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5月種蒔きキュウリ第2弾の無肥料(→減肥料)栽培 [キュウリ]

(2023年からは別ページ→キュウリの手抜き栽培

 2017年冬野菜までは慣行農法により有機肥料栽培していたが、後作の2018年夏野菜から自然農法「たんじゅん農」を導入し、無肥料栽培に挑戦することに。
 2018年の夏野菜用の畝作りに当たり、2017年の秋に畑起こしするときに刻み藁や野菜の残骸、枯草を入れてすき込んだり、畝下に藁を敷き込んだりしてある。藁は炭素素材として使用したものである。
 キュウリ栽培は、長く収穫したいから3回(2022年から4回)に分けて時差栽培している。
 毎年の概ねの作付け計画は次のとおり。
第1弾(北東区画) 例年どおりゴールデンウイークに購入苗を定植
 初生り:5月下旬? 収穫ピーク:6月中旬~6月下旬? 最終収穫:7月上旬?
第2弾(南西区画) 5月20日に種蒔き・ポット苗
 初生り:7月上旬? 収穫ピーク:7月下旬~8月上旬? 最終収穫:8月下旬?
<2022年はもう1回入れて6月10日に種蒔き・ポット苗>
第3弾(北西区画) 7月1日に種蒔き・ポット苗
 初生り:8月中旬? 収穫ピーク:8月下旬~9月上旬? 最終収穫:?

 キュウリ第2弾の作付けは例年通り南区画西側(夏野菜のみの一毛作。ただし、2020年から冬野菜との二毛作)であるが、2017年秋に畝間を広げて畝の立て直しをし、2017年のキュウリと十六豆の中間の位置となった。こうして出来た畝で、以後、無肥料・連作することとする。
 このページでは2018年からの無肥料栽培について記録し、2017年までの栽培については「5月種蒔きキュウリ第2弾の有機肥料栽培」に記事を残す。
 ところで、無肥料栽培を4年続けたが、不作であり、5年目の2022年産に向けて若干の土壌改良を施したほか、植え付け時に牛糞堆肥を約1リットル入れることに。

<2022年産:無肥料連作栽培5年目>
(2021年11月17日:土壌改良)
 例年不作なので、ずっと連作している南西区画の西から3畝目の土壌改良を試みる。
 まず表層の土を数センチ退け、ついで10センチほどを反対側に退け、概ねフラットにし、籾殻と刻み藁を入れ、ビッチュウではつり込む。若干の籾殻などが地中に入る。
 刻み藁をばら撒き、退けておいた10センチほどの土を戻し、再度刻み藁をばら撒き、最後に表層の土を戻す。
(11月20日)
 里芋畝で燃やしてできた草木灰を畝に被せる。けっこうな量あった。
(2022年3月29日、5月8日)
 雑草が繁茂しているから、草叩き。
(5月15日:種蒔き)
 例年3回に分けて時差栽培していたが、今年は1畝空いたから、4回に分けての時差栽培とし、第2弾の種蒔きを2週間早めた。
 第2弾の畝は約24株植えられ、30ポット(小ポット)に2粒ずつ種蒔きし、露地育苗。品種は産地が岐阜県の固定種「夏節成胡瓜」で、昨年同様に種を自家採取したもの。
(6月1日:定植)
 100%近い発芽で、まだ小さいが定植に耐えられそうだから、今日、定植。
 ポット苗には、木酢液(約500倍散)をジョウロでたっぷり差しておいた。木酢液が土にしみ出し、これでもって土壌細菌の活性化を図るのが目的。
 目分量で並べて行ったら、約7mの畝に24株となった。定植位置の土を手で退け、牛糞堆肥を両手で一握り(約1リットル)入れ、テボですき込んでから植え付け。
 ウリハムシ対策として寒冷紗を掛け、トンネル仕立て。
 なお、苗は2本立てのままにしてあり、これは1本がネキリムシ被害に遭っても1本残るのを期待してのこと。十分に大きくなったところで1本にする。また、2本とも被害にあった場合のことを考え、当面、予備のポット苗は残しておく。
(6月5日)
 ネキリムシ被害2株。予備苗を移植。
(6月17日)
 十分な大きさとなったので、2本立てを1本立てにすべく、1本を切り取る。
(6月21日)
 けっこう伸び、倒れるものも出てきた。まだ小さいが、ウリハムシはいないので、寒冷紗を外し、垣根づくり。一番長い支柱を24本(うち竹が4本)を刺し、麻紐で2段結わい付け、漁網を張る。最後に、キュウリを支柱に緩く結わい付け。
(7月7日)
 まだまだ実は生っていないと思うも、見に行ったら、大きくなりすぎた1本(太短い)を発見し、これは種取り用とし、ケツ当てに石を置いておいた。他にはまだ実らしい実はない。
(7月9日)
 昨日、株周りの草引きをし、今日、畝間と法面の草叩き、削り上げ
(7月14日)
 2日前に、また、大きくなりすぎた1本(太短い)を発見し、これは種取り用とし、ケツ当てに石を置いておいた。今日、1本を収穫。ポツポツ生りだしたといったところ。
(8月1日)
 樹体は牛糞堆肥のせいでまずまずの生育だが、生りのほうはイマイチ。もうクズっぽいものになってきた。評価評価★☆☆☆☆
(9月5日)
 完枯れておりおり、残骸の取り除きは簡単。漁網を外して支柱を抜き、撤去作業完了。後作はここのところブロッコリー&カリフラワーとしていたが、育ちが悪いし、須賀前の畑で空きができたから、自宅前はキュウリ一毛作でいく。

