのか、はっきりと生育してきた。
 お盆以来の収穫を数個。
(9月15日)
 はっきりとした生育を続けており、細々ながら収穫できている。
 枯草が乗っているから、たいして草は生えていないが、畝の片面をざっと草刈り。
(11月4日)
 まだまだ元気で、順調に収穫が続いている。1株だけパプリカが植わっているが、これも順調だ。ただし、どちらも無肥料がために、か細い樹体だ。評価は昨年より悪く、★★☆☆☆
(11月21日)
 昨年同様、暖かい11月につき、ピーマンはまだまだ元気だが、小さいものを残して、今日、最終収穫。
(12月9日)
 引き抜いて処分。残骸はその場に放置。

<2018年>
(5月6日)
 昨年ピーマンを作付けした畝は冬野菜は作っておらず、冬に畝起こしし、刻み藁や枯草をすき込んである。それ以降に草叩きを2回ほど行い、きれいな畝になっている。
 昨年は7mほどの畝に6株しか栽培せず、株間を大きく取り、西のほうは2株分ほど空いたままであった。よって、畝全体に残留肥料がある上に、西の方は十分に肥料が残っているであろうから、今年は無肥料と言えども、施肥栽培とそれほど変わらないのではなかろうか。
 4日に苗(品種不明。表示写真ではごく普通のピーマン)をJAで8本買い、畝全体に十分な株間を置いて、本日6日に定植。
(5月17日)
 120cm支柱で3本やぐら仕立て。なるべく下のほうで結わい付け。
(6月17日)
 樹体がまだ小さいにもかかわらず、十分な大きさの実が生り、数個を収穫。
(7月7日)
 6月24日に数個収穫し、30日に10個ほどと順調に収穫でき、樹体はまだ小さいが、例年より調子がよさそうだ。
(8月3日)
 成長はほんの少しずつだが、調子よく生育し、生りもいい。7月9日の梅雨明け後、25日に20mmの夕立があっただけで、畑はカラカラに乾いてきているが、ピーマンは下草が生い茂っており、大丈夫だ。でも、隣のキュウリ畝のついでに水やりしておいた。(4、8、11日も)
(8月11日)
 畑が乾いているせいか、実がなかなか大きくならない。今日は朝晩たっぷり水やりしておいた。
(8月20日)
 台風の接近に備えて、枝を支柱に結わい付け。
(9月2日)
 台風21号が直撃しそうである。強風で支柱が倒れる恐れあり。そこで、不安定な3本支柱の株に支柱1本補強。枝を支柱に結わい付け。
(9月5日)
 最大瞬間風速39.3 mの猛烈な風が吹いたが、大丈夫であった。
(10月26日)
 その後も順調に収穫が続いているが、実が生りすぎて枝折れするほどには生らない。連作、無肥料栽培だからだろうか。
(11月11日)
 ここのところの暖かさか影響してか、まだまだ元気で、順調に収穫が続いている。
(11月26日)
 そろそろ終わりとなってきた。今日、大きなものを収穫。虫食い穴があるものが目立つようなってきた。今年の11月は去年とは真逆の高温傾向になり、まだ冷え込みはなく、小さなものがこの後どうなるか。
(12月6日)
 近日冷え込みがきつくなる。その後、ほんの少し大きくなったが、もう成長は見込めないから、残り全部を収穫。
 無肥料・連作にしては十分満足できる収穫であった。評価は★★★☆☆
(2月10日)
 本日、処分。根元から切り、鎌で小枝を切り落とし、畝に放置。主幹は甘夏の下に。

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