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里芋の無肥料(→微肥料)連作栽培 [里芋]

(2023年からは別ページ→里芋の手抜き栽培

 2018年産から「たんじゅん農」にのとって連作・無肥料栽培することとした。
 このページでは、連作・無肥料栽培について記録し、従前の栽培法については「里芋の輪作・有機肥料栽培」で記事を残した。

<2022年産>
 連作5年目、そして無肥料(今年は微肥料)栽培も5年目の里芋栽培である。
 それなりの土壌改良をしてきたが、過去3年はチョウ不作であった。ただし、昨年初めて栽培した関市産の里芋はまあまあの出来であった。
 土壌改良の方法は次のとおり。
 2018年産:前年11月になるべく深く掘り、刻み藁を3層に敷き込み。
 2019年産:前年11月に枯草と刻み藁をビッチュウですき込む。4月に畑起こしもどき。
 2020年産:前年11月に刻み藁をビッチュウですき込む。4月にスコップで畑起こしもどきをしながら、牡蠣殻粉末と枯草を入れ込む。
 2021年産:11月に3通りの土壌改良を試み、比較実験。
  東畝:畑起こしもどき・刻み藁敷き込み
  中畝:畑起こしもどき・刻み藁を地中へ入れ込み<追加:この畝で野焼きした草木灰>
  西畝:畑起こしもどき・蛎殻粉末を地中と表層へ入れ込み
(2021年11月30日)
 昨年の3畝の栽培実験で、刻み藁を入れた東畝と中畝のほうが成績が良かった。草木灰の効果はなし。よって、2022年産は3畝とも表層土を退けてから刻み藁をばら撒いてビッチュウですき込み、表層土にも刻み藁を混ぜ込む。昨年より刻み藁の投入量を幾分多くした。
(3月30日)
 雑草がけっこう生えてきているので草叩きし、畝間を削り上げ。
(4月3日)
 種芋の土中保存がうまくいき、全く凍みなかったので、まだ芽吹きはほとんどないが、予備もけっこうあるから、直植えすることにした。
 株間30cm弱で24個植え付け。予備が6個あるから、畝の両端の3個ずつ埋め込み。
 なお、植え付けに当たっては、穴を大きく空け、牛糞堆肥(両手で1つかみ:約1リットル)を混ぜ込んでから植え付け。無肥料栽培をあきらめ、微肥料栽培とした。
(4月7日)
 ずっと雨なしだし、当分雨が望めず、カラカラに乾いてきているから水やり
(5月2日)
 今年は直植えしたので、まだまだ芽吹かず。畝全体をきれいに草叩き。
(5月23日)
 久し振りに見たら、やっと芽吹きだした。7割方発芽。
(5月31日)
 株周りの雑草を草引き。その際、発芽が悪いもの数株は予備苗を移植したが、いずれも芽はけっこう出ていたから、その必要はなかったが。
(6月27日)
 畝間の雑草が繁茂し、草刈機でざっと草刈り。
 株周りを小型コテで草叩きし、軽く手で土寄せ。
(7月24日)
 雑草が繁茂しだし、畝間と法面を草刈機でざっと草刈り。
(7月31日)
 関市産の里芋(軸が紫色)は脇芽が全く出ていないが、在来種は脇芽が出ており、それを鎌でなるべく地中深くから切りながら、畝全体の草引き。
(9月18日)
 畝間と法面を草刈機で草刈りし、株周りは手で草引きし、雑草を畝に敷く。
 全般に育ちが悪い。在来種は悲惨な状態。関市産の里芋はまだましで、脇芽も出てきた。鎌で一部切り取ったものの、大半はそのままにした。
(10月16日)
 在来種は大半が枯れたので、1畝全部掘り出し、収穫。土壌改良、牛糞堆肥投入も効果は感じられず。親芋の出来も悪く、小さい。連作障害であろう。評価★☆☆☆☆
(11月16日)
 関市産の里芋の過半が枯れたので、2畝全部掘り出し、収穫。土壌改良、牛糞堆肥投入も効果は感じられず。親芋の出来も悪く、小さい。連作障害であろう。評価★☆☆☆☆
 なお、来年用の種芋は関市産のみとし、60個強を昨年と同じ場所に埋め込み保存。
(11月21日)