<2021年:無肥料連作栽培4年目>
(4月3日)
 前作の冬野菜畝をざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。
(4月11日)
 畑起こしもどき(10cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)を行う。
(5月12日)
 植え付けはまだ先だが、雑草がけっこう生えだしたので、テンワで草叩きしながら畝間を削り上げ、畝の整形。
(5月31日)
 昨年の教訓から5月30日を種蒔き予定し、1日遅れで今日実施。
 第2弾の畝は24株植えられるから、本日30ポット(小ポット)に3粒ずつ種蒔き。品種は産地が岐阜県の固定種「夏節成胡瓜」で、昨年種を自家採取したもの。約半分残し、それは第3弾で使う。初めての種取りだから、果たしてうまく芽吹くか。
(6月6日)
 3日ほど前にきれいに全部芽吹き、24ポットで足りるから、全て1本立てに選る。
(6月9日)
 定植畝に少し雑草が生えてきたので草叩きし、削り上げ。
(6月13日)
 まだ小さいが定植可能な大きさになり、本日、定植。なお、苗は、植え付け直前に軽く散水後、竹酢液400倍散をポットの上から少々与えた。(竹酢液が土にしみ出すであろうから、これでもって土壌細菌の活性化を図る。)
 30ポット全部良苗につき、株間が少々狭くなるが全部植え付け。(1、2株がネキリムシ被害を受けえるだろうが、歯抜けになってもかまわない。)
 ウリハムシ対策として寒冷紗を掛ける。
(6月26日)
 順調に生育中。ウリハムシを見かけないので、今日、寒冷紗を外し、支柱立て。漁網を張り、キュウリの結わい付けは、まだ小さいのでせず。
(7月3日)
 大半は漁網にツルを巻き付けて安定しているが、10本ほどは倒れている。起こして支柱に結わい付け。
(7月17日)
 1本初収穫。ただし、一番花は大半が流れてしまい、後が続かない。
(7月22日)
 その後、種取り用に2本残し、今日、程よい大きさとなった数本を収穫。これからしばらくは毎日幾本か収穫できそう。
(7月26日)
 畝間に雑草が繁茂しており、法面下半分とともに草刈機で草刈り。
(8月3日)
 昨日までは毎日7、8本が収穫できていたが、今日からはクズっぽいもの中心で3本ほどになってしまった。
(8月8日)
 クズっぽいも2本ほどで続いている。畝間、法面の草叩き、株周りの草引きし、ネコブセンチュウ対策のためコブトリソウの種を蒔く。評価★☆☆☆☆
(8月26日)
 お盆頃まではポツポツ生っただろうか。その後は無収穫で今日型のいいもの1本。
 ほとんどが概ね枯れかかっており、片づけて垣根壊し。
(10月10日)
 コブトリソウが随分伸びたので、数十cm残して草刈機で草刈り
(10月31日)
 コブトリソウを草刈機で全部刈り取り。

