SSブログ

6.14 畑でグラジオラスが咲き出した [ファーマーの“一日一楽”日記]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ファーマーに関するものは、このブログで再掲することにします。

 30年以上は経とう、少なくとも小生が店に出るようになった25年前には畑で今頃グラジオラスが咲きだしていた。そして、それを切り花にしてお客さんに差し上げるのである。小生が朝、隔日で畑に行ってグラジオラスを切ってきて、おふくろが束にする。
 その後、束にする仕事がおふくろにはだんだんできなくなり、また、草引きなどの栽培管理も同様で、おふくろが他界する3年前ぐらい前からは全部小生がやっている。
 当初は総延長40mを超える畝の長さがあったが、今では30m弱となったものの、約800本の切り花が採れるから、相当の規模だ。年間に、少なくとも手作業での草引き2回、草刈り機での草刈り1回、除草剤噴霧1回はせねばならない。何とかしてこれが楽にならないか、試してみたのが草マルチ(枯れ草などで畝を覆う)で、思いのほか草抑えになった。そして、発芽直前に行う除草剤噴霧(これはしごく簡単)で草引きを1回パスできる。こうして、随分と管理が楽になったのだが、数年に1回程度、球根を掘り出して埋め直すと生育がよくなるようであり、これを1畝ずつ順々にやってきたが、寒さ厳しき中での長時間作業につき、もうここ2年ズルしている。
 手抜き手抜きでごまかしつつグラジオラスを守りしているのだが、6月中頃には咲き始める。今朝、サツマイモ苗を植え付けに行ったら、3輪咲き出しているのを発見。たった3輪とはいえ、やはり咲いた花を眺めるってぇのはいいもんだ。
 梅雨時の花といえば、真っ先に登場するのがアジサイであるが、これは自宅の東庭に今、花盛りである。ついで挙げられるのが、グラジオラスではなかろうか。切り花にして部屋に飾れば、パッと明るい気分にしてくれる。梅雨といううっとおしい気分から解放されるのである。そして、グラジオラスは下から順に咲いていくから、毎朝、花瓶から取り出して、枯れかけた花を取り去り、少し背を低くして花瓶に差し直せば、今朝畑から採ってきたグラジオラスと何ら変わらない姿となる。こうして1週間は楽しめるのである。
 これからどんどん咲き出すグラジオラス。その最盛期は以前は6月23、4日であったが、2005年より7月早々に変わった。これは、どうやら、長年そのままにしてきた球根を全部掘り出し、埋め直したことによる土壌環境変化によるようだ。これにより、最盛期が有り難いことに当店の月初めセールと合致し、お客様への良き粗品となっている。
 なお、グラジオラスの咲く時期は気温には関係なく、彼女たちの日照時間の記憶により夏至以降に盛んに咲くようになると考えて良いと思われる。なお、品種によって、ある程度早咲きであったり遅咲きであったりするのは当然であるが。
 今年も、彼女たちグラジオラスの晴れの舞台が近づいてきた。心ウキウキ!
 7月月初めセールでご来店の多くのお客様に喜んでいただけそうだ。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。