 数日乾かしたものを親芋、小芋に分け、ダンボール箱に収納し、室内保管

<2021年産>
 連作4年目、そして無肥料栽培も4年目の里芋栽培である。
 それなりの土壌改良をしてきたが、過去3年、チョウ不作であった。
 土壌改良の方法は次のとおり。
 2018年産:前年11月になるべく深く掘り、刻み藁を3層に敷き込み。
 2019年産:前年11月に枯草と刻み藁をビッチュウですき込む。4月に畑起こしもどき。
 2020年産:前年11月に刻み藁をビッチュウですき込む。4月にスコップで畑起こしもどきをしながら、牡蠣殻粉末と枯草を入れ込む。
(2020年11月30日)
 来季に向けて、3通りの土壌改良を試みた。どのような効果が出るか、実験する。
 東畝:畑起こしもどき・刻み藁敷き込み
 堀跡の土を畝間と同レベルまでビッチュウで両側に退け、スコップで畑起こしもどきをし、刻み藁を適当量撒いたのち、両側の土(けっこうな量の枯草混じり)を戻して整形。
 中畝:畑起こしもどき・刻み藁を地中へ入れ込み<追加:この畝で野焼きした草木灰>
 堀跡の土を畝間と同レベルまでビッチュウで両側に退け、スコップで畑起こしもどきをしつつ、刻み藁を地中へ入れ込み。両側の土(けっこうな量の枯草混じり)を戻して整形。
 西畝:畑起こしもどき・蛎殻粉末を地中と表層へ入れ込み
 堀跡の土を畝間と同レベルまでビッチュウで両側に退け、スコップで畑起こしもどきをしつつ、牡蠣殻粉末を少々多めに地中へ入れ込み。片側の土(けっこうな量の枯草混じり)を戻した後、刻み藁と蛎殻粉末を適当量撒き、もう片側の土(けっこうな量の枯草混じり)を戻す。
(2021年4月3日)
 過去3回、そして今日、古くなったむしろや細かい枯れ枝を中畝で野焼き。
 畝全体と畝間の雑草をテンワで叩き、削り上げ。
(4月25日)
 芽吹き場(里芋畝の一部を使用)での在来種(軸が薄緑色)の芽吹きはかすかなものであったが、昨年頂いた関市産の里芋(軸が紫色)が十分に芽吹いて定植時期となった。
 今日、定植し、1畝に30個弱が植えられた。なお、関市産の里芋は3畝とも中央部分に定植し、3畝の比較栽培を行う。
 なお、畝が少々小高いので、植え付け穴周りも少々掘り、窪みが付いた状態で定植。畑土がけっこう乾いていたので、その窪みに散水。
(5月26日)
 ほとんど全部の芽吹きあり。雑草がけっこう生えてきており、株周りの草引きをし、株周りが凹んでいるので、手で土寄せ。
(6月13日)
 欠損1株に予備苗を移植。
(6月14日)
 株周りの草(たいして生えていない)を引きながら、畝の法尻や畝間に繁茂した雑草をテンワで叩きし、軽く株元へ土寄せ。里芋を1株、テンワで切ってしまったので、予備苗を移植。なお、予備苗は全部処分。
(6月20日)
 1週間前の草叩きは土が湿り過ぎていたため、雑草が枯れなかった。そこで、畝の削った草をほぐして拾い出し、畝に被せ、枯れさせることに。ついでに、手で軽く土寄せ。
(7月5日)
 畝によって成育具合が異なる。刻み藁を入れた中畝と東畝は、西畝に比べて生育が良い。野焼きした草木灰が乗っかった中畝のほうが気持ち成育がいい。
 それに対して、刻み藁を入れず、牡蠣殻粉末を入れた畝は、昨年より若干生育がいい感がするが、他の2畝(昨年よりずっと生育がいい)に比べて劣る。
(8月1日)
 脇芽がけっこう出ているので、鎌で脇芽を地下から刈り取る。畝間にうっそうと雑草が生え、法面にも若干生えているが、里芋が勝っているので草刈りせず。
(8月9日)
 畝間の雑草が繁茂したから、畝間と法面を草刈機で草刈り。2株切ってしまった。
 成育状況は7月5日の記事のとおりだが、またけっこう伸びた。
(10月5日)
 全体に南のほうは生育が悪く、もう枯れてしまったものが多い。
 在来種はとんと生育が悪く、関市産はかなり生育がいい。
 雑草が繁茂し、大ざっぱに手で草引きし、畝に被せておいた。