<2020年:無肥料連作栽培3年目>
(4月5日)
 秋以来そのままにしていた昨年のキュウリ畝を3月16日にざっと草刈機(紐タイプ)で草刈りした。今日は、畑起こしもどき(10~15cmピッチでスコップを差し込み、前へ少し押す)をしながら、牡蠣殻粉末を適量入れ込む。微肥料栽培となるが、これで生育がよくならないだろうか。
(5月17日)
 5月20日を種蒔き予定としていたが、3日早めた。第2弾の畝は24株植えられるから、本日30ポット(小ポット)に1粒ずつ種蒔き。品種は産地が岐阜県の固定種「夏節成胡瓜」で初めての栽培。キュウリの種は高く、30数粒しか入っておらず、数粒は予備として残す。
<来年は5月20日どころか5月30日の種蒔きが良かろう>
(5月31日)
 100%芽吹き、まだ幼苗だが、定植することに。
 雑草がかなり生えており、畝間の雑草を削りながら畝全体の草削りを行なう。
 30cm弱の間隔でポット苗を並べて行ったら26株となった。
 枯草や削った雑草を退けながら、穴を掘り、たっぷり水を差し、植え付け。
 枯草や削った雑草は株周りに敷いておいた。
 ウリハムシ対策のため、寒冷紗を掛けておいた。
 残った苗は4ポット。当分の間、ネキリムシ被害があったときの予備苗として残す。
(6月7日)
 ネキリムシの被害はゼロだが、1株はモグラ穴のせいか枯れそう。
 好天が続いているので、全株にジョウロで水やり。
(6月16日)
 6日前に梅雨入りし、順調に生育中。ウリハムシもほとんどいないので、今日、寒冷紗を外し、支柱立て。漁網を張り、キュウリの大半を支柱に結わい付け。
(6月24日)
 生育がいいものは上段に結わい付け直し、成育が悪いものを結わい付け。
(7月5日)
 畝の法面・畝間を草刈機(紐タイプ)で草刈り。
(7月7日)
 本日3本初収穫。今年は去年のようなことはなく、順調に収穫できそうだ。
(7月12日)
 その後、思ったほど収穫できず。
 北のほう3分の1ほど木灰を散布し、成育を比較実験。
(7月19日、24日)
 毎日、3、4本程度まずまず収穫できている。
 19日に種取り用に1本残し、ちぎり忘れを2本、24日に残す。
(7月29日)
 一時の勢いはなくなり、第1弾と時を同じくしてピークが過ぎた感がする。
 木灰散布の効果はまだ認められず。
(8月2日)
 畝の法面を草刈機(紐タイプ)でざっと草刈り。
(8月7日)
 ここのところは1日に2本程度。今日1本でしばらくストップ。評価★★☆☆☆
 木灰を撒く時期が遅かったのだろう、その効果は感じられなかった。
 種取り用がでかくなり、だいぶ黄色くなった。→8月10日収穫。
(8月20日)
 数日前に収穫が終わったが、まだ小さな実が幾つかついている。たぶんまともな生育はしないだろうが、ウリハムシがたくさん集っており、この第2弾を処分すると、生り始めた第3弾が集中攻撃を受けそうで、垣根壊しは当分見送ることに。
 なお、キンチョールをウリハムシにかけてやったが、効果のほどは?→翌日からガクンと減った。けっこう効果がありそう。
(9月3日)
 8月20日以降、裏生りが少々収穫できるも、ここ1週間はゼロ。
 今日、垣根壊しを行ない、雑草を鎌できれいに刈る。
 スコップで畑起こしもどきを行ない、蛎殻粉末を入れ込み。