(10月10日)
 西畝、中畝の南のほう(在来種)が枯れてしまったので、芋を収穫。
 無収穫かと思っていたが、1株に数個は小芋が付いていた。良品は1株に2個平均あり、食用に。小さい芋は処分。親イモは無いか無いに等しい程度でこれも処分。
(11月14日)
 在来種(軸が薄緑色)は全部枯れてしまい、関市産の里芋(軸が紫色)はまだ枯れていないものがあるが、今日、全部収穫。関市産のほうが圧倒的に出来がいい。
 牡蠣殻粉末を量多く入れた西畝は総じて出来が悪い。刻み藁を投入したほうが出来がいい。なお、野焼きした灰の効果は感じられず。
 収穫後、選別。親芋はやはり無肥料がために出来が悪い。やや小ぶりのものを種芋用に、でかいものや小ぶりのものを食用に、小さ目のものは全部捨てる。評価★★☆☆☆
 種芋として残したのは、在来種30個、関市産60個。 

<2020年産>
 連作3年目、そして無肥料栽培も3年目の里芋栽培である。大冒険だ。
 3畝あるが、うち2畝は昨年11月に枯れたブルーベリーのエリアへ畝を伸ばした。
(4月6日)
 西畝は、畑起こしもどきをしながら、牡蠣殻粉末と覆いの枯草を入れ込んだ。
(4月27日)
 牡蠣殻粉末が1袋見つかったので、中畝と東畝に畑起こしもどきをしながら牡蠣殻粉末を入れ込んだ。
 本日、種芋の植え付け。昨年はチョウ不作であったので、良品の種芋は1畝分しかなく、これは中畝に使い、小芋を東畝、親芋(小さいもの)を西畝に使う。
 各畝に約30cm間隔で並べて置き、順次、埋め込み。手で枯草を除けて穴を掘り、埋め込み、枯草が多くあるから、それを畝に被せる形にした。なお、西畝は4月6日にある程度埋め込まれている。
 雑草が若干生えており、枯草被せのときに、手で引いておいた。
(5月24日)
 畝の峰を手で草引き。発芽はまだ数個。法面を草叩きし、畝間を削り上げ。
(6月4日)
 だいぶ芽吹いてきた。ずっと天気がいいから、今日、たっぷりホースで散水。
(6月18日)
 10日の梅雨入りで雨に恵まれ生育しだした。株周りを丁寧に草引き。
 10か所ほど未発芽や小さな芽吹きにつき、堆肥場で大きく芽吹いたものを移植。
(7月5日)
 畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。
(7月29日)
 梅雨の長雨で、昨年に比べてどれだけか生育がいいが、芳しくはない。ただし、昨年11月に枯れたブルーベリーのエリアへの新規作付け部分は、連作エリアに比べてはっきりと調子いい。でも、他の方の畑に比べれば、完全に見劣りする。
(8月2日)
 雑草が繁茂。草刈機(紐タイプ)で畝間をざっと草刈り。
(11月2日)
 ブルーベリーのエリアへの新規作付け部分はまだ地上部が残っているが、他は完全に枯れてしまっている。
 草刈機(紐タイプ)でうっそうとした雑草を刈り取り、芋を掘り出す。
 昨年同様に、悲惨な収穫量。計量せず。評価★☆☆☆☆

<2019年産>
 連作2年目、そして無肥料栽培も2年目の里芋栽培である。大冒険だ。
(4月28日)
 発泡スチロール箱で保温しつつ芽出しをしてきた。→ 里芋の苗床での芽だし
 1株だけかすかに芽吹き、少々早いが、今日定植。芽吹きがあった種芋は52個(親芋6個を含む)。
 30cm間隔ぐらいで大雑把に並べていったところ、ほぼうまくいった。西の畝に22個、真ん中の畝に15個、東の畝に15個(うち親芋6個)並べ、順次、埋め込み。
 なお、事前に、スコップで畑起こしもどきを行ない、植え付け後は枯草で再び畝全体を覆っておいた。
(6月16日)
 全部芽吹いて生長中であるが、雑草に負けそうになった。鎌で畝全体をざっと草刈りし、その草で株周りを覆っておいた。
(7月8日)
 畝の法面をざっと草刈機で草刈り。
(8月7日)
 株周りには雑草はたいして生えていないが、畝全体が雑草の繁茂で里芋が負けそう。鎌で雑草を刈り取り、畝に敷いておいた。
 昨年以上に生育は悪い。脇芽が出ている株は極めて少ない。脇芽は鎌で欠き取る。
(9月12日)
 一部の株はそれなりに大きくなったが、過半は昨年より背が低い。辛うじて雑草に勝っているといった感じだ。
(9月15日)
 畝の両面を草刈機でざっと草刈り。
(10月27日)
 地上部が枯れたものがほとんどになり、今日、3畝全部を掘る。無収穫株がけっこうあり、3畝とも非常に凶作。買い物籠ちょうど1杯といったところ。
 無肥料・連作1年目はけっこう調子が良かったが、2年は悲惨なものとなった。昨年は子芋26kg、親芋7kgであったが、今年は小芋7kg強、親芋2kg弱で、くずを除くと小芋5kg、親芋1kgほどとなってしまった。来年用の種芋を退けると、食用になるものは3kg強しかない。評価評価★☆☆☆☆
(11月12、13日)
 無肥料・連作2年目がチョウ不作となったので、土壌改良を行う。先日、畝に刻み藁をけっこうな量撒いておいた。小型ビッチュウで畝の片側を軽く起こしながら、刻み藁や枯草を埋め込んでいく。もう片側は軽く起こして土を被せ、2畝を整形。
 枯れたブルーベリーが里芋畝の延長上にあり、これを伐採し、伐根。ここだけ土が盛り上がっているので、余分な土を里芋畝間にばらまく。また、この畝に数年前に伐採した切り株が残っているので、これをツルハシで叩き、放り出す。土壌改良は他の2畝と同様に実施。
(11月22日)
 土壌改良した畝は枯草など全く被せてないので、休耕田の枯草を一輪車で運び、たっぷり被せておいた。

<2018年産>
(2017年11月22日)
 2018年産から「たんじゅん農」にのとって連作・無肥料栽培することとした。
 よって、本日、今年収獲した跡(自宅前の畑、南区画中央3畝)に、来季の畝作りを行った。
 まず、田んぼから刻み藁を持ってきて、収穫後の畝にばら撒き、ビッチュウで起こす。
 次に、畝の法面下方(法尻の少し上)の位置を鍬で溝立てし、藁を敷き込み、土を戻す。その後、畝の峰を鍬で大きく溝立てし、ここにも藁を敷き込み、土を戻す。続いて、反対側の法面下方の位置を鍬で溝立てし、藁を敷き込み、土を戻す。
 これにより、畝の下に藁が3列敷き込め、刻み藁が満遍なく土に混ざり、「高炭素素材」(藁はそれほど高炭素ではないが、ベストな廃菌床やトウモロコシの残骸は入手困難)を、十分かどうかは分からないが、まずまず入れられたのではなかろうか。
 初年度につき、このように、なるべく深く掘り、丁寧に藁入れを行ったところである。
 5月半ばまで、このまま養生し、土壌細菌が藁を食べて増殖してくれるのを祈るのみである。もっとも、今年4月に施肥した肥料(窒素分が多い)が残留しているに違いないから、土壌細菌はそう易々と増殖してくれないだろうが、1年で「たんじゅん農」が成功するなんてことは有り得ず、2年、3年かけて無肥料・藁の追加入れ込みで土壌細菌の適正化ができないかと期待している。
 なお、里芋は連作を嫌う。4年ぐらい空けよと言われる。2018年産は、連作により、また、施肥しないから、大幅な収穫減になろうが、自家消費分ぐらいは採れるだろうと思って、「たんじゅん農」にチャレンジしたところである。 
(5月6日)
 発泡スチロール箱で保温しつつ芽出しをしてきた。→ 里芋の苗床での芽だし
 全体に芽吹き、葉が出たものも多い。発泡スチロール箱の蓋に芽が当たるものも出てきて、今日定植。種芋56個中、完全に凍みたもの1個、芽が出たが半分凍みたものが2個あった。
 30cm間隔ぐらいで大雑把に並べていったところ、ほぼうまくいった。西の畝から1、2個東の畝に置き直しただけですんだ。少し深植えし、小さい芽のものは芽が完全に隠れるように植え付け。
 半分凍みた種芋も、畝の北端に植え付け。
(6月10)
 連作だがまずまず生育しつつある。
 雑草が多いので株周りを叩きながら、削り上げ、土寄せ。