<2019年>
(5月19日)
 第2弾の畝は24株植えられるから、本日24ポット(中ポット)に2粒ずつ種蒔き。
 品種は「ときわ地這胡瓜」(約60粒入り)(昨年購入)で、残り16粒。
(5月31日)
 発芽率は7、8割。芽吹かぬ2ポットに、2本発芽を分割し、1本ずつ詰め替え。
(6月3日)
 まだ幼苗だが、本日、定植。昨年無肥料栽培した畝で連作・無肥料栽培。
 草がけっこう生えており、畝の大きな草をざっと引きながら、定植穴周りを丁寧に引く。植え付け後、枯草や引いた草を畝にざっと被せる。
 24ポットでちょうど畝いっぱいに。なお、2本発芽のものがけっこう多いが、当分の間そのままとし、ネキリムシに対処する。
 ウリハムシがけっこういるので、寒冷紗を掛ける。
(6月16日)
 順調に生育し、ネキリムシの被害なく、1本立てにすべく株元をハサミで切る。
(6月23日)
 ウリハムシは全く見かけず、寒冷紗を外す。
 支柱を立て、漁網を張る。ぐらつく2、3本を軽く結わい付け。
(6月29日)
 成育促進に万田酵素がどれだけか期待できそうで、500倍散(仕様書には1000倍散となってるが、葉が雨で濡れており、また、今日は曇天で雨が降るやもしれぬから倍の濃さに)をたっぷり噴霧しておいた。
(7月8日)
 2回目の万田酵素噴霧(1000倍散)。
 同じ無肥料でも、第1弾より生育速度がいい感がする。
(7月16日)
 本日、初収穫2本。昨年の品種は「聖護院節成胡瓜」で全くダメであったが、今年の品種は「ときわ地這胡瓜」と、品種の違いで、生りがいいみたいだ。期待しよう。
(7月17日)
 今日も2本収穫できたが、後が続かない。
(7月23日)
 20日に型の良いものを4本収穫できたが、今日はクズが2本。今後もパラパラ。
(7月29日)
 3回目の万田酵素噴霧(600倍散)。1日1、2本の収穫と寂しいもの。
(8月4日)
 昨日5本、今日3本とまずまずの収穫。ただし、続かない。
(8月10日)
 その後、1日に1本程度。樹勢が全体に弱って明日からしばらく採れそうにない。
(8月19日)
 その後、ほとんど収穫できず。付いた実も小さくして枯れるもの多し。
(8月27日)
 半分以上枯れだした。1本収穫し、これで終了。評価★☆☆☆☆~★★☆☆☆
(9月2日)
 撤去作業。跡を丁寧に草引き。

<2018年>
(5月20日)
 第2弾の畝は24株植えられるから、本日24ポット(中ポット)に1粒ずつ種蒔き。
 品種は「聖護院節成胡瓜」(約50粒入り)(昨年購入)
(5月30日)
 数日前から、ウリハムシ対策で網籠を被せる。
 発芽しない5ポットに各1粒ずつ追加種蒔き。
(6月9日)
 まだ大半が2葉の段階だが、ひょろ長く伸びたので網籠に頭が当たりだした。よって、南区画西の所定の畝に定植。今年から無肥料栽培で、肥料はすき込んでない。
 雑草をきれいに引き、22ポットを植え付け。(1ポット不発芽、1ポット屑っぽい)
 寒冷紗で防虫ネット掛けトンネルを作る。
(7月1日)
 ネットにつかえるようになり、倒れるものも出てきた。そこで、今日、ネットを外した。
 そして、支柱(長)を立て、2段で結わい付け、漁網を張る。最後にキュウリを支柱に結わい付け。
(7月19日)
 背丈は順調な伸びだが、葉が黄緑色で、明らかに肥料欠乏の呈を示している。小さな実が少し付いているが曲がっている。これも肥料欠乏の印だ。
(7月24日)
 22日に1本、24日に3本収穫。色は薄く、頭が黄色になる。なんともけったいなキュウリだ。味は苦味がきつい。
 生育は良く、ツルが支柱のてっぺんまで行き、垂れ下がるものが出てきたので、途中から横へ這わせることに。
 お昼前にはグンナリするから、水不足かもしれない。21、22、23日と連続してホースを延長して水やり。
(7月28日)
 24日の収穫以降、全く実が生っていない。ツルだけ元気よく生長。
(8月4日)
 3本収穫するも、苦味がきつく、1本食べて止め。「聖護院節成胡瓜」の栽培は止め。
(8月18日)
 本日処分しようと、程よいキュウリを齧ってみたら、ほとんど苦くない。よって数本を収穫。
 ただし、生りがめっぽう悪いので、処分することに。評価☆☆☆☆☆
(10月14日)
 紐タイプ草刈り機で繁茂した雑草を刈り取った。
(10月28日)
 枯れた雑草を畝間に退け、スコップで畑起こしもどき。10cmピッチでスコップを刺し、畝間も一部同様に。
(10月29日)
 昨日草刈りをした休耕田の草を一輪車で運び、雑草抑えに畝全体を覆う。 

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