(6月18日)
 枯草や根付いた雑草を手で埋め込み、手で土寄せ。
(7月15日)
 脇芽がけっこう出ており、不十分ながら手でちぎり取る。
 畝間の土を鍬で削り、土寄せ。大きな雑草は跳ねだして畝に置く。
 東2畝は生長がいいが、西の畝は全体に背が低い。不思議だ。
(7月21日)
 梅雨明けして10日以上経ち、猛暑もあって土がからからに乾いてきた。そこで、ホースを延長してたっぷり水やり。(22、23、25日も。<7月25日に20mm夕立> 8月2、4、5、8,19日も<8月15日もしとしと雨20mm>)
(8月5日)
 畝間の雑草をおおざっぱに引き、法面に被せる。鎌で脇芽欠き。
(10月15日)
 3畝のうち、東2畝はその後も順調であったが、10月になって中畝は委縮しだした。西畝はそれが顕著。これでは大幅収穫減になりそう。
(11月17日)
 今年の里芋の生育は、地上部を見ている限り、最悪の状態にあった。近隣の多くの農家が、今夏の異常高温と旱魃で出来が悪いと言われる。うちの畑の場合、隣のお寺の高木と反対隣の工場の陰となって通常より日照時間が短く、異常高温の影響は少なかったであろうし、納屋からホースを延長して散水もしたから、旱魃の被害もなかろう。
 でも、成育が極端に悪いのである。もっとも3畝の状態は異なり、西畝は悲惨な状態、東畝ははっきりした生育不足、中畝はその中間であった。
 この生育不足は、無肥料であることと、連作のダブルパンチに違いないと思っていた。よって、今年は里芋はどれだけも採れないだろうとあきらめていた。
 悲惨な状態の西畝を昨日掘ったのだが、予想に反して出来がいい。それどころか型のいい小芋ばかりがついている。良品の採れ具合は昨年以上だ。これには驚いた。無肥料・連作の1年目、大成功である。(もっとも、昨年は種芋保存に失敗し、それがために不作であったっから、平年並みの出来といったところだが。)
 もうひとつ驚かされたのは、親芋がとても小さいことだ。去年までなら、こんな小さな親芋には小振りの小芋が数個付いていればいいといった状態なのに、今年は立派な小芋が10個ほど付いているのである。なんとも不思議。
 今日、まず中畝を掘ってみたら、西畝より若干収量が多かったが、親芋、小芋の状態は同じであった。そして、この畝だけは昨年より落ちるがまあまあの収量が得られないかと期待していた東畝は、中畝より若干収量が多かったが地上部の生育具合ほどには違わなかった。違ったのは、親芋がまあまあの大きさになっていたことである。親芋は味噌田楽にして食べると美味しいから、今年は足りないくらいだが、そうぜいたくを言ってはいかん。メインの小芋が予想していた量の何倍も採れたのだから。
 ということで、無肥料・連作の1年目の大成功に大喜びしているところです。無肥料・連作で、さぞ面食らった里芋君たちに感謝、感謝、感謝! 評価★★★☆☆
 収穫量を下記に記録しておく。
 畝位置 畝の長さ 株数 小芋(kg)  親芋(kg)
  西   5m  16  7.2  1.4
  中   5m  16  7.6  1.9
  東   7m  23 11.2  3.5
 合計  15m  55 26.0  6.8
(11月18日)
 今日、2年目の無肥料・連作栽培に向けての畝づくり。今季の畝づくりとほぼ同様だが、ビッチュウで作付け位置あたりを少々起こしながら、生えっ放しにしてあった、ほぼ枯れた雑草(少々足りないから休耕田の枯草を補充)を埋め込みつつ、概ねフラットな畝にする。
 次に、刻み藁を適量ばら撒き、小型ビッチュウで畝の両サイドの土をかき上げ、昨年よりやや低い広幅の畝に仕上げる。水を好む里芋だから、畝は低い方がいいからだ。
 最後に、休耕田の枯草を運び込み、畝全体を覆う。草抑えと乾燥防止のためだ。 

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